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 Posted by ミリタリーブログ  at 

PMCのお勉強「潜入!イラク危険地帯」



本題に入る前に、今話題のスターウォーズのスピンオフ連続ドラマ「マンダロリアン」を鑑賞しました。


本編シリーズで登場しているボバ・フェットやジャンゴ・フェットと同じ部族のキャラが主人公の冒険活劇です。
当ブログのプロフィール画像を見ていただければ分かると思いますが、私はスターウォーズ大好きです。
小学2、3年生の頃、WOWOWで録画した旧三部作(EP4~6)をVHSが擦り切れるまで何度も繰り返し観ていました。
高学年になった頃特別篇が公開されましたが、最寄りの映画館ではやっておらず電車で錦糸町まで行く必要がありました。
親に連れて行ってとせがみましたが、結局一度も見に行かせてくれなかった事は今でも根に持っています(笑)
スターウォーズとガンダムの影響でミリタリー好きになって理系に進んで、今の私があると言っても過言ではありません。
兵器とテクノロジーは最高に知的好奇心をそそりますよね。

本作ですが世間の評判通り、単刀直入にとても面白かったです。
エンディングに流れるテーマ曲が超クセになります。


全8話ノンストップで見てしまいました。
ストーリーや演出は王道西部劇&時代劇的な、割と既視感ありまくりです。
まんま「七人の侍」の回もあります。
ですがスターウォーズはそれでこそ良いのだと再認識しました。
スターウォーズで大切なのは、拡がりを感じる世界観と魅力的なキャラクターがちゃんと生きている事なのだと思います。




変に奇をてらった設定や無駄に二転三転する展開、世相に合わせた含みを追求するのは、殊スターウォーズにおいてはノイズといっても過言ではないと私は思います。
無限に想像力を掻き立てる世界で魅力的なキャラクター達が王道展開でカッコよく活躍すれば、グッズが出てファンは嬉しいしディズニーも儲かるしで万々歳なわけですね。
スターウォーズというコンテンツがお金を生み続ける限り、ダークサイドは何度でも蘇りディズニーによる宇宙戦争ビジネスは続くはずです(笑)


過去作のオマージュやネタを出す所謂「ファンへの目配せ」ですが、本作はいい塩梅というか、浅い~超コアな人しか気づかないレベルのものまでバランスがいいです。
「The Holiday Special」という、スターウォーズ黒歴史なTV作品のネタを散りばめてきていたりして、気づいたファンは嬉しいでしょう。
思わずSNSで「俺これ気づいたぜ!」と自慢したくなり、拡散効果も狙っているのかもしれませんね。

この作品の唯一の難点は、現在配信がディズニーデラックスというサービスのみに限定されていることです。
待っていればアマプラやネトフリ等でも配信されるとは思いますが、ディズニーデラックスは初月1ヵ月無料なので、今まで未契約であればマンダロリアンだけ観て一ヵ月以内に解約すれば無料で鑑賞できます。
ただ、これでハマってシーズン2が始まったら我慢できずに結局有料で契約と、まんまと某マウス卿の手の平で踊ることになりますが(笑)
私はシーズン1を観終わって無料期間で契約を切りましたが、シーズン2が配信された直後に確実にマウス卿にひれ伏す事になると思います。


本作の高評価でディズニーもスターウォーズの作り方のコツを覚えて、良作(と良グッズ)を量産してくれるとありがたいですね。

では、そろそろ本題に入ります。
先日テレビでナショナルジオグラフィックチャンネルを見ていると、興味深い番組がやっていたので記事にしておこうと思います。
2000年代中ごろのイラクにおけるPMCの密着取材特集です。






放映されたのは2007年のようです。
おそらくUCP柄のポーチが一瞬映るので、取材したのは2005年以降の可能性が高そうです。


後述しますが、ナジャフの戦いについて触れているので2004年4月以降なのは間違いないでしょう。
番組の構成上、色々な年代の映像を織り交ぜている可能性も高そうですが。
少なくとも全て放映された2007年以前の映像ということは間違いないでしょう。

