初期アフのくつ トレッキングシューズ編



前回に引き続き、初期アフガンにおける米軍特殊部隊員の靴を見ていきたいと思います。

前回は官給品であるデザートブーツについて書きました。
しかし、ミリフォトを見ているとデザートブーツと同じくらいか、むしろ多いくらいの割合でトレッキングシューズを履いている写真を見かけます。















ちなみに上写真ですが、よく見ると手前の隊員は「ホース・ソルジャー」のミッチ・ネルソン大尉のモデルのMark Nutsch氏っぽいですね。


顔や髪形だけでなく、シュマグと靴も同じに見えますので、ほぼ間違いなさそうです。


ご覧のように、デザートブーツを除くと履いている靴は十人十色千差万別です。
トップ画の集合写真が良い例ですね。てんでんばらばらです。

おそらくシールズと思われますが、例外的に皆お揃いの靴を履いている写真を見つけました。


オークリーのMフレームがみんな同じ色というケースもありましたが、靴も部隊単位でまとめて調達するというケースがあったのでしょうかね?

上記のようにアップで細部まで確認できる写真もいくつかありますが、それでもモデル特定は至難の業です。
例え分かっても、それが自分に合うサイズで手に入るかは非常に疑わしく、苦労の割に実りが少ない可能性が高いです。
色々見て調べてみて、私の出した結論は「オーパーツじゃなきゃなんでもいいや」です(笑)

ただ私自身も経験していますが、参考にしようと装備紹介記事を読み進めたのに詳細解説はなく、「適当で大丈夫」というような曖昧で何も得るものがない内容だった時の、落胆というか肩透かし感はあまり好きではありません。
このままではこの記事もその類になってしまいますので、少しでも緩和すべく、現状私の揃えた「初期アフ装備でOK?な靴」をご紹介したいと思います。
上述しましたが、私の中での「OK」は、2001年当時に発売されており、おそらく当時のアメリカで一般的に購入できたであろうと思われる物をいいます。

それでは順に紹介していきます。
まずは当ブログで何度も書いており、絶賛愛用中のモデルです。


NIKEのACGというブランドのものです。
モデル名は以前ハシモーさんに「ZION」と教えていただきました。
かなり似ている形状の別モデル?もいくつか出ているようです。

日本でも大人気ブランドのNIKEですので、ACGも例に漏れず今日でも90年代のモデルの流通在庫は多いです。
価格はピンキリですが、価格は主にコレクター目線の希少性で決まっているっぽいです。
少なくとも「初期アフ装備でサバゲで使う」なんて目線で品定めしている人は、広い世の中を探しても私くらいだと思います(笑)
相場と自分の価値観がずれている買い物は掘り出し物が出る可能性が高く、大変探し甲斐があって楽しいです。
概して地味で汚くくたびれて、外観状態の良くないモデルは安くなっていますが、初期アフ的にはそういう品が「ドストライク!」な訳で、イイ感じのモデルが格安でゴロゴロしています。

このモデルは96年製ですが、最近のトレッキングシューズと遜色ない使用感で、違和感無くゲームで使用できます。
更にありがたい事に、ソールと本体は縫製で結合されていますので、接着剤の劣化によるソール剥がれの心配は皆無です。

デザイン、使用感、価格共にかなり気に入ったので、予備も手に入れました(笑)


どちらも凡リーマンが1回飲み会を我慢すればお釣りが出る位の価格で入手できました。

タグを見る限り、製造日は一ヶ月しか違いませんが、結構細部の作りが違います。



個人的に一番衝撃的だったのはサイズ表記です。
サイズはUS9とUS9.5ですが、数字の大きいUS9.5の方が明らかに小さいです...。
モデルが違うのか?仕向け地によって変えているのか?工場の足型の都合なのか?分かりませんが、同じメーカーの同じ製造年の靴同士で、サイズ表記と実際の大きさが逆転しているのは非常に驚きました。
NIKE界ではあるあるの話だったりするんですかね?
もしくはどっちかがニセモノとか...??

まあいずれにせよ、いかつ過ぎず、スニーカーっぽ過ぎず、初期アフODAのラフな装備に合う丁度良いデザインがとても気に入っています。


次です。
皆さんご存知のMERRELLの靴です。


これもネットオークションで、高級めなランチを一回我慢すれば賄える程度の価格で入手しました。
「Slickrock Granite」という名前のモデルです。

発売年が分からなかったので、MERRELLの日本販売元である丸紅フットウェアにメールで問い合わせしてみました。
回答としては「当社が確認できる範囲では、97年春夏モデルのカタログに載っている」との事でした。
97年より前はMERRELLの代理店は丸紅フットウェアでは無かったそうで、96年以前の記録は無いとのことでした。
ちなみに、問い合わせのメールを出してから3時間で懇切丁寧な回答が来て感動した事もここに書き記しておきます。
ステキ丸紅フットウェア!

