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 Posted by ミリタリーブログ  at 

初期アフミリフォト考察⑱ 初期アフカメラ その2



あけましておめでとうございます。
初めて中国で年を越しましたが、西暦の年越しはかなり地味というか、年越しムードは皆無でした。
代わりに旧暦の正月はかなり盛大のようです(今年は1月後半)。
何億という人間が都市部から田舎や海外に大移動し交通網が麻痺するので、世間が休みに入る前に日本へ脱出する予定です。

一足遅い正月休みに今からワクワクが止まらない今日この頃ですが、2020年も一発目からニッチな考察をしていこうと思います。

次回のサバゲの装備イメージを固める為になんとなくミリフォトを眺めていると、またもやカメラに目が行きました。
トップ画像の写真の手元です。


同じ場面で違うショットもあります。



2002年夏の3rd SFGの隊員と思われる方です。
この方の部隊はテレビで密着取材されたり、高解像度の写真が残っており、考察資料としては大変ありがたい存在です。






過去記事にまとめていますので、詳細気になる方は下記リンクご確認ください。
初期アフ映像考察 Discoveryチャンネル編 PART1
初期アフミリフォト大量発掘!

何度も見ている写真ですが、先日の記事でカメラが上手く特定出来たのに味を占め、この隊員が持っているカメラも特定できるかもと思いました。
先日の記事「初期アフミリフォト考察⑭ 初期アフカメラ

早速細部を見ていきましょう。
民間向けのビデオカメラに見えます。
ひと昔前の運動会でお父さん達が持っていたようなビデオカメラっぽいシルエットですね。
ファインダーを覗かなくても、折り畳み式の液晶画面で撮影映像を確認できるタイプでしょう。
私は小学生くらいの時に初めてこのタイプのカメラに出会いましたが、子供ながらに画期的な機能に感動したのを覚えています。

液晶部分をよく見ると、ロゴが見えます。


最後の文字がかろうじて「Y」であろうと判別できます。
あとは長さ、色、全体の雰囲気から「SONY」だと判断しました。
中央下部に貼ってあるシールもいかにも日本のメーカーチックな色合い、形状をしていますね。

メーカー名が分かれば9割勝ったようなものです。
2000年前後のSONYの一般向けビデオカメラの画像をしらみつぶしに探し、ミリフォトの特徴と照らし合わせていきます。
Wikipediaに「ソニーのビデオカメラ一覧」という、今の私の為に存在するかのような記事に出会えたので商品検索は物凄く楽でした。

適切な発売時期で、ミリフォトの特徴と合致したのが「DCR-PC120」というデジタルビデオカメラでした。



2001年発売です。
公式HP記事:https://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200108/01-0820B/

Mini DVテープの他に、メモリースティックにも撮影データを保存できたようです。
Bluetoothを搭載し、対応したモデムや携帯電話を経由することでインターネットに接続し、撮影した動画、画像をPCを介さずメール送信できたようです。
今ではスマホで中学生でも当たり前にやっている事ですが、既に2001年当時に同じような事が実現できていたというのは驚きでした。
さすがはSONYといったところでしょうか。
というかBluetoothってそんな昔からあったんですね。ここ10年くらいの技術だと勝手に思ってました。

それではミリフォトと製品画像の特徴を照合していきます。
まず目に入るのはレンズ上部にあるフラッシュです。


静止画を撮影する際に周囲の明るさに応じて自動的に展開するようです。
フラッシュの位置、形状共に製品画像と一致しますね。


次に液晶画面の根本のヒンジ部に注目しました。


ヒンジの部分が他より一段明るい色の丸い別パーツになっています。
製品画像と一致します。


似たような形状のカメラが多かったのですが、このヒンジが特徴的でDCR-PC120だと確信できる決め手になりました。

ちなみに細かいところですが、液晶画面の裏に貼ってある青と黄緑のシールも製品画像とミリフォトで一致していますね。



バッテリーは大容量の大型バッテリーを装着しているようです。


ポーチに入れる小道具として予備バッテリーを入れておくと小技が効きそうですね。
ハードオフなんかに行って、どこのなんだか分からないバッテリーを買ってきてポーチに放り込んでおくだけでも装備に深みが出せそうです。

