パスファインダー騒動
先週土曜日に発売されたNew Balanceの5年ぶりのM1300復刻版(M1300JP3)ですが、見事に抽選外れました。
発売日の朝から、早速国内オークションにずらっと転売商品が並んでいますね。
定価4万弱に対し、サイズによっては8万程度で落札されています。
ネットで10分程度手続きすれば抽選完了し、当たればほぼ確実に3~4万円儲けられ、売れるのが数年後だろうと原価割れして損する可能性はゼロという、転売物件としてはかなり優良商品でしょうね。
5年に1回ですし、定価1万ちょいプラスの5万円程度なら転売屋から買ってもいいかなと思っていたのですが、考えが甘過ぎました(苦笑)
まだ発売して1週間も経っていないので、落ち着いたらもう少し相場は下がるかもしれませんが。
まあ4万円のスニーカーを履いていたら、道の泥とか水たまりとかに常に気を付けなければいけないし、汚れたり傷つけてしまった際の精神的ダメージは計り知れないわけで、いくら「雲の上を歩いているような履き心地」だとしても、貧乏人が履いたら街を歩くだけで際限なくストレスが溜まるから逆に買えなくてよかった!と自分に言い聞かせています。
振り上げた拳(お金)のおろす先と言ってはなんですが、慰めに限定版ではないM1300の復刻版を購入しました。
M1300CLという、数量限定ではないですが限定的な展開(流通店舗が限られる)がされているモデルです。
5年に一度のM1300JPが「完全復刻」を謳っているモデルで、M1300CLは「オリジナルのフォルムを継承しつつ、現代技術を取り入れアップデートする」モデルのようです。
JPに比べると安いとはいえ、スニーカーのくせに税込みで3万円オーバーする中々の重鎮です。
今回、新古品でかなり安く手に入れることができました。
New Balanceの上位モデルは公式でソールや履き口の修理が可能な上、M1300CLであればボロくなったら比較的容易に買い替えも可能なので、5年後か10年後か、いつの日かJPが手に入るまで永く付き合っていきたいと思います。
ちなみにM1300CLも来月日本で再販されるようですね。
公式サイト特設ページ:https://shop.newbalance.jp/shop/e/eEnb-m1300cl
たぶん今日から先行予約開始だったはずですが、公式サイトでは既にかなりのサイズが売り切れになっていました。
CLの方もどんどん人気になって、いずれJP同様入手困難アイテムになってしまうのでしょうか。。
それでは本題に入ります。
前回に引き続き、ニッチなCASIOの時計ネタです。
ちょっと調べたい事があり、久々にアメリカのアウトドア雑誌(BACKPACKER)のバックナンバーをしらみつぶしに読み漁っていたところ、目当てのモノ以外で発見がありました。
1998年10月号に、トップ画像にもした下記広告が出ていました。
CASIOの腕時計です。
「ふーん、CASIOも宣伝してたんだ」程度に思い、とりあえず後でモデル考察できるよう画像だけキャプチャしようとふと見ると、「PATHFINDER」と書いてあります。
「ああ、そういえば北米向けのブランドにPATHFINDERってのがあるって、どこかで聞いた事があったな」と思い出し、何気なくebayで「PATHFINDER」で商品検索してみました。
すると、下記写真が出てきたのです。
機種名は「PAG-40」とあります。
これは日本ではPRO TREKブランドで「PRG-40」として売られていた物に違いないでしょう。
このモデルに関しては過去、初期アフドキュメンタリー番組「Profiles From The Front Line」に出てくる隊員が着用していると考察しました。
過去記事:「初期アフガンお宝映像考察 PART3」
このPAG-40を見つけた事によって、私にとって不都合な真実を知ってしまいました。
私は以前、初期アフ装備用にPRG-40を入手し、サバゲに限らず普段使いでもたまに着用している程のお気に入りの時計です。
しかし今回の発見で、米軍装備としてはPRG-40ではなく、正確にはPAG-40を着用しなければいけないという結論が導かれてしまいました。
