スポンサーサイト
リアルソード 56式自動歩槍 PART4
RS 56式の記事も第4回となりました。今回で最終回です。
正直、56式だけで4回も記事が書けるとは思いもしませんでした。
前回までの記事はこちらから
リアルソード 56式自動歩槍 PART1
リアルソード 56式自動歩槍 PART2
リアルソード 56式自動歩槍 PART3
最後は外装カスタマイズ詳細説明です。
外装に関しては下記加工を施しました。
・バヨネットを基部から取り外し
・木製ストックを一皮剥き、オイルで再仕上げ
・メタル部分をペーパー掛けしエイジング
・防錆剤を塗布し防錆処理
順に詳細を書いていきます。
・バヨネットを基部から取り外し
PART2でも述べましたが、バヨネットが重いし個人的にカッコよいとは思えない上、定例会では模造刀は大抵禁止です。
RS 56式をお持ちの方は、定例会等では刀身のみ外して対応している方が多いようです。
私はフロントサイトごと交換したかったのですが見事に惨敗しましたので、バヨネットだけでも取り外そうと試みました。
ミリフォトでも外れている個体が多いですしね。
そこで私は
バヨネットの基部は写真の赤丸部の円柱パーツでフロントサイトと嵌合しています。
この円柱パーツはカシメられ、いわゆるハメ殺しの状態なので、外す=破壊となり元に戻せない作業になります。
私も実物装備再現愛好家の端くれとして、これを再現することに決意しました。
必要なのは勇気と鈍器だけです。
円柱パーツにポンチをあてがい、かなづちで力いっぱい叩きつけると
見事外せました!
外した後の円柱パーツ側面からの写真です。写真下側から突き外したため下側は変形しています。本来は両側とも上側のように曲がっており、フロントサイトにカシメられています。
見る人が見たら「なんてことを!」と目も当てられない事をしでかしたのでしょうが、私は大満足です。
こういう価値観の違いもこの趣味の面白いところですよね。
こうしてフロントヘビーは改善し、ミリフォトのような「現場感」もUPし、私にとってまさに一石二鳥なカスタムでした。
・木製ストックを一皮剥き、オイルで再仕上げ
購入当初は下のカタログ写真のように、木製パーツはニスでテッカテカの仕上げでした。
PART2の記事で掲載した実銃比較を見ると「リアル」でいえばこのままが最もリアルだと思います。
ただ私の大好物である、現場で使い古された感じ(前後しますがこれを私は「現場感」と言っています)とはイメージが違いました。
現場、つまり軍事施設や戦場で使用と整備を繰り返せば深い「味」が出てくるのだと思いますが、月イチのサバゲ程度では、きっと私が死ぬまで使い続けても綺麗な姿のままでしょう。
なので加工です。まず#80~#240のペーパーでニスを剥がしました。
このとき、ついでにレシーバーとストックの段差も修正しました
RS 56式はレシーバーとストック下側に段差があります(どの写真でもそうなので個体差ではなく仕様だと思います)
この出っ張った角がグリップする手の親指と人差し指の付け根に当たり痛いので、面取りしました。
写真ではちょっとわかりづらいですが、効果はてきめんです。
一皮剥いたところでオイルの登場です。
オイルは多数ありますが、私は「ワトコオイル」という有名なオイルステインの「ダークウォルナット」色と「チェリー」色を適当にブレンドしながら使いました。
ワトコオイルの色味や使い方は、多くの意識高い系DIYサイトでおしゃれに紹介されていますのでそちらをご覧ください。
私の56式はおしゃれ家具のように綺麗に仕上げる必要は皆無なので、おしゃれ解説を斜め読みしながら意識低い系の作業をしました。
斜め読みの成果か、見事なムラが残りました。またもや人にはご理解いただけないと思いますが、私には大満足です。
あとはゲーム中等にいろんな物にぶつけたり擦り付けたりして、凹みや傷を付けつつ、オイルで手入れを繰り返して更に深みあるストックに仕上げていこうと思います。