ちょっと不思議に思ったのは、このカメラは一体どこに収納していたのでしょうかね?
チェストリグはマガジンが満載されているようですし、他のアングルの写真や動画から見る限り、腰周りにカメラが入りそうなポーチはありません。
チェストリグの左胸部のストラップに引っ掛けている緑のグレネードポーチには到底入らなさそうですし。
となるとDCUジャケットのカスタムポケットに突っ込んでいたくらいしか考えられませんね。
ジャケットのポケットにはせいぜいタバコとライター、メモ帳とペン、あとは止血帯くらいしか入れてないと思っていましたが、意外と電子機器等も入れていたのかもしれませんね。

この写真が撮られた現場は村落を調査していた際のはずなので、このカメラは調査物件をおさめて報告資料とする為に使用していたのでしょうか。
動画、静止画両方をメモリースティックでデジタルデータ保存できるというのは何かと便利だったと思います。
アナログデータより保管も本国に送るのも簡単でしょうしね。

先日記事にしたOLYMPUSのμもしかり、しょっちゅう記事にしているCASIOの腕時計達もしかり、日本の製品が使用されていたのを発見できるのは嬉しいですね。
ちなみにオークションサイトで検索してみると、玉数は多くないもののかなりお安く手に入りそうです。
メモリースティックはまだ現役の規格のはずなので、これで撮影しても手軽にPCにデータ移行&再生できそうですし、サバゲや撮影会の様子を当時の画質で記録してみるのもいい味が出るかもしれませんね。

お読みいただきありがとうございました。  


初期アフミリフォト大量発掘!PART2



ユルゲ2は初期アフ以外で行こうと思っているのに、暇を見つけては初期アフおじさんばかり眺めている今日この頃です。

というわけで前回に引き続き、初期アフドキュメンタリー番組「Special Operations Force: America's Secret Soldiers」の劇中におさめられたと思われる写真の考察をしていきます。
前回の記事はこちら「初期アフミリフォト大量発掘!

今回はまずトップ画のこの方を見ていきます。



夏だというのに3C BALCSにベストを着込み、結構重そうな金属探知機を携行しています。
そこそこ歳はいってるはずですが流石は特殊部隊、タフですね!

まず一番最初に目が行くベストですが、右側が40mmグレネードポーチのようです。
M4にM203も付いていますしね。

おそらくBHIのグレネーダーベストあたりかと思います。


ベストの左肩のDリングに何か黒い棒状の物を下げています。
ペン?ライト?ペンライト?謎です。



次に腰周りです。



ベルト前部には3C ELCSのコンパスポーチ、右腰部には同じく3C ELCSのユーティリティポーチが付けられています。
オレンジのキャップのような物が見えますが、ペットボトルを入れているのでしょうかね。

BALCSも3Cを着用しています。一緒に行動している面々も3C BALCSですし、もうひとつの番組「Profiles From The Front Line」で登場したODA361の面々も3C BALCSや3C ELCSを装備していました。
なので3rd SFG、少なくとも第2大隊は3CのSPEARキットが支給されていたのではないかと想像しています。
ちなみに19th SFGはウッドランドしか着用しているところを見ませんので、ウッドランドが支給されていたと想像しています。

第5大隊のおじさん


第2大隊のおじさん達



上記のように、初期アフODAにおいてはSPEARの色で「第〇特殊部隊グループっぽさ」を演出できるのかなと思います。
漠然と「初期アフ装備」から、一歩ステップアップできるテクニックと言えそうですね。
写真のようなコンパスポーチ1個でも、迷彩色に気を使うことで装備に説得力を増せると思います。

私は残念ながら3CはBALCSもELCSも持っていませんので、喉から手が出るほど欲しいです。
ただどちらも1万円程度の時代を見てしまっているので、今の相場で買う気が中々起きず、手に入れられていないです。
あーあ、あの時買っておけば良かった!「装備あるある」ですね。

ピストルマガジンポーチは前回のJ氏と同様、BHIの3連ポーチでしょうか。

ホルスターはサファリランドの6004でしょう。


いくつか見てきましたが、やはりこの時代はもれなく旧型のようですね。
旧型の見分け方は以前の記事でも少し書きましたが、表側からすぐに分かるのはレッグパネルの穴の形状です。
旧型は平べったくただ穴が空いているだけですが、現行型は穴周りが盛り上がっています。
現行型のレッグパネル


