東京マルイ 次世代M4の弱点
前回に続き、東京マルイ製 次世代M4について書いていきます。
前回の記事はこちら
東京マルイ 次世代M4を選ぶ理由
今回は私の次世代M4の運用法と、その動機となる構造的な弱点について書きます。
私は次世代M4は後生大事に1丁を使い続けるものではなく、消耗品と割り切っています。
具体的には、
3,4年に1回新品を購入し、古い方からカスタムパーツを移植、
古いM4は分解し保守部品としたり、ネットオークションで売却、
といったサイクルで回します。
次世代M4は構造上、射撃や分解組み立てを繰り返すと強度が劣化しやすい部分が2箇所あり、加えて新ロットでメーカー改良が加えられることがあります。
なので高額なサードパーティ製の対策部品や追加工でだましだまし使い続けるよりも、
ある程度劣化したら買い換え&古い方を売却した方が、コストと性能維持のバランスが良いと考えているからです。
トイガンを「コレクション」として見た場合ありえない行為かもしれませんが、
私にとって次世代M4はゲームでの実用品扱いなので、上記の運用に抵抗はありません。
以下に「次世代M4の弱点」の詳細を書きます。
有名な話だと思いますが、次世代M4は構造上、強度的に2つのネックがあると私は認識しています。
ひとつめは「バッファーチューブの付け根」部分です。
レシーバーとチューブはねじで結合され、さらにチューブ側のリングをねじ込み、
レシーバーとチューブを「引っ張りあわせる」ことで固定されています。
この2つのねじは噛み合いが浅くガタも大きい上、軟らかい材質であり、しかも間近でリコイルウエイトが暴れまわります。
よって射撃の振動や分解組み立て時の負荷で山が削れやすく、削れると写真のようにチューブが垂れ下がってきてしまいます。
また、ねじが少しでも緩むとちょっとした操作でチューブごとストックが回ってしまいます。
かといってねじ締めに力をかけ過ぎるとナメてしまい一発アウトとなるので、非常にデリケートです。
そういった理由から私は極力バッファーチューブに負荷をかけたくないので、次世代M4にはスリングを付けないようにしています。
付けるとしても、チューブ根本にスリングアダプタを挟み、そこに掛けることでチューブに掛かる負荷を軽減させています。
マルイもここは認識していたようで、数年前にロアレシーバーを改良してくれました。
旧ロアレシーバー
新ロアレシーバー
ごらんのように肉を回しねじ切りが全周になりました。これはかなり強度UPしたと思います。素晴らしいですね。
ちなみにこの部品だけ交換しようとすると、マルイ直販で13650円。オークション相場では新品で送料含め5000~6000円程度でしょうか。
後述の箇所はじめ、他の諸々のことを考えたら銃ごと新品に買い換えてしまった方が割がよいのです。
強度ネックのふたつめは「グリップ付け根」です。
ただこれは次世代M4に限ったことではなく、AR-15系電動ガン全般の持病ともいえると思います。
グリップはメカボックスと2本のM3ねじで固定されています。
細いM3ねじ2本でアクセサリー満載のフルメタルM4の全体重を支えることになります。
ゲームでの激しいハンドリングと射撃の振動にとても耐えられるものではありません。
悪いことにメカボックスの材質も軟らかいこともあり、増し締めし過ぎたり分解組み立てを繰り返すとすぐにバカになってしまいます。
ここがちゃんと結合できなくなった時点で使い物になりませんので、交換or追加工必須です。
ちなみに次世代M4メカボックスのガワは、ヤフオクで新品で送料込3000~4000円程度だと認識しています。
銃の性能を維持するためには定期的な分解整備は必須ですが、これを繰り返すことで上記2箇所が真っ先に悲鳴を上げ始めます。
私は購入したらすぐに上記2箇所の補強加工と一部内部パーツ換装、古いM4から取り外した引き継ぎカスタムパーツの組み込みを施しています。
今回はここまでです。
お読みいただきありがとうございました。
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