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 Posted by ミリタリーブログ  at 

初期アフのくつ デザートブーツ編



ふと先日、「初期アフ」でGoogle先生に聞いてみたら、当ブログが一番上に出てきました。
「初期アフガン」でも同じでした。
嬉しく思う反面、こんなブログが一番上に来てしまう時点で全く流行ってないことがよくわかりますね(苦笑)

自分のブログのせいでそんな寂しい現実を思い知らされた結果になりましたが、めげずに今日も初期アフガンです。

初期アフ装備を揃えるにあたって、大きなハードルになるのが靴選びだと思います。
以前も少し記事にしました。
初期アフガン靴問題

上記の記事からいくつか靴を増やしたりしましたので、改めて「初期アフ靴」について考察を掘り下げていこうと思います。
靴のよく写っているミリフォトや、私が揃えた初期アフ装備に使える?靴を紹介していき、少しでも初期アフ布教活動のお役に立てればと思います。

ちなみに以下は初期アフの中でも、主にグリーンベレーについて言及しています。

基本のブーツはやはり官給デザートブーツだと思います。
一口にデザートブーツと言っても、メーカーや製造年によるディテールは細かく分かれているようで、実際に初期アフグリーンベレーで使用されていた仕様詳細は分かりません。
ただ一点気を付けたいのは、初期アフで履かれていたデザートブーツはパナマソール仕様だというのがもっぱらの常識になっていることです。

凸凹が大雑把な靴底がパナマソールですね。


これは結構パッと見で判別しやすいので、拘るのであればパナマソールは必須だと思います。
古いモノですが数は相当多いと思われ、サイズや状態を考えなければ、まだネットオークション等でもしょっちゅう見かけます。
(後述しますが、サイズ選びは要注意です)

ミリフォトの実用例を見てみます。


靴裏をしっかり見せてくれている有難いショットですね。




19th SFG ODA995のREGULO ZAPATA Jr.という方です。
この方が書いた本の表紙にもなっています。

ちなみにこの本は入手済ですが、まだまだ読み切れていません。

お次は有名なODA961の写真です。



こうしてパナマソールに着目して改めて写真を見てみると、薄黒い色のソールの物ばかりです。
ただ、靴と同色のパナマソールもちゃんと見つけましたので一安心です。



ソールの色はメーカーの差なのでしょうか?
いずれにせよ、パナマソールでさえあればまあ問題はなさそうですね。

私の所有しているデザートブーツもソールは黒っぽいものです。



サイズは8.5Wです。
私の足は、普通のスニーカー等はもっぱら26.5cmで問題ありません。
この靴も長さはピッタリでした。
が、ワイズが最も大きい「W」にも係わらず、絶望的な幅狭さです。。
半日も履いていたら確実に悲鳴を上げそうです。

私は人よりも扁平甲高な方ですが、それでも日本人でこの靴幅に合う方は皆無だと思います。
メーカーによっても違うのかもしれませんが、M以下のワイズを選ぶのは避けた方が無難だと思います。

<後日追記>
よく確認したら、おそらく前使用者が入れたかなり厚めのウレタンパッドが入っていました。
これを抜いたらまあ何とか履けるレベルにはなりましたが、履き心地は硬くクッション性もかなり低いので、現代のトレッキングシューズ等に慣れてしまった軟弱な体には中々に堪える造りなのは間違いないです。


履き心地の悪さからサバゲであまり履く気は起きず、自分にピッタリの個体の入手自体も容易ではありませんが、デザートブーツは初期アフ装備の基本アイテムです。
そこで調達しやすく、日本人の足に合ったレプリカをご紹介しておきます。


秋葉原のエチゴヤで確か5000円くらいでした。
2,3ヵ月前に訪問した時はまだ大量に売っていました。
しっかりパナマソールも再現されています。


見た目は並べるとディテールは違いますが、まず気にならないと思います。


左が実物です。
この写真で実物のワイズの異常さがお分かりいただけると思います。
これで最も大きいWです。
Nを履ける人類など本当にいるのかと思います(笑)

対してレプリカは日本の一般的な靴のサイズ選びでピッタリです。
店舗に行けば実際に試着させてもらえるので確実ですね。
靴としてはかなり安い価格ですが、軽量で丈夫、履き心地は悪くなく、サバゲ目的であれば何の不安もなく快適に使えます。
お金を掛けず、サバゲもしっかり楽しめる初期アフ装備をされたい方にはかなりおすすめなチョイスだと思います。

上述したように、初期アフデザートブーツ=パナマソールという認識ですが、ひとつ気になるミリフォトがありました。
何度か紹介していますが、2002年8月の3rd SFGとされている写真です。



