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 Posted by ミリタリーブログ  at 

ミリオタ的G-SHOCKニュース

お久しぶりです。
昨年は2度、サバゲに行こうと試みたのですが、1度目はちょうどコロナに感染してしまい断念、2度目も家族の体調不良で断念と、ミリタリー活動的には残念な年になってしまいました。
去年調達した唯一の得物も、この記事の前の記事で紹介していますが残念な代物でした。
電動排莢ブローバック式のベネリM2という発売前から超期待していたショットガンを手に入れたのですが、
購入後1発も撃てずに不良品で返品、メーカーはそもそも不完全品を世に出しており、構造的に改善不可で今も販売中止状態という、久々に中華トイガンの洗礼を浴びました。
ネットでも購入した方のレビューを色々見ましたが、世に出た個体でまともに動いている物はほぼ皆無なのではと思います。
金銭的には全額戻ってきたのでダメージは無かったですが、楽しみにしていただけに精神的なダメージは大きかったです。

では、本題に入ります。
久しぶりにG-SHOCKの話をします(記事自体久々ですが笑)。
本ブログでは何度となく登場しているDW-6900-1Vについて、今後の調達に結構影響するだろう動きがありましたので記事にしておきます。


DW-6900-1Vのミリタリーアイテムとしての立ち位置は下記過去記事か、ネットで調べればたくさん出てきますのでここでは割愛します。

過去記事:https://lbzaku.militaryblog.jp/e948148.html

NSNも取得している、名実共に「米軍御用達」のG-SHOCKですよね。


DW-6900は無数のモデルが存在していますが、NSNに登録されており、ミリフォトでも圧倒的に使用例が多いのがDW-6900-1Vになります。
1995年から発売されており、発売当初から現在まで、米軍兵士の腕に巻かれている息の長いモデルです。
数千円で買え、1本持っておけば幅広い年代の装備に合わせられる超優等生ですね。
海外向けしかないので、防水表記問題は気にせずOKです(最近は統一されていますが、かつては日本向けは「BAR」表記、海外向けは「M」表記で分かれていました)。
国内で普通に買えるのは全て逆輸入品でした。
1点、ニッチな注意点として、2011年頃にモジュールが刷新されたことです。
カレンダーの対応年数と裏蓋のモジュール番号刻印が変わっただけなので、余程拘らなければ特に気にしなくて大丈夫です。
過去記事で詳細書いていますので、気になった方はお読みいただければと思います。

ここまでが今までの記事で私がまとめた内容になりますが、この度、またモジュールが新しくなりました。
今回はバックライトがLED化され、視認性向上&電池寿命長期化されます。
DW-5600、6900の一部モデルでも既に実装されていますね。
この変更で、バックライトを点灯させると今までの緑っぽい光ではなく、白い光になります。
光の見た目が大きく変わりますが、まあバックライトを点灯している間だけなので違いとしては気になりませんね。
あとは2011年同様、裏蓋刻印が変わりますが、これもまあ腕に着ければ見えないので良いでしょう。
しかし、下記のように個人的には看過できない点があります。
今回のリニューアルで、このカラー(DW-6900-1)も日本で正規仕様として販売されることになりました。
製品名はDW-6900U-1JFになります。


公式サイト:https://www.casio.com/jp/watches/gshock/product.DW-6900U-1/

これ自体はいちG-SHOCKファンとしてはすごく嬉しい事なのですが、ミリオタ的には大問題で、日本仕様発売に引っ張られてか防水表記が全世界共通で「BAR」に変わってしまうようです。
旧仕様


新仕様


さらに左側のガラス印刷のライト機能を示す表記が「ELECTRO LUMMINESCENCE」から「LED BACKLIGHT」に変わっています。

旧仕様


新仕様


正面見の大きい文字の変更なのでこれは気になる方が多いのではないでしょうか。。
さらに悪い事に、今回のリニューアルで現行の「M」表記モデルは終息になるはずなので、今後新たに生産されることがなくなるという事です。
まあかなりの数作られたモデルなので、市場在庫が枯渇してプレミア化する事は数年間は起きないと思いますが、今後は基本はオークション等で個人の中古販売品でしか調達できなくなるでしょう。
新品で入手したい方は早めに確保しておく方が良いと思います。
わざわざ性能の低いモデルを逆輸入する業者も激減するはずですし、日に日に日本での新品入手は困難になると思います。

