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 Posted by ミリタリーブログ  at 

最近作ったガンプラまとめ PART2



ガンプラから離れていた20年余りに出たキットで作りたかったものはあらかた触ったor欲しくても昨今の品薄で手に入らずなのと、最近はゲームに余暇を割いており制作ペースが鈍っています。
品薄問題は日本のみならずこちらでも顕著で、目当てのキットが入手しづらいというのもやはりモチベーション低下要因のひとつになりますね。
taobao等の通販サイトは、日本で売っているキットを個人または業者単位で輸入しこちらで販売している、所謂転売ヤーの巣窟です。
購入代行の形式もかなり見かけます。
(正規流通品は箱の裏にラベルが貼ってあり、箱の中に中国語の説明書補足折り込みが入っていますので一目瞭然です。)
個人ではなく問屋が転売していたなんて話も浮き彫りになってきて、いよいよガンプラバブルが弾ける足音が聞こえてきましたね。
逆に今度は過剰在庫になって「ガンプラファンなら、バンダイを潰さない為にとにかく買っていっぱい積もう!」みたいな事にならないといいですね(苦笑)

ゲームは無事にゴーストオブツシマはDLC含め完了し、鎌倉時代の対馬を堪能しました。


戦闘自体はかなり楽しいのですが、最初から最後まで基本ずっと同じ立ち回りで勝てるので、流石に終盤は飽きました。
武器防具の強化は中盤でカンスト、戦闘を繰り返しても成長、収集要素も特に無いので、戦闘に関してはワクワク感がどんどん削がれていき作業感が強くなっていくのが少し残念ポイントでした。
マルチプレイもやりたいところなのですが、回線状況を考えると他のプレイヤーに迷惑をかけるだけなので自粛中です。

無事に元国を退けた後、1000万年前のアフリカにタイムスリップして人類を進化させました。
「アンセスターズ」という、人類の祖先の猿を操作して原始の自然界を生き抜き、人類に進化させるゲームです。




新しい領域に踏み出したり新しい食べ物を食べたり、道具を作ったり動物を殺したりすると実績が解除され年数が進み、たくさん実績を解除して1000万年前→200万年前まで進化を進めるのがゲームの目的です。
かなり独特なシステム&敢えてゲーム各種要素の説明がほぼ無く手探りで進める必要がある為、ある程度システムに慣れるまではかなり辛かったですが、プレーが軌道に乗った頃は時間を忘れるくらいのめり込みました。
ただ、これも終盤は作業感が強くなり、最後の数十万年くらいは完全に作業ゲーと化しました。
オートセーブのみでセーブデータ複製不可で、ちょっとした事で群れの猿の数が減って子供が増やせなくなって全滅=ゲームオーバーとなる危険が常にあります。
なので何十時間プレイしていても些細な判断ミスや不運で全滅してしまうと、また完全に1からニューゲームでやり直すしかないという何気に鬼畜仕様です(苦笑)
私は運よく一度も全滅せずクリアまで辿りつけましたが、20時間くらいやって全滅してまた1からとなったら絶対投げ出していたと思います。
続編(200万年以降?)も予定されているようで楽しみです。

人類の進化を辿った後、今はダークファンタジーの世界を満喫しています。
先週発売されたエルデンリングです。




デモンズソウルやダークソウル等、所謂「フロムゲー」と呼ばれる高難易度アクションロールプレイングです。
まだ10時間弱のプレイ時間ですが、かなり歯応えがあって期待通りのゲームです。
今作の新たな試みのオープンワールド方式ですが、いい感じの作り込みで探索していて楽しいのですが、油断するとザコ敵に瞬殺されるゲームなのでずっと緊張しっぱなしなのは少々疲れます(苦笑)

あと次にやりたいのはSTRANDED DEEPという孤島サバイバルゲームです。






PC版は2015年に発売しているようですが、昨年SWITCH版が北米等で発売したようです(日本版は未発売)。
北米版でも日本語が入っている事が分かったので、ニンテンドーの北米アカウントを作ってダウンロード購入しようと思います。
再来月21日間中国のホテルで隔離される予定なので、その時の楽しみに取っておくつもりです。

前置きが長くなりましたが、ご覧のように今はゲームメインの生活ですが、亀ペースながらここ数か月で作ったキットを記録しておきます。
前回の記事は去年の8月の旧キット 1/100ハイザックでした。

