C3
http://www.militaryblog.jp
http://lbzaku.militaryblog.jp
4039 JETTINGS
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気づいたら初期アフグリーンベレーの事ばっかり書いていますが、たまに他の米陸軍特殊部隊に纏わる事やエアガンいじり、サバゲ、ガンプラの事とかも書いています。
ja
Mon, 15 Jan 2024 20:42:55 +0900
Mon, 15 Jan 2024 22:30:03 +0900
http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss
CLOG
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4039
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主に2000年代のグリーンベレーのファンです(特に初期アフ)。
「無駄な物までしっかり装備するけど、ゲームも張り切る!」がモットーの30代半ばです。
最近GUNSTAも始めました(同じく「4039」で活動してます)
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ミリオタ的G-SHOCKニュース
お久しぶりです。
昨年は2度、サバゲに行こうと試みたのですが、1度目はちょうどコロナに感染してしまい断念、2度目も家族の体調不良で断念と、ミリタリー活動的には残念な年になってしまいました。
去年調達した唯一の得物も、この記事の前の記事で紹介していますが残念な代物でした。
電動排莢ブローバック式のベネリM2という発売前から超期待していたショットガンを手に入れたのですが、
購入後1発も撃てずに不良品で返品、メーカーはそもそも不完全品を世に出しており、構造的に改善不可で今も販売中止状態という、久々に中華トイガンの洗礼を浴びました。
ネットでも購入した方のレビューを色々見ましたが、世に出た個体でまともに動いている物はほぼ皆無なのではと思います。
金銭的には全額戻ってきたのでダメージは無かったですが、楽しみにしていただけに精神的なダメージは大きかったです。
では、本題に入ります。
久しぶりにG-SHOCKの話をします(記事自体久々ですが笑)。
本ブログでは何度となく登場しているDW-6900-1Vについて、今後の調達に結構影響するだろう動きがありましたので記事にしておきます。
DW-6900-1Vのミリタリーアイテムとしての立ち位置は下記過去記事か、ネットで調べればたくさん出てきますのでここでは割愛します。
過去記事:https://lbzaku.militaryblog.jp/e948148.html
NSNも取得している、名実共に「米軍御用達」のG-SHOCKですよね。
DW-6900は無数のモデルが存在していますが、NSNに登録されており、ミリフォトでも圧倒的に使用例が多いのがDW-6900-1Vになります。
1995年から発売されており、発売当初から現在まで、米軍兵士の腕に巻かれている息の長いモデルです。
数千円で買え、1本持っておけば幅広い年代の装備に合わせられる超優等生ですね。
海外向けしかないので、防水表記問題は気にせずOKです(最近は統一されていますが、かつては日本向けは「BAR」表記、海外向けは「M」表記で分かれていました)。
国内で普通に買えるのは全て逆輸入品でした。
1点、ニッチな注意点として、2011年頃にモジュールが刷新されたことです。
カレンダーの対応年数と裏蓋のモジュール番号刻印が変わっただけなので、余程拘らなければ特に気にしなくて大丈夫です。
過去記事で詳細書いていますので、気になった方はお読みいただければと思います。
ここまでが今までの記事で私がまとめた内容になりますが、この度、またモジュールが新しくなりました。
今回はバックライトがLED化され、視認性向上&電池寿命長期化されます。
DW-5600、6900の一部モデルでも既に実装されていますね。
この変更で、バックライトを点灯させると今までの緑っぽい光ではなく、白い光になります。
光の見た目が大きく変わりますが、まあバックライトを点灯している間だけなので違いとしては気になりませんね。
あとは2011年同様、裏蓋刻印が変わりますが、これもまあ腕に着ければ見えないので良いでしょう。
しかし、下記のように個人的には看過できない点があります。
今回のリニューアルで、このカラー(DW-6900-1)も日本で正規仕様として販売されることになりました。
製品名はDW-6900U-1JFになります。
公式サイト:https://www.casio.com/jp/watches/gshock/product.DW-6900U-1/
これ自体はいちG-SHOCKファンとしてはすごく嬉しい事なのですが、ミリオタ的には大問題で、日本仕様発売に引っ張られてか防水表記が全世界共通で「BAR」に変わってしまうようです。
旧仕様
新仕様
さらに左側のガラス印刷のライト機能を示す表記が「ELECTRO LUMMINESCENCE」から「LED BACKLIGHT」に変わっています。
旧仕様
新仕様
正面見の大きい文字の変更なのでこれは気になる方が多いのではないでしょうか。。
さらに悪い事に、今回のリニューアルで現行の「M」表記モデルは終息になるはずなので、今後新たに生産されることがなくなるという事です。
まあかなりの数作られたモデルなので、市場在庫が枯渇してプレミア化する事は数年間は起きないと思いますが、今後は基本はオークション等で個人の中古販売品でしか調達できなくなるでしょう。
新品で入手したい方は早めに確保しておく方が良いと思います。
わざわざ性能の低いモデルを逆輸入する業者も激減するはずですし、日に日に日本での新品入手は困難になると思います。
ただ、経年劣化の激しいウレタン部品(ベゼル、バンド)は何も仕様が変わっていなさそうなのが救いですね。
風防、センター、裏蓋で構成されたコア部分は、電池さえ適切に替えてしっかり気密が取れていれば何十年も持つモノなので、このコア部分さえ機能維持しておけば、バンドやベゼルが加水分解で破壊したら現行品を調達して入れ替えれば時計として維持できそうですね。
私は2000年代初頭の初期アフ米軍装備をやっていますが、最近は円安も重なり、物があっても数年前の倍近い値段が普通についていたりして、おいそれと手が出ないケースもしばしばです。
G-SHOCKも当時のモデルはどんどん劣化していき個体数が減っているはずなので、今回のDW-6900-1Vのような当時から姿を変えずまだ生産されている商品は殊の外ありがたい存在でした。
今までは現用米軍装備初心者の方には「時計はとりあえずDW-6900-1V買っときゃOK」でしたが、今後はちょっと話が変わってきますね。
買う前によく印刷表記を確認するという、最低限の知識が必要になってきます。
個人的には、今のうちに状態の良い元祖1289モジュール品を1つ探して確保するのがDW-6900-1V問題の最も良い解決方法だと思います。
まだオークションサイトを探せば結構1289品は安く出てくる印象です。
私は数年前に新品同様の韓国生産個体をたしか6000円くらいで調達できました。
世の中的には1289品はプレミアのプの字もなく、1289のありがたみはミリオタしか享受しない認識なので、競合コレクターも少なく入手難易度は今のところ低いです。
ブラックホークダウンの頃のDW-5000、5600あたりのモデルはG-SHOCKコレクター的にも垂涎のアイテムなので、ライバル多数でかなり入手大変そうですよね。
今回の仕様変更はマイナーチェンジの為大々的に宣伝はされず、ひっそり商品が入れ替わる感じだと思うので、ご存じない同志の方がいたら是非お知らせしてあげてください。
土日は育児、平日はガンプラ制作に費やし、まだしばらくはミリタリー熱はくすぶる状態が続くとは思いますが、
この趣味を所謂「引退」するつもりは欠片もありませんのでご安心(?)ください。
とりあえずあったかくなったらサバゲに行くことを第一目標に、「休日終日家族をほったらかして遊びに行く」という特大チケットを入手すべく、
日々こつこつ家族サービスに尽力してポイントを貯めていきたいと思います(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました。
https://lbzaku.militaryblog.jp/e1134298.html
https://lbzaku.militaryblog.jp/e1134298.html
Mon, 15 Jan 2024 20:42:55 +0900
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カート式電動ブローバック ベネリM2 TTIカスタム風入手
ご無沙汰しております。
生活環境が変わり、すっかりミリタリー熱&ブログ更新が低迷してしまっている今日この頃ですが、
久々に食指が動いて長物をゲットしたので、記事にしておきます。
最近は家で一人の時間があるとひたすらガンプラを作っているので、中々ブログを書く暇がありません。
そんな日々でも、中華トイガンの新製品には常にアンテナを張っていました。
ここ数年、非常に勢いがあって次々にエポックメイキングな製品が生み出されている市場ですよね。
中華トイガンというと品質が劣悪なマルイの電動ガンのコピー品、という非常に悪いイメージが日本のトイガンファンには刷り込まれていると思います。
かく言う私も、色々と中華トイガン相手に痛い目を見てきました。
トイガン業界に関わらずだと思いますが、大陸のメーカーの品質管理や品質基準設定、生産体制等、モノづくりのレベルというか姿勢は、日本のメーカーが作って売っている製品の所謂「常識」で見ると、首を傾げてしまう事が多々あること自体は今も昔も変わっていないと思います。
ただ、製品の機能や仕様、デザイン等は先行品の単なるコピーではなく、あっと驚くような独自性のある製品が目に見えて増えているように感じます。
今回入手したベネリM2も完全オリジナルな製品で非常に興味深く、また同時に中国のモノづくりの大らかさを感じる事になりました。
ではそろそろ本題に入ります。
今年の頭頃から各種SNSで試作品の動画は上がっていましたが、つい最近発売となった電動ブローバックカート式ベネリM2を入手しました。
ありがたい事にAmazonで出品してくれているショップがあるので、Amazonで普通に買えます。
価格は3万円強で、先に発売した同じく電動ブローバックカート式ショットガンであるベレッタM1301とほぼ同等の価格になります。
ベレッタの方もかなり気になったのですが、ベレッタが発売される頃にこのベネリの発売が予告されていたので、ベレッタは見送った次第です。
メーカーはFJSというところで、全く馴染みがありませんね(笑)
ネットで調べると1万円程度でM4系列の電動水弾ガンを製造しているような会社のようです。
正直この程度の水弾ガンであれば、大陸の通販サイトを覗けば聞いたこともないメーカー品が溢れかえっています。
そんな有象無象の1メーカーと思いきや、今回超絶技巧メカを積んだベネリM2、しかもあのジョン・ウィックで登場したTTIカスタムを非常によさげな雰囲気の外観で発売してきました。
さらに当ブログでも幾度にも渡り紹介したカート式ショットガンAKA870のシェルが共用できるとあって、発売ホヤホヤで飛びつきました。
まず結論から言うと、私は作動不良品の所謂「ハズレ個体」に当たってしまい返品したので今は手元にありません(苦笑)
写真は撮ってあるので、各部詳細と不良内容、その後の顛末について書いていきたいと思います。
まずは外箱です。
この手のトイガンは段ボールに製品名だけ印刷されている箱が多いので、しっかり作り込んである方だと思います。
中も緩衝材も軟らかい発泡材をくり抜いてあってしっかりしています。
ストックは分離してありますが、2分もあれば簡単に組付け可能なレベルです。
付属品を見ていきます。
ここで既に不備が2、3あり不安になりました(笑)
付属部品は以下になります。
・バッテリー
・充電器
・水弾ローダー
・シェル10発
・エマージェンシーロードシェルホルダー
・チャージングハンドル
・ネジ2本
商品説明では水弾が付属すると書いてあり、袋が入りそうなスペースも存在しますが私の個体は入ってなかったです。
ネットで他の購入者の写真を見ると入っているようです。
ただ、他の方は逆にローダーが入っていなかったり、本体に「空撃ち厳禁」と書いた帯が巻いてあったりなかったり、
ピンが1本抜けていたり、使わないねじが入っていたりするようです。
私もチャージングハンドル固定用と思われるねじが明らかに長過ぎ、全部締めこんでもチャージングハンドルがガタガタでした。
私の個体&いくつかのネットのレビュー情報から、ろくに梱包出荷チェックが出来ていない事が分かります。
本体からも垣間見えますが、おそらく発売納期に向けて大慌てで生産した為、各種検査や組付け、梱包等がおろそかな物が現状流通しているのだと思われます。
きっと生産現場も、組み立て作業の標準化や各種治具の整備、作業員の教育が不十分な為、不良品が多発しているのだと思います。
後述しますが私の個体は1発撃てば分かるレベルの不良でしたので、全く作動チェックせずに出荷したのか、数合わせの為に作動不良品と分かった上で出荷したのか、そんなところだと思います。
この辺り、日本のまともなメーカーでは考えられない事だと思いますが、向こうではそれなりの規模のメーカーでもかなりずさんだったりします(仕事上、色々な中国メーカーの現場を見てきた上での感想です)。
そろそろ肝心の製品を見ていきましょう。
本体、銃身は樹脂ですが、変なヒケや成形不良は無く、シャープで硬質でしっかりしており、安っぽさは皆無です。
メカボックスは削り出しと思われ、その他作動に関して重要な部品は金属で造られているようです。
部品同士の嵌合もがっちり、印刷等も綺麗に入っていて、価格相応の外観品質、仕様だと思います。
一点気になったのは、ボルトに付いているエキストラクターです。
シェルを排出する重要な部品であり、実銃同様の構造を模してあり好感が持てますが、明らかにワイヤカットで造ったように見えます。
加工面を見れば推測できます。
ワイヤカットは、金属等の板やブロック材を、高電圧を印加した細いワイヤーで断ち切る加工です。
金型が要らず段取りも早いので、よく部品を試作する際に用いられる加工です。
反面、鍛造やダイキャストに比べて1個あたりの加工時間が長く、材料を捨てる部分が多いので量産には向いていません。
この形状であれば鍛造とボール盤で造るのが最適なように思われますので、何か事情があったのかなと勘ぐってしまいます。
シェルはAKAの870シリーズの物と共用可能で、金属製リムに樹脂の筒状の胴体、上下に水弾保持用のパッキンが装着されています。
ネット情報によると水弾は7mm径を使うようです。
初速は水弾1発(0.2g程度)で50m/s程度のようなので、ちょっと優し過ぎますが法定オーバーよりはよっぽどいいですね。
メカ部のバランスが非常にデリケートなようなので安易にパワーアップは難しそうですが、気密周りを強化すれば初速上がるかもしれないですね。
BB弾化もそこまで苦労せず実現できるかもしれません。
バッテリーはLIPOで、表記は11.1V 2000mA 30Cです。
コネクタはタミヤコネクタで、丁寧に変換コードも付属していました。
付属のUSB充電式はちょっと怖いので封印です。
コネクタは汎用規格の物で国内で電動ガンやラジコン用で流通しているものが使えます。
試しにリフレッシャーで電圧を見てみましたが、全セル3.9Vちょっとでちゃんとしてそうでした。
他のレビューを見ても、それなりにまともなバッテリーっぽいです。
11.1Vの物であれば動くのをyoutubeでレビューをあげられている方が確認されておりましたので、心配であれば品質が確実なメーカー品を調達した方が良いと思います。
幸いバッテリースペースは広いでのバッテリーサイズは融通が効きます。
ただ、通常の電動ガンよりも安定作動できる出力設定がシビアなので、VとC値は11.1、30がよさそうです。
ここまでは予想以上の完成度で期待が膨らみました。
いよいよバッテリーを繋いでみます。
基盤で電子制御のメカボックスのようで、バッテリーを繋ぐと内部から青いLEDランプの点滅とブザー音が鳴り、起動を知らせます。
いよいよシェルをマガジンチューブに押し込み、ボルトを勢いよく引いて離すと、引っかかることなく初弾が装填されました。
ドキドキしながらトリガーを引くと、ピストンが解放されエアガン特有のポンッという発射音と同時にボルトが勢いよく後退し、ちょっとしたリコイルを手に伝えてきます。
この瞬間まではめちゃくちゃ感動していたのですが、ボルトが後退し切った刹那、「ガリガリ」という異音と共にノロノロとボルトが前進していきます。
当然シェルも上手くチャンバーに入る訳がなく、ポート内でジャムって終了です。
動画を撮ってyoutubeに上げたので、リンクからご覧になっていただくのが一目瞭然かと思います。
結果としては何度やってもこの現象が発生し、1回もまともに撃てませんでした。
泣き寝入りするにはちょっと眠れない値段の代物ですので、面倒くさいですがメーカーに問い合わせ発動です。
購入検討されている方もいると思いますし、この後しっかり褒めるのでショップ名を出してしまおうと思います。
Amazonで出品されているvoiskyさんという名前のショップです。
現在、この手の中華トイガンショップで国内で知名度が高いのは臥龍商店さんとVoickyさんだと認識しています。
いずれのショップも中華系の方が経営されていると思われます。
amazonのサイトのメッセージ機能で日本語で症状を伝え、自力で解消できる方法がないか?できない場合は返送修理が可能か?問い合わせました。
すると1時間もしない内に怪しい機械翻訳チックな日本語ですが、症状が分かる写真を要望されました。
なので動画を送ろうと思ったのですが、Amazonのメッセージでは動画ファイルは送れず、ならばとクラウドに上げリンクを貼ったのですが、
リンクはamazonにより自動的に削除されてしまう仕様でした。
仕方ないので動画の要所を何枚かキャプチャした写真を送り、次のような中国語で説明を加えました(日本語→機械翻訳より私の拙い中国語の方がマシだと思ったので)。
「枪栓前进太慢了和发出奇怪的声音」
意味は「ボルトの前進が超遅くて、異音が出てます。多分歯車のかみ合いの問題だと思っています」
中国で過ごした3年間がまさか日本のAmazonの買い物で役に立つとは思いませんでした(笑)
これからも中国語力は忘れないレベルでいいので維持したいところです。
すると、また怪しい日本語で「フィードバックをありがとう。今メーカーに症状を伝えて対応を検討しているので24時間待ってください」という旨のメッセージが来ました。
結局次の日に「商品代と送料全額返金するので、返送してください」という連絡が来て、返送して全額戻していただきました。
日本語自体は怪しさ満点ですが、全編通して言いたい事はお互い正確に伝わり、誠意を感じる対応をしていただき終始安心して手続きを終える事ができました。
ハズレ個体を引いてもしっかり返品対応してくれるので、気になる方は一か八かで思い切って買ってみるのも手だと思います(笑)
各種SNSを見てみると、僅かですが購入レビューをあげておられる方が散見されます。
いずれも大なり小なり不具合を抱えており、今回の私の個体と同じ症状の方見受けられました。
もともと出荷直前に不良が見つかり発売が遅延した情報もあるので、おそらくまだ生産体制と設定の微調整が不完全なのだと思います。
製品としてはクオリティが高いと思いますので、本来の設計通りの性能が引き出せれば超楽しい鉄砲だと思います。
ちょっと待って、メーカーが生産に小慣れてきて、ユーザーのレビューや対策情報が増えた頃に買うが吉だと思います。
注意点としては、国内メーカー品と違い、作動安定性、交換消耗部品調達性、アフターサービスは未知数なので、そのリスクを容認できれば買って損はないと思います。
マルイ電動ガンの模倣品であれば世の中的にノウハウが蓄積されているので何とでもなる場合が多いですが、このような新機軸モノはよりリスクが高いですよね。
その分とてつもない魅力も放っていますが。
痛い目を見てもなお、絶対買いなおそうと思っていられる程素晴らしいおもちゃなのは間違いないです。
流行って沢山日本で流通してくれるのを祈るばかりです。
この記事がその一助になれば幸いです。
https://lbzaku.militaryblog.jp/e1126901.html
https://lbzaku.militaryblog.jp/e1126901.html
鉄砲,中国現地トイガン
Mon, 28 Aug 2023 23:05:09 +0900
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初期アフ小物コレクションまとめ①
すっかり更新がご無沙汰になってしまいました。
子供が大きくなってきたので、土日に家をほったらかしてサバゲに行きづらくなり、現状ミリタリー熱が下がっている時期なのと、余暇をほぼガンダムに捧げている(バトオペとガンプラ制作)為、ブログ更新が滞っていました。
