旧ザク ロールアウト

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順調に我が家の宇宙世紀兵器庫の軍拡が進んでおります。
今回はオリジン旧ザクが完成しましたので、その記録をしておきます。
MSVのリアルタイプカラー風に仕上げました。
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トップ画は旧キットの箱絵風にしてみました。
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無改造でこんなポーズも自在に取れるオリジンザク、素晴らしいの一言です。
ちなみに1/144の方の箱絵ポーズは流石のオリジンザクでも自立は不可能でした。
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ガデム御大の為せる技といったところでしょうか(笑)

昔のキットの箱絵は本当に味があって、見ているだけで脳から幸せ成分が溢れ出てきますよね。
個人的にはポケ戦シリーズの箱絵が全部カッコよくて一番好きです。
最近のHG系の箱絵はちょっと物足りないです。
プレバンキットの箱は全く愛を感じられなくて嫌いです(説明書も解説ないですし...)。

モノそのものより、それを買った時の体験の方が強く記憶に残っていたりしますよね(特に子供の頃)。
今の子供にも是非プラモ屋で実際に箱を手に取って、小遣いで買う or 両親祖父母に買ってもらうという体験を沢山してもらいたいものです。
子供時代に無数のガンプラを買いましたが、買った時の嬉しさや高揚感を鮮明に覚えています。
ネットショッピングは便利で素晴らしいですが、店頭で人同士が触れあいながら「買う」という体験自体も人生を豊かにする要素だと私は思っています。

そんな少年期の思い出に浸りながら作ったこの旧ザクですが、一口に「ザクのプラモ」と言っても無数の種類があります。
私はちょうどMG(マスターグレード)がスタートした時期にガンプラにどっぷりハマっていた小学生だったので、その時に強い印象を受けたVer1.0ザクが私の信仰する「ザク像」です。
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08小隊やジオニックフロント、MS IGLOO等、多感な少年時代に触れた各種コンテンツも基本このMG準拠の造形ばかりだった事もあり、頭に刷り込まれています。
小3の正月にお年玉を握りしめて駅前のプラモ屋に行ったら、入口すぐの目立つ所にこれが目立つように縦置きで置いてあり、一目惚れで買ったのをよく覚えています。
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この後立て続けにシャアザク、ガンダムも買い、学習机に飾っていました。
毎日ごっこ遊びをしているうちに、MGザクの泣き所である肘関節が千切れ、接着剤で補修等もしましたが、数年後に「一度四肢をバラバラにして、普通じゃ出来ないポーズで接着しなおそう!」と思い立ちトライし、失敗して今生の別れとなりました。
なんだかんだそれ以来MG量産型ザクには触っていないので、今度20数年振りにまた作ってみようかなと思います。

頭やコックピット等、見えない所まで作り込まれており、当時の私には鼻血モノでした。
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説明書も設定文がぎっしりで、何度も何度も読み込みました。

そういう思い出補正もあり、このプロポーションとディテールが私にとっての「ベスト・オブ・ザク」です。
今見るともうちょっと頭と足の甲小さくてもいいかなとは思いますが。
昔のザクは短足(というか甲高)&頭でっかち、最近は足長太&小頭が流行りな感じですね。

ちなみにジムもMGのVer1.0が一番カッコイイと思っています。
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逆にカッコよすぎて、発売当時から「やられメカのクセに強そうで、ジムっぽくない」と言う声もありますが(苦笑)
MG VER2.0やHGUCのジムはアニメ感が出過ぎてイマイチ好きになれません。
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まだ「素ジム」は未キット化ですが、オリジンHGのジムシリーズは良い感じでミリタリーメカ感が出ていてかっこいいですね。
ナイトシーカーは素ジムやライトアーマー等の改造用に2体予約しました。
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先日プレバンで受注が始まったレビル艦隊ジムキャノンも発注済です。
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旧キットのスネを移植してノーマルジムキャにしないとです。
一般販売でノーマルジムキャ出てくれてもいいのにとは思います。