左の隊員はデザートブーツに見えますが、ソールの土踏まずの部分が空いておらず、どう見てもパナマソールに見えません。
同じ隊員の写真です。






ソールが台形のような形をしていますし、ビブラムソールでもなさそうです。
本体の質感も官給品とはなんか違うように見えます。
パンツで全体像が見えず何とも言えませんが、ひょっとしたらデザートブーツみたいな見た目の民生品トレッキングシューズなのかもしれません。


ざっと書いていたらデザートブーツの話題だけで結構な分量になってしまったので、他の靴は次回に持ち越します。
次回はデザートブーツ以外の初期アフ靴を考察&私の「マイ初期アフ靴」をご紹介したいと思います。

お読みいただきありがとうございました。  


2018年06月17日 Posted by 4039  at 21:33Comments(2)初期アフガンミリフォトフットウェア

初期アフガン靴 リベンジ



先日初期アフガン装備用の靴として紹介したナイキACG トレッキングシューズですが、
試し履きでソール剥がれが発生し、補修の甲斐も無くゲーム投入1試合で再度破壊してしまいました。

デザインはかなり気に入っていたのですが、また補修したところで無意味と判断し、泣く泣くゴミ箱行きとしました。
ただここで諦めてはこのACG君も浮かばれないと思い(笑)、性懲りも無く再度90年代ACGシューズに手を出しました。




前回よりも安く手に入りました(3000円弱)。
今回入手したのは96年製です。
タグから1996年6月8日製造と分かります。


G-SHOCKのソーラーモデルも製造年月日が入っていたり、EAGLEの官給品タグにも製造年月がありますが、製造した時期が明記されている製品はありがたいですね。

かなりナイキ感は抑え目で、超地味にスウッシュマークが入っています。



詳細は不明ですが、前回の方がグレードは高そうです。
ただ、今回の方が軽くしなやかなので、サバゲのように走り回る用途には向いていると思います。

既に数日間履き込んでいますが、前回のようにソール周りの不安は全くなく、問題なさそうです。

「おしゃれは足元から」ではありませんが、人の靴は何気に目が行く部分ですよね。
個人的には靴、腕時計、カバン、そして車はその人のセンスや性格が如実に滲み出るアイテムと思い、いつも注目しているポイントです。
(これらはデザインのみならず、手入れが行き届いているか?カスタムしているか?丁寧に扱うかラフに扱うか?等の要素が、服等よりも分かりやすく、個性が出やすいと思っています。)

早速来週のゲームで実戦投入しようと思います。
お読みいただきありがとうございました。  


2017年08月12日 Posted by 4039  at 01:35Comments(0)初期アフガンフットウェア

初期アフガン靴 修繕記録



先日、初期アフ靴として調達した「ナイキ ACG AIR TARN」を紹介しましたが、
慣らし履きで見事にソールが剥がれましたので、今回はその修繕日記になります。

前回の記事はこちら
初期アフガン靴問題

95年製のモノを中古で格安で手に入れ、慣らし履き中に右足がご覧のようにバックリいってしまいました。


不幸中の幸いと言いますか、ソールと本体の境目でキレイに剥がれたのみで、両者単品で見れば劣化、破壊は皆無でした。
なのでこの両者を強力に接着し直せれば修復可能と判断しました。

ソール剥がれは一般的な靴でも「あるある」な不具合ですので、ネットで少し調べただけで山のように情報が手に入りました。
色々調べた結果、長い歴史と定評のある「SHOE GOO」という靴用接着剤を選びました。


アマゾンで1000円程でした。
内容量は100gで、今回片足のソール全面に塗って3分の1程度の消費量でした。

実際の作業を順に記載していきます。
ソールにSHOE GOOを適量塗り、貼り合せます


私は塗りすぎではみ出してしまい、はみ出しの除去に難儀しましたので、
はみ出さない程度に気持ち少なめが良いかもしれません。

浮きが出ないようにテープで巻いて放置


24時間~完全硬化らしいのですが、ここは安全を見て100時間ほど放置しました。
つま先部分が上手く接着できず、みすぼらしくなってしまいました。無念!


恐る恐る近所のコンビニまで小走り交じりで行ってみましたが、問題なく接着はできているようです。
今月末にサバゲの予定があるので、そこで実戦投入してみようと思います。

全身砂臭いカッコでサバゲする分にはOKですが、街履きにはちょっと耐えられないみっともなさになってしまいました。
なのでこのAIR TARN君はサバゲ専用靴として、第二の靴生をスタートしてもらいます。
靴の補修自体生まれて初めての経験だったので、いい勉強になりました。
また壊れたら、頑張って直してあげようと思います。
(この趣味をやっていると「モノを大切にする気持ち」が醸成されていきますね(笑))

初期アフガン装備は既に15年以上前故、資料やアイテムの市場流通量が少ないのが難しいところですが、
オールドスクールかつ、正規軍とは思えないような装備は私的に非常に魅力的です。
深みを極めるのは修羅の道だと思いますが、今後も知識を蓄えつつ独自解釈を交えながら、浅瀬でのびのびと装備集めをしていきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。

