カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART1

カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART1

現在U-NEXTが大量にHBO作品を配信していますね。
カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART1

その中でライムスター宇多丸さんのラジオでオススメされていたBARRYという作品を観てみました。
カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART1

ビル・ヘイダーが主演のドラマです。
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脇役ですが大作に数多く出演していて、日本でも結構知名度高いと思います。
私の中で彼の代表作は、知る人ぞ知る名作「スーパーバッド 童貞ウォーズ」に出てくる面白警察官コンビの片割れです。
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カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART1

相方のセス・ローゲンとのやり取りは超面白いです。
日本ではビデオスルーで邦題もB級臭強めの為かあまり有名なイメージがありませんが、何気に今や売れっ子のジョナ・ヒルが主演だったり、エマ・ストーンの映画デビュー作だったりする記念碑的な作品でもあると思います。
カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART1

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未見の方は是非。

話が逸れましたがBARRYはアフガン帰りの元海兵隊の殺し屋が、ひょんな事から演劇にハマり、殺し屋稼業から足を洗おうと藻掻きつつ俳優としての道を突き進もうとするコメディーです。
1話30分で8話構成なので見やすいです。
シーズン2も決定しているそうで、楽しみがひとつ増えました。
銃撃シーンはそれなりにしっかりしていて見ごたえがありますので、ミリタリー方面としても楽しめる要素があります。
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では、そろそろ本題に入ります。
先日入手したAKA M870の詳細をレビューしていきます。
早速カスタムパーツを入手し、少々外装をいじりました。
カスタム前
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カスタム後
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カスタム内容は後ほど書きますが、まずは基本的な性能を書いていきます。
本銃はライブシェル式のエアコッキングガンです。
各シェルに水弾(7~8mm程度の吸水性ポリマー弾)を1~5発程度入れ、シェルを実銃通りの操作で銃に装填、射撃、排莢できます。
カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART1

前回の記事にも載せましたが、下のyoutube動画が2分弱でテンポよくこの製品を紹介していて見やすいです。


操作は非常にスムーズで、ジャムは滅多に起こりません。
既に500回以上は装填排莢操作をしていますが、自分の明らかな操作ミス以外でジャムったのは数える程です。
また、ジャムっても復帰に分解を必要とする致命的な物はゼロで、指で数秒で復帰できる軽いものしか起こっていません。

水弾は重さ約0.5gです(かなりざっくりした重量計で測ったので精度は低いです)。
初速は計測器を持っていないので完全に感覚ですが、1発発射時で80m/s弱は出ていると思います。
日本だとアウトな値ですね(笑)
ただし、スプリングは電動ガンの物が使えるようで、出力調整は容易と思われます。
0.5gで1J以下だと60m/s程度にする必要があり、3発装填したら40m/sくらいになってしまうと思われます。
シェルの小改造でBB弾仕様に出来そうなので、0.2gBB弾1発時に90m/s程度に調整できれば、かなり楽しいBBエアガンに化けると思います。
APS CAM870やマルゼンのBB弾シェルが流用出来れば完璧なのですが、次回日本に帰った時に調達して試してみようと思います。
マルゼンシェルが流用出来れば入手安定性、コスト的にも完璧ですね。

インナーバレルもあり単純な構造で簡単に交換できるので、容易に6mm対応のバレルに交換できると思います。
カスタムパーツで純正に対してタイトなバレルが売っていたので、とりあえず入手してみました。
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おそらくアルミ製です。
まだ組み込んでいませんが、純正品より弾とのクリアランスは明らかに狭いです。
アウターバレル延長に伴い、純正よりも少し長いモノにしてみました。
組み込み次第効果検証しようと思います。

カスタムパーツ全般に言えますが、どれも非常に安いです。
このバレルも上のチャンバー部品とセットで約500円でした。
日本国内の感覚で見るとびっくりする値段のパーツばかりです(品質は不明ですが)。
日本でも見るようなシュアファイアのレプリカライト等も売っていますが、基本日本で買う半額以下で買えます。
輸送費等の諸手続き費用と中間マージンを考えれば、まあそんなところなんでしょうね。

ちなみに水弾は弾力があり柔らかいので、室内で撃っても物を壊すリスクが非常に低いです。
初速は上記にも書いたように1Jは越えていると思いますが、3m先の空き缶を撃っても、空き缶は吹っ飛びますが弾痕は残りません。
また、床に転がった弾も1日放置すれば乾燥して1、2mm程度の元の大きさになり、踏んでも痛くも痒くもありません。
カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART1

部屋の掃除がてら掃除機で吸えばきれいさっぱりです。
弾が欠損していなければ、再度水に漬ければ再利用可能です。
もちろん価格もBB弾より安いです。
下の写真はAKA製のHARD弾と呼ばれる物ですが、掌サイズの袋に乾燥状態で80g=約1万発で300円程度です。
カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART1