・メタル部分をペーパー掛けしエイジング
RS 56式は箱出しの状態でも荒々しい仕上げなのですが、やはり「新品」であり、私のイメージする「現場感」とは少し違います。
なのでスチール製AKの定番加工である、ペーパー掛けでエイジング加工をしました。
手でよく触ったり、服や装備と擦れそうな部分を想像しながら#2000以上のペーパーで適当に擦るだけの簡単な作業ですが「現場感」は見る見る内に増していきます。
エイジング加工後の56式のレシーバーは陽光の下で見るとごらんの通りムラムラとなり、これまた満足です。
・防錆剤を塗布し防錆処理
これが最後のカスタム項目になりますね。
RS 56式は非常に錆び易い事で有名です。
最近まで秋葉原にあったショップで、自由に展示品を触れるお店があったのですが、そこに展示してあった56式が見るも無残にサビサビでショックを受けたのを覚えています。
これも購入に二の足を踏んでいた大きな理由でした。
しかし、しっかり防錆処理さえしておけば何ら問題ないはずです。
私の行っている錆対策をご紹介します。
※以下の手法は外装部品にほぼプラスチックやゴムが使われていないRS 56式だから出来る手法ですので、ご注意ください。
「防錆処理」なんてかっこつけて言っていますが、要は写真のKURE666を塗布しているだけです。
KURE666ですが、海用品向けの防錆・潤滑剤です。
有名な556のさしずめ「マリタイム」といったところでしょうか(笑)
556より塩分と水分、つまり汗に強そうなので666にしてみました。
エアソフトガンの防錆対策、表面保護と言えば樹脂部品を侵さないシリコンオイル塗布が一般的だと認識していますが、どうも効果が切れるのが早い気がしていました。
ネットで調べていると、各種ケミカルの防錆効果を検証していらっしゃる素晴らしい記事に出会いました。
やはりシリコン類は防錆効果はあまり期待できないようです。。
RS 56式はトリガー後ろのメカボックスに被せるギアカバーと、マガジン上部、下部くらいにしか樹脂部品は露出していないので、そのあたりに少し気をつけるだけで有機溶剤たっぷりのKURE666が使えます。
塗布面はベタつきも無くスベスベした触感で、鈍い光沢を放ちます。
さらにオマケとして「いかにも私は工業製品!」と主張せんばかりの芳醇な香りまで身にまといますので、言うことなしです(笑)。
(機械部品商社に勤めるある友人が、KURE666が塗布された私の56式を持つなり開口一番「ベアリングの臭いがする!」と言っていました。)
まだ購入して2ヶ月程度なので何とも言えませんが、毎日のように素手で触りまくっていますが錆は皆無です。
手荒れ等も私の手には起きていません。
しばらくは月1のゲーム終了後を目安に塗布する程度のメンテナンスで様子を見てみます。
ダメだったらまた改善策を試行錯誤するのも、この趣味の楽しいところですよね。
以上でひとまずRS 56式についての記事は終了です。
LCTやE&L製が2丁買えてしまう程の価格ですが、その価値は十分にあると思わせてくれる逸品なのは間違いないと思います。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。
リアルソード 56式自動歩槍 PART3
リアルソード製56式自動歩槍紹介 第3回です。
過去2回は下記になります。
リアルソード 56式自動歩槍 PART1
リアルソード 56式自動歩槍 PART2
最初に、先日のGWに埼玉秩父のフィールド「ROCK254」の定例会に参加したのですが、
友人がゲーム中の56式射撃シーンを撮影してくれていました。
友人も私も米軍装備でいつもM4ばかり使っているので、AKが新鮮に映り興奮しています(笑)
RS 56式は全鉄製ということもあり、良い音が響くのでつい無駄にボルトを引きたくなります。
