スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  

 Posted by ミリタリーブログ  at 

TENKOO 参加装備記録



5/28に参加した八王子のフィールド「TENKOO」定例会時の装備をまとめようと思います。
フィールドレポートはこちら
TENKOO フィールドレポート

当日は初期アフガングリーンベレー風装備で参加しました。




装具は
・BALCSレプリカ
・56式チェストリグカスタム
・ブラックホーク製 デューティーベルト
・ブラックホーク製 オメガホルスター(M9用)
・CAMELBAK SABRE
・官給品ノーメックスグローブ
・スパルタンエアソフト製 PRC148(特小加工済み)
・THALES製ブレードアンテナ(ジャンク)
・RACAL製アーバンヘッドセット
・スペアマガジン×3(M4 or AK)
・コンデジ(CASIO)
・メーカー不明 キャップ(前回のVショーで調達)
・レプリカ デザートブーツ
・BOLLE AXIS2 (完全にオーパーツですが、目周りは安全、実用第一なので妥協)
・CASIO F91W
・シュマグ
・ヒゲ

細かいところもまだまだですが、大物としては
・背中のCAMELBAK
・靴
をどうにかしたいです。

靴は95年製のトレッキングシューズを手に入れ、あとは慣らせば使えそうなのでほぼクリアですが、CAMELBAKは初期型M.U.L.Eに換えたいところです。
気長に入手チャンスを待ちたいと思います。

56式チェストリグは購入時からマガジンポーチがドットボタンに改修してありました。


デフォルトの「ドングリボタン」に比べて非常に使いやすいです。
左右のポーチは剥がし切れ込みを入れ、代わりにELCSのM4ポーチ、Mk18スモークグレネード、PEQ2 アクセサリーキットポーチを取り付けています。


ストラップは元々は背中で交差していますが、首に擦れて気持ち悪いので一度解き、写真のようにBALCSの背面PALSに通して固定しました。


これで肩からズレることがなくなり、着脱もBALCSと一緒に出来るので非常に楽になりました。
また、背面固定用のストラップは端部にITW製バックルを付け、着脱を容易にしました(ファントム横田店さんで300円でした)。


当時の米陸軍特殊部隊がこのようなカスタムを施していたという資料は持っていませんが、
雰囲気をそこまで損ねない&オリジナリティ&サバゲでの実用性を考えてこのようなセットアップにしてみました。

服装は友人のメキシコ土産のTシャツ&3C BDUです。


プレキャリの下にガラTを着るのは楽しいですよね。
パンツはTRUSPECの新しめのモノなのでオーパーツです。出来れば当時のDCUに換えたいところです。

銃はM4と56式です。


56式はリアルソード製です。以前記事にまとめた今一番の愛銃です。
ただ、セミ戦主体だったので残念ながら今回出番は少なかったです。
(ver.3メカBOXはトリガーストロークが長く、セミで速射しにくいためです。)

M4は次世代M4で、シンプルにノーマルハンドガード+ACOGのみ。
ACOGはスコープではなく、ノーベルアームズ製の等倍率ドットサイト「SURE HIT 130」です。
中古で3000円くらいで入手し、雑に塗装しましたが、メーカー名も分からないような中華レプリカよりも断然視認性、信頼性とも高く気に入っています。
ウエイト抜き+LIPO+EG30000仕様なので、セミ戦でストレスの全く無い速射が可能でした。
このM4についても別途記事にしてあります。

サイドアームは飾り用のマルイエアコッキングM92Fと、実用のマルイガスブローバックM9A1をM9に改造したものです。
マルイからM9が発売する前に、M9A1に社外製メタルフレームを組んでM9にしました。


メタルフレームだけで本体以上の価格だったのでマルイからM9が発表された時はショックでしたが、「メタルフレームのひんやり感が最高なのでOK」と自分に言い聞かせています。

最新の装備に比べるとやはりマガジンチェンジ等しづらい場面はありましたが、問題になる程度ではありませんでした。
空マガジンはその時の体勢によってBDUのポケット、もしくは空いた56式ポーチに戻す等でスムーズに運用できました。
(この時代のモチーフ装備でダンプポーチを着けるのは、さすがに大きく景観を損ねますので私的にはNGです)


友人はデザートタイガーのCRYEタイプコンシャツ&コンパンにLBT6094レプリカ、メーカー不明のパッドベルトです。
銃はメインが次世代SCAR-H、サイドがマルイ製M&Pです。


2年前にサバゲデビューして以来、基本このセットアップでやっていますので大分板についてきた印象を受けます。
今回もシチュエーションに合わせて的確にメインとサブを使い分け、着実にキルを重ねていました。
もはや初心者とは呼べない見事な戦いっぷりでした。(午後から疲れて大失速していましたが 笑)
次は次世代M4CQBRの調達を目論んでいました。

最近パッチ集めが加速しつつあるようです。
パッチはその人の個性が色濃く出て面白いですよね。



装備をあれこれ考えながら準備して実戦投入して、次へフィードバックする、というのもサバゲの大きな楽しみのひとつですよね。
(趣味全般に言えることかもしれませんが)

お読みいただきありがとうございました。  


2017年05月30日 Posted by 4039  at 22:36Comments(0)装備サバイバルゲーム初期アフガンODA

TENKOO フィールドレポート









5/28に八王子の「TENKOO」定例会に友人と参加してきました。
簡単にフィールド紹介等しようと思います。

下記の順に感想を書いていきたいと思います。
・アクセス
・駐車場、セーフティエリア、シューティングレンジ等
・フィールド
・ゲーム内容、運営
・改善点
・まとめ


・アクセス
所在地ですが、数少ない都下のアウトドアフィールドです。
中央道八王子インターから20分と掛からない場所ですので、県外からでもアクセスは良いと思います。
(ちなみに私の自宅からかなり近く、車で20分掛からず着けました。大変ありがたいフィールドです。)
アクセスに関しての注意点は、入り口の標識がかなり「控えめ」なことです。

ナビで住所自体はヒットしますが、道中に看板等は無く、入り口は下写真のように小さく表示があるのみです。


文字アップ


道の構造上、直前まで来ないと見えないので、油断していると通り過ぎてしまいます。
(相席させていただいた方は、まんまと通り過ぎてしまったそうです)


・駐車場、セーフティエリア等
各施設がかなりコンパクトにまとまっており、駐車場とセーフティエリアの距離がかなり近かったです。
一番近いところでは、テーブルから20歩もあれば車に辿りつけます(最も遠い位置でもせいぜい1分)。
これは個人的にかなり快適でした。

セーフティエリア全景です。
写真左側と奥が駐車場で、屋根のある部分がセーフティエリア、左奥の壁の向こうがフィールドになっています。
写真の更に右側に2階建てのプレハブの事務所があり、受付、更衣室やトイレ等があります。
全面砂利敷きです。


セーフティエリアの席のキャパはMAX60人程度。駐車場は40台程度でした。
フィールドの大きさ的にも必要十分だと思います。
この日は約60名でしたので、1~3名のグループはいくつか相席となりました。
今回私達は2名で参加でしたので、他の2名様とご一緒させていただきました。

ゲーム中に一緒に写真を撮らせていただきました。


相席は何かと気遣いが必要なので良し悪しかと思いますが、
当日知り合った方と楽しく交流が出来るのは良い刺激となったり、情報交換もできるので非常に有意義だと私は思います。
(毎回では疲れてしまいますが。)
特に今回ご一緒させていただいたお二人共、とても親切でお話しも楽しく、非常に良い想い出になりました。
おやつまでおすそ分けいただいてありがとうございました。

シューティングレンジは珍しい2階建てで、参加人数に対して十分なブース数です。
ただし、1階の左3つは盛土が目の前にそびえ射線が通らないので、弾が出るかどうかの確認程度しかできませんでした。


ターゲットは50mまでマンターゲットがあり、十分な距離を確保しています。
(フィールドに隣接しているため、ゲーム中は使用禁止でした)

その他箇条書きにて覚えている内容を書いていきます。
・トイレは男性用小は簡易式が屋外に2箇所、大が屋内に1箇所
・女性用更衣室&トイレは管理棟2階
・洗い場は2箇所(おそらくタンク式)。ハンドソープ常備。
・セーフティには4箇所電源タップ有り


