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 Posted by ミリタリーブログ  at 

半年間の軍拡整理(主に初期アフ関連)



近頃ちょっとガンプラにうつつを抜かし過ぎたので、そろそろちゃんとミリタリーな事も書いておきます。

といいつつ、ガンダムネタをちょっとだけ(笑)
先日22万円のガンプラが発表されましたね。


本物のガンダムと同じ素材(ガンダリウム合金)で出来たガンプラだそうです。
設定に厳密に従うなら月で精製しないといけないんでしょうが、HPから並々ならぬ拘りは感じられます。
紹介HP:https://gundarium.bandai-hobby.net/

MIM(Metal Injection Molding)成形ということですが、こんな特殊なインゴットを起こして、焼結時に収縮するMIMでスナップフィットを作るなんて凄いと思います。
写真を見る限り、派手なヒケやウェルド、転写不足等も無さそうですし(ゲート痕はいかにもガンプラでございで、そこはご愛敬ですかね)。
亜鉛合金みたいな安い汎用素材使ってダイキャストで作れば、同じような見た目の「メタル素材ガンプラ」なら10分の1くらいの価格で出来てしまうのではと思います。
なのに敢えてわざわざ特殊合金を使ったところに漢気というか、ロマンを感じます。

それにしても1/144サイズで22万円というのが、誰でもその気になれば手を伸ばせる範囲で、なんか生々しいですよね(笑)
どうせなら1/48サイズとかにして220万円にした方がインパクトはありそうですが、流石にそこまで冒険は出来なかったということでしょうか。
まあ私なら22万出すならトレポン買うかDAS買うか、ガンプラに使うにしてもMGモデルを50個買った方が幸せになれそうですが(笑)

では、本題に入ります。
コロナ騒ぎが明るみになる直前の1月末に休暇で帰国した後、コロナが世界中に拡散し各国が鎖国状態になった為、以降帰国できていません。
通常であれば出張や休暇等で2~3ヵ月に一回は帰れるのですが、今回は半年以上空いてます。

ミリタリーアイテムはこちら(中国)では全く入手できませんが、日本の各種ネットオークション等はできますので、遠隔操作で買い物→送り先を日本の実家にしてプールしています。

半年ともなると結構溜まってきており、下手をすると同じ物を2度買ってしまいそうなので、ここで一旦整理しておきます。
無事帰国した暁には現物確認し、詳細を記事にしていこうと思います。
いつもの通り、初期アフ~2000年代半ばのグリーンベレーで使えそうなちょい古アイテムばかりです。

・SUUNTO VECTOR初期型
以前VECTORのマイナーチェンジ変遷を考察しました。
SUUNTO VECTORマイナーチェンジ考察

考察したら欲しくなったので買いました。


90年代末の発売当時の仕様のはずです。
有名な初期アフミリフォト(2002年 3rd SFG隊員)で登場している物と色まで同じだと思われます。




ベゼルの印刷は擦れ、コンパスも不良ですが、その他の機能自体は稼動状態で、しかも説明書付きでマルイ電動用マガジン1本くらいの価格でした。
VECTORのようなミリタリー以外の需要があるアイテムはメルカリで探すと効率よく安く買える場合が多い気がします。
マニアックなミリタリーアイテムは断然ヤフオクですが。

説明書は色々な考察のヒントになり得ますので、大変貴重な資料だと考えています。
ネットでいくら探しても無い事が書いてあったりしますからね。

SUUNTOあるあるで経年劣化でバンド千切れがちですが、VECTORは世界的に人気機種だった事もあり、既に絶版ではありますが流通在庫はプレミア付かずまだまだあるようです。
本体もかなりの数オークションにあり、価格は状態によりピンキリですが、元がそこまで高くないので割かしお財布に優しいアイテムです。

定番のG-SHOCKの外しとして、おしゃれに初期アフ装備の腕元を飾れるナイスなウォッチだと思います。
早く現物を腕に巻いてピッピといじりたいです。


・CASIO PATHFINEDER PAG-40


これも過去考察記事を書いています。
パスファインダー騒動

この界隈では知っている方も多いと思いますが、カシオのPROTREKはアメリカではPATHFINDERというブランドで販売されています。
私は上記の記事を書いた頃に認識しました。
アメリカで一般的に使われる気温、気圧、高度等の単位は日本と違う為、液晶表示の識別の為にブランド名を変えているのだと思われます。
日本等で売られているPROTREKのPRG-40は、アメリカではPATHFINDER PAG-40なのです。

PRG-40


PAG-40


外観上の違いは各部のブランド名刻印、液晶の単位表記印刷、見切り板の防水表記です(他にもあるかもですが)。
昔の私はそれを知らず、PRG-40を「ドヤ」と言わんばかりに初期アフ装備で巻いてしまっておりました。。
識別箇所が小さいのでミリフォトや動画で確認はできないですが、アメリカ軍の兵士ならPATHFINDERのPAG-40を巻いているのがどう考えても自然ですよね。

ひとまずPATHFINDER表記のPAG-40のバンドを入手して溜飲を下げたつもりだったのですが、ある日お手頃な価格で状態の良いPAG-40を見つけてしまい、2秒悩んだ末ポチリました。
(ちょっと良い目の回転寿司屋で、欲望のままに食べまくったくらいの価格でした。)

これで堂々とドヤ顔して初期アフ装備で巻けます(笑)