インターセプトカスタムとスナカスも入手しましたので、連邦MSはオリジンベースで増強していこうかと思ってます。
盾とビームライフル、ハイバズが欲しかったので、ガンダムも調達済です。

何気に現在のオリジンキットで、連邦シールドとハイバズ入ってるのってガンダムだけなんですね。
一年戦争時の連邦MSのスタンダード武装ですが、現状非常に入手が大変です。。
せめてジムキャノンにくらいはシールド付けてくれてもいいのにとは思います。
スナカスや素ジムに盾とかハイバズ持たせたいです。
ガンダム本体はちょっといじくってサンボルに出てきた「ガンダムヘッド」っぽくしようかなと目論んでいます。
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「双方軍兵士への心理効果を狙って、ジムの体にガンダム顔を付けた」という設定は結構ツボりました。
ZZ劇中でもZガンダムにザクの頭を付ける珍場面がありますが、エゥーゴの味方に反射的に敵に間違われて撃たれてましたので、MSの顔つきは大事ということですね。

話が遠回りしまくりましたが、そんなオリジンシリーズキット攻略の一環として、ジオン側としては旧ザクを入手した次第です。
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本当は通常仕様が良かったのですが手に入らず、仕方なくキシリア部隊仕様です。
まあ本体は色違いなだけですし、もともと塗装するつもりなので問題無しです。
旧ザクはMSの中で一番好きなのですが、オリジン旧ザクの小顔でタレ目な感じが好きになれません。
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なので、頭部はHGUCの頭にそっくりすげ替えます。
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あと、おへそ装甲?の良く分からないデザインも気持ち悪いです。
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変な形そのものも気持ち悪いですが、設定的には旧ザクが先にあってザクⅡが出てきたのに、このデザインだとザクⅡありき(=動力パイプありき)という感じがするのも気持ち悪いです。
まあ旧ザク設計の時点で動力パイプ案があった、と考えれば腑には落ちますが。
というか普通に考えて、後継機種の方があんな引っかかりまくりそうな動力パイプを付け加えるのはなんかおかしいと思います(笑)
メンテナンス性や放熱性、余剰スペースに装甲や動力追加、推進剤増設というのも分からなくは無いですが、あくまで「被弾する事がある兵器」と考えるとイマイチ納得できないです。
個人的な妄想見解としては、旧ザクの方がザクⅡより機動性や持続性は劣るが、抗堪性は上だったのでは?と思います。
まあでも、08小隊のトップ小隊のザクはパイプ千切れた状態で動けていますので、このパイプは何を伝達しているのかイマイチ分かりません。

というわけで、おへそはリベット?モールドを消して外形にパテを盛ってシンプルに整形しました。
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ちゃんと表面処理しなかったので雑ですが、最後の汚しでごまかせるので大丈夫です(笑)
汚し工程があると途中ちょっと失敗したり手を抜いてもごまかせるので、結果的に省エネルギー、低ストレスで走り切れるので好きです。
逆に汚さず綺麗に仕上げられる人は憧れます。

HGUCの頭部は3ピース構造ですが、全て一体化し合わせ目消し、下部を削り込み内部を被せられるようにしました。
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中央の「ちょんまげ」部を接着しないと頭部がきっちり嵌らないのですが、ツノ付きとコンバージョンしたいので、接着してしまうか悩み中です。
ツノ有無固定の決意が固まるか、うまい嵌合方法が思いつくまで現状維持かなと思っています。

モノアイはHGUCのシールは大きすぎてアニメチックなピンク色だったので、オリジンザクのシールを流用しましたが、中々良い感じです。
パーツが手に入ったらくり抜いてクリアパーツ化して、サイドにモノアイレール彫ろうと思います。

それにしてもオリジンザクは恐るべき可動範囲&安定性です。
細かくバランスを整えることなく適当にコキコキ動かしただけで、簡単に目いっぱいの四股が踏めました。
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プロポーション、ディテールも良く部品脱落も無く、各関節の固定強度も十分で、ストレスなく触れて本当に楽しいキットですね。
(RGはあちこちポロポロ外れるので、触っているとだんだんイラつきます(苦笑))