ただ、経年劣化の激しいウレタン部品(ベゼル、バンド)は何も仕様が変わっていなさそうなのが救いですね。
風防、センター、裏蓋で構成されたコア部分は、電池さえ適切に替えてしっかり気密が取れていれば何十年も持つモノなので、このコア部分さえ機能維持しておけば、バンドやベゼルが加水分解で破壊したら現行品を調達して入れ替えれば時計として維持できそうですね。

私は2000年代初頭の初期アフ米軍装備をやっていますが、最近は円安も重なり、物があっても数年前の倍近い値段が普通についていたりして、おいそれと手が出ないケースもしばしばです。
G-SHOCKも当時のモデルはどんどん劣化していき個体数が減っているはずなので、今回のDW-6900-1Vのような当時から姿を変えずまだ生産されている商品は殊の外ありがたい存在でした。
今までは現用米軍装備初心者の方には「時計はとりあえずDW-6900-1V買っときゃOK」でしたが、今後はちょっと話が変わってきますね。
買う前によく印刷表記を確認するという、最低限の知識が必要になってきます。
個人的には、今のうちに状態の良い元祖1289モジュール品を1つ探して確保するのがDW-6900-1V問題の最も良い解決方法だと思います。
まだオークションサイトを探せば結構1289品は安く出てくる印象です。
私は数年前に新品同様の韓国生産個体をたしか6000円くらいで調達できました。
世の中的には1289品はプレミアのプの字もなく、1289のありがたみはミリオタしか享受しない認識なので、競合コレクターも少なく入手難易度は今のところ低いです。
ブラックホークダウンの頃のDW-5000、5600あたりのモデルはG-SHOCKコレクター的にも垂涎のアイテムなので、ライバル多数でかなり入手大変そうですよね。

今回の仕様変更はマイナーチェンジの為大々的に宣伝はされず、ひっそり商品が入れ替わる感じだと思うので、ご存じない同志の方がいたら是非お知らせしてあげてください。

土日は育児、平日はガンプラ制作に費やし、まだしばらくはミリタリー熱はくすぶる状態が続くとは思いますが、
この趣味を所謂「引退」するつもりは欠片もありませんのでご安心(?)ください。
とりあえずあったかくなったらサバゲに行くことを第一目標に、「休日終日家族をほったらかして遊びに行く」という特大チケットを入手すべく、
日々こつこつ家族サービスに尽力してポイントを貯めていきたいと思います(笑)

最後までお読みいただきありがとうございました。  


2024年01月15日 Posted by 4039  at 20:42Comments(0)

カート式電動ブローバック ベネリM2 TTIカスタム風入手



ご無沙汰しております。
生活環境が変わり、すっかりミリタリー熱&ブログ更新が低迷してしまっている今日この頃ですが、
久々に食指が動いて長物をゲットしたので、記事にしておきます。
最近は家で一人の時間があるとひたすらガンプラを作っているので、中々ブログを書く暇がありません。

そんな日々でも、中華トイガンの新製品には常にアンテナを張っていました。
ここ数年、非常に勢いがあって次々にエポックメイキングな製品が生み出されている市場ですよね。
中華トイガンというと品質が劣悪なマルイの電動ガンのコピー品、という非常に悪いイメージが日本のトイガンファンには刷り込まれていると思います。
かく言う私も、色々と中華トイガン相手に痛い目を見てきました。
トイガン業界に関わらずだと思いますが、大陸のメーカーの品質管理や品質基準設定、生産体制等、モノづくりのレベルというか姿勢は、日本のメーカーが作って売っている製品の所謂「常識」で見ると、首を傾げてしまう事が多々あること自体は今も昔も変わっていないと思います。
ただ、製品の機能や仕様、デザイン等は先行品の単なるコピーではなく、あっと驚くような独自性のある製品が目に見えて増えているように感じます。
今回入手したベネリM2も完全オリジナルな製品で非常に興味深く、また同時に中国のモノづくりの大らかさを感じる事になりました。