・MECHANIXグローブ オリジナル旧型×2




これも過去マイナーチェンジ変遷をまとめています。
Mechanix ORIGINALマイナーチェンジ変遷まとめ

MECHANIXオリジナルのマイナーチェンジ変遷は、調べれば調べる程奥が深い事がわかってきました。。
現段階の私の見解としては、細かいところまで見るとおそらく毎年マイナーチェンジされているのではと考えています。
精巧な偽物も世に出回っているので、それも混乱を来たしている原因の一つです。
偽物はまじで厄介です。

旧型のオリジナルは今までも何個か入手していましたが、今回入手したのは上写真の二つです。
上は2003~2005年頃の間に登場したと思われる仕様で、下は2006年に登場したと思われる仕様です。
破れやほつれ、目立つ汚れ無し、ブラックMサイズの黄金スペックです。

これもVECTOR同様ミリタリー趣味以外の需要もたんまりありますので、どちらもメルカリにて破格で入手できました。
(どちらも、サイゼでめちゃめちゃ贅沢した時のお会計くらい)

旧型のMechanixはヤフオク等でミリタリー枠で出ていると大体は結構なプレミア価格が付いており、価格差が激しいです。

早く現物を嵌めて各仕様の違いを肌で感じたいです。


・実物旧型M4ストック(COLT製)

※私が入手した個体とは違う画像です。オークション保管期限切れで画像無くなってました。

ちょっと勢い余った感がある買い物です。
現在、余暇は家でお菓子食べながら映画やTVを観まくって、好きな音楽を聴きながらバルコニーでビール飲んで、好きなだけゲームしてガンプラ作りに精を出すという、大変大変辛くて辛い地獄のような海外生活を強いられております(笑)
なので帰任した際には自分へのご褒美として、トレポンの1丁でも仕込もうかなという野望があります。
勿論初期アフ装備で使える仕様にするつもりです(レシーバーの仕様とかをちょいちょい勉強中です)。

どうせトレポン持つなら、ある程度は外装パーツにも拘りたいですよね。
レイルは実RASを持っているので、じゃあ次はストックだという事で手を付けました。

N1刻印も確認できた上、目立つ欠けや傷も無さそうで、まあなんとか手が出せる価格だったのでポチリました。
(中途半端な中華M4に付けると「どっちが本体?」と言われるくらい)

旧型ストックはマルイ製よりいいやつとなると、一気に実物に飛び級しなきゃいけないので難しいところですよね。
永く使えるアイテムだとは思うので、散財ペースが鈍っている今のうちに大物を仕留めておこうと決心した次第です。

早く現物をM4に着けて、頬ずりしたいです。


・G-SHOCK DW-9050


相変わらず古臭いチープなG-SHOCKをちまちま集めています。
DW-9050という2000年発売の機種です。
日本未発売のちょいレアというか、単にマイナー機種です(笑)

使用例は見た記憶はありませんが、発売年的には初期アフドストライクで、ミリタリー装備に合うデザインなので確保しておきました。
絶版品は油断しているとすぐに消えてしまうので、チャンスは確実にモノにしないとですよね。
旧いですが特にコレクターに注目されているアイテムではないので、状態良好で格安で手に入りました。
(うな重 竹くらい)

早く我が家G-SHOCKコレクション箱に並べたいです。


・DW-6900-1V

※オークション取引実績保存期限が過ぎていたため、入手した個体の画像取得できませんでした。

米軍装備に似合う超定番機種ですね。
これで3本目です(笑)
1本目はモジュールが3230、2本目は1289の韓国製、今回は1289の中国製が手に入りました。
(うな重 松くらい)

意外と知られていないかもですが、3230モジュールは2000年代装備では実はオーパーツなので、ご注意ください(外観の違いは裏蓋の刻印だけですが)。
詳細は過去記事にしてありますので、気になる方はご覧ください。
初期アフOKなG-SHOCK達

早く3つ並べて比較したいです。


・LLBEAN ブーツ


初期アフブーツの旅の一環で入手しました。
モデル名や発売時期は不明です。
うろ覚えですが、たしかホース・ソルジャー(書籍)の中で「LLBEANのブーツを履いた」という一文があったと記憶しています。
ブランドロゴから年代的には適合すると思い、加水分解のリスクはありますが、デザイン&価格が良かったので賭けに出ました。
(これもうな重松くらい)

早く履いて飛び回って加水分解チェックしたいです。


・オークリー Aフレーム


沢山種類のあるAフレームですが、SIなので米軍で使われていた可能性が高そうな仕様です。
Aフレームは初期アフ特殊部隊でもしっかり使われています。






Aフレームはどこかの時点でレンズ形状が変わった(互換性無し)くらいしかマイナーチェンジ経歴を知らないので、入手した個体はもしかしたら初期アフ不適合かもしれませんが。

箱付き未使用という良コンディションだったので、ちょっとしましたが思わずポチってしまいました。
(ウナギが2段重ねになっちゃってるような、めちゃめちゃ高級なうな重くらい)

おそらくスポンジは加水分解していると思いますが、貼り換えれば十分サバゲに使用できそうです。
冬になったらバラクラバ被ってこれ着けて、初期アフマンになりたいです。

あとはこっちでチープな鉄砲のおもちゃを2丁買ったくらいです。
こんな感じで軍拡してはいるのですが、如何せん遠隔操作なので実感が湧きません(苦笑)
帰国してこれら宝の山と対面する日を楽しみに、更なる軍拡お仕事頑張ろうと思います。