ノーマルマガジンで150発という大容量なので、動画後半のように弾幕を張るのも楽々対応できます。
使っていて、ふと56式がエアガンとして有利な形状をしているのではないかと思い、下記考察してみました。
56式等のAK47タイプは、アサルトライフルでは珍しく曲銃床です。(ちなみにAKM以降は直銃床です。)
56式(曲銃床)。ストックがバレルの延長線より下側に垂れ下がっています。
AKM(直銃床)。56式に比べてストックが真っ直ぐで、バレルの延長線上にあります。
曲銃床はストックがバレルの延長線に対し下側にあるため、射撃の反動が肩に真っ直ぐ伝わらず発生するモーメントが大きいため、銃口が上に跳ね上がりやすいという短所があります。
長所としては、ストックが垂れ下がっているので一般的に頬付け位置を下げられる=サイトを低い位置に付けられるので、照準線と弾道のギャップが少ないというところがあります。
連発で射撃するアサルトライフルでは反動制御の不利な曲銃床は不向きとされ、淘汰されています。
しかし反動が無く、実銃より射程距離が遥かに短いエアソフトガンでは、短所は短所にあらず、長所はより恩恵を受けられているのではと考えました。
具体的な例で照準と弾道の関係を簡単に計算してみました。
下の図は56式(曲銃床)とM4(直銃床)の照準線と弾道の略図です。
(絵で分かりやすくするため、縦軸と横軸の比率は違います)
銃口中心からフロントサイト頂点の高さは、実測でRS 56式:約50mm、マルイM4:約65mmでした。
弾は直進すると仮定して、30m先を狙点=照準線と弾道が交差する点と設定します。
上記設定で狙点30mから10m後方の40m地点での、照準線と弾道の高さの差aを算出してみます。
56式の方をa1として50mm:30m=a1:10m→a1=16.7mm、M4の高さ差a2は65mm:30m=a2:10m→a2=21.6mmとなります。
その差a2-a1=21.6mm-16.7mm=約5mm。
電動ガンの30m集弾性が無風の屋外で良くてせいぜい200mm程度でしょうか。
測ったことがないので感覚ですが、40mでは300mmくらい散るのでしょうか?
30mで狙点を設定した場合、曲銃床の方が直銃床に比べて20m~40mの間に照準と弾道の高さ差が-5mm~5mm分補正されているということですね。
しかし、しっかり狙ってもランダムで半径100mm以上散らばるところの、BB弾1個分に満たない5mmの照準ズレ補正、、、私は特に利点とは思えません。
ついでに実銃の距離でも考えてみました。(ただ10倍しただけです)
銃の形は同じなので、56式(=サイト高さ50mm)で300mを狙点とした場合、狙点の10m先の照準線と弾道の高さ差は1.6mm、100m先は16mmとなります。
射撃対象は基本的に人間でしょうから、100mでたかだか15mm程度のズレなど、的の大きさに対してほぼ無視できる値なのでしょうね。
上記は弾道を直線としたり諸々簡素化しまくった理論展開なので、実際の複雑な弾道等を考慮すると、今回の考えは実際とは全くかけ離れているのかもしれませんね。
以上、小学校の算数レベルでの考察でした。
一応上記考察で得られた見解をまとめると、
エアガンは反動が無いうえ、集弾性能を考慮すると曲銃床だろうが直銃床だろうが差は皆無。
実銃のアサルトライフルでは弾道管理のわずかな利点よりも、反動制御の点から曲銃床が淘汰された、といったところでしょうか。
ボルトアクションのスナイパーライフル等は単発ゆえ反動の制御は重要でなく、少しでも弾道管理が有利な曲銃床のものが現役なのでしょうね。
ごちゃごちゃ書きましたが、結論としてはRS 56式が曲銃床ゆえの利点は見出せませんでした(笑)
まあサバゲでは細かいことを考えず、姿形がカッコイイと思う銃を存分に使うのが一番ということですね!