ではそろそろ本題に入ります。
今年の頭頃から各種SNSで試作品の動画は上がっていましたが、つい最近発売となった電動ブローバックカート式ベネリM2を入手しました。




ありがたい事にAmazonで出品してくれているショップがあるので、Amazonで普通に買えます。
価格は3万円強で、先に発売した同じく電動ブローバックカート式ショットガンであるベレッタM1301とほぼ同等の価格になります。


ベレッタの方もかなり気になったのですが、ベレッタが発売される頃にこのベネリの発売が予告されていたので、ベレッタは見送った次第です。
メーカーはFJSというところで、全く馴染みがありませんね(笑)
ネットで調べると1万円程度でM4系列の電動水弾ガンを製造しているような会社のようです。


正直この程度の水弾ガンであれば、大陸の通販サイトを覗けば聞いたこともないメーカー品が溢れかえっています。
そんな有象無象の1メーカーと思いきや、今回超絶技巧メカを積んだベネリM2、しかもあのジョン・ウィックで登場したTTIカスタムを非常によさげな雰囲気の外観で発売してきました。
さらに当ブログでも幾度にも渡り紹介したカート式ショットガンAKA870のシェルが共用できるとあって、発売ホヤホヤで飛びつきました。

まず結論から言うと、私は作動不良品の所謂「ハズレ個体」に当たってしまい返品したので今は手元にありません(苦笑)
写真は撮ってあるので、各部詳細と不良内容、その後の顛末について書いていきたいと思います。

まずは外箱です。


この手のトイガンは段ボールに製品名だけ印刷されている箱が多いので、しっかり作り込んである方だと思います。
中も緩衝材も軟らかい発泡材をくり抜いてあってしっかりしています。
ストックは分離してありますが、2分もあれば簡単に組付け可能なレベルです。




付属品を見ていきます。
ここで既に不備が2、3あり不安になりました(笑)
付属部品は以下になります。
・バッテリー
・充電器
・水弾ローダー
・シェル10発
・エマージェンシーロードシェルホルダー
・チャージングハンドル
・ネジ2本

商品説明では水弾が付属すると書いてあり、袋が入りそうなスペースも存在しますが私の個体は入ってなかったです。
ネットで他の購入者の写真を見ると入っているようです。
ただ、他の方は逆にローダーが入っていなかったり、本体に「空撃ち厳禁」と書いた帯が巻いてあったりなかったり、
ピンが1本抜けていたり、使わないねじが入っていたりするようです。
私もチャージングハンドル固定用と思われるねじが明らかに長過ぎ、全部締めこんでもチャージングハンドルがガタガタでした。

私の個体&いくつかのネットのレビュー情報から、ろくに梱包出荷チェックが出来ていない事が分かります。
本体からも垣間見えますが、おそらく発売納期に向けて大慌てで生産した為、各種検査や組付け、梱包等がおろそかな物が現状流通しているのだと思われます。
きっと生産現場も、組み立て作業の標準化や各種治具の整備、作業員の教育が不十分な為、不良品が多発しているのだと思います。
後述しますが私の個体は1発撃てば分かるレベルの不良でしたので、全く作動チェックせずに出荷したのか、数合わせの為に作動不良品と分かった上で出荷したのか、そんなところだと思います。
この辺り、日本のまともなメーカーでは考えられない事だと思いますが、向こうではそれなりの規模のメーカーでもかなりずさんだったりします(仕事上、色々な中国メーカーの現場を見てきた上での感想です)。

そろそろ肝心の製品を見ていきましょう。
本体、銃身は樹脂ですが、変なヒケや成形不良は無く、シャープで硬質でしっかりしており、安っぽさは皆無です。










メカボックスは削り出しと思われ、その他作動に関して重要な部品は金属で造られているようです。
部品同士の嵌合もがっちり、印刷等も綺麗に入っていて、価格相応の外観品質、仕様だと思います。
一点気になったのは、ボルトに付いているエキストラクターです。
シェルを排出する重要な部品であり、実銃同様の構造を模してあり好感が持てますが、明らかにワイヤカットで造ったように見えます。
加工面を見れば推測できます。