お読みいただきありがとうございました。  


2020年07月23日 Posted by 4039  at 18:51Comments(2)装備

旧ザク ロールアウト



順調に我が家の宇宙世紀兵器庫の軍拡が進んでおります。
今回はオリジン旧ザクが完成しましたので、その記録をしておきます。
MSVのリアルタイプカラー風に仕上げました。






トップ画は旧キットの箱絵風にしてみました。


無改造でこんなポーズも自在に取れるオリジンザク、素晴らしいの一言です。
ちなみに1/144の方の箱絵ポーズは流石のオリジンザクでも自立は不可能でした。

ガデム御大の為せる技といったところでしょうか(笑)

昔のキットの箱絵は本当に味があって、見ているだけで脳から幸せ成分が溢れ出てきますよね。
個人的にはポケ戦シリーズの箱絵が全部カッコよくて一番好きです。
最近のHG系の箱絵はちょっと物足りないです。
プレバンキットの箱は全く愛を感じられなくて嫌いです(説明書も解説ないですし...)。

モノそのものより、それを買った時の体験の方が強く記憶に残っていたりしますよね(特に子供の頃)。
今の子供にも是非プラモ屋で実際に箱を手に取って、小遣いで買う or 両親祖父母に買ってもらうという体験を沢山してもらいたいものです。
子供時代に無数のガンプラを買いましたが、買った時の嬉しさや高揚感を鮮明に覚えています。
ネットショッピングは便利で素晴らしいですが、店頭で人同士が触れあいながら「買う」という体験自体も人生を豊かにする要素だと私は思っています。

そんな少年期の思い出に浸りながら作ったこの旧ザクですが、一口に「ザクのプラモ」と言っても無数の種類があります。
私はちょうどMG(マスターグレード)がスタートした時期にガンプラにどっぷりハマっていた小学生だったので、その時に強い印象を受けたVer1.0ザクが私の信仰する「ザク像」です。


08小隊やジオニックフロント、MS IGLOO等、多感な少年時代に触れた各種コンテンツも基本このMG準拠の造形ばかりだった事もあり、頭に刷り込まれています。
小3の正月にお年玉を握りしめて駅前のプラモ屋に行ったら、入口すぐの目立つ所にこれが目立つように縦置きで置いてあり、一目惚れで買ったのをよく覚えています。


この後立て続けにシャアザク、ガンダムも買い、学習机に飾っていました。
毎日ごっこ遊びをしているうちに、MGザクの泣き所である肘関節が千切れ、接着剤で補修等もしましたが、数年後に「一度四肢をバラバラにして、普通じゃ出来ないポーズで接着しなおそう!」と思い立ちトライし、失敗して今生の別れとなりました。
なんだかんだそれ以来MG量産型ザクには触っていないので、今度20数年振りにまた作ってみようかなと思います。

頭やコックピット等、見えない所まで作り込まれており、当時の私には鼻血モノでした。


説明書も設定文がぎっしりで、何度も何度も読み込みました。

そういう思い出補正もあり、このプロポーションとディテールが私にとっての「ベスト・オブ・ザク」です。
今見るともうちょっと頭と足の甲小さくてもいいかなとは思いますが。
昔のザクは短足(というか甲高)&頭でっかち、最近は足長太&小頭が流行りな感じですね。

ちなみにジムもMGのVer1.0が一番カッコイイと思っています。


逆にカッコよすぎて、発売当時から「やられメカのクセに強そうで、ジムっぽくない」と言う声もありますが(苦笑)
MG VER2.0やHGUCのジムはアニメ感が出過ぎてイマイチ好きになれません。




まだ「素ジム」は未キット化ですが、オリジンHGのジムシリーズは良い感じでミリタリーメカ感が出ていてかっこいいですね。
ナイトシーカーは素ジムやライトアーマー等の改造用に2体予約しました。




先日プレバンで受注が始まったレビル艦隊ジムキャノンも発注済です。


旧キットのスネを移植してノーマルジムキャにしないとです。
一般販売でノーマルジムキャ出てくれてもいいのにとは思います。

インターセプトカスタムとスナカスも入手しましたので、連邦MSはオリジンベースで増強していこうかと思ってます。
盾とビームライフル、ハイバズが欲しかったので、ガンダムも調達済です。

何気に現在のオリジンキットで、連邦シールドとハイバズ入ってるのってガンダムだけなんですね。
一年戦争時の連邦MSのスタンダード武装ですが、現状非常に入手が大変です。。
せめてジムキャノンにくらいはシールド付けてくれてもいいのにとは思います。
スナカスや素ジムに盾とかハイバズ持たせたいです。
ガンダム本体はちょっといじくってサンボルに出てきた「ガンダムヘッド」っぽくしようかなと目論んでいます。


「双方軍兵士への心理効果を狙って、ジムの体にガンダム顔を付けた」という設定は結構ツボりました。
ZZ劇中でもZガンダムにザクの頭を付ける珍場面がありますが、エゥーゴの味方に反射的に敵に間違われて撃たれてましたので、MSの顔つきは大事ということですね。

話が遠回りしまくりましたが、そんなオリジンシリーズキット攻略の一環として、ジオン側としては旧ザクを入手した次第です。


本当は通常仕様が良かったのですが手に入らず、仕方なくキシリア部隊仕様です。
まあ本体は色違いなだけですし、もともと塗装するつもりなので問題無しです。
旧ザクはMSの中で一番好きなのですが、オリジン旧ザクの小顔でタレ目な感じが好きになれません。


