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実銃で使われる防錆剤

今回は久々にエアガンの事を書きます。
大のお気に入りのリアルソード(以下RS) 56式についてです。

過去数回に分けてレビュー、カスタム経緯の記事を書いています。
過去記事:「リアルソード 56式自動歩槍 PART1」
過去記事でも書きましたが、外装は実銃と全く同じ材料、製法で作られていると噂されるほどのリアルさです。
中国北方工業公司(ノリンコ)製 実銃56式

RS 56式

外装はまさに鉄と木の塊です。

見た目に違わぬ堅牢性で、サバゲでガシガシぶつけても体重を掛けてもビクともしません。
ぶつけたり擦ってもミリフォトに見るようなリアルな「味」のある傷のつき方なので、逆にぶつけたいくらいです(笑)
愛銃を落としてみすぼらしい傷が付いたり、変な力を掛けてしまって歪んでしまったりという事は、サバゲをしている方なら一度は味わった事があると思います。
せっかくの楽しい一日も台無しな気分になりますよね。
そのような取り回しに対するストレスから解放されるというのは、サバゲをエンジョイする上で意外と重要な要素だと思います。
実射性能もほんの少し手を入れたのみ(パッキン、スプリング交換)で、マルイ箱出しと肩を並べました。
純正マガジンもスプリング式で150発とハイキャパシティで、ノーマルサイクルなら弾上がりもばっちりです(ハイサイは試した事がないので不明)。
アウターシェルも本体と同じく鉄製で超リアルです。
しかし、そんなRS 56式にも弱点があります。
実銃譲りの素材故なのか、非常に錆びやすいです。
黒染め(=酸化被膜)処理はしてありますが、表面の仕上げが滑らかでなく、汚れや水分が溜まりやすいのが原因だと思います。

更に私の個体はペーパー掛けして皮膜を落としている部分があるので、より錆びやすい状態だと思われます。
また、素材の鉄自体も錆びやすい物が使用されているのだと思います。
夏場に汗の付いた手で触って丸一日放置しておくと、触ったところにうっすら錆が浮いてきます。
なので防錆処理は必須です。
以前の記事でも紹介しましたが、私はKURE666を使っています。

有名なKURE556のマリン用品向けです。
ノーマルより塩分と湿気に強いと思い、使っています。
ゲームに使った日にこれで全体を拭き上げておけば、余程温度、湿気の高い環境に保管しておかない限り、2,3か月程度の放置では錆びません。
家でちょっと触ったりして遊ぶくらいでは防錆効果が切れる事はないようで、いちいち追加で塗布する必要はないです。
現に昨年の3月に塗布し、4~9月の高温多湿期を含む間、東京の自宅に置きっぱなしでしたが一切錆びていませんでした。
以上のようにKURE666でも十分な効果を感じていましたが、ふと「実銃も何か塗らないと錆びるはずだよな」と思い、実銃はどのように防錆対策をしているのか調べてみました。
すると、表紙にもしましたが実銃界では「WD-40」という防錆剤が使われているようでした。

銃器メーカーが工場で使っているくらい一般的な防錆剤のようです。
早速WD-40を国内で調達できるか調べてみましたが、普通にホームセンターや通販で売っていました。
日本でも猟銃やクレー射撃銃を所有している方や、無可動実銃のメンテにもよく使われているようです。
(無可動実銃店で有名なシカゴレジメンタルスさんも使用しているようです)
ちなみに自動車、バイク関係でも結構メジャーな存在のようです。
せっかく実銃並の外装を持っているRS 56式ですので、防錆剤も実銃譲りにしようと思い、前回帰国時に買ってみました。
日本ではエステーが代理店となり展開しているようです(沖縄以外)。

