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 Posted by ミリタリーブログ  at 

初期アフミリフォト考察⑨ ELCS×UM21ポーチ使用例?



無事、今週頭から中国生活をスタートさせています。
昨日は清明節と言う祝日でした。
一週間目に3連休はありがたいところです。
まだまだ慣れない生活ですが、気張っていこうと思います。

住んでいる場所から歩いてすぐの所に大型ショッピングモールがありました。
中にはユニクロやイオン等、日本で馴染み深い店舗も入っており親近感が持てます。



着いてから毎日中華料理ばかりでしたので、無性に洋食的なものが食べたくなりました。
ちょうど施設内にマックがあったので行ってみました。


中国語では「麦当劳」と書き「マイダンラオ」と読みます。
中国語は外来語に意味を充てる場合(例:パソコン=电脑(日本語だと電脳))と、発音を合わせる字を充てる場合(例:コカコーラ=可口可乐)があるようです。
麦当劳はちょっとだけ複雑な由来があるようですが、後者に分類されるようです。

行ってみて感心したのは、一言も発せず、お金にも触らずに買えてしまうところです。
店に入ると大きいタッチパネル液晶があり、そこで注文ができます。
英語も選べます。



注文を確定させ、Wechatpay等で電子決済をします。
完了するとレシートが出てきて、カウンターに進みレシートに印字されている4桁の番号が表示されたら受け取れば終了です。
定員が番号を呼ぶので、0から9までの発音さえ覚えておけばスムーズに受け取れます。


以前中国出張でマックに行った時は、「持ち帰り」を意味する「打包(ダーパオ)」だけ覚えてあとはメニューを指差し何とか買いましたが、かなり楽ちんに進化していました。
ただ残念なのは、この方法は電子決済のみしか対応していないところです。
電子決済をする為のアプリ(WechatpayやAlipay)のウォレット機能を使うためには、中国の銀行カードが必要です。
中国の銀行カードを作るには普通の旅行ビザ等では不可能なようなので、旅行者はこの便利なサービスを使えません。
流暢に喋れない外国人こそ恩恵を受けるシステムなのに、その外国人が使えないという大いなるジレンマがあります。
ただ、このあたりのインフラは一か月単位で進化しているような感じなので、すぐに問題解消されるかもしれませんね。

中国から初の投稿ということでかなり中国ネタで脱線しましたが(苦笑)、そろそろ本題に入ります。
今回はトップ画像にした写真から、ちょっとしたヒントを見つけたので書き留めておきます。


右下の日付を信じるならば2001年12月30日ですね。
トラボラの戦いの後、同地域の哨戒任務の休憩中か何かでしょうか。
3CのELCSが真ん中に置いてあり、バックパックも3CのUM21を使用しているようです。
2001年で3Cなのでグリーンベレーであれば5thでしょう。
もしくはシールズっぽい感じもします。

いずれにせよ、今回注目したのは真ん中に置いてあるELCSです。


背中部を上にして置いてありますね。
胸部パネル付きのようです。
腰ベルト部にあるポーチに注目しました。


黒いテープが特徴的です。
UM21の拡張用のサイドポケットでしょう。


ELCSとUM21は一緒に運用されている写真が多いので、ELCSにこのポーチを着けていると想像はしていましたが、初めて確認できました。
よく見えないので確証はありませんが、MOLLEで接続していると思われます。

2月に開催されたGEAR FREAKS GAMEで私はELCS+UM21装備をしました。





この時は今回の写真に気づいていなかったので完全に妄想での装備でしたが、今回の発見で少しだけ説得力が出てきたかな?と思います。
写真に写っている何気ないアイテムも装備構成のヒントになる良い教訓になりました。
しばらくサバゲができない分、こうしてちまちまと知識を集めようと思います。

お読みいただきありがとうございました。  


2019年04月06日 Posted by 4039  at 23:28Comments(2)初期アフガンSPEAR ELCS初期アフミリフォト考察

初期アフミリフォト考察④ ODA365スナイパーごちゃごちゃ装備



先日とある装備仲間の青年から「初期アフ相談」があり、トップ画のミリフォトの装備を分析しました。
せっかくなので考察を記録しておこうと思います。
前回に引き続き「初期アフミリフォト考察シリーズ」に数えようと思います。

