東京マルイ 次世代M4 補強加工&カスタムパーツ組み込み 内装編

東京マルイ 次世代M4 補強加工&カスタムパーツ組み込み 内装編

マルイ製次世代M4紹介 第3回です。
前回までの記事はこちら

第1回「東京マルイ 次世代M4を選ぶ理由」
第2回「東京マルイ 次世代M4の弱点」

今回は私の次世代M4定番カスタム工事について書いていこうと思います。

前回の記事で書きましたが、私は次世代M4は各部が劣化してきたら頑張って部品交換等で維持しようとせず、
割り切って数年に1度新品に買い換えています。
買い換えた新品にはほぼ決まったレシピでカスタムを施します。

下記がカスタム内容一覧です。
・リコイルウエイト取り外し(前出し配線仕様の機種は外さない)

・スプリングガイドをライラクス製ベアリング座金付きに変更

・バッテリー接続端子変更

・モーターをマルイ製EG-30000へ変更

・グリップ固定用ねじを2箇所増設

・グリップをVFC製A2グリップに交換

・アウターバレルをTSS製スチールバレルに変更

・デルタリングをG&P製に変更

・ポートカバーをリアルサイズ品に変更

・ハンドガードを変更(実物RAS or レプリカ DD RIS2 or 実物ノーマルハンドガード等)

・レシーバーをインディ製「パーカーシール」で塗装

・各ねじ部にねじロック剤塗布

・用途に応じてストック、光学機器を選択し取り付け


それでは順に詳細を記載していきます。

・リコイルウエイト取り外し
次世代最大の存在意義とも言えるリコイルウエイトを取り外すという暴挙ですが、

軽量化
射撃時のブレ防止
パーツ損耗軽減
サイクル&セミのキレUP
バッテリー収納スペース確保
燃費UP

と、得られる恩恵は大きいです。
リコイルが無くても次世代M4を選ぶ理由は前々回の記事に書いた通り他にもありますので、個人的にはOKです。

作業自体は比較的シンプルです。
バッファーチューブ後端のキャップがねじ式となっており、これを外せばリコイルユニットを引き出せます。
大きいマイナスねじなので、開けるのに少し工夫が必要なことと、ねじがねじロック剤で強固に固定されている場合があることが注意です。
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私は写真の巨大なマイナスドライバーで開けます。
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これでうまくいかない場合は、ロックリングプライヤーで強引に引っ掛け回します。
(本来の用途とは全く違いますが)
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もっと上手い方法で作業している方は沢山いらっしゃると思うので、私の手法はあまり参考にならないと思います。
たまにねじロックでガチガチになっている個体があるようで、その場合はライターやドライヤーで温めると若干緩みやすくなるそうです。

次世代M4はスプリングガイドがリコイルユニットの軸に串刺しにされており、これでスプリングガイドがセンター出しされています。
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なので、単純にリコイルユニットを外してしまうとスプリングガイドが「骨抜き」された状態になり作動時に左右にブレるため、メカクラッシュの原因になるという話をよく聞きます。

対策としてはバッファーチューブを挟むようにスプリングガイドをねじ等で固定する方法があります。
純正の次世代M4スプリングガイドはお尻がねじ穴ではないので、ver.2純正スプリングガイドの「耳」を切って使うか、社外製のねじ切りのある次世代ver.2ガイドを使用する必要があります。

私は初速UPの効果も含めてライラクス製の「EGスプリングガイド/スムーサー New Ver.2」に換装しています。
このスプリングガイドにはたしかM5ねじが適合したはずです。
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ただ、やはりリコイルの楽しさも捨てがたいので、
バッテリー収納スペースを気にしないで良い前出し配線仕様については、ウエイトはそのままにしています。


・スプリングガイドをライラクス製ベアリング座金付きに変更
次世代M4はメカボックスを開けずに、バッファーチューブを取り外せばスプリングガイドが交換可能です。
純正よりあと少しパワーを上げたいので、ベアリング座金付きのスプリングガイドに交換し、若干ばねの圧縮を強くします。

スプリングガイド交換で3m/s程度初速UPします。
それでも初速に不満がある場合(90m/s未満)は、慣らし運転程度に数ゲームこのまま使い、
次の点検整備ついでにピストンヘッド+スプリング交換します。


