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 Posted by ミリタリーブログ  at 

初期アフミリフォト考察⑳ M4ハンドガードセットアップ



最近、サウナにフォーカスしたテレビ番組が増えているように感じます。
昨年「サ道」のドラマがテレ東でやっていましたが、今はBSテレ朝で「サウナを愛でたい」、WOWOWで「サウナーーーズ」という番組がやっています。






どちらの番組も、芸能人が各地のサウナに入ってご飯食べて、「ととのったぁ~」とか言って気持ちよくなっている様子を見るだけの番組なんですが、何故かついつい見てしまいます。
私がサウナに興味を持ったのはごくごく最近ですが、とてつもなく気持ちいいですね。
残念ながらこちらではサウナに入れる環境が無いので、帰国した際の大きな楽しみのひとつになっています。
早くコロナが収まって、普通にサウナに入れる日が来てほしいですね。

ちょっと最近ぷよぷよな弾を飛ばすショットガンにうつつを抜かし過ぎたので、そろそろ当ブログらしくニッチな目線で初期アフミリフォトを考察しておきます。
今回はミリフォトあるあるな、「何度も見たことあるけどいまさら気づいたシリーズ」です。

先日、初期アフ56式弾帯の使用例として、WARRIORSさんのブログで下記写真が掲載されていました。


PVS-7の使用例としても有名な写真ですよね。
何度となく見ていた写真ですが、この度また新たな発見があったので記事にしておこうと思います。

今回、左の隊員のM4に目がいきました。


ノーマルハンドガードに見えますね。
よく見ると黒いタイラップが前後に2本巻いてあります。


そしてさらによく見るとハンドガード下側のギザギザと、拘束者の頭のちょうど後ろあたりにフォアグリップらしき物がわずかに見えています。


根本の形からおそらくKACの物だと思います。

ちなみにこの構成、どこかで見たことがありますね。


下段の真ん中にいる、OTVを着た隊員のM4と同じ特徴をしています。


以前この写真を発見した際、おそらく上はノーマルハンドガード、下はRISかRASのレイルを付けてタイラップで強引に固定しているのだと書きました。
過去記事:「初期アフM4セットアップ

実際に次世代M4(G&Pデルタリング換装)に実物ハンドガードと実物RASで真似してみましたが、かなりしっかり固定できゲーム実用性も高かったです。






「やった、使用例第2号を発見できた!」と喜んでいたのですが、改めて両者の写真をじっくり見てあることに気づきました。
両者のM4ですが、よく見ると塗装の色、剥げ方が一致しているように見えます。




人差し指の斜め上あたりのマグウェル側面の剥げ方が分かりやすいですね。
また、フォアグリップの取り付け位置も同じ場所だと思います。
照準器(おそらくTA01)も、キルフラッシュの有無の違いはありますが、色味と装着位置は同じです。
また、人差し指の置き方、銃の傾け方のクセが全く同じように見えます。
スリングも同じような3点スリングですね。
ストックは両者とも未塗装に見えます。

これはもしかしたら同一人物かもしれませんね。
ハンドガード、およびボルトフォアードアシストノブの剥がれ具合が集合写真より拘束写真の方が大きいので、おそらく後者の写真の方が後から撮られたものだと思われます。


M4の塗装は十人十色で、剥がれ具合で今回のように時系列が整理できたりするので、かなり考察のヒントになる事が多いと思っています。
ふと思いついたところから、深堀りしてみたら思わぬ新考察が生まれ嬉しい限りです。

さらに2人並んでいる写真の右の隊員も、集合写真の右下の隊員とM4の特徴が一致しているように見えます。




見えている側面が違うので想像の部分が多くなりますが、全体的な色味、照準器の色の繋がり、レイル右側面にPEQ2と思われる装置が付いている点から、同一M4の可能性を感じます。
なのでこれも同一人物の可能性がありますね。

ただ、このヘンテコハンドガードセットアップM4の所持者が2枚の写真で同一人物となると、使用例としては私の中では依然として1例扱いのままです。
使用例の数が1例か2例かでは、「当時の隊員はこういう事をしていた」という説得力が雲泥の差だと私は感じています。

「使用例」という言葉もこの界隈では常用ワードですが、結構な曖昧さを含んでいるというか、個人個人で水準というか拘りのバラつきが大きいですよね。

所謂「価値観」が自分自身と合わない人はいて当然な訳ですが、お互いを理解しようとせず、否定し合っているのをSNS等でもよく見かけます。
これは装備話に限ったことでは無く、色々なケースで発生していますよね。

おそらく潜在的には「理解できない、許容できない事象に対する怯えを解消したい」的な欲求が源だとは思いますが、解消の方法が理解や譲歩ではなく排除する方向で動くので、結果傷付け合うだけの非生産的なやり取りが非常に多いのだと思います。
人同士が価値観を合わせるのは、お互いかなりの忍耐と犠牲を要する事で、大変なパワーを使います。
長年愛し合った恋人同士、夫婦でさえ互いの限度を越え、別れてしまうのはよくあることですよね。

なので、余程お近づきになりたいと想ったり、仕事等で致し方なく付き合う相手などでもなければ、価値観の合わない人には中途半端につっかかったり相手にせず、非干渉でいるのが一番だと思います。
感情はマイナスよりもゼロの方が、自分の世界から対象を排除できているという事になります。
マイナスの感情は、その対象を「想っている」証拠に他なりませんもんね。
非干渉でいれば自ずと関心は薄れ、やがて感情はゼロになり、傷つく事も傷つけることも無く自分の中から排除出来ます。
逆に価値観を合わせるならば、じっくり腰を据え痛みを覚悟し、相手と向き合う必要がありますよね。

人は人を否定したり叱っている時、脳内には快感を得る成分が分泌されているそうです。
しかしその時、相手は確実に不快感、ストレスを感じています。
なので、否定されたり叱られる理由が正当なものであると感じられない限り、そこで必ず軋轢が生まれます。

人は自然体では基本的には楽な方、気持ちの良い方に流れようとします。
自分のその場での行動がその後にどういう影響を生むかを、可能な限り常に理性的に判断するよう努める事が、社会の一員としての責任ですし、所謂「処世術」をわきまえているか否かに繋がると私は思っています。
タイムリーなところでは「不要不急の外出」という言葉にどう向き合うかが、理性的な判断を問われる場面でしょうか。