相談の内容は「右から二番目の人の装備がごちゃごちゃ過ぎて何だかわかりません」というものでした。


その時は携帯の画面で見たのでザザッとしか答えられませんでしたので、改めて解像度の高い画像をPCでじっくり観察した結果を書いていこうと思います。

あるサイトによれば、ODA365の2003年の写真らしいです。
ドキュメンタリー番組「Profiles From The Front Line」ではODA361が登場しましたが、下1桁しか違いませんので中隊まで一緒ということですね(3rd SFG 第2大隊チャーリー中隊)。


番組中でODA361はアフガニスタン南東部のOrgun州に派遣されていたようですので、この写真のODA365も同地域にいた可能性が高いですね。

4人中2人がボルトアクション式のスナイパーライフル(M24?)を所持しているところから、スナイパーチームだとは思います。
皆さん大きめの荷物を背負っているようですので、数日間の任務なのでしょうかね?
スナイパーチームの任務は勉強不足で何も知りませんが、重要な施設周辺や幹線道路の監視や、敵の侵攻ルートに待ち伏せて狙撃とかするのかな?と想像しています。
送り迎えはヘリなんですかね?
スナイパーというと「山猫は眠らない」のように、「敵地奥深くに単独潜入して、重要人物を暗殺する仕事人」みたいなイメージがゲームや映画で植え込まれていますが、実際はどんな任務が多かったんでしょうか。
スナイパーは男子なら思春期に必ず一度は憧れる職業だと思いますが(笑)、本当の具体的な仕事内容ってどんななんでしょうね。

そんな感じでスナイパーに思いを馳せつつ、右から2番目の隊員を観察していきました。
ユニフォームはDCU上下、靴はおそらく官給デザートブーツで、ジャケットはポケットを腕に移動しているカスタムが施してありますね。
右胸にネームテープが見切れており、「・・・LES」のように見えます。


おそらく苗字だと思いますが、最後が「LES」のアメリカ人の名前がひとつも思いつきません(苦笑)

ヘッドギアはベースボールキャップですね。
まあここまでは楽勝ですね。

次にメインの羽織り物を分析しました。
ポーチがいくつか見えます。


フラップの形状から、3CのELCSのものだと判断しました。
下腹部に2つ付けているポーチはELCSの花形ポーチ「POUCH,M-4 AMMO(3MAG,30RD)W/FRAG&MULTI-PURPOSE GRENADE」ですね。



このポーチはRIGHTとLEFTがあります。
下写真で言うと上がRIGHT、下がLEFTです。


今回の隊員は右側にLETF、左側にRIGHTを付けていますね。
膨らみ方からして右側のMULTI-PURPOSE GRENADEポーチはグレネードでは無い物が入っていそうです。
ポーチの上にニョキッと黒い柄のような物が見えており、多分ポーチから飛び出ているのだと思います。


一体何なんでしょう?いつか答えを見かけた時に閃けるよう、心に留めておきたいと思います。

左側も結構潰れているっぽので、中身は定番のM18では無さそうですね。


胸部はM4ポーチを左右に2個ずつ付けていると思われます。



ELCSはそっくりな形で1MAG用と2MAG用がありますが、この写真からでは判別は出来ないと思います。
まあ1MAGは使い道の無い産廃だと思うので、全部2MAGだと推測します。

ポーチの位置、傾きと真ん中を繋いでいるバックルの位置、色からベストもELCSだと思われます。
ポーチの上に僅かにMOLLEパネルの輪郭が見える部分もELCSと符号しています。



次に、左胸に見える黒い線に注目しました。


最初アンテナだと思ったのですが、クネクネ具合からおそらく背中から延びてきているハイドレーションチューブだと思われます。
ちょうど左胸の右側のM4ポーチの手前に飲み口らしきものが見えますね。


この飲み口の周辺が非常にごちゃっとしているのですが、飲み口のすぐ左にも黒い物体が見えます。


これは、「M4ポーチのフラップにRACALアーバンのPTTを挟み、ヘッドセットはM4ポーチにねじ込んでいるけどちょっとはみ出てる」状態なのではないかと思いました。
RACALアーバンは下写真の物です。