・昼食は500円で自家製カレー(定例会参加費は3500円)
・マーカーは赤と黄色でガムテープ供給。
・自販機は2台×2箇所
・喫煙所は事務所前の1箇所
・セーフティエリアのテーブルはガンラック有り

事務所横の自販機の上にドローンらしきものがありましたので、今後空撮も計画しているのかもしれません。



・フィールド
フィールドの入り口はセーフティエリア左奥から入れる1箇所のみです。


縦長形状で、大きさは体感ですが40m×100mくらいです。

入ってすぐに瓦礫の山に「TENKOO」のプレートがあり、絶好の撮影ポイントとなります。



また、高台に位置しているため、非常に眺めが良く、近隣家屋や道路からの目を気にしたり、フィールド外へのBB弾飛翔の心配が無いのは非常に良い点だと思います。


そのためセーフティ側以外のフィールド三方の壁は無く、他のフィールドでは味わえない開放感がありました。

セーフティから向かって左翼奥側上空からの全景写真(公式LINEの画像を抜粋させていただきました)
中央に見えるのがコンテナゾーンです。


セーフティ側の建物2階から奥側を撮影した写真


奥側の建物2階からセーフティ側を撮影した写真


屋根付きの建物が点在し、コンテナゾーン含めかなり構造物が多く複雑な印象です。


建物内部


2階への通路



2階からは場所によっては効果的な撃ち降ろしが可能です


コンテナ内部
コンテナ内部はかなり暗く狭いので、方向を意識しないと簡単に同士討ちになります。



遮蔽物は木の板が基本です


コンクリートや巨大な鉄板、車両もあり、変化に富んでいて好印象です



全面粗めの砂利ですので、膝の防具があると便利です。



侵攻ルートは大まかに3本あり、左翼、中央、右翼です。
セーフティ側から向かって左翼はコンテナ内、外部を中心とした攻防がメインとなります。
コンテナは「卍」のような組み合わせの回廊式になっており、出入り口が複数あります。




内部は狭いのでハンドガンが大活躍します。



中央ルートは開けており、正面右翼左翼からかなりの射線が通りますので、無闇に前進するとただの的になってしまいます。
ただ、お互いの枚数が減ってきたところで中央突破の奇襲が成功しているパターンもありました。



右翼はベニヤや木枠を中心としたバリケードが乱立しており、これらを利用した長距離の直線的な撃ちあいがメインになります。
ただし所々中央、左翼から絶好の射線が通る箇所があり、油断していると横っ腹を撃たれます。



各遮蔽物は穴が空いており弾が抜けるものが多く、注意が必要でした。



右翼全面が跨げる程度の高さのネット張りなので、ヒットされた際の退避路&観戦スペースとなっていました。



・ゲーム内容、運営
注意事項としては、下記が朝のブリーフィングで案内されました。
・友軍誤射は撃った方、撃たれた方両方共退場
・ハンドグレネードは1人1ゲーム中1投のみOK(不発でも1投)
・モスカート等グレネードランチャーは使用不可
・同一の室内での撃ち合いはセミオートのみ(外から中、中から外はフルOK)
・隙間撃ち禁止(隙間の定義:頭の幅より狭い隙間)
・ゲーム中の構造物へのよじ登りは禁止
・跳弾ヒットは有効
※他にもあったかもしれませんがあしからず

ブリーフィングの様子です。


全員に聞き渡る声量で、クド過ぎず簡潔で、必要十分な説明だったと思います。
好き嫌い分かれるところだと思いますが、皆で「ヒットー!」の合唱や、大きな声で挨拶の強要等無く、ジョークも少なめで割かしあっさり目の説明でした。(私はこれくらいが好きです)

チーム分けはブリーフィング前に席毎にスタッフが回って来て、チームカラーの案内がありました。

ゲームは午前午後合わせて14ゲーム(多分)と、フィールドの広さを考えれば適正だったと思います。
(やたらに多く回しても飽きてしまうだけだと思いました。)
基本、試合時間10分、インターバル10分でした。広くないフィールドで、セーフティまでもすぐなので比較的余裕を持って休憩&次試合の準備ができて、1試合1試合を大事に噛み締めてゲームができました。

ルールはフラッグ戦が一番多く、次いでカウンター戦、攻防戦が裏表1セットありました。
セミオートのみが主体で、フルOK戦は数える程でした。フィールド構造上、セミ戦の方がバランスが良かったと思います。

ルールについては入り口にホワイトボードが設置してあり、分かりやすくて良かったです。


ゲーム中はフィールドの高台に2名スタッフがおり、過不足なく進行、監視されていたと思います。


・改善点
少し気になった点を挙げたいと思います。

・跳弾について
全体的に硬い跳弾しやすい構造物が多く、思わぬ跳弾でヒットされてしまう事が多々ありました。
跳弾ヒットはある種テクニックでもありますが、戦果確認がしづらく、射手が適当に撃った射撃でヒットされる場合も多く、ヒットする側もされる側も楽しくないと私は思っています。
また、まだ弾の届かないと思っているところで前方の味方が跳弾ヒットされると慎重になりすぎ、膠着の要因にもなります。

なのでどこもかしこも跳弾し易いままにしておくのではなく、要所要所にはネットを張ったりして、跳弾し過ぎないようにした方が良いなと個人的には思いました。

・転落の危険性について
2階に登れる箇所が点在していますが、所々簡単に転落してしまえる箇所がありました。
ゲームに熱中すると意外に周囲への意識が薄くなりますので、もう少し安全配慮が必要と思いました。

・無線設備について
フィールドマスターがマイクで話した音声が各チーム陣地にあるスピーカーで出力されていましたが、
時たまぶつ切れになり聞こえないことがありました。
開始の合図等、重要なアナウンスをするものなので信頼性の高い設備にしていただきたいです。

・観戦について
前述しましたが、フィールドと観戦スペースに高低差やネット等の遮蔽物が無く、しかもかなり接近して観戦できるので、観戦者への流れ弾や誤射が多いです。
途中でスタッフから「観戦される方は常に手を挙げていてください」と勧告がありましたが、疲れるのであまり徹底されていませんでした。
ここは客の良識と体力に任せるのではなく、フィールドの構造で安全な観戦環境を確保していただきたいです。

・セーフティエリアについて
セーフティエリア内のコードが垂れ下がっており、装備に引っかかったりすると思わぬ怪我や、
他のお客さんの銃や備品を壊してしまう恐れがあると思いました。


細かい所かもしれませんが、簡単に対処できる部分だと思いますので、是非とも早急に対応いただきたいところです。


・まとめ
フィールド激戦区である千葉以外の関東近郊でオープンいただいたことが非常に大きいと思います。
(言い方が悪いですが、もし佐倉や酒々井あたりの老舗がひしめく地域にオープンしていたら、埋もれてしまう可能性が高いと思いました)

しかも高速出口からも比較的近いのでアクセスも良好です。
山梨、神奈川、埼玉南西部、東京西部あたりの方にとっては非常にありがたいのではないでしょうか?
(しかし逆に言うと、東京東部以東の方はわざわざ何度も足を運ぶ程の魅力は感じられないかもしれません。。)

フィールドはセーフティ含め全体的に良い意味でコンパクトで効率的な作りで、快適に過ごせました。

まだオープンして1ヶ月程度なので、ゲーム内容や細かい部分の作り込みはこれから大いに進化するのではないかと思います。

目玉となるようなダイナミックなオブジェクトや仕掛け等はありませんが、適度に入り組んだ構造で攻略のしがいがあり、噛めば噛むほど味の出るような小気味良いフィールドだと思います。

関東西部の雄となれるよう、今後益々の発展を期待せずにはいられないフィールドでした。
楽しい1日をありがとうございました。  


2017年05月29日 Posted by 4039  at 23:13Comments(0)サバイバルゲーム

PEQ2 アクセサリーキット



先日、中野の「WARRIORS」さんで「実物 AN/PEQ-2A アクセサリーキット」を購入しました。

正直、モノによっては他のお店やネットオークションの方が安く買える場合がありますが、現物を見ながら買える&WARRIORS印の安心感と、店長の丁寧かつ造詣の深いお話を聞ける事を考えれば、元を取って余りある「経験、知識、想い出」という付加価値があると思います。
いつも楽しく、気持ちよくお買い物をさせていただいています。

キットの内容は、タイトル通りPEQ2に纏わるアクセサリー類とマニュアル、ポーチがセットになったものです。
新品で5000円でした。内容物は以下の通り
・収納ポーチ
・12 inch ケーブルスイッチ
・20 inch ケーブルスイッチ
・マウント用ブラケット
・ブラケットアダプター
・ケーブル用固定ストラップ×2個
・ベルクロメス(テープ接着)×3個
・レンズクリーナー
・オペレーターズマニュアル

結論から言うと、私にとっては何一つ無駄のない超お買い得アイテムでした!