さらに引っ越しもありバタバタしていましたが漸くひと段落ついたので、この機会に所有しているお気に入りアイテムの棚卸しを兼ねて記事にして記録しておこうと思います。
大物は存在感があるので常にどこに何があるか認識できていますが、小物はサバゲ前夜の準備中等の土壇場で「あれどこいった??」となりがちですよね。
そうならない為に小物の存在確認をしていこうと思います。
各アイテム、初期アフファンであればそれなりに役に立ちそうな情報を書いておきますので、よければ参考にしてください。
(あくまで私個人が認識している情報、知識ですので、その正確性や裏付けの確かさはまちまちですので悪しからずです)
まずは小物の王様?である腕時計をまとめていきます。
ミリタリーアイテムのみならず、実用品、ファッションアイテム、コレクターアイテム等の様々な側面を持つ腕時計はモノとして魅力的ですよね。
私はプラスチッキーで針のない安い時計が大好きなので、色々集めています。
その中でも初期アフ時期の装備でOKなものをコツコツ収集しています。
まずは代表格であるG-SHOCKの中の、米軍装備の代表格であるDW-6900V1です。
G-SHOCKとして有名なカタチですし、このモデルはミリタリー関係のショップ等でよく紹介されていますのでご存じの方も多いと思います。
1995年に発売され今でも生産が続いていますので、新品で入手できる貴重な90年代装備です。
注意点としては下記があります。
まずは海外モデルのみの展開なので国内正規品が存在しない事です。
日本の通販等で買えるものは全て並行輸入品なので定価が存在せず、お店によって価格がだいぶ違います。
また、保証体制も国内正規品とは異なるので注意が必要ですね。
まあ数千円で買えるものですしそうそう壊れるものではないので、そこまで気にする必要はないと思います。
次に、現行モデルは当時モデルとモジュールが異なる事です。
これは個人的には結構大事にしたい要素です。
G-SHOCK(カシオの腕時計全般ですが)には裏蓋にモジュール(中身の機械)の番号が4桁で表示されています。
DW-6900V1は発売当初はNo.1289でした。
その後、2010年か2011年頃に3230に変更されています。
仕様上の変更点はカレンダーが2039→2099年までに対応した事のみです。
もしかしたらLCDや中身の部品の調達先等は変わっているかもしれませんが、
商品としての仕様変更点はあくまで上記のものです。
ちなみに私はこの時計を通算3つ買っています(笑)
最初は何も知らなかったので現行品の中国生産3230モジュール品を調達しました。
その後、1289モジュールの存在を知り、韓国生産の1289品を調達しました。
またしばらくしてオークションサイトを徘徊していると、中国製の1289品を格安で見つけたので思わずポチってしまいました。
比べると1289と3230モジュール品はバックライトの輝度が見るからに異なります。
個体差なのか仕様が変わっているのかは不明です。
つらつらと書きましたが、1289と3230で見た目で変わるのは裏蓋の4桁の数字のみです。
しかも装着したら全く見えない部分ですので、拘らないのであれば現行品で全く問題ないと思います。
ですが同好の士が集まった際に、上記の知識と現物があるとひと盛り上がりするとは思います。
特にプレミア価格が付いている認識もないので(余程のG-SHOCKフリークくらいしか気にしないと思います)、未調達の方はどうせ調達するなら古い方がお得だと思いますので、是非検討してみてください。
そもそも売る側もモジュールが2種類ある事を把握していない場合が多く、モジュール番号部分の写真が無かったりするので聞くのが面倒だったりします(笑)
90年代登場で新品が手に入るG-SHOCKとして、1996年発売のDW-5600E-1もあります。
現在も生産が続いており、1万円でお釣りがくる値段でどこでも売っています。
調達にあたり一点、米軍装備をする上での注意点があります。
このモデルに限らず、G-SHOCK全般に言える事ですが、国内仕様と海外仕様は防水表記が異なります。
北米仕様はISO規格(多分)に則った「M」表記です。
米軍装備で使うのであれば当然M表記仕様が適していますね。
しかも並行輸入品の方が安い場合が多いです。
保証体制が悪い事が唯一の欠点と言えますが、まあ6900同様安いしそうそう壊れるものではないですからね。
DW-6900V1もEW-5600E-1も調達のハードルはかなり低く、しかも考証的に使い回しが効き、実用品としても使い出があって素晴らしいアイテムですが、その裏返しとしてコレクション性は低く、サバゲ会場や装備イベントでは被りまくる上に、装備に取り入れても知っている人が見たら「無難だね」としか思われない、可もなく不可もないアイテムだと思います。
オーパーツのG-SHOCKを着けるよりは1000倍マシですが、決してドヤ顔出来るアイテムではない事は認識いただければと思います。
まあオーパーツ回避だけなら、チープカシオのF91Wの方が安いし良いかもしれません。
F91Wなら2000円でお釣りが来ますので、1本持っておいて損は無いと思います。
ちなみに私はサウナ用の時計として使っており、もう数十回はサウナに入っていますが何一つ不具合起きていません。
サウナの中で「ピッピッ」と操作音が鳴るのは嫌なので、一度裏蓋開けてピエゾ素子との導通をカットしています。
裏蓋開けてセロテープ1枚貼るだけなので、サウナに限らず操作音をミュートしたい方にはおすすめの加工です。
ようやく1つ目のアイテム終了です。
全然終わる気しなくなってきましたが、とりあえず気が向くまま進めていこうと思います。
続けて初期アフなG-SHOCKを紹介しておきます。
DW-8700-1Vという機種です。
1996年発売のモデルです。
これに関しては年代はもちろん、2001年の5th SFG、つまりホース・ソルジャーと呼ばれる隊員の使用例を以前認知しました。
この写真を分析→現物入手するまでの流れは本当に楽しかったです。
注意点としては、このモデルは販売向け地によって20BARと200M表記品の両方がありますので、米軍装備として入手するのであれば200M表記品が無難だと思います。
調達にあたり、各種オークションサイト等で中古品は結構な数流れていますが、状態が良いのは少ない印象です。
特にウレタンの外装部品が崩壊している個体が多く見受けられます。
幸いバンドは生産が続いているモデルと共用のはずなので、デザインが同じ代替品新品入手可能ですが、ベゼルは割れるとどうしようもないです。
しかも悪いことに結構な薄肉部があり、G-SHOCKとしては耐久性は高くない部類だと思われます。
私が所有する個体は実用に耐えるレベルの物ですが、経年劣化が怖いので乾燥剤と一緒にチャック袋に入れて保管しています。
これに限らず、加水分解する貴重な樹脂アイテムは基本全て乾燥剤と一緒に暗所密閉保管しています。
次です。
カシオの初期アフ腕時計繋がりでPATHFINDERのPAG-40を紹介しておきます。
このモデルについては紆余曲折ありました。
最初にこのモデルを認識したのは伝説の初期アフドキュメンタリー番組である「Profiles From The Front Line」の映像です。
もし初期アフに興味がおありでこの番組が未見であれば、何はともあれまずはこの番組を何度も何度も見返す事をお勧めします。
初期アフ装備のヒントの宝の山です。
youtube等で簡単に見られるのも美点ですね。
私も過去10記事に渡り本番組の分析を行い、その後も事あるごとに見返しては新発見を重ねています。
過去記事「初期アフガンお宝映像集発見!」
界隈で単に「初期アフ装備」と言われる場合、一般的に2001年内にアフガンで活躍した米軍特殊部隊、
2002~2003年に派遣された部隊、イラク開戦後のアフガン駐留部隊の3パターンのいずれかを指す場合が多い認識です。
この番組を見れば上記の三者の真ん中、2002~2003年の装備の含蓄が超深まる事請け合いです。
また、解像度の低いガッサガサなミリフォトからアイテム等を識別する能力もかなり養えます(笑)
話が脱線しましたが、この番組中に下記のシーンが出てきます。
この場面から、当時の私はPRO TREKのPRG-40だと判断しました。
発売年と全体の形状、6Hのボタン、液晶パターンが判別の決め手でした。
入手は簡単にできました。
当然既に廃盤ですが、結構な数作られていたようで今でも安価で入手可能です。
ですが、このモデルには大いなる落とし穴がありました。
PRO TREKは北米では展開しておらず、あちらではPATHFINDERというブランドが展開しています。
理由は一般的に使用される気圧、高度、温度の単位が異なる為です。
この為、液晶の表示やモジュールのプログラムの仕様が異なり、そっくりですが違う商品になります。
ガワで大きく違うのはブランドの刻印類です。
あとはG-SHOCK同様、防水表記もBARとMで違います。
PATHFINDERの存在を認識したのは上記PRG-40入手から何年かした後、2000年代初頭のアウトドア雑誌をむさぼり読んでいる時でした。
上記のようなPATHFINDERの広告を見つけ、もしやと思って調べていくとPRG-40もPAG-40という兄弟機種が存在する事を知りました。
アメリカ軍の装備であれば当然PAG-40を装着している方が自然ですよね。
大慌てでネットで探したところ、幸運にもe湾で状態の良い個体を発見し事なきを得ました。
上記有名番組での使用例があり、PATHFINDERのウンチクを含め2000年代装備としてはなかなか良いチョイスの時計だと私は思います。
普通に機能腕時計としても使えますし、バンドは現行生産モデルと共通なのでちぎれても安心な点も評価できます。
今回書いた内容に関しては下記リンクから各アイテム詳細記事をご覧になれますので、もしご興味を持たれましたら下記記事リンクを覗いてみてください。
https://lbzaku.militaryblog.jp/c56137.html
腕に巻くアイテムですらまだ残っておりますので、ひとまずここで切ろうと思います。
次もSUUNTO製品他、リストデバイスの残りをまとめようと思います。
次はすぐ更新するか、また何か月も空くかは私のモチベが上がるかどうか次第ですが(苦笑)
お読みいただきありがとうございました。
https://lbzaku.militaryblog.jp/e1123053.html
https://lbzaku.militaryblog.jp/e1123053.html
ウォッチ,初期アフガン
Mon, 26 Jun 2023 19:37:42 +0900
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最近気になった中華トイガン達
ご無沙汰しております。
中国から帰還し、生活リズムがすっかり変わってしまった&他の趣味に傾倒していてブログが放置状態になっておりました。
サバゲはやりたいのですが、まだまだコロナな世の中&幼い子供達の世話があるのでまだ当分行けそうにありません。
私のミリタリー趣味活動はあくまでサバゲが軸になっていますので、サバゲに行けないとなると必然的に温度が上がりづらい状態になってしまいます。
そんな中、ふと久々に中華トイガンの新製品に目を向けてみたらいくつか面白い製品が出てきていましたので記事にしておきます。
まずはカート式エアコッキングスポンジガンのスパス12です。
メーカーはUDLのようですね。
UDLはXM1014という、昨今のカート式(水弾orナーフ)トイガンの火付け役になったトイガンを世に送り出したメーカーだと私は分析しています。
2年前に当ブログでもレビューしています。
https://lbzaku.militaryblog.jp/e1028192.html
低価格、(中華としては)良品質で、1/1サイズでツボを押さえたデザインとアクションを備えており、非常にバランスの良い製品でした。
XM1014の後にM870をモデルアップして以降、音沙汰無く残念に思っていましたが、遂に待望の新機種が発売となりました。
しっかりストックが展開でき、特徴的な「片腕用フック」も完備しているようです。
既に日本でも入手可能なようで、1万円程度が相場のようですね。
スパスのトイガンと言えばマルイかKTWだと思いますが、KTWは今や絶滅危惧種、マルイもストックは滅多にお目にかからない印象&あってもストックだけで本体並の価格がしますので、
この価格でカート式のスパスが手に入るのはかなり有難いですね。
おそらく内部機構はXM1014と全く同じだと思いますので、水弾化、ひいてはBB弾化の改造も比較的容易ではないかと思います。
スパスは数々の映画やゲームで登場する割にトイガンは不遇なので、多くの方に響く製品ではないでしょうか。
私も久々に食指が反応しました。
次です。
カート式の水平2連ショットガンの新作も出ているようです。
カート式2連ショットガンは既に日本にも入ってきていますが、ちょっとおもちゃ然としています。
これはかなりリアル目な製品のように見えます。
既に発売はしているようなのですが情報が少なく不明な部分が多いです。
しばらくアンテナを張って情報収集しようと思います。
2連ショットガンのトイガンはかなり種類が少ないので、増えてくれるのは有難いですね。
次です。
カート式電動ブローバックのM1ガーランドです。
以前試作品の動画を紹介しましたが、知らぬ間に大分形になっていました。
動画でしゃべっている事をろくに把握していないのでよく分かっていませんが、試作品?なんですかね。
リアルな形状のクリップにカートを詰め、実際にローディング、発射、排莢、最後のピキーンまで作動しています。
おまけにエアスポンジガンなんですね!
実際に弾を撃っているシーンもありました。
日本に入ってきたらBB弾化する猛者が出てくるかもしれませんね。
中国のネット通販サイトを覗いてみたところ、まだ3月頃見た内容と変わっていないように見えます。
一応注文してから15日で納品と書いてありますが、こっちの予約販売や受注生産は日本に比べると本当にいい加減というか、子供の約束レベルだと思っています(笑)
中国に住んでいる時に、ある絶版ガンプラが日本の相場より大分安く即納表記で売られていたので注文したところ、注文を受けてからおそらく日本のメルカリやヤフオクで探し始めたらしく、
「値段変わって〇〇元になって、納品1ヵ月掛かるけどいい?」と、日本のオークション相場+αの価格を提示してきました。
こんな事が何度もあったので、中国のECサイトの個人レベルの販売者はそれが常識なんだと悟りました(苦笑)
話が逸れましたが、ECサイトの商品ページや、中国の動画サイトをざっと見る限りまだ全然情報が出ていないので、まともに手に入るようになるのはもうちょっと先かなと思います。
ちなみに現状の提示価格は2000元、今だと4万円くらいですね。
3年前であれば3.2万円くらいでしたが、いちミリオタにとっては辛い世の中になりましたね。。
米軍放出品等も軒並み円安の煽りを食らっている訳ですからね。
今日本に入ってきたら6、7万円前後で出回る感じですかね?
動画を見る限りストックは樹脂製っぽいので、木製ストックにしたら9~10万コースですかね。
現状、カート式ブローバックのM1ガーランドはハドソン製のモデルガンだけだと思うので、
WW2ファンにとっては高くても一度は触ってみたい逸品(珍品?)になりそうですね。
あとはトイガン化に恵まれないSKSカービンのカート式トイガンも遂に発売されるようですね。
今は白いカラーしか発表されていないようですが、モシンナガン等先行例を見る限り、ほぼ確実に黒+ウッド調ストックは出てくると思います。
M14あたりの電動ユニットを仕込む強者が現れそうですね。
あと中華トイガン関連で目にしためぼしいニュースとしては、とうとう警察回収騒ぎになった製品が出てきましたね。
薬莢にバネが仕込まれており、弾頭をカートに押し込んでバネを圧縮した状態で固定し、
銃に装填して撃発するとカートのお尻をハンマーが叩いてバネが解放され弾頭が発射される仕組みのようです。
要はモデルガンと同じような構造で、銃口が完全に貫通しているのが構造的にアウト?なんですかね。
まあこのような回収騒ぎの際にはいつも突っ込みが入る事ですが、この銃で撃てる弾丸を作れる技術があれば、わざわざこんなおもちゃで発射しようとせずもっと丈夫な銃本体も作るだろですよね(苦笑)
弾丸さえ何かの方法で手に入れれば、銃本体は合法的に通販等で容易に手に入ってしまうという状況になるのが良くないという判断なんですかね?
中国にいる時に、同じような仕組みのグロックを入手、レビューした時に「日本だとやばいかも」と危惧しました。
https://lbzaku.militaryblog.jp/e1090258.html
ただ、このグロックは先に日本に入って来ているようなのですが、こっちはお咎めないようなのでセーフなんですかね?
いずれにしても直輸入の怪しい構造のトイガンは手は出さない方が無難かもですね。
今後もこのようなケースは発生すると思いますし、頻発するようなら何かしら輸入に際してハードルが設けられるかもしれませんね。
円安も落ち着きを見せませんし、輸入販売される業者さんにとって厄介な向かい風にならないと良いですね。
2022年もミリタリー趣味的には色々と向かい風となる事が多かった年だったと思いますが、来年もワクワクするような新製品が出てくれる事を心から願うばかりです。
お読みいただきありがとうございました。
https://lbzaku.militaryblog.jp/e1111902.html
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中国現地トイガン
Sun, 18 Dec 2022 21:49:43 +0900
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つぼみアームズ様web取材
中国から日本に帰国して来て2ヵ月が経ちました。
平日、休日共に向こうに住んでいた時よりも圧倒的に時間の密度が高く、まだ2ヵ月しか経っていない事に驚愕しています(苦笑)
向こうでの生活は「楽しい」というよりは「楽」と表現する方が適切でした。
自由な時間自体は有り余るほどありましたが、各種制約によりその時間を有意義に過ごす手段に乏しかったので、心身共に気楽ではありましたが、反面すごくエキサイティングな体験も無く、ただ淡々と日々を過ごしていました。
帰って来てからは大量の仕事と家族サービス、山と積まれた趣味を楽しむ為、文字通り寝る間を惜しむ毎日です。
そんな毎日を過ごす中、とあるショップ様からweb取材の依頼をいただきました。
ミリタリー趣味業界の活性化に少しでも寄与できるのであれば、当ブログも本望ですので二つ返事でお受けさせていただきました。
依頼をいただいたのはつぼみアームズ様という、光学サイト専門のwebショップ様です。
https://tsubomi-arms.net/
恥ずかしながら、私は今回初めて存在を知りました。
webショップには実用性抜群な光学サイトがずらりと並んでいて見ごたえがありますね。
良質な光学サイトを安心して調達されたい方にはぴったりのショップ様だと思います。
取材記事はつぼみアームズ様のブログの方に掲載されています。
https://tsubomi-arms.com/blog/
私の他にも何人ものミリブロガー様の取材記事が掲載されておりますので、楽しんでいただけると思います。
最近もブログ記事にしたいネタはいくつかあるのですが、如何せん時間が無い&記事書く気力が湧いてきません(苦笑)
VFCのM733も買ったはいいが放置状態ですし、HEATベストも運よく手に入れましたがまだサイズ調整すらしていません(笑)
コロナ&暑さで一時的にサバゲモチベが下がりまくっているので、今はなかなかミリ方面にパワーを割く気が起きないのが正直な所ですね。
今しばらくはお茶を濁す程度の記事が続くと思いますが、またがっつりミリフォト考察したりサバゲレポートをしたり、中華エアガン市場調査をしたいと思っています。
コロナも感染者数を見るとまた勢いを増してきているようですので、しっかり気を付けつつ毎日を大事に過ごしたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
https://lbzaku.militaryblog.jp/e1101986.html
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Wed, 20 Jul 2022 19:17:45 +0900
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モルモット隊鹵獲ザク
先月、3年間の中国赴任を終えて帰国しましたが、今は公私ともに新生活に慣れるのが精いっぱいでブログ執筆できる余裕が中々ありません。
なのでまだ中国に居る間に別SNS(GUNSTA)で投稿したガンプラ投稿をちょい加筆でお茶を濁します(苦笑)
MGザクⅡver.1.0を制作しました。
MGザクⅡver.1.0は個人的には非常に思い入れが深いキットです。
小学生の頃に初めて出会ったMGキットで、近所のおもちゃ屋でお年玉で購入しました。
お年玉を握りしめておもちゃ屋に入ったところ、入り口すぐの目立つ位置にこのキットが置いてあり、もう他のおもちゃには見向きもせずレジに持っていきました。
その後も何度か買い直したり、シャアザクや派生キットの旧ザク等含めると、MG ver.1.0系ザクは10体近くは作ったかもしれません。