強引にまとめたところで、前回に引き続き、私の56式のカスタマイズ内容詳細を書いていきます。
PART1の記事で、購入してすぐに下記カスタマイズを施したと記載しました。
・バレルクリーニング
・チャンバーパッキンをマルイ純正品に換装
・メインスプリングをBATON製85に換装
・バヨネットを基部から取り外し
・木製ストックを一皮剥き、オイルで再仕上げ
・メタル部分をペーパー掛けしエイジング
・防錆剤を塗布し防錆処理
上記実施後の実射性能は
・初速90m/s強
・サイクル約15rd/s (イーグルフォース社製 EA2250でドライブ)
・セミのキレは体感でマルイ箱だしのEG1000搭載機種と同じくらい
・弾道も非常に素直で、体感でマルイ箱だし電動ガンと遜色ないレベル
ここから各項目の詳細を順に書いていきます。
・バレルクリーニング
これはカスタムとは言えないかもしれませんね。
しかし基本的な整備といえど、インナーバレルのコンディションは実射性能に大きく係わる部分ですので、敢えて書かせていただきました。
私のバレルクリーニング方法は
1.無水エタノールをティッシュに浸し、クリーニングロッドに巻きつけ拭き取り1回
2.何もつけていないティッシュをロッドに巻きつけ乾拭きを2,3回
で終了しています。
無水エタノール。Amazonで約1000円で使いきれないくらい手に入ります。
以前はシリコンオイルを塗布したティッシュ+乾拭きでクリーニングしていましたが、
バレル内にシリコンオイルの油分が残り、しばらく弾道が不安定になるので困っていました。
そこで数年前に無水エタノール手法を知り、そこから無水エタノール派に改宗しました。
アルコール類使用時の注意点としては、チャンバーパッキンまで拭かないようにすることです。
チャンバーパッキンまでアルコールで脱脂してしまうと、パッキンが油切れになり劣化してしまいます。
奥まで入れすぎ防止のため、ロッドに目印を付けておくorその銃に合った目印のついたロッドの調達をお勧めします。
ちなみに私の56式は箱出しの状態でティッシュが黒くなるほど汚れていました。
どの銃でも、買ったらまず最初にバレルクリーニングはした方が吉だと私は思います。
・チャンバーパッキン交換
これもカスタムなんて言ったら鼻で笑われそうな簡単作業ですが、実射性能を大きく左右する部品だと思います。
箱出しでは鬼ホップで話にならなかったので、マルイ純正に交換しました。
私は内部パーツは基本マルイ純正至上主義です。
マルイ純正部品は、安価・安定供給・品質安定していると、バランスが取れています。
(ピストンヘッドだけは、社外製の穴あきで空気一方通行タイプが理にかなっているのかな?と思いますが)
あと後述しますが、スプリングも単品使いする場合は社外製を選ぶ必要がありますね。
56式のチャンバーパッキンを交換するためには、いわゆる通常分解が必要です。
1部を除き基本はLCTやE&L等と同じような構造なので、慣れている方にはとっつきやすいです。
しかも嬉しいことにRS 56式はカラー写真付きの分解解説書が同梱されています。
「しっかり分解整備して、大切に使ってね」というリアルソード社からのメッセージでしょうか。
素晴らしい気配りだと思います。
56式の分解には、鬼門といわれている部分が2箇所あります。
ひとつめは上ハンドガード&ガスチューブを外すための解除レバーが異様に硬いこと。
到底素手では回せないことがあるらしく、治具が同梱されています。
しかし私の個体はかっちり嵌っているが、治具を使わなくとも素手でギリギリ外せる丁度良い塩梅でした。
(私が馬鹿力という訳ではありませんよ 笑)
ふたつめはリアサイトの分解・組み立てです。
RS 56式はアウターバレルをレシーバーから分離するために、リアサイトを外す必要があります。