なので、頭部はHGUCの頭にそっくりすげ替えます。


あと、おへそ装甲?の良く分からないデザインも気持ち悪いです。


変な形そのものも気持ち悪いですが、設定的には旧ザクが先にあってザクⅡが出てきたのに、このデザインだとザクⅡありき(=動力パイプありき)という感じがするのも気持ち悪いです。
まあ旧ザク設計の時点で動力パイプ案があった、と考えれば腑には落ちますが。
というか普通に考えて、後継機種の方があんな引っかかりまくりそうな動力パイプを付け加えるのはなんかおかしいと思います(笑)
メンテナンス性や放熱性、余剰スペースに装甲や動力追加、推進剤増設というのも分からなくは無いですが、あくまで「被弾する事がある兵器」と考えるとイマイチ納得できないです。
個人的な妄想見解としては、旧ザクの方がザクⅡより機動性や持続性は劣るが、抗堪性は上だったのでは?と思います。
まあでも、08小隊のトップ小隊のザクはパイプ千切れた状態で動けていますので、このパイプは何を伝達しているのかイマイチ分かりません。

というわけで、おへそはリベット?モールドを消して外形にパテを盛ってシンプルに整形しました。


ちゃんと表面処理しなかったので雑ですが、最後の汚しでごまかせるので大丈夫です(笑)
汚し工程があると途中ちょっと失敗したり手を抜いてもごまかせるので、結果的に省エネルギー、低ストレスで走り切れるので好きです。
逆に汚さず綺麗に仕上げられる人は憧れます。

HGUCの頭部は3ピース構造ですが、全て一体化し合わせ目消し、下部を削り込み内部を被せられるようにしました。


中央の「ちょんまげ」部を接着しないと頭部がきっちり嵌らないのですが、ツノ付きとコンバージョンしたいので、接着してしまうか悩み中です。
ツノ有無固定の決意が固まるか、うまい嵌合方法が思いつくまで現状維持かなと思っています。

モノアイはHGUCのシールは大きすぎてアニメチックなピンク色だったので、オリジンザクのシールを流用しましたが、中々良い感じです。
パーツが手に入ったらくり抜いてクリアパーツ化して、サイドにモノアイレール彫ろうと思います。

それにしてもオリジンザクは恐るべき可動範囲&安定性です。
細かくバランスを整えることなく適当にコキコキ動かしただけで、簡単に目いっぱいの四股が踏めました。


プロポーション、ディテールも良く部品脱落も無く、各関節の固定強度も十分で、ストレスなく触れて本当に楽しいキットですね。
(RGはあちこちポロポロ外れるので、触っているとだんだんイラつきます(苦笑))

後ハメ加工は頭部、胸部、前腕部、脚部の3箇所でした。
いずれもやすりとニッパーがあれば加工可能な簡単な加工です(鋸があると尚ラクでした)。
ネット検索すればわんさか素晴らしい作例が出てきますので、ここでは詳細は割愛します。

合わせ目は胴体、前腕、肩、肩アーマー、ふくらはぎ上部くらいでした。
胴体は合わせ部が微妙な段差になっており、モールドとも取れるような仕様ではありましたが、中途半端なので埋めました。
段差があるおかげで埋めるの大変でした。
今思えば、段差にC面つけて疑似段落ちにしてしまうのが一番楽だったと思います。
露骨な合わせ目の方が消す前提では楽ですが、これもパチ組みでの完成度を追求した結果なのでしょう。

両乳首の位置にあるモールドもオリジンザクの特徴が出過ぎていて、プレーンなイメージにしたかったので削り落としました。


ふくらはぎ後ろにあるバーニアのモールドですが、そのままだとちょっと微妙なディテールですが、別部品を切った貼ったしてディテールアップする自信も無かったので、一瞬悩んだ末埋めました。


こんな手抜きしてるから腕が上がらないのでしょうね(苦笑)

加工が済んだら全体のパーティングラインやヒケをざっくり修正し、洗浄、串打ちして塗装準備します。
今回は白いサフを吹いてみました。


ベースを白くし鮮やかな発色を狙いました。
基本塗装が終了した時点です。




あとはバーニアの内側やクチバシの中等を筆塗りで部分塗装し、乾燥後デカールを貼っていきます。
オリジン系はデフォルトでいい感じのデザインのコーションマークのシールが付属しているのですが、質感を考えるとやはり水貼りデカールに限ります。
どのキットにも貼るような汎用的なデカールは、サードメーカーのものをまとめ買いしました。
1シート数百円するので安くはありませんが、こちらでバンダイ正規品を買うと送料含めて1シートで1000円を超えてきてしまうので、手が出ません。
前回の高機動型ザクの反省を活かし、今回はクレオスのマークセッターを投入してみました。


デカールを貼る前や後に少量付けると、密着が上がりシルバリングが改善する代物です。
結果としては貼り付け位置決め難易度が少し上がりましたが、シルバリングはかなり改善されました。

デカール貼りが終わり、クリアコートをしてウォッシングした時点です。




色味に一体感が出て溝にスミ入れされ、一気に引き締まった印象になりますね。
あとは適当にアラを隠しつつドライブラシして、最後にトップコートで完成です!