ポーチもヘッドセットも持っているので、実際にねじ込めるか実験してみました。


そこまで無理なく入りました。


なので、写真の隊員もM4ポーチにヘッドセットを仕舞いこんでいたと考えても不思議ではありませんね。

さらに無線機の本体ですが、彼と彼の左隣の隊員の間に見える物体に注目しました。


PRC-148のブレードアンテナが垂れ下がっているのでしょう。


そして根元はこの隊員に向かって延びていますので、おそらくELCSのベルトの背面にTHALESのポーチあたりを付けて携帯しているのではないかと推測します。


そう考えると、腰背面から左の脇腹を通って左胸のPTTまでコードが延びている事になり、まあ自然な配線取り回しかなと思います。

バックパックの黒いストラップのせいで一見とても複雑に見えますが、実は鉄板のELCS装備だったということですね。


次にバックパックを観察しました。
腰は太いナイロンテープ(おそらく2インチくらい?)+真ん中にファステックスが見えます。
長さ調整部はファステックスからダランと垂れ下がっています。
胸は腰の半分くらいの細さですね。
これも左胸あたりにファステックスが付いています。

次に肩部に注目しました。


黒いナイロンテープの下に、タンカラーっぽいパッドが縫い付けられているようです。
これらのヒントから、3CのUM21のパトロールパックだと推測しました。



上記の特徴が一致することと、年代考証的に合致する装備である事が推測の根拠です。

考察してみた結果、この隊員はSPEAR盛り盛りの鉄板初期アフODA装備だったという事になりますね。
ちなみに3rd SFGは3CのSPEARを装備している所しか見た事がないので、カラー考察的にも矛盾はありません。

是非真似したいのですが、3CのELCSとUM21はどちらも現状初期アフグリーンベレー装備で手に入りづらさトップクラスだと思います。
めったに見かけませんし、出てきても超高額です(ウッドランド相場の軽く4,5倍はします)。

とはいえ初期アフODA装備を志す身としては、3C SPEARは避けては通れない道だと思いますので、いずれ挑みたいと思います。

いつもさらっと見過ごしていたミリフォトだったので、今回のようにじっくり観察するきっかけを与えてくれたので、相談してもらって逆に感謝しています。
これからも暇を見つけてこのような細かい所をフォーカスして観察、記録していこうと思います。

お読みいただきありがとうございました。  


2018年12月22日 Posted by 4039  at 01:01Comments(2)初期アフガンSPEAR ELCS初期アフミリフォト考察

激シブ!カスタムBALCS



今回は初期アフネタになります。
最近はPMCと初期アフを行ったり来たりです。
どっちも野暮ったい装備に変わりありませんが(笑)

今回、超絶シブいカスタムBALCSを幸運にも手に入れられましたので、記事にしておきます。


縦BALCSに「ELCSの背中パネル」を背中から肩に引っ掛けて前に垂らしています。


こうすることで、前面を横MOLLEとして運用が可能になっています。

なるほどこの手があったか!と思うと同時に、大胆不敵なカスタムに惚れ惚れしますが、驚くべきことに実際に使用していた?特殊部隊員からの放出品とのことです。
どの部隊から放出されたのか?詳細は不明でしたが、もしグリーンベレーであれば3rdか5thからの放出でしょうか。

ちなみに7thも2002年にアフガニスタンに派遣されていたようで、7thの第2大隊C中隊のODAとされる写真を1枚発見しました。


この写真が本当に7thなのかは不明ですが、信じればSPEARはウッドランドが支給されていたのかもしれませんね。
7thの担当地域が中南米というところも、植生を考えるとウッドランドは符号しているような気がします。

それにしても「現地の有り物でやりくりしている感」が醸し出され過ぎていて、見ているだけで笑みが止まりません(笑)
縦PALSを解いて横に縫い直していたというのはよく聞きますし、実際に下写真のように実例とおぼしきものも出てきます。


ebayで見かけましたが全面ベルクロに張り替えているという面白いカスタム事例もありました。


今回のカスタム例は初めて見ましたが、上述のようなPALSを縫い直すカスタムよりもかなり手間は省けると思います。
ELCS前掛けをめくると、縦PALSはそのまま残っています。


主な作業としては、ELCSの背中パネルをBALCSの背中から肩部にストラップを通し、前面の数カ所を縫い付けたのみです。
縫い付けた箇所はほぼほつれており、上部2カ所が止まっているだけです。


残った糸を見る限り、かなり雑な仕事です。
残っているこの2箇所を解けば、普通のSF BALCSに戻せます。
ネットオークションに出品されていましたが、一見してクセのあるカスタムだったので全く競らず、今のBALCS相場にしてはかなり安く手に入れられましたが、普通のBALCS+カスタム+ELCSポーチ×3のオマケ付きと考えると死ぬほどラッキーなお買い物でした。感謝が止まりません。