しかもPRG-40とPAG-40の外観に大きな相違点があったならば、これは一大事です。
慌てて両者の外観を比較しました。
私が把握できた、すぐにわかる相違点は3点です。
1.バンドに書いてあるブランド名印刷
2.遊環のブランド名印刷
3.裏側の樹脂カバーのブランド刻印
モジュール番号はPRGが「2272」、PAGが「2271」で違いますね。
調べてみると、モジュールの中身は単位をフィートや華氏等、向こうで一般的に用いられる単位に切り替えできる違いがあるようです。
困った時のwikipediaに載ってました。
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/PRO_TREK
裏側はまあ着用すれば見えないから妥協できるとしても、バンドの2箇所の印刷は個人的にはかなり気になります...。
こうなったらPAG-40を買い直すかと思いましたが、死ぬほどボロボロのクセに結構なお値段のものばかりです。
「よくこんな状態の時計を人に売ろうとするよな」と思います(苦笑)
比較的安い不動品を入手し、部品取りだけで考えても二の足を踏んでしまう費用対効果です。
前回記事にしたばかりですが、この機種もバンドはウレタンなので劣化している可能性も高そうですし。。
「この事実を知ってしまったからには、もうPRG-40は米軍装備で着けられない」と途方に暮れました。
本当に装備趣味は「知らぬが仏」だと思います。
知りさえしなければ、そのまま米軍装備で着用し続けて満足したまま人生を全うできた事でしょう。
知っている方が私のブログを見た時に「あーあ、こいつ米軍装備なのにPATHFINDERじゃなくてPRO TREK着けてるよw」と思われたとしても、直接コメントされなかったり、たとえSNSで陰口を叩かれても目にすることが無ければ、平穏にPRG-40で満足できていたはずです。
しかし私は知ってしまいました。
知ったが最後、手に入れるまで終わらない旅が始まります。
新しい発見をし、新たな事実を知るという事はすなわち成長を意味しますが、同時に新たな苦行の始まりでもありますね(苦笑)
つくづく恐ろしい趣味です。
良い条件の本体が無いのであれば、バンドだけでも無いかと探してみると、なんとヤフオクで気軽に買える状態で出品されていました!
新品のスペアパーツのようです。
PAG-40(PRG-40)のバンドは現役生産モデルのPAG-240(PRG-240)と共用なので、このバンドも比較的新しいものだと想像しました。
最近はebayで出品されている品物を業者がヤフオクで代行出品(というか転売?)しているんですね。
いずれにせよ、購入代行サイトにいちいち登録せず、いつものヤフオクの手順で買えるのでありがたいです。
ebayで直接買う事も今まで何度もしていますが、トラブると面倒な上、今は中国で購入手続きして日本に届けさせるという遠隔操作でイレギュラー対応が難しいので、これはありがたいです。
しかし、同じバンドで印刷が「PRO TREK」の国内正規品の2倍近くしました。
印刷が違うだけで数千円違います。。
これも全ては知ってしまい、見つけてしまった自分がいけないのです。
まさに「進むも地獄、退くも地獄」状態ですね。
ただここで買わずに、無くなった後で死ぬほど後悔するのが一番の地獄なのは痛いほど経験しているので、意を決して即決しました。
次の帰国の楽しみがひとつ増えました。
まだ裏側カバー刻印が「PRO TREK」という課題は残りますが、ひとまず今回の私の中での「パスファインダー騒動」はこれにて一件落着としようと思います。
米軍装備でPRO TREKを着けられる方、ご注意ください。
この記事をここまで読んで「知ってしまった」方は、是非私と同じ苦しみを味わってください(笑)
買った後で気づきましたが、海外仕様バンドはオークションサイトではなく、国内の普通の大手通販サイトで国内仕様と同じくらいの値段で売られていたりしますので、気になる方は是非探してみてください。
私は焦って買い物して見事に損しました(笑)
お読みいただきありがとうございました。
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