本社はアメリカにあり、社名も製品名と同じWD-40で、商品もWD-40のみという漢気溢れる会社です。
Wikipedia「WD-40」
使い方はKUREと同じでスプレー式でオイルを噴射します。
実際に56式に塗布してみましたが、KURE666より若干粘っこく、表面にまとわりつくような感覚がします。
KURE666よりしっかり保護膜を形成してくれているのかもしれません。
色々ネットで調べた限りでは、KURE556より防錆効果は継続力が高いようです。
まだ一度塗って保管してあるだけなので実力の程はわかりませんが、実銃界で実績があるので間違いないのでしょう。
コスト的にもKUREと大差なく、何気なく置いておいても部屋のインテリア的にはこちらの方が「リアル感」を醸し出せるのでいいことづくめですね。
あくまで外装が99%金属と木材でできているRS 56式だから塗布できる代物です。
おそらくABSやその他の樹脂、ゴムに塗布すると劣化を引き起こすと思います。
RS 56式のトリガー根本とマガジン上部の樹脂部にも付着しましたが、一応数日放置では目に見える劣化は起きなかったです。
おそらくポリプロピレンあたりの耐食性の強い樹脂なので問題ないのだと思われます。
今月帰国した際に再度確認してみます。
トイガンによく使われるABS等は劣化を引き起こすはずなので、もし使用される際は十分ご注意ください。
E&LやGHKのAKは持っていませんが、RSと同様木と鉄の塊で錆びやすいようですので、WD-40でメンテしてみるといいかもしれません。
お読みいただきありがとうございました。
劣化した防水コートの除去
日本はお盆休み真っただ中ですね。
こちらは通常稼働中ですが、日本から電話もメールも来ないのでマイペースで仕事ができるので、これはこれでいい感じです。
国慶節休みまであと1ヵ月半頑張ります!
今回は久々にちょっとしたDIY小ネタになります。
先日記事にしましたが、先月香港に遊びに行った際にポーチをいくつか入手しました。
今回、左3つのELCSのレプリカポーチに手を加えます。
この3つのポーチですが、生地の質感はまるで本物同様で、縫製もしっかりしており非常に好感が持てます。
裏側のタグが無い事を見なければ実物と見分けるのも結構難しいレベルだと思います。
1個500円程度でしたので良い買い物でした。
が、なんとこのレプリカ、内側の防水コートまでちゃんと加工してあり、しっかり加水分解までしていました(苦笑)
見た目ではわかりませんが、触るとベタベタで特有の甘い臭いがします。
これではマガジンや小物を入れるのは嫌なので、今回このベタベタ除去トライしました。
ウレタン樹脂で防水コートを施している製品は軍用品のみならず、現代のアウトドアギアでも非常に多くみられます。
なので防水コートの劣化で悩んでいる人は旧装備ミリオタという極少数民族だけではないので、ネットで調べると簡単に対策が見つかりました。
作業は簡単で、ぬるま湯に重曹を溶かしてそこに漬け込むとベタベタが取れるそうです。
メカニズムはちゃんと調べてないのでよく分かりませんが、劣化したウレタンコートは酸性で重曹はアルカリ性なので中和されるそうです。
重曹なら今住んでいる街でもあるだろうと思い、近所のスーパーに赴き入手しました。
別にわざわざ高価な日本製じゃなくてよかったのですが、これしかありませんでした。
中国の地方都市でくまモンに出会うとは夢にも思っていませんでした。
材料はこれだけです。
ついでにミリ以外のアイテムも一緒に投入してみました。
グレゴリーの旧ロゴのパック達です。
彼らも内側が日焼けした皮膚がむけたようなボロボロ膜といやーな臭いを醸し出しております。
ベタベタはせずボロボロ剥がれてもこないので使用上問題はないのですが、臭いと見た目があまりよろしくないので改善トライです。
グレゴリーは旧ロゴの方が圧倒的に好きなので、まだまだ快適に使えるようにしたいところです。
幸い私の宿泊しているホテルにはバスタブがありますので、そこにお湯を溜め重曹を適当に溶かし、ポーチ達を漬け込みました。
写真撮り忘れてしまいましたが、1時間程度すると水が茶色く濁ってきました。
日本の自宅だったら確実に妻に文句を言われる光景でしたので、単身赴任してきてよかったです(笑)
途中お湯と重曹を継ぎ足しながら5時間程漬け込み、最後に流水で流して取り出しました。
外観はなにも変わりませんでしたが、ポーチの内側を触ってみると見事にベタベタが無くなっておりました。
これで気兼ねなくマガジンを収納できます。
3C SPEARも少しずつ増強できてきましたので、ようやく初期アフ3rd SFG装備も自由度を出せそうです。
グレゴリー達は真っ茶色になった膜が取れ全体的に薄くなり、一番気になっていた臭いは皆無になりましたのでひとまず成功です。
これでまだまだ快適に使えそうです。
こちらにいると触れるミリタリーアイテムが皆無で写真や画像を見るくらいしかミリ活動ができませんが、久々に現物を触って遊ぶことができ細かい内容ですが満足しました。
デモが落ち着いた頃にまた香港に足を運んで何か手に入れたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
初期アフ無線IC-F3S風 特小無線機運用

来年2月にとても楽しそうな貸切ゲームにお誘いいただきましたので、今からぼちぼち準備を始めようと思います。
ご本人も既に宣伝しているようですので、ここでも載せておきます。