肩部の内側にはクッションが貼り付けられています。



ELCSのクッション材を切り分けて、ベルクロを縫い着けてBALCSに固定しています。
ここは何故かやたら芸が細かいですが、余程肩こりに悩まされていたのでしょうか。
それともここから取り組んで力尽き、前部の縫い付けは適当仕事になってしまったのでしょうか(笑)

全体的に手抜き感MAXで全く洗練されてない感じといい雑な縫製といい、きっと仕立て屋等には出さずに隊員自らDIYしたのかなと思いました。
「お、これをこう組み合わせれば横MOLLEとして使えるじゃん!」的な思いつきで、非番の日にチクチク縫って作ったと想像すると、愛おしさすら感じてきます。
思わず1歳の愛娘と同じように抱擁してしまいました(笑)

要所要所ダクトテープで固定していますが、これも放出当時のままだそうで、やっつけ感が素晴らしいですね。


さすがに半分化石になってしまっているので、朽ち果てたら貼りなおそうと思います。

背中の紐の左右非対称な処理の適当さも嬉し涙が出てきます。


「着れればいいだろがい」と言わんばかりの仕事ぶりです。
これぞ初期アフ!(イラクかもしれませんが 笑)

サイドのバックルはメスが外されオミットされています。


単に割れちゃっただけなのか分かりませんが、外しているということは無くても問題無かったのでしょうね。
確かにコマ数からして大した重量を搭載できなさそうですし、サイドのベルクロだけで十分支えられたのでしょう。
逆にOTVはベルクロ固定のみですが、いっぱいポーチを着けて満載しちゃうと、前かがみになった時に自動で開いてしまったようです。
細かいところですが、こういう部分にも地味に現場の説得力を感じます。

余談ですがに多くのプレキャリにはお腹に巻くエラスティックバンドがありますが、オーバースペックなのか放出品は切られている場合が多いです。
サバゲで月1回着る程度では何ら切る必要を感じませんが、戦場で毎日頻繁に着たり脱いだりする生活をしていると次第にうざったくなるのでしょうか(笑)

バックルが無い為に年代特定ができないと思いきや、内側のチ〇コアーマー取付用のバックルの製造年は確認できました。


2000年製造のようです。ステキ20世紀。

私も過去、56式チェストの肩紐を解いてBALCSの背中PALSに引っ掛けるカスタムをして運用していました。



元ネタは無く完全に想像のカスタムでしたが、このBALCSも構造としては同じ発想で感動しました。
今回のようなカスタムBALCSが実際にあったと思うと、私の56式チェストカスタムもやっていた人がいても全く不思議では無いように思えてきます。

サイズはラージレギュラーです。
私の体格は170cmちょいの中肉中背ですが、ダミーソフトアーマーとダミープレートを仕込むと、Tシャツ1枚の上から着用して長さ、胴回り共にぴったりです。

いつの間にか実物Mサイズ、実物Lサイズ、トイソルレプリカ、メーカー不明レプリカと、BALCSが増殖していましたので後日比較をしたいと思っています(今は手放しましたが、過去もう1着持ってました)。


ちなみに今ホットなトイソルBALCS(写真右上)ですが、実物に比べてかなりタイトな作りな感じがします。
私は頭囲はどちらかというと日本人としては平均ちょい小さめだと思っていますが、トイソルBALCSは頭を通す時に耳が超擦れて痛いです。
胴回りもソフトアーマー&プレートを仕込むと、逆に前後パネルのベルクロが届かないんじゃないかと不安になるくらいです。
外見や着心地も上手く言葉で表現できませんが、実物を着た時のようなユルい野暮ったさはあまり無く、ピチッとしていて最新のプレキャリを着た感じに近い印象です(単に新品でヘタってないからだけかもしれませんが)。
総じて「モダナイズされたBALCS」といった感じで、個人的には少し違和感を覚えました。
詳細はまた後日レビューしようと思います。


本カスタムBALCSに戻ります。
実際に着てみてマガジンチェンジ動作をしてみましたが、正直かなり使いづらいです(苦笑)
MOLLE部がエプロンのように肩から掛けてあるだけなので、ポーチからマガジンを出そうとすると引っ張られて前掛け全体が浮いてしまいます。

前掛けをちゃんとBALCSに縫い直せば改善しそうですが、まずはこのままでこの不便さ含め楽しもうと思います。

ラベルを見てみると、一部が四角く切り取られています。


手持ちのもうひとつの実物ラベルと見比べてみます。


コントラクトナンバーが入っている部分ですね。
この切り取った部分や、前オーナーが特殊部隊員から直接買い取ったという話も含めると色々と妄想が拡がります。
そもそもELCSの背中部をBALCSに縫い付けてしまったらELCSが使えなくなると思うのですが、どうしていたのでしょうか?
「ELCSなんてクソ装備は着ないから大丈夫」だったのか?
「破れちゃった体で背中部分だけ支給してもらった」のか?
「同じ隊の仲間から買い取ったor物々交換等で手に入れた」のか?