現物が手に取れる状況であれば、さらに裏側がスウェード張りである事を確認できれば完璧と思われます。

ジャケットの左腕部は安全ピンで何か留められています。


IRマーカーでしょうか?縫わずに安全ピンとは横着すぎますね(笑)

DCUの左足ポケットには地図のようなものがダブルクリップに挟まれて入っています。


このダブルクリップって外国でも使われているんですね。
勝手に「日本の文具」と思ってました。

腕時計はあまり自信はありませんが、TIMEXのアイアンマンでしょうか。



ACOGには白いマーカーで何か書いてありますね。


このような小技はタダでできて、グッとリアルさを引き立ててくれるので素晴らしいですよね。


次にこの方々です。


以前の記事で少し紹介しましたが、この方々はこの時に村の外縁で待機していた車両組だったようです。
真ん中の方のベストがホルスター付きで特徴的ですね。


拳銃はM9ですね。
この部隊の面々はもれなくM9のようです。
初期アフODAでグロックやガバメントの使用例をずっと探しているのですが、未だに見つけられていません。
この方は予備マガジンを4本も持っていますね。
他の皆さんも基本的に3連ポーチを腰に付けていますので、ホルスターに入る分と合わせて4本がスタンダードなのでしょうか。
本体装填分と合わせると15×5=75発、こんなにいるのか?と思ってしまいます。
今回の現場のような市街地、屋内閉所での戦闘を想定してピストルの携行弾数は多めになっているのでしょうかね。

胸元に横向きにポーチがあるので、下には横BALCSを着込んでいると思われます。
上半身のボリュームに反して腰周り足回りはすっきりしていて、特徴のあるスタイリングですね。

次は車上の隊員です。


胸元にフィギュアがありますね。かわいいです。
どこかで見たことがある気がしますが...思い出せません。

時代は違いますが、背中のMAPにこんなのを入れている写真もあります(笑)


「NINJA」パッチもいい味出してますね!

アーマーは他の隊員同様3Cの横BALCSでしょう。
アイウェアはワイリーXのSG-1でしょうか。


次です。


以前番組考察で紹介した隊員「M.」が写っています。
番組でほぼ写らず非常に歯痒い思いをした靴が映っています。


・・・ここまで詳細が分かっても、どこの何なのか私のにわか知識では判別できません。無念です。

左の隊員の靴はおそらく官給デザートブーツですが、足裏がのっぺりしておりパナマソールではないように見えます。


パナマソールですと横からでも「でこぼこ」が見えるのが普通だと思います。


同じ隊員の他のアングルも「のっぺり」しているのが確認できます。


「初期アフデザートブーツはパナマソール」というのが今や常識となっていますが、恥ずかしながらその根拠を私はまだ知りません。
(支給年度的にパナマソール以外ありえないという感じなんでしょうか。)
官給品はパナマソールしかありえないのであれば、この隊員の靴は
・官給品に見えるけど実は民生品
・パナマソールが磨り減ってのっぺり見えてるだけ
といったところでしょうか?
初期アフ=パナマソールは「そういうものだ」で終わらせず、しっかり自分なりに説明できるよう勉強しておこうと思った次第です。

この謎デザートブーツを履いている隊員ですが、胸元にはしっかりIC-F3Sが付いていますね。


こういう写真を見ると「買ってよかった」と思えます。
全快娘さんがダブっているIC-F3Sをヤフオクで放出されておりますが、いくらになるのか興味津々です(笑)
まだ出品中ですので、欲しい方は要チェックですよ!!
全快娘さん、宣伝しておきましたのでいくらかマージンください(笑)

IC-F3Sの下には未開封のサイリュームが差してあります。
サイリュームは中身もパッケージも何回も変わっていますので、古い物は今の内に開封用と未開封用で保護しておかなければいけませんね。


最後の写真です。


誰のお尻かわかりませんが、DCUの足ポケットにもIC-F3Sが入っています。
隊員「M.」もDCU足ポケットに入れていたので、定番の収納方法なのでしょうか。


アンテナの付け根に補強のテープ?が巻いてあるように見えます。
私の個体も、ヤフオク出品中の全快娘さんの個体もアンテナは割れているので、アンテナは脆いのかもしれません。