「GEAR FREAKS GAME」、略して「ギアフリ」ですかね。
かっこいいポスターですね!ちゃっかりした人の仕事でしょうか?
今年50回以上(内2回は東北遠征)はサバゲをしていると思われる、正真正銘のサバゲジャンキーであるぽん太先生主催のゲーム会です。
「装備好きならではの、ちょっと凝ったゲーム会」がコンセプトのようです。
ご本人曰く「ギアフェスリスペクトのゲーム会にしたい」とのことでした。
ギアフェス(ギアログ)というと、ここ一年は系譜イベント「ユルゲ」の連続開催により「装備好き同士の交流メイン(=ダベり)イベント」というイメージがあるかもしれませんが、ギアフェス(ギアログ)は毎回ゲームシステムが非常に凝っていて、ゲームそのものもすごく楽しいです。
そのギアフェスのDNAをリスペクトし、ぽん太さんアレンジの「装備好きがゲーム重視でサバゲ&交流を楽しむ会」ときたら、春を待たずして、新年号を待たずしてヴァイブス大炸裂は免れませんね!
現在、絶賛プロジェクト計画中のようですので、もし気になる方がいらっしゃったらぽん太さんのブログ「ANNUAL LEAVE」やツイッターを随時チェックしてみてください。
宣伝はこのくらいにして、そろそろ本題に入ります。
ギアフリでは無線装備推奨らしいので、この機会に永らく放置していた初期アフ装備での特小無線の運用を考えました。
順番が前後しましたが、当然私は初期アフODA装備で参加予定です(笑)
私の手持ちのPRC-148はトライス様で特小&実コネクタ加工をしていただいているのですが、初期アフに合う特小加工済みのヘッドセットがありません。
上記写真のように実物RACALアーバンは持っているので、ショップに特小加工に出せば多分間に合うのですが、DIYでローコストで手軽なアイデアを思いついたので先にそちらを実践してみました。
初期アフODAはPRC-148の他に、分隊内通信用にソルジャーインターコムというシステムを運用しており、そのシステムの無線機がIC-F3Sでした。

キットにはIC-F3S専用ポーチも付属していたようです。
私も同型を持っていますが、メーカーや製造年は不明で果たしてキットの物なのかは分かりません。
まあぱっと見同じなのでよしとしています。
ちなみにコレにそっくりな見た目でIC-F33/44用の少し小ぶりなポーチもあるので要注意です。
このポーチだとIC-F3Sを入れるとバックルが閉まりません。
私は知らずにこっちを先に手に入れ、F3Sが入らなくて「専用ポーチなのに何故入らない!?」と、ハズキルーペのCMの渡辺謙ばりに絶叫しましたが、東北の心のアニキTJ1さんに教えていただき、無事F3Sサイズを手に入れ事なきを得ました。
F3Sは裸でBALCSに引っ掛けていたりする運用も多く目にしますが、ちゃんとこのポーチに入れて運用している例も見かけます。


ポーチに入れてしまえば、アンテナだけしか見えませんね。
なのでアンテナだけF3Sのものを出し、ポーチの中身は特小無線機を入れれば外観はF3S同様にできます。
アイデアは固まったので、後は工作あるのみです。
早速ダンボールとガムテープで切った貼ったし、予備のアンテナを使ってこんなモノを作ってみました。
私の持っている特小無線機はこれまた旧型のIC4008Wです。
詳しくは知りませんが、米海兵隊で同型(4008M)を運用していたようですね。

海兵隊装備だったら、「20ch」の印刷を消せばサバゲ用無線機そのままで実物装備となるわけですね。
うらやましい限りです。
4008WはF3Sに対してかなり小型なので、先ほどの「詰め物」と一緒にポーチに入れることでF3Sポーチイン時の外観に似せることができました。
ちなみに本物をポーチに収納した時はこのようになります。
ほぼ同じ外観にできました。
これでポーチの蓋を閉めている限りは、F3Sが入っているように見えますね。
次にヘッドセットです。
ヘッドセットはソルジャーインターコムキットにTELEXのスティンガーが入っていたようです。
三叉配線で特徴的な形状のヘッドセットです。

