初期アフミリフォト考察㉓ 激シブセットアップM4追加確認+α
コロナのおかげで日本に全然帰れずサウナに行けないので、中国の通販網を駆使して自宅で「ととのえる」環境を整備してみました。
まずは一人用の簡易サウナです。
日本円で5000円強くらいでした。
内部は電気式の発熱板と蓄熱石が四方に配置してあり、設定としては75℃まで上がります。
頭は出ますが、15分も入っていると普通のドライサウナと同じレベルで全身ダラダラ汗が出てきます。
蒸された後、冷水シャワーを浴び体を拭き、ベランダに置いたコットに寝そべって外気浴します。
幸い高層階に住んでおり付近には同じレベルの高さの建物が無いので、周りの目は気になりません(ちゃんとアソコは隠します)。
現在の気候は日本の10月中~下旬くらいの感じで、ちょうどいいです。
ちゃんとしたサウナ+水風呂に比べれば弱いですが、3セット繰り返し無事「ととのい」ました。
これで日本でサウナに行けない鬱憤をある程度晴らせそうです。
サウナは施設利用料の1000円そこいらであの快感と体の快調さが得られるなんて、超絶コスパ高いと思います。
では本題に入ります。
久々の初期アフミリフォト考察シリーズです。
当ブログでは、初期アフODAと思われる方のM4で上がノーマルハンドガード、下がRAS(or RIS)と思われる興味深いセットアップを今まで何度か取り上げてきました。
以前の記事
「初期アフM4セットアップ」
「初期アフミリフォト考察⑳ M4ハンドガードセットアップ」
この度、また新たに写真を確認しましたので記事にしておきます。
トップ画像にしたものです。
前列一番右の方です。
今までで一番鮮明な画像です。
M4の塗装とハーレーの帽子、髭の白さから、おそらく上の2枚の写真と同一人物だと思います。
雑誌を掲げている習慣(おそらく時期の証明の為)?も同じですし同じ柄の帽子を被っている隊員が他に2人もいるので、同じODAの集合写真の可能性が高そうです。
帽子の柄は個性が強いので、初期アフに限らず米軍特殊部隊ミリフォトではかなり良い特定材料になります。
上記2枚の写真が同じODAと考えると、同一ODA内でBALCSとOTVが併用されていたと言えそうですね。
隊員個人レベルで選べたのでしょうか。
今まで考察していた通り上側がスリムなノーマルハンドガードで、下側は穴ぼこの感じからもRISかRASの下側なのは間違いなさそうです。
2本のタイラップもしっかり見えますね。
フォアグリップも今までの考察通りナイツ(かP&S)の物であると確信しました。
スリングはフロントはベルクロバンドを銃に巻くタイプの3点スリングに見えます。
この手のスリングは各メーカーから出ていたはずなので、特定は難しそうです(逆に言えば、オーパーツじゃなくて似ていれば何でもOKだと個人的には思います)。
ストックはストックエンドの一番下にスイベルらしき金具っぽいものが見えるので、もしかしたら旧型ストックではなくてエンハンスドタイプの方かもしれませんね。
旧型ストック
エンハンスドタイプ
今までは旧型だと思っていたので、新たな発見です。
ひとたびエンハンスドだと思うと、全体の形状がそう見えたり横穴があるように見えてくるから不思議です(笑)
最初は旧型付けた状態で全塗装して使っていたけど、途中で壊れてエンハンスドに交換した、とかかもしれないですね。
そう考えるとストックだけ未塗装な点が繋がります。
見れば見る程無駄が無くて現地感があってカッコいいカスタムだと思います。
しかし、数人で初期アフ合わせした時に誰かと被ると一番イタいカスタムでもありますね(苦笑)
こんなヘンテコなセットアップは少なくともミリフォトを何百枚か見る限りでは、今回言及しているおそらく同一人物と思われるこの3枚だけなので、ごく少数だったとは確実に言えると思います。
なのでこのセットアップが2人も3人も並んでいるのは不自然極まりないです。
初期アフ装備の中でも所謂「変化球、ハズし」なのは間違いないでしょう。
個人的にはファッションでも仕事でもスピーチやプレゼンでも映画でも料理でもデートでもなんでも、世の多くの事に言えますが、「変化球」や「ハズし」をキメる為には、その他の部分は基本しっかりセオリーに則っていないとうまくないと思っています。
特に意図してハズしていない部分もハズれてしまっていると、途端に全てが滑稽でダサく見えてしまいますよね。
なので私は大胆なハズしをしようと思った時ほど、それ以外の部分は無難なまとめ方をしてコントラストを出すように心がけています。
ハズしばっかりも煩いですし、かといって全てがガチガチの鉄板過ぎるのも面白みに欠けるので、何事もそのあたりの塩梅が難しくもあり個性が出る楽しいところだと思います。
以上の内容でも十分一記事になるのですが、折角なのでこの写真の他の部分も観察していきましょう。
まず気になるのは真ん中の隊員が掲げている雑誌です。
入手した写真は結構解像度が良いので詳細まで見えます。
雑誌の名前と思われる部分には「Easy r〇ders」という文字が認められます。
〇の部分は「i」で間違いないでしょう。