ちなみに妻に「ちょっと都心出てポーチとアクセサリー買ってくる」と言ったら「女子かよ」と返されました。
たしかに「ポーチ」とか「アクセサリー」ってミリタリー用語として馴染んで使っていますが、一般的には男性の口からあまり出ない単語ですよね。
自分は特殊な趣味をやっているんだと再認識させられた瞬間でした。

それでは以下に順に詳細を記載してます。
・収納ポーチ
大きさは20cm四方程度で、マチは5cm程度、中は3つに仕切られています。
前面がフラップになっており、パイル&フックが付いています。


前の2つのポケットは同寸で、M4マガジンが丁度1本入るくらいです。


後ろはマチ無しのポケットです。


裏面はアリスクリップ仕様です。


このキットを購入した私の目的の70%はこのポーチでした。
現在絶賛ハマり中の初期アフガン装備で使うためです。
WLや3Cに混じって黒いナイロンがちらほらあるのがかっこいいですよね。



また後日詳細を紹介できればと思いますが、私は56式チェストリグの真ん中3つのAKポーチ以外のポーチを剥がし、
剥がした部分に一定間隔で切り込みを入れることで、左右のスペースにMOLLE規格の装備を付けられるようにしています。


ここに付けるポーチを探していたところ、このキットの存在を知りました。
早速取り付けましたが、新品なので付けると色味が浮いてしまったので、タミヤの「ウェザリングスティック」で簡単に汚しました。
あとは実戦投入して本物の砂塵や泥が付けば自然に馴染むと思います。

また、アリスクリップがポーチの上半分しか固定しないので、フラップを開ける際、パイル&フックが踏ん張り下半分が浮いてしまい開けづらかったです。
そこで、ポーチ裏面の下部分とチェストリグにパイル&フックを貼り、下半分が浮かないようにしました。


また、フラップのパイル&フックも強く付きすぎなので、半分にパッチを貼り付けてキャンセルしました。


フラップが開けやすくなり、しかも開けた時にさりげなくパッチが見えるので、江戸っ子感もUPできます(笑)

軍用品は時折サバゲ使用程度では大仰なパイル&フックが設けられていることがあるので、
私はそんな時はいつもダクトテープや丁度良い大きさのパッチを貼り付けて不要分をキャンセルしています。


・12 inch ケーブルスイッチ


コネクタが実物仕様なのでレプリカ等では実用できませんが、銃を飾る上で利用価値の高いアイテムですよね。


・20 inch ケーブルスイッチ


この真四角のスイッチはレプリカ含めあまり目にしないので、新品で手に入るのはお得感が高いと思います。


・マウント用ブラケット


ノーマルハンドガードにPEQ2を取り付けるためのブラケットです。
マニュアルを見ながら私の次世代M4に取り付けてみました。
アウターバレルが特殊な形状のため懸念がありましたが、無事付けることができました。


ただ、私のPEQ2型バッテリーBOX(メーカー不明)はこのブラケットに取り付けることができませんでした。残念。
これが付けられる、マウント部がリアル構造のPEQ2レプリカって存在するんでしょうか??

・ブラケットアダプター


ブラケットを嵩上げするためのアダプターです。
マニュアルを見ると、M249等にPEQ2を取り付ける際に使うようです。



・ケーブル用固定ストラップ x 2個


パイル&フックで巻きつけたり結束できるストラップです。
何かと使えそうで想像力を掻き立てられますね。


・レンズクリーナー


清掃用具は消耗品なので、いくらあっても損はないですね。
掃除は国産の高性能清掃グッズに任せ、装備のちょっとしたポケット等に入れる小道具になってもらってもいいかもしれません。


・オペレーターズマニュアル


PEQ2や付属アクセサリーの使い方がイラスト盛りだくさんで解説してあり、面白いです。
勉強になりますし、コレクションにもいいですね。


以上のように、PEQ2やPEQ12等のバッテリーBOXやレプリカをお持ちの方であれば、
使いでのあるアイテムばかりなのでオススメだと思います。

お読みいただきありがとうございました。  


2017年05月26日 Posted by 4039  at 22:59Comments(0)装備

東京マルイ 次世代M4 補強加工&カスタムパーツ組み込み 内装編



マルイ製次世代M4紹介 第3回です。
前回までの記事はこちら

第1回「東京マルイ 次世代M4を選ぶ理由」
第2回「東京マルイ 次世代M4の弱点」

今回は私の次世代M4定番カスタム工事について書いていこうと思います。

前回の記事で書きましたが、私は次世代M4は各部が劣化してきたら頑張って部品交換等で維持しようとせず、
割り切って数年に1度新品に買い換えています。
買い換えた新品にはほぼ決まったレシピでカスタムを施します。

下記がカスタム内容一覧です。
・リコイルウエイト取り外し(前出し配線仕様の機種は外さない)

・スプリングガイドをライラクス製ベアリング座金付きに変更

・バッテリー接続端子変更

・モーターをマルイ製EG-30000へ変更

・グリップ固定用ねじを2箇所増設

・グリップをVFC製A2グリップに交換

・アウターバレルをTSS製スチールバレルに変更

・デルタリングをG&P製に変更

・ポートカバーをリアルサイズ品に変更

・ハンドガードを変更(実物RAS or レプリカ DD RIS2 or 実物ノーマルハンドガード等)

・レシーバーをインディ製「パーカーシール」で塗装

・各ねじ部にねじロック剤塗布

・用途に応じてストック、光学機器を選択し取り付け


それでは順に詳細を記載していきます。

・リコイルウエイト取り外し
次世代最大の存在意義とも言えるリコイルウエイトを取り外すという暴挙ですが、

軽量化
射撃時のブレ防止
パーツ損耗軽減
サイクル&セミのキレUP
バッテリー収納スペース確保
燃費UP

と、得られる恩恵は大きいです。
リコイルが無くても次世代M4を選ぶ理由は前々回の記事に書いた通り他にもありますので、個人的にはOKです。

作業自体は比較的シンプルです。
バッファーチューブ後端のキャップがねじ式となっており、これを外せばリコイルユニットを引き出せます。
大きいマイナスねじなので、開けるのに少し工夫が必要なことと、ねじがねじロック剤で強固に固定されている場合があることが注意です。


私は写真の巨大なマイナスドライバーで開けます。


これでうまくいかない場合は、ロックリングプライヤーで強引に引っ掛け回します。
(本来の用途とは全く違いますが)


もっと上手い方法で作業している方は沢山いらっしゃると思うので、私の手法はあまり参考にならないと思います。
たまにねじロックでガチガチになっている個体があるようで、その場合はライターやドライヤーで温めると若干緩みやすくなるそうです。

次世代M4はスプリングガイドがリコイルユニットの軸に串刺しにされており、これでスプリングガイドがセンター出しされています。


なので、単純にリコイルユニットを外してしまうとスプリングガイドが「骨抜き」された状態になり作動時に左右にブレるため、メカクラッシュの原因になるという話をよく聞きます。

対策としてはバッファーチューブを挟むようにスプリングガイドをねじ等で固定する方法があります。
純正の次世代M4スプリングガイドはお尻がねじ穴ではないので、ver.2純正スプリングガイドの「耳」を切って使うか、社外製のねじ切りのある次世代ver.2ガイドを使用する必要があります。