ハイザック 火力支援型

今回はその後制作したキット達をまとめて記録しておきます。
まずはHGUCジムスナイパーⅡをミキシングしてスタイル&可動範囲UPさせたジム・コマンド宇宙用です。






両機は同作品に登場しデザインは似ていますが、HGUCとしての発売時期は大きく違い、先に出たジム・コマンドは今の目でいるとどうしても古臭い構造です。
そこで、比較的新しいジムスナイパーⅡの各部品を移植する事でアップデートを図ったものです。
まあよくある凡庸な発想のミキシングですね。
下の基本工作終了時の写真を見ていただければどうミキシングしたか一目瞭然だと思います。



頭部、胸ダクト、前横腰アーマー、膝から下、武装はジムコマンドで、後はジムスナイパーⅡのものです。
ちょっと手間だったのは胸ダクトの合わせと膝関節部の加工くらいで、あとはそのまま小加工で素直にバランス良く組みあがりました。
ミキシング入門教材としてはかなり良質かもしれません。
ミキシングにより狙い通り可動範囲拡大、スタイルアップできましたが、右肩のアンテナを忘れたのが痛恨のミスです(苦笑)

次です。
伝説のアーケードゲーム「連邦VSジオンDX」に登場した鹵獲アッガイをHGUCで再現しました。








当時「アガえもん」と呼ばれ人気を博し、昨今のアッガイ=可愛いキャラの礎になった認識です。
塗装は勿論、デカールもゲームCGをなるべく再現しました。
キットはクローが片腕しか入っていませんが、ゲームは両腕クローのZZで出てきたハマーン様搭乗機仕様なので、わざわざ2機調達しました(笑)
もう一機はミリタリー色強めに仕上げるつもりです。

いつかの記事でも書いた記憶がありますが、私は連ジリアルタイム世代(無印とDXの過渡期あたりからデビュー)で、高校生時代は毎日のようにゲーセンに通って対戦に明け暮れていました。
稼働当初は連邦軍は連邦の機体のみ、ジオン軍はジオンの機体のみ選択可能でしたが、ある日突然「鹵獲モード」が解放され、両軍がどちらの機体も自由に使えるようになりました。


奇抜なカラーリングのジオンMS達を初めて見た時の衝撃は今でも覚えています。
制作にあたり、家にあるPS2とソフトを引っ張り出してきて細部を観察しました。


ゲームの方はキットより頭がデカくて胴が短くて、よりコミカルな印象ですね。
セーブデータは消えてしまっていたので、一回ストーリーモードを全クリして鹵獲モードを解放する必要があり、約20年振りにプレイして超懐かしかったです(笑)
旧いゲームなので素直におススメはし難いですが、数多あるガンダムゲームの名作中の名作であることは疑いようがありませんので、ガンダムファンの方は一度プレイする価値はあると思います。
特に効果音はかなり拘りを感じ、各武装の発射音やブースト音、被弾音、各MSの足音の違いまでも劇中とまったく同じです。
ファーストファンには必ず響くと思います。

次です。
HGUCジムⅡを小改造し、オラジム(オラが設定のジム)を制作しました。








HGUCジムⅡは肩でかくて胴短くて、肘関節が破綻している動き方をするところがイマイチです。
キットを修正しようとも思いましたが、家に転がっている余剰パーツ達を使ってミキシングした方が早いなと思ったのが制作のきっかけです。
HGUCジムⅡとオリジン系キットをミキシングして「要撃機(インターセプター)に現地改修されたジムⅡ」というコンセプトで組み上げました。
考えたオラ設定は下記です。
各部スラスター増設により、要撃任務に必要とされる機動力と運動性を確保しています。
胴体:ジム・ナイトシーカーに採用された胸部スラスターシステムを装着
肩部:高出力アポジモーターを搭載
脚部:ふくらはぎ部にスラスターを増設
バックパック:ネモの物に換装