ハーレーの帽子を被っている隊員もいますし、バイク好きな方が多いのかもしれないですね。
これを手掛かりにググったところ、会心の発見がありました。
ミリフォトで掲げている雑誌は間違いなくこの号だと思います。
背景やフォントの色、女性の水着の色、ポーズ、大きさ、左上に写っているバイク等、全て一致しています。
雑誌の号特定=ミリフォトの時期特定に繋がりますね。
この号は2002年10月号でした。
Amazonで調べたところ、11月頭の発売日のアメリカのファッション雑誌が2021年1月号だったので、日本と同じように実際の発刊月に対して1~2ヵ月程度前倒しになる風習があるようです(この雑誌がそうかは不明ですが)。
フリースを着ている隊員がいる事から、それなりに涼しい気候だったと想像できます。
以前の同部隊と思われる集合写真でも雑誌を掲げていますし、雑誌なので定期購読していると考えるのが自然で、時期証明の為に掲げるなら無論持っている中での最新号を使うはずです。
本国で発刊されてアフガンの前線に届くまでそれなりのタイムラグはあるとは思いますが、せいぜい遅くても1ヵ月程度だと思いますので、仮に8月発刊→1ヵ月後にアフガン着だとして、少なくとも2002年内の写真である可能性が極めて高いと思います。
ちなみによく見ると、この写真で掲げている雑誌も全く同じ号だと思われます。
これで私としてはこの2枚の写真は同時期、同部隊だと確信しました。
アフガンの気候には詳しくないですがフリースもいれば半袖Tシャツ姿もいるので、冬になる前の10~11月頃だったのかもしれませんね。
そう考えると「10月号の雑誌」が最新刊という点もしっくりきます。
まあ19thの隊員さんでフリース着て半パンという謎装備写真もあり、メリケンエリート軍人さんの体感温度感は我々極東島国農耕民族の凡人とはかけ離れているかもなので、思いっきり真冬だったりするかもですが(笑)
久々に自分で自分を褒めてあげたいレベルの考察ができました。
この快感が堪らないからミリフォト考察はやめられないんですよね。
何も考えず人から教えてもらっただけでは、絶対にこの快感は得られません。
バイク全然興味ないですが、「細かすぎて伝わらない初期アフネタアイテム」としてこの号が欲しくなってきました。
某湾を見渡すと普通に何冊も出品されているので結構真面目に悩んでます(笑)
でも表紙的に下手するとポルノ扱いになってしまいそうで、なんかあると面倒くさそうです。
米アマゾンにも在庫ありましたが、日本には送れないようです。
次です。
ABA製らしきソフトアーマーを着ている隊員が何人かいます。
肩部のベルクロが特徴的ですよね。
ABA製のアーマーは有名なODA961の隊員の他、20th SFGの隊員も結構着用しているイメージです。
今回の写真のアーマーですが、それぞれ肩部のベルクロの面積が結構違いますね。
サイズ違いなのか?それともモデルが違うのか?不明です。
初期アフアイテムの中でも地味に入手難易度が高いアイテムという認識です。
体感では3CのELCSやUM21、M-RサイズのWL BALCSよりお目にかかる機会は少ないです。
入手しづらいのにミリフォトの登場は結構多いので厄介ですよね。
腐るほどあるPACAのレプリカでは代用するにも形が違いすぎますし、改造も結構大変そうです。
私は長年探した末、タンカラーのカバーを入手し染め上げました。
染めた時の記事は下記になりますので、気になる方はご覧ください。
「初期アフODA御用達 ABAアーマー」
まだ夏場のゲームで一度しか着ていないので、他の装備バリエーションも楽しみたいところです。
お腹のベルクロ部にM4マガジンを入れるのは憧れるのですが、おそらく上辺の縫い目を解いてカンガルーポケットのようにして突っ込んでいると思われます。
少なくとも私の持っている個体ではそうしないと不可能です。
もしかしたらモデルや仕様によってはマガジンが入るようになっているのかもしれません。
下の写真も帽子のロゴやベルト等の装備の感じから、もしかしたら同じ部隊の隊員の写真かもしれませんね。
いつか真似したい初期アフコーディネートです。
ちょうどこの記事を書いている時に何気なく某オークションを眺めてみたら、2005年製の物が出品されていました。
全快娘さんが入手されていた2001年製の個体と見比べても違いが認識できないので、まあ初期アフ装備でも問題ないと判断しました。
※愉快全快エアガン日誌より画像引用させていただきました
ちょっとボロ臭いですが滅多に出会える代物では無いですし、これも何かの縁だと思いなんとなく入札してみたらあっけなく落とせたので、現在太平洋を渡って貰っている最中です。
現状、私自身が東シナ海を渡れないので、いつ日本で会えるかは分かりませんが(苦笑)
全体的にやつれていますし、下のヒラヒラを雑に切り取ったのか解れているようなので、染めた綺麗な個体はそのままにして、こっちは先ほどのカンガルーポケットカスタムをしてしまおうかなと思います。
全快娘さんの初期アフ記事は本当に勉強になる資料的内容が多く、今でもよく拝見させていただいています。