今回作った個体は数年前、今のようにガンプラ転売地獄が展開される前に、箱が日焼けした中古品を1500円で入手した物です。
今同じ状態の物を買おうとするとおそらく4000円は取られると思うので、嫌な時代になったものです。
正直、このキットが4000円なら買わないですし、ガンプラ全般今の転売価格相場は定価を知らないで見ても明らかに高過ぎる印象があります。
私は自身を俯瞰して見ても結構なガンプラファンだと思いますし、SNSで公開していいねを沢山もらいたい承認欲求も人並みにあると思いますし、趣味に使えるお金もそれなりに自由にある方だと思うので、ガンプラに注ぐ資金は世の平均より多い部類の人間だと分析していますが、その私が高くて買う気が起きないとなると、一体誰がこの相場を維持しているのか不思議になります。
それとも私のガンプラ愛(=注ぎ込むお金)なんて、世の中の諸兄姉に比べれば味噌っかすみたいなものなのかもしれませんね(笑)
単純に人気があるのは喜ばしい事ですが、メーカー~各種商流に正当な利益が回らない現状は不健康極まりない状況だと思いますので、一日でも早く状況が改善する事を祈るばかりです。
話が逸れましたが、今回制作したザクの詳細を書いていきます。
制作モチーフとしたのは、セガサターンソフト「機動戦士ガンダム外伝III -裁かれし者-」のステージ2で、ブルー2号機が持ち込まれたシャトル基地でフィリップ少尉とサマナ准尉が搭乗したザクです。
まあニッチですね(笑)
ゲーム中の画面はこんな感じです。
今見ると「なんじゃこりゃ」レベルですが、シリーズ第一作の戦慄のブルーを小学生の時発売日に買ってリアルタイムで遊んだ時は、走ったり、飛んだり、すっ転んだり、手を付いてうんしょと立ち上がる3Dのザクを見て感動した覚えがあります。
数えきれない程繰り返して遊んだ、私の中では人生でベスト1、2位を争う大好きなゲームです。
コックピット視点で非常にスピーディーなMS戦が体験出来て、とても楽しいゲームでした。
グラフィックは思い出バイアスかかっても流石にアレですが、ゲームシステム、効果音、ボイス、BGM、ストーリー演出は今でも十分通用するクオリティのゲームだと思います。
プレイ環境を整えるのは結構ハードルが高いですが、未プレイの方は機会があれば是非遊んでみてください。
オープニングムービーだけでもYoutube等で見てみてください。
大塚明夫先生の素晴らしい語りが聞けます。
特にタイトル画面への繋がり方が何度見ても鳥肌モノです。
個人的にはPS2無印ガンダム、ジオニックフロントに並ぶダムゲー神オープニングだと思います。
ガンダムゲームなのに1秒もガンダムが出て来ず、タイトル画面もジムが大写しという、当時としては(今でも?)本当に硬派でチャレンジングな構成だったなと感心します。
今回制作したザクですが、作中ではBD2号機を宇宙へ上げようとしているジオン軍シャトル基地を強襲したモルモット隊が、基地に放置してあったザクを鹵獲、識別コードを連邦軍の物に変え目印に連邦シールドを背負わせ、基地を奪還しにやってきたジオン軍の迎撃に出ていました。
モルモット隊ジムコマンドが装備していたシールドは特徴的です。
本当はジムコマンド用の曲面シールドにしたかったが、当時のセガサターンのグラフィック処理能力の都合でカクカクしたシールドにした、とどこかで聞いた事があります。
その名残なのか、設定画ではノーマルジムシールドとジムコマンドシールドの中間のようなデザインをしています。
1/100ではこのシールドは立体化されていませんので、ガンダムVer2.0のシールドを半分にぶった切って分割、切り代をプラ板で補填してパテで修正し、塗り替えました。
ちょっとしたごく簡単な工作ですが、ガンプラモチベ高い時はモリモリと一気にやってしまうのですが、モチベ低いと一向に手が動かないのが自分でも不思議になります。
ガンプラ制作はいかに自らのモチベを上げるかの修行だと思っています(笑)
本当は上下はジムコマンドシールドのように両端が尖っているのが正だと思いますが、結構工数が掛かりそうなので諦めました。
遠目に見れば雰囲気は出たかな?と思います。
全部作った後に「あれ、もしやのぞき穴無いのが正なの!?」とハッとしましたが、後の祭り、やり直す気力は起きませんでした。。
シールドのデザインは後発の作品でまちまちで統一されていないようなので、「タンカラーで下半分が黒い」という大まかな仕様が合っていればよし、と強引に自分を納得させています(笑)
バックパック裏面とシールドに磁石を仕込み脱着可能にしたので、外せば普通に冬季ザクとして飾っておける「一粒で二度美味しいザク」になりました。
最初は出撃前に大急ぎでジオンマークを塗りつぶして、上から連邦マークを手書きで描いた演出をしようと思ったのですが、ゲームのシチュエーションを見る限りそんな暇はなさそうだったのと、失敗するのが怖くなったので止めました(苦笑)
塗装は白い部分はタミヤの白サフで仕上げました。
真っ白だとどうにも味気なかったので、ノーマルザク色のラッカー塗料をドライブラシして白塗装が剥げた演出をしてみました。
戦車のプラモ等ではよく見かける演出ですよね。
本作は北米のどこかが舞台のはずなので、一年中雪景色だった訳ではないはずです。
ジオン軍が北米大陸に降り立ったのは第二次降下作戦時で、3月頃には北米主要都市を掌握していた認識です。
従って春から秋に掛けてノーマルカラーで運用されていたザクが、冬になり降雪して雪景色になった頃に現場で塗り替えられたと想像しました。
現場での簡易的な塗装作業だったので擦ったりすると簡単に塗装が剥がれてしまい、その部分はノーマルカラーが垣間見えている、といった具合です。
18mの巨人が何に擦れて剥がれたのかを想像すると苦しい所がありますが(苦笑)
ガンプラはこういう「リアルっぽさ」と「そもそもSFだし」という要素ををうまい具合にミックスするのが難しく、また楽しい部分だなと思っています。
スターウォーズのメカや設定なんかも同じ理由で大好きです。
工作に関しては各部合わせ目消し、頭部と脚部後ハメ、流石にダルすぎるモールドをちょこっと彫り直したくらいで、あとはストレート組みです。
MGですが最初期の旧いキットですので、最近のHGよりも部品も構造も遥かに単純で作りやすいですね。
その分ゲートや合わせ目処理が多くて面倒ですが、良い基礎練習になると思います。
便利なツールやテクニックが世に溢れていますが、どんな作業もコツコツと自分の手を動かして経験を積む事が何より上達に繋がるんだ、と自分に言い聞かせ、面倒な作業を頑張るようにしています(笑)
MG ver1.0ザクは可動範囲は絶望的ですが、逆にガワラ立ちさせれば最近のMGキットを凌駕するカッコよさだと個人的には思います。
足首の接地能力が足りず、カトキ立ちはそもそもできませんが(苦笑)
足首は引き出し軸くらい追加工作すべきでした。。
素組みでガワラ肘が出来るのは、このキットの非常に優れたポイントですよね。
まあ頑張って可動範囲拡張したところで知れているので、このザクは割り切って「ガワラ立ち専用ザク」として、我が家の棚を彩ってもらおうと思います。
このザクをもう2体と旧ザクをこさえて、この画像をMG ver1.0で再現するのが直近の私のガンプラドリームです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
https://lbzaku.militaryblog.jp/e1096665.html
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ガンプラ
Wed, 29 Jun 2022 18:09:39 +0900
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帰還のご挨拶
ミリブロなのにミリタリーに関係ない事を主題として書くのは自分のポリシーに反しますが、人生の節目ですので、この場を借りて当ブログを読んでくださっている方にご挨拶させていただきます。
3年前から会社の指示で中国広東省の拠点に単身赴任しておりましたが、この度無事に日本に帰任しました。
コロナが無ければ2、3ヵ月に1度は本社出張や休暇で日本に帰国できるはずでしたが、赴任2年目の2020年初頭から皆様ご存知の状況となり、結局直近2年間で2回しか帰れず、幼い子供達の成長をこの目で見届けられなかったのは比較的大きな代償でした。
今はビデオ通話が気軽に出来る時代なので、マメにコミュニケーションが取れましたが、時代が時代なら完全に親子関係がリセットされて1からリスタートになっていたかもしれません(笑)
また、遠くに離れていた事で、親との今後の付き合い方もよく考え直す良い機会になりました。
赴任する前は実家まで車で1時間ちょっとの所に住んでいましたが、中途半端に近いと逆に顔を出すタイミングが無いものです。
ですが考えてみたら、親なんてあと10年もしたらこの世からいなくなっている可能性が十分あります。
残された時間は決して多くないので、まだ元気でいる内にもう少し親孝行しておきたいなと、3年間遠く離れたからこそ考え至るようになりました。
サバゲ及び軍拡は、日本に比べると前者は絶望的、後者も非常に限定的なアイテムしか調達できず、ろくな活動が出来ませんでした。
めぼしい所は中華トイガンに多く触れられたことと、可動PRC-148レプを安価で入手できた事くらいですかね。
特にAKA 870との出会いは大きな収穫でした。
「カート式エアコッキングショットガンAKA M870」
各種装備考察に関してはVPNで日本のネットと同じ環境でしたので細々と進めてはいましたが、やはりモノが手に入らないとモチベーションは上がりませんね。
結果ミリタリー活動に使っていたカロリーの多くはゲームとガンプラに注がれる事になりました。
特にガンプラは10数年振りに触りましたが、改めてがっつりハマり、塗装ブースまで導入して思いっきり制作活動に勤しめたのは大変有意義でした。
最新のミリタリー活動は、ちょうど帰ってくるタイミングでVFCのM733が日本に入ってきましたので、自分へのプレゼントで早速調達しました。
HEATに出てきたまんまのディテールで、質感も良く、箱出しでちゃんと動き素晴らしいですね。
充分に温まってないとフルオートのサイクルは遅く感じますが、セミはかなりマガジンが冷えてもしっかり動きます。
作動性や実写性能は間違いなくマルイMWSに軍配が上がりますので、このカタチに拘りが無ければ、ARのGBBとしてはマルイMWSが総合的に頭一つ抜きんでているとは思います。
リコイルも私のMWSはヘビーバッファーに換装しているのでM733より一回り重く、かつ鋭いです。
ただ、操作時のカッチリした質感や金属音、射撃時のバッファースプリングのビビリ音などの「実銃っぽさ」はM733の方が雰囲気出ていると個人的には思います。
HEATのリマスターBDも手に入れ、銀行強盗シーンをコマ送りで観察して装備詳細を調べています。
久々にじっくり見ましたが、本当に隅から隅まで良く出来た映画で感動しますね。
リマスターされて映像も非常に綺麗で、今年公開の映画と言われても違和感ないです(俳優の若さ以外(笑))
VFC M733とHEAT装備の詳細は後日記事にまとめられればと思います。
これからまた生活が激変しますが、ミリタリー活動は続けていくつもりですので、今後とも引き続きよろしくお願いします。
サバゲも中々行くチャンスは無いかもしれませんが、近い内にチャンスを見つけてフィールドに遊びに行きたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
https://lbzaku.militaryblog.jp/e1096666.html
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Sat, 21 May 2022 16:33:19 +0900
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中華カート式トイガンレビューまとめ
先日1年ぶりに一時帰国し、2週間ほど本社出張+休暇を取り、現在また中国に戻り21日間の隔離生活中です。
来月3年間の任期を終え帰任となるので、こんなに長い間誰にも会わず独りで1室にいる隔離生活というのも、これが人生最後かもしれません。
ちなみに隔離中に「オデッセイ」や「キャストアウェイ」を見ると感情移入度が倍増するのでおススメです(笑)
昨年同様、中国の空港に着陸した後は全て全身防護服の防疫官によってホテルの部屋まで連れていかれます。
昨年時点よりも幾分システム面が整備されてはいましたが、乗客の快適性よりも防疫第一の姿勢は変わらず、ひとつひとつの手続きにかなりの待ち時間が発生しました。
着陸してから近隣市内のホテルの部屋に着くまで5時間掛かりました。
私のように単独行動であれば特に問題はありませんが、おそらく2、4、5歳くらいの小さい娘三人を連れた日本人家族や、まだ1歳くらいの赤ちゃんを抱いた夫婦もおり、その方々はホテルまでの移動はもちろん、そこから始まる14日間または21日間隔離生活はまさに地獄だと思います(隔離後の滞在先のコロナ対応状況によって隔離日数が変わります)。
偶然私の部屋が娘3人一家の隣でしたが、1日に何回かはお子さんが号泣している声が響いてきました。
私も同じくらいの子を持つ親なので、同情しきりです。
部屋は昨年は郊外のリゾートホテルだったので非常に綺麗で広々していましたが、今回は市街地真っただ中のホテルですので少し狭いですが、日本のビジネスホテルとは比べ物にならないほど広いです。
ぱっと見の写真だと綺麗に見えますが、壁とか端々は日本のホテルではありえない雑さ汚さです(苦笑)
まあそれでも清潔さや設備は必要十分で、配給されるご飯は朝はパン&果物&牛乳&お粥、昼夜は三菜一汁の弁当で、昨年隔離時より格段に美味しく、日本で700、800円の中華弁当として売っていても普通に美味しい部類に入るレベルで満足しています。
ホテルは選べず、今回のホテルの宿泊費は21日間隔離で食事込みで約18万円です。
私は会社の経費で落とせますが、個人で負担するとなると相当キツいですね。
現状日本への帰国時は、一部指定地域以外からの帰国で認定済ワクチン3回打っていれば待期期間ゼロなので、水際対応の緩い国へGWあたりから海外旅行する人が結構出てきそうですね。
ついコロナ話が長くなってしまいましたが、本題に入ります。
度々中華独自のトイガン事情やレビューをお伝えしてきましたが、帰任前の締めくくりとして、中華トイガンに注目し始めた直近2年間物色したトイガンを記録しておこうと思います。
中国トイガン市場は現在も非常に元気なようで、どんどん新たなアイデアの商品が出ては消えを繰り返しており見ていて飽きないです。
特にカート式トイガンの進化が著しい印象です。
以下にこの2年間で実際に購入して良かったor面白そうなトイガンを紹介しておきます。
では早速書いていきます。
AKA 870
エアコッキング排莢式ナーフです。
私は水弾規制前に水弾発射仕様を入手しました。
以下に紹介するトイガン達とは別次元の質感で、日本で流通している数万円台のBBエアガンと肩を並べる完成度です。
詳細は過去記事にしていますので、気になる方はどうぞ。
「カート式エアコッキングショットガンAKA M870」
「カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART1」
「カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART2」
「カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART3」
BB弾化も比較的簡単と思われ、日本で実際に改造している方もちらほら見ます。
インナーバレルを入れてBB弾化&カートキャッチャーを用意すればサバゲでも使えるレベルになると思います。
日本のトイガンメーカー並の品質で、装填&排莢アクションはマルゼンM870よりリアルでスムーズです。
日本での調達も容易な部類で、オールブラック仕様も結構入っているようですね。
AKA 870亜種
上記の所謂模倣品ですが、紫のものとオレンジのものはそれなりにしっかりしてそうです。
おそらくメーカー間のパーツ互換はほぼないと思いますので注意です。
ダブルバレルショットガンS686
珍しい中折れ式のカート式2連ショットガンで、バレルを折ってコッキング&排莢します。
排莢した時のカートの舞い方は素晴らしいです。
ナーフとしては弾の飛びもそこそこで、トリガー2段引きで1発ずつ発射できるので面白いです。
質感はプラスチッキーですがサイズは大人用のフルサイズ、木スト風の仕様はそこそこ見栄えします。
ストックにだけ錘が入っていて重量バランスは劣悪ですが、ハンドガード部にも錘を仕込むと改善できそうです。
ほぼ全部品プラスチックで結構負荷の掛かるアクションをするので、耐久性は微妙かもしれません。
現状日本でも結構入手しやすいと思われ、5000~7000円程度だったら個人的には十分アリだと思います。
プラスチックなのでストックとバレルをのこぎりで切ってソウドオフも簡単ですし、カスタムの遊び甲斐もあると思います。
日本でBB弾化している方もチラホラいるようですね。
ベルトカート式電動ガトリング
ベルト給弾式のマシンガンは沢山出ているのですが、この製品だけはベルトにカートをセットし、発射後排莢時にベルトからカートが舞い飛びます。
下記動画が作動時の様子がよく分かります。
早送りはされておらず、実際にこれくらいの連射速度を誇ります。
サイズも大人が持っても違和感ない大きさで、バレルもちゃんと回転しそこそこの連射速度で、一気に撃ちまくるとかなり爽快感があります。
装填準備と片付けが超めんどくさいですが(苦笑)
ベルトは理論上無限に連結可能なので、100連射くらい繋げてナーフごっこで使ったらかなり盛り上がると思います。
実射性能はまあ普通のナーフ並の飛距離で、排莢不良や抜弾できず不発もそれなりにありますが、おもちゃとしての完成度はまずまずだと思います。
カート式モシンナガン
モシンナガンのBBエアガンは10年以上前から存在していますが、カート式はまだ無いと思います。
ナーフなので弾道はショボいですが、金属カートや水弾仕様に換装できるキットも売っていますし、構造的にBB弾仕様に改造するのも比較的容易だとは思います。
ストックはプラ、レシーバーは大部分金属パーツではありますが質感はそこまで良くないです。
日本にも入っているようですが、相場をみると個人的には非カート式のBBエアガンのモシンナガンに軍配が上がりますが、どうしてもカート式モシンナガンが欲しいという方には救世主的なアイテムだと思います。
ちなみにカート式のSVDもあるのですが、SVDは実銃がセミオートなので個人的には刺さりませんでした。
カート式ウィンチェスター M1873?
実銃同様、側面のゲートからカートを装填し、レピーターハンドルを回すと上面から排莢します。
見た目はそこそこいいですが、レピーターハンドルがガタガタだったり、排莢操作にクセがあります。
ただ現状カート式のウィンチェスターは大昔に発売されたポイント製のものかUMAREXのCO2しかないと思いますので、気軽さで言えば本機が選択肢に入ると思います。
概して価格相応には纏まっている印象で、モデルガン的な見方ではなく気軽に排莢アクションを愉しむおもちゃとして見れば一考の価値はある
のではと思います。
実射性能はまあオマケ程度です。
XM1014
ここ2、3年の中華カート式ナーフの先駆け的な存在だと思っています。
私もこれがきっかけで中華カート式トイガンの魅力に気づきました。
元々は水弾式で発売されていましたが、中国の水弾ガン規制によりナーフ化されて今でも売り続けられています。
UDLというメーカーが最初に発売した認識ですが、現在は模倣品が多数出ています。
他社の物もいくつか触りましたが、UDL製の方が品質良かったです。
XM1014の詳細は過去記事にしています。
「カート式水弾ショットガン レビュー」
カート式Hk416
以前記事にした電動ブローバック排莢グロックのライフル版と言った感じの商品です。
「カート式電動ブローバックGLOCK」
TOPのカート式M4のようにトリガーを引いてシアでピストン解放→モーターの力でコッキングする仕様です。
バッテリー無しでエアコッキング式としても運用可能です。
正確に測った訳ではないですがフルサイズのARの形をしていて、カート式電動コッキングガンというのは中々いい所を突いているのではと思います。
オプションでドラムマガジンもあって撃ちまくって楽しめます。
ナーフとしては実射性能もかなり良い部類だと思います。
カートが異様にデカすぎるのが玉に瑕ですね(苦笑)
ここはグロックに採用されている小型軟弾を使って細いカートにして欲しかったですね。
カート式Hk416は他にも似ているものが出ていますが、色々なレビューを見る限りこのモデルが一番完成度が高そうです。
ドラムマガジンがラインナップされているのもこのメーカーのものだけのようです。
ちなみに同じメーカーから最近同じシステムを搭載した95式も登場しています。
95式のトイガン自体が少ないのでHk416よりも存在価値がありますね。
需要の絶対数は少ないでしょうが、欲しい人はかなり欲しいのではないでしょうか。
上記は全て実際に入手して触って来た物です。
以下は未入手で良さそうな物をピックアップしてみました。
UZI?