クソ真面目にこんな事を書いているくせに、何の役にも立たないナイロンやBB弾散布機を本能が快楽を求めるままに搔き集めている時点で、私は全く理性的な判断はできていない訳ですが(笑)

見事にブーメランがきまったところで、そろそろ本題に戻ります。
旧型ストックにTA01、ナイツフォアグリップのみという超あっさりセットアップは、サバゲでかなり使いやすいです。
3点スリングは恥ずかしながらどこの何かさっぱり分かりません。
スリング知識収集は後回し後回しになってしまっているので、どこかで一念発起して勉強しないととは思っているのですが。

米軍特殊部隊のM4は各部隊、各年代毎の特徴はありますが、その特徴を捉えつつ、かつ個性を出すのは意外と難しいので、こういう個性の強いセットアップ例はいい参考になりますし魅力的ですよね。
プライマリウエポンは装備の中でも間違いなくメインキャラの一員ですので、これからもしっかり研究していこうと思います。

お読みいただきありがとうございました。  


2020年04月27日 Posted by 4039  at 20:44Comments(0)鉄砲初期アフガンミリフォト初期アフミリフォト考察

カート式ショットガン「XM1014」実射性能UP計画



中国もコロナ感染拡大は(表面的には)収束しつつあり、街の店舗やサービスはほぼ通常営業となりましたが、飲食店等の客の入りは通常時の半分程度の印象です。
中国人は日本人以上に自国の政府や役所、他人を信用しないというか、自衛心が強い印象があります。
マスクを着けていない人とは同じエレベーターに乗りませんし、ボタンなども直接触らず車や家の鍵などで押しています。

逆に「中国」という国自体に対しての愛国心は、日本人のそれよりも強い印象があります。
みんな国旗大好きです。

国内外問わず出張者は皆無なので、ホテルはどこも開店休業状態、スポーツジムも開きません(潰れたかも)。
今までスポーツジムで運動していたので、この機に部屋でしっかり運動できるよう設備導入を進めました。
引っ越しも終わり通販デビューも果たしたので、この度エアロバイクを通販で購入しました。


車輪付きで手軽に動かせるので、運動するときはテレビの前にデーンと置いて、NETFLIXやテレビを見ながら毎日1時間ほど漕いでます。
日本の通販サイトでも売っているエアロバイクを探し、日本のレビューを見て決めました。
価格は日本の半額以下で買えました。
日本で買えるものも中国生産品ですが、こちらで買えば産地直送で輸送費や関税等が乗らないのと、アフターサービス維持等の管理人権費が安いからだと思います。
30kg以上あってデカいので、日本の価格には輸送費がかなり乗っていそうですね。
しっかり運動量を確保し、体力維持しないとですね。


それでは前回に続き、カート式水弾ショットガン「XM1014」について書こうと思います。




前回の記事「カート式水弾ショットガン レビュー

前回、全体的な製品の箱出しレビューを行いましたが、今回はほんのちょっと手を加えて実射性能UPさせた事と、今後の展望をしたためておきたいと思います。

前回の記事でも少し書きましたが、実射性能はまじで終わっています。
弾を私の3歳の娘が手で投げた方が数倍遠くに飛ぶと思います(笑)
カート式の上、直径公差がBB弾よりも数倍、数十倍はあるであろう水弾なので飛距離バラつきもすごいですが、一番好条件が揃っても飛距離3mくらいです。
大体10発中7発は1m先に着弾、稀に銃口から出ることすらできない弾もある始末です(苦笑)

部屋撃ちでも見るに堪えない性能ですが、本体のエアガンとしての構造はまともな感じなので、手を加えれば生まれ変わるポテンシャルは十分あると思います。
しかも低価格の割に分解不能な所謂「嵌め殺し」の構造では無く、日本で1万円以上で売られているエアガンレベルの質感で、ドライバーと六角レンチだけでいともたやすくここまで分解できました。


機関部もプラスドライバーで数本ネジを外せば開けられましたが、大体想像ついたのとすぐに戻せなくなるリスクを鑑み、今回はやめておきました。

飛距離改善検討の為、発射に纏わる構造を見ていきましょう。
まずはシェルからです。



3つ穴が空いており、それぞれの底面に専用のローダーで水弾を1発ずつ装填します。




各穴の底部ちょっと上に薄い弁のような突起があり、これで水弾を保持、発射時は空気圧で押された弾が弁を倒して飛び出す仕組みと思われます。


シェルの断面図を書いてみました。


この弁は水弾が銃口に向かって推進する時の直接的な抵抗になる重要な部分ですが、形状が穴毎、シェル毎にかなりバラついています。
そりゃ弾道安定しないわけですね。

シェルのお尻には1つ穴の空いたパッキンが入っています。


薬室へ装填されボルト閉鎖時、ボルトのノズルがこのパッキンに密着する仕組みのようです。
薬室装填時、シェルの先端部がバレルに引っかかって奥行きの位置が決まります。
つまり、シェルの全長が中央値に対して短いとボルトとシェルの密着が弱くエアロス大、逆に長いとボルトが前進し切れません。
いくつかシェルを試してみましたが、いずれもシェル無しの時よりフォアエンドは手前で止まってしまいます、つまりボルトは前進し切っていません。

全然詳しくないのであまり自信ないですが、一般的なクローズドボルトの銃は、ボルトが完全閉鎖できないとトリガーを引いても撃発(エアガンはピストン解放)できないはずです。
しかし、この銃はコッキングした後、フォアエンド(ボルト)がどの位置にあってもトリガーを引けばシアが落ち、ピストンが解放されます。
さらに通常のショットガンであれば、一度ボルトを閉鎖した後は撃発するまでロックが掛かり、ボルトリリースレバーを下げながらでないとフォアエンドは引けないのですが、この銃は普通にただ引けてしまいます。

フォアエンドを一番手前まで引いてコッキングした際、その位置でトリガーを引くと、ボルトとフォアエンドがスプリングの力で「ガシャッ」と前進します。
ショットガンのくせにオープンボルトみたいな構造になっています。