私は初速UPの効果も含めてライラクス製の「EGスプリングガイド/スムーサー New Ver.2」に換装しています。
このスプリングガイドにはたしかM5ねじが適合したはずです。


ただ、やはりリコイルの楽しさも捨てがたいので、
バッテリー収納スペースを気にしないで良い前出し配線仕様については、ウエイトはそのままにしています。


・スプリングガイドをライラクス製ベアリング座金付きに変更
次世代M4はメカボックスを開けずに、バッファーチューブを取り外せばスプリングガイドが交換可能です。
純正よりあと少しパワーを上げたいので、ベアリング座金付きのスプリングガイドに交換し、若干ばねの圧縮を強くします。

スプリングガイド交換で3m/s程度初速UPします。
それでも初速に不満がある場合(90m/s未満)は、慣らし運転程度に数ゲームこのまま使い、
次の点検整備ついでにピストンヘッド+スプリング交換します。


・バッテリー接続端子変更
純正の専用ニッケル水素バッテリー仕様のままだと、

ニッケル水素バッテリーに使える充電器等が必要
バッテリーの維持管理が面倒(メモリー効果、過放電等)
冬季に弱い
高価(しかも次世代専用)
LIPOに比べてセミのキレが悪い
LIPOに比べて重い
銃に装着できるストックが純正に限定される(しかも高い)

まさに不都合のデパート状態ですので、LIPO化は必須です。
LIPOは知識を持って適切な取り扱いで安全管理さえしっかりすれば、高性能/低価格という素晴らしいバッテリーですよね。
ここ10年では一番の電動ガン業界の革新だと思っています。

作業としては、まずバッファーチューブ後端にある、ストックとの接触端子をはんだこてで外します。


外した先端に熱収縮チューブを通した後、ミニコネクタ配線をハンダ付けし、接続部に収縮チューブを被せ熱をかけて収縮させれば終了です。



リコイルウエイトが無いのでバッファーチューブ内にバッテリーを納めることができ、ストック選択の幅が広がります。
私は作動性を重視し、チューブに入りきりませんが「ET1 ETR214 7.4v 1400mAh」を装着しています。


ストックの後端に穴が空いているタイプが使えない(外観露出するので)のと、最短ポジションには出来ないことを除けば不都合なしです。

チューブに穴あけ等をすればもっとスマートに収納できるのでしょうが、この方法が極力手間とリスクをかけず最大限効果を得られる手法だと考えています。
万一断線しても、何も分解せず5分もあればすぐ直せますしね。

ちなみにヒューズは載せていません。
もう15年くらい電動ガンをいじくっていますが、一度もトラブルに遭っていないためです。
次世代もヒューズキャンセル状態で何万発撃ったかわかりませんが、スイッチやモーターが焼けたり、バッテリーが破損する等の電装系トラブルは皆無です。

ちなみに私は米陸軍特殊部隊のM4をモチーフにしており、旧型M4ストック+デルタパッド付を愛用しています。
(マルイ純正M4ストック+実物デルタパッドです)


旧型ストックは小型軽量で嵩張らないためプレキャリとの相性が良く、デルタパッドにより肩付け性がUPしサバゲでもかなり実用的です。
エアガンは反動がないので、クレーンストックのようなしっかり肩付け頬付けできるものよりも、軽量コンパクト傾向のストックの方が理にかなっていると思っています。
しかも息の長いアイテムのため、幅広い年代再現をカバーできます。

実際にもこの組み合わせで使用されている例は多いですよね。




・モーターをマルイ製EG-30000へ換装
マルイ純正のハイスピードモーターですね。
よく「ノーマルでEG-30000を組むとクラッシュする」と聞きますが、私は駆動系はノーマル(スプリングガイド、スプリング、ピストンヘッド等吸排気系は交換)+EG-30000で数万発は撃っていますが一度も不具合発生していません。

だから絶対大丈夫という訳ではありませんが、クラッシュを経験するまではこのセッティングで走り続けようと思います。
リコイルレスでEG-30000に換装しET1のLIPO 7.4V で18rd/s程度となり、かんたんに快適な発射レート、セミのキレが手に入ります。
ちなみにリコイル有りの方はAIP製 「HT-40000Lハイトルクモーター」に換装しており、EG-1000より発射レート微増+セミのキレUPを図っています。

・グリップ固定用ねじ穴を2箇所増設
前回弱点として挙げた点の補強加工です。
デフォルトではM3ねじ×2箇所ですが、幸い次世代M4のメカボックスには予めもう2箇所に下穴が空いています。


下穴径がM3用なので若干強引ですが、M4タップでねじ切るのみの簡単加工で強度アップ可能です。
これでグリップ固定がM3×2+M4×2となり、倍以上の強度となります。
着けるグリップによっては2箇所穴が空いていないので、こちらもドリル等で穴あけが必要ですが、大した手間ではないですよね。
M3の方は分解組み立てでバカになった時点でM4タップをねじ込み再生させます。

ただ、下穴まで空けているなら、純正で4箇所ねじ止めにすればいいのにと思うのは私だけではないと思います。
(きっとコストや歩留まり等、生産の都合があるのだと思いますが。)
ひょっとしたらそのうち改善されるかもしれませんね。


以上で内部部品のカスタムは終了です。
次回、外装編を書きます。
お読みいただきありがとうございました。  


2017年05月25日 Posted by 4039  at 23:43Comments(0)鉄砲次世代M4

SPEAR BALCSの旅



前回に続き「SPEAR BALCS」の話です。

前回の記事はこちらから
「SPEAR BALCS欲しい病」

今回は私の「BALCSの旅」を綴ろうと思います。
私は3,4年前、初期アフガン装備に興味を持ち始め、BALCSを探し始めました。

探し始めてすぐに実物XLサイズの3C SFタイプを手に入れました(この頃はまだ安く、1.3万円で買えました)。
しかしサイズが大きすぎた&ODA着用例の多いWLが欲しかったため売却。

実物MサイズWLはとても手が出る値段ではなかったので、レプリカを探しました。
しかしオークションやイベントで見つかるレプリカは、どれも値段の割りに遠目かつ薄目でも、
「コレジャナイ」感MAXなので購入は控えていました。

出来の良いものや比較的安価な実物も何度も見かけましたが、すべて横PALS仕様。


横PALS仕様を縦PALSに改造されている方も結構いらっしゃいますよね。
私の友人も「S&Graf」様で購入した横PALS仕様のレプリカを「ヘタレンジャー」様で改造してもらっていましたが、素晴らしい出来でした。

一向に条件に見合うBALCSが見つからないため、代替として「OTV」も探し始めました。


実際にOTVを着用している写真も確認できます。



OTVをBALCS代替としてひとまず溜飲を下げようと思いましたが、私が探し始めた時期は実物OTVも価格高騰中、出来の良いレプリカは在庫皆無の状況でした。
そんな絶望の中、ふと目についたのが下写真のレプリカOTVです。


ポーチや付属プロテクターまで付いてなんと4500円!
商品画像からしてチープお買い得感が漂いまくっていましたが、安さに押され購入しました。
届いたモノは予想通りチープお値段相応の出来でした。

まず使わないポーチ類とネック&ショルダープロテクターは即刻ゴミ箱行き。
PALSテープ配置が初期アフガンでよく見る仕様より多いため(中期型?)、不要部分切除。
色も柄も実WLとは超違ったため、模型用ラッカースプレーで雑にごまかしウェザリング。

頑張ってごまかしましたが、これで私の溜飲を下げることはできず、一回の出撃の後あえなく廃棄処分となりました。。
単体の写真は残っていませんが、着用して「オペレーションフリーダム」定例会に参加した際の写真です。
このレプリカOTVの上に実物TLBV(初期型)を着ています。




着心地までチープな上に、残念ながら高くない私の「実物装備再現許容レベル」をも下回る出来でした。
これを買うくらいなら、実物56式チェストリグを買った方が2000%良い買い物です(しかも4500円で余裕でお釣りがきます)。
この趣味を始めてから数限りなく「安物買いの銭失い」を痛いほど味わっているのに、未だにこうやってやらかしてしまいます。
きっと人生は死ぬまで勉強の繰り返しなんでしょうね。