そして、前々から思っている疑問のひとつに「TLBVやLC-2や56式等、なんで古めかしい装備をわざわざ着けていたのか?」というのがあります。




今まで「ELCSよりこっちの方が使いやすいから」「支給が間に合っていなかった」あたりがまあ考えられる理由かなと思っていましたが、今回私の中で新たな設定が生まれました。

「背中部分等の部分品をカスタムに使っちゃって、もしくは同僚にあげちゃったので、以前支給された旧式の装備を着ていた」という妄想です。
さらに飛躍させ「最新装備(ELCS)は横流しするといい金になるから、この前帰国したタイミングで売っちゃって無いから旧式着てた」という、ブラックコメディ映画に出てきそうな設定まで妄想が捗りました(笑)

実際に特殊部隊で支給品がどのように管理されていたのかは知りませんが、「任務中に破損or紛失した」等でごまかせばちょろまかせるのでは?と思ったりしました。
特殊部隊の最新装備キット一式ともなれば結構な額になると思うので、意外と薄給であろう特殊部隊員にとっては良い小遣い稼ぎになったのでは?と邪推もしてみました。

上記はあくまで妄想です。
このBALCS含め、世にある放出品はちゃんと正式な手続きを踏んで放出された物品だと私は信じています。

それにしても「支給品である装備を切ったり縫ったりしていいのって自由過ぎやしないかい」という、原点回帰な疑問を改めて持った今日この頃です。

見ているだけで様々な妄想を繰り広げられる逸品を手に入れられ、感無量です。
装備は着てなんぼと考えていますので、サバゲでガシガシ着回して楽しんでいこうと思います。

お読みいただきありがとうございました。  


2018年07月04日 Posted by 4039  at 22:57Comments(10)SPEAR BALCS初期アフガンSPEAR ELCS

アサルト 参加装備



先日参加したアサルト定例会での装備を記録しておきます。
今回ももちろん初期アフガン装備です。
おそらく今年はずっと初期アフガン装備だと思います(笑)








イメージとしては下記の写真を参考にしました。



アイテム1欄です。
・ELCS
・SPEARフリース(トイソルレプ)
・DCUパンツ
・BHIデューティーベルト
・EAGLE Mk3ホルスター
・ワッチキャップ
・ノーメックスグローブ
・G-SHOCK DW-5750
・OAKLEY M FRAME(1996)
・NIKE ACGブーツ
・マルイ次世代M4
・マルイエアコッキングM92F

順に詳細を書いていきます

・ELCS


SPEAR(Special Operations Forces Personal Equipment Advanced Requirement)システムの一環のアイテムです。
BALCSと並び、初期アフガン装備の花形アイテムですが、実用上は色々悪評が絶えない装備です。

個人的には下記3点が「使いづらい」と思うところです。

1.大仰なカタチの割りにあまりポーチが付けられない
あとほんの少し生地を延ばせば1コマ増えるのに、ぎりぎり通らないPALSウェビングが ものすごいイラつかせます 絶妙なデザインです。

ここは通りそうで通りません。


ここも上からバックル用のストラップを縫っちゃってるんで「死にコマ」と化しています。


なんとも「大味」です。

2.ポーチ着脱作業が地獄
ポーチ側のPALSストラップに分厚い樹脂(おそらくカイデックス)がインサートされているため、非常に硬いです。


そのため着脱が非常に大変です。
特に外す時にすごくウンザリします。
ベルト部にコンパスポーチを付けてしまうと、硬すぎて素手では外せません(笑)

ELCSとポーチ着脱格闘をしていると、毎回爪と指の肉が若干剥がれます。
また、外れた瞬間にストラップが「ビョンッ」と勢い良く跳ね、指に当たるとものすごーく痛いです。
他のプレキャリなら「もう少しこうしよう」と思って配置換えするところも、「もういいや」となります(苦笑)
実際の兵隊さんは命を預けるギアになるので妥協はできないでしょうから、準備中の兵舎でさぞウンザリしたのではないかと思います。

