陸戦型ジム 前衛機

陸戦型ジム 前衛機

このブログでも何度か話題にしたフルメタルG-SHOCK GWM-B5000ですが、ついにフルメタルG-SHOCKシリーズに後続機種が現れました。
G-SHOCK初のアナログムーブを搭載した名機AW-500のフルメタルバージョンです。
陸戦型ジム 前衛機

中身もオリジナルのAW-500から大幅に進化し、ソーラー充電、電波受信機能付になりました。
B5000にあったBLE機能は省かれました。
同社のOCEANUSのように針が沢山、モードも沢山の時計は操作が複雑なのでBLEでスマホ操作できると便利ですが、針2本と小さい液晶しかないこの時計なら本体操作だけで十分でBLEは不要だと思うので、良い取捨選択だったと私は思います。
更に限定品のユナイテッドアローズ別注モデルも予約開始しています。
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予約開始から数日遅れを取りましたが無事予約できました。
B5000の時はポーターと別注モデルが500本限定で出て即完売しましたが、今回はどうなんでしょうね?
ちなみにポーターB5000は外装がオールDLC(ダイヤモンドライクカーボン)という高級な表面処理で、通常版のグレー仕様よりも傷つきづらい仕様になっており、性能面でも限定版に相応しいモデルです。
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手に入れてから1年近く毎日のように着用していますが、今のところ傷一つなく、スマホとBLE接続すればいつでも瞬時に時間が合い、非常に信頼のおける時計です。
今回のアローズAWM-500は価格的にみて、おそらく通常のダークグレー色のIP(イオンプレーティング)だと思います。
ここはいっそのこと1万円くらい上がってもいいからDLCにして、風防もサファイアにして欲しかったところです。
中身は確実に永く使えるので、外装も永く美しさを保てる仕様にして欲しいものです。

ちなみにこのモデルと並行して、オリジナルのAW-500も復刻されるようです。
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これは嬉しいですね。
一言苦言を呈するならば、液晶の位置がオリジナルより上にあり、それに合わせて文字板のデザインが結構違っています。
ただ、復刻してくれた時点で5億点ですので、細かい難癖を付けるのは野暮と言うものですね。

近年DW-5700、DW-5900と復刻されていましたが、復刻シリーズもしっかり続いているという事ですね。
これもきっとアローズコラボ復刻版も出るでしょうから、こっちも買ってメタルと並べたいです。
陸戦型ジム 前衛機
※この画像は昔のオリジナルのアローズコラボAW-500です。

オリジナルのアローズコラボモデルは1996年に限定発売され、結構な使用感の中古品でも未だに定価の数倍のプレミア価格で取引されている人気機種です。
上記のメタルのアローズAWM-500は転売ヤー物件では無かったようで、抽選にもならずすんなり予約できましたが、プラの復刻版が出るとなったら注目されてしまいそうですね。
しっかりアンテナ張って乗り遅れないようにしようと思います。

それでは本題に入ります。
連邦陸戦型シリーズを組もうと思い立ちましたが、それなら小隊を組まねばということで、これから連邦陸戦型MS小隊を作っていこうと思っています。
第一弾は3機構成のMS小隊の前衛を務める陸戦型ジムをイメージして、接近戦での生存性、前線維持能力を高めた改修を施してみました。
プレバンのスレイヴレイス隊仕様のHGUC陸戦型ジムをベースに小改造しました。
陸戦型ジム 前衛機

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下記、改修ポイントです。
・上半身装甲全面に増加装甲(爆発反応装甲)を増設し、防御力UP
・増加した重量を補う+αの機動性を確保する為、推進強化型バックパックを装備
・あらゆる環境下でも小隊各機と連携が取れるよう、頭部に強化通信アンテナを装備
・武装は直接的な攻撃力よりも制圧効果を優先し、100mmマシンガンを装備
・予備弾倉は標準装備の腰部2個に加え、後部に2個携行
・陸戦型標準装備のシールドよりも防御力の高いラージシールドを装備

先頭で矢面に立って敵の攻撃を凌ぎつつ、足止めしながら情報収集&部隊に共有し、後衛機に強力な支援火器で精確に援護してもらうというコンセプトの改修です。
陸戦型ガンダムが隊長機、残り2機が陸戦型ジムで構成された小隊を組もうと思っているので、カラーリングは統一して陸戦型ガンダム標準カラーっぽくしました。
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陸戦型MS系列はこのカラーリングが一番しっくりくるというか、個人的にこの色しかしっくりきません。
それにこの標準色ならどの戦線に配備されていてもおかしくなかったでしょうから、妄想の幅も広がります。
1/144陸戦型ジムですが、体は2種類(色違い除く)しか出ていないのに頭部は4種類も出ている不思議なキットです。
陸戦型ジム 前衛機