依然として冷めやらぬ私の「BALCS熱」。
安っぽいレプリカじゃ満足出来ないし、かといって実物は高すぎて手が出ない私のやきもきした状況を打開したのが、下写真の「高品質レプリカ」との出会いでした。
メーカー詳細は不明ですが(おそらくSPECWARCOM製)、以前中野の「LAZY CAT」様で取り扱いのあったレプリカだそうです。
ヤフオクで付属プロテクター(ネック、グローイン、ショルダー)、ダミープレート、ダミーソフトアーマー、実物サファリランドM4ポーチ×2付きで、実物相場の3〜4分の1程度の価格で入手できました。



WL実物を見たことはありませんが、質感としては以前所有していた3Cと非常に近しいです。
実物写真と比較する限り、各部色味は近いように感じます。
サイズ表記は無いですが、私の体型(170cm 70kg)にぴったりでした(Mサイズ?)。

内部構造も実物をよく再現しており、ごちゃごちゃしています。


サイドのバックルは実物と同じACW社のものでした。


3Cではありますが、一度実物を手にしていたおかげでこのレプリカが高い完成度だということが分かりました。
このBALCSレプリカとの出会いで、私の長かった「BALCSの旅」はひとまず幕を降ろしました。

いずれこのBALCSを使った、現在お気に入りの装備セットアップもご紹介しようと思います。
お読みいただきありがとうございました。  


2017年05月24日 Posted by 4039  at 21:18Comments(0)装備SPEAR BALCS初期アフガンODA

SPEAR BALCS欲しい病



次世代M4の話もまだまだ書き足りないですが、
ブログを始めてから鉄砲の記事しか書いていませんので、気分を変えて装備の話もしていこうと思います。

今回は「SPEAR BALCS」について書きます。
最近初期アフガン装備にハマッていますので、必然的に装備の話も初期アフガン寄りになってしまいます。
BALCSは初期アフガン装備コーディネートのメインを張れる、正に主役級のアイテムですよね。

BALCSを超簡単に説明します。(Google先生に聞けば3分で分かる薄ーい内容です)
1998年に「SPEAR」という特殊部隊向けの個人装備が開発されました(SPEAR=Special Operations Forces Equipment Advanced Requirement)。


BALCSはこの「SPEAR」の中の防弾衣の位置づけです(BALCS= Body Armor Load Carriage System)。
前後にソフトアーマー+プレートを仕込めます。
グリーンベレーでは、2004年頃にSFLCSが支給されるまでは一線級だったようです。

グリーンベレーが使用するBALCSの大きな特徴は、前部のPALSテープが縦向き配置な点です
(いわゆる「Special Force」タイプ)。


横向きにポーチが付く様子は他の国、年代を見ても唯一無二で魅力的ですよね。


WL柄+縦PALSが最も人気が高いようで、ヤフオク等でも一番値が張ります。


目にしたばっかりに多くの方が「BALCS欲しい病」にかかったと思われる罪な写真達です(笑)




かくいう私もこれらの写真を見て、BALCS装備の「洗練されてなさ」といいますか、良い意味で「野暮ったい」感じに完全にヤラれました。

突然ですが、私はガンダムの1年戦争、とりわけMSVで登場したMS達が大好物です。
上手く表現できませんが、このBALCSはじめ初期アフガン装備は、MSVのMS達の「野暮ったさ」「垢抜けない感」に通ずるものを感じます。

例えばジムキャノン氏。
MS最大の特長である汎用性をかなぐり捨て、肩に砲を埋め込む意味が分かりません(笑)
しかも片側だけって、どう考えたって重量バランスや反動制御等、色々不便でしょう。
でもとてつもなくカッコイイんです!なぜなんだ!



・・・話を戻します。
BALCSはもう15年以上前が全盛期なので着用例となるミリフォトの絶対数が少ないのが寂しいところですが、
ELCSやチェストリグを重ね着したり、単体をポーチで盛ったり、グローインプロテクターを着けたりとコーディネートの幅は広いです。

私は数年前に血眼になってBALCSを探し、紆余曲折を経て1枚目写真のBALCSに出会いました。
次回は私のBALCS(及び代替品)遍歴を綴ろうと思います。

お読みいただきありがとうございました。  


2017年05月23日 Posted by 4039  at 21:25Comments(0)装備SPEAR BALCS初期アフガンODA

東京マルイ 次世代M4の弱点



前回に続き、東京マルイ製 次世代M4について書いていきます。
前回の記事はこちら
東京マルイ 次世代M4を選ぶ理由

今回は私の次世代M4の運用法と、その動機となる構造的な弱点について書きます。

私は次世代M4は後生大事に1丁を使い続けるものではなく、消耗品と割り切っています。
具体的には、
3,4年に1回新品を購入し、古い方からカスタムパーツを移植、
古いM4は分解し保守部品としたり、ネットオークションで売却、
といったサイクルで回します。

次世代M4は構造上、射撃や分解組み立てを繰り返すと強度が劣化しやすい部分が2箇所あり、加えて新ロットでメーカー改良が加えられることがあります。
なので高額なサードパーティ製の対策部品や追加工でだましだまし使い続けるよりも、
ある程度劣化したら買い換え&古い方を売却した方が、コストと性能維持のバランスが良いと考えているからです。

トイガンを「コレクション」として見た場合ありえない行為かもしれませんが、
私にとって次世代M4はゲームでの実用品扱いなので、上記の運用に抵抗はありません。


以下に「次世代M4の弱点」の詳細を書きます。
有名な話だと思いますが、次世代M4は構造上、強度的に2つのネックがあると私は認識しています。
ひとつめは「バッファーチューブの付け根」部分です。


レシーバーとチューブはねじで結合され、さらにチューブ側のリングをねじ込み、
レシーバーとチューブを「引っ張りあわせる」ことで固定されています。
この2つのねじは噛み合いが浅くガタも大きい上、軟らかい材質であり、しかも間近でリコイルウエイトが暴れまわります。
よって射撃の振動や分解組み立て時の負荷で山が削れやすく、削れると写真のようにチューブが垂れ下がってきてしまいます。


また、ねじが少しでも緩むとちょっとした操作でチューブごとストックが回ってしまいます。
かといってねじ締めに力をかけ過ぎるとナメてしまい一発アウトとなるので、非常にデリケートです。

そういった理由から私は極力バッファーチューブに負荷をかけたくないので、次世代M4にはスリングを付けないようにしています。
付けるとしても、チューブ根本にスリングアダプタを挟み、そこに掛けることでチューブに掛かる負荷を軽減させています。


マルイもここは認識していたようで、数年前にロアレシーバーを改良してくれました。

旧ロアレシーバー


新ロアレシーバー


ごらんのように肉を回しねじ切りが全周になりました。これはかなり強度UPしたと思います。素晴らしいですね。
ちなみにこの部品だけ交換しようとすると、マルイ直販で13650円。オークション相場では新品で送料含め5000~6000円程度でしょうか。
後述の箇所はじめ、他の諸々のことを考えたら銃ごと新品に買い換えてしまった方が割がよいのです。


強度ネックのふたつめは「グリップ付け根」です。
ただこれは次世代M4に限ったことではなく、AR-15系電動ガン全般の持病ともいえると思います。
グリップはメカボックスと2本のM3ねじで固定されています。


細いM3ねじ2本でアクセサリー満載のフルメタルM4の全体重を支えることになります。
ゲームでの激しいハンドリングと射撃の振動にとても耐えられるものではありません。
悪いことにメカボックスの材質も軟らかいこともあり、増し締めし過ぎたり分解組み立てを繰り返すとすぐにバカになってしまいます。
ここがちゃんと結合できなくなった時点で使い物になりませんので、交換or追加工必須です。
ちなみに次世代M4メカボックスのガワは、ヤフオクで新品で送料込3000~4000円程度だと認識しています。


銃の性能を維持するためには定期的な分解整備は必須ですが、これを繰り返すことで上記2箇所が真っ先に悲鳴を上げ始めます。
私は購入したらすぐに上記2箇所の補強加工と一部内部パーツ換装、古いM4から取り外した引き継ぎカスタムパーツの組み込みを施しています。