艦隊直掩や施設防衛向けの機体の為、航続距離は重視されておらず、各種スラスターは効率よりも瞬発力重視のセッティング、各関節のフィールドモーターの出力設定はAMBACを最大限活かす為にリミッターを解除してあります。
運用の汎用性、安定性は失いますが、その代わりに量産型機体をベースにして、パーツさえあれば前線で任務中の艦艇内でも行えるレベルの改修作業で運用特化したMSを構築する事が可能です。
しかし本来の設計思想を完全に無視したピーキーなセッティングとなる為、必然的に乗り手を選ぶこととなりました。
輸送部隊が前線の艦隊にパーツを補給さえすれば、その場で即時改修実施でき、支給されたジムⅡでは能力を存分に活かしきれない上級パイロット達に喜ばれました。
といった感じの設定を妄想しながら制作に勤しみました。
HGUCジムⅡとオリジン系キットの異時空ミキシングでしたが、大きな加工は不要でバランスも問題無く、手間はほぼ掛かりませんでした。
全部塗った後に、オリジン系部品はある程度モールド埋めといた方がバランス良かったなと思いましたが、面倒だったのでそのまま突き進みました。

次です。
MG陸戦型ジムをリアルタイプガンダムカラーに塗ってみました。
カラーリングは悩んだ末、半ば勢いでこの色で塗りましたが、結果かなり好みな仕上がりになりました。






元は他のキットに武装を取られて「ただの緑色の陸ジム」となったジム・スナイパーです。
キットのパーツだけでは通常陸ジムバックパックは組めないので、プラ板で補足してバックパックを仕上げ、家に在庫している武装を持たせました。
武装はガンダム用の物を持たせました。
折角なので下記のような設定もでっちあげてみました。
このRGM-79[G]先行量産型ジムは、第11独立機械化混成部隊「モルモット隊」や第20独立機械化混成部隊「スレイヴ・レイス隊」と同列の、ジャブロー直轄の第6独立機械化混成部隊で運用された機体です。
当部隊を含む第4、5、6独立機械化混成部隊はV作戦の補助的な役割を担い、V作戦で開発されたMS用装備の実戦データ収集が目的の部隊です。
ホワイトベース単艦では短期間での各種試作品の十分な評価は不可能と判断され、RX-75、RX-77、RX-78それぞれの装備を個別に評価する補助部隊が設立されました。
第6独立機械化混成部隊はRX-78用の武装評価を担当し、保有するRGM-79[G]にRX-78用の試作武装を装備させ、地球上の各戦線を転々とし実戦運用データを収集しました。
といった感じの妄想設定機体です。




旧いMGなので可動範囲や関節部の見た目は今の基準だとイマイチですが、全体的なプロポーション、ディテールは素晴らしいです。
目立つ合わせ目も頭部の単純な前後割りだけで、あとは処理しなくて問題ないレベルです。
頭部は後ハメ断念し、パーツ単位で塗装→全部組んで合わせ目消し→合わせ目消しした部分のみ再塗装で凌ぎました。
あと手首パーツは初期のMGでは標準的だったPC素材で、造形悪い、表面仕上げ難しい、塗料乗らないと三重苦なので社外品に換装しました。




MGは初期キットでもストレート組みで十分なディテールで、安定してますね。
パーツ数の多さやゲート&PL処理は少々面倒ですが。

最後です。
MG F2ザクを組みました。












戦後に残党軍がキンバライト基地で運用していた想定で、ツギハギ装甲にして補給の困窮具合を演出しました。
プレバンのキンバライトザクを購入し、主要パーツは成形色で楽しました。
劇中のキンバライトザクのカラーリングもシブくて好きなのですが、プラモにするとちょっと情報量が少なくて味気なくなりそうな気がしたので、胸部を少し塗り替え通常量産カラー+砂漠カラーのツギハギにしました。
今回スポンジチッピングに初挑戦しましたが、中々いい感じに仕上げられて満足です。

シュツルムファウストラックは本来腰に着けますが、小改造してバックパック側面に移設しました。


赤いマーキングシールの下がスミ入れの影響で割れてしまってますね...。
スナップフィットは軸が圧入なので常に雌側の部品に応力が掛かる状態になり、スミ入れ塗料等で強度が下がると割れてしまう場合があります。
組立時にちゃんと圧入具合を調整しないといけないのですが、手抜きしたツケが回ってきました。