私も実物を持っていますが、断線していたものをとりあえず形だけ結線しただけのものなので、当然不動品です。
実用復旧化は不可能と判断しています。
そこで、得意の妄想発動です。
彼らグリーンベレー隊員はヒゲもロクに剃らずに、国から支給された品を勝手に切ったり縫ったり塗ったりしちゃう不良なわけですから、キット同梱のヘッドセットを使わないのもお茶の子さいさいでしょう(笑)
まあまじめな話、スティンガーはクセのある使い心地でしかも結構嵩張るので、毛嫌いした隊員はいただろうと思いました。
実際にODA隊員が着用しているミリフォトはほぼ見たことないレベルですしね。
そしてF3Sのコネクタは日本で出回っているICOM特小無線機と同じで、一般にも広く普及しているもののはずです。
したがって、「スティンガーがどうにも使いづらく、自前でICOM用のヘッドセットを調達した」という設定とすれば、市販のICOM用ヘッドセットで代用しても不自然ではないと考えました。
国内大手の通販サイト等で「っぽい」ヘッドセットを探してみようと思います。
最悪の場合、無線は原則聞けるだけでもギアフリでは用は足せそうなので、実用重視でなるべく目立たなくて聞きやすいイヤホンで行くのもありかなと思っています。
年末のバタバタソワソワからの正月ボケで、2月なんてあっという間に来てしまいますので、今の内から少しずつ装備構想を練っていこうと思います。
こうして目指す目標(イベントごと)があり、それに向けて装備を考えている時がなんか一番ワクワクしますよね(笑)
お読みいただきありがとうございました。
IRリフレクターモドキ初期アフ風 安全ピンを添えて

いよいよ間近に迫ってきたギアフェス東北ですが、大物小物含め準備を進めています。
今回はそんな中、実質2円で作ったDIYレプリカについて書きたいと思います。
また、ホースソルジャー装備でもありますので、先週7日間連続で開催した「ホース・ソルジャー祭り in 4039JETTINGS」の後夜祭的な内容でもあります。
以前の記事で少し書きましたが、ODA342金属探知機おじさんと、前回の記事のトップに使った下のホースソルジャーおじさん×2に共通点があります。



肩部に安全ピンで四角い布のような物を留めています。
おそらく赤外線を反射する素材で、暗視装置を通してみると光が反射して見える「IRリフレクター」だと思われます。
「IRパッチ」というと、下写真のような物が現在一般的だと思います。
ACUやヘルメットによく付いている真四角パッチ

アメリカンフラッグ型

ハニカム模様がハイテク感でステキですね。
それに比べて「切れっぱしを安全ピンで留めときゃいいんだ」というこの初期アフ御仁たちの漢気!野暮ったさ2000%!
「現場感」の説明としてはこの上なく良い例だと思います。
これこそが「初期アフの美学」なんだと私は思っています(笑)
ベルクロ張りにするなんてもってのほかですね!(やっている人もいたと思いますが(笑))
というわけでそんな「漢気一本!」なIRリフレクターを再現してみようと思いました。
「IRパッチ」や「IRリフレクター」等でネット検索すると、ベルクロ張りの軟弱なパッチしか見つかりません。
下写真のような質素な実物放出もありそれでも良かったのですが、ミリフォトを見る限り大きさもまちまちで、おそらく大判のリフレクター素材をハサミで四角く切っている?のだと想像しました。

とはいえそんな元素材も見つからず、いきなり行き詰まってしまいました。
そんな時の強い味方が「100均」様です。
良く分からない物には余計なお金は使わず、100均で代替してしまうというのが私の流儀です(貧乏なだけです)。
というわけで、早速100均で下の2アイテムを調達しました。
タイヤ保管用のカバーと幅広のビニールテープ(黒)です。
カバーの材質は、安い自転車カバーや安いレインコート等と同じような、グレーのシボシボのビニール素材です。
必要な工具はハサミだけです。
もう説明するまでも無いと思いますが、カバーの裏面にビニールテープを貼り、正方形に切り出すだけです。
ものの30秒で出来上がりました。
この「ピラピラ感」がイイ感じです(笑)
大きさも自由自在で、216円で100個以上は造れ、しかも1個当たり30秒で完成するという脅威のコスパです。
ミリフォトを見る限り「グレーでマットな質感なのかな?」と思いましたが、「IRリフレクター」で色々ネットで画像を見てみるとブラックの半ツヤのような物も多くあります。
どちらが正解か現時点で分かりかねたので、リバーシブルとしました。
表:タイヤカバーのグレー&マット調
裏:ビニールテープのブラック&半ツヤ調
e-bayでお買い物をした際、とあるポーチの中に入っていた謎のアメリカ安全ピンでDCUに留めてみました。
材料費2円にしては中々の出来で満足です(笑)
東北でもワンポイントとして付けていこうかなと思っています。
たとえみすぼらしくても「ゼロから自分で作る」という作業はとても楽しく、出来上がったアイテムには高額なレアアイテムとはまた違った特別な愛着が芽生えます。
100均等を活用した貧乏DIY記事はたまに書いているのですが、「自作ナイフシース」の記事が何故か私の全記事のトップ5に入るほどアクセスが多い記事になっています(笑)
合皮のメモ張カバーを切った貼った縫ったして造った涙ぐましい力作ですので、もしお時間あれば合わせて読んでいただければ幸いです。
お読みいただきありがとうございました。
初期アフ ダンプポーチ問題
ノーマルマガジン派にとって、サバイバルゲームで地味に頭を悩ませるのが「空マガジンの処理」だと思います。
「ダンプポーチ」を腰部等に着用し、そこに放り込んだり、遊びの大きいマガジンポーチに差し戻したりして対処するのが一般的だと思います。
しっかり考えて装備を組まないとマガジンチェンジ時にモタモタしてしまい、大事な局面を逃したり、何より格好悪いですよね(笑)
現用装備では本職の方も着用している例が多いので、そのまま再現するだけで装備力UPしつつ解決でき、一石二鳥ですね。
個人的にはCSMのダンプポーチがサイズ、形状共に最も使いやすいと思っています(形は全く好みではありませんが(苦笑))

