PMCのお勉強&ジョークグッズDIY



ギアフェス東北の帰りのバスでBucket Head氏とハート・ロッカー話をしてから、ふつふつとPMC熱が進行しています。
2000年代中盤あたりのPMC装備は、初期アフODAに通ずる「現場感」的なラフさがあると思います。





一口にPMCといっても玉石混交だったようで、ブルジョアな装備と特殊部隊出身者のような経験豊富な社員で構成された会社もあれば、銃を触ったことも無いような人を面接一発で即採用して、貧乏臭い装備で運営する会社もあったそうです。
いい加減なPMCの中にはきっと、デッドプール的なノリでピーターみたいな人も採用していたのではないでしょうか(笑)





当然サービス提供額もピンキリだったわけですが、顧客も政府の要人から、下請けの下請けのそれまた下請の建設業者のような所まで千差万別だったようなので、安かろう悪かろうなPMCも需要があったようです。
まだまだ勉強途中ですが、そのあたりの企業ランクも想像しながら装備を構成すると、リアルな感じを出していけるのかな?と思っています。

ちなみに「ハート・ロッカー」のPMCも装備していた中国の56式小銃は安かったようで、実際のPMCも結構使用していたようです。
AK系は製造国によって相場が大きく違ったそうですが、本体も弾も全体的に安価だったようです。

ハート・ロッカー劇中の56-1式。


56式を携える本物PMCコントラクターだそうです。


軍隊と違いPMCは利益を出す事が目的の企業なので、経費がかなり考慮されて装備が選ばれていたという視点は、私がいつも目指している軍隊、とりわけ精鋭の特殊部隊装備においてはほぼ意識しないので新鮮に感じました。
装備に「ケチってる感」を出すことで、所謂「サバゲーマー装備」に見られないPMC装備としてのリアリティに一役買いそうですね。

何にせよ、大好きなリアルソードの56式が堂々と使える装備として「貧乏PMC」は個人的にかなりストライクなカテゴリになりつつあります。

PMC装備を志してから、56-2式が欲しいものリストの上位にぐいぐい食い込んできています。


ちょっと前まで超絶かっこ悪いと思っていた「スコップの柄ストック」が今の私には輝いて見えます。
恋は盲目といったところでしょうか(笑)
世間一般的には「かっちょ悪いことこの上ない」という評価と思われ、リアルソードのモデルの中では比較的安価に取引されているのも魅力です。
手にせず廃盤になったら一生後悔すると思うので、早めに手に入れておこうと思う今日この頃です。

あとはアメリカ以外の出身という設定等を考慮すれば、G3やFALなんかも違和感なさそうですので、米軍装備では持てなかった銃が選択肢に入ってきて夢が広がりますね!

ちなみにこの方はG3を持っていますが米国人だそうです。

前回の記事で少し書いた「シャドウ・カンパニー」のDVDも無事に入手し一度見ましたが、お金のないPMCは社用車は普通のSUV等に自作の装甲版を付けていたそうです。
DIYで鉄板を張り合せて工面すると、コストが10分の1で済むという話が出ていて面白かったです。




内容は非常に興味深い話ばかりでしたが、如何せんひたすらインタビューでしかもみんな早口なので、一回見ただけでは字幕を追うのが精一杯で全然咀嚼しきれませんでした。
劇中の装備映像分析も含め、時間を掛けてゆっくり楽しもうと思います。

そんなPMC研究を進めている傍らで、ユルゲ3向けにジョークグッズを1個作ってみました。
前回の記事にも書きましたが、PMC社用車の後部にはよく警告看板が貼ってあります。



今回、100均の材料でこれを作ってみました。
モデルにしたのは映画「ルート・アイリッシュ」で出てきたこの看板です。


材料は下記を調達しました。324円也。


・家具デコレーションステッカーシート
・水性マーカー(赤&白)

なぜステッカーなのか謎だと思われるかもしれませんが、要は「白くて折り目が無く、マーカーで書ける」物ならなんでも良かったのです。
当然裏返して使います(笑)


45×35cmという丁度良いサイズで、裏面は画用紙より少しツルッとした紙で、素晴らしい質感です。
このステッカーを作った人も、まさか裏面にでかでかと「DANGER」なんて落書きされるとは夢にも思わなかったことでしょう。