今回はここまでです。
お読みいただきありがとうございました。

  


2017年05月22日 Posted by 4039  at 21:33Comments(0)鉄砲次世代M4

東京マルイ 次世代M4を選ぶ理由



前回までのRS 56式に引き続き、サバゲでの私のメインアームをご紹介します。

現用米軍装備の基本のM4ですが、私は東京マルイ製 次世代M4を使用しています。
M4タイプの電動ガンは星の数ほどありますが、その中から私が次世代M4を選んだ理由は下記です。

・箱出しで高い実射性能
内部チューンをほぼする必要がなく、買い足すパーツが少なく経済的です。


・リアルサイズに近いマガジン
次世代M4のマガジンは従来型に比べ、実物に近い全長です。

従来型で実銃用のマガジンポーチを使う場合は、M4用ポーチであっても底に詰め物等をして嵩上げしないと、
深く入りすぎてしまいマガジンが取り出し辛いです。
その点、次世代は詰め物無しで違和感無く使用できます。

ポーチ嵩上げには「激落ちくん」を切って底に入れるのが定番ですよね。


ちなみに私は56式チェストリグ装備でM4を運用する場合は、写真の手作りスペーサーをポーチの底に入れます(手元にあったダンボールの切れ端とガムテープで作りました)。


56式チェストリグのマガジンポーチはAKマガジン用に作られているので、M4マガジンには深すぎるためです


スペーサーを底に入れることで、取り出しやすい位置にマガジンが上がってきます。


ちなみにマガジンは実物外装を加工して次世代M4の中身を入れています。
やすり1本で簡単にできてしまう割に、グッと質感が上がるのでかなりオススメです。
後日記事にできればと思います。


・全弾撃ち切り可能&ボルトストップ機能
マガジンチェンジした後、掌でレシーバー左側面を「パシッ」と叩くのがテンション上がります(笑)
実銃でいう全弾撃ち切りでホールドオープンしたボルトの解除操作ですね。

余談ですが、M16カービン系のトイガンが絶対欲しくなる映画といえば「ヒート」ですよね。


銀行襲撃後の銃撃戦シーンは何十回も見ました。
マガジンチェンジのシーンもリアルに描写されていて、私のツボである「左側面パシッ」もしっかりやってくれています。


私はこのシーンが好き過ぎて、排莢式のTOP M4 EBBを発売日に買いヒート仕様に改造しました。


ヒートの銃はよくM733と紹介されていますが、バレルが細く見え、A1タイプのリアサイトなので本当にM733なのか疑問です。
私のカスタムではリアサイト、バレルがA2タイプなのでヒート仕様とは違いますが、まあ雰囲気は似ているのでOKです。
いつかこの銃の詳細もご紹介できればと思います。


・リコイルショック
まず理屈なしで撃っていて楽しいですよね。
あとは動画で映ったときに、射撃で銃や体が揺れていると臨場感が出てかっこよく映ります。
ただ、サバゲでの実用性は下がるところが痛し痒しですね。
なので後述しますが、私はリコイルウエイト有りと無しで1丁ずつ所有しています。


・無難な外観
細かく見ればいろいろ余計な刻印が入っていたり、ピンがモールドだったりして、リアル派の方は閉口するようなディテールなのかもしれません。
ピンは真ん中の1本以外はモールドです。マルイ独自刻印も実銃には無い所に入っているので目立ちますね。
(幸い凹刻印なので、パテで埋めてしまうことができますが)


私は「パッと見本物」っぽければよいので、大掛かりな補修や、苦し紛れのシールや塗装ごまかしが不要な時点で次世代M4は合格レベルの外観です。
マグウェル横の刻印が印刷だったりレーザーだったり、コルト馬の絵が完全オリジナルのメーカーロゴになっているのは個人的に耐えられません。
無刻印も寂しいですよね。。



・フルメタルで高い剛性
次回の記事で詳細を述べますが、次世代M4はネックとなる箇所もいくつか存在しますが全体的に剛性は高いです。
金属パーツもふんだんに使われているので質感も上々で、ゲームでラフに使える安心感があります。


・市場在庫が常に豊富
売られている絶対数が多いので、イベント等で安売りされたり、ヤフオクで安く手に入るチャンスが多いです。


・ネットにカスタムや整備の情報が多い
人気機種だけに色んな方が独自の研究や工夫をしていて、見ていて楽しい&参考になります。


・許容範囲の価格
個人差が大きい所だと思いますが、大体3万円強で調達できるので、まあ何とか出せる値段です。
次回以降に書きますが、私はちょっと変わった運用をしていますので、さらにローコストで性能を維持することができます。


以上が私が次世代M4を選択する理由、つまり長所と認識しているポイントです。


次に私の所有している次世代M4を紹介します。
私は次世代M4はロワー2本、アッパー3本を所有し気分や用途によって組み替えています。


ロワーは、
1.「M4A1 SOCOM」ベースの前出し配線

2.「SOPMOD M4」ベースでLIPO化+リコイルウエイトをオミット(バッテリーはパイプin)


アッパーは
1.14.5インチバレル+実物RASでいわゆる「SOPMOD BLOCK1」タイプ。
現在は初期アフガンODA装備にハマッていますので、実物ノーマルハンドガードを付けたプレーンなM4となっています。
(さすがにRISは手が出せません)


2.10.3インチバレル+レプリカ 9.5インチDD RISⅡでいわゆる「SOPMOD BLOCK2」タイプ


3.マルシンモデルガンのA1タイプのキャリングハンドルと次世代アッパーをニコイチした「M653」風


他にもレプリカのマッドブル社製 12.25インチ DD RISⅡも所有しています。


また、M653風以外のアウターバレルはTSS社製の2ピーススチールバレルに換装しており、14.5インチと10.3インチをワンタッチで変更可能です。
このTSS社製アウターバレルは刻印こそ無いものの、特筆すべき点の多い優れものです。
次回以降に詳細をご紹介できればと思います。
スチール製は重いですが、剛性、質感はアルミ製等には出せないものがあります。



アクセサリーも米陸軍特殊部隊装備に合うものを中心に揃えています。


これらも後ほど詳細をご紹介できればと思います。


今回はここまでとします。
次回以降、私の次世代M4の運用方法やカスタム内容詳細を書いていこうと思います。
お読みいただきありがとうございました。  


2017年05月20日 Posted by 4039  at 22:55Comments(6)鉄砲次世代M4

リアルソード 56式自動歩槍 PART4



RS 56式の記事も第4回となりました。今回で最終回です。
正直、56式だけで4回も記事が書けるとは思いもしませんでした。

前回までの記事はこちらから
リアルソード 56式自動歩槍 PART1
リアルソード 56式自動歩槍 PART2
リアルソード 56式自動歩槍 PART3

最後は外装カスタマイズ詳細説明です。
外装に関しては下記加工を施しました。
・バヨネットを基部から取り外し
・木製ストックを一皮剥き、オイルで再仕上げ
・メタル部分をペーパー掛けしエイジング
・防錆剤を塗布し防錆処理

順に詳細を書いていきます。

・バヨネットを基部から取り外し
PART2でも述べましたが、バヨネットが重いし個人的にカッコよいとは思えない上、定例会では模造刀は大抵禁止です。
RS 56式をお持ちの方は、定例会等では刀身のみ外して対応している方が多いようです。


私はフロントサイトごと交換したかったのですが見事に惨敗しましたので、バヨネットだけでも取り外そうと試みました。
ミリフォトでも外れている個体が多いですしね。


そこで私は愚かな勇気ある一歩を踏み出しました。
バヨネットの基部は写真の赤丸部の円柱パーツでフロントサイトと嵌合しています。
この円柱パーツはカシメられ、いわゆるハメ殺しの状態なので、外す=破壊となり元に戻せない作業になります。


私も実物装備再現愛好家の端くれとして、これを再現することに決意しました。
必要なのは勇気と鈍器だけです。
円柱パーツにポンチをあてがい、かなづちで力いっぱい叩きつけると

見事外せました!