下写真のように、これも同梱される治具を使い、鬼のように固い板ばねと格闘し、これを曲げながら作業しなければいけません。
ここも購入前から知っていたのでビビッていたのですが、実際に現物で作業してみると、わざわざリアサイトを外さなくても六角レンチが入る程度の隙間があり、分解できてしまいました。嬉しい誤算でした。
上記二つの難関(私の個体はどちらも楽ちんでしたが)を突破すれば、あとはスルスルとバレルアッシー、メカボックスが取り出せます。
チャンバー自体がマルイと完全互換しそうな形状でしたが、パッキン交換のみで十分な性能が出ていますので、このまま使います。
不具合が出たらマルイ製に交換検討ですね。
・メインスプリング交換
初速や発射レート、燃費に大きく係わる重要な部品ですね。
箱出しでは初速が70m/sしかなく実用性に欠けるので、交換が必要でした。
メカボックスは基本マルイver.3と同じ構造です。(全長が異なるため、一部互換性なしです)
ver.3ボックスの分解手順は色々な方が素晴らしい解説を公開してくれていますので、割愛します。
デフォルトのメインスプリングは線径が細く明らかにヘナヘナだったので、BATON製85スプリングに交換しました。
マルイ純正ばねはピストンと一体でばね単品で使うには面倒なため、私はスプリング単品で使う場合はBATON製をよく使います。
BATON製スプリングはレートが豊富で非常に安価、しかもAmazonでプライム対象なので重宝しています。特に拘りが無ければゲームユースでは必要十分のスペックだと思います。
Amazonのレビューを見るとヘタリが比較的早いようですが、ヘタったら安価、安定調達を活かして他の箇所のオーバーホールを兼ねて交換すればよい話だと考えています。
初速が落ちる原因はメインスプリングのヘタリだけではないですしね。射撃中に破断さえしなければ問題ないです。
スプリングを変えても問題なく軽快に動き、1000発程慣らし適正ホップで初速は90m/s強で安定しました。一発オーケーで嬉しい限りです。
85m/s以下に下がるまではこのまま使い続けようと思います。
今回で終わらせるはずだったのですが、冒頭に余計なゴタクを並べてしまったためにまたも次回持ち越しです。
次回外装のカスタマイズを紹介して、RS 56式編はひとまず締めくくろうと思います。
追記:
この記事の続編は下記になります。
「リアルソード 56式自動歩槍 PART4」
リアルソード 56式自動歩槍 PART2
今回も前回の記事に引き続き、リアルソード製 56式自動歩槍の紹介です。
前回の記事はこちら
「リアルソード 56式自動歩槍 PART1」
前回、私がRS 56式をマスターピースと思う所以として下記を列挙しました。
1.実銃の製造設備を流用していると噂される程の超絶リアル外観&部品素材
2.トイガンとしては異次元の堅牢性、工作精度
3.東京マルイにも肩を並べる実射性能
4.いつ絶版になるかわからない危うさ
上記について順に詳細を書いていきます。
1.外観、素材について
私は本物の56式を実際に見たことがないので何とも言えないのですが、実銃と比較しているサイトを見る限り外観は酷似しています。
中国北方工業公司(ノリンコ)製 実銃56式
リアルソード製 56式
この目でも確かめるため、今度上野のシカゴレジメンタルスさんに行ってみようと思います。
素材についても解析をした訳ではないので私の体感になりますが、非常に強いです。
分解時の工具の当たり傷や、硬いものにぶつけた時の傷の付き方、エイジング加工時にペーパーを当てた時の傷付き具合が、所有しているLCT製AKMのそれとは明らかに「付きづらい」です。
LCT製AKもスチールパーツ満載ですが、一言に「鉄」といっても添加物や加工条件、熱処理や表面仕上げ、表面処理によって大きく性能は異なりますので、このあたりも「実銃流用のガワ」と噂される程のことはあるようです。