前掛けの「310」は、ちょっとうるさすぎる感じがしたので剥がしました。
動きまくるのでポーズ付けるのがとても楽しいです。
今回も宇宙にいる機体の想定なので、泥、砂、錆びなどの汚れは無しにしました。
気が向いたら追加ウェザリングしようと思います。

10数年振りにガンプラ出戻りしてリックドム、高機動型ザク、旧ザクと作ってきました。
これらを作った工程は10数年前の学生時代に確立した自己流工程ですが、未熟な工作や失敗も誤魔化しやすく、今流行り?のパチ組み+艶消しトップコートレベルよりは大分マシなクオリティを安定して作れる手法だと思っています。

成形色を活かして、塗装せず誰でも簡単にガンプラを!みたいな触れ込みの記事や特集が流行りっぽいですが、個人的にはおおまかなパーツはスプレーで塗装してしまうのが一番簡単で手っ取り早く、効率的でしかも自分の好きな色形にできる手法だと思っています。
塗装前提であれば、ゲート処理に失敗して白化してしまっても全く問題無いですし、合わせ目消しも雑にやって大丈夫ですし、パテをべったり盛って修正しても全然ウエルカムです。

スプレー塗料代は3色買ってもせいぜい1500円程度なので、HGUC買うの1個我慢すればペイします(その代わり1個1個の完成度は上がるわけですし)。
問題は塗装する場所があるかどうかだけだと思います。
私はベランダに大き目の段ボールを置き、塗料が床に付かないように段ボールの中に向かって噴射するようにして塗装しています。
どうしても屋外で塗れないなら数千円出せば最低限の塗装ブースは買えるので、スプレー塗装のハードルは特に無いと言っても過言ではないと思います。

というか、よく考えたら未塗装仕上げでも必須扱いのトップコートもスプレー塗料ですね(笑)
ますます「未塗装仕上げはお気楽」論への疑念が深まりました。

エアブラシを導入するのは金銭的にもスペース的にも気が引けるのは良く分かります(私もそうです)が、スプレー塗料活用の選択肢があまり紹介されていないのはちょっと疑問です。

ワンタッチでツノ付きにも変身可能です。






キット付属の120mmザクマシンガンはドムに奪われたので、HGUC付属の105mmマシンガンを装備させました。
旧ザクと言ったらこのマシンガンですよね。
ガンダム界ではこの105mmマシは120mmの下位互換という位置づけで影が薄いですが、120mmと混合して戦争中通して使われていたと考えても自然じゃないかなと私は思っています。
実兵器界でも小口径弾は装弾数や反動制御、貫通力等の面で必ずしも「大口径がどの運用面でも有利」ではないですよね。
ゼロ戦にも20mm機関砲と7.7mm機関銃が搭載されていましたし、現代の米軍等の小火器でも7.62mmや5.56mmや9mmを使い分けています。
105mmマシンガンは120mmに比べて威力は低い反面リコイルも小さかったと考えられるので、発射レートを上げてもコントロールできたでしょうし、小型、軽量(のはず)で装弾数が多い(マガジンサイズが同じ為)ので、バズーカ持ちMS等のセカンダリウエポンとしての携行には向いていたと思います。
実際0079年2月から始まった「統合整備計画」で、105mmの上位互換とも言えそうな90mmのMMP-80が開発されるまでは、105mmは多用されていたと考えても不思議ではないと考えています。


なので戦争序盤のMSには旧ザクに限らず105mm持ちはそれなりにいた、と想像するのもありかなと思います。
宇宙では対セイバーフィッシュやトリアーエズ等の軽装甲で小さく動き回る目標に有用でしたでしょうし、地球でも61式戦車や防御力の低い火点等を潰すには使いやすかったと思います。
戦争終盤のMSに敢えて持たせると、それはそれで味がありますね。
「補給が尽き、2線級に下がっていた105mmを引っ張り出して来た」的な。
もしくは後方部隊という設定の場合、説得力が増しそうです。

そんなわけでもう何丁か105mmが欲しいですが、これもHGUCの旧ザクを買うしか無く、武器の為だけにまた同じキットを買うのもちょっと気が引けます。

あと今回、現地メーカーの基地パネルが非常に安かったので大人買いしました(笑)


1/144ならかなり余裕をもって飾れるスペースです。
成形色は真っ黒でツヤツヤでヒケ見えまくりだったので、中国産のやっすい艶消しグレースプレーでブシャーっと塗りました。
今後すこしずつ手を加えていこうと思います。

ヘッドすげ替えが良い感じだったので、次はオリジンザクボディ+08小隊ザク頭でやってみたいです。
オリジンの方もザク以外のちゃんとした量産MSを増やして欲しいですね。
試作機は既にグフもドムも出ていて格好は良いのですが、ワンオフ機は妄想の自由度が少なくイマイチ作る気になれないです。
オリジンはOVAがかなり完成度高くて面白かったので、あの感じで是非新シリーズを作って欲しいです。

ここまでジオンMS連続だったので、そろそろ連邦MSにも着手します。
プレバン限定のオリジンスナカス(ミサイル装備)が奇跡的に在庫あって入手できたので、次はこれ組みます。


特に改造はせず、ミサイルは付けずにノーマルスナカスにして、カラーリングを昔懐かしいMSV風にする予定です。

ようやくひと通りガンプラ工作道具が揃ったので、この調子でじゃんじゃん作っていこうと思います。
お読みいただきありがとうございました。  


2020年07月14日 Posted by 4039  at 22:02Comments(0)ガンプラ

RG 高機動型ザク完成!