本当はPMCではなくPMSCがちゃんとした呼称だと思いますが、本ブログでは一般的に通りが良いと思われる「PMC」と呼称します。

邦題は「潜入!イラク危険地帯」というセンスの欠片も無い非常に分かりやすく興味をそそる題名です。
ちなみに原題を調べてみると「Inside:Iraq's Kill Zone」でした。
まあまんま直訳といえばそうですが、「潜入!」というあたりが胡散臭くてイイですね(笑)

イギリスのアーマーグループ社とハートセキュリティ社に密着し、いくつかの任務に同行しています。
比較的安全な任務を選んだのだとは思いますが、いつ武装勢力から攻撃されるか分からない非常に危険で貴重な取材だと思います。
日本で比較的簡単に見られるPMC資料となる映像ソフトとしては「SHADOW COMPANY」がありますが、それよりも実際の現場の緊張感が伝わってくる内容でした。


任務同行の一部始終が流れるので、具体的で非常に勉強になりました。
個人的にPMC入門書と思っている「戦場の掟」ですが、この番組を見てから読んだ方がより情景や背景がイメージしやすくていいなと思いました。


同行した任務は輸送(物資、要人)やコンボイの護衛ですが、任務によって「ハイプロファイル警護」と「ロープロファイル警護」と呼ばれる、対称的なアプローチがあり興味深かったです。

まずハイプロファイル警護について書きます。
車載機関銃や重装備、装甲車両で敢えて重武装をアピールして「俺らに喧嘩売ったら痛い目見るぞ」と抑止力全開で威圧しながら街中を通行する形式です。




抑止力に加え実際に攻撃された際の対応力に優れ、一般車をどかしながら止まらず通行できますが、目立つので当然襲われる確率自体は高くなります。




ハイプロファイル警護で同行したひとつの任務の目的は、医療品をグリーンゾーンから数キロ離れた前線基地に運ぶという補給任務でした。
当時のバグダッドは道がそこかしこでしょっちゅう封鎖されていたようで、予定通りのルートで進めない事が多く、同行した任務でも車列が道に迷っていました。
道に迷って危険地帯で減速したり立ち往生したところを襲撃されるケースが多かったようです。




もうひとつは夜間に隣町に建設資材を運ぶコンボイを護衛するというもので、こちらは帰り道に銃撃を受けるという緊迫した場面があります。




夜間は視認されづらくゲリラの監視も薄くなりますが、一般市民は外出禁止令が出ていたので、夜間の車列=ゲリラにとっては襲撃対象という事が明確なので、一長一短だったようです。
また、コンボイの運転手のようなどこの馬の骨とも分からない雇用者は、ゲリラ側に情報を売っている危険性も高かったそうです。
実際このコンボイでも疑わしい行動をする運転手が出てきます。




一方PMCに雇われているイラク人は、自分が外国軍の関係組織に雇われていると知られるとゲリラに殺されてしまう為、絶対に顔は晒さないようにしていたようで、番組中に出てくるイラク人スタッフは漏れなくモザイクが掛かっていました。






イラク現地人PMC装備を再現する場合、顔全面隠しは必須ですね。
ハイプロファイル警護を想定した装備をする場合は、こんな感じのがっつりゴテゴテ装備にするとサマになりそうですね。


次にロープロファイル警護についてです。
目立たない装備、防弾加工は施してありますが一見して一般車両に見える車両で、アーマー類も服の下に着こんで、銃はなるべく見えないように携行して一般人に紛れて目的地まで到達する手法です。






一見して一般人と同じなので察知されづらく、察知されない限りは安全です。
しかし渋滞に巻き込まれると停止している時間が長くなりますし、もし情報が洩れていたら一巻の終わりです。
番組で同行したのは政府要人をグリーンゾーンから役所に護送するというものでした。
政府施設の前には大抵ゲリラが監視をしており、そこの前で停まった=要人が乗っている事を示唆してしまうので、危険な瞬間No.1だそうです。