画像を参考に、全体のバランスを見ながら鉛筆でアウトラインを描いていきます。
その後、マーカーでなぞって色を塗っていきます。



英語の下にあるアラビア語?なんてどっちから読むかも知りませんので、完全に「絵」という認識で描いていきます。
今回の作業のお供はラジオ番組「伊集院光 深夜の馬鹿力」です。


私は通勤時間や入浴時間等に芸人のラジオ番組(ジャンクやANN)を聴いているのですが、今回の塗り絵のような「頭は使わないけど目と手は集中しなければいけない」作業とラジオの相性は抜群ですね。
伊集院光さんに笑わせてもらいながら、1時間弱で出来上がりました。


シートだけではコシが足りないので、裏面にダンボールを貼り合わせて完成です。
少し文字バランスが悪いですが、まあジョークグッズですし自分の中では及第点とします。
最後にタミヤのスプレーで砂汚れを再現し完成です。


車の後部にナンバープレートが隠れるように配置すれば、私の車がオンボロということもありいい味が出そうです。

(以前記事で少し書きましたが、91年式のゴルフ2です)

ちなみにネットで画像を調べていたら、この看板を模したアクセサリーを見つけました。



誰が買うのか知りませんが、とりあえず何でも商品にしたもん勝ちですね(笑)

ユルゲはゲーム面がゆるい分、色々な方とお話ししたりこういう物で遊ぶ時間がしっかり取れるので、個人的には非常に楽しいです。


今回はフリマ的な催し等もあるようなので、どのような進化を遂げるのか楽しみです。
暑い時期は体力的にゲームばかりやっていられませんので、夏×ユルゲは相性がいい気がします。
早々に梅雨明けはしましたが、当日は天気に恵まれるのを祈るばかりです。

お読みいただきありがとうございました。  


2018年06月30日 Posted by 4039  at 22:22Comments(4)自作,DIY100均PMC(PMSC)

自作M9ダミーマガジン 成形編



前回に引き続き、自作ダミーマガジンについて書いていきます。

本題に入る前にひとつ書きたいことがあります。
先日発行されたピースコンバット7月号に、4月にサバゲパーク4周年イベントに行った際に撮っていただいたスナップが載っていました。
相席させていただいた方に「ピースコンバットのスナップ撮ってますよ」と教えていただき、一緒に行ったBucket Head氏とちゃっかり映ってきました。



私の字が汚いのと表現の仕方が悪かったため、大変申し訳ない事になってしまっています。


「アフロ」の日本での魁と言えばこの方でしょうか。


DA、すなわち「ダイレクトアクション」を見事にキメたのもまだ記憶に新しいですね(笑)


「アフ」の後ろに真ん中の空いた文字があったら100人中100人「ロ」にしますよね(苦笑)
私が横着せずに、ちゃんと「アフガン」と丁寧な字で書いておけばこんな事にはならなかったと思います。
ピースコンバット編集者様、私の悪筆のせいでご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。

ちなみに相席でスナップの存在を教えていただいたケナリさんも、ばっちりキマッたスナップが載っていました。


銃は私の56式を持ってくれています。
イカスポーズでしっかり56式も映していただいて嬉しい限りです。

革ジャンとAKもかなり合いますね。
AKは東欧諸国は言わずもがな、西側特殊部隊やアフリカ民兵、果てはSF装備まで相性抜群です。
まさに「鉄砲界の明太マヨ」ですね(笑)



バカな事を言ってないで、そろそろ本題に入ります。
前回、「おゆまる」を用いて型を作りました。
前回の記事「自作M9ダミーマガジン 型取り編

今回は成形と仕上げをしていきます。

まずは成形です。
原型を取り出したおゆまる型を閉じ、適度な力をかけながらセロテープで固定します。

閉じ力が甘いと樹脂を流し込んだ際、型同士の隙間に入りこんでバリが大きくなり、最悪漏れ出てきます。
かといってがむしゃらに力をかけると型が変形し、本来の形から大きく変わってしまいます。
どっちにしろ後で修正はするのですが、成形品の肉は「盛る」より「削る」ほうが断然楽です。
ダイエットと真逆ですね(笑)
変な風に痩せて歪んで変形するくらいなら、バリ吹きまくりの方が後処理は楽になります。

型を閉じたら、樹脂を用意します。
成形樹脂は色々あると思いますが、私は所謂「レジンキャスト」というものを使いました。
製品名としては「Mr.キャスト2」というものです。