あとはモノアイをビルダーズパーツに置き換えディテールアップ、ショルダーアーマーの合わせ目消したくらいで超簡単仕上げです。




塗装もろくにしていない手抜き作業ですが、元々のキットの出来の良さに助けられてそれなりに見られる一体になりました。

こんな感じで、相も変わらず1年戦争期のガンダム以外のMSのキットばかり作っています。
現在部屋にキットを結構積んでいますが、そろそろ日本に帰るので嵩張るランナーから部品を切り離し、とりあえずひたすら素組みしてコンパクトにしています。
表面処理や塗装は帰国したら時間を見つけてゆっくり進めようと思います。
ガンプラ制作ペースはさらに落ちてしまいそうですが、これからもちょこちょこ触り続けようと思います。
息子をガンプラに引き込めればこっちのものなんですが(笑)
まだまだガンプラを作れるような歳では無いので、しばらくは細々と活動することになりそうです。

お読みいただきありがとうございました。  


2022年02月28日 Posted by 4039  at 18:31Comments(3)ガンプラ

指ブローバック排莢式グロック 弾発射バージョン



初めてこちらで旧正月を過ごしましたが、年明けから2週間近く、毎日毎日街中で昼は爆竹、夜は花火が四方八方で乱発していました。
爆竹は日本で売っている物よりも長大で物凄い数を束にして一気に火を付けます。
私の部屋から見えた一番ヤバイのは30秒くらい連続で発破し続け、高さ2、30m程度まで煙が上がっていました(笑)
音も大音量の低音で「ゴオオオオォォンッ」と街中に轟きます。


花火も個人レベルでは日本でも見るロケット花火を普通の歩道でピューピュー打ち上げており、打ち上げ花火もちょっとした遊歩道レベルの所でバンバン上がってました。


元旦には向かいのホテルの庭で結構大規模な花火が1時間近く上がっていました。


イメージ的には、ディズニーランドで最後に上がる花火だったり、サマソニの大トリの最後に上がる花火レベルでしょうか。
私の部屋のベランダはまさに特等席で、「打ち上げ花火を見下げる」という珍しい経験が出来ました。
それにしても街中でこんな花火を上げるなんて、日本ではちょっと考えられないですね(苦笑)

では、そろそろ本題に入ります。
数か月前に非発射のパワーソース無し排莢式グロックが発売され、日本でも結構な数が流通していますね。


グロックの後にはガバメントが出ています。


こちらでは更にCz75やUSP、M&Pモデルが発売しています。




M&Pはアルミスライドっぽくてよく出来ていそうなので今度調達するつもりです。
ちゃんとテイクダウンできるようですし、これでスライドが黒ければかなり良さそうですね。


最近はどのモデルも銃口部にレーザー照射機を付ける事ができ、専用の受光ターゲットを使って射的ができるようになっています。


Cz75がレーザー照射器、ターゲットがセットで日本でも6000円しないくらいで売っていますね。
日本では「HORA」というショップ?メーカー?名義で売り出されているようですが、こちらでは乖巧虎というそれなりに名のあるメーカー名で売られています。
HORA=乖巧虎なのかは不明ですが、現状まだ模倣品は無く1社でしか作られていないと思います。
上記のグロックやガバメントよりもかなり良い出来のようなので、これは買いかもしれないですね。

照射機がこちらで2000円程度、ターゲットは1個1000円程度です。
このレーザー装置はナーフブラスターのモシンナガン用(ちなみに乖巧虎製)などでも発売されていて、排莢アクション+レーザー的当てという新たな遊び方が生まれています。


モシンナガンのような長物は数mしか飛ばないナーフだとどうしても雰囲気が出ないので、有効射程200m(メーカー宣伝値)のレーザー銃にして狙撃した方が楽しいかもしれないですね。
M4タイプの物も既に登場しており、おそらく中身はチャンバー周り以外は水弾仕様のまま(=マルイ電動ガン模倣メカ)で、銃口のエアを感知して発光する仕組みなのかな?と推測しています。


実際触ってないので何とも言えませんが、ディズニーランドのビックサンダーマウンテンの隣にある射的くらい精度が出れば日本でも十分受け入れられそうですね(Cz75のレビューを見る限り、今のところまだ精度や動作信頼性に問題あるようですが)。
日進月歩で進化を続けていて面白いですね。
現状可視光線で思いっきり目に悪そうなので目の保護が課題ですが、今後中国ではレーザーターゲットを身に着けレーザー銃で撃ち合いという遊びが流行ってくるかもしれないですね。
日本でも既にエアガンに後付けでレーザー装着&ターゲットを身に着けるサバゲ方式が一部で登場していますが、ここから一気に中国勢が押し寄せてくる可能性もありそうですね。