地上戦セットの頭部が出た頃はHGUC陸ジムがまだ出ていなかったので、先行して出ていたHGUC陸ガンの頭部とすげ替えて「ジム頭」再現用として立ち位置があったのは理解できます。
通常HGUC版と今回のスレイブレイス隊仕様の頭部を変えたのは何故なんでしょうね?
通常HGUC版が不評だったのでしょうか。
だとするとメーカーは拘りないのか?と思いますし、同時に他にも元デザインからアレンジし過ぎて不評なキットは沢山あると思うので、なぜ陸ジムだけこんな対応した?とも思います。
まあ私も通常HGUC版が気に食わないクチだったので、結果としては納得いく頭部が出てくれて嬉しいは嬉しいのですが。

ということで、通常版より割高でしたがアニメ版に近い顔が付いているスレイヴレイス隊仕様のキットを選びました。
スレイブレイス隊が出てくるサイドストーリー「ミッシングリンク」は全然内容知らない上にパラシュートパックは使う予定が全く無く、頭だけ欲しかったのですが。
まあ追加武装や陸ガンのバックパック&コンテナも付属しているのでとりあえずよしとしました。

爆発反応装甲は敵MSのバズーカ弾、敵戦車のHEAT弾やAPFSDS弾、歩兵からのロケット弾に有効な装甲材です。
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腰から上の前面各所に配置され、背面や脚部には装着していません。
原則背面や脚部は露出しないよう立ち回ったと考えるのが自然なのと、脚部が露出する場合は主に機動戦中だと思われ、その際脚部は大きく動くので被弾率は低いと想像した為です。

全然詳しくないですが、実際の戦車戦も稜線や障害物を利用して、極力砲塔以外は露出しないように立ち回る「ハルダウン」が原則だと認識しています。
陸戦型ジム 前衛機
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なので戦車は砲塔が俯角何度取れるかは重要なスペックなんですよね。
自衛隊の74式戦車は独特なサスペンション機構を採用し、日本の起伏の激しい地形に追従できる仰俯角を実現していると聞いた事があります。
陸戦型ジム 前衛機

ゲーム「ワールドオブタンクス」でも俯角が何度取れるかは非常に需要なスペックで、使用車両に合った地形を利用して立ち回る事が非常に重要なテクニックになっています。
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MS(特に陸戦型)も原則は正面の上半身が最も重装甲で、射撃の際は遮蔽物や地形の稜線を活用して極力露出面積を減らしていたはずです。
背面や脚部は敵に露出する機会がそもそも少ないわけで、限られた積載重量を消費して背面や脚部に増加装甲を施すのはナンセンスだろうと考えました。
逆に胴体はコックピットや核反応炉がある訳で、とりわけ急所に入念に施されていたという点は人体のプレキャリに近い発想です。

さらに脚部に爆発反応装甲を装着した場合、被弾して爆発するとバランスを大きく崩してしまい、最悪転倒してしまうというデメリットもあるなと妄想しました。
しかも近くに味方歩兵がいたら、爆発した装甲の破片で被害を及ぼす危険性も増すと思いました(これは実際の爆発反応装甲にもあるデメリットのようです)。
そんな感じで妄想し、敢えて背面や脚部には着けていません。
まあジムストライカーは公式設定で普通に脚部にがっつり増加装甲着けているので、あくまで妄想オラ設定です(笑)
陸戦型ジム 前衛機

腰部フロントアーマーはHGUCジムストライカーの物を流用しています。
形はそっくりで、小加工で付きました。
その他はジムストのデザインに近かったコトブキヤのパネル部品を付けています。

バックパックはノズルが4連となった推進強化型です。
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スレイブヴイスと同型の物です。
増加装甲とラージシールドで重装備になっても、瞬発的な機動力が確保できるようしています。
前衛なので敵前線との押し引きが重要で、回り込まれたり側面が突破された場合は素早い後退が必要、逆に追撃する場合は素早い前進が必要になります。

