激シブ!カスタムBALCS



今回は初期アフネタになります。
最近はPMCと初期アフを行ったり来たりです。
どっちも野暮ったい装備に変わりありませんが(笑)

今回、超絶シブいカスタムBALCSを幸運にも手に入れられましたので、記事にしておきます。


縦BALCSに「ELCSの背中パネル」を背中から肩に引っ掛けて前に垂らしています。


こうすることで、前面を横MOLLEとして運用が可能になっています。

なるほどこの手があったか!と思うと同時に、大胆不敵なカスタムに惚れ惚れしますが、驚くべきことに実際に使用していた?特殊部隊員からの放出品とのことです。
どの部隊から放出されたのか?詳細は不明でしたが、もしグリーンベレーであれば3rdか5thからの放出でしょうか。

ちなみに7thも2002年にアフガニスタンに派遣されていたようで、7thの第2大隊C中隊のODAとされる写真を1枚発見しました。


この写真が本当に7thなのかは不明ですが、信じればSPEARはウッドランドが支給されていたのかもしれませんね。
7thの担当地域が中南米というところも、植生を考えるとウッドランドは符号しているような気がします。

それにしても「現地の有り物でやりくりしている感」が醸し出され過ぎていて、見ているだけで笑みが止まりません(笑)
縦PALSを解いて横に縫い直していたというのはよく聞きますし、実際に下写真のように実例とおぼしきものも出てきます。


ebayで見かけましたが全面ベルクロに張り替えているという面白いカスタム事例もありました。


今回のカスタム例は初めて見ましたが、上述のようなPALSを縫い直すカスタムよりもかなり手間は省けると思います。
ELCS前掛けをめくると、縦PALSはそのまま残っています。


主な作業としては、ELCSの背中パネルをBALCSの背中から肩部にストラップを通し、前面の数カ所を縫い付けたのみです。
縫い付けた箇所はほぼほつれており、上部2カ所が止まっているだけです。


残った糸を見る限り、かなり雑な仕事です。
残っているこの2箇所を解けば、普通のSF BALCSに戻せます。
ネットオークションに出品されていましたが、一見してクセのあるカスタムだったので全く競らず、今のBALCS相場にしてはかなり安く手に入れられましたが、普通のBALCS+カスタム+ELCSポーチ×3のオマケ付きと考えると死ぬほどラッキーなお買い物でした。感謝が止まりません。

肩部の内側にはクッションが貼り付けられています。



ELCSのクッション材を切り分けて、ベルクロを縫い着けてBALCSに固定しています。
ここは何故かやたら芸が細かいですが、余程肩こりに悩まされていたのでしょうか。
それともここから取り組んで力尽き、前部の縫い付けは適当仕事になってしまったのでしょうか(笑)

全体的に手抜き感MAXで全く洗練されてない感じといい雑な縫製といい、きっと仕立て屋等には出さずに隊員自らDIYしたのかなと思いました。
「お、これをこう組み合わせれば横MOLLEとして使えるじゃん!」的な思いつきで、非番の日にチクチク縫って作ったと想像すると、愛おしさすら感じてきます。
思わず1歳の愛娘と同じように抱擁してしまいました(笑)

要所要所ダクトテープで固定していますが、これも放出当時のままだそうで、やっつけ感が素晴らしいですね。


さすがに半分化石になってしまっているので、朽ち果てたら貼りなおそうと思います。

背中の紐の左右非対称な処理の適当さも嬉し涙が出てきます。


「着れればいいだろがい」と言わんばかりの仕事ぶりです。
これぞ初期アフ!(イラクかもしれませんが 笑)

サイドのバックルはメスが外されオミットされています。


単に割れちゃっただけなのか分かりませんが、外しているということは無くても問題無かったのでしょうね。
確かにコマ数からして大した重量を搭載できなさそうですし、サイドのベルクロだけで十分支えられたのでしょう。
逆にOTVはベルクロ固定のみですが、いっぱいポーチを着けて満載しちゃうと、前かがみになった時に自動で開いてしまったようです。
細かいところですが、こういう部分にも地味に現場の説得力を感じます。

余談ですがに多くのプレキャリにはお腹に巻くエラスティックバンドがありますが、オーバースペックなのか放出品は切られている場合が多いです。
サバゲで月1回着る程度では何ら切る必要を感じませんが、戦場で毎日頻繁に着たり脱いだりする生活をしていると次第にうざったくなるのでしょうか(笑)