私の住んでいる街では、至る所に「レンタル自転車」があります。
車体のQRコードを読み開錠し、乗り終わったら施錠しお金を払うというシステムです。
電動タイプで10キロ走行or30分乗って50円程度なので、よく使います。
私がこっちに住み始めた頃から人力→電動式の導入が始まったのですが、進化スピードがもの凄いです。








たった1年そこらの間に3,4回は改修されています(細かい仕様変更を入れるともっと)。
まるで一年戦争のモビルスーツ開発のようです。
ザク、グフ、ドム、ゲルググと、開発スパン短すぎるだろと思っていましたが、まさか現実世界で同じような事態を目の当たりにするとは思いませんでした。
改良されるごとに出力、航続力、搭乗性が明白にアップしており、中国という国のパワーを感じます。
初期型は電動力だけでは登り坂ではヘロヘロだったので、ペダルも漕ぐ必要がありましたが、現行型は「ペダルなんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ。」状態です。


すっかりガンプラにハマり、何事もガンダムに結び付けてしまう「ガンダム脳」になってしまっている今日この頃ですので、今回もガンプラについて書きます。

本記事は下記記事の続きになります。
久々にガンプラ挑戦(RG 高機動型ザク)
久々にガンプラ挑戦(RG 高機動型ザク) PART2

後から作り始めたHGUC(ハイグレードユニバーサルセンチュリー)のリックドムに先を越されましたが、RG(リアルグレード)高機動型ザクも無事完成に漕ぎつけました。
プレバン限定キットのRG ユーマ・ライトニング専用高機動型ザクをちょこっと加工し、量産カラーに塗り替えました。


素組みだとこんな感じのキットです。


ザクにしてはかなり配色が複雑な機体ですね。

RGは1/144に緻密なディテールを詰め込んだシリーズです。
緻密でカッコイイんですが、それ故部品数が1/144にしては異常に多く細かく、同じスケールのHGUCリックドムの倍以上の作業量、疲労感、出費でした。
もうしばらくRGは作りたくないです(苦笑)

作業内容や反省点をまとめておこうと思います。
前回、下記工程4.まで完了していました。
1.仮組
2.部品加工(装甲部品一体化、モールド埋め)
3.表面処理(ゲート処理、ヒケ修正)
4.パーツ洗浄
5.サーフェイサー吹き
6.塗装
7.デカール貼り
8.クリアコート
9.ウォッシング、ウェザリング
10.クリアコート

サーフェイサーも日本ではどこでも手に入る代物ですが、こちらでは中々手に入らず苦戦しました。
クレオスの1200番グレーが良かったのですが、どこも品切ればかりで、仕方なく在庫があった1500番グレーにしました。


我ながら雑なペーパー掛けだったので、1500番では傷埋め効果が不安でしたが、特に問題なかったです。
正確には、その番手違いで左右されるレベルでは無い傷や不具合が大量にありました(笑)

今回、RGの細かすぎるモールドや装甲割りをシンプルにすべく、随所にパテ埋めを実施しましたが、この作業が甘かったのが反省点です。
埋めたはずのモールドが埋まり切っておらず細かい孔が残っていたり、埋めた所がヒケて凹んでしまったりしました。


ラッカーパテの乾燥は十分したつもりでしたが、早く完成させたいという気のはやりがあったのは否めません。
乾燥し切っていない状態でペーパーで均してしまったので、そこから乾燥が進んで揮発成分が飛び、ヒケてしまったと思われます。
もう数日は寝かしておくべきでした。
もしくはポリパテで対応すべきでした。
修正を繰り返して泥沼に嵌るのも嫌だったので、今回はかなり妥協しました。

今回色味をガラッと変える必要があったのでサフ吹きましたが、サフ吹きすると一気に表面処理のアラが見え勉強になりました。
色だけでなく、表面もちゃんと仕上げたい場合はサフ吹きは必須だなと思いました。
乾燥時間かかるし面倒くさいし、塗料代もかかるのであまりやりたくはないですが。

サフ吹き後、あまりに目立つアラだけは修正し、いよいよ失敗の許されない大仕事の塗装です。
違和感ない量産カラーに仕上げたかったので、緑色部は公式塗料を使用しました。




以前も使用したことがありますが、まさにイメージ通りのザクカラーになります。
エアブラシが無く調色出来ない人間にとっては有難い塗料です。
日本で買う倍以上の価格でしたが、ここは奮発しました。
薄い緑の方は1缶では足りず2缶使用したので、塗料代だけでキット並の金額が掛かりました(苦笑)
まさか1/144で2缶必要になるとは思わなんです。
RGは部品が細かく多いので、結果として1/100のMG(マスターグレード)並の量が必要でした。
この塗料調達待ちで、1週間近く作業が遅延しました。

他の部分はタミヤのスプレーを使用しました。
特に大きな失敗も無く塗装終了できたので、乾燥後デカールを貼りました。
前回のリックドム以上の枚数を貼り、ラインデカールにも挑戦しましたので、超疲れました。
3時間近くぶっ通しで作業し、全身貼り終えました。




手の平に乗せるとRGの緻密感を感じられますね。
基本的には元キットのユーマ・ライトニングザクのマーキングを流用しました。

胸の識別番号は別途用意したドイツ軍戦車模型用のデカールを使い「401」を貼りました。


ちなみにリックドムくんは「402」です。


川口名人流でいけば、「第4中隊本部付き小隊の1番、2番機」となりますね。
そう考えると、大隊や艦隊、軍団等のマークもあった方が良さそうですね。
今後はそのあたりもちゃんと設定考えようと思います。

元キットでは左前腕に貼る「撃墜マーク」ですが、11個は多すぎなので7個に減らし、頭に持っていきました。




高機動型ザクは腕利きパイロットにしか支給されなかったようなので、このマークで腕前が高かったことを演出しました。
0080の劇中で「5機撃墜したらエース」と言及されているので、7機撃墜は立派なエースですね。
そんな事をひたすら妄想しながら作業を進めました。
妄想のレベルが中二から何も変わってないです(笑)