なのでコッキング後はフォアエンドが確実に前進し切っているのを確認しながら射撃する必要があります。
フォアエンドが完全に前進していない状態で撃つと、ピストンが前進中に大重量のフォアエンドやボルトに引っかかり大減速し、威力が大幅に下がります。
シェルが全長の長い個体の場合、ボルト前進量が少ない=シリンダ容量が減り、これまた威力が下がります。
この点はまあ誤差の範囲だと思いますが。

おそらくこの仕様になっているのは、上述のシェルとの位置関係が原因だと思います(通常の撃発構造だと、全長の長いシェル個体だとボルト閉鎖不良となって、トリガーを引いてもシアが落ちずピストン解放されないから)。
つまり閉鎖不良状態でも敢えて「撃ててしまう」構造にしているのだと思われます。

1つのスプリング、1つのピストン、1つの穴から、各水弾が装填されている3つの穴にエアが流れます。
単純に考えて吐出パワーは1/3ずつしか各水弾に伝わりません。
そこで超お手軽パワーアップとして、3穴中2穴を埋めて散弾機能をオミットしてしまえば、3倍の威力のスラッグ弾になると思いました。
とりあえずその辺にあったティッシュとセロテープで2穴を埋めました。


残った1穴に水弾を装填し発射した所、予想通り3倍近い飛距離が出ました。
とりあえず部屋の端から端くらいは届くようになりました。

後述しますが、インナーバレルやホップアップを付けるのであれば、穴はシェルの中心にないといけません。
シェルが薬室へ装填される際、構造上回転の向きは制御できないからです。
回転方向に対称に穴の中心があれば、すなわちシェルの中心に穴が空いていれば薬室へ装填された際も、バレルとシェル穴は同心となります。

改造手法としては、
・シェルの中身を一度くり抜き、筒にアルミテープやスペーサを同心円状にシェル内径同値まで巻き、シェルに固定
・先端にマルゼンシェルやマルシンシェルのようなパッキンを仕込み、弾の脱落防止
で行けると思いますが、それよりもマルゼンやマルシンシェルのリムや外径を削り取り、XM1014シェルのガワと合体させるのが手っ取り早そうです。
これで6mmBB弾仕様にできますしね。

水弾の重量はおよそ0.5g程度で直径は7~8mmです。
ぷよぷよしているので飛翔中は空気抵抗で横に広がり、更に空気抵抗が増し減速は大きいと予想されます。
いずれにせよ、6mmBB弾化する事により初速、飛距離UPするのは間違いないと思います。

次に本体を見ていきます。


機関部を分解はしていませんが、外から見たり触った感じでは、エアの圧縮、吐出構造は一般的なエアソフトガンと同じだと思われます。
ピストンやシリンダーの材質はわかりませんが、コッキングの重さや発射音や吐出するエアを触れる限り、変なロスはしていないと思います。
現状コッキングがかなり軽いので、ばねを強くすれば実用的なコッキング力の範囲でパワーアップが図れると思います。
ばねは予想ですが、マルイ ベネリM3規格だと思います(他のコピーメーカーもマルイ互換の為)。
日本に帰った際に調達しようと思います。

次にバレルです。
覗いてみてびっくり、アウターバレルの中は完全にただの空洞です(笑)


まあくるくる回転する3穴シェルな訳ですから、冷静に考えてインナーバレルが付いている訳がないですよね。

スプリングを強くしてエアの吐出を上げても、短いシェルの根元から先端までしか加速出来ないですね。
アウターバレルは根本から先端にかけテーパー掛かった空洞なので、手ごろなインナーバレルとスペーサーがあれば簡単に固定できそうです。
イメージとしてはこんな感じでしょうか。


シェルがBB弾を保持するので、チャンバーユニットは不要ですが。
BB弾保持のチャンバーパッキンとは別体のホップパッキンの構造のユニットを組めば、ホップ化もできそうです。

シェルを上述のように中心1穴の6mmBB弾化できれば、理屈上は薬室に入ってきたシェルがどんな向きでも、インナーバレルへの道は一直線に繋がります。

雑な絵ですが、ざっくりな構想としては下記です。


シェルの長さの寸法バラつきを、スペーサーAの可動機構で吸収するという構造です。

・スペーサーAとインナーバレルを一体化固定
・スペーサーBはアウターバレルに固定され、インナーバレルはスペーサーBを摺動する
・インナーバレルとスペーサーBの間のスプリングによって、インナーバレル(&スペーサーA)は常に薬室側へのテンションが掛かっている
・シェルがボルトに押されて薬室に装填された際、スペーサーA(&インナーバレル)はシェルによって押し出される
・スペーサーAはスプリングによって常に薬室側にテンションが掛かっているので、シェルとスペーサーAは密着する
・したがって、ボルト閉鎖時、ボルト-シェル-スペーサーA(=インナーバレル)との間はそれぞれ隙間ゼロになり、気密と弾のスムーズな滑腔を実現する

寸法を測って各部品の3Dモデルを作り、3Dプリンタで出力等すれば完璧かもしれませんが、どうせ一点しか作りませんし、まずは試作として既製品への手加工でトライしてみようと思います。

シェルからインナーバレルへスムーズにBB弾を通す工夫が、今回の構造の「ミソ」になりそうだなと予想しています。
理屈では同心で一直線にシェルの穴とインナーバレルが繋がりますが、実際はガタが多い上、装填時はシェルが毎回ランダムな挙動で薬室に入っていくので、シェルを適正位置でインナーバレルにドッキングする為の「呼び込み」構造が必要になると思います。
その「呼び込み」構造部品の形状や材質はかなり試行錯誤を要しそうで、「ノウハウ」と呼べる箇所になると思います。

エアガンでも、車でも、料理でも、絵でも、映画でも、論文でも、プログラムでもサービスでも何でも、世の中の全てのモノ、コトにはそれを創る上で必ず「ミソ」や「ノウハウ」と呼ばれるものがあると思います。
そのミソ、ノウハウがどこにどう存在するか?をいかに見極めるかが、モノ、コトの創作を成功させる「ミソ」だと思っています。

私のばっちい自作付けヒゲですら、様々なノウハウが詰まっています(笑)