2液硬化型の無発泡ウレタン樹脂です。
通常では硬化すると白色になり塗装が面倒になるので、専用の黒顔料を混ぜ合わせます。


使い捨てのコップを秤に乗せ、A液とB液を等量取ります。


ここでA液に顔料を混ぜておきます。


A、B液を混ぜ合わせると硬化が始まります。
混ぜ合わせてから、体感的には2分弱程度は型に注入するまでの猶予があります。

注入し終わったら液がこぼれないようゲートを上にして型を置き、硬化するまで待ちます。
硬化したら型を開き、成形品を取り出します。


色々焦って作業してしまったため、予想より残念な出来になってしまいましたが、まあ想定内ではあります。
どうせポーチに入ったらほぼ見えない「アンコ」ですし。
手直し前提で、大体の形が出来ればおゆまる型の役目は十分果たしています。

次に仕上げに入っていきます。
大まかな工程としては下記になります。
1.バリ処理、余計な肉の除去
2.ヒケ、歪みをパテで肉盛り
3.整形
4.塗装

まずは荒い棒やすりでバリ処理、余計な肉をゴリゴリ削り取ってしまいます。



私は面倒臭がりなので、鉄鋼用の荒ーいやすりで容赦なく削ります。
すごい勢いで削れるので気持ちいいです(笑)

次に、肉が足りない部分を盛ります。
おゆまる型閉め力が強すぎ歪んでしまったため、成形品も本来あるべき肉が不足しています。

べつに見えない部分なのでどうでもいいっちゃいいのですが、折角なので気持ちだけでも修正しておきましょう。
盛りたい部分に200番程度の粗いペーパーを掛けあらし、洗浄後、パテを盛り付けます。


このパテは揮発剤がたっぷり入っていて乾燥するとかなりヒケますので、狙いよりも結構多めに盛るのがポイントです。
先述しましたが、盛りすぎた分は削ってしまえば問題ありません。

パテが乾いたら、やすり等で整形します。
大体の形が整ったら、表面の質感を揃えるため400番→800番のペーパーを全体にかけていきます。
が、今回は見えないのをいいことに手抜きなので整形も超適当、ペーパー掛けもろくにしませんでした。



形に納得がいったら洗浄して塗装です。
今回は「まあ黒ければ何でもいい」ので、アサヒペンのスプレーで何も考えず全体をブシャーと塗装しました。
物によってはサーフェイサーを吹いて密着を上げたり、マスキングしたり、筆塗りしたりします。
ここまでくれば普通のプラモデル造りと大体同じです。

完成です!
同時に2本作りました。


上部のダイヤ状の溝が上手く転写できずかなり雑な感じですが、ポーチに入れてしまえば違和感ないのでよしとします。
リアルな感じにポーチが膨らみ、自作で工夫したアイテムということで愛着も湧き非常に満足です。


どこまで仕上げにこだわるか?は用途と心意気に応じて作りこめばOKと思います。
単純に黒く塗ったウレタンフォームでもポーチを膨らませることは出来ますが、それじゃちょっとつまらないなと思い、今回自作してみた次第です。

おゆまる活用レベルはまだまだ未熟なのでこれからもちょいちょい練習しつつ、いずれ難しい複製もできるようになっていきたいなと思います。

掛かったコストとしては樹脂材料費で1本当たり大体200円程度でした。
ダミーマガジンは1本当たり500円程度なので、効率を考えれば損といえますね(笑)

ただ、この手間こそが「遊び」であり「趣味」の本質だと思っています。
マガジンを無心に加工している時間は世の中全てのしがらみから解放され、自分だけの世界に没頭しています。
これこそが「非日常」であり、「趣味の効能」だと私は思います。
たった数十グラムのウレタンの塊をいじくって「プライスレス」なひとときを過ごせるなんて、ある意味幸せというか、オメデタイ人間だなと思います(笑)

対ギアフェス東北の細か過ぎる準備は一旦この辺にして、そろそろ大物ギアを記事にしておこうと思います。

お読みいただきありがとうございました。  


2018年05月28日 Posted by 4039  at 22:22Comments(0)自作,DIY100均

自作M9ダミーマガジン 型取り編



前回の記事でも書いた通り、ギアフェス東北は電車+バス移動のため、荷物は少しでも軽い方が望ましいです。
しかし装備は妥協したくありませんし、かといって余計なコストも掛けたくありません。