万が一襲撃された際はスモークを焚いて降車し、安全な所まで退避すると言っていました。


スモークグレネードを持つとPMC装備としてのリアリティが増しそうですね。

あと、細かいところですがForetrex101も携帯しているようでした。


Foretrex101は2004年春には発売されていたと思われます。
以前考察記事を書いています「GARMIN Foretrex101

色々なアイテムの年代を知っていると、ミリフォト等の年代考察に大いに役立ちますよね。
また、Foretrex101は特殊部隊装備でも大活躍なので、こうして流用できるアイテムはありがたいです。

ある任務前の準備シーンでは、プライマリの弾薬を420発(30rd×14本)も携帯するという言及がありました。




もちろん任務によって違うと思いますが、この辺りも装備を考える上で参考になりますね。
どの装備でもそうですが、携行弾数を考察することは結構大事な要素だと思っています。
ゲームユースだけ考えてマガジン数(マガジンポーチ容量)を決めると、リアルとは離れてしまう恐れがありますよね。
その辺りを工夫して、サバゲでも使えてリアルな装備を追求するのが楽しいと思っています。

会社内の工房も登場し、装甲車の改造や社内ガンスミスへインタビューもしています。






まるでエアガンのカスタムのようにAKのバレルをギリギリまで短縮化している一幕があります。






やり方はLCTやE&Lの電動AKのバレルカットと大差無さそうで驚きました(笑)
PMC装備では軍隊装備よりも自由度の高いカスタムエアガンを使えそうですね。
かといって何でもいい訳では無く、その時現地でどのような銃が入手できたかや、会社のランクを想像し予算に合った銃種は何か等、軍隊装備では考慮しない点も考慮する必要がありますね。
また、上述の通り任務の想定も選択する銃の要素に大きくかかわってきます。
ロープロファイルな服装(小型アーマーの上からカメラマンベスト等)なのに光学機器満載&ドラムマガジンのARやAKを持っていたら、ちぐはぐになってしまいますね。
ちなみに、車両移動で固定ストックのAKを使っているシーンがありましたので、私の56式小銃もPMC装備として無くはないのかなと思いました。




PMC装備は勉強するほど奥が深そうです。

他にも、重大事件である2004年4月に発生した「ナジャフの戦い」についても触れており、当時のイラクでのPMCの存在がどのようなものであったかを解説しており、中々見ごたえのある番組でした。






ナジャフの戦いはyoutube等で実際の戦闘動画がいくつも見られますので、興味あれば検索してみてください。

ところどころおなじみのロバート・ヤング・ペルトン氏もインタビューで登場し、番組に説得力を添えています。


最後に、取材に応じた一社であるアーマーグループ社ですが、1981年に元SAS隊員が創立した古株PMCのようでした。
番組中、社員の日給は600USDと言及されていますので、高ランクのPMCなのだと思います。
元英軍特殊部隊上がりの方が中心だったのかもしれませんね。
アフガンのアメリカ大使館にて、戒律で飲酒が禁じられているムスリム現地人に酒を飲むようアルハラをしてスキャンダルになったそうです。

ちなみに番組でインタビューされていた社員の働く動機は下記のようなものでした。




働く動機は人それぞれだと思いますが、自分の才能を活かして世の為になればと思っていた方もいたということですね。
PMCというと悪名高い某社の横暴な態度や事件、それから発した映画や漫画、ゲームの影響で、とかく「悪者、不良、金の亡者」寄りなイメージを持ちがちだと思うので、ちょっと印象が変わりますよね。