そして使用して得たフィードバックで更にノウハウを磨き、新しいミソを付け加える事で、進化し続けています。
付けヒゲに限らず、様々な物事に対して飽くなき進歩へのモチベーションを持ち続ける事が、人間に生まれてきた喜びを享受できる方法だと思います。

話が壮大の逸れましたが(笑)、そろそろ戻します。
もしインナーバレル化に成功できれば、固定ホップアップが付いたものを流用すればホップも掛けられ一気に飛距離伸ばせそうです。

以上が私の描いている構想です。
中国では手に入らない物ばかりなのでしばらく実行には移せませんが、帰国できるようになったら材料調達して改造トライしてみたいと思います。
インナーバレル化は簡単に行かないかもしれませんが、スプリング強化&BB弾シェル化はかなり現実的なので、少なくともBB弾を散弾で飛ばすことは可能になると思います。
シアの耐久力によりますが、強いスプリングを入れれば文字通り力業で威力は稼げます。

構造設計さえ確立できれば、改造に必要な部品、加工自体はかなり単純で行けそうなので、メーカー側は少し部品を新規に作れば(BB弾用シェルとインナーバレルユニット)、簡単に実用性のあるBB弾仕様に出来そうなのに、勿体ないなと思います。
もし手作り改造が上手くいったら、輸入エアガンを扱っているお店にアイデア売り込んでみましょうか(笑)

改造実践編はいつになるか分かりませんが、コロナのほとぼりがある程度冷めた後なのは確実です(そうでないと日本で部品調達できない為)。
日本に帰国できる日がより待ち遠しくなりました。
日本にいる皆様も大変な時期かと思いますが、この記事で少しでも気が紛れていただけたのであれば幸いです。

中国現地調達ガンシリーズはこれからもちょこちょこ続くと思いますので、よろしくお願いします。
お読みいただきありがとうございました。  


2020年04月23日 Posted by 4039  at 20:58Comments(4)鉄砲中国現地トイガン

カート式水弾ショットガン レビュー



先週末に、1年暮らしたホテルからマンションに引っ越ししました。
本社が規定しているセキュリティ基準を満たす物件となると、この地域では高所得者が住むファミリー向けの物件しかありませんでした。
なので一人暮らしでは完全に持て余す広さです。
間取りで言うと、3LDKの2バスルームといったところです(笑)
高層階(28階)かつ周りに高い建物がないので、ベランダは中々の眺めです。


一度は高層マンションに住んでみたいと思っていましたが、まさか中国で叶うとは思いませんでした。
1階に下りればコンビニや飲食店やスーパーがすぐそこで、好立地です。

家賃は家具一式付いた状態で、日本円で10万円ちょうどくらいです。
こちらではマンションの各部屋毎にオーナーがおり、不動産屋の仲介でオーナーを紹介してもらい、オーナーと直接契約します。
契約成立すると、不動産屋は紹介料を払い切りでオーナーから得るという仕組みです。
日本人は部屋をとても大切に綺麗に使うと評判のようで、オーナーにとっては有難い客のようです。
なので中国人相手よりも家賃設定を下げて提示するオーナーが多いようです。

家賃はもちろん、光熱費もネット料金も全て会社持ちですので、節約的な事は一切考えず生活できます。
このあたりは海外赴任してきて良かったなと思える点です。
コロナの影響で世界的に情勢が厳しくなってきますが、新しい住まいで心機一転頑張ろうと思います。

引っ越しも無事成功したので、先日調べた中国トイガンを早速一丁入手してみました。
先日の記事「中国トイガン市場調査

調べた中で一番気になった、排莢式エアコッキングショットガン「XM1014」です。








日本のBB弾に代わり、中国で一般的な「水弾」を3発同時に発射します。
ベネリM3とM4をMIXさせたような外観です。
日本でもCYMAが「CM373」として全く同じような造形のエアコッキングショットガンを出していますね。


SAIカスタムっぽいカラーリングです。
カラーリングは趣味ではありませんが、造形的には中々いい線いってそうなのと、日本で見たことが無い「排莢式エアコッキングショットガン」というギミックに惹かれました。
シェル20発、水弾2000発セットで日本円で5000円弱でした。
長物としてはかなり安く感じますね。

今回、大手通販サイト「京東(ジンドン)」で買ってみました。
手続きはamazon等と同じような感じで、支払いはネット上でウィチャットペイで楽ちんです。
購入完了後、わずか1日で届きました。

今はコロナ対策もあるようで基本玄関口まで荷物を持ってこず、マンションの1階ロビーで保安員が受け取りサインして、居住区自動ドア前に雑然と置かれています。


ここから持っていく時に特にチェックも無く、ご自由にどうぞ状態です(笑)
小さい物なら宅配ロッカーでやり取りできるので安心ですが、高額な物をこうやって置かれるのはちょっと心配ですね。
まあ一応警備員が常駐しており、家賃相場から住民も比較的民度高めの人しかいないようなので、特に盗難トラブル等は起きないのでしょう。

ちなみに中国は宅配ロッカーもかなり普及していて、受取人不在で再配達となる配達負荷ロスを極力減らしているようです。


日本だとコンビニ受け取りに近いです。
コンビニが無くても、ちょっとしたスペースに無人で設置できるのでより手軽ですね。
ちなみに荷物の発送もこれで出来るようです。

今回はロッカーに入らないので、配達員がマンションのロビーに着いた際に電話を掛けて来ました。
しかし、私のリスニング力では意味不明だったので、とりあえず「放在自動門前面(自動ドアの前に置いといて)」と言うだけ言って電話を切りましたが、ちゃんと届いてました。
同じ日本人駐在員に「そういう時はショートメール送ってもらうといいよ」とアドバイスいただきました。
確かに文章でのやり取りであれば格段に難易度が下がりますね。
まったく中国語知識が無くても日常会話レベルの文章であれば、日本人ならちょっと単語をネットで調べれば6、7割はすぐ理解できます。
今度意味不明な電話が来たら「放在自動門前面」といってもダメな場合は、「給我発短信(ショートメールちょうだい)」といって切ってみようと思います。
好きなモノが絡むと語学力も自然と身に着きますね(笑)