そんなワガママをクリアすべく、DIYを実施したので記事にしておきます。

今回、ピストルはマルイのエアコッキングM92Fを持っていきます。


ガスブロは本体重量がある上、ガスも持っていかなければいけません。
荷物を増やす割にゲームで使う可能性が低いので削減対象となりました。

ベルトには3連ピストルマガジンポーチを装備します。


この「中身」が今回の問題です。

エアコッキングのスペアマガジンは持っていませんし、あっても実物より小さいのでマガジンポーチがスカスカになってしまいます。
そもそもエアコッキングピストルの予備マガジンが必要な場面は皆無でしょうし。
かといって本体も無いのに文鎮のようなガスブロのマガジンで埋めるのは、荷物の関係上愚策です。

1本は前回のギアフェスに合わせてマルシンモデルガンのマガジンを調達しています。


ガスブロマガジンよりリアルな外観で軽量なので「アンコ」として非常に優秀です。
ただ実物マガジンより安かったとはいえ、これをあと2本揃えるのは「アンコ」という役割に対して費用対効果が納得いきません。

「ポーチを安く軽く埋めたい」という需要は私だけではなく世の中に一般的にあるようで、AMAZON等で「ダミーマガジン」なる物が沢山販売されています。


SIGがコピー元のようですが、9mmピストルマガジンタイプは3本で1560円也。
「これを買えば解決!」と思いカートに放り込んだ時点で、我が家にある「秘密兵器」の存在を思い出しました。


天下の「おゆまる」様です。
100均で簡単に手に入ります。

熱湯で溶けた飴のように軟化し、冷えるとゴムのように硬化する玩具です。
手芸趣味の世界では、これでアクセサリーを作ったりもするようです。


模型界では「複製の型」に使われる事があります。
複製したい物に軟化したおゆまるを押し付けた状態で冷やすと「型取り」が出来ます。
そしてそれを「型」として樹脂を流し込んで成形すれば、複製できます。

以前少しだけ記事で書きましたが、私はこれでANVISのグラウンドアダプターを複製しました。


左が実物、右がおゆまる複製です。

色なんて気にせず混ぜ込んだので異様なビジュアルですが、おゆまる型はこんな感じです。



レプリカですら1万円は余裕で超える時期に、材料費で言えば200円もかからず複製出来ました。
(複数個造り、知人が数千円で買ってくれたので、この一発で初期投資回収+αになりました)
これが私のおゆまるデビューでしたが、単純な板っぺらのような形状であればズブの素人でも簡単に出来ました。

そこで今回はこの「おゆまる」を用い、モデルガンのマガジンをマスター(原型)として複製を試みます。

用意する物は下記です。
・M9マガジン(原型)
・おゆまる(原型が包み込める量)
・ボウル
・紙コップ
・割り箸
・レジンキャスト
・専用顔料

基本は上記があればマガジンに限らず色々なモノが複製できます。
複雑な形になればなるほど、スキルは要求されますが。

下記に順に工程を書いていきます。

まずはお湯を沸かし、ボウルにあけおゆまるを温めます。


おゆまるが軟化したら取り出し、布巾やキッチンペーパー等で水気を拭き取ります。


水分がおゆまるの中に残ると型取り時に水泡のせいで「鬆(す)」が出来てしまいますので注意です。

軟化したらおゆまるを2つに分けます。
鋳造や射出成形等の知識がある方には常識だと思いますが、成形品を取り出す為に最後に型を開く必要があるので、「型割り」する必要があります。

おゆまるには弾力があり、このおかげで型割りを超適当にやっても大丈夫なので、超イージーモードとなっています。
硬質部材で型を作る場合は「アンダーカット」にならないように型を割らないといけません。


金型から成形品を取り出す際に、型を開く方向のみでは離型できない形状、または状態のことを「アンダーカット」といいます。
冷蔵庫で氷を作る場合をイメージしてみてください。
ペットボトルに水を入れて凍らせた後、ペットボトルを切ったりしないで氷を取り出すのは不可能ですよね。
イメージ的にはこれが「アンダーカット」状態に近いです。
氷を取り出すためには、ペットボトルを上下か左右に引っ張って抜けるように切り分ける必要がありますね。
この分ける事が「型割り」といったところです。

しかしおゆまるは弾力があるので、多少のアンダーカットがあっても、型であるおゆまる自身を曲げることで「無理抜き」できます。
通常は成形品の弾性を利用してアンダーカットを強引に抜くことを「無理抜き」と言います。