パッケージが異なり、一応左のオレンジの袋が(Ver.2)みたいな感じで書いてありますが、あるショップの説明文では「中身は同じです」と書いてありました。
まだ黒い方は開けていないので、いずれ比較してみようと思います。
専用のローダーも数百円で買え、本体と同じナイロン製で丈夫で高質感な出来です。
以前購入したXM1014に付属してきた水弾はこのAKA弾より軽量で脆く、2発以上シェルに装填すると発射の衝撃でシェル内でぶつかり合って砕けてバラバラになって銃口から飛び出してきます。
こっちの方がショットガンらしいと言えばらしいかもしれませんね(笑)
HARD弾といってもBB弾に比べればはるかに柔らかく、指に挟んで力を込めると容易に変形します(力を抜くとまた真ん丸に戻ります)。

以上のように、5m程度の室内でごく近距離の物を撃って遊ぶだけなら、BB弾よりあらゆる面で優れているのではと思います。
7、8mも遠れると弾道はBB弾の足元にも及ばないですし生分解もしないでしょうから、屋外では圧倒的にBB弾に軍配が上がりますが。
ちなみにこのM870や、以前入手した次世代風AK47は水弾ガンとしてはハイエンド製品ですが、弾道は10m先の500ml缶に一発で当てられるのが3回に1回くらいの確率です(笑)
飛距離も出力1J以下にしたら10m以下でしょう。

870に話を戻します。
実銃では金属のレシーバー、トリガーガード、ボルトは本銃ではナイロン樹脂製です。
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決して安っぽさは無く、レシーバーとトリガーガードは「まあこれもアリかな」と思える質感ですが、ボルトが同じ質感のシボが入った樹脂丸出しなのはちょっと微妙です。
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レシーバー前部の上面と側面にネジがあり、特に上面ネジは外観的に安っぽくて良くないですね。
カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART1

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上面ネジを利用したマウントレイルがオプションパーツであるので、それを付けてしまえば自然な見た目になりそうです。
ちなみにこの上面のネジ2本と側面左右のイモネジを外すとバレル&マガジンチューブがごそっと外せますので、分解組み立て性に関しては非常に便利ではあります。

ストックとフォアエンドも同じナイロン製ですが、これは実銃も樹脂なので特に気になりませんね。
カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART1

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バリやヒケは無く、グリップのチェッカリングなんかもダレなく綺麗に成形されていて好感が持てます。
取り付け強度も高く、ガタツキは皆無です。
他メーカー品や実銃パーツが使えるかは不明です。

アウターバレルは金属で、おそらくアルミを塗装した物だと思います。
側面には実銃を模した刻印が入っており、中々雰囲気は良いです。
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印刷では無くレーザー刻印のようなので、擦れたりする心配はなさそうです。
マガジンチューブ、及びキャップも金属製です。
ねじ切りもしっかりしており、カッチリしています。

ボルトです。
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デフォルトでは写真のような赤い成形色のボルトが入っています。
(私は黒色の成形品を組んだ物を入手しました。)
ポートから覗く形状はマルゼンやマルイの物よりもリアルで、エキストラクターはライブで機能します。
タナカやAPS、PPS製の物は見たことがないので比較できませんが、外観形状に限っては遜色ないのではないでしょうか。

ボルト部ですが、この銃ではシリンダーユニットとピストン、エキストラクター等、射撃動作に必要な部分が詰まった重要なパーツです。
シリンダーもピストンも肉厚でしっかりしており、耐久性は高そうです。
ピストンはダブルOリングで穴あきヘッドという贅沢な感じです。
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ただ、電動ガンのように高速でピストンが後退する訳ではないですし、そもそもシリンダーとの気密がガバガバなので穴あきで後退時の吸気効率を上げる意味は全くの不明ですが(苦笑)
ここはステンレス製のシリンダーを内蔵してしっかり気密を上げてほしかったところです。
気密をしっかり上げたら穴あきピストンの意味も多少出てくるかもしれませんね。
シリンダーからピストンが相対的に後退するのはコッキングしてフォアエンドを前進させる時(フォアエンドを下げ切ったところでピストンがシアに引っかかり、フォアエンドを前進させると連動してシリンダーが前進する)なので、勢いよくフォアエンドを戻すとシリンダーへの吸気速度が追い付かず前進させるのが重くなるかも?しれません。

先端部はエキストラクターとノズル、あとはノズルをぐるっと囲むようにプレートがあり、バネで前後するようになっています。
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シェルをチャンバーに装填してボルトを閉鎖した際、このプレートがシェルを押し込み、シェルの長さの個体バラつきを吸収しつつボルト-シェル-インナーバレルを密着させていると思われます。
この構造から、他社のBBシェルのリムの径と厚みがAKAのシェルと大体同じであれば、普通に装填発射可能だと推測しています。
これらの部品は金属製ですが、おそらく鉄では無く軟らかめの金属のようなので、摩耗していくと作動不良や実射性能低下の原因になりそうです。
幸い、ボルトアッシーセットは1000円台で買えるので、補修部品として多めにスペアを確保しておこうと思います。
ちなみに500発程度撃ち込んだ現在の状態ではまだ全く摩耗等は無い様子で、作動の感覚も新品状態と全く同じです。