ワイヤカットは、金属等の板やブロック材を、高電圧を印加した細いワイヤーで断ち切る加工です。
金型が要らず段取りも早いので、よく部品を試作する際に用いられる加工です。
反面、鍛造やダイキャストに比べて1個あたりの加工時間が長く、材料を捨てる部分が多いので量産には向いていません。
この形状であれば鍛造とボール盤で造るのが最適なように思われますので、何か事情があったのかなと勘ぐってしまいます。

シェルはAKAの870シリーズの物と共用可能で、金属製リムに樹脂の筒状の胴体、上下に水弾保持用のパッキンが装着されています。


ネット情報によると水弾は7mm径を使うようです。
初速は水弾1発(0.2g程度)で50m/s程度のようなので、ちょっと優し過ぎますが法定オーバーよりはよっぽどいいですね。
メカ部のバランスが非常にデリケートなようなので安易にパワーアップは難しそうですが、気密周りを強化すれば初速上がるかもしれないですね。
BB弾化もそこまで苦労せず実現できるかもしれません。

バッテリーはLIPOで、表記は11.1V 2000mA 30Cです。
コネクタはタミヤコネクタで、丁寧に変換コードも付属していました。






付属のUSB充電式はちょっと怖いので封印です。
コネクタは汎用規格の物で国内で電動ガンやラジコン用で流通しているものが使えます。
試しにリフレッシャーで電圧を見てみましたが、全セル3.9Vちょっとでちゃんとしてそうでした。
他のレビューを見ても、それなりにまともなバッテリーっぽいです。
11.1Vの物であれば動くのをyoutubeでレビューをあげられている方が確認されておりましたので、心配であれば品質が確実なメーカー品を調達した方が良いと思います。
幸いバッテリースペースは広いでのバッテリーサイズは融通が効きます。
ただ、通常の電動ガンよりも安定作動できる出力設定がシビアなので、VとC値は11.1、30がよさそうです。

ここまでは予想以上の完成度で期待が膨らみました。
いよいよバッテリーを繋いでみます。
基盤で電子制御のメカボックスのようで、バッテリーを繋ぐと内部から青いLEDランプの点滅とブザー音が鳴り、起動を知らせます。
いよいよシェルをマガジンチューブに押し込み、ボルトを勢いよく引いて離すと、引っかかることなく初弾が装填されました。
ドキドキしながらトリガーを引くと、ピストンが解放されエアガン特有のポンッという発射音と同時にボルトが勢いよく後退し、ちょっとしたリコイルを手に伝えてきます。
この瞬間まではめちゃくちゃ感動していたのですが、ボルトが後退し切った刹那、「ガリガリ」という異音と共にノロノロとボルトが前進していきます。
当然シェルも上手くチャンバーに入る訳がなく、ポート内でジャムって終了です。
動画を撮ってyoutubeに上げたので、リンクからご覧になっていただくのが一目瞭然かと思います。


結果としては何度やってもこの現象が発生し、1回もまともに撃てませんでした。
泣き寝入りするにはちょっと眠れない値段の代物ですので、面倒くさいですがメーカーに問い合わせ発動です。
購入検討されている方もいると思いますし、この後しっかり褒めるのでショップ名を出してしまおうと思います。
Amazonで出品されているvoiskyさんという名前のショップです。
現在、この手の中華トイガンショップで国内で知名度が高いのは臥龍商店さんとVoickyさんだと認識しています。
いずれのショップも中華系の方が経営されていると思われます。

amazonのサイトのメッセージ機能で日本語で症状を伝え、自力で解消できる方法がないか?できない場合は返送修理が可能か?問い合わせました。
すると1時間もしない内に怪しい機械翻訳チックな日本語ですが、症状が分かる写真を要望されました。
なので動画を送ろうと思ったのですが、Amazonのメッセージでは動画ファイルは送れず、ならばとクラウドに上げリンクを貼ったのですが、
リンクはamazonにより自動的に削除されてしまう仕様でした。
仕方ないので動画の要所を何枚かキャプチャした写真を送り、次のような中国語で説明を加えました(日本語→機械翻訳より私の拙い中国語の方がマシだと思ったので)。
「枪栓前进太慢了和发出奇怪的声音」
意味は「ボルトの前進が超遅くて、異音が出てます。多分歯車のかみ合いの問題だと思っています」
中国で過ごした3年間がまさか日本のAmazonの買い物で役に立つとは思いませんでした(笑)
これからも中国語力は忘れないレベルでいいので維持したいところです。