これだけカート式ではないですが、電動式のコンパクトサブマシンガンです。
商品ではUZIと謳っていますが、形はまるで違います(笑)
特筆すべきは連射速度で、マガジン内の弾を一瞬で撃ち尽くします。
スケルトンボディの中を弾がどんどん進んでいく様は見ていて愉快ですね。
スペアマガジンを沢山用意すればナーフサバゲでチート並みの戦力になるのではないでしょうか。
価格もかなり良心的な部類だと思います(こっちでは1000円ちょっとです)。
M1887
エアコッキング式シレバーアクションョットガンです。
実銃同様のアクションで面白いですが、何年も前からマルシンがガスガンで出していますので食指は動きませんでした。
ナーフに拘りが無いのであれば、マルシン製の方が断然コスパ高いと思います。
カート式電動M1ガーランド
電動でブローバックし排莢、8発撃ったらちゃんとピキーンしています。
半年くらい前に上記の試作品の動画を入手したのですが、残念ながら未だに続報が見つかりません。
一応通販ページで購入は可能な状態で「45日以内発送」とあるのですが、詳細不明過ぎて注文出来ていません(苦笑)
LDT SE(TOP模倣カート式AR)
公式ページが存在せず動画等もまだ少ないので不明な内容が多いですが、TOP方式を模倣したカート式ARです。
弾は飛ばないようですが(飛ぶ仕様もあるのかもしれません)、動画を見るとかなり良く出来ているように見えます。
しかも少しですがリコイル風の振動も実装されているようです。
メーカーはLDTという名前で完成品状態では無くメカBOXキットの販売のみで、同社の電動ARのガワを使って組み立てる必要があるようです。
こちらの通販サイトでは組み立て済の物を販売するショップがいくつかヒットしました。
おそらく大陸で普通の売ると規制に引っかかると思われ、どんなものか知っている人でないと分からないようカモフラージュされています。
こちらでは中華トイガンあるあるです。
値段はメタルレシーバーのHk416で組むと約6万円で、TOP M4を買ってフルカスタムするよりは安いですがかなりの高級品です。
TOP M4シリーズは市場で枯渇して久しいので、ちゃんとした完成度であれば日本でも一定の需要は潤してくれそうですね。
以上、ここ2年程現地で市場観察していて面白いなと思った中華ナーフガン達でした。
売り物としてどうなの?と思う低品質なものも中にはありますが、独創的なギミックを備える銃達が次々に世に出てくる様は、今のエアガン業界と比べると信じられない勢いです。
最近はyoutubeやtwitter等で日本語でも様々に紹介され、流通も充実してきましたので嬉しい限りですね。
日本や台湾、一部高級中華のエアガンメーカー品と比べるとAKA M870以外はおもちゃおもちゃしていますが、そういう趣の物だと思って見れば楽しいアイテムが沢山あります。
まだまだコロナが猛威を振るっていますので、部屋で気軽にナーフガンで遊ぶのも一興だと思います。
今は円安で中華トイガンの日本国内調達は割高になってしまうと思いますが、少しでも皆さまの物欲を刺激できたならば幸いです(笑)
お読みいただきありがとうございました。
https://lbzaku.militaryblog.jp/e1094504.html
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中国現地トイガン
Sun, 10 Apr 2022 21:04:02 +0900
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中国軍のレーション
今回のロシア-ウクライナ戦争がきっかけで、一部メディアではウクライナ各都市のカタカナ読みをウクライナ語を基にしたものに変えていますね。
英語メディアがやり始めたので一部日本メディアや個人も前に倣ったのかもしれませんが、急に「キーウ」とか「ハルキウ」とか「チェルノーブリ」とかに変えられても一瞬戸惑ってしまいますね。
もし日本全体で呼称を変えるとしても、長年にわたって「キーウ(キエフ)」と書かないといけなくなりそうですね。
まあこの程度の違いならすぐに慣れるというか、多くの日本人はこの戦争がある程度収束したらウクライナの都市名なんてほぼ目にしなくなるでしょうが。。
ただ、ファーストガンダム好きとしては「オデッサ」は頻出重要ワードなので、今後「あー!オデッサってロシア語読みだ!即刻オデーサに訂正しろ!」と迫られないか心配です(苦笑)
宇宙世紀は「ニューヤーク」や「キャリフォルニア」や「ニューホンコン」がある世界線なので許して欲しいですね(笑)
では本題に入ります。
折角中国に住んでいるので、中国軍のレーションが安く手に入ったりしないかな?と思って通販サイトを試しに調べてみたらわんさか出てきました。
レーションは米軍や自衛隊の物はいくつか食した事があったので、比較の為に中国軍の物を試してみたいと思いました。
セットがお得だったので6種類セットで入手してみました。
何故か到着したのは4個でしたが、中国語でクレームつけるのも面倒なのでスルーです(苦笑)
ちなみに価格は6個セットで3500円程度でした。
日本で期限内の米軍MREを入手するよりは安いですね。
見た目や大きさは米軍MREそっくりです。
製造は2020年12月で、賞味期限は製造から2年なので余裕で期限内です。
期限内なので廃棄品ではないと思われますが、結構管理雑なんですかね。
米軍MREも以前は期限内の物が日本でも巷に溢れていた印象ですが、いつからか期限内の物はあまり見かけなくなった気がします。
横流しが酷過ぎて管理が厳しくなったんですかね。
4つ全て食べましたが、基本はどれも似たり寄ったりだったので1セットだけ記事にします。
「単兵(ダンビン)」は個人用という意味でしょう。
「自熱(ズールー)」は米軍MRE同様、水で発熱するキットが内包されている事を意味しています。
メニューは「香菇卤肉炒面套譜(シャングールーロウチャオミィエンツァンプー)」です。
「香菇」は椎茸、「卤肉」はトロトロの豚の角煮を細かく刻んだような物で、日本でも台湾料理屋等で「ルーローファン」として侵透していますね。
「炒面」は焼きそば、「套譜」はセットみたいな意味で合ってると思います。
つまり「豚と椎茸の甘辛焼きそばセット」で、日本人でも馴染めそうな料理ですね。
裏面の内容詳細を見てみます。
メニュー名の「香菇卤肉炒面」の他に、「泰皇海鮮炒飯(タイファンハイシエンチャオファン)」というメインがもうひとつ入っています。
他はサイドメニューとお菓子ですね。
泰皇海鮮炒飯は文字の通り、海鮮チャーハンですね。
熱量は全部で5250kJ、カロリーに換算すると約1250kcalです。
米軍MREも確か1000kcalは越えていたと思うので、行軍食としてはこの程度が世界共通基準なのかもしれないですね。
開封するとこんな感じになっていました。
メインの2品は水で発熱する加熱剤で温める事ができます。
食器は折り畳み式の器とスプーン、つまようじ、紙ナプキンが入っていました。
スプーンは米軍MREと同じようなプラスチック製でしたが、器は薄くて頼りない紙製で、これに盛って食べる気は起きませんでした。
水を用意し、早速温めてみます。
水を入れて1分くらいで勢いよくボコボコと沸騰して湯気が上がり始め、触れないくらい熱くなります。
説明書き通りに15分程度温めると熱々になりました。
室温20℃程度の所で温めたので充分でしたが、もしかしたら寒冷地の屋外では完全に温めるのは難しいかもしれませんね。
米軍MRE内包のヒートシステムも使った事がありますが、それより優秀な印象を受けました。
温まったところで器に盛りつけてみます。
まあ、何とも言えない見た目ですね(苦笑)
匂いは悪くなく食欲をそそります。
海鮮炒飯や焼きそばで思い浮かべるイメージとズレは無く、素直に美味しそうと思える匂いでした。
肝心の味ですが、食感は見た目通り望むべくもなく、ベチャベチャフニャフニャで何を食べてるのか分からないレベルです(笑)
少々油っぽいものの、違和感のある風味は無く素朴で若干薄味で「普通に美味しい味」でした。
メニュー名にある椎茸やルーロー、海鮮もちゃんと主張してきていて好印象でした。
柔らかく喉通りもよく、疲労した体でも食べやすく消化しやすいように工夫されているのかもしれないですね。
付属してきた「香菇醤」が特筆モノでした。
椎茸の旨味が凝縮された甘辛ソースで、これを炒飯と焼きそばに掛けると一段と美味くなりました。
日本でこれの瓶詰が売っていたら間違いなくご飯のお供として常備する程美味しかったです。
もうひとつのサイドメニューは白菜の甘酢漬けでした。
キレの良い甘みが全体を包みつつ、酸味と唐辛子の辛味が良いアクセントでこれも普通にイケました。
メインがフニャフニャ食感なので、白菜のシャキシャキ食感がサイドメニューとして良いフォローをしていると思いました。
あとはラムネとガムが入っていましたが、これらも違和感ない味で普通に食せました。
食後に清涼感を得るにはもってこいだと思います。
総じて個人的には米軍MREよりも美味しく食べやすく、食後の胃腸の負担も少なかったように感じます。
食文化が近いので当然と言えば当然でしょうか。
中国軍と聞くと漠然と西側先進国に比べて装備や技術で劣るイメージがありますが、レーションに関しては大きな差は無いのかもと感じました。
日本では中々気軽に調達できない代物だと思いますので、中国に住んでいるからこその貴重な体験ができました。
他の3つも食べましたが、結論としてはこのメニューが一番バランス取れていて美味しかったです。
何より「香菇醤」が最強過ぎました。
「香菇醤」だけでも覚えてこのページを閉じていただければ幸いです(笑)
お読みいただきありがとうございました。
https://lbzaku.militaryblog.jp/e1093111.html
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Mon, 21 Mar 2022 22:42:48 +0900
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最近作ったガンプラまとめ PART2
ガンプラから離れていた20年余りに出たキットで作りたかったものはあらかた触ったor欲しくても昨今の品薄で手に入らずなのと、最近はゲームに余暇を割いており制作ペースが鈍っています。
品薄問題は日本のみならずこちらでも顕著で、目当てのキットが入手しづらいというのもやはりモチベーション低下要因のひとつになりますね。
taobao等の通販サイトは、日本で売っているキットを個人または業者単位で輸入しこちらで販売している、所謂転売ヤーの巣窟です。
購入代行の形式もかなり見かけます。
(正規流通品は箱の裏にラベルが貼ってあり、箱の中に中国語の説明書補足折り込みが入っていますので一目瞭然です。)
個人ではなく問屋が転売していたなんて話も浮き彫りになってきて、いよいよガンプラバブルが弾ける足音が聞こえてきましたね。
逆に今度は過剰在庫になって「ガンプラファンなら、バンダイを潰さない為にとにかく買っていっぱい積もう!」みたいな事にならないといいですね(苦笑)
ゲームは無事にゴーストオブツシマはDLC含め完了し、鎌倉時代の対馬を堪能しました。
戦闘自体はかなり楽しいのですが、最初から最後まで基本ずっと同じ立ち回りで勝てるので、流石に終盤は飽きました。
武器防具の強化は中盤でカンスト、戦闘を繰り返しても成長、収集要素も特に無いので、戦闘に関してはワクワク感がどんどん削がれていき作業感が強くなっていくのが少し残念ポイントでした。
マルチプレイもやりたいところなのですが、回線状況を考えると他のプレイヤーに迷惑をかけるだけなので自粛中です。
無事に元国を退けた後、1000万年前のアフリカにタイムスリップして人類を進化させました。
「アンセスターズ」という、人類の祖先の猿を操作して原始の自然界を生き抜き、人類に進化させるゲームです。
新しい領域に踏み出したり新しい食べ物を食べたり、道具を作ったり動物を殺したりすると実績が解除され年数が進み、たくさん実績を解除して1000万年前→200万年前まで進化を進めるのがゲームの目的です。
かなり独特なシステム&敢えてゲーム各種要素の説明がほぼ無く手探りで進める必要がある為、ある程度システムに慣れるまではかなり辛かったですが、プレーが軌道に乗った頃は時間を忘れるくらいのめり込みました。
ただ、これも終盤は作業感が強くなり、最後の数十万年くらいは完全に作業ゲーと化しました。
オートセーブのみでセーブデータ複製不可で、ちょっとした事で群れの猿の数が減って子供が増やせなくなって全滅=ゲームオーバーとなる危険が常にあります。
なので何十時間プレイしていても些細な判断ミスや不運で全滅してしまうと、また完全に1からニューゲームでやり直すしかないという何気に鬼畜仕様です(苦笑)
私は運よく一度も全滅せずクリアまで辿りつけましたが、20時間くらいやって全滅してまた1からとなったら絶対投げ出していたと思います。
続編(200万年以降?)も予定されているようで楽しみです。
人類の進化を辿った後、今はダークファンタジーの世界を満喫しています。
先週発売されたエルデンリングです。
デモンズソウルやダークソウル等、所謂「フロムゲー」と呼ばれる高難易度アクションロールプレイングです。
まだ10時間弱のプレイ時間ですが、かなり歯応えがあって期待通りのゲームです。
今作の新たな試みのオープンワールド方式ですが、いい感じの作り込みで探索していて楽しいのですが、油断するとザコ敵に瞬殺されるゲームなのでずっと緊張しっぱなしなのは少々疲れます(苦笑)
あと次にやりたいのはSTRANDED DEEPという孤島サバイバルゲームです。
PC版は2015年に発売しているようですが、昨年SWITCH版が北米等で発売したようです(日本版は未発売)。
北米版でも日本語が入っている事が分かったので、ニンテンドーの北米アカウントを作ってダウンロード購入しようと思います。
再来月21日間中国のホテルで隔離される予定なので、その時の楽しみに取っておくつもりです。
前置きが長くなりましたが、ご覧のように今はゲームメインの生活ですが、亀ペースながらここ数か月で作ったキットを記録しておきます。
前回の記事は去年の8月の旧キット 1/100ハイザックでした。
「ハイザック 火力支援型」
今回はその後制作したキット達をまとめて記録しておきます。
まずはHGUCジムスナイパーⅡをミキシングしてスタイル&可動範囲UPさせたジム・コマンド宇宙用です。
両機は同作品に登場しデザインは似ていますが、HGUCとしての発売時期は大きく違い、先に出たジム・コマンドは今の目でいるとどうしても古臭い構造です。
そこで、比較的新しいジムスナイパーⅡの各部品を移植する事でアップデートを図ったものです。
まあよくある凡庸な発想のミキシングですね。
下の基本工作終了時の写真を見ていただければどうミキシングしたか一目瞭然だと思います。
頭部、胸ダクト、前横腰アーマー、膝から下、武装はジムコマンドで、後はジムスナイパーⅡのものです。
ちょっと手間だったのは胸ダクトの合わせと膝関節部の加工くらいで、あとはそのまま小加工で素直にバランス良く組みあがりました。
ミキシング入門教材としてはかなり良質かもしれません。
ミキシングにより狙い通り可動範囲拡大、スタイルアップできましたが、右肩のアンテナを忘れたのが痛恨のミスです(苦笑)
次です。
伝説のアーケードゲーム「連邦VSジオンDX」に登場した鹵獲アッガイをHGUCで再現しました。
当時「アガえもん」と呼ばれ人気を博し、昨今のアッガイ=可愛いキャラの礎になった認識です。
塗装は勿論、デカールもゲームCGをなるべく再現しました。
キットはクローが片腕しか入っていませんが、ゲームは両腕クローのZZで出てきたハマーン様搭乗機仕様なので、わざわざ2機調達しました(笑)
もう一機はミリタリー色強めに仕上げるつもりです。
いつかの記事でも書いた記憶がありますが、私は連ジリアルタイム世代(無印とDXの過渡期あたりからデビュー)で、高校生時代は毎日のようにゲーセンに通って対戦に明け暮れていました。
稼働当初は連邦軍は連邦の機体のみ、ジオン軍はジオンの機体のみ選択可能でしたが、ある日突然「鹵獲モード」が解放され、両軍がどちらの機体も自由に使えるようになりました。
奇抜なカラーリングのジオンMS達を初めて見た時の衝撃は今でも覚えています。
制作にあたり、家にあるPS2とソフトを引っ張り出してきて細部を観察しました。
ゲームの方はキットより頭がデカくて胴が短くて、よりコミカルな印象ですね。
セーブデータは消えてしまっていたので、一回ストーリーモードを全クリして鹵獲モードを解放する必要があり、約20年振りにプレイして超懐かしかったです(笑)
旧いゲームなので素直におススメはし難いですが、数多あるガンダムゲームの名作中の名作であることは疑いようがありませんので、ガンダムファンの方は一度プレイする価値はあると思います。
特に効果音はかなり拘りを感じ、各武装の発射音やブースト音、被弾音、各MSの足音の違いまでも劇中とまったく同じです。
ファーストファンには必ず響くと思います。
次です。
HGUCジムⅡを小改造し、オラジム(オラが設定のジム)を制作しました。
HGUCジムⅡは肩でかくて胴短くて、肘関節が破綻している動き方をするところがイマイチです。
キットを修正しようとも思いましたが、家に転がっている余剰パーツ達を使ってミキシングした方が早いなと思ったのが制作のきっかけです。
HGUCジムⅡとオリジン系キットをミキシングして「要撃機(インターセプター)に現地改修されたジムⅡ」というコンセプトで組み上げました。
考えたオラ設定は下記です。
各部スラスター増設により、要撃任務に必要とされる機動力と運動性を確保しています。
胴体:ジム・ナイトシーカーに採用された胸部スラスターシステムを装着
肩部:高出力アポジモーターを搭載
脚部:ふくらはぎ部にスラスターを増設
バックパック:ネモの物に換装
艦隊直掩や施設防衛向けの機体の為、航続距離は重視されておらず、各種スラスターは効率よりも瞬発力重視のセッティング、各関節のフィールドモーターの出力設定はAMBACを最大限活かす為にリミッターを解除してあります。
運用の汎用性、安定性は失いますが、その代わりに量産型機体をベースにして、パーツさえあれば前線で任務中の艦艇内でも行えるレベルの改修作業で運用特化したMSを構築する事が可能です。
しかし本来の設計思想を完全に無視したピーキーなセッティングとなる為、必然的に乗り手を選ぶこととなりました。
輸送部隊が前線の艦隊にパーツを補給さえすれば、その場で即時改修実施でき、支給されたジムⅡでは能力を存分に活かしきれない上級パイロット達に喜ばれました。
といった感じの設定を妄想しながら制作に勤しみました。
HGUCジムⅡとオリジン系キットの異時空ミキシングでしたが、大きな加工は不要でバランスも問題無く、手間はほぼ掛かりませんでした。
全部塗った後に、オリジン系部品はある程度モールド埋めといた方がバランス良かったなと思いましたが、面倒だったのでそのまま突き進みました。
次です。
MG陸戦型ジムをリアルタイプガンダムカラーに塗ってみました。
カラーリングは悩んだ末、半ば勢いでこの色で塗りましたが、結果かなり好みな仕上がりになりました。
元は他のキットに武装を取られて「ただの緑色の陸ジム」となったジム・スナイパーです。
キットのパーツだけでは通常陸ジムバックパックは組めないので、プラ板で補足してバックパックを仕上げ、家に在庫している武装を持たせました。
武装はガンダム用の物を持たせました。
折角なので下記のような設定もでっちあげてみました。
このRGM-79[G]先行量産型ジムは、第11独立機械化混成部隊「モルモット隊」や第20独立機械化混成部隊「スレイヴ・レイス隊」と同列の、ジャブロー直轄の第6独立機械化混成部隊で運用された機体です。
当部隊を含む第4、5、6独立機械化混成部隊はV作戦の補助的な役割を担い、V作戦で開発されたMS用装備の実戦データ収集が目的の部隊です。
ホワイトベース単艦では短期間での各種試作品の十分な評価は不可能と判断され、RX-75、RX-77、RX-78それぞれの装備を個別に評価する補助部隊が設立されました。
第6独立機械化混成部隊はRX-78用の武装評価を担当し、保有するRGM-79[G]にRX-78用の試作武装を装備させ、地球上の各戦線を転々とし実戦運用データを収集しました。
といった感じの妄想設定機体です。
旧いMGなので可動範囲や関節部の見た目は今の基準だとイマイチですが、全体的なプロポーション、ディテールは素晴らしいです。
目立つ合わせ目も頭部の単純な前後割りだけで、あとは処理しなくて問題ないレベルです。
頭部は後ハメ断念し、パーツ単位で塗装→全部組んで合わせ目消し→合わせ目消しした部分のみ再塗装で凌ぎました。
あと手首パーツは初期のMGでは標準的だったPC素材で、造形悪い、表面仕上げ難しい、塗料乗らないと三重苦なので社外品に換装しました。
MGは初期キットでもストレート組みで十分なディテールで、安定してますね。
パーツ数の多さやゲート&PL処理は少々面倒ですが。
最後です。
MG F2ザクを組みました。
戦後に残党軍がキンバライト基地で運用していた想定で、ツギハギ装甲にして補給の困窮具合を演出しました。
プレバンのキンバライトザクを購入し、主要パーツは成形色で楽しました。
劇中のキンバライトザクのカラーリングもシブくて好きなのですが、プラモにするとちょっと情報量が少なくて味気なくなりそうな気がしたので、胸部を少し塗り替え通常量産カラー+砂漠カラーのツギハギにしました。
今回スポンジチッピングに初挑戦しましたが、中々いい感じに仕上げられて満足です。
シュツルムファウストラックは本来腰に着けますが、小改造してバックパック側面に移設しました。
赤いマーキングシールの下がスミ入れの影響で割れてしまってますね...。
スナップフィットは軸が圧入なので常に雌側の部品に応力が掛かる状態になり、スミ入れ塗料等で強度が下がると割れてしまう場合があります。
組立時にちゃんと圧入具合を調整しないといけないのですが、手抜きしたツケが回ってきました。
あとはモノアイをビルダーズパーツに置き換えディテールアップ、ショルダーアーマーの合わせ目消したくらいで超簡単仕上げです。
塗装もろくにしていない手抜き作業ですが、元々のキットの出来の良さに助けられてそれなりに見られる一体になりました。
こんな感じで、相も変わらず1年戦争期のガンダム以外のMSのキットばかり作っています。
現在部屋にキットを結構積んでいますが、そろそろ日本に帰るので嵩張るランナーから部品を切り離し、とりあえずひたすら素組みしてコンパクトにしています。
表面処理や塗装は帰国したら時間を見つけてゆっくり進めようと思います。
ガンプラ制作ペースはさらに落ちてしまいそうですが、これからもちょこちょこ触り続けようと思います。
息子をガンプラに引き込めればこっちのものなんですが(笑)
まだまだガンプラを作れるような歳では無いので、しばらくは細々と活動することになりそうです。
お読みいただきありがとうございました。
https://lbzaku.militaryblog.jp/e1091503.html
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ガンプラ
Mon, 28 Feb 2022 18:31:36 +0900
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指ブローバック排莢式グロック 弾発射バージョン
初めてこちらで旧正月を過ごしましたが、年明けから2週間近く、毎日毎日街中で昼は爆竹、夜は花火が四方八方で乱発していました。
爆竹は日本で売っている物よりも長大で物凄い数を束にして一気に火を付けます。
私の部屋から見えた一番ヤバイのは30秒くらい連続で発破し続け、高さ2、30m程度まで煙が上がっていました(笑)
音も大音量の低音で「ゴオオオオォォンッ」と街中に轟きます。
花火も個人レベルでは日本でも見るロケット花火を普通の歩道でピューピュー打ち上げており、打ち上げ花火もちょっとした遊歩道レベルの所でバンバン上がってました。
元旦には向かいのホテルの庭で結構大規模な花火が1時間近く上がっていました。
イメージ的には、ディズニーランドで最後に上がる花火だったり、サマソニの大トリの最後に上がる花火レベルでしょうか。
私の部屋のベランダはまさに特等席で、「打ち上げ花火を見下げる」という珍しい経験が出来ました。
それにしても街中でこんな花火を上げるなんて、日本ではちょっと考えられないですね(苦笑)
では、そろそろ本題に入ります。
数か月前に非発射のパワーソース無し排莢式グロックが発売され、日本でも結構な数が流通していますね。
グロックの後にはガバメントが出ています。
こちらでは更にCz75やUSP、M&Pモデルが発売しています。
M&Pはアルミスライドっぽくてよく出来ていそうなので今度調達するつもりです。
ちゃんとテイクダウンできるようですし、これでスライドが黒ければかなり良さそうですね。
最近はどのモデルも銃口部にレーザー照射機を付ける事ができ、専用の受光ターゲットを使って射的ができるようになっています。
Cz75がレーザー照射器、ターゲットがセットで日本でも6000円しないくらいで売っていますね。
日本では「HORA」というショップ?メーカー?名義で売り出されているようですが、こちらでは乖巧虎というそれなりに名のあるメーカー名で売られています。
HORA=乖巧虎なのかは不明ですが、現状まだ模倣品は無く1社でしか作られていないと思います。
上記のグロックやガバメントよりもかなり良い出来のようなので、これは買いかもしれないですね。
照射機がこちらで2000円程度、ターゲットは1個1000円程度です。
このレーザー装置はナーフブラスターのモシンナガン用(ちなみに乖巧虎製)などでも発売されていて、排莢アクション+レーザー的当てという新たな遊び方が生まれています。
モシンナガンのような長物は数mしか飛ばないナーフだとどうしても雰囲気が出ないので、有効射程200m(メーカー宣伝値)のレーザー銃にして狙撃した方が楽しいかもしれないですね。
M4タイプの物も既に登場しており、おそらく中身はチャンバー周り以外は水弾仕様のまま(=マルイ電動ガン模倣メカ)で、銃口のエアを感知して発光する仕組みなのかな?と推測しています。
実際触ってないので何とも言えませんが、ディズニーランドのビックサンダーマウンテンの隣にある射的くらい精度が出れば日本でも十分受け入れられそうですね(Cz75のレビューを見る限り、今のところまだ精度や動作信頼性に問題あるようですが)。
日進月歩で進化を続けていて面白いですね。
現状可視光線で思いっきり目に悪そうなので目の保護が課題ですが、今後中国ではレーザーターゲットを身に着けレーザー銃で撃ち合いという遊びが流行ってくるかもしれないですね。
日本でも既にエアガンに後付けでレーザー装着&ターゲットを身に着けるサバゲ方式が一部で登場していますが、ここから一気に中国勢が押し寄せてくる可能性もありそうですね。
今回入手したグロックもまた面白い構造です。
上述の排莢レーザーガンと同じくパワーソース無しでブローバックして排莢して、しかも弾が出るという手品みたいな仕様です。
価格はBHIのCQCっぽいホルスターが付いて1500円程度でした。
外観はご覧の通りポップなカラーリングで、黒や緑、タンカラーバージョンはまだ見当たりませんでした。
スライドは前回の弾出ないバージョンはスライドもフレームもモナカ割りで安っぽい造りでしたが、本品は左右一体成型でリアルさは増しています。
バレルも金属製(おそらくアルミ)です。
エジェクションポートは黒い樹脂で、刻印も入っていてそれなりに雰囲気はあります。
重量は200gちょっとで非常に軽く、全体的にはおもちゃっぽい印象です。
マガジンはシボが掛かった黒色の樹脂製で、それなりに雰囲気は出ています。
左が本銃のマガジン、真ん中が非発射式指ブローバック、右がカート式エアコッキングのものです。
本銃のギミックのキモはカートにありました。
カートにバネが仕込んであり、専用の弾頭をセットしてカートのばねを「コッキング」します。
カートのお尻に一定の力が加わるとバネが解放され、弾頭が飛び出すという仕組みです。
中国語ですが、下記動画を見ていただけると本銃が良く分かると思います。
銃の方は基本は上述の非発射式の指ブローバック排莢ガンとほぼ同じで、そこにカートのお尻を叩くノッカー構造がプラスされたような感じです。
従って指で引く力は若干重くなりました。
結論としては全体的な完成度としてはまだまだですが、構造としては非常にチャレンジングで面白い製品だと思います。
肝心の実射性能ですが、まあナーフ弾方式のエアコキグロックと大差ありません。
3~5mくらいのションベン弾です。
私の個体がハズレだったのか組立精度もよろしくないらしく、トリガーが戻ってこなかったり排莢されなかったりが結構頻発します。
まあこの辺はまだ発売間もないのでメーカー側の生産慣れや各部改良、または競合メーカーが現れて競争が激化すればもっと品質は向上しそうな感じはします。
先日紹介した電動ブローバックの方が作動は安定していますが、トリガーを引いた瞬間に弾が出てスライドが下がって排莢し、わずかですがリコイルも感じられるので「撃っている感」は段違いに良いです。
売れなければここで終わりでしょうが、完成度の高い後発機種が出てくれば新たなカテゴリーとして確立する可能性を秘めていると思います。
個人的には冒頭に紹介したレーザー方式の方が洗練されたシステムで、今後主流になっていきそうな感じはしていますが。
中国トイガン市場は現在も非常に元気なようで、どんどん新たなアイデアの商品が出ては消えを繰り返しており見ていて飽きないですね。
日本でも入手可能なものが多くなってきていますが、現地価格の倍以上するのが当たり前で、正直日本での調達価格で満足できるトイガンは多くないと思います。
品質は日本のエアガンメーカーの物を基準にすると目も当てられない物ばかりです(中にはしっかりした物もありますが)。
youtube等でレビュー動画を見て、しっかり吟味した上で入手されるのが良いと思います。
ちなみにyoutubeは中国では規制されている(香港はアクセス可)ので、中国の動画投稿サイトの方がさらに情報は多い傾向です。
今度この2年間色々市場調査&触ってきた中で良いなと思った中華トイガンをまとめようと思います。
お読みいただきありがとうございました。
https://lbzaku.militaryblog.jp/e1090258.html
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中国現地トイガン
Tue, 15 Feb 2022 13:06:00 +0900
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初期アフミリフォト考察㉕ 官給シャツ重ね着コーディネート
今週末から10日間の旧正月休みですが、コロナ感染拡大により隣の市に移動するのもままならない状況ですので、せいぜい近所の山に登りに行ったりショッピングモールをぶらぶらするくらいで、ほぼ家の中で過ごす事になりそうです。
そこでいい機会ですので、前から気になっていたゴーストオブツシマを購入して一気に終わらせる事にしました。
鎌倉時代の元寇を舞台にしたアメリカ製のオープンワールドアクションアドベンチャーゲームです。
現在数時間プレイしていますが、ゲームとしてとても洗練されているというか、細部まで丁寧に作られていてテンポが良くプレイに没頭できる印象です。
特に感動したのは、死んでコンティニューした際やマップ上でファストトラベルを実行した際のロード時間の短さです。
「オープンワールドゲームは何かと長いロード時間がつきものだ」という先入観があったのは確かですが、それを差し引いてもびっくりするくらい短いロード時間でした。
どうしてこんなに短く出来るのかは知識が無いので分かりませんが、長いロード時間から解放されるとこんなにも気持ちが途切れず遊べるんだなと実感しました。
昔兄がネオジオCDを買い、兄弟でキングオブファイターズやサムスピを遊んでいましたが、1試合毎に1分以上のロード時間があり、お手玉をする猿の絵を延々見せつけられいまだに脳裏に焼き付いています(苦笑)
あとこのゲームが個人的に出ばなから刺さったのは、物語の導入が主人公の伯父がむさくるしい蒙古人のボスに攫われ城に閉じ込められ、それを救いに行くという硬派過ぎる展開だった事です。
蒙古のボス
囚われの伯父君
日本でよくあるゲームだったら、可憐な姫がイケメンなヴィランに攫われる展開にしそうな所ですよね。
まだ序盤なので分かりませんがヒロイン的な存在?のキャラも、伊集院光さんがラジオで「ヤングあき竹城」と評しており、思わず吹き出してしまいました。
日本のゲームやアニメによく出てくるようなザ・ヒロインとは異なる雰囲気ですよね。
実写の映画やドラマとは違い、CGは美形だろうがブサイクだろうが制作コストは同じだと思うので、どうせなら某ファイナルなファンタジーやファイヤーなエムブレムのように絶世の美男美女揃いにした方が見栄えしそうなものですが、そうしないのは確固たるデザイン思想があるんですかね。
それとも単に欧米人のアジア人に対する美意識の違いなんですかね?