97年時点で存在していたという事が分かっただけで、初期アフ的には万々歳ですね。
さすがは代理店、貴重な情報をいただけて非常に助かりました。

側面には「45°」というマークがあります。


このマークは97年発売のMERRELLの代表機種で、数年前にはリバイバルモデルまで出たことのある「ジャングルランナー」にも付いています。


「45°斜面でもグリップする」というコンセプトを象徴したマークのようです。
確かに少し履いた感じはグリップ感は申し分なく、分厚い生地のおかげで足全体が程よく圧迫され一体感が強いです。
履き心地でいったら上述のNIKEを上回るかもしれません。
デザインもいい感じに地味で、装備に溶け込みます。
NIKE君ばかり出ずっぱりでまだこのSlickrock君はサバゲデビューできていないので、次あたりそろそろ彼にも出陣してもらおうと思います。

全体的に劣化や解れ破れは見られませんが、やはりソールは心配です。



縫製ではなく接着タイプなので、いざサバゲで激しい動きをしたら一発で「ベリッ」と逝く可能性はあります。
玄関先でしゃがんだり手で引っ張ってみたりする分には大丈夫そうですが、実戦投入してみるまでは安心できません。

上にも少し書きましたが、ジャングルランナーのような古いモデルがリバイバルされたり、NIKEもACGの古いモデルを過去リバイバルしていますので、復刻版の情報には常にアンテナを張っておこうと思っています。

次です。
HAWKINSの本革ブーツです。


モデル名と思われる表記が裏側に「GT 4761」とありますが、ネットで調べても出てきません。


映画一回見るのを我慢する程度の価格で入手しましたが、出品者によれば95年製とのことでした。
どこにその情報があるのかは私には不明ですが、安かったですし明らかに古そうなのでまあ良しとしています。
造り自体はトラディショナルな印象で、非常に頑丈です。
若干劣化は見られますが、本体、ソール共にがっしりしており安心感があります。


履き心地は若干硬く重く、サバゲにはあまり向いていない傾向です。
装備重視の時に履いてみたいと思います。


上記、どれもネットオークションで入手しました。
NIKEは「NIKE ACG」でワード検索し、カテゴリをシューズでフィルタをかければ、1つずつチェックできる数まで大体絞れます。
他には「トレッキングシューズ ヴィンテージ」や、単に「トレッキングシューズ」で価格の安い順に並べて、予算に合った価格帯を見ていくのもありです。
ミリタリー物品に限りませんが、具体的な商品名が無い状態でネットオークションで探し物をするのはちょっとしたコツが必要ですよね。

私は人の装備を見るとき、いつも銃よりも先に靴を見ている気がします。
私だけでなく靴を見る人は結構多いと思っていますので、靴は個人的には結構力を入れる装備です。

靴は消耗劣化し易く少量多品種な性格で、さらにモデルチェンジも激しい上、余程メジャーな物でない限り詳細情報が少ないのでハードルが高い分、工夫をする余地が多いのも面白いと思えるところです。

お読みいただきありがとうございました。  


2018年06月20日 Posted by 4039  at 22:34Comments(4)装備初期アフガン

初期アフのくつ デザートブーツ編



ふと先日、「初期アフ」でGoogle先生に聞いてみたら、当ブログが一番上に出てきました。
「初期アフガン」でも同じでした。
嬉しく思う反面、こんなブログが一番上に来てしまう時点で全く流行ってないことがよくわかりますね(苦笑)

自分のブログのせいでそんな寂しい現実を思い知らされた結果になりましたが、めげずに今日も初期アフガンです。

初期アフ装備を揃えるにあたって、大きなハードルになるのが靴選びだと思います。
以前も少し記事にしました。
初期アフガン靴問題

上記の記事からいくつか靴を増やしたりしましたので、改めて「初期アフ靴」について考察を掘り下げていこうと思います。
靴のよく写っているミリフォトや、私が揃えた初期アフ装備に使える?靴を紹介していき、少しでも初期アフ布教活動のお役に立てればと思います。

ちなみに以下は初期アフの中でも、主にグリーンベレーについて言及しています。

基本のブーツはやはり官給デザートブーツだと思います。
一口にデザートブーツと言っても、メーカーや製造年によるディテールは細かく分かれているようで、実際に初期アフグリーンベレーで使用されていた仕様詳細は分かりません。
ただ一点気を付けたいのは、初期アフで履かれていたデザートブーツはパナマソール仕様だというのがもっぱらの常識になっていることです。