ようやく本題のブツにたどり着きました。
注文したショットガンは箱の裏に直接送り状が貼られて送られてきました。




左上にある「UDL」というのがメーカー名っぽいです。
日本では馴染みのないメーカーですね。

この程度のパッケージなら、ぱっと見よくわからないのでいいですが、マルシンの箱みたいに銃の絵ががっつり入っていたら恥ずかしいですね。
ロビーで送り状に書いてある自分の名前を確認し、部屋まで持っていき開封です。


簡素な段ボール箱の中に、ブリスターで半分解状態の製品が入っていました。


付属品はシェルの他、組み立て用のドライバー、グラス、ローダー、水弾2000発等がありました。
水弾は乾燥状態でかなりコンパクトに梱包されています。




これを1時間くらい水に漬けておくと膨らんで弾丸になります。






触った感じはつるつるで弾力があり、スーパーボールを小さくした感じです。
爪を押しあてながらぎゅっと力を加えると、割れて粉々になります。


この状態で乾燥するとほぼ跡形もなくなります。
容器に入れて密閉しておけば、数か月レベルで縮む事はないようです。

マガジンチューブ先端のキャップはデフォルトでは赤色が付いていますが、ちゃんと黒も付属していて安心です。


感心したのは、機関部の予備パーツが入っていたことです。


排莢する際シェルを弾き飛ばす役割を担っているエジェクターです。
おそらく消耗が比較的早いか破損する可能性が高い為、予備で入っているのでしょう。
意外に細やかな配慮が好印象です。
ちなみにAPSの排莢式ショットガンCAM870のエジェクターは、予備で買うと3000円近くします。


これだけでこのXM1014の半分以上のコストになりますね。

本体を見ていきます。
トリガーとセフティが赤色なのは仕方ないところでしょうか。
とりあえず速攻マッキーで黒く塗りました。


シボが粗いナイロン樹脂なので、よく染み込んで指にインクが移ったりはないです。

重量は1.5kg程度あり、ストックの支柱やストックロックボタン、マガジンチューブ、エジェクションポートカバーは金属製です。
その他の樹脂部はナイロン製のようで安っぽさは無く、粗目のシボが入っています。
取りまわしてみてもヤワさは無く、しっかりした印象があります。
全体な剛性や質感としては、ダブルイーグルのベネリとまんま同じです。


機関部を見てみます。


マルゼンM870等で見慣れている光景です。
奥に見える白い部品が、先ほど予備の入っていたエジェクターです。
マルゼンショットガンと違うのは、ちゃんと薬室にシェルが装填されることです。


排莢のメカニズムもベネリと同じかは分かりませんが、基本的に実銃と同じ(はず)です。
ボルトが閉鎖した時点でボルト右側にある金属製のツメ(エキストラクター)にシェルのリムが引っかかります。
発射後、ボルトが後退するとエキストラクターに引っ掛けられたシェルも一緒に薬室から引き出されます。


引き出されるにつれ、裏側のエジェクター(先ほどの白い樹脂パーツ)が板バネのようにしなっていきます。
シェルが一定距離下がった所でエジェクターのしなりが解放され、ポートの外側に向かってシェルが弾き出されます。
弾き出される際、エキストラクターに引っかかっているリムが支点となり、ポート後方に回転しながら勢いよく排莢されます。

アクションだけでなく、メカニズム含めてそれなりに「リアル」といっても良いレベルだと思います。
エキストラクターは鉄製で頑丈そうなので、そうそう壊れる心配はなさそうです。
とりあえず300回くらい排莢していますが、初回から今まで不具合無くスムーズに作動しています。

シェルはプラスチック製で装飾一切無しの質素な感じです。


ちょっとコスト上げてでもリムは金色の別パーツにして欲しかったですね。
欲を言えば、何かしらリアルめな絵柄がプリントされていれば尚良かったです。

シェルには穴が3つあり、専用のローダーで各穴に水弾を装填します。


お尻はパッキンがあり、ボルト部のノズルとの気密を確保しているようです。


理屈はこんな所にして、そろそろ一番気になる排莢アクションを確認してみます。
装填は実銃と同じ操作です。
チューブに5発、薬室に1発入ります。
エジェクションポートからシェルを入れての装填もスムーズに可能でした。

スプリングはかなりテンション低めで、コッキングはかなり楽です。
いよいよ排莢です。
トリガーを引いた後、素早くポンプアクションすると、勢いよくシェルが排莢されました。
フォアエンドをゆっくり後退させても確実に弾き飛ばされます。
素早くポンプアクションを繰り返してもジャムはほとんど起きず、かなりスムーズで迫力のあるアクションが楽しめます。
動画を撮ってみましたので、よろしければご覧になってください。


シェルも程よく軽いので、実銃のような排莢軌道に繋がっていると思います。
リムを金色に塗ったり、実弾の柄が印刷されたシール等を巻いたら雰囲気出そうです。
マルイ用のシールが発売されているので、日本に帰れたら買って持ってこようと思います。


次に実射性能ですが、箱出しではお話になりません(苦笑)
文字通りのションベン弾が2、3m程度飛んで終わりです。
ただ、家にあるものでほんの少しシェルを加工したところ、とりあえず3倍程度の飛距離を簡単に確保できました。
部屋で的撃ちなら使えるレベルにはなりました。
コッキングがかなり軽くスプリングのテンションはまだまだ上げられそうなので、硬いスプリングにすれば一気にパワーアップできそうです。

次回の記事で詳細書こうと思いますが、構造上BB弾仕様に改造する事もかなり容易にできそうで、BB弾なら水弾の半分以下の重さで体積も小さいので、複数弾発射で飛距離20mくらいなら実現できそうです。
上手くホップアップも仕込めれば30m以上も夢ではないと思います。
次回の記事でそのあたりを深堀りしていきたいと思います。

簡単に言うと、スプリングを強くして、マルゼンシェルのような構造のBB弾仕様のシェルに加工して銃身にインナーバレルを設ければ、インドアサバゲくらいなら十分実用性のある物に仕上がると思います。
というか、マルゼンかマルシン、APSのシェルが流用できれば、その時点でもうBB弾仕様になりますね。
これも是非試してみたいです。

総じて、少しいじって日本向けBB弾仕様にして売らないのが非常に勿体ないと思える逸品です。
BB弾5、6発程度を散弾で20mくらいは飛ばせるようにすれば、シューティングやインドアサバゲでかなり楽しい銃になると思います。