以上で一連の写真の考察を終えようと思いますが、以前から持っていた写真でひとつ気になったのでご紹介します。


写真と一緒にあった解説ではアフガンとのことです。
今まで右の隊員のお腹のピストル(トカレフ?)ばかりに目が奪われていましたが、よく見るとBALCSの上二段のPALSがベルクロ仕様です。
さらによく見るとワシ鼻で面長なお顔も隊員「J.」によく似ています。


ヒゲの生え際は違いますが、ヒゲは剃れるのである程度は違っても自然ですよね。
100%の自信はありませんが、顔とBALCSの特徴から同一人物じゃないのかと思いました。


解像度の高いミリフォト研究は本当に楽しいですね!
まだまだ見足りない、書き足りないことがありますが、これらの写真以外にも90年代後半~2014年あたりまで、年代詳細付きのODAミリフォトが200枚近く一気に手に入ったので、今は「早く他のおじさん達も見たい!」気持ちが強くそわそわしてしまっています(笑)

一度ヒゲのおっさん達を200枚凝視した後、また暫くしてこれらの写真に戻ってこようと思います。
穴が空くほど見た写真でも、ふとした時に新たな発見がありますからね。
時を置いて何度も何度も「同じおじさんを見つめる」行為は殊の外大切なことなのです(笑)

お読みいただきありがとうございました。  


2018年04月19日 Posted by 4039  at 00:08Comments(5)初期アフガンODAミリフォトAmericas Secret Soldiers

初期アフミリフォト大量発掘!



いつものように「メリケンアーミースペシャルヒゲおじさん 砂まみれ」で画像検索していたら、偶然私が未だ見たことが無かった初期アフODA写真をわんさか手に入れられました。
しかも多くが年代詳細付きでした。
私にとってはまさに「金の鉱脈」を見つけた気分です。

今回手に入れた写真達の中で、先日考察したドキュメンタリー番組「Special Operations Force: America's Secret Soldiers」の収録現場と同じ時に撮られたと思われる写真を20枚ほど手に入れました。




2回程度に分けてそれらの写真を考察していきたいと思います。

今回得られた情報によると、この写真が撮られたのは2002年の8月で、部隊は先日も書きましたがODA342のようです。
ただ、番組の放送は「2002年7月」とアメリカのTV番組情報サイトに記載がありました。
「時の捩れ」が発生していますね...。
番組と写真は明らかに同じ時を納めているので、どちらかの情報が誤っているのでしょう。

まあネットの掲示板やまとめサイトの情報なぞ、又聞きの又聞きのそれまた又聞きの、ソースなんてあったものじゃないものが多いと思います。
(かくいうこのブログもそんな「又聞き情報」のカタマリなわけですが(笑))
いずれにせよ、2002年の夏頃、つまり「ザ・初期アフミリフォト」というのはまず間違いなさそうなので、私としてはここまでの情報で十分です。

今回見つけた写真ですが、今まで必死に目を凝らしていたYouTube動画と比べるとまさに革命的な解像度です。
素晴らしすぎますね!
今回は以前の記事で考察した隊員「J.」について書いていきます。


それではポイント毎に考察していきます。

BALCS
まず特徴的な横BALCSですが、なんと上から2段はベルクロ仕様でした。


バックはやはりSFなのは間違いなさそうなので、SF仕様を横向きにカスタムしたということでしょうか。
それとも私が知らないだけで、ベルクロ仕様の横BALCSが存在するのでしょうか。
最近トイソルジャーから安価なBALCSレプリカが発売されたようですので、入手できたらぜひこのカスタムをしてみようと目論んでいます。


トイソルのレプですが、商品写真を見る限りベルクロの色が少し明る過ぎる気がしますね。
是非現物を見てみたいところです。
まあトイソルですし出来は間違いないと思うので、ポーチ付きで100$未満という価格ですので、非常に魅力的だと思います。
「ホース・ソルジャー」公開に合わせて鉄板アイテムが供給されるのは、初期アフブームの強力な後押しになるのではないでしょうか。


チェストリグ


以前考察した通り、BHIのものと思われます。
腰紐は後ろではなくお腹側に持ってきていますね。ザッツ着こなしポイント!