無い物ねだりな感覚で、目が小さくて平たい顔であるほどエキゾチックな魅力がある的な?
個人的には何でもかんでも美男美女だらけだと感情移入しにくく苦手なので、こういうテイストの方が好みですが、そういうプレイヤーは少なくとも日本では少数派ではないかと思っています。
同じゲームCGでいうと、ミラーズエッジというパルクールFPSのアジア系女性の主人公の顔が日本では不評で、ファンがいじった画像がネットで話題になったのを覚えています。
左:実物 右:整形後
左:実物 右:整形後
もしかしたら世界全体で見たら、日本は童顔巨乳フェチだらけの変態ガラパゴス島なのかもしれないですね(苦笑)
ちなみにミラーズエッジは私の中でかなり上位に入る大好きなゲームです。
全編上画像のようなFPS視点なので、主人公の顔やおっぱいの大きさなんて気にした事ないですが(笑)
いつものように長過ぎる前置きはこの辺にして、そろそろ本題に入ります。
春~秋にちょうど良さそうな、ちょっと変化球な初期アフグリーンベレーの着こなしについて考察しておこうと思います。
トップ画像にもしましたが、黒いロンTと官給薄チョコ色Tシャツを重ね着しています。
この写真は2001年にアフガンで撮られた5th SFGの隊員のようです。
数年前から別の隊員の下の写真は認識していましたが、今回の発見で少なくとも2人は同様の着こなしをしていた事が分かりました。
ちなみに今回色々調査していたらこの方の別写真も数枚見つかりました。
ギアフェス東北ではこの着こなしをオマージュして装備を組みました。
この時はこのロンTが何者なのか見当ついていなかったので、適当なチャンピオンのロンTを着ていました。
どんな装備でもそうですが、使用例が1例なのと2例なのでは、個人的には装備の説得力というか汎用性が大きく変わる感覚があります。
例えば過去数回記事にしていますが、上ノーマル下RASのハンドガード構成のM4使用例ですが、このセットアップをしているのは今のところ1人しかいなかったのではと推測しています。
写真は数枚確認しており、顔は全て塗り潰されていて確認できていませんが、各種装備の特徴を鑑みるに全て同一人物だと考えています。
この件の詳細について気になる方は過去記事ご覧いただければと思います。
「初期アフミリフォト考察㉓ 激シブセットアップM4追加確認+α」
なので、もし装備合わせをした時に何人もこのM4セットアップだとなんか違和感がありますよね。
1例しかないアイテムは装備に独特の深みや味を加える事ができる反面、他の装備との組み合わせに気を付けたり、使いどころが難しいという面があるかもしれないですね。
対して逆BALCS(BALCSを前後逆に着る行為)は非常に特徴的な着こなしですが、複数名複数部隊での使用例が確認できているので、ぞろっと逆BALCS装備の人が並んでも違和感なく画になりますね。
私はそんな感覚を持っているので、今回2例目の長袖+半袖コーディネートが確認できた事は大きな収穫でした。
しかも下に着ている黒いロンTの特定ヒントも含まれていました。
写真の隊員の袖口に注目しました。
切れ目が入っていますね。
これはおそらく親指を通すサムホールです。
よく見るともう一人の隊員の袖にもありますね。
無論民生品を持ち込んだ可能性もあり、その場合は特定はお手上げですが、今回は官給品の可能性に絞って考察してみました。
このような肌着といえば真っ先に思いつくのがECWCSですね。
ECWCS:https://military-history.fandom.com/wiki/Extended_Cold_Weather_Clothing_System
初期アフグリーンベレーでECWCSと思われるフリースを着用している例は結構ありますので、ECWCSがフルセット支給されていた可能性は高いと思います。
初期アフ時期であればECWCSはGEN1+αの時期のようです。
GEN2はGEN1の一部置き換え、補完のような形で、1995年頃から各アイテムが追加されていったようです。
フリースは1999年にNSN登録されています。
今回ECWCSを改めて調べて知ったのですが、GEN1とGEN2には上記隊員が着ているヒートテックのような形状のシャツは存在せず、下写真の物がLAYER1でした。
このシャツも初期アフグリーンベレーがよく着ていますね。
余談ですが重ね着で面白いところでは、DCUの下にM65ライナーを着ているっぽい例もあります。
真冬のサバゲで真似したいですね。
ヒートテックっぽいシャツとタイツが出てくるのはGEN3からのようです。
知らずに暫くこの形状のシャツ&タイツのGEN1、2を探してネットの海を彷徨っていました(苦笑)
あとこれも今回初めて認識しましたが、GEN1、2はLAYER表記で、LEVEL表記になったのはGEN3からっぽいですね。
ECWCSはGEN1からずっとLEVEL表記だと思っていました。
初期アフ特殊部隊にはECWCSの他に、LEPという防寒重ね着システムも支給されていました。
LEP:https://ciehub.info/clothing/CW/LEP.html
こちらのLAYER1はご覧のようなヒートテック的なシャツ&タイツになります。
サムホールもばっちりあります。
私は3年程前に格安で手に入れました。
今でもたまに安く出ているのを見かけたり、新品もそれなりの頻度で見かけましたのでまだまだ市場在庫はあると思われます。
LEP LAYER1とECWCS GEN3 LEVEL1は袖口を見ると違いが分かります。
LEP
ECWCS
ECWCS GEN3 LEVEL1は2007年のNSN登録のようですので、初期アフ時の支給品であれば自動的にLEP一択で判断していいのではないかと思います。
各隊員が写真で着ている生地のテカリ具合や袖のたるみ具合、捲った時の腕への食い込み具合もLEPのそれと同じように見えますので、民生品ではなくLEP LAYER1だというのが現状の私の見立てです。
ちなみにこのシャツ、速乾とは謳ってますが現代の高機能アンダーウェアを着慣れた我々にとっては満足できる代物ではありません(苦笑)
汗をかくとべチャッと肌に貼りつき中々乾きません(無論コットンに比べればサラッとしていて乾きは早いですが)。
サバゲを快適に遊ぶには少し物足りない着心地ですが、今回のようにTシャツと重ね着したりDCUやフリースの襟元や袖元からちらりと覗かせる事で、より深みのある初期アフ装備を演出できる良アイテムだと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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初期アフガン,初期アフミリフォト考察
Wed, 26 Jan 2022 18:32:38 +0900
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初期アフバックパック UM21 PART2
日本の皆様は正月ボケを引きずっている頃かと思いますが、こちらは旧正月休み前の年末でソワソワしている真っ最中です。
例年であれば2週間ほど長期休暇を取って日本に帰って、とても有意義な休みを過ごせるのですが、今年は勿論こちらに缶詰です。
日本でもニュースになっていますが、中国でも各地でオミクロン株が猛威を振るい始めており、市、鎮単位でロックダウンが相次いでいます。
ロックダウンまでいかなくとも、市を超えるのにPCR検査や14日間隔離が必要になる場所も多く、国全体として春節の民族大移動を抑制する動きを取っているようです(昨年も同じでしたが)。
私が赴任している会社の現地社員達の多くも、まだ田舎に帰省するかどうか決めあぐねている様子です。
せいぜい市内しか移動できない状態での10日間の休み、何をしようか悩み中です。
多分毎日映画見てゲームして、テレビ見ながら酒飲んでガンプラ作ってを繰り返して終わりだと思いますが(笑)
前回記事から少し間が空いてしまいましたが、先日入手した初期アフバックパックUM21の事を書いていこうと思います。
前回はたらたら書いていたら長くなり、周辺情報だけで終了しました(苦笑)
「初期アフバックパック UM21 PART1」
ようやく本体詳細について書いていきます。
メインパックは現在日本の実家に梱包状態で待機中なので、日本に帰れた際に書こうと思います。
今回はパトロールパックとブットパックについて書いておきます。
まずはパトロールパックです。
容量は32リットルのようで、所謂デイパックの類に入るサイズ感です。
ただ、後述しますが構造的に同じ容量の他のバックパックより入る荷物が限られ、無線機やノートPCを運ぶ事に最適化されている印象があります。
たまに「ラジオキャリア」と呼ばれていたりもします。
どこかの掲示板かブログで読んだ記憶では、輸送機からのパラシュート降下の際に背負えるような設計なのだとか。
確かに容量の割には超いかつい肩腰ストラップ、異様な数のストラップが装備されているように感じますので、パラシュート降下のような特殊な環境でも問題なく背負え、中身に異常を来たさないような設計なのかもしれません。
逆に言えば普段の街使いや軽い登山等では全く必要のない性能が含まれている、非常に特殊なバックパックと言えそうです。
ちなみにファステックスは02年製でした。
内側のラベルの数字を見てみると「0204」とあります。
この数字ですが一説では前2桁が西暦下2桁、後ろ2桁が月を表しているそうです。
それでいくとこの個体は02年4月製造となりますね。
ファステックスの製造年との辻褄は合っています。
上記の説の見方で明らかにおかしい数字構成(0013)は見たことが無いので、今のところ私の中ではこの説を覆す情報はありません。
ちなみにメインパック、ブットパックにも同様のタグがあります。
もし西暦+月で矛盾する表記を見つけられた際は、ご一報いただけると嬉しいです。
コンプレッション兼座布団シートが外見上最大の特徴ですね。
私が手に入れた個体はこのシートのMOLLEが一部切断され、更に裏側は塗装?されていました。
このシートは取り外し可能なので、いつか損傷の無いシートを手に入れられたら交換しようと思います。
メインパックと共用ならありがたいのですが。
個人的には外した状態の方がカッコイイと思います。
このシートと本体は5個のファステックス付きストラップによって留められます。
ファステックスを解除しないと本体のファスナーが開けられないので、中身にアクセスする為にはまずファステックスを全て外してシートを外さないといけません。
更にシートと本体の間に何か荷物を挟んでいたらパックを開けて中身を取り出すのは一苦労です。
行軍しながらちょっと中身を、という動作には全く以て向いていません。
シートを装着していない使用例も度々見かけますので、使いづらいと思った隊員も多かったのかもしれませんね。
SEALsのようですが、この隊員はシートを外し、固定するストラップも切り取ってしまっています。
シート使う気完全にゼロということですね(笑)
次に中身を開いてみます。
前後2室に分かれており、後ろ側はポケットとゴムバンドが縫い付けられ、上部にフックがあります。
内側のウレタンコートは臭い、ベタつき等なく状態の良い個体でした。
ちなみに各ストラップをまとめる為のゴムバンドも全数残っており、ちゃんと伸縮性があります。
この手のゴムバンドは無くなっていたりダルダルに伸びきっている事が多いイメージなので、かなりテンション上がりました。
シートが一部切れていたり汚れていたので正直期待していなかったのですが、現物確認したら全体的にかなり綺麗で嬉しい誤算でした。
UM21は生産期間が短く、おそらく最後期の物でも2004年製だと思われます。
どの個体も製造から20年前後経っており、使用、保管状態によってコンディションが大きく違うので入手検討の際には注意が必要だと思います。
前側の部屋には防水素材の仕切りが付いたポケットがあります。
硬めの緩衝材が入っており、外からの衝撃から中身を保護するような構造です。
ちょうど当時のノートPCがすっぽり入るような大きさです。
PRC-148も入ります。
上部にはアンテナ(ないしハイドレーションホース)を出す為のホールも備えられています。
ちなみにこのホールにペットボトルで水をぶっかけてみましたが、中に浸水はしませんでした。
流石に潜水したらダメだと思いますが、ある程度の降水量なら問題なさそうですね。
ただ実際にノートPCやタブレットを入れて使う際は、上からダクトテープを貼った方が無難そうですね。
ホールが映っているわけではないので推測になりますが、おそらく下記はパトロールパックの中にPRC-148が入っており、アンテナとH-250ハンドセットの配線をホールから出していると思われます。
ポケットの更に内側にも薄いものが収納できます。
天面ホールは2つあるので、1ポケットに無線機、もう1ポケットにハイドレーションを入れ、アンテナとPTT配線、ホースをそれぞれのホールから出すという運用想定なのかもですね。
万が一ハイドレーションから水漏れしても、防水仕切りのおかげでパックの中で電子機器が濡れるのを防げます。
反対側にはファステックス式のストラップで内容物がばたつかないよう固定できるようになっています。
この辺りも降下等の激しい行動下での使用を考慮したものなのでしょうか。
このポケットは取り外し可能ですが、脱着部が奥まっていて分かりづらいのでよく「外せない」と言及されている情報を見かけます。
本当に外せない仕様もあったのかも?しれないですが。
2室ともマチが少なく、容量の割に物が入りません。
PRC-148と予備バッテリー等の備品、ハイドレーション、糧食、携帯工具、予備弾薬を詰めたら一杯になりそうです。
日帰り程度の任務であれば十分だったのでしょうか。
中身を詰めて長距離歩いた訳では無いので何とも言えませんが、背負い心地は悪くなくしっかり体に密着保持できるので、徒歩で行動する際キャメルバック等では容量が足りない場合に使われていたのかな?と思いました。
薄さも相まって不意の戦闘になってもひどく邪魔にはならなさそうではあります。
ウエストストラップは取り外し可能です。
ELCSの上から背負う場合はベルトと干渉するので、外せるようになっているのでしょう。
初見では外せない物だと思ってました。
ネットで「取り外し可能」という情報を見て、よく観察したら外せる箇所に気づきましたが、SPEAR特有の死ぬ程硬いMOLLEストラップで、取り外す時に指が千切れるかと思いました。
たまに放出品を扱うファッション店のHP等でこのパックを紹介していて「腰ストラップは着脱不可」と書いてあったりしますが、あまり軍装品に詳しくない人が見たらそう思うのも無理もないと思います。
ネットにUM21の説明書が転がっていたので読みましたが、上記のポケットや腰ストラップの脱着方法の説明は書いてないようです。
斜め読みなのでもしかしたらサラッと書いてあるのを見逃したかもですが、少なくとも写真やイラスト付きでの説明はありませんでした。
まともな説明書も無く複雑な構造なので、まだ他にも私が知らない機能が沢山あるかもしれません。
SPEARフリースにBALCSとELCSを着込んだ状態でも問題無く背負えるようにする為か、各種ストラップは異常に長めです。
この辺り、いかにも軍用な感じで嫌いじゃないです。
正直バックパックとしての汎用性は低いとは思いますが、実際にアフガニスタンで行動していた特殊部隊が背負っていたので、一定の使い出はあったのではないかなと思います。
座布団と腰ベルトを外せば、3Cと黒ストラップという軍装品としてはスタイリッシュな柄構成も相まって普段使いでも何とかなりそうですね。
防水緩衝ポケットはPCやタブレットを持ち歩く際には安心感があります。
キャンプでの電子機器運搬や夏フェスのお供なんかに最適かもしれないですね。
知っている人が見たら「おっ!」となる事請け合いでしょうし、日本に持ち帰ったらたまに背負って出かけようかなと思います。
背面にMOLLEがあるので、小ポーチを付けたりパッチベースを付けて好きなパッチを貼るのもいいかもですね。
では、次にブットパックを見ていきます。
これはGREGORYのラベルが貼ってある個体をよく見かけますよね。
外側ラベル付きは民間流通品らしいので、軍用装備をされる際は使わない方が無難だと思います。
体に当たる側には硬い板が内蔵されていて、何を入れても体には常に面でフィットするようになっています。
外側のストラップを絞れば圧縮して中身がバタつくのを防げます。
中身は特に仕切り等なく、一部屋です。
外側にも小さいポケットがあります。
IRパッチを貼り付けられるベルクロがあるのも、これまたいかにも軍用ですね。
正直そこまで特別な感じはなく、所謂官給ブットパックと同等の使い勝手だと思います。
唯一特徴的なのは収納式のウエストベルトで、これを使えば単体でも使用可能なのですが、単体使いの使用例を見たことがありません。
というかこのブットパック自体使用例が少ない印象です。
直ぐに思いつくのは下記2画像くらいです。
これはよく見かける写真だと思いますが、後方にパトロールパックが置いてあり、その背面MOLLEにブットパックが取り付けられています。
もう1枚は下記です。
ELCSの背面パネルに着けて使用しているようです。
他にもちょこちょこバックパックの背面にくっついているとは思いますが、意識して見ていなかったので記憶がありません。
今度注目しながらまた数百枚の初期アフ写真を順々にチェックしていこうと思います。
何十回もじっくり見た写真でも、意識する内容によってまた新たな発見があるのがミリフォトの楽しいところですよね。
ウッドランド、3C共に民官品両者結構な頻度で国内オークションサイトで見かけますが、相場のお金を出してまで手に入れるのは余程初期アフに傾倒していないと満足感は得られないと思います。
使用例や使い勝手を鑑みると、初期アフ装備としての調達優先順位はかなり低いと思います。
私が手に入れた個体のファステックスは99年製でした。
内側のラベルは0003=2000年3月と思われます。
この個体はパトロールパックと違い、梱包を開けた途端特有のウレタン加水分解臭が鼻をつきました。
多少ベタツキもあります。
旧正月休みに「重曹ぬるま湯漬けの刑」に処したいと思います。
関連過去記事:「劣化した防水コートの除去」
メインパックと全部並べて眺められる日が待ち遠しいです。
3C SPEARは既にBALCSは持っていますので、あとはELCSを入手すれば「初期アフ三種の神器(3C)」コンプリートとなります。
正統派の2001年5th装備には不可欠ですので、初期アフファンとしては避けては通れぬアイテムですね。
焦らずじっくり入手のチャンスを待とうと思います。
お読みいただきありがとうございました。
https://lbzaku.militaryblog.jp/e1086502.html
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装備,初期アフガン
Thu, 13 Jan 2022 13:43:54 +0900
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初期アフミリフォト考察㉔ SPEAR混色使用と逆BALCS
あけましておめでとうございます。
当ブログは2017年5月から始めたので、もう5回目の新年を迎えたという事になりますね。
今年は色々と生活が激変する予定ですが、変わらず更新は続けていく所存ですので、どうぞ今年もよろしくお願いします。
では、新年一発目からニッチな考察をしていきたいと思います。
久々にこのシリーズを更新します。
個人的には今後の装備考察の幅が結構変わる発見がありましたので、記事として記録しておきます。
ちょうど前回の記事にも書きましたが、初期アフグリーンベレーで3CとウッドランドのSPEAR混色使用例は確証が持てるレベルで確認した事が無く、1色使いが原則だと考えていましたが、それを覆す1枚と出会いました。
撮影は2001年12月のカンダハルのようです。
時期的に5th SFGの隊員だと思います。
カンダハルに侵攻したのはODA574とODA583という認識で、11月に574はブラックホークで空からカンダハルの北側に侵入、583はパキスタンから陸路でカンダハルの南側から侵入したようです。
車の荷台で後ろを向いている隊員に注目しました。
ウッドランドのボディーアーマーに3CのELCSを装備しているようです。
ELCSはかなり特徴的な形状なので判別しやすいですね。
ボディーアーマーは背面のPALSテープの配置からBALCSだと考えました。
BALCSは全サイズ共通で6段のテープで写真も同様、後は肩周り腰周りの形状が判断の根拠です。
ちなみに同時期にSFGでよく運用されていたウッドランド柄のボディーアーマーにOTVもありますが、OTVは背面デザインが全く異なります。
というわけで、写真が3CのELCSとウッドランドのBALCSの組み合わせだという事はほぼ確定的でしょう。
混色使用例は一応2001年のたしか11月か12月だかに撮られたと思われるもので、ウッドランドと3CのSPEAR装備が地面に置かれている写真はどこかで見たことがありましたが、装備単体で地面にアップで映っていた写真なので信憑性が低く(エアソフターやコレクターでも簡単に再現できる構図の為)、私の中では依然として懐疑的でした。
今回の写真は出処も信憑性が高く、生半可なエアソフターでは再現が難しい構図で確認できたので、私の中で初期アフグリーンベレーのSPEAR混色使いは確信に変わりました。
この写真はODA574なのか583なのか、或いは他の増援部隊の可能性もありますが、ブラックホークから降り立ったODA574は徒歩での行軍だったと考えます。
陸路から入った583も主要幹線道路から堂々と車両で入った訳ではなく、悪路を軽装備でこっそり入ったと考えます。
従ってどちらのODAも現地勢力と接触するまでは満足な移動手段がない状態で行動する必要があったはずなので、重い防弾衣は装備していなかったと想像しています。
現地勢力の懐柔、連携及び空爆誘導が主要任務のはずだったので、その目的を考えても防弾衣の優先度は低かったのではと思います。
なので、12月にカンダハル空港を占領し輸送機による補給が行えるようになってこのBALCSを手に入れたのではと考えました。
3Cが全員分間に合わなかったのか?敢えてウッドランドを申請したのか?等、この隊員が何故ウッドランドBALCSなのかは想像が及びませんが、手前の隊員に目を移すと3Cのボディーアーマーを着用しています。
BALCSかなと思ったのですが、ポーチが縦向きに着いていますし、首回りも何かBALCSっぽくないです。
よく見るとこれはBALCSを前後逆に着用する秘技「逆BALCS」ではないでしょうか。
過去当ブログでは逆BALCS伝説をいくつか紹介してきました。
「逆BALCS伝説」
「初期イラク?ミリフォト考察 逆BALCS伝説再来」
