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 Posted by ミリタリーブログ  at 

ODA 3桁表示の意味



今回はグリーンベレーの最小組織単位であるODA(Operational Detachment Alpha)の数字の意味について書きます。
もしODAという言葉を知らない方はWikipediaを見ていただくのが手っ取り早いと思います。
アメリカ陸軍特殊部隊群 - Wikipedia

ODAの3桁表示の意味をご存知の方は、この先をお読みいただいても何も得るものはございませんので悪しからず(笑)

私は今まで漠然と「グリーンベレー装備」「ODA装備」としてサバゲ装備を集めていましたが、
そろそろ1歩踏み込んで「第〇グループの」や「第〇グループ第〇大隊の」程度までちゃんと意識してみたいと思い始めました。

そこでODAの後ろに続く番号の意味を改めて復習していたのですが、私が知っていたのは「ODA1234」のような4桁での表し方でした(上記リンクをはったWikipediaも4桁の説明のみ)。
しかしふと考えると「ODA123」のように3桁の表示もネット等で沢山出てきます。
渋いメンバー揃いの「ODA961」もまさにそうですね。


今まであまり意識していませんでしたが、いざ認識すると非常に気になってきたので調べました。

2008年にグリーンベレーが増強されて、1グループあたりの大隊数が3→4個になった事を機にODA表記方法が3桁→4桁になったそうです。
組織図を比べていただくと一目瞭然なので、例として下記に第1特殊部隊グループの新旧の組織図を載せます。
まずは現行(ODA4桁)


次に2008年以前(ODA3桁)


原則どのグループも構成は同じようなので、3桁表示も4桁表示も1桁目を変えれば他の特殊部隊グループに該当します。
この組織図からも分かる通り、3桁の数字の各意味を下記にまとめます。

・1桁目
4ケタ表示と同じく、各特殊作戦グループ番号を表します。

・2桁目
中隊を表し、第1大隊第1中隊から順に1から数字が上がっていきます。
各大隊は3個中隊(アルファ、ブラボー、チャーリー)から成ります。
3大隊9中隊構成なので、ちょうど1~9でおさまりますね。

・3桁目
各中隊に所属するODAの番号です。
1~6まで、6個のODAとなります。
ちなみに0はODB(Operational Detachment Bravo:中隊本部)です。

例えば「ODA961」は「第19特殊部隊グループ 第2大隊 チャーリー中隊 1番目のODA」ということになります。
マメ知識として、第19特殊部隊グループは第1、2、5大隊の3大隊構成で、3と4が欠番です(理由は調べましたが残念ながら分かりません)。

下の写真はODA995の2002年12月の写真です。
ODA995=「第19特殊部隊グループ 第5大隊 チャーリー中隊 5番目のODA」という事になりますね。


「ODA 3桁」程度のGoogle検索では良い情報に当たらなかったので、ここで記事にしてみました。
何かのお役に立てば幸いです。
(「桁」を英語の「digit」にすれば一発で上記組織図が出てきたのは、ココだけの秘密です(笑))

ODAは原則12名構成なので、ODAまで指定して装備再現=ほぼ個人のコスプレになってしまいハードルが高そうなので、大隊程度までのイメージで再現できればいいな、と現状は考えています。
これからは各グループ、各隊の特色を少しずつ勉強していこうと思います。

表紙にもしましたが、有名な2002年のODA961の集合写真がネットに転がっています。


この手の集合写真ってホントに良いですよね。
おっさん同士でみんなでポーズ決めて写真を撮るという行為も、前後を想像すると楽しくなります(笑)

写真では10名ですが、これでこの当時のODA961は全員なのでしょうか?(ODAの定員不足はよくあることのようなので)
興味は尽きません。

まだまだ知らない事だらけなので、これからも楽しみながら色んな事を吸収していきたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。  
タグ :ODA


2017年10月04日 Posted by 4039  at 23:52Comments(0)ODA