一気に敵との間合いを仕切り直す為に、ある程度の地上障害物を飛び越えられる高度までジャンプできる推力を持っています。
緊急時は爆発反応装甲を自爆させてパージし、シールド及び武装を投棄することで、更に高速で遠距離へのジャンプが可能となり、後方ラインへ緊急離脱します。

武装は連邦陸戦型MSの一般的な武装である100mmマシンガンです。
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有効射程は比較的短いですが、ザクをはじめとするジオン製MSの装甲を抜け、対空能力も有す使い勝手の良い武装です。
ビームライフル等よりも単発の威力は小さいですが、装弾数が多く制圧力が高く、故障が少なく信頼性に優れています。
連射力を活かして制圧射撃を行う事で敵の行動を抑え込む事が可能で、交戦距離が近ければ威力、命中精度共に十分で前衛機の役割に合致した武装と言えます。
サバゲでも、電動ガンで自分の隠れている壁に連続で撃ち込まれると怯んでしまいますよね。
ましてや実戦なら当たったら死んでしまうわけですから、「自分の居る所に敵弾が届いている」という心理効果はかなり高いと想像します。

前回記事にしましたが、キット付属の物はトリガーガードが無く許せなかったので、ジムストライカー付属の物を使いました。
前線での経戦能力を高める為、予備弾倉を2個追加で腰部背面に携行しています。
陸戦型ジム 前衛機

小隊組む用に既に確保してあるキットから強奪してきました。
まあこの辺りは、このブログをご覧になっている方ならすんなり納得いただけるディテールだと思います。

頭部右側面に通信強化アンテナを装備しています。
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地上は地形が複雑で電波が届きにくい場合が多くあり、ミノフスキー粒子も通信障害を招きます。
後衛部隊との連携は非常に大切な要素なので、いかなる状況でもコミュニケーションを確保できるよう、通信能力が強化されています。
以前ノーマルジムとして製作したナイトシーカーの余り部品を小加工して付けました。

COMTAC等のヘッドセットのイメージで直感的に人体で言う「耳」の部分に付けましたが、「そこに本当に聴覚機能があるわけではないMSなのに、耳にあたる部分に付ける必然性ってあるのか?」とふと自問自答しました。
「人型なので、人に似せた造りにした方がグロテクスさが無く、すんなり受け入れられるデザイン」と言えるかもしれませんが、それは芸術的な造形美としての観点であって、あくまで実戦兵器として見た場合この位置に付ける合理性は何だろうか?としばし考え込んでしまいました。

そこで思いついたのが「パイロットの直感的、反射的な操作がそのままMSにおいても適切な挙動となるよう、一般的な人体及びその装備に形や機能を近づけている」という観念です。
自分の10倍の大きさもある兵器ですが、極力人体に構造と機能を似せておくことで、例えば近くで爆発が起こった時、生身の時と同じように反射的に掌で頭部を破片から防御すれば視覚やセンサー類、CPU等を保護でき、人体のそれと同じ反応でMSも同様の結果が得られます。
これがもしカメラが肩部にあるとなったら、視覚を保護するためには咄嗟に肩に掌をあてがう必要があり、反射的に出来るようになるには相当な慣れが必要になると考えました。

MSが人型をしている理由はAMBAC姿勢制御故というのが通説ですが、加えて「18mの巨大兵器を人一人の操作で直感的な機動を可能にする為、人型にした」という理由を付け加えると、より説得力が増せそうだなと思いました。

そんな感じで、今回の通信強化アンテナも人体装備で言うヘッドセットのような役割なので、耳にあたる箇所に付けたというこじつけに落ち着きました。
直感的に「耳に付けるのがカッコイイから」の発想が元ですが、結果としては兵器としての必然性もいい感じに設定出来たなと自己満足です(笑)

シールドはガンダムタイプのラージシールドです。
陸戦型ジム 前衛機

通常の陸戦型の物よりも面積が大きく、防御力は雲泥の差があります。
機体のコンセプトが積極的に攻撃を仕掛け撃破するよりも、前線に張り付き維持するというものなので、このシールドがチョイスされています。
V作戦でジャブローで試作されたこのシールドはガンダムの運用試験用にサイド7へ送られましたが、同時に重力下の運用検証の為に先行量産型MS部隊に回されていた、という想像をしました。
ガンダム劇中では、アムロのガンダムはしょっちゅう盾を破壊されたり捨てたりしては、次の出撃で新品を持って行っていたので、正式採用前からかなりの数が試作されたと想像し、一部が陸戦型MS部隊に支給されていても何らおかしくは無いと想像しました。
RX-78ガンダムの運用データのみならず、このような先行量産型MSの運用データもあり、量産型ジムにはこのタイプのシールドが採用された、と妄想しました。
MS IGLOO重力戦線では、このシールドを持った陸戦型ジムも出てきますよね。
陸戦型ジム 前衛機