この番組ではないですが、下記はアーマーグループ社員の2007年アフガンでの訓練時の写真のようです。


G36を持っています。
サバゲで持てる銃の選択肢が拡がりますね。
腕時計は先日記事にしたSUUNTOのVECTORでしょう。




先日の記事「SUUNTO VECTORマイナーチェンジ考察
おそらくこの方の個体もベゼルと6時側側面のSUNNTOのロゴ印刷が綺麗さっぱり無くなっていますね。

SNS等で、Crye的なコンシャツコンパン上下にレプオプスコアにレプJPC的なプレキャリを着て、かわいい女の子のアニメキャラのパッチを胸に貼って、クリスベクターのような銃を持って「PMC装備でサバゲ―してきました」みたいな投稿を見かけると、微笑ましくなります。
自分は微笑まれる側にならないよう、地道にPMCの勉強を続けながら装備を構築していきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。  


2020年03月24日 Posted by 4039  at 22:36Comments(0)PMC(PMSC)

ユルゲ3参加装備 PMC編



前回に引き続き、7/8に開催されたユルゲ3に着ていった装備をまとめておきます。

本題に入る前に、是非とも紹介したい番組があります。
7/9にTBSラジオ番組の「アフター6ジャンクション」にて「第1回!みんな大好き! アーノルド・シュワルツェネッガー総選挙!」という特集コーナーがありました。



聴取者投票でシュワちゃんベスト映画を決定するというコーナーです。
ランキングを読み上げるのは、なんと玄田哲章さんでした!
これはもうシュワ本人が読んでいるのと同義ですね(笑)
てらさわホークさんのシュワモノマネも個人的にかなりツボでしたし、トークも面白すぎて電車の中で笑いを堪えるのが辛かったです。
シュワちゃんファンの方は必聴と思います。
TBSラジオクラウドというアプリで聴けますし、Youtubeにも転がってると思います。

ちなみに私の中のベスト・オブ・シュワ映画は「トゥルーライズ」です。


アクションコメディの金字塔と言っても過言ではないのではないでしょうか。
全盛期のシュワちゃんの旨味が全部しっかり滲み出ている作品だと思います。
ただ、家族で見るにはちょっと不向きなシーンが多いのが玉に傷ですね(笑)
小学生の頃、TV放送をリビングで家族皆で観ていて、奥さんが娼婦に扮して任務遂行するシーンは非常に気まずかったのをよく覚えています。

脇を固めるキャストも素晴らしいですし、金の掛かったアクションも今の目で見ても迫力十分です。
クライマックスのハリアーで暴れまわるシーンは映画史に残る名シーンと思います。


Bucket Head氏とは小学生の頃からの仲ですが、何度も一緒にこの映画のゴールデン洋画劇場の録画ビデオを観た思い出があります。
リムジンでのキャットファイトの末の「橋がないじゃん」は、何故か毎回爆笑していた記憶があります。


ちなみに吹き替えでは「橋がないじゃん」という台詞ですが、オリジナルは確か一言「shit」くらいなものだったと思います。
吹き替えのセンスが輝いていますね。
もし、万が一この映画を未見の方がいらっしゃったら、絶対に「フジテレビ版吹き替え」がおススメです。
大変ありがたい事に、数年前に発売されたDVDからフジテレビ版吹き替えが収録されています。

前置きから濃ゆくなってしまいましたが、そろそろ本題に入ります。
前回午前中の初期アフ装備をまとめましたので、今回は午後から着替えたPMC装備についてまとめます。




イメージのベースにしたのは映画「ハート・ロッカー」に出てきたPMCです。





映画の舞台は2004年のイラクになります。
最近色々PMCの勉強をしているのですが、PMCの仕事は原則兵站や要人警護、施設等の警備が主だったようで、劇中に出てきたような賞金稼ぎ的なPMCは異例と言えると思います(私が勉強不足なだけかもしれませんが)。
当時「PSCAI」という、所謂「PMC組合」的な組織があったそうで、お金を積んでそこに登記さえしてしまえばPMCとして現地で活動ができたようです。
なので映画のPMCの一団は「企業」としての実体は無く、形式だけ企業を繕ってPSCAIに登録してイラクという無法地帯にまで上手くすり抜けて、そこで一攫千金を狙っている「ならず者集団」という設定なのかなと想像しました。
まるで法の網目を掻い潜った現代の盗賊、山賊ですね。