すると、また怪しい日本語で「フィードバックをありがとう。今メーカーに症状を伝えて対応を検討しているので24時間待ってください」という旨のメッセージが来ました。
結局次の日に「商品代と送料全額返金するので、返送してください」という連絡が来て、返送して全額戻していただきました。
日本語自体は怪しさ満点ですが、全編通して言いたい事はお互い正確に伝わり、誠意を感じる対応をしていただき終始安心して手続きを終える事ができました。
ハズレ個体を引いてもしっかり返品対応してくれるので、気になる方は一か八かで思い切って買ってみるのも手だと思います(笑)

各種SNSを見てみると、僅かですが購入レビューをあげておられる方が散見されます。
いずれも大なり小なり不具合を抱えており、今回の私の個体と同じ症状の方見受けられました。
もともと出荷直前に不良が見つかり発売が遅延した情報もあるので、おそらくまだ生産体制と設定の微調整が不完全なのだと思います。
製品としてはクオリティが高いと思いますので、本来の設計通りの性能が引き出せれば超楽しい鉄砲だと思います。
ちょっと待って、メーカーが生産に小慣れてきて、ユーザーのレビューや対策情報が増えた頃に買うが吉だと思います。

注意点としては、国内メーカー品と違い、作動安定性、交換消耗部品調達性、アフターサービスは未知数なので、そのリスクを容認できれば買って損はないと思います。
マルイ電動ガンの模倣品であれば世の中的にノウハウが蓄積されているので何とでもなる場合が多いですが、このような新機軸モノはよりリスクが高いですよね。
その分とてつもない魅力も放っていますが。
痛い目を見てもなお、絶対買いなおそうと思っていられる程素晴らしいおもちゃなのは間違いないです。
流行って沢山日本で流通してくれるのを祈るばかりです。
この記事がその一助になれば幸いです。  


2023年08月28日 Posted by 4039  at 23:05Comments(2)鉄砲中国現地トイガン

初期アフ小物コレクションまとめ①



すっかり更新がご無沙汰になってしまいました。
子供が大きくなってきたので、土日に家をほったらかしてサバゲに行きづらくなり、現状ミリタリー熱が下がっている時期なのと、余暇をほぼガンダムに捧げている(バトオペとガンプラ制作)為、ブログ更新が滞っていました。
さらに引っ越しもありバタバタしていましたが漸くひと段落ついたので、この機会に所有しているお気に入りアイテムの棚卸しを兼ねて記事にして記録しておこうと思います。
大物は存在感があるので常にどこに何があるか認識できていますが、小物はサバゲ前夜の準備中等の土壇場で「あれどこいった??」となりがちですよね。
そうならない為に小物の存在確認をしていこうと思います。
各アイテム、初期アフファンであればそれなりに役に立ちそうな情報を書いておきますので、よければ参考にしてください。
(あくまで私個人が認識している情報、知識ですので、その正確性や裏付けの確かさはまちまちですので悪しからずです)

まずは小物の王様?である腕時計をまとめていきます。
ミリタリーアイテムのみならず、実用品、ファッションアイテム、コレクターアイテム等の様々な側面を持つ腕時計はモノとして魅力的ですよね。
私はプラスチッキーで針のない安い時計が大好きなので、色々集めています。
その中でも初期アフ時期の装備でOKなものをコツコツ収集しています。

まずは代表格であるG-SHOCKの中の、米軍装備の代表格であるDW-6900V1です。


G-SHOCKとして有名なカタチですし、このモデルはミリタリー関係のショップ等でよく紹介されていますのでご存じの方も多いと思います。
1995年に発売され今でも生産が続いていますので、新品で入手できる貴重な90年代装備です。
注意点としては下記があります。
まずは海外モデルのみの展開なので国内正規品が存在しない事です。
日本の通販等で買えるものは全て並行輸入品なので定価が存在せず、お店によって価格がだいぶ違います。
また、保証体制も国内正規品とは異なるので注意が必要ですね。
まあ数千円で買えるものですしそうそう壊れるものではないので、そこまで気にする必要はないと思います。