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重力戦線全般に言える事なのですが、ジオン連邦双方皆さん頭が悪めです。
なんで戦車とごちゃごちゃになって何の遮蔽物も無い平地をまっすぐ走って突撃しているんでしょうね。。
しかもこの前方にいるのはたしかダブデ級陸上戦艦を主軸にしたジオンの防衛線です。
100mmマシンガンの有効射程に入る前までは煙幕焚くとか、稜線に隠れながら迂回するとか、散開してお互いをカバーし合って進むとか、航空支援と連携するとか、たとえファンタジーではあってもファンタジーなりのロジックで以て「リアルっぽい」戦術描写がほぼ無かったのが非常に残念な作品です。
突撃してくるジムが死角に掘ってあった溝に落ちて、転がっている隙にワッパで爆弾設置して爆破とか、それなりに光る演出もあったはあったのですが。
でもまあ、普通なら突撃の前にディッシュ偵察機とかUAVとかを飛ばして予め敵の陣地構成や布陣は確認しそうなものですが。

ついでですが、1話冒頭の地球侵攻作戦のシーンからあまりに「記号的な軍隊描写」過ぎて閉口します。
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こんな開けた土地で装甲車両と並行して歩兵が走っているのも「?」ですし、手前の歩兵は立膝で片手持ちのピストルを何に向かって撃っているんでしょうか。。
昭和の少年誌のグラビアなんかの「大日本帝国陸軍、東亜ニ驀進ス!」的な劇画のような時代錯誤感を感じます...。

あと興味ある方は是非観ていただきたいのですが、HLVが着陸寸前になぜかハイパーヨーヨーのようにビュンビュン飛び回る謎機動を披露します。
それを見た時は首をひねり過ぎてもげるかと思いました。
全体のコンセプトやCGの質感は良い感じなのに、連邦もジオンも小学生並の頭脳の人しかいなくて非常に残念と思う作品です。

話を陸ジムに戻します。
肩アーマーのサイドアーマーも装甲を増設しています。
陸戦型ジム 前衛機

HGUCジムストライカーから流用し、陸ジムのアーマー側を小加工して取り付けました。
ジムスト同様、腕の開きに合わせて開閉します。

任務によってはガンダムハンマーを装備する事もあります。
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08小隊劇中でも06小隊機が装備していましたね。
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リーチは短いし隙が大きそうですが、見通しが悪く交戦距離が近く、移動方向の自由が効きづらい市街地戦では案外有用だったかもしれないですね。
劇中でEz8が100mmマシンガンでやっていたように、建物の角で待ち伏せして出てきたところをハンマーでどーん!みたいな感じで。
レアな武器なのでハンマーの挙動を見切れるジオンのパイロットも少なく、意表を突いた一撃必殺が出来たのかもしれませんね。
漫画「バガボンド」を読んだ時に思いましたが、見たことの無い武器と対峙するのは非常にプレッシャーを感じて恐ろしいと思いますから、敵の士気にも影響したかもしれません。
「敵に見たことの無い武器持ったやついるぞ!」と無線が入ったら、絶対行くの嫌になりますよね。

ハンマー欲しさにガンプラスターターセット2を入手しました(苦笑)
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ちなみに本体のHGUCガンダムは、ナイトシーカーとミキシングして豪州方面軍所属ジムに変身しました。
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このジムに関しては後日記事にしようと思います。

ハンマー自体はチェーン部が金属製でかなり良い質感です。
HGUCではガンダムG30バージョンにしか付属しておらず、現在はスターターキット2としてしか入手できません。
子供の頃だったらパーツ取りの為に1000円払ってキットを買うなんて絶対に出来なかった事なので、大人の財力の素晴らしさを実感しています(笑)

とりあえず前衛機として個人的には納得のいく形でまとめられました。
この調子で中衛、後衛もウンチクを妄想しつつ小改修して製作しようと思っています。
折角なのでホバートラックと61式も用意しないとですね!

最後までお読みいただきありがとうございました。




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2020年11月09日 Posted by 4039  at 18:30 │Comments(0)ガンプラ

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