そんな感じでバックボーンも想像しながら装備を考えていきました。

下記にレシピを列記します。


・EAGLE V1ベスト
・カスタムPACA
・EAGLE Mk3ホルスター
・LBT リガーベルト
・ALTAニ-パッド
・ユニクロ ポロシャツ
・メーカー不明 コットンパンツ
・MERRELL Slickrock Granite
・シュマグ
・OAKLEY STRAIGHT JACKET
・ヒゲ
・LCT AMD65
・マルイ エアコッキング グロック17

メインアイテムはほぼ初期アフアイテムの流用で済みました。
上記の妄想から、大きな企業ではなく個人事業なので資金力は無く、所謂「貧乏PMC」という設定です。

下記にポイントを挙げていきます。

カスタムPACA


1月のVショーの帰りに上野のファーストで激安で購入したものです。
かなりカスタムされている上、相当使い込まれています。
買ったはいいが初期アフ装備でどう使おうか悩んでいましたが、今回の貧乏PMCにうってつけでした。

「アーマーを着ていないと被弾した際に保険がおりない」という話をどこかで聞いたことがあるので、ベストの下に着込んでみました。
ただ、今回の設定のPMCは保険に入っているかすら怪しいですが(笑)


シュマグ


映画を真似して所謂「ゲリラ巻き」に挑戦しました。


慣れれば1分も掛からず巻け、汗をすばやく吸い取りすぐに乾く上、風も通すので非常に快適でした。
今度初期アフ装備でも導入しようと思います。
シュマグを巻くと一気に「ならず者感」がUPしますね(笑)
装備をちょっとアレンジすれば、シリア等の民兵装備にも鞍替えできそうです。

当日その場でBucket Head氏にも巻き方を伝授しましたが、すぐに習得できていました。


かなりいい味出ています。

近くの席にいらした女性の方にも「巻き方教えてください」と言われてお教しえましたが、一発で出来ていました。
一見してなんか難しそうですが、一回やり方さえ分かってしまえば誰でも簡単に出来ると思います。
巻き方も色々あるようなので、この機会に色々研究してみようと思いました。


LCT AMD65


貧乏PMCという設定ですから、AKは必須です。
PMCはブラックマーケットで現地人に代理購入させて調達していたようです。
(PMC社員はブラックマーケットに立ち入り禁止だったそうです)。

現地で手に入れたAMD65に、休暇で帰国した際に調達したマウントとC-MOREサイトを取り付けた、といったところでしょうか。

ちなみにドキュメンタリー映画「シャドウ・カンパニー」によると、AKの価格は低品質なもので$100、ロシア製等の高品質なもので$300程度だったそうです。



電動ガンより全然安いですね(笑)

当然弾薬も安価だったようで、Wikipediaによれば2000年代中盤まではロシア製の高品質な弾でもアメリカ国内で1発12円程度だったようです。
イラクで中国製等の低品質な弾であれば、これよりも更に安価だったというのは容易に想像できますね。
競技用の高品質な重量BB弾の方が単価高いかもしれませんね。。

書籍「戦場の掟」によれば、敵対的な危ない村を車で通過する時はとにかく窓から発砲しまくって突っ走ったPMCもいたという記述がありましたが、1発いくらもしなければ経費的にはなんら問題なさそうですね。


7.62mm×39弾は非常に安いという事を知りましたので、今私の中で「貧乏PMC銃」としてHK32が激アツになりました。


要はAKの弾が撃てるG3です。
外観的にはG3にAKのマガジンが挿さっているという、マルイのカタログを見て育った人間としては割と違和感ありまくりな銃です。
さらにPMCは折りたたみストックで短銃身が基本なので、これのカービンタイプのHK32KA3がベストです。


ミャンマーあたりのG3を正式採用している国軍の兵士だった男が荒稼ぎの為に中小PMCに入社し、慣れ親しんだG3が使いたいからAKと共通して安い弾薬が使えるHK32を調達してもらった、なんて設定を妄想して楽しんでいます(笑)
LCTさん、どうかモデル化お願いします!!