次に、現行モデルは当時モデルとモジュールが異なる事です。
これは個人的には結構大事にしたい要素です。
G-SHOCK(カシオの腕時計全般ですが)には裏蓋にモジュール(中身の機械)の番号が4桁で表示されています。
DW-6900V1は発売当初はNo.1289でした。


その後、2010年か2011年頃に3230に変更されています。
仕様上の変更点はカレンダーが2039→2099年までに対応した事のみです。
もしかしたらLCDや中身の部品の調達先等は変わっているかもしれませんが、
商品としての仕様変更点はあくまで上記のものです。
ちなみに私はこの時計を通算3つ買っています(笑)
最初は何も知らなかったので現行品の中国生産3230モジュール品を調達しました。
その後、1289モジュールの存在を知り、韓国生産の1289品を調達しました。
またしばらくしてオークションサイトを徘徊していると、中国製の1289品を格安で見つけたので思わずポチってしまいました。
比べると1289と3230モジュール品はバックライトの輝度が見るからに異なります。


個体差なのか仕様が変わっているのかは不明です。
つらつらと書きましたが、1289と3230で見た目で変わるのは裏蓋の4桁の数字のみです。
しかも装着したら全く見えない部分ですので、拘らないのであれば現行品で全く問題ないと思います。
ですが同好の士が集まった際に、上記の知識と現物があるとひと盛り上がりするとは思います。
特にプレミア価格が付いている認識もないので(余程のG-SHOCKフリークくらいしか気にしないと思います)、未調達の方はどうせ調達するなら古い方がお得だと思いますので、是非検討してみてください。
そもそも売る側もモジュールが2種類ある事を把握していない場合が多く、モジュール番号部分の写真が無かったりするので聞くのが面倒だったりします(笑)

90年代登場で新品が手に入るG-SHOCKとして、1996年発売のDW-5600E-1もあります。


現在も生産が続いており、1万円でお釣りがくる値段でどこでも売っています。
調達にあたり一点、米軍装備をする上での注意点があります。
このモデルに限らず、G-SHOCK全般に言える事ですが、国内仕様と海外仕様は防水表記が異なります。
北米仕様はISO規格(多分)に則った「M」表記です。


米軍装備で使うのであれば当然M表記仕様が適していますね。
しかも並行輸入品の方が安い場合が多いです。
保証体制が悪い事が唯一の欠点と言えますが、まあ6900同様安いしそうそう壊れるものではないですからね。

DW-6900V1もEW-5600E-1も調達のハードルはかなり低く、しかも考証的に使い回しが効き、実用品としても使い出があって素晴らしいアイテムですが、その裏返しとしてコレクション性は低く、サバゲ会場や装備イベントでは被りまくる上に、装備に取り入れても知っている人が見たら「無難だね」としか思われない、可もなく不可もないアイテムだと思います。
オーパーツのG-SHOCKを着けるよりは1000倍マシですが、決してドヤ顔出来るアイテムではない事は認識いただければと思います。
まあオーパーツ回避だけなら、チープカシオのF91Wの方が安いし良いかもしれません。


F91Wなら2000円でお釣りが来ますので、1本持っておいて損は無いと思います。
ちなみに私はサウナ用の時計として使っており、もう数十回はサウナに入っていますが何一つ不具合起きていません。
サウナの中で「ピッピッ」と操作音が鳴るのは嫌なので、一度裏蓋開けてピエゾ素子との導通をカットしています。
裏蓋開けてセロテープ1枚貼るだけなので、サウナに限らず操作音をミュートしたい方にはおすすめの加工です。

ようやく1つ目のアイテム終了です。
全然終わる気しなくなってきましたが、とりあえず気が向くまま進めていこうと思います。
続けて初期アフなG-SHOCKを紹介しておきます。
DW-8700-1Vという機種です。