マガジンポーチフラップにライト(シュアファイア6P?)を挟んでいます。
これも超真似したいポイントですね!

そしてIC-F3Sの下にある緑のポーチですが、ここまで詳細形状が分かっても私にはどこの何なのか分かりませんでした。無念です。。
こんな特徴的な形なのに、見た覚えが全くありません。

IC-F3Sはアンテナの付け根が純正品とは異なるようです。
単に破損しただけなのかわかりませんが、興味深いですね。


ホルスター



サファリランドの6004と思われます。
ブラックをタンカラーに塗っているように見えます。
M4やマガジンもそうですが、この方は非常に綺麗に塗装してますね。
O型なのに几帳面なんでしょうか(笑)


ベルトループが動かないようにダクトテープでがんじがらめにしていますね。
これは実用的かつ魅せる着こなしになりそうですので、絶対真似しましょう。


マガジンポーチ


タグが確認できるので、BHIのものでしょう。
BLACKHAWK!+小さい鳥さんがいるバージョンですね。







おそらく民生品でしょう。
見たことがあるような無いような、非常に「微妙な」デザインですね(笑)
靴って本当に特定が難しいと思います。
まあ靴はサバゲでも重要な実用品ですし、ケガ防止のためにも妥協してもよさそうですね。
逆に言えば「おしゃれは足元から」ではありませんが、初期アフに限らず靴までしっかり拘っている方を見ると「すごい!」といつも思います。
あとグローブも然りです。

番組とリンクした内容で高解像度の写真が手に入り、とても感動しています。
YouTubeの粗い画像では分かりえなかった詳細がたくさん手に入りました!

これでまた私の「初期アフ偏差値」がグッとアップした気がします。
また、超レアと認識している初期アフガンアイテムも今我が家に向かって海を渡っている最中ですので、夏に先駆けて私の初期アフガン熱はますますヒートアップしています。
ギアフェス東北に向け、この調子で知識と軍備を蓄えて行こうと思います。
(これだけ言っておいて、ゆるげ2は久々に初期アフ以外で行こうと思っていますが(笑))

お読みいただきありがとうございました。

この記事の続編は下記リンクになります。

初期アフミリフォト大量発掘!PART2

初期アフミリフォト考察⑱ 初期アフカメラ その2
  


2018年04月16日 Posted by 4039  at 23:05Comments(4)初期アフガンODAミリフォトAmericas Secret Soldiers

初期アフ映像考察 Discoveryチャンネル編 PART4



今回は2002年にDicoveryチャンネルで放送された、初期アフガンODA密着ドキュメンタリー番組「Special Operations Force: America's Secret Soldiers」の考察の続きです。

前回まではこちら
初期アフ映像考察 Discoveryチャンネル編 PART1
初期アフ映像考察 Discoveryチャンネル編 PART2
初期アフ映像考察 Discoveryチャンネル編 PART3

今回でこの番組の考察もひとまず最終回とします。
今回は番組中の気になったシーンを列挙していこうと思います。

まずはこの隊員です。


最後の方に金属探知機を持って颯爽と表れます。
トップ画像にもしましたが、この方は何枚かネットで写真を発見しました。



装備や背景から、この番組が撮影されていた現場での写真だと思われます。
ベスト(おそらくV1ベストかオメガベストあたり)の下に3CのBALCSを着こんでいます。
こんな着こなしもあるんですね!非常に参考になりました。
涼しくなったら真似しようと思います。

腰周りですが、3CのELCSのユーティリティポーチとLC-2のファーストエイドポーチを装着していると思われます。


初期アフODAでのLC-2使用例はかなり多く、この頃はまだまだ現役の感があります。


現在市場ではLC-2はかなりお安く流通しているものが多く、基本いい感じにくたびれた状態なので、初期アフガン装備でこなれた感じを出すのにはもってこいですね。

嬉しい事に、写真発見がきっかけでこの方がODA342という事がわかりました。
ODA342、つまり第2大隊アルファ中隊ということですね。
一緒に行動しているところから、前回、前々回に紹介したJ氏やM氏もODA342、少なくとも同じアルファ中隊の可能性は高そうですね。
ちなみに以前考察した「Profiles From The Front Line」で密着していたのはODA361(第2大隊チャーリー中隊)でしたので、同じ第2大隊ということですね。