3.着心地が悪い
しっかりポーチ配置を考えて構成しても、着てみると何というか「体との一体感」がまるでありません。
生身でもBALCSの上からでも着られるように設計したためなのか分かりませんが、密着感が無く動く度にバタつきます。
バタつく=余計なエネルギーを使っているため、実際の重さ以上に疲れます。
特に胸部パネルを付けて使う場合に「バタつき感」は顕著で、構造上どんなに調整しても胸部を密着させられません。
このあたりの「バタつく感じ」が「ELCSって使いづらい」という評価に繋がっているのではないかなと個人的には思っています。

とはいえ、見た目のごちゃごちゃした感じやキットバッグにギッチリ収まっている様子は「ギア好き心」をくすぐり、「やっぱ好きやねん」なコレクションです。

そんなELCSですが、今回は下記のポーチ構成で臨みました。


・100RD SAWポーチ
・M4マガジンポーチ×2
・3MAGポーチ
・ユーティリティポーチ
・2QTキャンティーンポーチ
・コンパスポーチ
・PEQ2アクセサリーキットポーチ
・THALES PRC-148ホルスター
・ストロボポーチ
・PRC148 with H-250ハンドセット
・MOLLEⅡ サステインメントポーチ
・カラビナ
・耳栓

ちょいちょいELCS以外のアイテムを付けて個性を出してみました。
個人的に気に入ったのはストロボポーチです。


先月の「ユルゲ」でCHIHIROCKさんから缶ジュースより安く譲ってもらった品です。
場所を選ばず装着でき、邪魔にならない汎用性で、良いアクセントとして色々なコーディネートで重宝しそうです。
初期アフドキュメンタリー「Profiles From The Front Line」でもRandy少佐が装備していたと思われます。


H-250はELCSに引っ掛けていますが、走ったりするとたまに抜け落ちて不便なので、フックの裏にウレタンシートを貼り摩擦力をUPしました。


このようなサバゲ用のちょっとした工夫を思いついた時って楽しいですよね。

装備ゲーマーの風上にも置けない暴挙ですが、午後からはELCSは脱ぎ捨て、フリース1丁+多弾マガジンで軽快にゲームを楽しみました(笑)


・SPEARフリースレプリカ
トイソルジャーのレプリカフリースです。
実物も持っているのですが、勿体無くてゲーム用はレプリカを使用しています。

以前レプリカと実物の比較記事を書きましたので、よろしければご覧ください
初期アフガンフリース比較


・EAGLE Mk3ホルスター


これも「ユルゲ」の際にCHIROCKさんから爆安で譲っていただきました。
程よく使用感があり、頑丈な作りでとても気に入っています。


・G-SHOCK DW-5750


ギアフェスでのDW-6900のあまりの装着率の高さを受け、一味違ったG-SHOCKを調達しました。
つい最近発売になった「復刻モデル」です。
オリジナルは「DW-5700」として1987年に発売されました。
日本未発売モデルでしたが、歌手のスティングが着けていたことから「スティングモデル」と呼ばれ日本でも人気を博し、並行輸入品が多く入ってきたり、2001年には限定で復刻版が発売されたようです。


ちなみに「DW-5600C」が「スピードモデル」と言われているのは、ミリタリー界隈ではご存知の方も多いと思います。



今年G-SHOCK35周年を記念し、発売当時のカラー、形状を完全再現したのがこの「DW-5750」になります。


ミリフォト等で使用例を確認したことはありませんが、1987年発売なので2001年当時の再現装備でもオーパーツにはなりません。
有名なDW-5600やDW-6900と並び、旧いモデルが容易に新品で入手できるようになったのは喜ばしいことですね。


・OAKLEY M FRAME(1996)



「Profiles From The Front Line」で隊員の面々がことごとく着用しており、すっかり毒されて購入しました(笑)
下記M FRAME解説サイトによると、「1996モデル」にあたると思われます。


M FRAME参考URL:https://www.revantoptics.com/blog/oakley-m-frames-through-the-ages/


・マルイ次世代M4


ハリケーン551レプリカに旧型シュアファイア6P、ナイツグリップというシンプル構成です。
今回初めて多弾マガジンを使用しましたが、ゲームで非常に使いやすかったです。


フリース+ワッチキャップという「冬しかできない」装備が最後に出来てよかったです。
次回は3月に入り、日によっては半袖でもイケる陽気になってきますね。
今から「初期アフガン夏の陣」装備がしたくてウズウズしています(笑)  