今回で水貼りデカールについても色々学びました。
デカールがしっかり密着せず細かい気泡が入り込んでしまう「シルバリング」という不具合が多発しました。
デカールのニス(透明部分)が光って見えてしまう現象です。


中央の「401」はまあ上手くいきましたが、右下の「10」はダメダメです...。

今回分析した原因は下記です。
・半艶or艶消しの塗料で塗っていたので、デカールの密着としては不利な条件だった
・水に漬ける時間が長過ぎ、糊が無くなり過ぎてしまい密着が悪かった

改善策としては、水性塗料or水性トップコートした上から密着強化剤(マークフィット)を使用すると良いようです。
密着強化剤は水性塗料を僅かに溶かすようで、それでデカールを貼れば完全に塗膜に溶着しシルバリングとは無縁になるようです。

面倒ですが、塗装後ツヤあり水性トップコート→デカール貼り→艶消しトップコートとすれば完璧かもしれません。
ただトップコート回数が多いとエッジがダレ気味になってしまいますし、なにより面倒ですので、まずは密着強化剤のみ次回投入して様子をみてみようと思います。

上手い人が見たらシルバリングは「初歩的で恥ずかしいミス」だと思いますし、デカールは手軽に一気にモデルの情報量を上げられる武器ですので、しっかり貼り付けノウハウを確立して克服したいところです。
どこかで聞いた話ですが、すぐに把握しきれない量の情報が一気に目に飛び込んでくると、人は「緻密で凄い」と思うようです。
私はまだ基礎的な技術すら全然足りていないので、手軽に出来るデカールや汚しでとにかく情報量を盛り、ごまかす必要があります(笑)

シルバリングを修正する技術も気力もないので、このザクはこのまま突き進みます。
前回のリックドム同様、デカール貼り後に一度トップコートし、ウェザリングカラーでウォッシング、エナメル塗料でドライブラシです。
トップコートはようやくラッカー系が手に入りました。


スーパースムースというだけあって、白化もせずきめ細かく綺麗な表面になりました。
左がウォッシング前、右がウォッシング後です。


スミ入れもついでに出来てしまうので、私のような横着者には一石二鳥です。




ドライブラシはドムはタミヤの「クロームシルバー」のみでしたが、今回のザクは全体的にドムより明るい色が多いので、コントラストを考え、暗い「ガンメタル」も混ぜました。


筆に塗料を付けティッシュでほとんど拭き取り、モデルの角部等に擦りつけハゲチョロ(塗装が剥がれて下地が出た演出)をします。
ドムもザクも装甲材料は同じ超硬スチール合金ですが、ツィマッド社製とジオニック社製のMSでは下地処理のやり方が違うので剥がれた部分の色も違う、というこじつけ設定です。
剥げ表現はやり過ぎないように気を付けながら進めて、良い頃合いと思ったところで仕上げのトップコートをして完成です!








やっぱりザクは量産カラーが一番好きです。
気を付けたつもりでしたが、ウェザリングがスケール感にそぐわない質感になってしまいました。
剥がれた部分を144倍して考えると、どんだけデカい物に当たって擦れたんだよって感じですね(苦笑)
まだまだ精進が必要です。

高機動型は後ろ姿にエモさが宿っていますよね。


足裏をはじめ、バーニア部は今後ディテールアップの研究を進めなければと思います。
基本どのMSにもありますしね。
とりあえずビルダーズパーツのバーニアが手に入りそうなので、届き次第それで加工検討してみます。

武器は今のところザクマシンガンだけ組みました。
(ザクバズは合わせ目消し中、ジャイバズ、ヒートホークはまだランナーに付いたままです)


レシーバーがどことなくM4っぽいディテールのMMP-78系列のザクマシンガンは個人的にすごく嫌です。
なぜか武器だけ突然20世紀の現実っぽいデザインが出てくるのは違和感MAXです。
M4の詳細もよく知っているだけに、余計気持ち悪いです。

ザクマシンガンはMGのVER1.0の形状が一番カッコイイと思います(型番はZMP-50D)。
この前初めて組みましたが、オリジンHGのマシンガンもなかなかいいですね。


これはM-120A1系列に分類されるでいいんでしょうかね?
今回調べて知りましたが、ザクマシンガンもARやAKのように、メーカー違いでバリエーションが存在するんですね。

ストックプレートが大きすぎてバランス悪い&腕に干渉してポーズを取りづらいのでスリムに形状修正しました。
(オリジン版も同様に加工しました)


実銃の世界でもARやAKは似たような形で大量のバリエーションがありますので、ザクマシも微妙なマイナーチェンジやカスタムが沢山あったと考えても自然だと私は思っています。

銃口の切れ込みは途中からモールドなので、エッチングソーで最後まで切りました。




銃口も一応空いてはいましたがいびつな形だったので、丸棒やすりで丸く修正しました。
全体の完成度に対してはほぼ影響しない部分ですが、こういう細かい所に気が付いて、思い通りに加工が上手くいった時は嬉しいです。

モノアイはリックドムと同じく改造したいのですが部品が手に入らず、キットのままです。
帰国したら日本で調達予定ですが、まだまだ鎖国状態は解除されず、いつ帰れるやらです。

