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 Posted by ミリタリーブログ  at 

初期アフミリフォト大量発掘!PART2



ユルゲ2は初期アフ以外で行こうと思っているのに、暇を見つけては初期アフおじさんばかり眺めている今日この頃です。

というわけで前回に引き続き、初期アフドキュメンタリー番組「Special Operations Force: America's Secret Soldiers」の劇中におさめられたと思われる写真の考察をしていきます。
前回の記事はこちら「初期アフミリフォト大量発掘!

今回はまずトップ画のこの方を見ていきます。



夏だというのに3C BALCSにベストを着込み、結構重そうな金属探知機を携行しています。
そこそこ歳はいってるはずですが流石は特殊部隊、タフですね!

まず一番最初に目が行くベストですが、右側が40mmグレネードポーチのようです。
M4にM203も付いていますしね。

おそらくBHIのグレネーダーベストあたりかと思います。


ベストの左肩のDリングに何か黒い棒状の物を下げています。
ペン?ライト?ペンライト?謎です。



次に腰周りです。



ベルト前部には3C ELCSのコンパスポーチ、右腰部には同じく3C ELCSのユーティリティポーチが付けられています。
オレンジのキャップのような物が見えますが、ペットボトルを入れているのでしょうかね。

BALCSも3Cを着用しています。一緒に行動している面々も3C BALCSですし、もうひとつの番組「Profiles From The Front Line」で登場したODA361の面々も3C BALCSや3C ELCSを装備していました。
なので3rd SFG、少なくとも第2大隊は3CのSPEARキットが支給されていたのではないかと想像しています。
ちなみに19th SFGはウッドランドしか着用しているところを見ませんので、ウッドランドが支給されていたと想像しています。

第5大隊のおじさん


第2大隊のおじさん達



上記のように、初期アフODAにおいてはSPEARの色で「第〇特殊部隊グループっぽさ」を演出できるのかなと思います。
漠然と「初期アフ装備」から、一歩ステップアップできるテクニックと言えそうですね。
写真のようなコンパスポーチ1個でも、迷彩色に気を使うことで装備に説得力を増せると思います。

私は残念ながら3CはBALCSもELCSも持っていませんので、喉から手が出るほど欲しいです。
ただどちらも1万円程度の時代を見てしまっているので、今の相場で買う気が中々起きず、手に入れられていないです。
あーあ、あの時買っておけば良かった!「装備あるある」ですね。

ピストルマガジンポーチは前回のJ氏と同様、BHIの3連ポーチでしょうか。

ホルスターはサファリランドの6004でしょう。


いくつか見てきましたが、やはりこの時代はもれなく旧型のようですね。
旧型の見分け方は以前の記事でも少し書きましたが、表側からすぐに分かるのはレッグパネルの穴の形状です。
旧型は平べったくただ穴が空いているだけですが、現行型は穴周りが盛り上がっています。
現行型のレッグパネル


現物が手に取れる状況であれば、さらに裏側がスウェード張りである事を確認できれば完璧と思われます。

ジャケットの左腕部は安全ピンで何か留められています。


IRマーカーでしょうか?縫わずに安全ピンとは横着すぎますね(笑)

DCUの左足ポケットには地図のようなものがダブルクリップに挟まれて入っています。


このダブルクリップって外国でも使われているんですね。
勝手に「日本の文具」と思ってました。

腕時計はあまり自信はありませんが、TIMEXのアイアンマンでしょうか。



ACOGには白いマーカーで何か書いてありますね。


このような小技はタダでできて、グッとリアルさを引き立ててくれるので素晴らしいですよね。


次にこの方々です。


以前の記事で少し紹介しましたが、この方々はこの時に村の外縁で待機していた車両組だったようです。
真ん中の方のベストがホルスター付きで特徴的ですね。


拳銃はM9ですね。
この部隊の面々はもれなくM9のようです。
初期アフODAでグロックやガバメントの使用例をずっと探しているのですが、未だに見つけられていません。
この方は予備マガジンを4本も持っていますね。
他の皆さんも基本的に3連ポーチを腰に付けていますので、ホルスターに入る分と合わせて4本がスタンダードなのでしょうか。
本体装填分と合わせると15×5=75発、こんなにいるのか?と思ってしまいます。
今回の現場のような市街地、屋内閉所での戦闘を想定してピストルの携行弾数は多めになっているのでしょうかね。

胸元に横向きにポーチがあるので、下には横BALCSを着込んでいると思われます。
上半身のボリュームに反して腰周り足回りはすっきりしていて、特徴のあるスタイリングですね。

次は車上の隊員です。


胸元にフィギュアがありますね。かわいいです。
どこかで見たことがある気がしますが...思い出せません。

時代は違いますが、背中のMAPにこんなのを入れている写真もあります(笑)


「NINJA」パッチもいい味出してますね!