2018年02月17日 Posted by 4039  at 11:27Comments(2)サバイバルゲーム初期アフガンSPEAR ELCSウォッチ

アサルト ~「死にゲー」の魅力~



先日、埼玉県比企郡にあるアサルトの定例会に友人H氏と2名で参加してきました。


インターチェンジからも近く、東武東上線の森林公園駅から徒歩で10分と掛からない好立地です。
フィールド、セーフティ共に広すぎず狭すぎず、整然とまとまった印象を受けました。

セーフティは屋根付きのテーブル席が大体50〜60席分程ありました。


中央にペイントされたバスがあり、中々良い雰囲気です。


シューティングレンジは30mとのことでした。


セーフティ、フィールド共に常にBGMが流れていて気分を盛り上げてくれます。

駐車場のキャパもおそらく30台程度なので、MAX60人程度の規模といったところでしょうか。
フィールド的にも30〜40人が適正と思われます。
この日もちょうど30人集まりましたが、適度に裏取りできるいい塩梅なゲーム展開でした。

フィールドの略図は下図になります。
公式サイトから拝借しました。


航空写真も貼っておきます。


写真上で適当に計っただけですが、フィールドの寸法は横がMAX約100m、縦はMAX約50mです。


中央に櫓が建ち、2階は監視塔兼観戦台となります。
1階はほぼ敵陣全域を射程内に収めることが出来るため、戦略上重要な箇所でした。


全体的にバリケードの密度は低めで、相手の視界を遮りながら前進することはほぼ不可能です。
味方と連携し、隙を突いて1つ1つダッシュで進めていく展開が多かったように思います。




何個か壁に覆われた「小屋」がありますが、色分けされており、味方同士の意思疎通に色で説明でき便利でした。



他のフィールドでもよく見かけますが、このようにオブジェクトに特徴を付けお互いが認識しやすくし、連携を助ける工夫は地味ですが非常に大事ですよね。
お互い声を掛け合って連携が上手くいった時が、サバゲをしていて一番「気持ちいい瞬間」と思うのは私だけではないと思います。

セーフティ側の壁際には「CQBエリア」が存在します。


内部はかなり入り組んでいます。



上の見取図で言うところの「右側スタート」側が先に占拠できる位置にあり、ここに数名立て篭もると鉄壁を誇りました。
しかし、フラッグを防衛する上で戦略的な価値はそこまで高くなく、敵陣に攻め入るきっかけにもしづらく、占拠しても一定の局地的な支配力しか持たないところが良いバランスでした。

一方CQBエリアの反対側の壁沿いには塹壕が掘られています。



塹壕はお互いのフラッグのすぐ近くまで延びており、中腰で進めば敵の視界に入らず敵陣深くまで侵攻可能で、上手くいけば完全に側面を取れます。


しかし、丁度戦火の激しい最前線になる地点で塹壕が一部途切れて完全に無防備になる瞬間があり、そこがミソというか「上手い作りだな」と思いました。
この「途切れ」のおかげで、相手側の塹壕に入る為には周囲の安全確保や、悟られないよう隙を突くタイミング見極めが必要になってきます。

一見してシンプルなフィールドなので「ひたすら撃ち合いになる」と思いきや、絶妙な作りこみがそこかしこにあり、相手の裏の裏をかく発想とそれを実現するチームワーク&個々の戦闘能力が求められる奥が深いフィールドだと思いました。

シンプル故に攻略セオリーの数は絞られる上、視界が通る&見晴らしの良い観戦台のおかげで熟練者の動きを見て学びやすい環境でした。
午後数ゲームまでは常連の熟練者の方々にやられては「なるほど」と、裏のゲームで真似をするとまたそれを攻略する手を打たれ、また「なるほど」と勉強する、まるで「死にゲー」「覚えゲー」のような様相でした。

「死にゲー」の代名詞といえば「スーパーマリオブラザーズ2」ですよね(笑)


1-1面でいきなり「毒キノコ」が出てきて「これはただのマリオじゃねえな...」と思わせてきます。


ジャンプした着地点のすぐ前にクリボーがいたり、ジャンプ中にいきなり画面外から避けきれない角度でパタパタが突っ込んできたりと、基本「知らないと死ぬ」タイミングで敵や障害が出現します。
特にバブル(マグマから飛び出る火の玉)の打ち上げタイミングの合わせ方といったら、「AI積んでるの?」と思うほどジャンプのタイミングにバッチリ当ててきて、凄まじい勢いでストレスが溜まります。