後ハメ加工は頭部、胸部、前腕部、脚部の3箇所でした。
いずれもやすりとニッパーがあれば加工可能な簡単な加工です(鋸があると尚ラクでした)。
ネット検索すればわんさか素晴らしい作例が出てきますので、ここでは詳細は割愛します。

合わせ目は胴体、前腕、肩、肩アーマー、ふくらはぎ上部くらいでした。
胴体は合わせ部が微妙な段差になっており、モールドとも取れるような仕様ではありましたが、中途半端なので埋めました。
段差があるおかげで埋めるの大変でした。
今思えば、段差にC面つけて疑似段落ちにしてしまうのが一番楽だったと思います。
露骨な合わせ目の方が消す前提では楽ですが、これもパチ組みでの完成度を追求した結果なのでしょう。

両乳首の位置にあるモールドもオリジンザクの特徴が出過ぎていて、プレーンなイメージにしたかったので削り落としました。
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ふくらはぎ後ろにあるバーニアのモールドですが、そのままだとちょっと微妙なディテールですが、別部品を切った貼ったしてディテールアップする自信も無かったので、一瞬悩んだ末埋めました。
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こんな手抜きしてるから腕が上がらないのでしょうね(苦笑)

加工が済んだら全体のパーティングラインやヒケをざっくり修正し、洗浄、串打ちして塗装準備します。
今回は白いサフを吹いてみました。
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ベースを白くし鮮やかな発色を狙いました。
基本塗装が終了した時点です。
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あとはバーニアの内側やクチバシの中等を筆塗りで部分塗装し、乾燥後デカールを貼っていきます。
オリジン系はデフォルトでいい感じのデザインのコーションマークのシールが付属しているのですが、質感を考えるとやはり水貼りデカールに限ります。
どのキットにも貼るような汎用的なデカールは、サードメーカーのものをまとめ買いしました。
1シート数百円するので安くはありませんが、こちらでバンダイ正規品を買うと送料含めて1シートで1000円を超えてきてしまうので、手が出ません。
前回の高機動型ザクの反省を活かし、今回はクレオスのマークセッターを投入してみました。
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デカールを貼る前や後に少量付けると、密着が上がりシルバリングが改善する代物です。
結果としては貼り付け位置決め難易度が少し上がりましたが、シルバリングはかなり改善されました。

デカール貼りが終わり、クリアコートをしてウォッシングした時点です。
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色味に一体感が出て溝にスミ入れされ、一気に引き締まった印象になりますね。
あとは適当にアラを隠しつつドライブラシして、最後にトップコートで完成です!
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前掛けの「310」は、ちょっとうるさすぎる感じがしたので剥がしました。
動きまくるのでポーズ付けるのがとても楽しいです。
今回も宇宙にいる機体の想定なので、泥、砂、錆びなどの汚れは無しにしました。
気が向いたら追加ウェザリングしようと思います。

10数年振りにガンプラ出戻りしてリックドム、高機動型ザク、旧ザクと作ってきました。
これらを作った工程は10数年前の学生時代に確立した自己流工程ですが、未熟な工作や失敗も誤魔化しやすく、今流行り?のパチ組み+艶消しトップコートレベルよりは大分マシなクオリティを安定して作れる手法だと思っています。

成形色を活かして、塗装せず誰でも簡単にガンプラを!みたいな触れ込みの記事や特集が流行りっぽいですが、個人的にはおおまかなパーツはスプレーで塗装してしまうのが一番簡単で手っ取り早く、効率的でしかも自分の好きな色形にできる手法だと思っています。
塗装前提であれば、ゲート処理に失敗して白化してしまっても全く問題無いですし、合わせ目消しも雑にやって大丈夫ですし、パテをべったり盛って修正しても全然ウエルカムです。

スプレー塗料代は3色買ってもせいぜい1500円程度なので、HGUC買うの1個我慢すればペイします(その代わり1個1個の完成度は上がるわけですし)。
問題は塗装する場所があるかどうかだけだと思います。
私はベランダに大き目の段ボールを置き、塗料が床に付かないように段ボールの中に向かって噴射するようにして塗装しています。
どうしても屋外で塗れないなら数千円出せば最低限の塗装ブースは買えるので、スプレー塗装のハードルは特に無いと言っても過言ではないと思います。

