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リアルソード 56式自動歩槍 PART2
今回も前回の記事に引き続き、リアルソード製 56式自動歩槍の紹介です。
前回の記事はこちら
「リアルソード 56式自動歩槍 PART1」
前回、私がRS 56式をマスターピースと思う所以として下記を列挙しました。
1.実銃の製造設備を流用していると噂される程の超絶リアル外観&部品素材
2.トイガンとしては異次元の堅牢性、工作精度
3.東京マルイにも肩を並べる実射性能
4.いつ絶版になるかわからない危うさ
上記について順に詳細を書いていきます。
1.外観、素材について
私は本物の56式を実際に見たことがないので何とも言えないのですが、実銃と比較しているサイトを見る限り外観は酷似しています。
中国北方工業公司(ノリンコ)製 実銃56式
リアルソード製 56式
この目でも確かめるため、今度上野のシカゴレジメンタルスさんに行ってみようと思います。
素材についても解析をした訳ではないので私の体感になりますが、非常に強いです。
分解時の工具の当たり傷や、硬いものにぶつけた時の傷の付き方、エイジング加工時にペーパーを当てた時の傷付き具合が、所有しているLCT製AKMのそれとは明らかに「付きづらい」です。
LCT製AKもスチールパーツ満載ですが、一言に「鉄」といっても添加物や加工条件、熱処理や表面仕上げ、表面処理によって大きく性能は異なりますので、このあたりも「実銃流用のガワ」と噂される程のことはあるようです。
2.トイガンとしては異次元の堅牢性、工作精度
バヨネット付きの大きなフロントサイト部はフロントヘビーの要因となり、カッコよいとも思えなかったので、実物パーツと交換のため分解しようと試みました。
(しかも輸出用56式には、バヨネット無し仕様も多数あるとの情報も私の背中を押しました)
バヨネット基部だけで100gあります(刃身はプラなので軽く15g)。
分解作業に際し調べたところ、56式のフロントサイトは「圧入+ピン固定」との事でした。
E&L製AKも同様の構造で、ピンを抜きプラハンマーで叩けば外れる、という情報を得ましたので、同様の手法で分解を試みました。
結論としては、56式はプラハンマーで渾身の力を込めて何回ひっぱたいても、文字通りビクともしませんでした...。
ピンに関してはピンポンチをあてがい叩くと、キツすぎず緩すぎず気持ちよく「スコッ」と抜けました。
(抜いた時に撮り忘れたので、写真はピンが2本とも入っています)
その後フロントサイトを横から後ろからプラハンマーで叩きました。最初は恐る恐る「コンコン」と叩いていましたが、だんだんアドレナリンが分泌されたのか、終盤は我を忘れて狂ったようにバッシバシ叩き続けました(多分100発以上)。
はっと冷静さを取り戻し、ズレたかを確認するためピンを通してみると、最初の分解時と全く同じ感触で「スコッ」とピンが通りました。。
ハンマーで叩きまくった後のフロントサイトですが、傷や凹み、曲がりやズレは皆無です。
(エッジが白いのはペーパー掛けしてわざと表面処理を落としたためです。)
ピンが憎らしいほど気持ちよく元に戻ったと同時に、先に私の心が分解されたため、フロントサイト分解は夢と終わりました。
後で調べてみると、実銃ではこの部分は分解しない設計思想のようです(考えてみれば鉄同士の圧入ですものね)。
おそらく圧入で芯出し&固定強度を確保し、ピンで回転方向のバレルとの位置精度を出しているのでしょう。
さらに使用している内に、射撃の熱による膨張や表面活性化、経時による酸化等で固着し、ますます分解できなくなるのだと思います。
ハンマーで100発叩いても傷、曲がり、ズレひとつ無いトイガンはまさに「異次元の堅牢性」と言えるのではないでしょうか。
また、工作精度もおもちゃとしてはかなりの高精度です。
分解組み立て時に、各部品の嵌合が無理な力を入れなくてもスルッと入り、かつガタツキがなくしっかり固定されます。
インナーバレル外径とアウターバレル内径もテープ1枚入らないクリアランスです。
このあたりも実銃流用の噂を信じるならば、トイガンメーカーには無い設計・加工ノウハウを持っている故という事なのかもしれません。
3.東京マルイにも肩を並べる実射性能
さすがに箱出しで、とはいきませんでしたが、バレル清掃してホップパッキンとスプリングを変えるだけで、簡単にマルイ並みの実射性能が引き出されました。(箱だしでは初速70m/s、鬼ホップでした)
それ以外は何も触っていませんが、ギアノイズは皆無で余計な負荷がかかっている感じは無く、モーターもバランスのよいトルクと回転数のように感じました。
一般的な7.4VのLIPOバッテリーでストレスフリーな作動を得られます。
ミニS互換サイズならストックに入ります。私はイーグルフォース社製の7.4V EA2250を使っています。
4.いつ絶版になるかわからない危うさ
これは銃の性能とは関係ありませんが、この趣味は希少価値も大きな要素だと私は思います。
詳しい事は勉強不足で分かりませんが、どうやら中国では現在模擬銃の製造・販売・所持は違法のようです。
2012年に一度ニュースなっていました。
政府が押収した違法銃器(エアガン)を破壊している様子だそうです。
といったグレーめな手法でやりくりしているのかもしれません。
中国政府が気まぐれで締め付けを強くしたら簡単に黒になってしまいそうです。
これについても、かの噂が本当ならRS 56式は圧倒的にきな臭い製品なわけで、とりわけ絶版になってしまう可能性は高いと思われます。
<5/15追記> ひさみしろあ 様からコメントいただき内容修正します。
中国政府の認可を受けていないメーカーが摘発を受けているそうです。(RSは安心の認可済)。
しかし違法性が無いとはいえ、いつ生産が終わるやもしれません!←なんとか下の文章に繋げたい(笑)
そうなるとオークション等で価格高騰は免れません。さあ、買うなら今のうちですよ!笑
(あるあるだと思いますが、私は過去幾度となく「いつか買おう」で結果機会を逃し泣く思いをしました(一番後悔しているのはKTW 九九式短小銃です))
気づいたらまたもや長くなってしまったので、さらに次回へ続けようと思います。
ブログを書いているうちに、さらに私の中で56式愛が深まってしまいました(笑)
永く大切に使っていこうと思います。
次回は私が施したカスタマイズ詳細を書く予定です。
お読みいただきありがとうございました。
追記:
この記事の続編は下記になります。
「リアルソード 56式自動歩槍 PART3」
「リアルソード 56式自動歩槍 PART4」