機関部の仕組みはそのままでガワを変えれば、色んなショットガンもモデル化できそうですが、今のところ私が買ったモデルの他には固定ストックバージョンがあるのみのようです。


いつ発売されたか分かりませんが、まだ新発売であれば、今後違うモデル派生も可能性ありそうですね。
メカ的には完全流用で済みそうですしね。

ちなみに送料は上乗せされるとは思いますが、日本からでもこのショットガンを買う手続きはできると思います。
無事通関できるかは分かりませんが(笑)
アリババなどで「XM1014」と検索すると出てきます。
どこかのショップで輸入してくれれば一番有難いところですよね。

全体的な質感はタナカやPPS、マルゼンのM870等に比べると劣りますが、シンプルな構造でガス漏れや部品破損の心配なく、安価で気軽に排莢アクションが楽しめる本銃は独自の魅力、強みを持っていると思います。
少なくともマルゼンM870よりは確実にシェルが弾き出されますし、構造もリアルです。
部屋で空撃ちでガチャガチャ遊ぶなら、断然こっちの方が楽しいのは間違いないです。

久々に鉄砲のおもちゃを手に出来たのが嬉しくて、ひたすら装填しては排莢し、床に散らばったシェルを拾い集めるというループを繰り返しています(笑)
せっかく20mmマウントレールが装備されているので、光学サイトを付けたり、側面にシェルホルダーを追加したらもっと楽しく遊べそうです。
個人的には、ギャングが持っているような短小ショットガンがモデル化されれば超嬉しいのですが。


まだこの銃に関しては書きたい事がるので、次回も続けます。
お読みいただきありがとうございました。  


2020年04月16日 Posted by 4039  at 00:11Comments(0)鉄砲中国現地トイガン

中国トイガン市場調査



そろそろ通販に挑戦しようと思い、中国の大手ネットショッピングサイトを見てみました。
家具家電、日用品等を一通り見たあと、チェックするのは当然トイガンですよね(笑)

今まで近所のスーパーでも銃のおもちゃは見かけていたのですが、どれもリアルサイズでは無く、縮小サイズの子供向けの物しか見たことがありませんでした。




弾は一応出るみたいですが、日本の幼児向けのおもちゃにあるようなスポンジ弾や、日本にも一部入ってきている、水に漬けて直径10mmほどに膨らむポリマー製の所謂「水弾」のようでした。


エアガン自体規制されていると認識していたので、「まあ中国のトイガン文化はこんなもんか」と思い、こちらでリアルなトイガンで遊ぶのは諦めていました。

そんな中、先日特に期待せず軽い気持ちで通販サイトで「玩具槍」や「M4A1」や「AK47」で検索してみると意外や意外、わんさか出てきました。


1/1サイズの物も多く、中には興味深い物もあります。
金属製パーツ多数の電動AK47です。








11.1Vのバッテリーで駆動し、発射に合わせてボルト稼動、マガジンを外すと通電ストップ、マガジン装着時は一度手でボルトを引く必要がある等、中々のギミックです。
各部のディテールもそれなりにちゃんとAK47を踏襲してそうです。
オプションで木製ストックバージョンもあるようです。


トップカバーを外した状態です。


ざっくりマルイの次世代メカを模倣しているように見えます。
バッテリーもハンドガード上側に内蔵ですし。
作動動画を見るとそれなりに大きな錘が前後しているので、次世代電動ガンくらいの振動はありそうですね。

メカボックスの形が思いっきりマルイっぽいです。質の悪そうな樹脂ですが。


使用弾は上記のおもちゃと同じ「水弾」です。
他のリアル系トイガンももれなく水弾対応なので、こちらではBB弾の代わりに水弾を発射するのが一般的なようです。
飛距離は15m程度のようで、水弾は柔らかく家具等を傷めず、水分が蒸発するとカスのようになるので清掃が楽なので、室内で撃って遊ぶにはちょうどいいかもしれません。

木製ストックバージョンでバッテリー、水弾が2万発ついて日本円で15000円程度です。
プラストックだと8000円程度と爆安です。
どうせ外で撃って遊ぶことはないので、室内プリンキング&外装加工して観賞用に買ってみたいと思います。

他にも5.54仕様のAKも見つかりました。




写真を見る限り、CYMA等と同じくらいの外装に見えます。
トップカバーを外した状態のボルトやシャフト、スプリング等のディテールは中々凝っています。


日本の電動ガンだとメカボックスがいるはずですが、どうなっているのか気になります。

こちらは各種ギミックは無く、通常の電動ガンと同じような感じです。
弾は水弾です。
見て触って、たまにちょっと部屋でプリンキングするにはもってこいかもしれません。

日本でもおなじみのカート式のKar98kもたくさん出てきました。




なぜかKar98kはこちらでは超メジャーのようで、かなりの種類のKar98kっぽいトイガンが商品化されています。
おそらくゲームの影響と思われます。
プレイしたことが無いのでよく分かりませんが、あの象徴的なメットとセットの商品写真をよく見かけますので、PUBG(or模倣ゲーム)あたりの影響が強いのでしょうか。


日本ではダブルベルやS&T等のブランドで出ている物と同じような質感だと思われます。
いじって遊ぶにはカート式は楽しくていいですね。
プラカートの為か、紹介動画でカートが勢いよく飛んでいて中々良さそうです。

赤丸部までカートが舞っています。

昔マルシンの8mmカート式を持っていましたが、カートが金属製で重いので、ボルトを引いてもカートが「ゴロッ」と排莢する感じでイマイチでした。
盟友Bucket Head氏はかなり昔に6mmプラカート式を持っており、それは映画等で見るように「ピキーン」とカートが回転しながら舞い飛んですごく楽しかったです。
このモデルも同じようにカートが飛んで遊び甲斐がありそうです。
値段はプラストックで6000円程、木製ストックバージョンで1万5000円程です。

同じような仕組みのM24も出てきました。
中々雰囲気よさそうですね。


また、日本ではほぼ見たことがないカート式エアコッキングショットガンもありました。






商品説明ではM1014と書いてありましたが、どちらかというとM3を模しているように見えます。
カートには水弾を3発装填でき同時発射可能のようです。
動画を見ましたが、こちらもカートが軽い為か結構勢いよく飛んでおり、ギミックとしてはかなり面白そうです。