というか、よく考えたら未塗装仕上げでも必須扱いのトップコートもスプレー塗料ですね(笑)
ますます「未塗装仕上げはお気楽」論への疑念が深まりました。

エアブラシを導入するのは金銭的にもスペース的にも気が引けるのは良く分かります(私もそうです)が、スプレー塗料活用の選択肢があまり紹介されていないのはちょっと疑問です。

ワンタッチでツノ付きにも変身可能です。
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キット付属の120mmザクマシンガンはドムに奪われたので、HGUC付属の105mmマシンガンを装備させました。
旧ザクと言ったらこのマシンガンですよね。
ガンダム界ではこの105mmマシは120mmの下位互換という位置づけで影が薄いですが、120mmと混合して戦争中通して使われていたと考えても自然じゃないかなと私は思っています。
実兵器界でも小口径弾は装弾数や反動制御、貫通力等の面で必ずしも「大口径がどの運用面でも有利」ではないですよね。
ゼロ戦にも20mm機関砲と7.7mm機関銃が搭載されていましたし、現代の米軍等の小火器でも7.62mmや5.56mmや9mmを使い分けています。
105mmマシンガンは120mmに比べて威力は低い反面リコイルも小さかったと考えられるので、発射レートを上げてもコントロールできたでしょうし、小型、軽量(のはず)で装弾数が多い(マガジンサイズが同じ為)ので、バズーカ持ちMS等のセカンダリウエポンとしての携行には向いていたと思います。
実際0079年2月から始まった「統合整備計画」で、105mmの上位互換とも言えそうな90mmのMMP-80が開発されるまでは、105mmは多用されていたと考えても不思議ではないと考えています。
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なので戦争序盤のMSには旧ザクに限らず105mm持ちはそれなりにいた、と想像するのもありかなと思います。
宇宙では対セイバーフィッシュやトリアーエズ等の軽装甲で小さく動き回る目標に有用でしたでしょうし、地球でも61式戦車や防御力の低い火点等を潰すには使いやすかったと思います。
戦争終盤のMSに敢えて持たせると、それはそれで味がありますね。
「補給が尽き、2線級に下がっていた105mmを引っ張り出して来た」的な。
もしくは後方部隊という設定の場合、説得力が増しそうです。

そんなわけでもう何丁か105mmが欲しいですが、これもHGUCの旧ザクを買うしか無く、武器の為だけにまた同じキットを買うのもちょっと気が引けます。

あと今回、現地メーカーの基地パネルが非常に安かったので大人買いしました(笑)
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1/144ならかなり余裕をもって飾れるスペースです。
成形色は真っ黒でツヤツヤでヒケ見えまくりだったので、中国産のやっすい艶消しグレースプレーでブシャーっと塗りました。
今後すこしずつ手を加えていこうと思います。

ヘッドすげ替えが良い感じだったので、次はオリジンザクボディ+08小隊ザク頭でやってみたいです。
オリジンの方もザク以外のちゃんとした量産MSを増やして欲しいですね。
試作機は既にグフもドムも出ていて格好は良いのですが、ワンオフ機は妄想の自由度が少なくイマイチ作る気になれないです。
オリジンはOVAがかなり完成度高くて面白かったので、あの感じで是非新シリーズを作って欲しいです。

ここまでジオンMS連続だったので、そろそろ連邦MSにも着手します。
プレバン限定のオリジンスナカス(ミサイル装備)が奇跡的に在庫あって入手できたので、次はこれ組みます。
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特に改造はせず、ミサイルは付けずにノーマルスナカスにして、カラーリングを昔懐かしいMSV風にする予定です。

ようやくひと通りガンプラ工作道具が揃ったので、この調子でじゃんじゃん作っていこうと思います。
お読みいただきありがとうございました。




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2020年07月14日 Posted by 4039  at 22:02 │Comments(0)ガンプラ

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