今回入手したグロックもまた面白い構造です。






上述の排莢レーザーガンと同じくパワーソース無しでブローバックして排莢して、しかも弾が出るという手品みたいな仕様です。
価格はBHIのCQCっぽいホルスターが付いて1500円程度でした。


外観はご覧の通りポップなカラーリングで、黒や緑、タンカラーバージョンはまだ見当たりませんでした。
スライドは前回の弾出ないバージョンはスライドもフレームもモナカ割りで安っぽい造りでしたが、本品は左右一体成型でリアルさは増しています。


バレルも金属製(おそらくアルミ)です。
エジェクションポートは黒い樹脂で、刻印も入っていてそれなりに雰囲気はあります。


重量は200gちょっとで非常に軽く、全体的にはおもちゃっぽい印象です。
マガジンはシボが掛かった黒色の樹脂製で、それなりに雰囲気は出ています。
左が本銃のマガジン、真ん中が非発射式指ブローバック、右がカート式エアコッキングのものです。


本銃のギミックのキモはカートにありました。






カートにバネが仕込んであり、専用の弾頭をセットしてカートのばねを「コッキング」します。
カートのお尻に一定の力が加わるとバネが解放され、弾頭が飛び出すという仕組みです。
中国語ですが、下記動画を見ていただけると本銃が良く分かると思います。


銃の方は基本は上述の非発射式の指ブローバック排莢ガンとほぼ同じで、そこにカートのお尻を叩くノッカー構造がプラスされたような感じです。
従って指で引く力は若干重くなりました。
結論としては全体的な完成度としてはまだまだですが、構造としては非常にチャレンジングで面白い製品だと思います。

肝心の実射性能ですが、まあナーフ弾方式のエアコキグロックと大差ありません。
3~5mくらいのションベン弾です。
私の個体がハズレだったのか組立精度もよろしくないらしく、トリガーが戻ってこなかったり排莢されなかったりが結構頻発します。
まあこの辺はまだ発売間もないのでメーカー側の生産慣れや各部改良、または競合メーカーが現れて競争が激化すればもっと品質は向上しそうな感じはします。
先日紹介した電動ブローバックの方が作動は安定していますが、トリガーを引いた瞬間に弾が出てスライドが下がって排莢し、わずかですがリコイルも感じられるので「撃っている感」は段違いに良いです。
売れなければここで終わりでしょうが、完成度の高い後発機種が出てくれば新たなカテゴリーとして確立する可能性を秘めていると思います。
個人的には冒頭に紹介したレーザー方式の方が洗練されたシステムで、今後主流になっていきそうな感じはしていますが。

中国トイガン市場は現在も非常に元気なようで、どんどん新たなアイデアの商品が出ては消えを繰り返しており見ていて飽きないですね。
日本でも入手可能なものが多くなってきていますが、現地価格の倍以上するのが当たり前で、正直日本での調達価格で満足できるトイガンは多くないと思います。
品質は日本のエアガンメーカーの物を基準にすると目も当てられない物ばかりです(中にはしっかりした物もありますが)。
youtube等でレビュー動画を見て、しっかり吟味した上で入手されるのが良いと思います。
ちなみにyoutubeは中国では規制されている(香港はアクセス可)ので、中国の動画投稿サイトの方がさらに情報は多い傾向です。

今度この2年間色々市場調査&触ってきた中で良いなと思った中華トイガンをまとめようと思います。
お読みいただきありがとうございました。  


2022年02月15日 Posted by 4039  at 13:06Comments(2)中国現地トイガン

初期アフミリフォト考察㉕ 官給シャツ重ね着コーディネート



今週末から10日間の旧正月休みですが、コロナ感染拡大により隣の市に移動するのもままならない状況ですので、せいぜい近所の山に登りに行ったりショッピングモールをぶらぶらするくらいで、ほぼ家の中で過ごす事になりそうです。
そこでいい機会ですので、前から気になっていたゴーストオブツシマを購入して一気に終わらせる事にしました。