今回の写真を逆BALCSと判断した根拠は下記です。
肩パットの根本の形状
確実にBALCSと分かっている個体の写真と比較すると同じ形状に見えます。
PALS最上段の高さ
カラビナが引っかかっているのが最上段ですね。
背中ではありますが、私の所有個体でプレートを入れて着用している写真と比較してみます。
肩パットとの位置関係が一致しています。
脇腹の接続部
BALCSは脇腹で背面パネルの上に前面パネルを重ねてベルクロ+ファステックスで接続します。
前後正しく着ている場合は下写真のようになります。
今回の写真では背中側のパネルが上に来ていますね。
よく見ると背面パネル側に付いているファステックスオスが垂れ下がっているのも確認できます。
一旦前面パネルに挟み込まれ、余りが内側から下に垂れ下がっているように見えます。
上記3点から、逆BALCSだと判断しました。
以前確認した初期アフ逆BALCS隊員は20th SFGという認識で、今回は5thの可能性が高いので、複数の初期アフSFGで逆BALCS運用されていた可能性が濃厚になりました。
装備を前後逆に着るなんて冗談みたいな話ですが、当時支給された部隊の間では結構ポピュラーだったのかもしれないですね。
こうしてみるとかなり自然に着こなしている感がありますね。
ELCS M4マガジンポーチ×3、コンパスポーチ、3連ピストルマガジンポーチはタグが見えるのでおそらくBHIの物だと思います。
空きスペースにライトとカラビナを引っ掛けていて、サバゲでも実用&映える構成で真似したくなりますね。
PTTやヘッドセットが見えないので、無線機は装備していないかもしれません。
背面に装備している可能性はありますが、全員が全員無線機を装備していた訳ではないのかもしれませんね。
ちなみにDCUの襟が見えないのですが、BALCSの下に潜り込ませているっぽいです。
肩パットから少しはみ出ていますね。
襟を出した方がBALCSと首が擦れなくて良さそうなものですが、何か理由があるんでしょうか。
それとも特に襟を気にせずBALCS被ったらこうなっただけでしょうかね。
こういう時に実際に着てみて検証したいのですが、今は手元になく口惜しいです。
下写真は同じ時に撮られたと思われるものです。
左の隊員はおそらく上の写真で背中を向けていた隊員と同一人物だと思います。
確実にウッドランドBALCSですね。
見えにくいですがELCSも装備しているように見えます。
少なくとも右腰に見えるポーチは3C ELCSのマガジンポーチでしょう。
右の方に立っている隊員もなんと逆BALCSと思われます。
3C、肩パットの形状、お腹前に見える裾のカット形状からBALCSだと判断しました。
横PALSのRBA(所謂レンジャーBALCS)を普通に着ているだけかもしれないと思いましたが、RBAの3Cは見た記憶がないので逆BALCSだと判断しました。
ELCSの3マグポーチ×2に、胸に着けているのはLC2のメディカルポーチでしょうか?
かなりシブい&サバゲ実用性が高そうな装備ですね。
ポーチ配列とヘッドギアが明らかに異なるので、最初の逆BALCS隊員とは別人物だと思います。
1日で2例も逆BALCSを発見できるとは思いもしませんでした。
同時期の沖縄やフィリピン、アフリカに駐在していたSFGで逆BALCS使用例が見つかれば、逆BALCSはワールドワイドだったという事が証明されますね(笑)
新年早々、初期アフODA装備レパートリーがぐっと拡がる中々の収穫でした。
お読みいただきありがとうございました。
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SPEAR BALCS,初期アフガン,ホース・ソルジャー,ODA,初期アフミリフォト考察
Tue, 04 Jan 2022 14:06:31 +0900
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初期アフバックパック UM21 PART1
先日始めたジャングル遭難ゲーム「GREEN HELL」ですが、無事にグッドエンド&バッドエンド両方を見る事ができました。
グッドエンドよりむしろバッドエンドの方が「なるほどそういう事か!」と、思わず鳥肌が立つ結末で良かったです。
なんかクリストファー・ノーラン映画みたいでした。
グッドエンドはクライマックスでちょっとB級映画っぽい強引な展開になってしまったのがイマイチでした。
私はPS4で遊びましたが、PC版はストーリー前日譚を遊べる追加コンテンツが配信済ですので、PS4版にもアップデートが来る日を楽しみに待ちたいと思います。
それまではワニ倒したり人肉食ったりして、のんびりトロフィーでも解除していこうと思います。
では本編に入ります。
最近中華スポンジダーツガンにばかりうつつを抜かしておりましたが、本業(?)である初期アフ関連で永く入手のチャンスを狙っていた大物アイテムが入手できましたので記事にしておきます。
個人的に「初期アフODA三種の神器」と呼んでいるアイテムがあります。
90年代後半に各米軍特殊部隊に採用されたSPEARを代表するシステムである「BALCS」「ELCS」「UM21」です。
BALCSは初期アフ時代の米軍特殊部隊の超使いづらい花形アーマーとして有名ですね。
ELCSもMOLLEを全面に配置し、パネル換装によって柔軟な運用を実現した中途半端という文字を具現化したような画期的なロードキャリングシステムですね。
そしてUM21ですが、かのGREGORYとBIANCHIが共同で開発したバックパックシステムです。
UM21のUMは「Universal Military」で、21はなんと「21st Century」の21のようです(説明書に記載あり)。
「21世紀の汎用軍用バックパックシステム」といったところでしょうか。
21世紀って言っちゃうところが20世紀末感出まくりでいいですね(笑)
UM21は大中小の3パック構成のシステムです。
大が正式名称は「Back Pack」ですが、よく「メインパック」と呼ばれている認識です。
中が今回入手したパトロールパック
小も今回同時に手に入れたブットパックで、ウエストパックともよく呼ばれているものです
実は3Cメインパックも先月日本のオークションサイトで入手済で、現在実家の物置で私に開梱されるのを待っている状態です。
パトロールパックは特徴的なコンプレッションパネル兼座シートパネルの外見から「座布団付きリュック」と揶揄されたりもしますが、UM21全体としては世間的には概ね高評価という印象です。
「バックパック界のロールスロイス」と言われるGREGORY製品の名に恥じないバックパックという評価が一般的なようですね。
私は登山用バックパックについて造詣が深くありませんので詳しくは理解できていませんが、所謂「フルオプション、全部乗せ」の大変贅沢な仕様だそうです。
ここで良い機会ですので、SPEAR、BALCS、ELCS、UM21の言葉の関係性をちゃんと整理してみました。
SPEARは「Special Operations Forces Equipment Advanced Requirements」の略称で、日本語に訳すと「特殊作戦部隊先進装備要件」といったところでしょうか。
要するに「特殊部隊用に新開発する装備に必要な条件をまとめた概要」というイメージで合っていると思います。
そのSPEARの中の1項目として、BALCS(Body Armor/Load Carriage System)が存在します。
そしてそのBALCSのサブシステムとしてELCS(Equipment Load Carrying Subsystem)とBack Pack Subsystem=UM21が存在するという関係性になっています。
SPEARという装備システムの下にBALCS、ELCS、UM21が並列に存在、という関係では無いんですね。
なので、本当はボディーアーマーはBALCSではなく、BALCSのメインシステムであるSPEAR Body Armorと呼称しないと正確とは言えませんね。
正確には「BALCS=初期アフODA三種の神器」という事になりますね。
ただ、日本では一般的にBALCS=SPEAR Body Armor単体を指し、SPEARはSPEAR Body Armor、ELCS、UM21やLEP(フリースジャケット等の防寒重ね着システム)あたりの総称を指す認識ですので、今後も当ブログでは基本的にその認識のもとに記載します。
あと、実はMICH(Modular Integrated Communications Helmet)もSPEARの一環だった?ようですね。
でも一般的にSPEARと言った時にMICHは含まれていないと思いますので、なんともややこしい話ですね(苦笑)
SPEAR(上記の通り、正確にはBALCSを指してます)はウッドランド仕様と3C仕様が存在し、初期アフでは両者投入されていましたので、実際は三種の神器は×2で六種の神器を集めないと真のコンプリートにはなりません。
私の今までの考察から鑑みるに、2000年代初頭にアフガンに投入されたグリーンベレーで3Cを装備していた部隊は3rd、5th SFGで、ウッドランドを装備していた部隊は7th、19th、20thという認識です。
3rd隊員(2002年夏)
5th隊員(2001年11月頃?)
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装備,初期アフガン
Sat, 25 Dec 2021 13:05:57 +0900
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カート式電動ブローバックGLOCK
最近NETFLIXで「ベター・コール・ソウル」というアメリカのドラマにハマっています。
数年前人気を博した「ブレイキング・バッド」のスピンオフ作品です。
ブレイキング・バッドは数年前に全部観たのですがほぼ内容を忘れてしまいましたが、それでも超面白いです。
これ観終わったらまたブレイキング・バッドを一から観ようと思います。
思い返すと、ブレイキング・バッドはツタヤでDVDを借りてちゃんと全部観た最後のドラマシリーズだったかもしれません。
ほんの10年くらい前はそれが当たり前でしたが、今いちいちツタヤまで出かけて1巻ずつDVDを借りて観るなんてことをする人は皆無でしょう。
サブスク動画配信サービスの台頭はエンタメの革命として、歴史的な出来事として語り継がれるんでしょうね。
ドラマと言えば、この前までやっていた日本沈没は3話目くらいから「ドラマとしては1mmも面白くなくなったけど、今後色々笑いのネタ元になるだろうから一応見とくかなぁ」と、ある種我慢しながら見ていました。
ちなみに日本沈没もNETFLIXで全世界配信されていますね。
日本人としてちょっと恥ずかしくなります(苦笑)
ただ視聴率は終始好調だったみたいですね。
何かのネット記事で「ツッコミどころが多く、ツイッター等でコメントを交わしながらリアルタイム視聴するのに向いていた」と分析していて妙に納得してしまいました(笑)
確かに、小栗旬を乗せた輸送機が超ギリギリ離陸からのTV電話ザーザーで杏がウワーっと泣く件はB級過ぎて大笑いしたので、リアルタイムで友人と酒飲みながら見てたらさぞ盛り上がったろうなと思いました。
シリアスな話なのに滑稽なシーンが随所に散りばめられていて「笑ってはいけない」感があって、振り返ってみれば愛くるしい作品でしたね。
あ、あとドローン爆弾ボカーンのシーンも大いに笑わせていただきました(笑)
では、思い出し笑いしたところでそろそろ本題に入ります。
またもや面白中華トイガンが登場したので入手してみました。
カート式で電動ブローバックする軟弾トイガンです。
グロック18Cを模しているようで、ディテールはともかくサイズ感はリアルサイズに近いです。
カート式の手動コッキンググロックは結構前からありましたが、それに電動ブローバック機能が付いた感じの商品です。
グロックは中国語だと「格洛克」って書くんですね。
発音はカタカナで言うと「グゥルオクゥ」です。
ロングマガジンとカートを数十発追加して約1500円でした。
質感はコッキング式と同じ感じで、カートは共通だと思います。
カートに軟弾を詰めマガジンに装填し、銃に挿入してスライドを引きコッキング&チャンバーに弾を送り込み、トリガーを引いて発射した後、スライドがモーターの力で後退しコッキング&排莢&次弾装填してくれます。
バッテリーとモーターがライト部に入っている為、ライトは外せません。
ただの飾りかと思いましたが、スイッチを入れるとちゃんとランプが光ったのは感心しました(光量は激弱ですが)。
サイレンサーとは名ばかりのただの筒と、これ以上チープには作りようがないドットサイトも付属します。
しかもよく見ると「SILENGER」で綴り間違ってますね(笑)
(もしかしてドイツ語だったり?と思いましたが、ドイツ語は確かシャルダンファーですよね。)
私の付け方が良くなかっただけかもしれませんが、数発撃ったらブローバックの振動に耐え切れずどちらも銃からボテボテと脱落しました(笑)
銃本体のカラーリング、触った感じはそこまで悪くないですが、エジェクションポートの仕上げは閉口ものです。
アルミテープ貼っただけですね(苦笑)
幅は実銃より明らかに大きい感じがしますが、全体的にはそれなりにうまくデフォルメ出来ているとは思います。
重量はマガジン無しの状態で約240gで、この軽さがチープさを増しています。
まあ実際チープガンなので没問題ですね。
では、肝心の実射性能です。
一応スライド内部にバレルのような筒は入ってはいるようですが、雑な成形のカートに雑な成形の弾頭型の軟弾を仕込むので当然精度は出ません。
モーターでコッキングする必要がある為かかなり軽めのバネで、パワーもショボいです。
ベストな弾の時に5、6m飛ぶかな?といったところです。
逆に言えば超安全なので、リビング等でテーブルの上に紙コップを置いて極至近距離でプリンキングして遊ぶにはもってこいかもしれません。
目玉の電動ブローバックですが、まあ当然ブローバックというにはおこがましい代物です(笑)
ただギミックとしてはとても愉快で、良く出来ているおもちゃだと思います。
スライドの挙動としてはマルイの電動ブローバックハンドガンのそれに近い感じです。
マルイの電ブロをもう少しもっさりさせた感じです。
ですがマルイの電動ブローバックとは作動方式は全く異なり、こちらはトリガーがただの電気的なスイッチでは無く、ちゃんとピストンをシアに引っ掛けてトリガーで開放して発射します。
撃発した後にスイッチが入り、モーターの力でコッキングします。
なので撃った感覚としてはTOPのカート式電動M4と通ずるものがあります。
ちなみにこのグロックもTOP M4同様、電動をOFFにして手動コッキングガンとしても遊べます。
トリガーが単なる電気スイッチでは無いおかげで、撃ち味としては結構ちゃんと「銃」していて、撃った後にタイムラグこそあるものの自動でスライドが前後し薬莢が舞い上がり、連射できるのは結構テンションあがります。
ついつい引き金を引きたくなります。
これでもう少しまともに弾が飛べばおもちゃとして隙のない完成度になるなのになと思います。
贅沢を言えば折角グロック18Cを模したのであれば、フルオート機能も付けて欲しかったところですね。
まあ1500円なら満足ですが、おそらく日本で出回る場合は4、5000円くらいにはなってしまうと思います。
そうなるとちょっと値段と不釣り合いかな?と個人的には思います。
4000円出すならマルイのエアコッキングハンドガンとBB弾を買った方が幸せになれる気がします。
まあ同じトイガンでも趣旨が異なるので、単純に比較は出来ないと思いますが。
今回の電動グロックの紹介動画をいくつか載せておきますので、どんな感じで動くのかチェックいただければと思います。
余談ですが、少し前に弾は出ずに排莢に特化したグロックやガバメントのおもちゃも登場しました。
現在では日本でもかなりの数出回っているようですね。
こちらでは800円程度とお安かったので入手してみましたが、個人的にはイマイチでした。
パワーソース無しでブローバックして金色のカートがバシバシ飛ぶ様は確かに面白いのですが、何故だが心が躍りませんでした。
トイガンではなく「銃の形をしたカートを飛ばすのが目的のおもちゃ」に思えてしまったからです。
中身はひとつも銃らしい部分は無く、完全に薬莢を飛ばす為だけの機構だったのが興醒めでした。
今回のグロックやXM1014、AKA 870等のカート式トイガンは、あくまで弾を飛ばす為のメカニズムの一環として排莢機構があり、具体的な構造や性能は実銃とは違うものの、担っている役割は実銃のそれと同じです。
私はカート式トイガンのそこにロマンを感じているのだなと、この「薬莢飛ばしおもちゃ」を手にして醒めた時に痛感しました。
私はカート式トイガンの薬莢が飛んでいる姿を見ている時、薬莢が飛ぶ様そのものに興奮しているのではなく、実銃とほぼ同じプロセスを経て排莢に至ったという事をイメージした上で悦びを感じていたようです。
我ながらめんどくさい性癖だなと思いました。
同じAVを観るにしてもいきなり主要部分からではなく、ちゃんと前置きを観てからの方がより興奮するのと同じ理屈でしょうか(笑)
さらにカート式電動ブローバック式のHk416も登場しています。
動画を見る限りでは今回のグロックと同じような構造だと思います(シアを落として発射→モーターでコッキング&排莢&次弾装填)
サイズも多分1:1サイズで、価格はドラムマガジンセットで3000円弱です。
カート式電動ブローバックブームが来ているかもしれませんね。
これも今度気が向いたら調達してみたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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中国現地トイガン
Wed, 22 Dec 2021 00:01:58 +0900
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カート式M870 新種登場 乖巧虎編
GTAリメイク版を買ったばかりなのですが、9月にPS4版がリリースされたGREEN HELLというゲームも始めました。
事故で記憶を失った状態でアマゾンのジャングルで遭難し、記憶を取り戻しながら謎を解いていき脱出を目指す一人称視点のアドベンチャーゲームです。
まだ始めて10時間程ですが、やり応え十分です。
食料やナイフ等のツール、地図すら持っていない裸一貫状態で始まります。
やっと地図を入手しても「あなたは今ココ!」と光るアイコンなんて無く、周囲の地形とコンパスで自分の位置を把握する必要があります。
しかもご丁寧に部分的に欠落しており、そのエリアは完全に手探りで探索する必要があります。
(多分欠落部を補完する地図があると思うのですが、私はまだ見つけられてません)
ランドマークが乏しく見通しが悪いジャングルなので、油断するとすぐに自分の位置を見失い、数十メートル先にあるはずのベースキャンプを見つけられず迷子になるなんてことがザラにあります。
刻一刻と腹が減り疲れるので、食事や休息を取らないと体力やスタミナゲージが減っていき死にます。
水や食べ物は全て現地調達な訳ですが、生水を飲めば腹を壊し、生で蟹や蛙なんて食べた日には食中毒で嘔吐して逆に体力が激減します。
しかもタンパク質、脂質、炭水化物、水分の4大栄養素があり、全てをしっかり摂らないと体力ゲージが完全に回復しません。
各栄養状態はオーバーテクノロジーなスマートウォッチのおかげでいつでもチェック可能です。
こんなすごい機能が付いていて電池切れしないのに、機能はこれと時刻表示とコンパスしか無いというヘンテコウォッチです(笑)
きょうびのアウトドア向けスマートウォッチにはもれなくGPS付いてるだろと突っ込みたくなりますが、この辺りはゲーム仕様上のご愛敬ですね。
安全な寝床を作り、清潔な水源を確保し、火を起こして調理して衛生的に栄養素の高い食事が出来るようにならないと探検もままなりません。
毒蛇や毒蜘蛛に噛まれたら早急に措置をしないと、毒が回って死にます。
最初噛まれた時は治療法が分からず、「とりあえず寝てりゃ治るか!」と思って寝たらそのまま死亡しました(苦笑)
開始直後からどこに行って何をすればいいかというヒントはゼロです。
最初にチュートリアルはありますが、火の起こし方と擦り傷の治療を学べる程度です。
「道標になって体を清潔に保てる小川沿いを中心に探索するか」「高台に登れば周囲の状況がわかるかも」等、ユーザーの判断に全て委ねられ、判断一つの誤りが死に直結する厳しいゲームです。
最近ではあまり見ない「ユーザー突き放し系ゲーム」ですね。
探検中に野営が必要と判断し、日が暮れる前にスルスルと一通りキャンプを構築できるくらいに慣れてきたらノーマル難易度では特に難しいとは感じなくなりましたが、右も左も分からない最初の数時間はダークソウル系のゲームより歯ごたえがありました。
最初の1時間ちょっとはセーブすらできなかったです(セーブする為にはシェルターを作る必要があります)。
個人的には「神ゲー」だと思います。めちゃくちゃ面白いです。
昔メタルギアソリッド3が発表された時、「ジャングルでサバイバルしながら潜入任務」という触れ込みでしたが、蓋を開けてみたらサバイバルはオマケ程度の要素でガッカリしました(勿論ゲーム総評としては素晴らしい出来ですが)。
GREEN HELLは、発売前に妄想していたMGS3のサバイバルシステムが具現化されたような印象で、まさに夢のゲームです。
映画のような凝った演出のストーリーもあり、引き込まれます。
とりあえず一通り全クリするまではクリティカルな攻略情報は見ないと心に誓い、日々緑の地獄に挑んでいます。
難しいからと言って、安易に攻略サイト等を見ちゃったら楽しさ9割減のゲームだと思います。
(情報があると開始直後から有用なアイテムを入手したり最短ルートで各種要素を消化できてしまい、手探りで新たな発見をするというワクワク感が大いに削がれてしまいます)
何度も死んで試行錯誤して、ジャングルマスターになった暁にこの地獄から脱出したいと思います。
PC版の他、PS4とSWITCHで出ていてお求めやすい価格なので、この手のゲームがお好きの方には間違いなくおススメです。
つい盛り上がってしまい前置きが超長くなってしまいましたが(苦笑)、そろそろ本題に入ります。
前回に引き続き、カート式ナーフショットガンAKA M870の亜流(コピー品)を入手したのでレビューしていきます。
今回入手したのは「乖巧虎」もしくは「龍天虎」というメーカー?ブランド?のモノです。
ちなみに乖巧(グァイチィアオ)は「賢い、利口」という意味で、虎(フー)は日本語と同じタイガーの虎です(通常は「老虎」と書く認識ですが)。
余談ですが、ガンダムに出てくるグフは中国語だと「老虎」です。
語尾の「フ」の音とグフの獰猛な格闘イメージを表現した感じなんですかね?