2.トイガンとしては異次元の堅牢性、工作精度
バヨネット付きの大きなフロントサイト部はフロントヘビーの要因となり、カッコよいとも思えなかったので、実物パーツと交換のため分解しようと試みました。
(しかも輸出用56式には、バヨネット無し仕様も多数あるとの情報も私の背中を押しました)
バヨネット基部だけで100gあります(刃身はプラなので軽く15g)。
分解作業に際し調べたところ、56式のフロントサイトは「圧入+ピン固定」との事でした。
E&L製AKも同様の構造で、ピンを抜きプラハンマーで叩けば外れる、という情報を得ましたので、同様の手法で分解を試みました。
結論としては、56式はプラハンマーで渾身の力を込めて何回ひっぱたいても、文字通りビクともしませんでした...。
ピンに関してはピンポンチをあてがい叩くと、キツすぎず緩すぎず気持ちよく「スコッ」と抜けました。
(抜いた時に撮り忘れたので、写真はピンが2本とも入っています)
その後フロントサイトを横から後ろからプラハンマーで叩きました。最初は恐る恐る「コンコン」と叩いていましたが、だんだんアドレナリンが分泌されたのか、終盤は我を忘れて狂ったようにバッシバシ叩き続けました(多分100発以上)。
はっと冷静さを取り戻し、ズレたかを確認するためピンを通してみると、最初の分解時と全く同じ感触で「スコッ」とピンが通りました。。
ハンマーで叩きまくった後のフロントサイトですが、傷や凹み、曲がりやズレは皆無です。
(エッジが白いのはペーパー掛けしてわざと表面処理を落としたためです。)
ピンが憎らしいほど気持ちよく元に戻ったと同時に、先に私の心が分解されたため、フロントサイト分解は夢と終わりました。
後で調べてみると、実銃ではこの部分は分解しない設計思想のようです(考えてみれば鉄同士の圧入ですものね)。
おそらく圧入で芯出し&固定強度を確保し、ピンで回転方向のバレルとの位置精度を出しているのでしょう。
さらに使用している内に、射撃の熱による膨張や表面活性化、経時による酸化等で固着し、ますます分解できなくなるのだと思います。
ハンマーで100発叩いても傷、曲がり、ズレひとつ無いトイガンはまさに「異次元の堅牢性」と言えるのではないでしょうか。
また、工作精度もおもちゃとしてはかなりの高精度です。
分解組み立て時に、各部品の嵌合が無理な力を入れなくてもスルッと入り、かつガタツキがなくしっかり固定されます。
インナーバレル外径とアウターバレル内径もテープ1枚入らないクリアランスです。
このあたりも実銃流用の噂を信じるならば、トイガンメーカーには無い設計・加工ノウハウを持っている故という事なのかもしれません。
3.東京マルイにも肩を並べる実射性能
さすがに箱出しで、とはいきませんでしたが、バレル清掃してホップパッキンとスプリングを変えるだけで、簡単にマルイ並みの実射性能が引き出されました。(箱だしでは初速70m/s、鬼ホップでした)
それ以外は何も触っていませんが、ギアノイズは皆無で余計な負荷がかかっている感じは無く、モーターもバランスのよいトルクと回転数のように感じました。
一般的な7.4VのLIPOバッテリーでストレスフリーな作動を得られます。
ミニS互換サイズならストックに入ります。私はイーグルフォース社製の7.4V EA2250を使っています。
4.いつ絶版になるかわからない危うさ
これは銃の性能とは関係ありませんが、この趣味は希少価値も大きな要素だと私は思います。
詳しい事は勉強不足で分かりませんが、どうやら中国では現在模擬銃の製造・販売・所持は違法のようです。
2012年に一度ニュースなっていました。
政府が押収した違法銃器(エアガン)を破壊している様子だそうです。
といったグレーめな手法でやりくりしているのかもしれません。