凸凹が大雑把な靴底がパナマソールですね。


これは結構パッと見で判別しやすいので、拘るのであればパナマソールは必須だと思います。
古いモノですが数は相当多いと思われ、サイズや状態を考えなければ、まだネットオークション等でもしょっちゅう見かけます。
(後述しますが、サイズ選びは要注意です)

ミリフォトの実用例を見てみます。


靴裏をしっかり見せてくれている有難いショットですね。




19th SFG ODA995のREGULO ZAPATA Jr.という方です。
この方が書いた本の表紙にもなっています。

ちなみにこの本は入手済ですが、まだまだ読み切れていません。

お次は有名なODA961の写真です。



こうしてパナマソールに着目して改めて写真を見てみると、薄黒い色のソールの物ばかりです。
ただ、靴と同色のパナマソールもちゃんと見つけましたので一安心です。



ソールの色はメーカーの差なのでしょうか?
いずれにせよ、パナマソールでさえあればまあ問題はなさそうですね。

私の所有しているデザートブーツもソールは黒っぽいものです。



サイズは8.5Wです。
私の足は、普通のスニーカー等はもっぱら26.5cmで問題ありません。
この靴も長さはピッタリでした。
が、ワイズが最も大きい「W」にも係わらず、絶望的な幅狭さです。。
半日も履いていたら確実に悲鳴を上げそうです。

私は人よりも扁平甲高な方ですが、それでも日本人でこの靴幅に合う方は皆無だと思います。
メーカーによっても違うのかもしれませんが、M以下のワイズを選ぶのは避けた方が無難だと思います。

履き心地の悪さからサバゲであまり履く気は起きず、自分にピッタリの個体の入手自体も容易ではありませんが、デザートブーツは初期アフ装備の基本アイテムです。
そこで調達しやすく、日本人の足に合ったレプリカをご紹介しておきます。


秋葉原のエチゴヤで確か5000円くらいでした。
2,3ヵ月前に訪問した時はまだ大量に売っていました。
しっかりパナマソールも再現されています。


見た目は並べるとディテールは違いますが、まず気にならないと思います。


左が実物です。
この写真で実物のワイズの異常さがお分かりいただけると思います。
これで最も大きいWです。
Nを履ける人類など本当にいるのかと思います(笑)

対してレプリカは日本の一般的な靴のサイズ選びでピッタリです。
店舗に行けば実際に試着させてもらえるので確実ですね。
靴としてはかなり安い価格ですが、軽量で丈夫、履き心地は悪くなく、サバゲ目的であれば何の不安もなく快適に使えます。
お金を掛けず、サバゲもしっかり楽しめる初期アフ装備をされたい方にはかなりおすすめなチョイスだと思います。

上述したように、初期アフデザートブーツ=パナマソールという認識ですが、ひとつ気になるミリフォトがありました。
何度か紹介していますが、2002年8月の3rd SFGとされている写真です。



左の隊員はデザートブーツに見えますが、ソールの土踏まずの部分が空いておらず、どう見てもパナマソールに見えません。
同じ隊員の写真です。






ソールが台形のような形をしていますし、ビブラムソールでもなさそうです。
本体の質感も官給品とはなんか違うように見えます。
パンツで全体像が見えず何とも言えませんが、ひょっとしたらデザートブーツみたいな見た目の民生品トレッキングシューズなのかもしれません。


ざっと書いていたらデザートブーツの話題だけで結構な分量になってしまったので、他の靴は次回に持ち越します。
次回はデザートブーツ以外の初期アフ靴を考察&私の「マイ初期アフ靴」をご紹介したいと思います。

お読みいただきありがとうございました。  


2018年06月17日 Posted by 4039  at 21:33Comments(2)装備初期アフガンミリフォト

今更のハート・ロッカーPMC装備考察



ギアフェス東北の余韻も覚めやらぬ今日この頃ですが、次のゲームも迫ってきていますので、ぼちぼち準備をしていきます。
次回は初期アフを離れ、PMC装備をやってみようと思っています。
PMC装備といってもリアルガチなやつ(by出川)ではなく、映画「ハート・ロッカー」に出てきたPMCをオマージュしようと模索しています。



なぜこんな流行りをとうに過ぎた今更感MAXな装備をしようと思ったのかと言うと、Bucket Head氏が最近ハート・ロッカーを改めて見直したらしく、ギアフェス東北の帰りのバスで数時間に渡りハート・ロッカーPMC装備の魅力を語られた為です(笑)
東京に帰って私も数年ぶりに見返してみたら、何とも埃臭いPMCコントラクター達の姿にがっちりハートを掴まれてしまいました。