バックルが無い為に年代特定ができないと思いきや、内側のチ〇コアーマー取付用のバックルの製造年は確認できました。


2000年製造のようです。ステキ20世紀。

私も過去、56式チェストの肩紐を解いてBALCSの背中PALSに引っ掛けるカスタムをして運用していました。



元ネタは無く完全に想像のカスタムでしたが、このBALCSも構造としては同じ発想で感動しました。
今回のようなカスタムBALCSが実際にあったと思うと、私の56式チェストカスタムもやっていた人がいても全く不思議では無いように思えてきます。

サイズはラージレギュラーです。
私の体格は170cmちょいの中肉中背ですが、ダミーソフトアーマーとダミープレートを仕込むと、Tシャツ1枚の上から着用して長さ、胴回り共にぴったりです。

いつの間にか実物Mサイズ、実物Lサイズ、トイソルレプリカ、メーカー不明レプリカと、BALCSが増殖していましたので後日比較をしたいと思っています(今は手放しましたが、過去もう1着持ってました)。


ちなみに今ホットなトイソルBALCS(写真右上)ですが、実物に比べてかなりタイトな作りな感じがします。
私は頭囲はどちらかというと日本人としては平均ちょい小さめだと思っていますが、トイソルBALCSは頭を通す時に耳が超擦れて痛いです。
胴回りもソフトアーマー&プレートを仕込むと、逆に前後パネルのベルクロが届かないんじゃないかと不安になるくらいです。
外見や着心地も上手く言葉で表現できませんが、実物を着た時のようなユルい野暮ったさはあまり無く、ピチッとしていて最新のプレキャリを着た感じに近い印象です(単に新品でヘタってないからだけかもしれませんが)。
総じて「モダナイズされたBALCS」といった感じで、個人的には少し違和感を覚えました。
詳細はまた後日レビューしようと思います。


本カスタムBALCSに戻ります。
実際に着てみてマガジンチェンジ動作をしてみましたが、正直かなり使いづらいです(苦笑)
MOLLE部がエプロンのように肩から掛けてあるだけなので、ポーチからマガジンを出そうとすると引っ張られて前掛け全体が浮いてしまいます。

前掛けをちゃんとBALCSに縫い直せば改善しそうですが、まずはこのままでこの不便さ含め楽しもうと思います。

ラベルを見てみると、一部が四角く切り取られています。


手持ちのもうひとつの実物ラベルと見比べてみます。


コントラクトナンバーが入っている部分ですね。
この切り取った部分や、前オーナーが特殊部隊員から直接買い取ったという話も含めると色々と妄想が拡がります。
そもそもELCSの背中部をBALCSに縫い付けてしまったらELCSが使えなくなると思うのですが、どうしていたのでしょうか?
「ELCSなんてクソ装備は着ないから大丈夫」だったのか?
「破れちゃった体で背中部分だけ支給してもらった」のか?
「同じ隊の仲間から買い取ったor物々交換等で手に入れた」のか?

そして、前々から思っている疑問のひとつに「TLBVやLC-2や56式等、なんで古めかしい装備をわざわざ着けていたのか?」というのがあります。




今まで「ELCSよりこっちの方が使いやすいから」「支給が間に合っていなかった」あたりがまあ考えられる理由かなと思っていましたが、今回私の中で新たな設定が生まれました。

「背中部分等の部分品をカスタムに使っちゃって、もしくは同僚にあげちゃったので、以前支給された旧式の装備を着ていた」という妄想です。
さらに飛躍させ「最新装備(ELCS)は横流しするといい金になるから、この前帰国したタイミングで売っちゃって無いから旧式着てた」という、ブラックコメディ映画に出てきそうな設定まで妄想が捗りました(笑)

実際に特殊部隊で支給品がどのように管理されていたのかは知りませんが、「任務中に破損or紛失した」等でごまかせばちょろまかせるのでは?と思ったりしました。
特殊部隊の最新装備キット一式ともなれば結構な額になると思うので、意外と薄給であろう特殊部隊員にとっては良い小遣い稼ぎになったのでは?と邪推もしてみました。

上記はあくまで妄想です。
このBALCS含め、世にある放出品はちゃんと正式な手続きを踏んで放出された物品だと私は信じています。

それにしても「支給品である装備を切ったり縫ったりしていいのって自由過ぎやしないかい」という、原点回帰な疑問を改めて持った今日この頃です。

見ているだけで様々な妄想を繰り広げられる逸品を手に入れられ、感無量です。
装備は着てなんぼと考えていますので、サバゲでガシガシ着回して楽しんでいこうと思います。

お読みいただきありがとうございました。  


2018年07月04日 Posted by 4039  at 22:57Comments(10)装備SPEAR BALCS初期アフガンSPEAR ELCS