このブログではかつてないほどアカデミックな文章になってしまいましたが、要は「おゆまるはイージーモード」ということです。
おゆまる型は壊れてしまっても、また熱湯に漬ければ無限に無料でコンティニュー可能です。

ちなみに単純な上下型割りで成形できないような複雑な形状の金型は「スライド」なる部材が複雑に交わり型割りされます。


「パーティングラインがー」というのはよくトイガン話でも出てきますが、このライン=型が割れている箇所です。


トイガン業界はあんまり工夫されていない印象で(型費削減?ノウハウ不足?)、結構堂々と目立つ位置にパーティングラインが入ったりしますが、プラモデルは相当気を遣って各社工夫されているように思います。
ガンプラも日進月歩で様々な工夫が凝らされており、日本のものづくり根性が伺えます。
ガンプラの金型図面と成形現場は一度この目で見てみたいものです。

サバゲーマーに身近なG-SHOCKのベゼルやバンドも、プラモデルと原理は同じです。


あんな複雑怪奇な形をウレタンで成形するので、まあ複雑な金型ですね。
しかも「腕時計」というファッション要素も兼ね備えるアイテムなので、バリやパーティングラインの外観も要求水準は高いことが容易に想像できます。

おゆまるがすっかり冷めてしまうほど話が脇道に逸れてしまいましたが(笑)、そろそろ工程に戻ります。
2つに分けたおゆまるを温かいうちにマガジンに押し付けていきます。
この時、注意点は3つあります。

1つ目は、2つのおゆまるを密着させることです。
おゆまる同士で隙間があると、後で樹脂を流し込んだ際にそこから漏れます。

2つ目は、樹脂を流し込む「口」を空けておくことです。


専門用語で言うと「ゲート」ですね。
後でここから樹脂を流し込みます。
この部分は原型を転写できず、成形樹脂はゲートの形で成形されるため、ゲートは可能な限り小さい方が望ましいです。
プラモを作ったことがある方は、「ランナーと部品が繋がっている部分」と言えば分かるでしょう。


ここをニッパーで切り離したり、切り離した後、残った出っ張りをデザインナイフやヤスリで「ならす」必要がありますよね。

ちなみにG-SHOCKのバンドなんかはよく見ると「お尻」にゲート跡が確認できます。


金型はここから樹脂が注入されているということが分かりますね。
ちなみにパーティングラインから、バンド裏面の角Rの終わりで型を割っているのが分かりますね。

プラスチック製品はパーティングラインとゲート跡を見れば、大体どんな金型なのか想像できます。
世の中のモノがどうやって作られているのか?考えるのは楽しいですよね。
銃なんかはきっと独自のノウハウだらけで、とても面白そうですよね。
一度でいいからどこかの工場を見学してみたいものです。

3つ目は、おゆまるの「肉厚」です。
おゆまるは先述の通り、温度で軟化します。
家庭で使うようなレジンキャストは硬化時に「発熱」するのが一般的という認識です。
後述しますが、私が使用する「Mr.キャスト」は一時的におゆまるを軟化させる程の熱を発します。


軟化したおゆまる型に穴が空いた日には、あっつい樹脂がドロッと流れ出したと思うと、すぐ硬化して床等に張り付きます。
軽く火傷するわおゆまる型はダメになるわ後始末が大変だわで大惨事となりますので、おゆまる型はけちらず分厚く作ってくださいね。

上記3点に注意しつつ、おゆまる型を1個ずつ順に作っていきます。
まず一方のおゆまるをマガジンに押し付けていきます。


大体マガジンの半分を覆ったら、冷えて完全に固まるまで待ちます(冷蔵庫に入れると早いです)。
固まったら、そのまま2つ目のおゆまるを押し付けていきます。


2つ同時にやるとおゆまる同士がくっついて一体化してしまう為、1つずつ処理していきます。
2つ目も冷えて硬化したら型を開き、原型のマガジンを取り出します。


これでマガジンの「成形型」が完成しました!
次はこれに樹脂を流し込んで成形していきます。

今回はクソまじめな話で無駄に長くなってしまいましたので、「成形」「仕上げ」に関しては次回に持ち越そうと思います。
お読みいただきありがとうございました。  


2018年05月24日 Posted by 4039  at 22:39Comments(0)自作,DIY100均