しかし、私が現在ハマっている初期アフガン装備においては、ミリフォト等で所謂「ダンプポーチ」を運用している写真を確認したことがありません。
マガジンを放棄せずかつ素早く交換しなければならない場面がほぼ無かったのか?もしくは「空マガジンを放棄しない」という概念が当時は無かったのか?(現在もどういう規定?規則?があるのかは勉強不足で不明ですが。)といったあたりが理由でしょうか。
私はサバイバルゲームではノーマルマガジンを使用しています。
使用している銃の装弾数は次世代M4 82発、AK 150発(RS 56式マガジン)ですので、大抵のゲームではマガジンチェンジが起こります。
なので「空マガジン入れ」は必須になります。
これまでELCSのSAWポーチや3MAGポーチ、DCUの足ポケット等に空マガジンを入れてきましたが、蓋をしっかり締めないと走った時にこぼれてしまったり、容量が少なかったりと、イマイチしっくりきていませんでした。


そんな折、MOLLEⅡの「サステインメントポーチ」なるものを発見しました。

MOLLEⅡであれば年代的には初期アフガンOKの認識です。
本来の用途はリュックサックの拡張用のポーチのようです。
大きさはCSMのダンプポーチを一回り小さくした感じで、背面にはMOLLEウェビングのループが付いており、ベルト等にも通せます。

デューティーベルトに装着すると写真のような感じになります。
蓋は邪魔なので、ポーチの裏側にめくり返しています。
去年末のゲームで早速下写真のようにチェストリグに付けて使用してみましたが、装備スタイリングを崩すことなく、中々上々な使い心地でした。
しかし、一点問題として、ゲーム中は常に上写真のようにマガジンを放りやすいように「ぽっかり」口が空いていてくれているとは限らず、下写真のように潰れてしまっていることがありました。
この状態では手元を見ずに放り込むのは難しく、モタモタしてしまい3,4秒程度ロスしてしまう事が何度か起こってしまいました。
そこで今回、この問題の改善に取り組みました。
困った時の100均です。
新年早々、仕事帰りに100均を徘徊し下記を入手しました。
狭い所に物が落ちてしまった時等に救出に使う「ピックアップツール」なるものです。
先端に磁石が付いており、本体は金属をバネのように巻いたもので力を加えると「グネグネ」曲がりますが、離すと真っ直ぐに戻ります。

帰宅し、袋から出すや否や柄をぶっこ抜きました。
そしてこれをポーチの淵の内側にダクトテープで貼り付けます。
完成です。
ポーチの口に力を加えると「グネッ」と変形しますが、力が解けるとまたこの形に戻ってくれます。
これでゲーム中も常に口を開いた形状でポーチを保持することができそうです。
実戦投入が楽しみです。
ナイフシースの時もそうでしたが、「ダンプポーチの淵を広げるため」に使われるとはこのピックアップツール君も夢にも思わなかったでしょう(笑)
ゲーム中のダンプポーチは「割り切って」CSM等を使用するのが最も手っ取り早いしスマートとは思いますが、それは私の中の「自分ルール」と言いますか、つまらない自己満足プライドが邪魔をしてどうしてもできませんでした(笑)
古臭い装備なぞをして、ノーマルマガジンに拘っているからこんな余計な苦労をするわけですが、逆にこのように試行錯誤して、上手くいって喜んだり、失敗して更に改良に向け知恵を絞るのが楽しいし「やっぱり面白い趣味だな」と思います。
私の初期アフガン装備はまだマシですが、ベトナム戦争やWW2のような更に古い装備をされている方は、こんなものではない苦労を色々されていると思います。
同情と尊敬の念と共に、工夫の余白が多いところを羨ましくも思います。
お読みいただきありがとうございました。