ギアフェス東北では下写真のように初期アフで合わせてもらったので、次回はハート・ロッカーPMCに合わせにいこうと思います。


ハート・ロッカーの舞台は2004年のイラクですので、初期アフと大差無く、相変わらずオールドですね(笑)

まずは該当のシーンを観ないことには始まりません。
DVDを引っ張り出し、気になる瞬間をキャプチャしていきます。




ざっと見た限りで押さえようと思ったポイントを羅列していきます。

AK
銃は登場する6人中5人が7.62mmのAKのようです。


先人方の調べた結果を拝見するに、56-1式+UTGのクワッドレイルを装着、オプティクスはC-MOREのようです。
UTGのレプリカはAmazonでもかなり安く買えます。


ラッキーな事に、このレイルもC-MOREレプも既に所有しています。
ただ、所有している56式はリアルソードの固定銃床です。惜しい!


木製ストック+レイルもシブくて好みではありますが、車両移動の多い仕事だと想像されるので、固定銃床は不自然かな?と思いました。
劇中も皆折りたたみストックですしね。

そこで、我が家のAKトップ2の一翼を担うAMD君の出番です。
トップレールとサイドレールを装着し、光学機器を付けて近代化してもらいました。


サイドレールはどこかで1000円くらいで買った樹脂製の汎用レイルです。


AMDのハンドガードには都合よく放熱孔が空いているので、そこを使ってネジ留めしています。
レイルハンドガードに変えず、純正フォアグリップなところが絶妙に野暮ったくて気に入りました。
あとはスリングをタクティカルと野暮ったさの狭間にあるような、絶妙なダサさのワンポイントスリングに替えればOKですね。
チークライザーのおかげでサイティングもばっちりですので、メインアームは決定です。


ボディ
次に胴体装備を見ていきます。
隊長?のレイフ・ファインズ演じるコントラクターは謎プレキャリ+謎チェストです。


どちらも既製品が見当たらず、ローカルメイドという結論を出している先人方が多いようです。
これを1から揃えるのは無謀ですので、隊長装備は却下です。

他の隊員を見てみると、非常にありがたい人がいました。


メカニクスロゴの帽子がニクい彼ですが、十中八九V1ベストですね。



しかもブラックをサンドカラーに塗装してあるようです。
生地はメッシュ、サイドの調整部はパラコードなので、初期型と言われるタイプっぽいですね。
これならODA961装備として調達したV1ベストがそのまま使えます。


非常にナイスです!

ボディアーマーを着ているとよりPMCっぽさが出るので、V1の下に以前買ったカスタムPACAを着用することにします。


今のところ投資ゼロです。いい感じです。


頭部


一度やってみたかった「ゲリラ巻き」に挑戦しようと思います。
劇中でも隊長が頭に巻いていますね。

ネットで「シュマグ 巻き方」で調べると大量に紹介記事や動画が出てきます。つくづくいい時代ですね(笑)
毎晩家族が寝静まった後に、一人巻き巻き練習しています(笑)
やってみると意外に簡単で楽しいので、色んな巻き方を修得したくなりました。
まずは隊長の巻き方を覚えて、フィールドで「ハラリ」とやりたいですね。



服装



マントは超カッコイイですが持ってないですし、調達しても暑くてすぐ脱ぐこと必至なので諦めます。
PMCは原則迷彩は着ない認識なので、グレーやネイビーのポロシャツ、グリーンやタンのパンツ、ジーンズあたりが妥当かなと考えています。
地味めなチェックシャツなんかもいい味出そうですね。
普段着のタンスをひっくり返して、いい感じのダサい服を掘り出そうと思います。

あとはリアルなPMC関連の情報を収集しつつ、2004年という年代設定に合った小物を選べばそれなりにカタチになりそうです。
まさかのほぼ投資ゼロでハート・ロッカー風PMC装備が出来そうです。

PMC装備はパッと見で所謂「ゲーマー装備」と誤認されないようにする事が大きな課題だと思います。
(オールド系PMCだと「終末装備」とも見てくれが被ってきそうですね。)
その為にはしっかり設定を妄想し練りこみ、説得力のある装備をセレクトしていく必要がありそうです。
初めての挑戦の上、時間も無く、コストも可能な限り押さえたいのでどこまで完成度を上げられるか分かりませんが、いつもとは一味違った装備を考えるのは楽しいですね。

リアル系装備愛好家の端くれとして、とりあえず私服にプレキャリ着てトンデモ銃を持って「PMC(キリッ」という方々と同列には並ばない程度には仕上げたいと思います(笑)

お読みいただきありがとうございました。  


2018年06月13日 Posted by 4039  at 00:26Comments(0)装備映画