中国政府が気まぐれで締め付けを強くしたら簡単に黒になってしまいそうです。
これについても、かの噂が本当ならRS 56式は圧倒的にきな臭い製品なわけで、とりわけ絶版になってしまう可能性は高いと思われます。
<5/15追記> ひさみしろあ 様からコメントいただき内容修正します。
中国政府の認可を受けていないメーカーが摘発を受けているそうです。(RSは安心の認可済)。
しかし違法性が無いとはいえ、いつ生産が終わるやもしれません!←なんとか下の文章に繋げたい(笑)
そうなるとオークション等で価格高騰は免れません。さあ、買うなら今のうちですよ!笑
(あるあるだと思いますが、私は過去幾度となく「いつか買おう」で結果機会を逃し泣く思いをしました(一番後悔しているのはKTW 九九式短小銃です))
気づいたらまたもや長くなってしまったので、さらに次回へ続けようと思います。
ブログを書いているうちに、さらに私の中で56式愛が深まってしまいました(笑)
永く大切に使っていこうと思います。
次回は私が施したカスタマイズ詳細を書く予定です。
お読みいただきありがとうございました。
追記:
この記事の続編は下記になります。
「リアルソード 56式自動歩槍 PART3」
「リアルソード 56式自動歩槍 PART4」
リアルソード 56式自動歩槍 PART1
数回に分けて、私がサバゲで使用しているエアガンを紹介していこうと思います。
第一弾はリアルソード製 56式自動歩槍です。
後程詳しく説明しますが、新品で手に入れてすぐに施したカスタムレシピは下記です。
・バレルクリーニング
・チャンバーパッキンをマルイ純正品に換装
・メインスプリングをBATON製85に換装
・バヨネットを基部から取り外し
・木製ストックを一皮剥き、オイルで再仕上げ
・メタル部分をペーパー掛けしエイジング
・防錆剤を塗布し防錆処理
実射性能は
・初速90m/s強
・サイクル約15rd/s (LIPOバッテリー 7.4V 2250mAh、40Cでドライブ)
・セミのキレは体感でマルイ箱だしのEG1000搭載機種と同じくらい
・弾道も非常に素直で、体感でマルイ箱だし電動ガンと遜色ないレベル
それでは次に実銃の話を分かる範囲で少しだけ。
一言でいうと、数あるAKシリーズの中の中国バージョンです。
外観の特徴としては
・スパイクバヨネット(折りたたみストックの56-1式など、付いていないバージョンもあります)
・バヨネット基部&屋根付きのフロントサイト
・AK47と同様の曲銃床
・AKMと同様のプレス加工フレーム(初期は47同様切削だったそうです)
AK47とAKMのハーフのような仕様+特徴的なバヨネットとフロントサイト形状で、ミリフォト等でも見分けるのが容易です。
相当数輸出され各国の紛争地域で現役のようですので、現用実物装備再現では潰しの効く銃だと思います。
素敵なヤツレ具合です。イラクかアフガンかアフリカあたりでしょうか?全部プレスフレームの56式ですね。
バヨネットは脱落している場合が多いようです。真ん中の56式のボルトがAKM仕様の段付きなのが興味深いです。コンバート可能と思うとカスタムの妄想が広がります。
左2つのグリップは56-2式のプラグリップだと思います。RSは56-2式もモデルアップしてますので、このグリップもいずれ手に入れたいところです。
ミリフォトではないですがこれも56式ですね。マガジン挿入口上の溝を見る限り、切削フレームっぽいですね。
(チャーリーシーンのモノローグからのホワイトアウトするエンディングは何度見ても鳥肌が立つほど好きです)
こちらのSEAL隊員の持つ銃も56式と思われます。
ストック無し&手作り感満載のぺらっぺらなスリングなので鹵獲品でしょうか?
最近知ったのですが、この56式を更にコピーしたアルバニアのASh-78-1という銃も存在するそうです!