鎌倉時代の元寇を舞台にしたアメリカ製のオープンワールドアクションアドベンチャーゲームです。
現在数時間プレイしていますが、ゲームとしてとても洗練されているというか、細部まで丁寧に作られていてテンポが良くプレイに没頭できる印象です。
特に感動したのは、死んでコンティニューした際やマップ上でファストトラベルを実行した際のロード時間の短さです。
「オープンワールドゲームは何かと長いロード時間がつきものだ」という先入観があったのは確かですが、それを差し引いてもびっくりするくらい短いロード時間でした。
どうしてこんなに短く出来るのかは知識が無いので分かりませんが、長いロード時間から解放されるとこんなにも気持ちが途切れず遊べるんだなと実感しました。
昔兄がネオジオCDを買い、兄弟でキングオブファイターズやサムスピを遊んでいましたが、1試合毎に1分以上のロード時間があり、お手玉をする猿の絵を延々見せつけられいまだに脳裏に焼き付いています(苦笑)


あとこのゲームが個人的に出ばなから刺さったのは、物語の導入が主人公の伯父がむさくるしい蒙古人のボスに攫われ城に閉じ込められ、それを救いに行くという硬派過ぎる展開だった事です。
蒙古のボス


囚われの伯父君


日本でよくあるゲームだったら、可憐な姫がイケメンなヴィランに攫われる展開にしそうな所ですよね。
まだ序盤なので分かりませんがヒロイン的な存在?のキャラも、伊集院光さんがラジオで「ヤングあき竹城」と評しており、思わず吹き出してしまいました。


日本のゲームやアニメによく出てくるようなザ・ヒロインとは異なる雰囲気ですよね。
実写の映画やドラマとは違い、CGは美形だろうがブサイクだろうが制作コストは同じだと思うので、どうせなら某ファイナルなファンタジーやファイヤーなエムブレムのように絶世の美男美女揃いにした方が見栄えしそうなものですが、そうしないのは確固たるデザイン思想があるんですかね。
それとも単に欧米人のアジア人に対する美意識の違いなんですかね?
無い物ねだりな感覚で、目が小さくて平たい顔であるほどエキゾチックな魅力がある的な?

個人的には何でもかんでも美男美女だらけだと感情移入しにくく苦手なので、こういうテイストの方が好みですが、そういうプレイヤーは少なくとも日本では少数派ではないかと思っています。
同じゲームCGでいうと、ミラーズエッジというパルクールFPSのアジア系女性の主人公の顔が日本では不評で、ファンがいじった画像がネットで話題になったのを覚えています。
左:実物 右:整形後


左:実物 右:整形後


もしかしたら世界全体で見たら、日本は童顔巨乳フェチだらけの変態ガラパゴス島なのかもしれないですね(苦笑)
ちなみにミラーズエッジは私の中でかなり上位に入る大好きなゲームです。


全編上画像のようなFPS視点なので、主人公の顔やおっぱいの大きさなんて気にした事ないですが(笑)

いつものように長過ぎる前置きはこの辺にして、そろそろ本題に入ります。
春~秋にちょうど良さそうな、ちょっと変化球な初期アフグリーンベレーの着こなしについて考察しておこうと思います。
トップ画像にもしましたが、黒いロンTと官給薄チョコ色Tシャツを重ね着しています。


この写真は2001年にアフガンで撮られた5th SFGの隊員のようです。
数年前から別の隊員の下の写真は認識していましたが、今回の発見で少なくとも2人は同様の着こなしをしていた事が分かりました。


ちなみに今回色々調査していたらこの方の別写真も数枚見つかりました。






ギアフェス東北ではこの着こなしをオマージュして装備を組みました。




この時はこのロンTが何者なのか見当ついていなかったので、適当なチャンピオンのロンTを着ていました。

どんな装備でもそうですが、使用例が1例なのと2例なのでは、個人的には装備の説得力というか汎用性が大きく変わる感覚があります。
例えば過去数回記事にしていますが、上ノーマル下RASのハンドガード構成のM4使用例ですが、このセットアップをしているのは今のところ1人しかいなかったのではと推測しています。