結論から言うと、前回レビューした激趣のM870はAKAの正当コピー品でしたが、本機は構造そのものが異なる物でした。
現物見た事がない上、ネット上の情報もごく僅かなので精度の低い推測ですが、もしかしたらAKAではなく黄蜂(WASP)というメーカーのM870コピー品かもしれません。
通常仕様は写真のような青白のボディのもので固定ストックモデルで3000円程度です。
今回私は「黒仕様」というオプションを付けましたが同価格でした。
ソウドオフグリップの仕様だと2500円以下です。
激趣のソウドオフグリップ品は4500円程度なのでかなり安いですね。
ただし質感、構造も値段なりでした。
まず本体の質感ですが、テカテカしていてレシーバーの成形ヒケが目立ちます。
写真では分かりづらいですが、触って凹凸が分かるくらいヒケてます。
ネジの露出も異様に多いです。
余計なネジが多いトイガンは安っぽいですよね。
ほとんどが六角穴で黒染めされているのがまだ救いですが。
剛性はそれなりですが、バレルを持ってちょっと力を込めるとレシーバーとの間で少しグラつき、捻じるとバレルが回転します。
ボルトロックレバーも未塗装の安っぽい板金丸出しです。
このレバー可動はしますが残念ながら機能は無いダミーで、コッキングして一度ボルト閉鎖した後でもこのレバーを押さなくても普通にボルトが引けてしまいます。
これは構造的にはかなりマイナスポイントですね。
リアルでないのも勿論マイナスですし、実使用においてもコッキング後にボルト(=シリンダー&ノズル)を中途半端に後退させた状態でトリガーを引くとピストンが解放されてしまい、エアが足りず低威力&内部メカに余計な負荷を負わせてしまいます。
シェルは拳銃の薬きょうを大きくしたような形状でショットガンらしくなく、ここもかなり萎えポイントですね。
その代わりエキストラクターががっつりリムをくわえ込むようで、排莢時のシェルの飛びはAKA品より快調で目を見張るものがあります。
さらにコッキング操作は非常にスムーズで気持ち良く、排莢アクション自体はかなりハイレベルで夢中になるくらい楽しいです。
ただ、最初の数回はエキストラクターとリムの嵌め合いがキツ過ぎ、途中で食い込み装填不良を起こしました。
何度か無理くり動かすと角が取れスムーズに動きましたが、これって要は出荷前に動作確認していないってことですよね(苦笑)
実射性能は所詮ナーフなのでどれも五十歩百歩ではありますが、激趣に比べるとバネが弱くシェルの精度も低い為、低威力で不安定な弾道でした。
これを買うくらいなら、もう一声出して本家AKAか激趣の870を買った方が幸せになれると思います。
今のところAKA 870の流れを汲むと思われるトイガンは後は写真の製品くらいだと思います。
レシーバーのネジ位置やボルトの形状から、おそらくAKA品に類似する構造だと予想されます。
興味はありますが流石に同じようなショットガンばかり買って飽きてきたので、これはパスしようと思います。
私はサバゲーマーなので、ナーフではやはり物足りずBB弾発射化したい所ですが、ある程度気密を保ってインナーバレルでBB弾を加速しないと、いくらバネを強化してもろくに飛ばないと思います。
BB弾発射化を図るのであれば、水弾用のチャンバーが入手できるAKA製が一番手っ取り早いと思います。
インナーバレルの内径は水弾に合わせた7mm径ですが、チャンバーに圧入してあるだけなので簡単に引っこ抜け、外径が同じで6mmちょい内径のバレルに換えれば即BB弾対応のチャンバー&バレルは完成します。
チャンバーにシェルとバレルを繋ぐトンネル部分が少しあり、そこも7mm径ですが多分そのままで大丈夫じゃないかなと思っています。
必要であればここも小径化する必要がありそうです。
固定ホップのインナーバレルを使えば、回転位置出しさえできればホップ化も比較的容易だと思います。
水弾用シェルは現在入手性が少し悪いですが、こちらでは売ってなくは無いです。
こちらも内径が7mmなので、外径6.8mm程度、内径6mmのパイプ材を突っ込み、薄いゴムシートに5.9mm程度のパンチ穴を空けた物を弾頭部に貼ってBB弾が脱落しないようにすれば、BB弾シェルも完成となるはずです。
少し手間は増えるかもしれませんが、現状日本でも普通に入手できるナーフシェルでも簡単にBB弾化加工可能だと思います。
装填時、ボルトがシェルをチャンバーに押し付け、弾頭のラバーがチャンバーに密着するので、シェル~インナーバレルは気密が確保される構造になっています。
シェルとバレルの芯出しはシェルの胴体外径とチャンバー内径の嵌合で取っているので、上記で書いたチャンバー部のトンネルも相まって、BB弾がシェル~バレルに飛び込む際に段差でつっかえるかもしれません。
そのような場合は各部にテーパーを付けてBB弾を誘導するなりが必要になりそうです。
私の手持ちのAKA 870も早くBB弾化したいのですが、無論こちらではBBエアガンのパーツはおろか、6mmBB弾すら売っていません。
エアガン用途とは一言も書いていないですが、6mm径のプラスチック弾や6mm径のベアリング鉄球は売っていますが(笑)
内径6mmちょっとの真鍮パイプやアルミパイプも当然売っていますので、こちらでもBBガンに改造できない事は無さそうですが、おそらく法に触れるので止めておきます(苦笑)
日本に帰った後のサバゲ投入を考えてカートキャッチャーも入手しました。
筐体はAKA 870専用の形状で3Dプリンタで出力したようで、射出成形では不可能な形状が造形出来る点を活用してAKA 870にジャストフィットします。
シェルがこぼれたり、逆に排莢の邪魔になる心配は皆無です。
たしか1500円くらいだったと思います。
3Dプリンタが無いひと昔前にこの形状の製品を造るとしたら、加工方法を考えると売価はこれの2倍や3倍では効かないかもしれませんね。
いい時代になりましたね。
袋に30発以上入る上、ゲーム中安全地帯ですぐに袋からシェルを取り出しも可能なので十分サバゲ運用できそうです。
ただしポートに指を入れられないのでジャムった時のリカバリーが絶望的ですね。
まあジャムったら割り切ってサイドアームに切り替える事にすれば、普段お飾りのハンドガンも活躍して新鮮なゲーム体験が出来て逆にいいかもしれません。
中国トイガン動向はこれからもまだまだ注目に値すると思います。
BB弾が使える時代は日本のエアガンのデッドコピーで事足りていたんでしょうが、規制に次ぐ規制により、今までのコピー造りで蓄積したノウハウを活かして独自進化の道を歩んでいる模様です。
シューティング系ゲームの流行から、トイガン市場も今後も一定の規模は維持されると思うので、これからもあっと驚くようなギミックのトイガンが生まれ続ける可能性は高そうです。
今後も新情報が入り次第、記事にしていきたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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鉄砲,中国現地トイガン
Tue, 07 Dec 2021 18:52:18 +0900
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カート式ショットガン激趣870 黒パーツ化
知らぬ間に「GTAトリロジー決定版」なる物が発売されていたので慌てて買いました。
好きなモノコトにはそれなりにアンテナを張っているつもりですが、引っかからない事もまだまだ多くありますね。。
高校生の頃にGTA3からリアルタイムでプレイしていたので、非常に懐かしい気持ちになります。
ただ、エンジンそのものから?載せ替えされているとは言え、ゲーム全体のデザインは今でも十分通用する洗練されたゲームだと痛感しています。
10代でこのようなセンス抜群の良ゲーに触れられた事を改めて感謝しました。
映画でもゲームでも本でもスポーツでもファッションでも食事でも何でも、なるべく若い間に良質な物に触れておくのは、所謂「センス」を醸成する上で重要な要素だと思っています。
ちょうどタイミング良く「フリー・ガイ」も、忌々しい「ディズニープラス縛り」から解放され視聴できました。
MMOゲームをプレイした事がある人のツボをかなり的確に押さえているのではないでしょうか。
私はドハマりでした。
あとは例の「光る剣」が出てきた時は、思わず一人部屋で歓声を上げてしまいました(笑)
映画館だったら泣いてたと思います。
直ぐ上に「忌々しい」なんて書いていますが、今度は「ディズニー様様!」の掌返しですね(苦笑)
内容も個人的には遠くない将来にありそうな、いい感じの距離感の夢想感で心地よかったです。
GTA3で遊んでいた当時の自分に、「20年後にこんな映画が作られて世界中で大ヒットするよ!」と言ってあげたくなりました(笑)
きっとこれから先も、子供の頃夢見たものを遥かに上回る世界が拡がっていくと思うと、人生は希望に満ち溢れていると感じます。
そんな風に 現実逃避の手段 未来の素敵なホビーライフを日々想像して、これから味わうであろう中壮年期の苦労を乗り越えていきたいと思います(笑)
ではそろそろ本題に入ります。
先日レビューした激趣というメーカーのAKA 870コピー品ですが、デフォルトの紫のパーツが気に入らなかったので黒パーツ化しました。
まずは前回撮り忘れた分解写真を載せておきます。
プラスドライバー1本と六角レンチ1本で、4本ネジを外せば3分掛からずここまで分解可能です。
細かい部品が飛び出したりする事なく、非常に洗練されている印象です。
ちなみにAKA870はフロントアッシーを抜くとレシーバーの中に部品がいくつか残り、すぐポロリする上、組み立ての際にフロントと上手く噛み合わせながら入れる必要があり少々コツが必要です。
対して激趣の方は全てフロント部分で1ユニット化されており、ただ所定の位置まで挿し込んでネジを締めれば組み立て完了です。
ただしこのユニットを更にばらそうとするとAKAより厄介そうなので、個人的には一長一短だと思います。
グリップはAKAと完全互換なので、ピストルグリップを調達して取り付けました。
一切のガタツキなく、がっちりポン付けできました。
ボルトはAKAと互換性が無いので、激趣の物を脱脂してグレーに塗装してみました。
見える部分は操作しても極一部以外は他部品と擦れないので、操作で剥がれる事はありません。
ボルトに直接何かが激しくぶつかったりすれば剥げますが、まあ剥げたら再塗装すればいいですね。
黒で塗っておけば、少しくらいの剥げならマッキー等でタッチアップすればリカバーできます。
今回は適当に中性洗剤でザっと洗ってガンプラ用のスプレー塗料でブシャーと塗っただけなので密着はあまり強くないです。
ちゃんと漂白剤等で芯まで脱脂して、表面をペーパーで荒らして足付きを良くして、皮膜強度の強そうな屋外用スプレーで塗ればもっと強くできると思います。
フォアエンドはAKA 870の物をそのまま付けようとするとゆるゆるなので、フォアエンドとフォアエンドチューブナットの間にスペーサーを噛まして取り付けました。
ちなみにフォアエンドを分解するには、写真のフェアエンドチューブナットを回す専用治具が無いとちょっとツライです。
おそらくマルイのM870分解用の治具等でも代用できると思います。
スペーサーと言っても、適当な厚みのプラ板を適当に切って噛ませただけです。
ただ、スペーサーを接着も何もしていないので、何度か射撃している内にズレて嵌合が外れてゆるゆるになってしまいました。
スーパーX等の強力接着剤で接着してしまえば改善出来ると思いますが、今回は違う方法を試みました。
フォアエンドの内側の筒状の部品からそっくりAKAの物に換えてみました。
マガジンチューブ径やアクションバーのネジ穴位置はAKAと激趣で互換性がありましたので、ポン付けできました。
しかも激趣品はプラ、AKA品はアルミ製なので、若干ですが重量UPも果たしました。
フォアエンドもノーマル品ではなく、コンパクトなレイル式にしました。
これで紫部品を全て排除する事ができました。
AKA用の黒パーツ単品を入手する事自体が現状日本では難しいと思いますが、とりあえずボルトは塗装しても構造上簡単に剥がれる心配はないのでおススメです。
デフォルトではかなりオイリーなので、しっかり脱脂してあげる&塗装後はピストン摺動部に再度グリスアップをお忘れなく。
逆にグリップやフォアエンドはぶつけたり擦れたりしまくる部分なので、並みの塗料では塗ってもすぐに剥がれてしまうと思いますのでおすすめしません。
AKAの黒パーツ自体はこちらでは安価でかなりの数出回っている印象ですので、遠くない内に日本でも流通する可能性は高いのではと思います。
激趣のオプションパーツは日々通販サイトを巡回していますが、金属リムのシェルがお目見えしました。
本体同梱のプラリム品が6発で350円程度なのに対し、こちらは6発で倍の700円程度です。
刻印も入っていてプラリムより上質で、色も数色あります。
ただ、メタルリムはプラリムに対して本体のエキストラクターの損耗を早めると思います。
エキストラクター自体はAKAと互換性あると思いますが、交換する為にはボルトに圧入されている細いピンを抜く必要があり少々面倒です。
圧入なので何度も抜き差ししているとバカになってしまいますし。
AKAなら換えのボルトは1000円もしないで買えますが、現状激趣品はボルト単品販売が皆無なのも不都合です。
シェルの価格も倍しますし、多少耐久性が上がるとはいえどちらも消耗品ですし、排莢した時のシェルの飛びは軽いプラリム品の方が豪快ですので、敢えてメタルリム品で遊ぶメリットはあまりないかもしれませんね(装填する時の雰囲気は上がると思いますが)。
床へのダメージを考えてもプラリムが優位でしょう。
基本飾っておく以外はプラリムの方が合理的かもしれませんね。
もう一つのコピー品もそろそろ到着しますので、近い内にレビューできればと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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鉄砲,中国現地トイガン
Mon, 22 Nov 2021 19:11:14 +0900
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カート式M870 新種登場 激趣編
中国ではカート式のトイガンの新製品が矢継ぎ早に登場してきています。
直近水弾銃が禁止になり、実射性能については絶望的なナーフ弾にするしかなくなったので、ギミックに凝って付加価値を上げようとしているのだと個人的には推測しています。
中折れ式の2連ショットガンも登場し日本にも入っているようですね。
日本だと7000円程度が相場ですが、こちらだと1500円程度です。
物がデカいのでどうしても輸送費が嵩むのでしょうね。
これも大人が持って丁度良いフルサイズで排莢ギミックがかなり良く出来ていて、バレルを折ると勢いよくシェルが飛び出してきて爽快です。
ひたすら装填排莢したくなる逸品です。
木製風ストックの出来もおもちゃとしては上々ですので、部屋で遊び用におススメの1廷です。
ちなみに先端のオレンジ色のカバーは爪で引っかかっているだけなので簡単に外せます。
さらにちなみに、同梱されているドットサイトは思わずひっくり返るくらいチープですので、一笑いしたらゴミ箱直行必須です(笑)
そんな空前のカート式トイガンブームの中、日本でも結構流通してきた感のあるカート式エアコッキングM870ですが、元祖AKA 870のコピー品と思われるショットガンがいくつか出てきました。
中でも日本でも既に流通しておりこちらでも多く見るのは、紫色のパーツが特徴の激趣という会社の物です。
外箱にあるロゴを見る限り、英語名は「WARINTEREST」というようです。
現状確認できる仕様は上写真の紫のボルト、紫のマグプルタイプのフォアエンド、紫のソウドオフタイプのグリップのもののみです。
価格はこちらでは4500円程度でした。
ちなみにAKAのR1タイプが白赤仕様で6500円程度なので、ストックを考えてもちょい割安な感じですね。
この激趣社の870を早速入手してみました。
簡素なボール箱を開けると、レミントンという刺繍が入った収納袋に入っている状態で梱包してありました。
帯に短し襷に長しな大きさですが、捨てるのに嵩張る緩衝体を敷き詰められるより有意義ですね。
肝心の中身ですが、結論から言うと下記になります。
・構造はAKA 870を一部ブラッシュアップしている箇所あり
・AKAとのパーツ互換性はほぼ無し
・質感、操作感はAKAと互角かそれ以上
正直ただの劣化版デッドコピー品だと思っていたので、予想外の完成度に驚きました。
後述しますがAKAとの部品互換性が思ったよりも全然なかったので、沢山出回っているAKAの外装カスタムパーツがほぼ使えないという所が現状では痛いです。
ほぼ同じ形の部品でも微妙に寸法が異なり、AKAの部品を激趣870には組み込めません。
デフォルトの仕様で満足できる方であれば、AKAよりもこちらの方がコスパ良いと思います。
今後他の仕様や黒パーツが登場する可能性もありますが、互換性の無い部品を「AKA/激趣互換パーツ」として売っている業者もおり、既に市場が混乱気味です。
遅かれ早かれ、どちらかが淘汰される可能性が高そうです。
では詳細を見ていきます。
見て触った感じの第一印象はAKAのそれとほぼ同じで、カチっとしていて安っぽさがありません。
日本のBBエアガンであれば2万円越えていても全くおかしくない印象です。
レシーバーはAKAと同じく樹脂ですが、綺麗にシボが掛かっています。
AKAよりもシボ目が細かく、よりマットです。
トリガーグループを留めるピンが黒染めなのもいいですね。
エッジもキリっとしていて、刻印も雰囲気あります。
この質感はどちらが良いというよりは、好みといったところでしょうか。
どちらもムラがあったり目立つヒケがあったりという事はありませんでした。
バレルとマガジンチューブは金属製(おそらくアルミ)で、先端部はレシーバーと同じ質感の樹脂です。
ここはちょっと残念ですが、オレンジ色とかにされていないだけ感謝ですね。
バレル根本には刻印も入っており、雰囲気があります。
ポンプアクションはかなりスムーズです。
引ききって戻す際の滑らかさはAKAよりも上だと感じます。
バネはナーフ弾仕様の為か、水弾仕様のAKAよりも重いにもかかわらず、AKAよりも全体的に滑らかに感じます。
シェルはリム部が別パーツですがプラスチックでAKAよりも安っぽいです。
ただしプラ製リムのおかげで5発で350円程度と安価で、コスパはAKAよりも断然いいです(AKA純正は5発で1300円程度します)。
シェルは消耗品なので、安いに越したことはないですね。
シェルの互換性は下記です。
・劇趣870×AKAシェル:問題無く装填排莢OK
・AKA870×激趣シェル:装填不可(マガジンチューブにもチャンバーにもリムが引っかかる)
原因はリム径にあるようです。
正確に測っていませんが、激趣の方が僅かに太いです。
同じく排莢式ショットガンのXM1014においても、各社コピー品のシェルが微妙に寸法が異なっていて、使えたり使えなかったりしています。
おそらく敢えて互換性を無くすことで何かメリットがあるんでしょうね(訴訟対策?)。
シェルの飛びはリムがプラで軽量な事も有りかなり快調で、クルクルクルーっと回転しながら綺麗な弧を描いて飛んでいきます。
映画等で見るイメージ通りの挙動です。
ジャムも皆無で非常にスムーズに作動し、ゆっくり操作しても勢いよくシェルを弾き出す様子は感心します。
実射性能はAKAのナーフ版を持っていないので比較できませんが、XM1014ナーフよりも初速はいくらか速く感じます。
シェルを装填せず銃口に手をかざして空撃ちしてもかなりのエアを感じるので、BB弾用のチャンバーとインナーバレルを入れてBB弾を撃ちだしたらかなりの初速が出るかもしれません。
紫色のパーツを黒に換えようと、在庫のAKA870のパーツを引っ張り出してきて分解してみました。