RGザクは私にとっては作業量が多く集中が続かず、雑な作業も増えてしまい多くの失敗を重ね、色々と課題が浮き彫りになった仕上がりとなりました。
「模型で焦りは禁物」と何度も自分に言い聞かせているのですが、つい我慢できず早く完成させたくなってしまったのが各種失敗の大きな一因です。
今回の反省点は次に繋げようと思います。
とはいえ「RGの過剰ディテールを適度にシンプルにした量産カラーの高機動型ザク」という当初の目標はある程度形に出来たので、満足してます。

高機動型ザクの中でも、このR-1A型は一応それなりの数量産された設定(80機程度)なので、名もない兵士が乗っている設定でも違和感が無いので一番好きです。
逆にR-2型は4機しか作られていない設定なので、安易に量産カラーにするのは私の中の「ガンダム妄想規定」に反してしまいます(笑)
ちょっと苦しいですが、ジョニ―・ライデンが高機動型ゲルググに乗り換えた後のR-2型は、部下のエマァ・ダイス少尉に引き継いだそうなので、ダイス少尉が量産カラーに塗り替えて乗っていた、という妄想をすればアリかもしれません。


エマァ・ダイスに関してはまだ文章だけの設定のようなので、妄想の余白がありますね。
ジョニザクまんまの色では戦場で敵味方からジョニーと勘違いされ迷惑が掛かるので、塗り替えたと考えるのは自然です。
エマァ・ダイスは別にエースでは無くパーソナルカラー塗りは許されなかったとして、一見普通の量産カラーだけど、塗装が剥がれた部分が塗り替え前の真紅色やジョニーのパーソナルマークが見切れている、という設定にしたら面白いかもしれませんね。
工廠ではなく搭載艦の現場で急ごしらえで塗り替えたので、刷毛塗りのムラがあったり塗り忘れた部分があったり、と妄想すると楽しいです。
(宇宙世紀の現場が刷毛塗りだったかは置いておきます 笑)

そういう妄想を自在に形にできる技術を身に着けたいものです。
失敗してもいいからやりたくなってきたので、性懲りもなくまたRG高機動型ザクを買ってしまうかもしれません。


先にロールアウトしていたリックドムくんと合流です。




新たにアクションベース4を調達したので、1/144なら時世に合ったソーシャルディスタンスを保って2機飾れます。


アクションベースは浮遊感を出せて飾れて遊び甲斐がありますね。
もっと子供の頃に欲しかったです。
ちなみに先述のオリジンザクマシンガンはリックドムに持たせました。
ドムはザクより手が大きいので、持たせられるようにマシンガンを小改造しました。
現在、左手に持たせるザクシールドを製作中です。

お互い同時期に量産採用された機体なので、相性抜群です。
このザクのパイロットの階級は中尉で、ツノ付きの小隊長機としました。


ビルダーズパーツのMSハンドが手に入ったので、ちょっといじって「指差しハンド」を作りました。


銃の握り手の人差し指を第二関節で切除し、平手の指を切って持ってきて接着しただけのお手軽改造です。


MSハンドは造形もよく素材がPSなので扱いやすく、今後もなにかと重宝しそうです。
指差しハンドのおかげで「打ち合わせ感」が一気に増しました。






「あのコロンブスの残骸に隠れて待ち伏せしよう」的な。
第一次降下作戦に参加しコーカサス地方に展開、陸ジムや量産型ガンタンク、鹵獲されたジオン軍MS等との戦闘を経験し、オデッサ陥落時に宇宙(そら)に上がり宇宙軍に編入、ソロモンでこの高機動型ザクを受領したベテランパイロット、なんて憧れます。
そのままソロモン駐留となり、慣熟訓練を経て実戦で哨戒任務に出た時の状態、みたいな感じですかね。
汚れやデブリが掠った傷はあるけど、まだ実戦投入直後なので弾痕等のバトルダメージは無い状態です(上手くバトルダメージ加工する自信がなかっただけです)。

「チェンバロ作戦に先んじ、サイド4とソロモンを結ぶ通商ルートを破壊せんとする連邦の攻撃部隊を友軍の偵察機が発見、進行予想ルートにて待ち伏せ攻撃を検討している場面」などなど、一杯やりながらこちょこちょ動かして眺めているだけで、いつまでも遊べます(笑)

本当は地球での愛機であったJ型と一緒に宇宙に上がり、ソロモンでバックパックと脚部(やOS等)をR-1A型に換装した、とかの設定にしたかったですが、準備と技術と勇気が足りませんでした。
脚とバックパックだけ微妙に色が違くて綺麗で、他の箇所はやつれていて宇宙なのに隅部に砂や泥が残っていたり、とかやりたかったです。
いつかそういう細かいストーリーを詰め込みまくったジオラマを作るのが夢です。
ジオラマ作りはまだまだ実現できそうにないので、最低限の道具で出来る「デジラマ」に興味が湧いてきました。
ただ写真加工の知識もゼロに等しいので、こちらも少しずつ勉強していこうかなと思います。

10数年振りにガンプラ触ってますが、やっぱり超楽しいです。
小学生の頃、毎日部屋で両手にガンプラ持ってごっこ遊びしていた頃を思い出します。
私の人生最初に持った趣味(3歳からBB戦士で遊んでいました)なので、これからも末永く楽しんでいきたいと思います。
余暇がすっかりガンプラ製作で独占されてしまったので、しばらくミリタリー方面の活動は縮小しそうです(苦笑)

お読みいただきありがとうございました。  


2020年07月01日 Posted by 4039  at 20:04Comments(2)ガンプラ