おそらくこの記事をご覧になっている皆さんご存知だとは思いますが、当ブログなんかより数百倍面白く為になりますのでおススメです。
「愉快全快エアガン日記」
先日久方ぶりに更新されていましたね。
次です。
前列一番左の隊員のベストです。
ODベースに黒のバイアステープに見えますので、そうなるとSOE製品が真っ先に頭に浮かびます。
恥ずかしながら勉強不足でSOEの知識はほぼ無いですが、左胸はベルクロ式になっていてそこにパッチを貼っているのだと思います。
その特徴と全体の形状から、メジャーな?パトロールベストではないかと考えました。
同じ型か分かりませんが、同じようなSOE製のベストは2000年代初期の米軍特殊部隊でたまに着られているイメージもありますし。
ただ、パトロールベストだとすると肩パットが無くあっさりし過ぎている気がします。
本体色はODですが肩ストラップはタンカラーに見えますので、隊員が交換して使っていたのかもしれませんね。
もしくはこういうあっさり肩紐のSOEのベストが存在するのでしょうか。
真似してみたいところですが、実物はもちろんレプリカすら最近はロクに見ない印象です。
ひと昔前は激安レプリカが溢れていて、私もフロンティア91さんで買ったWLの同型ベストのレプリカを持っていました(とうの昔に手放しましたが)。
優先順位は低いですが、レプでもいいのでいつか入手しておきたいアイテムです。
ちなみにM4はノーマルハンドガード+アダプターでPEQ2直付けしていますね。
関連記事「初期アフM4 PEQ2 直付け」
次です。
左上の隊員ですが、照準器はPVS-17でしょうか。
以前考察した20thと思われる隊員も付けていましたね。
エアガン用のレプリカは存在しない認識なので、再現が難しい装備です。
あってもサバゲで使いにくそうですし(苦笑)
ベストは思い当たる節が無いので早々に諦めますが、左胸のポッチが気になります。
左腹にある無線機(おそらくPRC-148)から線が延びているので、おそらくPTTだと思うのですが、初期アフ時期にこんな形のPTTがある認識が無いです。
それかPTTは脇腹付近にあり、左胸のはアーバンアサルトのようなヘッドセットをベストに巻き付けているのかも?しれないですね。
頭の片隅に置いておいて、気長にヒントを探そうと思います。
まだいくつかありますが長くなってきたので、最後に細かいが個人的に必ずチェックする所をば。
右上の隊員のBALCSのサイズですが、L-Rだと思います。
縦PALSの下端とアリススロットの間隔が判断のカギですね。
BALCSのサイズ考察は以前しつこいくらい書いたので、ご興味があれば下記リンクご覧ください。
「BALCSのサイズ感」
「初期アフミリフォト考察⑮ BALCSサイズ分析」
「初期アフミリフォト考察⑯ BALCSサイズ分析 PART2」
「初期アフミリフォト考察⑰ BALCSサイズ分析 PART3」
個人的にはBALCSは標準的な日本人男性体型であればM-RではなくL-Rがジャストだと思いますので、購入される際は是非上記記事を参考になさっていただければ幸いです。
ミリフォトでもM-RよりL-R&XL-Rの方が圧倒的に着用例が多く、オークション等で出回る個体もM-RよりL-RとXL-Rが多い印象で、入手難易度(機会、価格相場)も比較的低い認識です。
サバゲとかコスプレだったら「ちょっと小さいくらいのサイズ感の方がスタイリッシュで動きやすい」と考えますが、もし実弾飛び交う戦場に着ていくのだったら少しでも死のリスクを減らせるよう、一番デカいプレートが入るXL-Rを選ぶかもですよね。
死んじゃったらスタイリッシュどうこうの話ではないですからね(笑)
こういう時に「リアル」と「カッコイイ」のギャップを考えます。
といった感じで、久々にたった1枚の写真をネタにこれでもかと長ったらしい記事になってしまいましたが、非常に楽しく実りの多い考察になりました。
お読みいただきありがとうございました。
カート式電動ブローバック ベネリM2 TTIカスタム風入手
カート式M870 新種登場 乖巧虎編
カート式ショットガン激趣870 黒パーツ化
カート式M870 新種登場 激趣編
カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART3
カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART2
カート式M870 新種登場 乖巧虎編
カート式ショットガン激趣870 黒パーツ化
カート式M870 新種登場 激趣編
カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART3
カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART2
謎のPTTのような物、もしかしたらVIPライトを横向きに付けていたりの可能性はどうでしょうか?
サイズ感的には似てるような気もしますが、他の画像とか有ればいいんですがね…
確かにVIPライトの可能性ありそうですね!
他の写真にも映り込んでないか注意してみたいと思います。