写真は数枚確認しており、顔は全て塗り潰されていて確認できていませんが、各種装備の特徴を鑑みるに全て同一人物だと考えています。
この件の詳細について気になる方は過去記事ご覧いただければと思います。
初期アフミリフォト考察㉓ 激シブセットアップM4追加確認+α

なので、もし装備合わせをした時に何人もこのM4セットアップだとなんか違和感がありますよね。
1例しかないアイテムは装備に独特の深みや味を加える事ができる反面、他の装備との組み合わせに気を付けたり、使いどころが難しいという面があるかもしれないですね。

対して逆BALCS(BALCSを前後逆に着る行為)は非常に特徴的な着こなしですが、複数名複数部隊での使用例が確認できているので、ぞろっと逆BALCS装備の人が並んでも違和感なく画になりますね。








私はそんな感覚を持っているので、今回2例目の長袖+半袖コーディネートが確認できた事は大きな収穫でした。
しかも下に着ている黒いロンTの特定ヒントも含まれていました。
写真の隊員の袖口に注目しました。




切れ目が入っていますね。
これはおそらく親指を通すサムホールです。

よく見るともう一人の隊員の袖にもありますね。




無論民生品を持ち込んだ可能性もあり、その場合は特定はお手上げですが、今回は官給品の可能性に絞って考察してみました。
このような肌着といえば真っ先に思いつくのがECWCSですね。
ECWCS:https://military-history.fandom.com/wiki/Extended_Cold_Weather_Clothing_System

初期アフグリーンベレーでECWCSと思われるフリースを着用している例は結構ありますので、ECWCSがフルセット支給されていた可能性は高いと思います。




初期アフ時期であればECWCSはGEN1+αの時期のようです。
GEN2はGEN1の一部置き換え、補完のような形で、1995年頃から各アイテムが追加されていったようです。
フリースは1999年にNSN登録されています。
今回ECWCSを改めて調べて知ったのですが、GEN1とGEN2には上記隊員が着ているヒートテックのような形状のシャツは存在せず、下写真の物がLAYER1でした。




このシャツも初期アフグリーンベレーがよく着ていますね。


余談ですが重ね着で面白いところでは、DCUの下にM65ライナーを着ているっぽい例もあります。




真冬のサバゲで真似したいですね。

ヒートテックっぽいシャツとタイツが出てくるのはGEN3からのようです。


知らずに暫くこの形状のシャツ&タイツのGEN1、2を探してネットの海を彷徨っていました(苦笑)
あとこれも今回初めて認識しましたが、GEN1、2はLAYER表記で、LEVEL表記になったのはGEN3からっぽいですね。
ECWCSはGEN1からずっとLEVEL表記だと思っていました。

初期アフ特殊部隊にはECWCSの他に、LEPという防寒重ね着システムも支給されていました。
LEP:https://ciehub.info/clothing/CW/LEP.html

こちらのLAYER1はご覧のようなヒートテック的なシャツ&タイツになります。




サムホールもばっちりあります。


私は3年程前に格安で手に入れました。




今でもたまに安く出ているのを見かけたり、新品もそれなりの頻度で見かけましたのでまだまだ市場在庫はあると思われます。
LEP LAYER1とECWCS GEN3 LEVEL1は袖口を見ると違いが分かります。
LEP


ECWCS


ECWCS GEN3 LEVEL1は2007年のNSN登録のようですので、初期アフ時の支給品であれば自動的にLEP一択で判断していいのではないかと思います。
各隊員が写真で着ている生地のテカリ具合や袖のたるみ具合、捲った時の腕への食い込み具合もLEPのそれと同じように見えますので、民生品ではなくLEP LAYER1だというのが現状の私の見立てです。

ちなみにこのシャツ、速乾とは謳ってますが現代の高機能アンダーウェアを着慣れた我々にとっては満足できる代物ではありません(苦笑)
汗をかくとべチャッと肌に貼りつき中々乾きません(無論コットンに比べればサラッとしていて乾きは早いですが)。
サバゲを快適に遊ぶには少し物足りない着心地ですが、今回のようにTシャツと重ね着したりDCUやフリースの襟元や袖元からちらりと覗かせる事で、より深みのある初期アフ装備を演出できる良アイテムだと思います。

お読みいただきありがとうございました。  


2022年01月26日 Posted by 4039  at 18:32Comments(2)初期アフガン初期アフミリフォト考察