・バッテリー接続端子変更
純正の専用ニッケル水素バッテリー仕様のままだと、

ニッケル水素バッテリーに使える充電器等が必要
バッテリーの維持管理が面倒(メモリー効果、過放電等)
冬季に弱い
高価(しかも次世代専用)
LIPOに比べてセミのキレが悪い
LIPOに比べて重い
銃に装着できるストックが純正に限定される(しかも高い)

まさに不都合のデパート状態ですので、LIPO化は必須です。
LIPOは知識を持って適切な取り扱いで安全管理さえしっかりすれば、高性能/低価格という素晴らしいバッテリーですよね。
ここ10年では一番の電動ガン業界の革新だと思っています。

作業としては、まずバッファーチューブ後端にある、ストックとの接触端子をはんだこてで外します。
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外した先端に熱収縮チューブを通した後、ミニコネクタ配線をハンダ付けし、接続部に収縮チューブを被せ熱をかけて収縮させれば終了です。
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リコイルウエイトが無いのでバッファーチューブ内にバッテリーを納めることができ、ストック選択の幅が広がります。
私は作動性を重視し、チューブに入りきりませんが「ET1 ETR214 7.4v 1400mAh」を装着しています。
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ストックの後端に穴が空いているタイプが使えない(外観露出するので)のと、最短ポジションには出来ないことを除けば不都合なしです。

チューブに穴あけ等をすればもっとスマートに収納できるのでしょうが、この方法が極力手間とリスクをかけず最大限効果を得られる手法だと考えています。
万一断線しても、何も分解せず5分もあればすぐ直せますしね。

ちなみにヒューズは載せていません。
もう15年くらい電動ガンをいじくっていますが、一度もトラブルに遭っていないためです。
次世代もヒューズキャンセル状態で何万発撃ったかわかりませんが、スイッチやモーターが焼けたり、バッテリーが破損する等の電装系トラブルは皆無です。

ちなみに私は米陸軍特殊部隊のM4をモチーフにしており、旧型M4ストック+デルタパッド付を愛用しています。
(マルイ純正M4ストック+実物デルタパッドです)
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旧型ストックは小型軽量で嵩張らないためプレキャリとの相性が良く、デルタパッドにより肩付け性がUPしサバゲでもかなり実用的です。
エアガンは反動がないので、クレーンストックのようなしっかり肩付け頬付けできるものよりも、軽量コンパクト傾向のストックの方が理にかなっていると思っています。
しかも息の長いアイテムのため、幅広い年代再現をカバーできます。

実際にもこの組み合わせで使用されている例は多いですよね。
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・モーターをマルイ製EG-30000へ換装
マルイ純正のハイスピードモーターですね。
よく「ノーマルでEG-30000を組むとクラッシュする」と聞きますが、私は駆動系はノーマル(スプリングガイド、スプリング、ピストンヘッド等吸排気系は交換)+EG-30000で数万発は撃っていますが一度も不具合発生していません。

だから絶対大丈夫という訳ではありませんが、クラッシュを経験するまではこのセッティングで走り続けようと思います。
リコイルレスでEG-30000に換装しET1のLIPO 7.4V で18rd/s程度となり、かんたんに快適な発射レート、セミのキレが手に入ります。
ちなみにリコイル有りの方はAIP製 「HT-40000Lハイトルクモーター」に換装しており、EG-1000より発射レート微増+セミのキレUPを図っています。

・グリップ固定用ねじ穴を2箇所増設
前回弱点として挙げた点の補強加工です。
デフォルトではM3ねじ×2箇所ですが、幸い次世代M4のメカボックスには予めもう2箇所に下穴が空いています。
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下穴径がM3用なので若干強引ですが、M4タップでねじ切るのみの簡単加工で強度アップ可能です。
これでグリップ固定がM3×2+M4×2となり、倍以上の強度となります。
着けるグリップによっては2箇所穴が空いていないので、こちらもドリル等で穴あけが必要ですが、大した手間ではないですよね。
M3の方は分解組み立てでバカになった時点でM4タップをねじ込み再生させます。

ただ、下穴まで空けているなら、純正で4箇所ねじ止めにすればいいのにと思うのは私だけではないと思います。
(きっとコストや歩留まり等、生産の都合があるのだと思いますが。)
ひょっとしたらそのうち改善されるかもしれませんね。


以上で内部部品のカスタムは終了です。
次回、外装編を書きます。
お読みいただきありがとうございました。





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2017年05月25日 Posted by 4039  at 23:43 │Comments(0)鉄砲次世代M4

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