1996年発売のモデルです。
これに関しては年代はもちろん、2001年の5th SFG、つまりホース・ソルジャーと呼ばれる隊員の使用例を以前認知しました。



この写真を分析→現物入手するまでの流れは本当に楽しかったです。
注意点としては、このモデルは販売向け地によって20BARと200M表記品の両方がありますので、米軍装備として入手するのであれば200M表記品が無難だと思います。
調達にあたり、各種オークションサイト等で中古品は結構な数流れていますが、状態が良いのは少ない印象です。
特にウレタンの外装部品が崩壊している個体が多く見受けられます。
幸いバンドは生産が続いているモデルと共用のはずなので、デザインが同じ代替品新品入手可能ですが、ベゼルは割れるとどうしようもないです。
しかも悪いことに結構な薄肉部があり、G-SHOCKとしては耐久性は高くない部類だと思われます。
私が所有する個体は実用に耐えるレベルの物ですが、経年劣化が怖いので乾燥剤と一緒にチャック袋に入れて保管しています。
これに限らず、加水分解する貴重な樹脂アイテムは基本全て乾燥剤と一緒に暗所密閉保管しています。

次です。
カシオの初期アフ腕時計繋がりでPATHFINDERのPAG-40を紹介しておきます。


このモデルについては紆余曲折ありました。
最初にこのモデルを認識したのは伝説の初期アフドキュメンタリー番組である「Profiles From The Front Line」の映像です。
もし初期アフに興味がおありでこの番組が未見であれば、何はともあれまずはこの番組を何度も何度も見返す事をお勧めします。
初期アフ装備のヒントの宝の山です。
youtube等で簡単に見られるのも美点ですね。
私も過去10記事に渡り本番組の分析を行い、その後も事あるごとに見返しては新発見を重ねています。
過去記事「初期アフガンお宝映像集発見!

界隈で単に「初期アフ装備」と言われる場合、一般的に2001年内にアフガンで活躍した米軍特殊部隊、
2002~2003年に派遣された部隊、イラク開戦後のアフガン駐留部隊の3パターンのいずれかを指す場合が多い認識です。
この番組を見れば上記の三者の真ん中、2002~2003年の装備の含蓄が超深まる事請け合いです。
また、解像度の低いガッサガサなミリフォトからアイテム等を識別する能力もかなり養えます(笑)

話が脱線しましたが、この番組中に下記のシーンが出てきます。




この場面から、当時の私はPRO TREKのPRG-40だと判断しました。


発売年と全体の形状、6Hのボタン、液晶パターンが判別の決め手でした。
入手は簡単にできました。


当然既に廃盤ですが、結構な数作られていたようで今でも安価で入手可能です。
ですが、このモデルには大いなる落とし穴がありました。

PRO TREKは北米では展開しておらず、あちらではPATHFINDERというブランドが展開しています。
理由は一般的に使用される気圧、高度、温度の単位が異なる為です。
この為、液晶の表示やモジュールのプログラムの仕様が異なり、そっくりですが違う商品になります。
ガワで大きく違うのはブランドの刻印類です。




あとはG-SHOCK同様、防水表記もBARとMで違います。
PATHFINDERの存在を認識したのは上記PRG-40入手から何年かした後、2000年代初頭のアウトドア雑誌をむさぼり読んでいる時でした。


上記のようなPATHFINDERの広告を見つけ、もしやと思って調べていくとPRG-40もPAG-40という兄弟機種が存在する事を知りました。
アメリカ軍の装備であれば当然PAG-40を装着している方が自然ですよね。
大慌てでネットで探したところ、幸運にもe湾で状態の良い個体を発見し事なきを得ました。

上記有名番組での使用例があり、PATHFINDERのウンチクを含め2000年代装備としてはなかなか良いチョイスの時計だと私は思います。
普通に機能腕時計としても使えますし、バンドは現行生産モデルと共通なのでちぎれても安心な点も評価できます。

今回書いた内容に関しては下記リンクから各アイテム詳細記事をご覧になれますので、もしご興味を持たれましたら下記記事リンクを覗いてみてください。
https://lbzaku.militaryblog.jp/c56137.html

腕に巻くアイテムですらまだ残っておりますので、ひとまずここで切ろうと思います。
次もSUUNTO製品他、リストデバイスの残りをまとめようと思います。
次はすぐ更新するか、また何か月も空くかは私のモチベが上がるかどうか次第ですが(苦笑)
お読みいただきありがとうございました。  


2023年06月26日 Posted by 4039  at 19:37Comments(0)初期アフガンウォッチ