追記:
この記事の続きは下記になります。
初期アフガン靴 リベンジ」  


2017年06月10日 Posted by 4039  at 20:16Comments(0)初期アフガンフットウェア

初期アフガン靴問題



数年前から少しずつ初期アフガン装備を集めているのですが、一番悩まされているのは「靴」です。
・初期アフガンのミリフォトの絶対数が少ない
・その中で靴まで映っているものは更に少ない
・その中で靴のディテールまで分かるものは更に更に少ない
・ディテールまで見えても、20年~15年前の靴の情報が乏しい
・幸運にもモデルが分かったとしても、中々見つけられない
・該当モデルが見つかったとしても、条件が合わない(サイズ、色、劣化具合、価格)

と、非常にハードルが高いです。
私にはささっとネットで調べれば出てくる、
・パナマソールの官給デザートブーツが鉄板?
・OAKLEYのSIブーツとDANNERのコンバットハイカーは時期的にグレー?
程度の知識しかありません。

なので、現在はとりあえずそれっぽいデザートブーツのレプリカを履いて凌いでいます。


新品を買ったその日にタミヤの塗料で超適当に汚しました。
夜な夜な新品の靴を模型用塗料で汚すなんて趣味は、胸を張って変態と言えますね(笑)

このレプリカブーツ、非常に安価でしたが出来は悪くなく、軽量なこともあって十分実用範囲です。
しかしここはやはり「個性のある語れる靴にしたい」という思いがふつふつと湧きあがり、初期アフガン靴探しの旅が始まりました。

まずはとにもかくにもミリフォト漁りです。
私が確認した数少ない「靴までよく映っている」初期アフガン写真の一部です。




それなりにディテールまで分かりますが、私の知識不足、情報収集能力不足もあってモデル特定ができませんでした。

そこでアプローチを変え、90年代後半のトレッキングシューズについて調べてみました。
今やサバゲーマー御用達の「MERRELL」も1981年創業なので、年代的にはアリということで調べましたが、日本で流行ったのは遅かったためか国内での当時のモデルの流通は皆無でした。

そうこうしながら私が行き着いた先は、誰もが知るメーカー「NIKE」でした。


NIKEは91年に「ACG(All Conditions Gear)」というアウトドアブランドを立ち上げており、当時日本にも相当数入ってきていたらしく、現在でも当時のモデルが中古で手に入る状況です。
しかも人気が無いのか非常に安いです。

ロゴは大まかに2種類あるようです。

旧ロゴ


新ロゴ


90年代中~後半に新ロゴになりましたが、数年後には旧ロゴに戻ったようです。
しかし最近のACG製品は新ロゴ旧ロゴ入り乱れているので、ロゴの偏移は複雑で一口に「旧ロゴだから〇〇年以前のモノ」とは断定できなさそうなので注意が必要です。

米兵の中にアフガニスタンやイラクに派遣される際にNIKEのACGを履いて行った方がいたかどうかは定かではありませんが、
ミリフォトで見かける靴の種類は十人十色ですし、初期アフガン戦記「ホース・ソルジャー」には、靴は市販品を購入したというような記載があったと思います。(記憶違いでいたらすみません)
なので「ナイキ好きな隊員がACGを買って使っていたかも」という妄想を働かせ自分を納得させました(笑)

「ホース・ソルジャー」は9.11直後のグリーンベレー隊員のアフガニスタン派遣~タリバンとの戦いを描いた戦記です。
ジェリー・ブラッカイマー製作で映画化もされますので、未読の方は是非おすすめです。
(ジェリー・ブラッカイマーはかなり前からこの作品の映画化権を買っていたそうです)




そんなACGの中で私が出会ったのが、下の写真の95年製の「AIR TARN」というモデルです。
ACGの中でも最上位モデルだったようです。
ヤフオクにて、クロックスに毛が生えた程度の価格で買えました。


一見シンプルなトレッキングシューズですが、所々ナイキ感が出ています。
スウォッシュマークもさりげなく側面にあります。


ソール裏に旧ロゴが確認できます。


字が擦れていますが、95年製ということがかろうじて確認できます。


最新トレッキングシューズに比べれば少し重く、硬い印象を受けますが、履き心地は良いです。
デザインも今の目で見ても中々なので、ヴィンテージスニーカー感覚で普段履きもいけそうです。
ゴアテックス張りで完全防水なのも素晴らしいです。
しかし残念なことに(予想通り?)慣らし履きをしている最中に「バリバリッ!」とソールが剥がれてしまいました...。


せっかく手に入れた初期アフガン靴なので、何とか修繕したいと思います!
次回はこの靴の修繕記をしたためたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。

追記:
続きの記事はこちらです。
初期アフガン靴 修繕記録」  


2017年06月05日 Posted by 4039  at 22:56Comments(0)初期アフガンフットウェア