マルイ グロック17


エアコッキングです。
安くて軽量というのも大きな理由ですが、何よりもフレームがGEN2というところが素晴らしいです。
フィンガーチャンネルやサムレストの無いのっぺり形状が個人的には非常に好みです。

ミリフォト等で確認したことは未だにありませんが、初期アフODAでもグロック17や19は使われていたという話はたまに聞きます。
そこで、初期アフ当時のグロック17の世代は何だったのか?ちょっと考察してみました。

私が中学生の頃、友人が当時新発売のKSCのグロック17のガスブロを買ったのを思い出しました。
そこでKSCのグロック17を調べてみると、1999年発売でした。


フレームはGEN3のようです。
ということは、1999年には既にGEN3は登場していたということですね。
おもちゃでモデルアップされるくらいですから、その1年以上くらい前にはGEN3は世に出ていたと想像できます。
初期アフは2001年からですので、初期アフでGEN3でもなんら問題なさそうです。
イラク戦争はさらにその後なので、イラクPMCでももちろんOKですね。

「マルイのガスブロを買ってガーダーのGEN2フレームを組み込まなきゃな」と思っていたので、その手間とお金を省けるのはありがたいです。

ちなみに1992年あたりに発売されたMGCのグロック17はGEN2のようです。


逆に2000年代中盤の設定の装備でGEN2を携行していると「貧乏臭さ」を演出できそうですね。
いずれにしても、貴重なGEN2モデルを新品で安価にどこでも入手できるマルイエアコッキングは大変ありがたい存在ですね。
性能面も、緊急時のサイドアームとしてなら十分機能するレベルというところも素晴らしいです。

以上のように、即席ですがそれなりに装備に中二妄想こだわりを詰め込む事ができ、初めてにしては全体的に満足のいく仕上がりになりました。


同じく「貧乏PMC」で合わせたBucket Head氏とMUNAGEさんと共に記念撮影です。


先日勢いで300円でDIYした警告看板ですが、MUNAGEカー(日産サニートラック)という最高の貼り付け先を見つけられ、無事に成仏できました。



荷台に乗った時の「輩感」「雑魚感」がお気に入りです。


これで企業だなんて、きっとコンプライアンスの欠片もないでしょうね(笑)

ピックアップトラックは男の憧れですよね。
もしまだ独身で家族を乗せる事を考えなければ、今頃日産ダットサンかフォードF150あたりに乗っていたかもしれません。
流石にピックアップトラックは嫁稟議が通らないと思うのではなから諦めています(笑)

その後、Bucket Head氏と共にユルゲ初回時にハシモーさんに教えてもらった秘密のスポットに赴き撮影しました。





数あるサバゲフィールドの中でも屈指のロケーションだと思います。

ゲームや撮影だけでなく、BBQや買い物もでき非常に楽しく大満足な一日でした。
ここ数ヶ月イベントや貸切にしか行っていないので、そろそろ定例会にも参加して、ヒゲ姿を冷笑されながら大人数ゲームをストイックに楽しみたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。  


2018年07月13日 Posted by 4039  at 22:14Comments(2)サバイバルゲームPMC(PMSC)ユルゲ

ユルゲ3



7/8に開催されたユルゲ3に盟友Bucket Head氏と共に参加してきました。
ユルゲは今年1月に開催された第1回目から、今のところ皆勤賞です。
過去参加記事は下記リンクになります。
ユルゲ
ユルゲ参加装備
ゆるげ2
ゆるげ2参加装備

