スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  

 Posted by ミリタリーブログ  at 

自作M9ダミーマガジン 成形編



前回に引き続き、自作ダミーマガジンについて書いていきます。

本題に入る前にひとつ書きたいことがあります。
先日発行されたピースコンバット7月号に、4月にサバゲパーク4周年イベントに行った際に撮っていただいたスナップが載っていました。
相席させていただいた方に「ピースコンバットのスナップ撮ってますよ」と教えていただき、一緒に行ったBucket Head氏とちゃっかり映ってきました。



私の字が汚いのと表現の仕方が悪かったため、大変申し訳ない事になってしまっています。


「アフロ」の日本での魁と言えばこの方でしょうか。


DA、すなわち「ダイレクトアクション」を見事にキメたのもまだ記憶に新しいですね(笑)


「アフ」の後ろに真ん中の空いた文字があったら100人中100人「ロ」にしますよね(苦笑)
私が横着せずに、ちゃんと「アフガン」と丁寧な字で書いておけばこんな事にはならなかったと思います。
ピースコンバット編集者様、私の悪筆のせいでご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。

ちなみに相席でスナップの存在を教えていただいたケナリさんも、ばっちりキマッたスナップが載っていました。


銃は私の56式を持ってくれています。
イカスポーズでしっかり56式も映していただいて嬉しい限りです。

革ジャンとAKもかなり合いますね。
AKは東欧諸国は言わずもがな、西側特殊部隊やアフリカ民兵、果てはSF装備まで相性抜群です。
まさに「鉄砲界の明太マヨ」ですね(笑)



バカな事を言ってないで、そろそろ本題に入ります。
前回、「おゆまる」を用いて型を作りました。
前回の記事「自作M9ダミーマガジン 型取り編

今回は成形と仕上げをしていきます。

まずは成形です。
原型を取り出したおゆまる型を閉じ、適度な力をかけながらセロテープで固定します。

閉じ力が甘いと樹脂を流し込んだ際、型同士の隙間に入りこんでバリが大きくなり、最悪漏れ出てきます。
かといってがむしゃらに力をかけると型が変形し、本来の形から大きく変わってしまいます。
どっちにしろ後で修正はするのですが、成形品の肉は「盛る」より「削る」ほうが断然楽です。
ダイエットと真逆ですね(笑)
変な風に痩せて歪んで変形するくらいなら、バリ吹きまくりの方が後処理は楽になります。

型を閉じたら、樹脂を用意します。
成形樹脂は色々あると思いますが、私は所謂「レジンキャスト」というものを使いました。
製品名としては「Mr.キャスト2」というものです。


2液硬化型の無発泡ウレタン樹脂です。
通常では硬化すると白色になり塗装が面倒になるので、専用の黒顔料を混ぜ合わせます。


使い捨てのコップを秤に乗せ、A液とB液を等量取ります。


ここでA液に顔料を混ぜておきます。


A、B液を混ぜ合わせると硬化が始まります。
混ぜ合わせてから、体感的には2分弱程度は型に注入するまでの猶予があります。

注入し終わったら液がこぼれないようゲートを上にして型を置き、硬化するまで待ちます。
硬化したら型を開き、成形品を取り出します。


色々焦って作業してしまったため、予想より残念な出来になってしまいましたが、まあ想定内ではあります。
どうせポーチに入ったらほぼ見えない「アンコ」ですし。
手直し前提で、大体の形が出来ればおゆまる型の役目は十分果たしています。

次に仕上げに入っていきます。
大まかな工程としては下記になります。
1.バリ処理、余計な肉の除去
2.ヒケ、歪みをパテで肉盛り
3.整形
4.塗装

まずは荒い棒やすりでバリ処理、余計な肉をゴリゴリ削り取ってしまいます。



私は面倒臭がりなので、鉄鋼用の荒ーいやすりで容赦なく削ります。
すごい勢いで削れるので気持ちいいです(笑)

次に、肉が足りない部分を盛ります。
おゆまる型閉め力が強すぎ歪んでしまったため、成形品も本来あるべき肉が不足しています。

べつに見えない部分なのでどうでもいいっちゃいいのですが、折角なので気持ちだけでも修正しておきましょう。
盛りたい部分に200番程度の粗いペーパーを掛けあらし、洗浄後、パテを盛り付けます。


このパテは揮発剤がたっぷり入っていて乾燥するとかなりヒケますので、狙いよりも結構多めに盛るのがポイントです。
先述しましたが、盛りすぎた分は削ってしまえば問題ありません。

パテが乾いたら、やすり等で整形します。
大体の形が整ったら、表面の質感を揃えるため400番→800番のペーパーを全体にかけていきます。
が、今回は見えないのをいいことに手抜きなので整形も超適当、ペーパー掛けもろくにしませんでした。



形に納得がいったら洗浄して塗装です。
今回は「まあ黒ければ何でもいい」ので、アサヒペンのスプレーで何も考えず全体をブシャーと塗装しました。
物によってはサーフェイサーを吹いて密着を上げたり、マスキングしたり、筆塗りしたりします。
ここまでくれば普通のプラモデル造りと大体同じです。

完成です!
同時に2本作りました。


上部のダイヤ状の溝が上手く転写できずかなり雑な感じですが、ポーチに入れてしまえば違和感ないのでよしとします。
リアルな感じにポーチが膨らみ、自作で工夫したアイテムということで愛着も湧き非常に満足です。


どこまで仕上げにこだわるか?は用途と心意気に応じて作りこめばOKと思います。
単純に黒く塗ったウレタンフォームでもポーチを膨らませることは出来ますが、それじゃちょっとつまらないなと思い、今回自作してみた次第です。

おゆまる活用レベルはまだまだ未熟なのでこれからもちょいちょい練習しつつ、いずれ難しい複製もできるようになっていきたいなと思います。

掛かったコストとしては樹脂材料費で1本当たり大体200円程度でした。
ダミーマガジンは1本当たり500円程度なので、効率を考えれば損といえますね(笑)

ただ、この手間こそが「遊び」であり「趣味」の本質だと思っています。
マガジンを無心に加工している時間は世の中全てのしがらみから解放され、自分だけの世界に没頭しています。
これこそが「非日常」であり、「趣味の効能」だと私は思います。
たった数十グラムのウレタンの塊をいじくって「プライスレス」なひとときを過ごせるなんて、ある意味幸せというか、オメデタイ人間だなと思います(笑)

対ギアフェス東北の細か過ぎる準備は一旦この辺にして、そろそろ大物ギアを記事にしておこうと思います。

お読みいただきありがとうございました。  


2018年05月28日 Posted by 4039  at 22:22Comments(0)装備自作,DIY100均