一瞬なので確信はないですが、ちゃんとボルトがシェルをチャンバーに押し込み→発射→引き出し排莢しているように見えます。

日本ではエアコッキングのカート式ショットガンはマルゼンがLA870というモデルを出していますが、なぜかピストル用みたいなカート&マガジン式という超残念仕様です。


こちらもカートはちょっと細くてリム部も一体式でショボいですが、メカニズム含めLA870よりは断然リアリティがありますね。
部屋でガチャガチャ遊ぶには一番楽しそうです。
値段は5000円いかないくらいです。
配色がダサいのが玉に瑕ですので、塗装する必要がありますね。
もうちょっとリアルな配色でシンプルなM870あたりがあれば即買いレベルなんですが。

他にもカート式リボルバーからミニガンまであり中々面白いので、今後も市場調査続行しようと思います。



青赤の文字はカタカナ読みで「ジャーテーリン」、つまり「ガトリング」ですね。
役に立たない余計な中国語知識が増えていきそうです(笑)

日本から中国へトイガンは持ち込めないので、トイガンで遊ぶにはこちらで現地調達する必要があります。
中国から日本への持ち込みもかなり厄介そうなので、帰任時には放棄する必要があります。
その点を考慮すると、最低限リアルな外観で安価、部屋撃ちに適した水弾仕様と、水弾ガンは諸々今の私の環境に好都合なおもちゃな気がしてきました。
作りや質感は日本に出回っているトイガンに比べたら到底及ばなさそうですが、低価格でツボを押さえたギミックを搭載した銃の数々は興味深いものがあります。

以前youtubeで下記中国のサバゲ―?紹介動画を見て、BB弾で撃ち合っていると思い震撼したのですが、おそらくこれも水弾で撃ち合っているのだと思います。


それにしてもゲーム性もへったくれもありませんね(笑)
まあこれはこれで頭のネジ飛んで別の意味で楽しそうですが(笑)
夏場に公園とかで水鉄砲で撃ち合いするイメージに近そうですね。
最初は真面目に撃ち合いやってるけど、最終的にはゼロ距離で奇声を上げながらただ水を掛け合うだけになる、あのテンションですかね。

直近引っ越しするので、一通り落ち着いたら通販で実際に上記のAKかM1014あたりを買ってみようと思います。
無事買えたらレビューしますね。

お読みいただきありがとうございました。  


2020年04月07日 Posted by 4039  at 21:29Comments(0)鉄砲中国現地トイガン

初期アフ本「DESPERATE LANDS」解読 PART1



中国に赴任してきて、今日でちょうど丸1年経ちました。
週末に家族で出かけたり、サバゲに行ったり、映画を観たり買い物したりという、日本では当たり前に出来る娯楽がほぼ無いのが少々辛いところですが、生活自体は特に大きな不便は無いです。
コロナの影響も、こちらでただ暮らす分には特別不具合はありません。
むしろ飲み会が激減して健康的になってます(笑)
現在中国は外国人入国拒否、日本は入国後14日間待機必要なので、親が死ぬとかでもしない限り日本に帰れないのは精神的にキツイ所はありますが。

週末は中国語教室に行きスーパーで日用品の買い出し、住んでいるホテル内のスポーツジム(今は自室でリングフィットアドベンチャーとFitボクシング)で汗を流し、後はテレビ鑑賞、ネトフリ&アマプラ、PS4にSwitchと、一人インドア遊びに没頭しています。

香港には日帰りで遊びに行ける距離なのですが、昨年赴任直後からデモが始まり、そのままコロナ騒動突入で国境閉鎖状態なので、まだ1度しか遊びに行けていません(苦笑)
流石にコロナの前ではデモどころではないようですね。
映画であるような、宇宙人が地球に攻めてきて人間同士の戦争が止まるみたいな感じですね。

業務はまあ順調でやり甲斐があり、給料は日本にいる時の約倍、帰任後の出世の足掛かりになるので決して悪い話ではありません。
住居も日本ではとても住めないような高待遇です。
妻子に数ヵ月に一度しか会えず、しばらく子育てに寄与できない事が最大のデメリットです。
家族に負担を掛けた分、しっかり出世して稼いで楽させてあげたいところです。

そんな日々を過ごす中、結構前に買ったまま放置していた初期アフ本の解読に着手し始めましたので、考察の整理と備忘録も兼ねて記事にしていこうと思います。
トップ画像に表紙を載せましたが、「DESPERATE LANDS」という本です。
直訳すると「絶望の地」といったところでしょうか。
9.11後、19th SFG(ODA 995)に所属していたRegulo Zapata Jr.氏が自身の対テロ戦争の従軍体験を綴った、2007年発行の作品です。
表紙に写っているおじさんがZapata氏です。
私はわざわざ本をアメリカから輸入しましたが、いつの間にかkindle版が出ていました。
これで入手のハードルは一気に下がりましたね。良い時代です。

Zapata氏が写っているミリフォトはネット上でも結構転がっています。






Zapata氏が写っているアフガンの写真=ODA995の初期アフの写真が確定ということです。
確固たるソースが明確なミリフォトは意外と少ないので、ありがたい事ですね。
誰かが断定的に言及した間違った情報が独り歩きして、いつの間にか「真実」として扱われてしまうのはこの界隈では結構ありがちなので、このブログ含めて何でも鵜呑みにしてはいけませんよ(笑)
ちなみに本ブログでは、上記写真のように余程確定的な情報でない限り、「と思います」や「かもしれません」のような、主観的、非断定的な表現にする事を心がけています。
読まれた方がどこかで「断定的な情報」のように再発信してしまうと結局意味は無いですが。。
ネット社会が進めば進むほど、情報リテラシーの高さが生活の質をより左右する事になっていきそうですね。

本の中にも白黒ですが写真が載せてあり、見覚えのある写真の素性が分かったり、この本でしか見られない写真もあるので、初期アフファンなら写真を見るだけでも買う価値はあると思います。