さらにネット検索したところ、下記写真も同じく2002年のODA342の写真ということが判明しました。


それなりの数の初期アフ写真の部隊、年代特定が出来てきましたので、いずれブログで整理したいと思います。

次です。
この番組に出てくる隊員のM4は非常にシンプルめなセットアップが多いです。


レイルにアクセサリーはフォアグリップのみのようです。
光学サイトは無し。
現在の特殊部隊では考えられない程シンプルですね。
再現する側としては軽量、安上がりでありがたい限りですが。
マガジンの底板にパラコードを挟んで「取っ手」を設けているようです。
塗装や汚し、このような小技で工夫することで「初期アフM4」はお財布に優しく成長させることができるのでありがたいですね。
実物RISやCOMP M、シュアファイア等、拘ると天井知らずなのはどの年代、部隊でも同じだと思いますが、「それなりの完成度」まで持っていくのは初期アフODAM4はかなり楽な部類だと思います。

M4に限らず、装備全般初期アフガンODA装備は「拘り過ぎなければ」かなり安価に揃え易いと思います。
さあ「ホース・ソルジャー」がまだ公開されていない今が始め時です!
公開されてから「やっぱいいな」と思って、高騰したアイテムを指を咥えて眺めて、全然揃わず中途半端な完成度で「ミーハーw」と後ろ指刺されて後悔してからでは遅いですよ!(笑)
まあ個人的な本音は「ホース・ソルジャー」はそこまでインパクトを与える映画とも思っていませんが(苦笑)
劇場公開される分だけ「13時間」よりはまあ影響力はあるかな?程度に予想しています。


次です。
番組的には大麻を見せたかったのでしょうが、そんな物より隣の隊員が気になりますね(笑)


3C BALCSに56式、キャップを被り腰回りは黒いナイロン、キャリングハンドル付きのM4、胸元にはIC-F3S、この画面では見えないですがレッグホルスター、そしてひげ面と、まさに「教科書通り」の初期アフガンODAですね。
先ほども少し書きましたがLC-2等の旧装備、黒ナイロン、正式採用以外のアイテム(EAGLE,TAC-T,BHIあたりが王道?)、この3点をうまく織り交ぜることが初期アフガンODA装備のミソだなと個人的には思っていて、日々研究しています。


次です。


ベルトにGERBERのツールポーチを着けています。


このツールポーチは「正式採用なの?」と思うほど色んな人が着けています。




ツール自体も実用性が高いですし、初期アフコーディネート完成度を確実にUPできるステキアイテムNo.1ですね!
GERBERは年代によってロゴが多岐に渡りますので、もし調達される際はその点に注意してください。
GERBERの歴代ロゴは公式サイトに画像があります。


しかもありがたい事に年号付きです。
初期アフガン時に該当するのは下段真ん中ということですね。
ただ、同じロゴでも配色が違っていたりします。
色によってさらに年代が細分化されるのか?恥ずかしながらまだまだ勉強不足でわかりません。
GERBER公式サイト:https://www.gerbergear.com/Meet-Gerber/About-Us/History-of-Gerber

ネットオークション等で1983ロゴ品の出品はそんなに多くない印象ですが、注目度が高くないのか安価です。
玉数が少ない分、変に注目されると高騰する恐れはあると思います。


次です。
「I.」という隊員です。


腕時計がアップになる瞬間がありました。


丸いデジタル、液晶の上半分の黒いバーと網掛け部分、黄色いフロントボタンから、おそらく以前の記事でも紹介したCASIO PROTREKの「PRG-40」ではないでしょうか。


2000年発売ですので、時期的にも可能性が高いですね。
私は先日格安でPRG-40をゲットしました。


メルカリで調達しました。
メルカリはミリタリー出品はヤフオクに比べると明らかに貧弱ですが、ジャンルによっては充実しており、概してヤフオクより安く手に入る場合が多い印象です。
使い込まれており、いい味が出ています。サバゲ用の再現装備としては申し分ない状態でした。


次です。
ものすごい色のAKが出てきます。


しかもマズル部にお守り?のようなものを引っ掛けてあります。

発砲して吹っ飛ばないんでしょうか(笑)

