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 Posted by ミリタリーブログ  at 

初期アフガンお宝映像考察 PART8



来週末の「ユルゲ」ですが、ご縁あって私も参加させていただくことになりました。
当日はナイトカモの初期アフガン装備で行くつもりです。
自席にはプロフィール画のトルーパーメットも置いておこうと思いますので、もし「ちょっと絡んでやるか」と思ってくださる方がいらっしゃいましたら、お気軽にお声掛けいただけると嬉しいです。

それでは本題に入ります。今回も2002年に放映された初期アフガンドキュメンタリー番組「Profiles From The Front Line」の考察をします。
前回に引き続き、第19特殊部隊グループの隊員の装備を見ていこうと思います。
前回までの記事はこちら
第1回:「初期アフガンお宝映像集発見!
第2回:「初期アフガンお宝映像考察 PART1
第3回:「初期アフガンお宝映像考察 PART2
第4回:「初期アフガンお宝映像考察 PART3
第5回:「初期アフガンお宝映像考察 PART4
第6回:「初期アフガンお宝映像考察 PART5
第7回:「初期アフガンお宝映像考察 PART6
第8回:「初期アフガンお宝映像考察 PART7

今回はRICH氏です。


階級は「Chief Warrant Officer」とあります。
調べてみると「准尉」「兵曹長」「特務曹長」といった訳され方をするようです。
参考wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%87%86%E5%A3%AB%E5%AE%98

この方も前回のMIKE大尉と同じく、ノースリーブが大変キマッていますね。
筋肉質で引き締まった腕と、左肩にある稲妻のタトゥーが特徴的です。
つぶらな瞳がどことなくチャック・ノリスを髣髴とさせますね。


装備考察に入る前に気になった映像をひとつ。
会議室の場面ですが、後ろに見える御仁に目が行きました。


おそらく下写真の手前の方だと思います。


この写真の2番目に見える隊員もこの方だと思います。


この写真の右側の隊員もこの方かと。


既にPART5でも言及していますが、やはりこれら写真は第19特殊部隊グループのRandy少佐隷下の中隊のものであるという見方が濃厚でしょう。
ちなみにひとつ上では真ん中に、二つ上では一番前に写っている隊員ですが、この方にそっくりな人物も番組内で発見しました。


確信まではいきませんが、特徴的なシュマグの色からも同一人物ではないかと思います。
さらにこの方が写真で着けている謎チェストリグのヒントになるかも?と思える映像も見つけましたので、次回の記事に書こうと思います。

少し話がそれてしまいましたが、ここからRICH准尉の装備を見ていきましょう。


チェストリグ



ブラックホークのコマンドチェストハーネスと思われます。
色はODでしょうか。
コマンドチェストハーネスは色々仕様変更されているようです。
私の中では初期アフガン時までのコマンドチェストハーネスは、「黒いファステックス」「裏面にパッド無し」という認識です。
私は実物黒ファスパッド無しのウッドランドを所有しています。



新型はファステックスがカラーになり、裏面にパッドがつき、背中に回すストラップにMOLLE?規格のスロットがつくようです。



パッドは着用すれば見えないので問題になりませんが、ファステックスは交換するのは少々骨が折れますね。
塗装したりダクトテープで巻いて隠してしまえばごまかせそうですね。

抜群の収納力で、これひとつあれば各種マガジン、セカンダリ、無線、小物入れまで、サバゲで必要な収納はほぼ事足りてしまいます。
ボリューミーで存在感がありますし、レプリカも実物56式より安くしょっちゅう見かけますので、初期アフガン装備入門アイテムとしてオススメだと思います。
私も実物に手を加える勇気はまだ無いのでレプリカを買って、切ったり貼ったり汚したりと、思いのままカスタムしたいと考えています。

ちなみにBHIからは似たような名前で「コマンドリーコンチェストハーネス」や「エンハンスドコマンドリーコンハーネス」という商品も出ています。
まるで間違い探しのような名前ですね(笑)
ちょっと自信がありませんが、私の認識では、
コマンドチェストハーネス:一番古い製品。マガジンポーチ備え付け


コマンドリーコンチェストハーネス:2番目に古い製品。全面MOLLE式、胸部フラップ式で展開可能


エンハンスドコマンドリーコンハーネス:一番新しい製品。コマンドリーコンチェストハーネスに備え付けのM4マガジンポーチ増設


こんなややこしい名前を付けたBHIのセンスを疑いたくなりますね(笑)


BALCS


チェストハーネスとCAMELBAKに隠れてしまって判別が難しいですが、垣間見える形状からおそらくウッドランドのBALCSだと思います。
他の動画や写真を見ていると、ボディアーマーについてはODA単位では仕様が揃っているように思います。
3Cやウッドランドが混在していたり、インターセプターとBALCSが混在していたりという部隊は感覚的にあまり無い気がしています。
後日記事にしようと思っていますが、他のODAの動画では皆インターセプターを着ていた部隊があった記憶があります。
初期アフガン装備は十人十色な感じが魅力ですが、数人で装備合わせをする際には、一定のアイテムは敢えて揃えることでよりリアル感が増せそうですね。


CAMELBAK



このタイプはグリーンベレーでは使われていないと思っていたので、地味に大きな収穫でした。
オークション等で相当安い値段でしょっちゅう見かけている気がします。
ただ、形は一緒でもロゴや細部が異なる可能性があるので、もう少し下調べは必要そうです。


無線



おそらくPRC-148だと思いますが、チェストハーネスのマガジンポーチに突っ込んでいますね。
長く延びるアンテナが非常に格好良いです。
ただ、前回のサバゲで実際にこのアンテナ配置を真似してみましたが、かなり邪魔臭かったです(苦笑)
特にメインアームをスイッチングする際はほぼ100%引っかかってしまいました。
撮影時に真似したいスタイリングですね。


M4


レイアウトがよくわかる画がありませんでしたが、PEQ-2、COMPサイトと、スタンダードな初期アフM4のレイアウトだと思います。
左手の持ち方から、レイルの前の方にバーチカルグリップを着けていそうですね。


RICH氏は登場シーンが少なくあまり深い考察ができませんでしたが、ボディアーマー+チェストリグ+ハイドレーションというシンプルでサバゲで実用性の高いコーディネートで参考になりました。
個人的には今お気に入りのコマンドチェストの使用例を確認できたので嬉しい限りです。

お読みいただきありがとうございました。


追記:
この記事の続編は下記リンクになります。
初期アフガンお宝映像考察 PART9」  


2018年01月21日 Posted by 4039  at 21:44Comments(2)装備SPEAR BALCS初期アフガンProfiles From The Front Line