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 Posted by ミリタリーブログ  at 

初期アフガンお宝映像考察 PART1



先日、初期アフガン当時のドキュメンタリー番組「Profiles From the Front line」を発見しました。
前回の記事:「初期アフお宝映像発見!

今回から各隊員の装備について考察していこうと思います。
この番組でグリーンベレーにおいては第3、第19特殊部隊グループの各1個のODAに密着しているようです。

ちなみに番組は適宜文字によって下画像のように状況説明がされるので、英語に疎くても大まかな内容は把握できる親切設計です。




豆知識ですが、文中の「19th」の後ろに[RC]とついていますが、これは「Reserve Component」の略で、州兵と予備役部隊で構成される米軍の組織のようです。
第19特殊部隊グループは州兵(National Guard)なので、[RC]と付いているのですね。

いくつかwebページを見つけましたが、参考にwikipediaのリンクを貼っておきます。
Reserve components of the United States Armed Forces
https://en.wikipedia.org/wiki/Reserve_components_of_the_United_States_Armed_Forces


それではまず第3特殊部隊グループの隊員から見ていきます。
何名かの隊員がインタビューを交えてフォーカスされていますので、1人ずつ詳細を書いていきます。



Team CommanderのMARK氏。
2人目の項で後述しますが、番組の冒頭に「安全上の理由で兵士達の詳細は伏せています」的な記述があるので偽名かと思いましたが、おそらく本名です。
劇中に他の隊員に「MARK」とも呼ばれていますし。
「所属部隊の詳細やフルネームでは氏名を表示しません」というニュアンスなのでしょうか。

階級はMaster Sgt=曹長のようですね。
カート・ラッセルにも肩を並べる男臭さ(褒め言葉)が画面からもプンプン漂ってきますね。
素敵なおヒゲです(自作ヒゲで真似しやすい生え方という意味でも 笑)。

画面で確認できる範囲で、MARK氏の主な装いは
・ポロシャツ or Tシャツ
・DCUパンツ or 民生品?パンツ
・デザートブーツ(おそらく官給品)
・黒いベスト(民生品?)
・バックパック(たぶんEAGLEかBHIのA3)
・M4
・パコール
です。
下記に各部詳細を見ていきます。

トップス
日によってTシャツかポロシャツを着用しています。


色味的におそらく官給品のTシャツだと思います。


ポロシャツは本国から持ってきたのでしょうか。
無地なのでユニクロ等で代用できますね。夏のサバゲの装いバリエーションが増えて嬉しいところです。


黒いTシャツの日もありました。


ボトムス
DCUかおそらく民生品のモスグリーン?グレー?のシンプルなパンツを履いています。




ちなみにブーツは官給品デザートブーツっぽいです。
詳しいメーカーやソールは私の知識ではわかりませんでした。


黒いベスト




デザイン的に軍用品の類では無さそうです。
胸にある謎の白い丸い物体ですが、日によって右胸にあったり左胸にあったりします。。
何なのか全くわかりません。缶バッジ?だとしたらなんで?おしゃれ?笑
アフガン市民に対して自分が何者なのか示すマークなのでしょうか?全くわかりません。
いつか手がかりが見つかるよう、常に心に留めておきたいと思います。


バックパック


バックパックには疎いので、有名所しか思い浮かびませんでしたが、おそらくEAGLEかBHIのA3パックだと判断しました。
多分日帰りで車両移動の任務なのに3dayパックとは、中身は一体何なんでしょうね?
他の隊員はかなり軽装ですし。
訪問する村人へのお土産でも入っているんでしょうか?だとしたら日本のサラリーマンにも通ずるものがありますね(笑)


M4
アップになる瞬間が意外に少なく確認に難儀しましたが、中々面白いレイアウトでした。


タンカラーに塗装され所々剥がれており、まさにイメージ通りの「初期アフM4」ですね。


手前の初期アフおじさんの存在感がすごいですが(笑)見るべきは奥のM4です。
レイルにはPEQ-2が載っており、ナイツのフォアグリップにリモートスイッチが付いているようですね。
照準器はACOGだと思います(カバー付?)。
マガジン底部には引っ張りやすいようにダクトテープでタブを作っていますね。


レイルの右側面にはなんとキャリングハンドルが付いています。
ACOGのバックアップの為でしょうが、特徴的で面白いですね。
サバゲで付けていったら、単にふざけているように見られそうですね(笑)
でもぜひ真似したくなるポイントですね。


その他
パコールは日本のショップでもよく見る形状、色をしています。


アイウェアはOAKLEYのM FRAMEっぽいです。
年代的にフレーム上面がイボイボしていないタイプでしょう。
フレームの色が紫っぽく、他の隊員も同じ色、形状なので、部隊単位で調達したのかもしれませんね。


腕時計はアップになりましたが、見当も付きませんでした。




太股周りは何も着けず、全体的にスッキリしています。セカンダリは腰に着けベストで隠れているのかもしれません。
ベストである程度の収納力があり余計な装備が少ないので、サバゲに向いている再現装備かもしれません。
メインで目立つ黒ベストを上手く再現できさえすれば(白マーク含め)、イメージはかなり寄せやすそうですね。
ただ、世間一般のイメージとしては民生品っぽい装具+パコール+バックパックだと所謂「OGA装備」に見られてしまいそうなので、如何にしてODAらしさを出すかが難しいかもしれません。

「初期アフガン装備」はよく「安く簡単に揃えられる」と言われます。
これは半部本当で、半分本当では無いと私は思っています。
「とりあえず初期アフ」であれば、非常に簡単にローコストである程度の完成度になります。
少なくとも米軍装に興味のある人から「初期アフだ」と思われるレベルにはなります。

私も数年前に「安くて簡単」という甘い言葉に釣られて収集を始めた訳ですが、細部を詰めたり一味違う装備を考えはじめると、非常に奥が深い事を思い知りました。
「とりあえずTシャツか3Cの迷彩服とキャップ、56式弾帯かTLBV」の先に行こうと思うと途端にハードルが上がります(私は今ココです)。

まだまだ知らないこと、持ってないものばかりなので、今後も知識収集や画像映像観察、各種アイテム調達、DIY等で修行をしながら初期アフガン装備レベルを上げていこうと思います。

長くなってしまいましたので、今回は1名のみで終了です(このペースだと何回続くことになるのやら 笑)。
他の記事も挟みつつ、気長に書いていこうと思います。

お読みいただきありがとうございました。


追記:
この記事の続編は下記リンクになります。
初期アフガンお宝映像考察 PART2
初期アフガンお宝映像考察 PART3
初期アフガンお宝映像考察 PART4
初期アフガンお宝映像考察 PART5
初期アフガンお宝映像考察 PART6
初期アフガンお宝映像考察 PART7
初期アフガンお宝映像考察 PART8
初期アフガンお宝映像考察 PART9
  


2017年11月27日 Posted by 4039  at 23:35Comments(2)装備初期アフガンODAProfiles From The Front Line