そっくりです。刻印は違いますが、ぱっと見で判別できるのはマガジン挿入口上の溝の有無くらいです。
解像度の低いミリフォトでは判別は激ムズですね。。
実銃の話は私なぞより詳しく正確な情報がネットに溢れておりますので、このへんで。
ここからリアルソード製の56式エアガンの話をします。
LCTやE&L等の人気AK機種に隠れてしまいイマイチ影の薄い製品ですが、知る人ぞ知るマスターピースだと思います。
私は数年前から欲しいなと思っておりましたが、最近遂に入手しました。
まだ手に入れて間もなく2回ほどしかゲームで使用していませんが、
この製品は「数十年先まで語り継がれる名作トイガン」になると宣言しても過言ではないと思います。
下記が私に傑作と思わせしめる点です。
1.実銃の製造設備を流用していると噂される程の超絶リアル外観&部品素材
2.トイガンとしては異次元の堅牢性、工作精度
3.東京マルイにも肩を並べる実射性能
4.中国メーカー故、いつ絶版になるかわからない危うさ
カスタム内容等を詳しく説明していきたいところですが、長くなりそうなので続きは次回にします。
お読みいただきありがとうございました。
追記:
この記事の続編は下記になります。
「リアルソード 56式自動歩槍 PART2」
「リアルソード 56式自動歩槍 PART3」
「リアルソード 56式自動歩槍 PART4」
第一弾はリアルソード製 56式自動歩槍です。
後程詳しく説明しますが、新品で手に入れてすぐに施したカスタムレシピは下記です。
・バレルクリーニング
・チャンバーパッキンをマルイ純正品に換装
・メインスプリングをBATON製85に換装
・バヨネットを基部から取り外し
・木製ストックを一皮剥き、オイルで再仕上げ
・メタル部分をペーパー掛けしエイジング
・防錆剤を塗布し防錆処理
実射性能は
・初速90m/s強
・サイクル約15rd/s (LIPOバッテリー 7.4V 2250mAh、40Cでドライブ)
・セミのキレは体感でマルイ箱だしのEG1000搭載機種と同じくらい
・弾道も非常に素直で、体感でマルイ箱だし電動ガンと遜色ないレベル
それでは次に実銃の話を分かる範囲で少しだけ。
一言でいうと、数あるAKシリーズの中の中国バージョンです。
外観の特徴としては
・スパイクバヨネット(折りたたみストックの56-1式など、付いていないバージョンもあります)
・バヨネット基部&屋根付きのフロントサイト
・AK47と同様の曲銃床
・AKMと同様のプレス加工フレーム(初期は47同様切削だったそうです)
AK47とAKMのハーフのような仕様+特徴的なバヨネットとフロントサイト形状で、ミリフォト等でも見分けるのが容易です。
相当数輸出され各国の紛争地域で現役のようですので、現用実物装備再現では潰しの効く銃だと思います。
素敵なヤツレ具合です。イラクかアフガンかアフリカあたりでしょうか?全部プレスフレームの56式ですね。
バヨネットは脱落している場合が多いようです。真ん中の56式のボルトがAKM仕様の段付きなのが興味深いです。コンバート可能と思うとカスタムの妄想が広がります。
左2つのグリップは56-2式のプラグリップだと思います。RSは56-2式もモデルアップしてますので、このグリップもいずれ手に入れたいところです。
ミリフォトではないですがこれも56式ですね。マガジン挿入口上の溝を見る限り、切削フレームっぽいですね。
(チャーリーシーンのモノローグからのホワイトアウトするエンディングは何度見ても鳥肌が立つほど好きです)
こちらのSEAL隊員の持つ銃も56式と思われます。
ストック無し&手作り感満載のぺらっぺらなスリングなので鹵獲品でしょうか?
最近知ったのですが、この56式を更にコピーしたアルバニアのASh-78-1という銃も存在するそうです!
そっくりです。刻印は違いますが、ぱっと見で判別できるのはマガジン挿入口上の溝の有無くらいです。
解像度の低いミリフォトでは判別は激ムズですね。。
実銃の話は私なぞより詳しく正確な情報がネットに溢れておりますので、このへんで。
ここからリアルソード製の56式エアガンの話をします。
LCTやE&L等の人気AK機種に隠れてしまいイマイチ影の薄い製品ですが、知る人ぞ知るマスターピースだと思います。
私は数年前から欲しいなと思っておりましたが、最近遂に入手しました。
まだ手に入れて間もなく2回ほどしかゲームで使用していませんが、
この製品は「数十年先まで語り継がれる名作トイガン」になると宣言しても過言ではないと思います。
下記が私に傑作と思わせしめる点です。
1.実銃の製造設備を流用していると噂される程の超絶リアル外観&部品素材
2.トイガンとしては異次元の堅牢性、工作精度
3.東京マルイにも肩を並べる実射性能
4.中国メーカー故、いつ絶版になるかわからない危うさ
カスタム内容等を詳しく説明していきたいところですが、長くなりそうなので続きは次回にします。
お読みいただきありがとうございました。
追記:
この記事の続編は下記になります。
「リアルソード 56式自動歩槍 PART2」
「リアルソード 56式自動歩槍 PART3」
「リアルソード 56式自動歩槍 PART4」