外した後の円柱パーツ側面からの写真です。写真下側から突き外したため下側は変形しています。本来は両側とも上側のように曲がっており、フロントサイトにカシメられています。


見る人が見たら「なんてことを!」と目も当てられない事をしでかしたのでしょうが、私は大満足です。
こういう価値観の違いもこの趣味の面白いところですよね。

こうしてフロントヘビーは改善し、ミリフォトのような「現場感」もUPし、私にとってまさに一石二鳥なカスタムでした。


・木製ストックを一皮剥き、オイルで再仕上げ
購入当初は下のカタログ写真のように、木製パーツはニスでテッカテカの仕上げでした。
PART2の記事で掲載した実銃比較を見ると「リアル」でいえばこのままが最もリアルだと思います。

ただ私の大好物である、現場で使い古された感じ(前後しますがこれを私は「現場感」と言っています)とはイメージが違いました。

現場、つまり軍事施設や戦場で使用と整備を繰り返せば深い「味」が出てくるのだと思いますが、月イチのサバゲ程度では、きっと私が死ぬまで使い続けても綺麗な姿のままでしょう。

なので加工です。まず#80~#240のペーパーでニスを剥がしました。


このとき、ついでにレシーバーとストックの段差も修正しました
RS 56式はレシーバーとストック下側に段差があります(どの写真でもそうなので個体差ではなく仕様だと思います)


この出っ張った角がグリップする手の親指と人差し指の付け根に当たり痛いので、面取りしました。
写真ではちょっとわかりづらいですが、効果はてきめんです。


一皮剥いたところでオイルの登場です。
オイルは多数ありますが、私は「ワトコオイル」という有名なオイルステインの「ダークウォルナット」色と「チェリー」色を適当にブレンドしながら使いました。


ワトコオイルの色味や使い方は、多くの意識高い系DIYサイトでおしゃれに紹介されていますのでそちらをご覧ください。
私の56式はおしゃれ家具のように綺麗に仕上げる必要は皆無なので、おしゃれ解説を斜め読みしながら意識低い系の作業をしました。


斜め読みの成果か、見事なムラが残りました。またもや人にはご理解いただけないと思いますが、私には大満足です。
あとはゲーム中等にいろんな物にぶつけたり擦り付けたりして、凹みや傷を付けつつ、オイルで手入れを繰り返して更に深みあるストックに仕上げていこうと思います。


・メタル部分をペーパー掛けしエイジング
RS 56式は箱出しの状態でも荒々しい仕上げなのですが、やはり「新品」であり、私のイメージする「現場感」とは少し違います。


なのでスチール製AKの定番加工である、ペーパー掛けでエイジング加工をしました。
手でよく触ったり、服や装備と擦れそうな部分を想像しながら#2000以上のペーパーで適当に擦るだけの簡単な作業ですが「現場感」は見る見る内に増していきます。

エイジング加工後の56式のレシーバーは陽光の下で見るとごらんの通りムラムラとなり、これまた満足です。



・防錆剤を塗布し防錆処理
これが最後のカスタム項目になりますね。
RS 56式は非常に錆び易い事で有名です。

最近まで秋葉原にあったショップで、自由に展示品を触れるお店があったのですが、そこに展示してあった56式が見るも無残にサビサビでショックを受けたのを覚えています。
これも購入に二の足を踏んでいた大きな理由でした。

しかし、しっかり防錆処理さえしておけば何ら問題ないはずです。
私の行っている錆対策をご紹介します。
※以下の手法は外装部品にほぼプラスチックやゴムが使われていないRS 56式だから出来る手法ですので、ご注意ください。

「防錆処理」なんてかっこつけて言っていますが、要は写真のKURE666を塗布しているだけです。


KURE666ですが、海用品向けの防錆・潤滑剤です。
有名な556のさしずめ「マリタイム」といったところでしょうか(笑)
556より塩分と水分、つまり汗に強そうなので666にしてみました。

エアソフトガンの防錆対策、表面保護と言えば樹脂部品を侵さないシリコンオイル塗布が一般的だと認識していますが、どうも効果が切れるのが早い気がしていました。
ネットで調べていると、各種ケミカルの防錆効果を検証していらっしゃる素晴らしい記事に出会いました。
やはりシリコン類は防錆効果はあまり期待できないようです。。

RS 56式はトリガー後ろのメカボックスに被せるギアカバーと、マガジン上部、下部くらいにしか樹脂部品は露出していないので、そのあたりに少し気をつけるだけで有機溶剤たっぷりのKURE666が使えます。
塗布面はベタつきも無くスベスベした触感で、鈍い光沢を放ちます。

さらにオマケとして「いかにも私は工業製品!」と主張せんばかりの芳醇な香りまで身にまといますので、言うことなしです(笑)。
(機械部品商社に勤めるある友人が、KURE666が塗布された私の56式を持つなり開口一番「ベアリングの臭いがする!」と言っていました。)

まだ購入して2ヶ月程度なので何とも言えませんが、毎日のように素手で触りまくっていますが錆は皆無です。
手荒れ等も私の手には起きていません。
しばらくは月1のゲーム終了後を目安に塗布する程度のメンテナンスで様子を見てみます。
ダメだったらまた改善策を試行錯誤するのも、この趣味の楽しいところですよね。


以上でひとまずRS 56式についての記事は終了です。
LCTやE&L製が2丁買えてしまう程の価格ですが、その価値は十分にあると思わせてくれる逸品なのは間違いないと思います。

長々とお付き合いいただきありがとうございました。  


2017年05月18日 Posted by 4039  at 21:44Comments(0)鉄砲リアルソード 56式

リアルソード 56式自動歩槍 PART3



リアルソード製56式自動歩槍紹介 第3回です。
過去2回は下記になります。
リアルソード 56式自動歩槍 PART1
リアルソード 56式自動歩槍 PART2


最初に、先日のGWに埼玉秩父のフィールド「ROCK254」の定例会に参加したのですが、
友人がゲーム中の56式射撃シーンを撮影してくれていました。


友人も私も米軍装備でいつもM4ばかり使っているので、AKが新鮮に映り興奮しています(笑)
RS 56式は全鉄製ということもあり、良い音が響くのでつい無駄にボルトを引きたくなります。
ノーマルマガジンで150発という大容量なので、動画後半のように弾幕を張るのも楽々対応できます。

使っていて、ふと56式がエアガンとして有利な形状をしているのではないかと思い、下記考察してみました。
56式等のAK47タイプは、アサルトライフルでは珍しく曲銃床です。(ちなみにAKM以降は直銃床です。)

56式(曲銃床)。ストックがバレルの延長線より下側に垂れ下がっています。


AKM(直銃床)。56式に比べてストックが真っ直ぐで、バレルの延長線上にあります。


曲銃床はストックがバレルの延長線に対し下側にあるため、射撃の反動が肩に真っ直ぐ伝わらず発生するモーメントが大きいため、銃口が上に跳ね上がりやすいという短所があります。
長所としては、ストックが垂れ下がっているので一般的に頬付け位置を下げられる=サイトを低い位置に付けられるので、照準線と弾道のギャップが少ないというところがあります。

連発で射撃するアサルトライフルでは反動制御の不利な曲銃床は不向きとされ、淘汰されています。
しかし反動が無く、実銃より射程距離が遥かに短いエアソフトガンでは、短所は短所にあらず、長所はより恩恵を受けられているのではと考えました。

具体的な例で照準と弾道の関係を簡単に計算してみました。
下の図は56式(曲銃床)とM4(直銃床)の照準線と弾道の略図です。
(絵で分かりやすくするため、縦軸と横軸の比率は違います)


銃口中心からフロントサイト頂点の高さは、実測でRS 56式:約50mm、マルイM4:約65mmでした。
弾は直進すると仮定して、30m先を狙点=照準線と弾道が交差する点と設定します。
上記設定で狙点30mから10m後方の40m地点での、照準線と弾道の高さの差aを算出してみます。
56式の方をa1として50mm:30m=a1:10m→a1=16.7mm、M4の高さ差a2は65mm:30m=a2:10m→a2=21.6mmとなります。