第1回目はかなり的を絞った招待制、第2回目はVショーと被ったためかどちらも30名に満たない程度でしたが、今回は100名近くの参加者でかなり賑やかでした。



場所は1回目と同じくオペレーションフリーダムでした。



草が生え、残雪のあった1月とは見違える様子です。
2年前の夏に定例会でもお邪魔しましたが、一部を除き基本日陰が無いので夏場は非常に過酷なフィールドですね。
ただ今回はユルゲ、参加者が100名いてもフィールドに出るのは毎ゲーム30名程度でした。


安心の出勤率です(笑)
私も三十路を超え、夏場はこのくらいユルいのが丁度よく感じるようになってきました。
5年前は真夏でもフル装備で全力疾走して、熱中症一歩手前になるような無茶をして喜んでいましたが、歳には勝てませんね。

ゲームが控えめな代わりに、色々な方と交流したり、フリマ「ユルショー」やBBQ、写真撮影を十二分に楽しませていただきました。



「ユルショー」は名前とは裏腹に本家Vショーに負けず劣らずのアイテムが並んでいました。
ただ、価格設定だけは異常にユルかったです。
皆さん暑い中長袖着てヘルメットなんか被るから、思考能力が小学生以下になったんじゃないかと心配する程です(笑)
基本的にどの方も、冗談抜きにゼロを一個付け忘れているレベルの価格でした。

ちなみにぽん太さんは2個忘れていたようです。
暑い中サバゲに行き過ぎて、いよいよおかしくなっちゃったのでしょうか(笑)

そんな出品者の皆さんが夏ボケしているのに便乗して、色々初期アフアイテムを買わせていただきました。

ICOM用?謎ポーチ


とりあえずIC-F3Sがピッタリ入りました!


これでIC-F3Sポーチ問題は解決!(でいいのかな??)

ELCS 30rd 2MAGポーチ


地味に2MAGポーチの数が足りなかったので、超安価格で買わせていただいてかなり嬉しいです。

BALCS XLサイズ


地球上のどこよりも安いと断言できる価格でお譲りいただきました!
XLはかなり大きいですが、資料として&真冬にフリース+DCUの上から着る用にしようと思います。
(これで我が家のBALCSは5個になりました(笑))

上記、一切の誇張無しで普通に調達するよりゼロが1個少ない以上の安さでした。
恐るべしユルショー!
我が家の初期アフコレクションとして大切にします。ありがとうございました!

ちなみにBucket Head氏も商店を出していました。


が、アイテムが軒並みニッチ過ぎて、1個しか売れていませんでした(苦笑)
でも唯一売れたのが最も大物(BHIのRACK)だったので喜んでいました。

BBQも午前中から大盛況でした。


私もキャンプはするのですが、皆さん非常に手際良く作業されていて、どれもとても美味しそうな料理ばかりでした。
BBQ場は何度か覗きにいきましたが、泥沼さんは一日中ずーっっと何かしら焼き続けていたと思います(笑)


ユルゲ2に引き続き、焼きそばごちそうさまでした!おつかれさまでした!

まだまだ色々ありましたが、ミリブロ含め様々なSNSで全体の様子は皆さんもじゃんじゃん上げられると思いますので、このくらいにします。

次に装備の話です。
今回PMC装備一本で行くつもりでしたが、事前にMUNAGE師匠に「このクソ暑い中BALCS着ませんか?」という悪魔のお誘いを受けました。
というわけで、朝一は早速先日手に入れたカスタムBALCSで出動してきました。




ユルゲということで、ゆるい感じでハーフパンツを履き、AKを持ちました。
「Profiles From The Front Line」のMIKE大尉やRANDY少佐や3rd SFGのラフな隊員の姿をイメージしました。