CYMAのスポーツライン等の廉価版AKを手に入れて「民族系AK」を1本作るのも楽しそうですね。
全快娘さんは既にやっておられますよね!さすがです。


他にも細々と気になった点はありましたが、この辺にしておこうと思います。
来月いよいよ「ホース・ソルジャー」が公開され、初期アフガン装備のインスピレーションがますます刺激されそうです。
予告編から主人公がAAV+カラーファスのBHIチェストを着ている時点で、装備考証的にはかなり「アヤシイ」ですが、映画ならではの着こなしや魅せ方もきっと沢山あるはずですので、色々影響を受けるのは間違いなさそうです。
何はともあれ楽しみです。幸運にもGW中なので、公開初日に気合を入れてIMAX等の大迫力画面で観ようと思います。

お読みいただきありがとうございました。

この記事の続編は下記リンクになります。

初期アフミリフォト大量発掘!

初期アフミリフォト大量発掘!PART2

初期アフミリフォト考察⑱ 初期アフカメラ その2
  


2018年04月06日 Posted by 4039  at 20:17Comments(0)初期アフガンODAAmericas Secret Soldiers

初期アフ映像考察 Discoveryチャンネル編 PART3



仕事で1週間中国に行っていたため更新が滞ってしまいました。
機内映画で我慢できず「バリー・シール」を見たのですが、非常に面白く機内映画で見てしまった事を後悔しました。


トムクルに外れなし!
実際に死人が出たという飛行シーンの数々は、機内映画のちっっちゃい画面でも迫力を感じました。

飛行機の中は暇なので、気になっていた作品があるとつい見てしまうのですが、画面は小さいし粗いし、乗務員のアナウンス等でしょっちゅう中断されるので映画を観る環境としては劣悪で、初見の映画を観てしまうのはまさに「愚行」です。
しかし分かっちゃいるんですがやめられません。
なのでいっそのこと「見たいのないや」の時の方が幸せです(苦笑)

映画つながりで「12STRONG」の日本公開が無事決定しましたね!
邦題は原作小説と同名の「ホース・ソルジャー」になりましたね。


予告編を見る限り装備のリアルさでは微妙かもしれませんが、数少ない初期アフガンが題材の映画ですので、非常に楽しみです。


それでは前置きはこの辺にして、今回も前回の続きでDiscoveryチャンネル製作の初期アフガングリーンベレー密着ドキュメント番組「Special Operations Force: America's Secret Soldiers」の考察記事を書いていきます。

前回までの記事はこちら
初期アフ映像考察 Discoveryチャンネル編 PART1
初期アフ映像考察 Discoveryチャンネル編 PART2

今回は隊員「M.」について考察します。


第1回の記事で書きましたが、非常に有名なトップ画のビリヤードの写真の方ですね。
番組中でもまさにこの写真が撮られた時と思われる場面が出てきます。


そんなM氏の装備を考察していきましょう。
ざっと気になったアイテムは下記になります。
・BALCS
・ホルスター
・無線
・靴
・DCU
・Tシャツ
・キャップ
・腕時計
・MP5
・M4

順に詳細を書いていきます。

BALCS



まず間違いなく3CのSF仕様でしょう。
フロントのMOLLEにはELCSのM4ポーチを4つ連ねているようです。
一番上だけ向きが逆なのが興味深いです。
理由を想像してみましたが思い浮かびません。謎です。

背面は肩部にメスのファステックスが2つ付いています。



バックパックを接続する為のものでしょうか?これもまた謎に包まれています。
ハイドレーション等にオス側を付けて接続していたのでしょうか?

ポーチ配列もシンプルでカッコよく、サバゲにも向いており良いですね。


ホルスター



M氏は腰にホルスターを装着しています。
ベルトループでは無く、パドルホルスターのようです。
また、拳銃はM9のようです。


一瞬ホルスターが大写しになるシーンを捉えることが出来たのですが、不甲斐ないかな私では知識不足で特定ができません。


M9の形状がくっきり出ているので、おそらくカイデックス製、ブラックをサンドカラーに塗装しているように見えます。
おそらくサファリランド製か、もしくは下写真のアンクルマイクス製だったりするのかなと思っています。