純正のボルトは黒であっても見栄えがイマイチなので、早速金属製のカスタムボルトに替えました。
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おそらくアルミ製で、表面処理はアルマイトだと思います。
流行り?に乗っかってSalient Arms Internationalの刻印が入っています。
カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART1

これも色合いと質感、刻印位置からしてレーザーでしょう。
刻印やエッジ感など、質感は上々です。
ピストンも金属製のものがセットで入っており、電動ガンのカスタムパーツにあるようにベアリング仕様のワッシャーが付属します。

気密は手で持って圧縮してみる限り、純正品よりは高そうです。
ベアリングワッシャが入る分スプリングの圧縮も大きくなりますので、初速アップすると思ったのですが、体感ではほぼ変わりませんでした。
おそらくピストンが金属製になって重くなった分、スプリング解放時の前進速度が下がった為と思われます。
具体的な検証は何もしていませんが、径が合えば簡単な加工で電動ガンのシリンダーとピストンヘッドをインストールできるかもしれません。
それができれば劇的にエア効率は上がりそうです(=スプリングを強くしなくても出力確保できる)。

ボルトが金属製になり色合いと質感に変化が出たので、レシーバー周りの外観が一気に引き締まりました。
カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART1

また、シリンダーとピストンが金属製になったので、射撃音が「パキーン」と金属音が心地よく響き、これも非常に満足感が高いです。
エキストラクター部組み立て済で日本円で4000円程度と少しお高めでしたが、AKA M870においてはマストと言えるカスタムだと感じました。
現在確認出来ているのはこのデザインの色違いだけ(金、黒)なので、プレーンなデザインの金属ボルトも出して欲しいところです。

あとは延長アウターバレル、延長マガジンチューブも組みました。
カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART1

分解組み立てはシンプルで、ボルト交換も合わせても慣れれば10分程度で組み換え可能なレベルです。
下動画が分解組み立ての様子が非常に分かりやすいです。




分解は6分程度、組み立てもトリガーユニットを除けば6分前後で完了しています。
言葉による説明はゼロで、全てジェスチャーで示しているので分かりやすいですし、言葉無しで通じる程シンプルな構造ということですね。
最低限、六角レンチセットがあれば分解組み立て可能です。
トリガー周りは少し複雑ですがユニット化されており、ネジを外さなければ部品が脱落する事はありません。
カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART1

マガジンチューブの延長は、ライブシェル式では外観だけではなく装弾数増加になるので、やる効果は高いです。
カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART1

元々4+1発(チャンバー)でしたが、これで7+1発になりました。
延長に伴いチューブ内のバネも長いものに替えましたが、作動不良は起こさず快調に作動しました。
この辺りの作動確実性は目を見張るものがあると思います。
どのパーツもポン付けで普通に作動します。
当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、トイガン業界のカスタムパーツは基本調整するものという認識なので、ちょっと拍子抜けすらしました。
かなりルーズな部品公差でも動くように設計されているのかもしれませんが、その割にガタツキ等が無く、トリガーフィールも申し分ないので不思議です。
手放しで優秀と言える製品だと思います。

アウターバレルは一体型では無く、継ぎ足しなので継ぎ目がちょっと格好悪いです。
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なので現在一体型のアウターバレルを調達中です。
ついでにARグリップ&ストックアダプターやM-LOKフォアエンド、T1タイプのドットサイト等も注文し、タクティカルなコンバットショットガンのイメージにしてみようかなと思います。
カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART1

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今までもショットガンのカスタムは何度か志したのですが、マルゼンM1100はガスルートや機関部の調整が難しく途中で挫折、マルイM870はブリーチャーを購入しましたが、排莢しないのでイマイチモチベーションが上がり切らず実行しませんでした。
パーツがどれも格安&インストールが容易なこのAKA M870を使って、色々いじってみたいと思います。

既に一丁だけでは飽き足らなくなったので、速攻でスーパーショーティも生やしました(笑)
カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART1

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梱包や説明書もスタイリッシュで高級感があり、レシーバーにちゃんとSerbu社の刻印が入っていたりしていて芸が細かいです。
フォアグリップのハンドルはもちろん実銃同様に展開折り畳みが出来、変なぐらつきガタツキなくカッチリロックされます。
付属品のシューティンググラスも変な歪みや傷、成形不良は無くよく出来ています(強度は不明ですが)。
これで1万円しないので驚きです。

きっとタクティカル風カスタムしたらプレーンな感じも恋しくなり、ピストルグリップタイプも欲しくなり、SAI風にも憧れ、結局何丁も揃えてしまうかもしれません。
それくらい魅力的なトイガンです。
レシーバー下面を削り込んで高速クワッドロードの練習をして、ジョン・ウィックごっこするのも楽しそうです(映画はセミオートのベネリM2だと思いますが)。
クワッドロードはまだまだ全然不慣れですが、スムーズに出来るとめちゃくちゃ気持ちいいですね。

スーパーショーティの詳細レビュー含め、まだまだ書きたい事があるので次回も続きます。
お読みいただきありがとうございました。




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2021年05月19日 Posted by 4039  at 18:40 │Comments(0)鉄砲AKA M870中国現地トイガン

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