アーマーは他の隊員同様3Cの横BALCSでしょう。
アイウェアはワイリーXのSG-1でしょうか。


次です。


以前番組考察で紹介した隊員「M.」が写っています。
番組でほぼ写らず非常に歯痒い思いをした靴が映っています。


・・・ここまで詳細が分かっても、どこの何なのか私のにわか知識では判別できません。無念です。

左の隊員の靴はおそらく官給デザートブーツですが、足裏がのっぺりしておりパナマソールではないように見えます。


パナマソールですと横からでも「でこぼこ」が見えるのが普通だと思います。


同じ隊員の他のアングルも「のっぺり」しているのが確認できます。


「初期アフデザートブーツはパナマソール」というのが今や常識となっていますが、恥ずかしながらその根拠を私はまだ知りません。
(支給年度的にパナマソール以外ありえないという感じなんでしょうか。)
官給品はパナマソールしかありえないのであれば、この隊員の靴は
・官給品に見えるけど実は民生品
・パナマソールが磨り減ってのっぺり見えてるだけ
といったところでしょうか?
初期アフ=パナマソールは「そういうものだ」で終わらせず、しっかり自分なりに説明できるよう勉強しておこうと思った次第です。

この謎デザートブーツを履いている隊員ですが、胸元にはしっかりIC-F3Sが付いていますね。


こういう写真を見ると「買ってよかった」と思えます。
全快娘さんがダブっているIC-F3Sをヤフオクで放出されておりますが、いくらになるのか興味津々です(笑)
まだ出品中ですので、欲しい方は要チェックですよ!!
全快娘さん、宣伝しておきましたのでいくらかマージンください(笑)

IC-F3Sの下には未開封のサイリュームが差してあります。
サイリュームは中身もパッケージも何回も変わっていますので、古い物は今の内に開封用と未開封用で保護しておかなければいけませんね。


最後の写真です。


誰のお尻かわかりませんが、DCUの足ポケットにもIC-F3Sが入っています。
隊員「M.」もDCU足ポケットに入れていたので、定番の収納方法なのでしょうか。


アンテナの付け根に補強のテープ?が巻いてあるように見えます。
私の個体も、ヤフオク出品中の全快娘さんの個体もアンテナは割れているので、アンテナは脆いのかもしれません。

以上で一連の写真の考察を終えようと思いますが、以前から持っていた写真でひとつ気になったのでご紹介します。


写真と一緒にあった解説ではアフガンとのことです。
今まで右の隊員のお腹のピストル(トカレフ?)ばかりに目が奪われていましたが、よく見るとBALCSの上二段のPALSがベルクロ仕様です。
さらによく見るとワシ鼻で面長なお顔も隊員「J.」によく似ています。


ヒゲの生え際は違いますが、ヒゲは剃れるのである程度は違っても自然ですよね。
100%の自信はありませんが、顔とBALCSの特徴から同一人物じゃないのかと思いました。


解像度の高いミリフォト研究は本当に楽しいですね!
まだまだ見足りない、書き足りないことがありますが、これらの写真以外にも90年代後半~2014年あたりまで、年代詳細付きのODAミリフォトが200枚近く一気に手に入ったので、今は「早く他のおじさん達も見たい!」気持ちが強くそわそわしてしまっています(笑)

一度ヒゲのおっさん達を200枚凝視した後、また暫くしてこれらの写真に戻ってこようと思います。
穴が空くほど見た写真でも、ふとした時に新たな発見がありますからね。
時を置いて何度も何度も「同じおじさんを見つめる」行為は殊の外大切なことなのです(笑)

お読みいただきありがとうございました。  


2018年04月19日 Posted by 4039  at 00:08Comments(5)初期アフガンODAミリフォトAmericas Secret Soldiers