無線


DCUの足ポケットに入れています。
クリップのようなものでDCUポケットに固定していますね。
形状、大きさ的にもMBITRではなさそうです。

アンテナと突起の位置、前回の記事で紹介したJ氏がアイコム製のIC-F3Sを所持していたところから、おそらく同一チームのM氏もIC-F3Sを携帯していたと思われます。


IC-F3Sはこの番組を見ていよいよ我慢できなくなり、ebayで不動品コンディションの物を探しだし現在取り寄せ中です。
クリップで止めればサバゲでの動きでも脱落したりしなさそうですし、無線機携帯バリエーションの良い参考になりますね。







憎たらしい程、ちょうど靴が写らない画角が続き歯がゆくなります(笑)
かろうじて靴が写っているシーンが上の3画像になります(2枚目は右の人がM氏です)。
詳細は分かりませんが、官給品のデザートブーツではなさそうです。
おそらく民生品のトレッキングシューズか何かだと思われます。
官給デザートブーツは重いし走りづらいくサバゲ向きではありませんので、それ以外の使用例を見られるのはありがたいですね。

ローカットの普通のスニーカーを履いていると思われる例もいくつかあり、初期アフガンの靴選びは個性の出し甲斐がありますね。
下記、以前考察した「Profiles From The Front Line」で見つけたスニーカーと思われる靴です。



靴下も拘り甲斐がありそうです。
この年代のスニーカーは劣化が心配&ミリタリー以外のコレクターの方とも争う事になりそうなので、あまり拘るととんでもなくハードルが高くなるかもしれませんね(笑)
ニューバランスやナイキ等で当時から形状が変わっていないモデルを調査したり、復刻版を探すのがいいかなと考えています。


DCU
よくあるカスタムDCUなので特に書くつもりはありませんでしたが、一点気になる箇所を見つけました。


ズボンのポケット上部にモザイクが掛かっています。
おそらくここにネームテープで名前が入っているためではないかと思われます。
細かい箇所ですが、真似したくなりました。


Tシャツ



左袖にロゴが見えます。
最初CHAMPIONだと思いましたが、アップに映った瞬間を見てみるとどうも違う気がします。


どこかで見た気がしなくもないロゴですが、全く思い出せません。
非常に悔しいです。


キャップ
番組中では2種類被っているのを確認できます。
ひとつはビリヤードの写真時に被っている、緑のツバのキャップです。


額にロゴがあるようですが、サングラスが邪魔でわからずじまいでした。

もう一つ任務中に被っているキャップがあり、額に文字が入っています。


「U.S.FOOTBALL」と書いてあるように見えます。
キャップは色やロゴ等で個性が出せて非常に面白く、いくつ持っていても邪魔にならないアイテムですよね。
安価な物も多いですし、これからも順次増やしていこうと思います。


腕時計


解像度の高い写真があるおかげで確認が捗ります。
前回の記事のコメントで教えていただきましたが、おそらくこれもJ氏同様SUUNTO製の物と思われます。
有名な「ベクター」はもう廃版のようですので、早めに1つ手に入れておこうかなと思う次第です。


MP5


これ見よがしに映っており、非常にありがたいですね。
現在プレミア価格の3点スリングが眩しいです。
ストックの下部にダクトテープのような物が巻いてあるように見えます。
すべり止めを狙ったものでしょうか?


M4


PEQ2にACOGと、オーソドックスな構成です。
ACOGは右側に何か部品?のようなものが付いているように見えるのですが、謎です。

またフォアグリップは付けていないようで、レイル下部には短いレイルカバーが付いているように見えます。



M氏は一見してシンプルな装備ですが、BALCSのポーチ向きや背面のバックル、MP5のダクトテープやACOG脇の付属品?、ホルスターやTシャツ等銘柄が分かりそうでわからないアイテム等、私にとっては謎が多いです。
ただサバゲでは非常に動きやすそうな装備ですので、ぜひ3C BALCSを手に入れていつの日かオマージュしたいです。

お読みいただきありがとうございました。

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初期アフ映像考察 Discoveryチャンネル編 PART4

初期アフミリフォト大量発掘!

初期アフミリフォト大量発掘!PART2

初期アフミリフォト考察⑱ 初期アフカメラ その2
  


2018年03月18日 Posted by 4039  at 23:32Comments(0)初期アフガンODAAmericas Secret Soldiers