分解組み立て手順はAKAとほぼ同じですが、バレル&マガジンチューブとアクションレバー周りがユニット化されており細かい部品がバラけず、AKAの物よりも非常に楽に分解組み立てが出来ました。
トリガー周りは完全にAKAと同じ構造で、変なバリや変形等無く、非常に綺麗にまとまっている印象です。
ただし、マガジンチューブやバレルを交換しようと思うと(=ユニット単位を更に分解しようとすると)、AKAよりも手間が掛かる印象です。
アクションレバーはかなり軟らかめの金属(おそらく鉄材)で、表面仕上げも粗く、いかにも錆びそうな感じなので注意が必要かもしれません。
ここはAKAのパーツの方が上質だと感じました。
フロントをバラしてマガジンチューブキャップを外し、フォアエンド&アクションレバーアッシーを抜き出してフォアエンドを交換しようとしたのですが、AKA品は嵌合部の形状が全然異なりポン付け不可でした。
ちょっと切った貼ったすれば付けられそうですが、他の箇所も色々いじりたいので今回はひとまずパスしました。
次にボルトをAKAの黒パーツに交換を試みました。
が、これも入らずでした。
全く同じ形状に見えるのですが、幅が1mm違いました(AKAの方が太い)。
このせいでレシーバーに入りません。
ならばとレシーバーもAKAに換えてしまおうとしたのですが、そうするとフロントアッシーがレシーバー内部の突起と干渉して入りません。
干渉する部分はそこまで大きくないので、地道に削ればAKAのレシーバーとボルトに換装できるかもしれませんが、あまり費用対効果を感じませんので断念しました。
(このあたりは作業に夢中で写真撮ってません。ミリブロあるあるですね(苦笑))
最後にストックです。
まずデフォルトのソウドオフグリップの分解ですが、ネジにアクセスする為には接着されているキャップを破壊しないといけませんでした。
マイナス穴にドライバーを捻じ込みこじ開けましたが、変形しまくるのでキャップの再利用は不可能です。
交換の際は不可逆反応なので注意してください。
AKAのノーマルストックは難なく付きました。
嵌合部がぴったりだったのでおそらく同寸?で、AKAのピストルグリップも付くと思います。
という感じで、届いて数十分いじり回した結果が以上です。
ストックはAKA品の黒パーツを調達すればOKで、フォアエンドもちょこっといじればいけそうですが、ボルトはいかんともしがたいのが現状です。
成形色を変えるだけなのですぐにオプションで黒パーツが出てくるとは思いますが、現時点ではどこを探しても見つかりませんでした。
(AKAのボルトを「激趣にも対応」として売っている店はありましたが、多分ポン付かないです...。)
総合的な印象としては冒頭でも書きましたが、現状黒に換えられない紫色パーツが気にならないのであれば、AKAと同等かそれ以上の満足度を得られるモノだと思います。
しかも価格はAKAよりも安いです。
パクって開発費が掛かっていないので当然と言えば当然ですね。
いち消費者として短絡的に見れば、「さらに安くてさらに高品質の物が出てくる」のは嬉しいですが、本家AKAはこれらコピー品の出現によって経営に打撃を受け、次の商品開発のリソースを失う事になりますよね。
なので長期的に考えれば、技術力のあるメーカーの元気が無くなってしまい、より心躍る新製品誕生の芽が摘まれてしまうコピー品の存在は害悪だと思います。
だからといってコピー品を買わないようにしよう、と綺麗事を言うつもりは毛頭ありません。
コピー品をのさばらせない法律や規則を整備しない限り、いち個人レベルが何かしたところで無駄だと思うからです。
一人一人が見ず知らずの他人を信じて社会の為に我慢が出来るのであれば、とっくにこの世から戦争は無くなっていると思います。
基本性善説でいたい派ですが、残念ながら人間はそこまでよく出来た物じゃないのが現実ですよね(苦笑)
日本等ではこういう権利周りはしっかり法で保護されている認識ですが、こっちは玩具でも家電でも食品でも、お構い無しの無法地帯という印象があります。
余談ですが、こちらでかなり大手の「真功夫」というファーストフードチェーンがあります。
このお店の看板が下写真です。
この看板を見た人はおそらく100人中90人以上が「ブルース・リー」の文字を頭に浮かべると思います。
私も最初ブルース・リーをイメージキャラクターとしているお店なのだと思っていました。
しかし、お店はブルース・リー側に特に何の許可も得ていない事を後から知って愕然としました。
顛末がどうなったかは知りませんが、昨年ブルース・リーの娘が賠償金と使用停止を求めて提訴したそうです。
しかし訴えられたお店側は「たまたま似てただけ」「もう15年以上も使ってるのに、今更そんなこと言われても困る」という主張をし、それがまかり通った?ようです(笑)
全国チェーンレベルの大きい会社がこういうモラルもへったくれも無い事をしちゃうところが、中国に苦手意識を持つ日本人が一定数いる原因なのかもしれないですね(苦笑)
話を戻しますが、UDL XM1014のコピー合戦はAKA870の一歩先を行っていて、コピー品のそれまたコピー品が溢れている状態です。
明らかに劣化版と思われるコピー品が今や1500円以下で売られています。
案の定というか、UDL XM1014と兄弟機種のUDL M870は登場して1年以上経つと思いますが、次の機種は出てきていません。
もしこれらコピー品の売上がほぼ全てUDLに集まっていたなら、今頃続々と新型が出てきていたかもしれませんね。
おそらくAKA 870もこれからますます泥沼コピー地獄に陥り、構造を流用&進化させた後続機種は出て来ないのではと思います。
ただ、激趣のようなコピー+αを盛り込んでくるメーカーが新機種を出してくる可能性はあるかもですが。
(激趣は他にもマルイ系列電動ガンコピーも結構な機種を出しているメーカーのようで、それなりに技術力がありそうな感じです。)
激趣の他に下記も注文済なので、届き次第分析してみようと思います。
こちらはフルサイズのストック装備にも係わらず激趣よりもさらに安く、「黒バージョン」という詳細不明のオプションを付けても3000円程度でした。
本家AKAの半額レベルの製品になりますので、実力が気になりますね。
あとは別件ですが「電動排莢式M1ガーランド」なる物が出現してきました。
まだ詳細が全く分からず手を出していませんが、下記の動画の物だとしたらかなり楽しそうです。
クリップを装填して、ブローバックして排莢して、8発目にちゃんとクリップも吐き出しています。
価格はおそらくプラストックバージョンで30000円程度です。
マルシンのガスブロガーランドは持っていますが、楽しいのですが作動がかなりもっさり&大飯食らいなのでほとんど撃っていません(苦笑)
この動画のレベルの作動が電動で、しかも排莢までするなら言う事無しですね。
こういうニッチでエネルギッシュなモデルを躊躇なく出せるのは、今のパワフルな中国ならではのフットワークかもしれませんね。
こちらも詳細分かり次第記事にしていこうと思います。
お読みいただきありがとうございました。
https://lbzaku.militaryblog.jp/e1082962.html
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鉄砲,中国現地トイガン
Mon, 15 Nov 2021 23:33:43 +0900
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56式弾帯カスタム 初期アフ風味
このブログをご覧になる方であれば必ず見た事があるであろう、56式弾帯について書きます。
中国軍が56式自動歩槍とセットで採用したチェストリグですね。
ちなみに中国語では56式弾袋や56式胸挂袋、56冲携行具みたいな感じで、色々な呼び方をされているようです。
「沖(チョン)」は「激しい」や「猛烈な」という意味の形容詞なので、「アサルト」的な意味合いだと思います。
逆に日本で馴染みのある「56式弾帯」と記載されているところは私は見たことが無いです。
「袋」が中国語発音で「ダイ」、「帯」も「ダイ」で、四声(中国語のイントネーション)も全く同じなので、中国語で「56式弾袋」と聞いた日本人が「袋」を「帯」と取り違えて日本で広めたのかもしれませんね。
ミリタリー仲間が集まった時のトリビアとしていかがでしょうか?
袋だろうが帯だろうが発音は同じなので、中国人のミリオタには「ウーリィウシューダンダイ」と言えば通じるはずです。
イントネーション間違っていると、「はぁ?」と聞き返される可能性大ですが(苦笑)
余談ですが、地方柄はあるかもしれませんが、私の居る広東省の人は聞き返す時に、日本人同士だったらケンカ売ってるのかと言うレベルで顔をしかめてor真顔で「はぁ?」と聞き返してきます。
当然ケンカ売る気なんてゼロで、「ごめんなさい、今聞き取れなかった」という意思表示です。
すごく礼儀正しい部下でも親切な店員でも、聞き返す時は冷徹に「はぁ?」と言って来るので、慣れるまでは毎回胸を抉られる思いをしました(笑)
本題に戻ります。
数字の通り1956年(多分)に採用された旧い装備ですが、膨大な数が輸出されたようで、ベトナム戦争や各種紛争地、2000年代に入っても各地で使用が確認されている息の長い装備ですね。
初期アフ時期の米軍特殊部隊も多く使用していたのは有名ですよね。
当時米軍が開発した最新ギアを差し置いて、何故50年近くも前のアジア製のコットン装具が愛用されたのでしょうか。
個人的には下記が他のギアに比べて56式が優れている点だと考えています。
1.軽量で着脱が簡単
2.必要十分な物を集約して携行出来た
3.胸部前面に汎用性の高いポーチが配置されている。
4.無くしても壊してもお咎め無し(?)
今もそうですが、米国製等の多くのギアはファステックス等のバックル類で着脱する部分がありますよね。
ただ、ファステックスは1.5インチくらいの小型のファステックスだと、グローブをしていると意外と外しづらいですよね。
加えて、割れたりして破損してしまうと機能を失ってしまい、補修するにはストラップの縫ってある部分を解いて新品に交換し縫い直さなくてはいけません。
その点56式は、ただ上から被って肩に紐を引っ掛けるだけで装着完了です。
背中に回す紐は料理用エプロンと同じように結ぶだけです(笑)
縫い目や生地の耐久性は一流ギアメーカーの物に比べれば脆いですが、一朝一夕で簡単に壊れるものではありません。
無論ポーチ配置は固定ですが汎用性はそこそこ高いですし、56式では不便する場合は違うギアを選択すればいいだけの話ですね。
あとは胸部前面に大型のポケットが来るギアが、米軍装備では意外と少なかったのもあるのかなと考えています。
BHIのコマンドチェストやTAC-TのMAV 1P等は56式の上位互換ギアと言えそうですが、大々的に投入されている印象は無く、一部の隊員しか持っていなかったのかなと思います。
米軍官給品だとSDS製RACKあたりがメジャーでしょうか。
ただRANGER向けの装備なので、グリーンベレーではほぼ使用例を見かけた事はありません。
下写真は2003年の20th SFGの隊員ですが、この方が着ているRACKはBHI製のようで官給品というわけではなさそうです。
SDS RACKは初期アフの頃は黒ファス仕様と呼ばれる旧型で、現状ではあまり見かけません。
BHI製は更にレアな印象です。
更に上を行くパラク製RACKはお宝レベルですね。
56式は現地に溢れていたと想像され、本国からわざわざTAC-TやBHI製ギアの輸送を待たずにすぐに調達できて便利だったのかもしれませんね。
壊れてもすぐに安価で新しい物が手に入ったでしょうし、自腹で調達すれば壊したり失くしてもいちいち報告しなくてよかったのかもしれないですね。
2001~3年頃の初期アフグリーンベレーであれば、ELCS、TLBV、LC-2のYサス+ベルトあたりが官給装備として持ち込まれた代表的なギアだと思われます。
どの装備も前開きで、基本的に腰周りに携行品を集中させる設計です。
これはハンビーや民間車両等での移動の際に不便だったと思います。
乗り降りの際に引っかかったり、座席との干渉もあったと思いますので、いちいち着脱が必要だったかもしれませんね。
サバゲ場でセーフティーの座席に座る時も厄介ですよね。
対して56式は胴体前面にしか積載物が来ないので、引っかかったり座る際に干渉したりしないです。
この辺りが最新ギアを差し置いて56式が多用されていた理由なのかなと、当時のギアを色々収集して実際に着用してみて感じた私の見解です。
PRC-148がデフォルトでシンデレラフィットするのも都合がよかったのかもしれないですね。
あとは現地の兵士と同じ装備をすることで、偽装効果や現地部隊との一体感を高める狙いもあったかもしれません。
しかし、56式そのままでは不便に感じた隊員もいたようで、カスタムされた個体も時々見かけます。
上写真隊員は一番左のグレネードポーチを撤去し、おそらくTAC-Tの3連マガジンポーチを縫い付けているように見えます。
他の装具はレッグホルスターとOTVだけでシンプルですね。
これなら車両に乗る際も楽そうです。
下写真の右の隊員はマガジンポーチのフラップを裏側に翻しているか、もしくは切除していると思われます。
1つのポケットにM4マガジンを2本入れるとかなりギチギチになるので、フラップが無くても落ちたりはしなかったんですかね。
ただし1本抜くともう一本は前かがみになるとスルっといっちゃいそうですが、どうしたんでしょうね(苦笑)
左と右のポーチ前面になにやら黒い物体が付いていますが、ピストルマガジンポーチを縫い付けているのかな?と思われます。
これは同じ56式でも56式半自動歩槍(SKS)の方のチェストですが、フラップを木のボタンからドットボタンに変更していますね。
膨らみ方から見るに、40mmグレネード弾でも入っているんですかね?
56式自動歩槍の弾帯でも同じようなカスタム事例を見かけますね。
これを真似て私も63式チェストをドットボタンカスタムしてみました。
56式半自動歩槍チェストも手に入るのですがサバゲで使い道がないので、M4やAKマガジン、無線機が携行出来る63式でやってみました。
ボタン本体と簡単なカシメ道具さえあれば、ドットボタンカスタムは子供でも手軽にできます。
10分程度の作業で使い勝手向上しますので、おススメなカスタムだと思います。
ちなみに63式チェストは800円くらい、ドットボタンは100個以上セットで300円くらいでした。
流石と言いますか、こういう物は中国は異常に安いですね。
中華チェストが爆安でよりどりみどりだったので、気づいたら一気に増殖していました(笑)
全部合わせて3000円いくかいかないかくらいでした。
中華チェストは生地も糸も切りやすく針も通り易いので、現地で隊員個人でチクチクとカスタムしていたんだろうなと想像しています。
そんな中、ひと際私の心に刺さった56式カスタムを見つけました。
お茶を汲んで回っている心温まるアフガン少年の写真ですね。
ほっこりしながら上の方を見てみると、コップを持ったODA隊員と思われる方の姿があります。
彼の56式ですが、よく見るとフラップが興味深いです。
ベルクロ式に変えているようですが、ポーチ前面とフラップ前面にメスを縫い付け、両者に跨るようにオスの帯を貼っているようです。
普通にポーチ前面にメス、フラップ裏側にオスを縫い付けた方がスマートなのに、なんでわざわざこんな形式にしたんでしょうかね?
ただちょっと変わったセンスの持ち主だったのか?PRC-148のようなAKマガジンより長い物を入れてもフラップが閉じられるように調整幅の大きい構造にしたのか?想像が膨らむカスタムですね。
普通に考えたらこの縫い方は思いつかない感じが非常に面白かったので、56式チェストを調達して再現してみました。
56式チェストも流石は産地直送と言いますか、新品デッドストック品が800円程度でわんさか売ってます。
程度の悪い物であれば送料込みで200円で売ってます。
儲かる気あるんでしょうかね?(笑)
拘りとしては中国製のどこの馬の骨とも分からぬパイル&フックではなく、ちゃんと正品の「ベルクロ」を調達しました。
縫い付けは現場にミシンは無かったでしょうし、両面テープやダクトテープでは流石に固定力に不安が残るので、手縫いで仕上げました。
以前入手した隊員カスタムBALCSもぐちゃぐちゃの縫い目で、おそらく隊員本人か、もしくは村の少年少女に小遣いでも渡して縫わせたのかと想像させるようなハンドメイド感たっぷりの縫い目でした。
その辺りをオマージュして縫い針と黒い糸で手作業で荒々しく縫い付けました
黒いベルクロに黒い糸だと、縫い目が見えないのでどんなに粗くてもまったく気にならないです。
作業のコツなんてものは皆無で、ビール片手にテレビを見ながらひたすらチクチク縫いました(笑)
唯一ちょっと工夫というか注意が必要だったのは、ポーチ側の生地は防水生地が張られていて比較的分厚く、針が通りにくかったです。
太い針よりも程よく細い針の方がスッと入って楽だったので、もし56式を手縫いカスタムされる方は針を複数種用意して、丁度良い太さを探すといいと思います。
時間はそれなりに掛かりましたが金は掛からず、見た目もそれらしくでき満足度は高いです。
ベルクロが余ったので、蛇足と思いつつももうひと加工してみました。
PRC-148を携行する際マガジンポーチに入れてしまうと、マガジン携行数が減ってしまいます。
M4の場合だと4本、AKだと2本しか持てなくなります。
サバゲではちょっと不足気味ですので、グレネードポーチをいじってラジオ収納にしました。
グレネードポーチの底を切り抜き、そこにベルクロをわっか状に通して底を延長してみました。
実戦投入して見ないと分かりませんが、重たいTCA148を入れて試着する限りでは特に問題なさそうです。
ちなみにTCA148は旧型アンテナレプを装備しました。
PRC148はTNCという規格のアンテナが適合し、TCA148も同規格です。
このTNC規格の旧型アンテナのレプリカが1500円くらいで売っていたので買って着けてみましたが、ちゃんと機能しました。
本物と同じ文言かはわかりませんが実物と同じ位置に刻印も入っていますし、日本でも3000~4000円くらいでよく見かけるので、実物取り付け部を再現している旧型アンテナレプとしておススメだと思います。
がらんどうレプのアンテナよりコシがあっていい感じです。
あとは液晶画面のBB防弾対策も施しました。
1.5mmのポリカーボネート板を液晶部の窓枠の形に切り出しはめ込みました。
ほんの少しだけ圧入気味にしたことで、普通に使っていて外れることは無く、外したい時は針等で刺して引っ掛ければ簡単に外せます。
ポリカ板は安いので、傷付いたらまた作り直せばいいだけですね。
ハサミと紙やすりがあればすぐに出来ます。
これで絶対大丈夫かは試していないので不明ですが、何もないよりは格段に防弾性は上がっていると思います。
一応下記写真のように、無加工のグレネードポーチに強引にPRC-148をぶち込んでいる実例もありますが(もしかしたら本体は腰で、見えてるのは延長アンテナとヘッドセットだけかも?)、BALCS等の硬めの物を下に着こんでいないと安定しなさそうですし、普通に邪魔じゃないかなと思います(苦笑)
少なくともサバゲのような動きをする上ではかなり邪魔になりそうですね。
ついでにガーミンのGPS38やBHI風3dayパック等の小物も揃えてみました(3Dパックはまさかの1200円!)。
全て中国現地調達した物でそれなりの初期アフ装備ができそうです。
ちゃっかり付けヒゲも調達したので(笑)、今度暇な時に全部装着して装備記事書いてみようと思います。
お読みいただきありがとうございました。
https://lbzaku.militaryblog.jp/e1081693.html
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装備,初期アフガン
Tue, 02 Nov 2021 20:53:45 +0900