200ページ以上の内容で当たり前ですが全編英語なので、気長に読んでいこうと思っていたら全然やる気が起きず放置しまくってしまったので、ブログ記事にし始めることで自分の尻を叩こうと思った次第です。
また、それでも滞って期間が空いてしまった場合でも、ブログを読み直せば大筋はすぐに記憶を取り戻せて、再開するハードルが下がると思いました。

そんな感じで、まだ全編読んでもいないのに見切り発車な考察シリーズのスタートです。
読み進める内に考察が変わり、記事内容に矛盾が生じるかもしれませんがご了承ください(出来るだけ無いようにしますが)。

まずは序文にZapata氏の来歴が書いてありました。
75レンジャー→5th SFG→12th SFG→19th SFGと渡ってきた大ベテランです。
19th SFG(ODA995)に組み込まれたのは軍歴27年が経過したときでした。

9.11発生時は既に予備役(19th SFG所属)だったので、普段はカリフォルニアのサンタクララ郡のギルロイでパークレンジャーをしていたそうです。
9.11の数か月後、まずはアフリカのジブチに派遣され、その後3rd SFGの交代としてアフガン東部に派遣されたようです。
本書はジブチ、アフガン両方の従軍体験が記してあります。

目次はこんな感じです。


1記事1章だとしても、16記事の長大シリーズになりそうですね。
とりあえずしばらくネタには困らなそうです(笑)
それでは、気長に読み進めて内容をまとめていこうと思います。

1章 出頭
9.11の数週間後にSpecial Opelations Command Centralという機関からフロリダのMacDill空軍基地への出頭命令が来たと書いてあります。


いきなり「諸手当がちゃんと払われなくて修正するのが大変だった」という愚痴が書き連ねられているのが生々しいです(笑)
カリフォルニアのギルロイからフロリダのMacDillまで車で向かい、途中テキサスの実家を訪ねたそうです。
いきなり車でアメリカ大陸横断という大ロードトリップをやってのけますが、エピソードは実家に立ち寄った話くらいで、まるで1泊2日くらいの感じで終わります(笑)

予定より1日早くMacDillに着いたので、先にアフガンに派遣されていて帰任していた友人に話を聞いたとあります。
指令は基地内にあるSpecial Operations Command Central(SOCCENT)に出頭することで、初日に司令部に挨拶にいった詳細がつらつらと書かれています。

初日の出頭時に、2日後カタールのJoint Operations Center(JOC)に配属されると言われます。
2日間で各種メディカルチェックや法手続きが行われ、装備品が支給されました。
てっきりZapata氏は任期の6ヵ月間はMacDillで任務に就くものだと思っており、「フロリダの素晴らしい気候の元で毎日働き、妻とタンパに遊びに行こうと計画していたのに」と、ここでも不満噴出です。
文中に忽然と「Shit!」と出てきて笑ってしまいました(笑)


しれっと「任期は6ヵ月」という重要情報が出てきました。
部隊や役職等によって任期が違う可能性は大いにありますが、Zapata氏と同じ19th SFGや同じく予備役の20th SFGの隊員であれば6ヵ月だった可能性が高そうですね。
そうなると、初期アフミリフォトである人物が2枚の写真で確認できた場合、その2枚の時間差は6ヵ月以内である可能性を考慮できますね。
ちなみに以前の記事で19th SFG所属のRandy Watt少佐も2002年5月には派遣されており、同年12月に帰還したと考察しました。


過去記事「初期アフガンお宝映像考察 PART5

中隊長クラスでも半年の任期だったと思われるので、少なくとも中隊規模で任期は同じだったのかもしれません。
読み進めていけば、Zapata氏の任期もRandy氏と被っていた事が分かるかもしれません。

さらに、上の方で書きましたが、19th SFGは3rd SFGの交代要員としてアフガンに派遣されたようです。
19thは上記写真に入っている日付を信じれば、2002年5月にはアフガン入りしています。
引き継ぎ期間を1ヵ月程度と想像し、アフガン戦初動の5th SFGのタリバン殲滅戦の時期を考えると、3rd SFGがアフガン派遣されたのは2002年春~2002年夏あたりの半年間だったのかもしれませんね。
少なくとも2002年8月時点では、まだ3rdはアフガンにいたと思われます。

以前考察した初期アフドキュメンタリー「Profiles From The Front Line」で登場する3rdの隊員は基本半袖です。




同じ番組内で19th SFGの取材もしており、3rdと同じような薄着であり、取材効率を考えてもこの番組は3rdと19thが入れ替わる時期に撮影されたのだと考えるのが自然ですよね。
そうなると、この番組は2002年の5~7月あたりに撮られたものなのかもしれませんね。

入れ替えに際し引き継ぎは必ずしていたと思うので、2002年半ば頃で3rdと19thの隊員が一緒に写っている写真が存在する可能性もありそうですね。
写真は無くとも、引継ぎ時期に3C(3rd)とWL(19th)のSPEARを装備している隊員が一緒に行動していた時期があったであろうとは想像できます。

※この写真は映画「ホース・ソルジャー」のもので、あくまでイメージです。

その時に隊員同士でポーチ交換、譲渡をしていたと妄想すれば、3CとWLのSPEARを混ぜるという妄想装備の根拠(言い訳)にできそうですね。
そんなバックグラウンドを妄想して、WL SPEAR装備の中に1つだけ3CのELCSポーチを忍ばせたりすると良いアクセントになるかもしれません。
「リアルな装備」からは遠ざかりますが、私はそういう「あそび」は嫌いじゃありません。

こうして複数の情報源を繋ぎ合わせて、自分なりに新しい考察を生み出せた時は快感です(笑)


話が逸れましたが、本文の続きに戻ります。
フロリダに着いたと思ったら、すぐにカタールに行けと言われたZapataおじさん。
準備が終わった後、世界状況の説明と赴任地に関するブリーフィングを受け、カタールのJoint Operations Center(JOC)に向けて飛び立ちました。
手当はちゃんと払われないわ、思ってたのと違う所に飛ばされるわで、不満たらたらなZapataおじさんの第1章でした。

こんな感じでまとめていければと思っています。
考察題材が文章なので、画像少な目の地味で長いシリーズ記事になりそうですが、お暇でしたら今後もお付き合いください。

お読みいただきありがとうございました。  


2020年04月01日 Posted by 4039  at 00:09Comments(0)初期アフガンDESPERATE LANDS