その差a2-a1=21.6mm-16.7mm=約5mm。
電動ガンの30m集弾性が無風の屋外で良くてせいぜい200mm程度でしょうか。
測ったことがないので感覚ですが、40mでは300mmくらい散るのでしょうか?
30mで狙点を設定した場合、曲銃床の方が直銃床に比べて20m~40mの間に照準と弾道の高さ差が-5mm~5mm分補正されているということですね。
しかし、しっかり狙ってもランダムで半径100mm以上散らばるところの、BB弾1個分に満たない5mmの照準ズレ補正、、、私は特に利点とは思えません。

ついでに実銃の距離でも考えてみました。(ただ10倍しただけです)
銃の形は同じなので、56式(=サイト高さ50mm)で300mを狙点とした場合、狙点の10m先の照準線と弾道の高さ差は1.6mm、100m先は16mmとなります。
射撃対象は基本的に人間でしょうから、100mでたかだか15mm程度のズレなど、的の大きさに対してほぼ無視できる値なのでしょうね。

上記は弾道を直線としたり諸々簡素化しまくった理論展開なので、実際の複雑な弾道等を考慮すると、今回の考えは実際とは全くかけ離れているのかもしれませんね。
以上、小学校の算数レベルでの考察でした。

一応上記考察で得られた見解をまとめると、
エアガンは反動が無いうえ、集弾性能を考慮すると曲銃床だろうが直銃床だろうが差は皆無。
実銃のアサルトライフルでは弾道管理のわずかな利点よりも、反動制御の点から曲銃床が淘汰された、といったところでしょうか。
ボルトアクションのスナイパーライフル等は単発ゆえ反動の制御は重要でなく、少しでも弾道管理が有利な曲銃床のものが現役なのでしょうね。

ごちゃごちゃ書きましたが、結論としてはRS 56式が曲銃床ゆえの利点は見出せませんでした(笑)
まあサバゲでは細かいことを考えず、姿形がカッコイイと思う銃を存分に使うのが一番ということですね!


強引にまとめたところで、前回に引き続き、私の56式のカスタマイズ内容詳細を書いていきます。
PART1の記事で、購入してすぐに下記カスタマイズを施したと記載しました。
・バレルクリーニング
・チャンバーパッキンをマルイ純正品に換装
・メインスプリングをBATON製85に換装
・バヨネットを基部から取り外し
・木製ストックを一皮剥き、オイルで再仕上げ
・メタル部分をペーパー掛けしエイジング
・防錆剤を塗布し防錆処理

上記実施後の実射性能は
・初速90m/s強
・サイクル約15rd/s (イーグルフォース社製 EA2250でドライブ)
・セミのキレは体感でマルイ箱だしのEG1000搭載機種と同じくらい
・弾道も非常に素直で、体感でマルイ箱だし電動ガンと遜色ないレベル


ここから各項目の詳細を順に書いていきます。

・バレルクリーニング
これはカスタムとは言えないかもしれませんね。
しかし基本的な整備といえど、インナーバレルのコンディションは実射性能に大きく係わる部分ですので、敢えて書かせていただきました。
私のバレルクリーニング方法は
1.無水エタノールをティッシュに浸し、クリーニングロッドに巻きつけ拭き取り1回
2.何もつけていないティッシュをロッドに巻きつけ乾拭きを2,3回
で終了しています。

無水エタノール。Amazonで約1000円で使いきれないくらい手に入ります。


以前はシリコンオイルを塗布したティッシュ+乾拭きでクリーニングしていましたが、
バレル内にシリコンオイルの油分が残り、しばらく弾道が不安定になるので困っていました。
そこで数年前に無水エタノール手法を知り、そこから無水エタノール派に改宗しました。

アルコール類使用時の注意点としては、チャンバーパッキンまで拭かないようにすることです。
チャンバーパッキンまでアルコールで脱脂してしまうと、パッキンが油切れになり劣化してしまいます。
奥まで入れすぎ防止のため、ロッドに目印を付けておくorその銃に合った目印のついたロッドの調達をお勧めします。


ちなみに私の56式は箱出しの状態でティッシュが黒くなるほど汚れていました。
どの銃でも、買ったらまず最初にバレルクリーニングはした方が吉だと私は思います。


・チャンバーパッキン交換
これもカスタムなんて言ったら鼻で笑われそうな簡単作業ですが、実射性能を大きく左右する部品だと思います。
箱出しでは鬼ホップで話にならなかったので、マルイ純正に交換しました。


私は内部パーツは基本マルイ純正至上主義です。
マルイ純正部品は、安価・安定供給・品質安定していると、バランスが取れています。
(ピストンヘッドだけは、社外製の穴あきで空気一方通行タイプが理にかなっているのかな?と思いますが)
あと後述しますが、スプリングも単品使いする場合は社外製を選ぶ必要がありますね。

56式のチャンバーパッキンを交換するためには、いわゆる通常分解が必要です。
1部を除き基本はLCTやE&L等と同じような構造なので、慣れている方にはとっつきやすいです。

しかも嬉しいことにRS 56式はカラー写真付きの分解解説書が同梱されています。


「しっかり分解整備して、大切に使ってね」というリアルソード社からのメッセージでしょうか。
素晴らしい気配りだと思います。

56式の分解には、鬼門といわれている部分が2箇所あります。
ひとつめは上ハンドガード&ガスチューブを外すための解除レバーが異様に硬いこと。



到底素手では回せないことがあるらしく、治具が同梱されています。


しかし私の個体はかっちり嵌っているが、治具を使わなくとも素手でギリギリ外せる丁度良い塩梅でした。
(私が馬鹿力という訳ではありませんよ 笑)

ふたつめはリアサイトの分解・組み立てです。
RS 56式はアウターバレルをレシーバーから分離するために、リアサイトを外す必要があります。
下写真のように、これも同梱される治具を使い、鬼のように固い板ばねと格闘し、これを曲げながら作業しなければいけません。


ここも購入前から知っていたのでビビッていたのですが、実際に現物で作業してみると、わざわざリアサイトを外さなくても六角レンチが入る程度の隙間があり、分解できてしまいました。嬉しい誤算でした。

上記二つの難関(私の個体はどちらも楽ちんでしたが)を突破すれば、あとはスルスルとバレルアッシー、メカボックスが取り出せます。
チャンバー自体がマルイと完全互換しそうな形状でしたが、パッキン交換のみで十分な性能が出ていますので、このまま使います。
不具合が出たらマルイ製に交換検討ですね。


・メインスプリング交換
初速や発射レート、燃費に大きく係わる重要な部品ですね。
箱出しでは初速が70m/sしかなく実用性に欠けるので、交換が必要でした。
メカボックスは基本マルイver.3と同じ構造です。(全長が異なるため、一部互換性なしです)
ver.3ボックスの分解手順は色々な方が素晴らしい解説を公開してくれていますので、割愛します。

デフォルトのメインスプリングは線径が細く明らかにヘナヘナだったので、BATON製85スプリングに交換しました。
マルイ純正ばねはピストンと一体でばね単品で使うには面倒なため、私はスプリング単品で使う場合はBATON製をよく使います。


BATON製スプリングはレートが豊富で非常に安価、しかもAmazonでプライム対象なので重宝しています。特に拘りが無ければゲームユースでは必要十分のスペックだと思います。
Amazonのレビューを見るとヘタリが比較的早いようですが、ヘタったら安価、安定調達を活かして他の箇所のオーバーホールを兼ねて交換すればよい話だと考えています。
初速が落ちる原因はメインスプリングのヘタリだけではないですしね。射撃中に破断さえしなければ問題ないです。

スプリングを変えても問題なく軽快に動き、1000発程慣らし適正ホップで初速は90m/s強で安定しました。一発オーケーで嬉しい限りです。
85m/s以下に下がるまではこのまま使い続けようと思います。


今回で終わらせるはずだったのですが、冒頭に余計なゴタクを並べてしまったためにまたも次回持ち越しです。
次回外装のカスタマイズを紹介して、RS 56式編はひとまず締めくくろうと思います。

追記:
この記事の続編は下記になります。
リアルソード 56式自動歩槍 PART4」  


2017年05月17日 Posted by 4039  at 18:57Comments(0)鉄砲リアルソード 56式