幾百の先代マリオの屍を超え、ようやく8面までクリアするとなんと「A面」が出現し、この瞬間はまさに生きながらにして「無間地獄」を味わえます。

また「死にゲー」繋がりで、小学生の頃スーファミの「超魔界村」で最終面をクリアした時に感じた絶望感もトラウマレベルです。


現実世界で母親から「もうゲーム終わり!」という叱責に耐えつつ魔王と対峙する、という逆境に打ち勝った後にこの仕打ちです。


否応無く1面に戻され放心状態で棒立ちしていると、1周目より明らかに歩みが速くタフになったゾンビに相対する&鬼の形相の母親に睨まれボロボロに精神を引き裂かれ、静かに電源を切りました...。
それ以来「超魔界村」に真剣に取り組む事が出来ずに未だにクリアできていませんが、「ミニスーファミ」に収録されているようですので、いつかリベンジを果たし過去のトラウマを清算したいと思います!

最近のオフラインゲームは必要以上にユーザーフレンドリーで簡単過ぎたり、楽しむ為には「攻略wikiを見るのを我慢する」という「自分との戦い」がメインになっている気がします(見てしまった時点でただの「作業」に成り下がりますよね)。

最近は対人オンラインゲームにがっぷり四つで取り組む時間もパワーも無くなってきたので、マイペースで出来る良質なオフラインゲームを探している今日この頃です。

これからはNPCに人間並みの思考力のAIが実装されたりして、オンラインゲームの中でターミネーターのように「人間VSコンピュータ」戦争が勃発する日が現実の一足先に(笑)来るかもしれませんね。

また、マリオの「実写版」と言っても過言ではない映画をご存知でしょうか?
天下のトムクル主演の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」です。


マリオ系の「死にゲー」を楽しんだ事がある方なら確実に共感できるはずです(笑)
続編も製作中のようですので、未見の方は是非。


長ーい余談が挟まってしまいましたが、マリオばりにトライ&エラーを繰り返したおかげで、最後の数ゲームはそれなりに動けるようになりました。
最初は訳も分からずヒットを食らっていましたが、最後には塹壕を利用し側面取りができ、自身の成長を感じられ得も言われぬ充実感に浸る事ができました。
マリオ同様、何度も「死んで学んだ」からこそ得られた成長だと思います。

装備詳細は次回に書こうと思いますが、今回はSPEARフリース+ELCSの初期アフガン装備で臨みました。




この日たまたまだったのかもしれませんが、基本銃1丁+多弾マガジンのみの超軽装スタイルの参加者が殆どで、リグやプレートキャリアを着けている参加者は我々を含め4,5人でした。
確かにこのフィールドで戦うには、他のフィールドよりもとにかく「身軽さ」が求められると思いました。

ダミーラジオやアンコしか入ってないポーチなんぞを身に着けているのは私だけでした(笑)
しかも現用米軍装備の中でもとりわけ「残念な使い心地」のELCSです。
ELCSに対して心も体も疲れたので 軽装でゲームに取り組む皆様の足を引っ張るのも少し申し訳なくなり、午後からのゲームはELCSをパージし、フリース1丁でゲームをしました。
ある思いからちょうど先日多弾マガジンを調達したところだったので、非常に重宝しました。
フリース1丁でもちゃんと「成り立つ」ところも初期アフのいいところですね!


一緒に行った友人H氏はマルイ製MP5SD6で臨んでいました。



整備不良が祟り、数発に1発謎のフライヤーが頻発する状態でしたので遠距離戦は望むべくも無く、基本CQBエリアに篭って戦っていました。



メイン愛銃のSCAR-Hを自宅に置いてきてしまった事を後悔したと共に、メンテナンスの大切さを痛感したことと思います。
それでも終盤は果敢に敵との距離を足で稼いで詰め、ヒットを取っていました。

中々ハードなゲーム展開で芳しい活躍が出来なかった一日ですが、二人でお互いの敢闘を称え合いお開きとなりました。

最後に、スタッフさんが全員非常に爽やかで丁寧、親切な対応をしていただき、終日気持ちよくゲームに没頭できた事も付け加えておきます。
シンプルですが奥深く攻略しがいのある構成で、またつい足を運びたくなるフィールドでした。

お読みいただきありがとうございました。  


2018年02月13日 Posted by 4039  at 21:55Comments(0)サバイバルゲームSPEAR ELCS