BALCS以外にも初投入のアイテムがいくつかあるので、詳細は後日別途記事にしようと思います。

Bucket Head氏も初期アフ合わせです。




カンダハルメイドのプレキャリ+年季の入ったBHIの旧型チェストという井出立ちです。
Tシャツを忘れたためポロシャツを着たと言っていましたが、逆にこなれ感が出て良い味が出ています。
同じく「Profiles From The Front Line」でもMARK曹長がポロシャツを着用していましたね。



言いだしっぺのMUNAGEさんはDCU上下にBALCS+ELCSという、完全フル装備でした。



流石にこの格好でゲームはしていませんでしたが、あの暑さでこれを着た時点で賞賛に値します。
というかセルフ罰ゲームの域ですね(笑)

M4もまたかなり良い味が出ていました。


実トリジコンサイト、ノーマルハンドガード+PEQ2直付け、シュアファイアのM26マウント+6P、デルタパッドといったところでしょうか。
個人的に500億点のM4です。涎が止まりません。
初めて実物のトリジコンサイトを覗かせてもらい、貴重な体験をさせていただきました。
この個体のトリチウムはまだまだ崩壊前で元気なようで、夏の日差しの下でもはっきりレティクルが視認できました。

さらにMUNAGEさんにはVFCの310Rレプの「V1911」というしょうもない刻印をカバーする用のシールをいただきました。



しかもサイズ微妙違い、スペア付きです。
これはかなり嬉しいです。ありがとうございました!

そしてもう一方、2000年初期GB装備合わせの方がいました。
ギアフェス東北主催のTJ1さんです。



ゆるげ2に引き続き、はるばる東北からの参加です。本当に頭が下がる思いです。

BALCS+BHIチェストを着ていますが初期アフではありません。
初期アフと同じ時期にフィリピンに派遣されていた1st SFGの再現ですね。




私もいつかやりたいと思っていましたが、完璧な再現装備を目の当たりにしてその気持ちがグッと高まりました。
WL BDU+BALCSってこんなにかっこいいのかと思い知りました。
サバゲ的にも森フィールド等では有利でしょうし、実用的でもありますね。
それにしてもこの暑い中、BALCSにチ〇コガードまで着けて大型チェストを着るなんて、MUNAGEさんに負けず劣らずの漢気GB装備でした。

そんな2000'sアーリーズで撮影しました。





個人的にはこのちぐはぐさが「2000年代初頭グリーンベレーっぽくていいな」と、写真を見ながらほくそ笑んでいます。
皆でポーズを取って撮影したらタミヤの箱絵っぽく感じたので、表紙のように加工してみました(スペル間違えてますが(恥)。
お二人の顔がちょうど隠れてしまったのが玉に瑕ですが、逆に絵師の方が手を抜いてあえて顔を隠したと考えれば「っぽい」ともとれますかね?(笑)

これまた「Profiles From The Front Line」からの引用ですが、方や半ズボンに56式、方やBALCS+ELCSという構図は実際に見られます。


初期アフ装備で写真を撮り、1ゲームやって会場をぐるっと回ったらあっというまにお昼でした(笑)

お昼からお色直しで、今回初デビューとなるPMC装備を着ました。





ユニクロの1200円のポロシャツと大学時代にどこかで買ったパンツに、PACA+V1ベストというお手軽装備です。
頭はシュマグの「ゲリラ巻き」、膝にはALTAの旧型ニーパッドを装着しました。
プライマリはLCTのAMD65、セカンダリはマルイのエアコキグロック17です(ようやく買いました)。
PMC装備として投資したアイテムはグロックとポロシャツのみで、後は基本全て初期アフ装備からの流用です。

イメージとしては映画「ハート・ロッカー」に出てきたPMCです。





間に合わせで構築した割にはまあまあ雰囲気は出せたかな?と思いますが、まだ自分の中では完成度30%といったところです。
これからもっと研究して完成度を上げていきたいと思います。
詳細は後日記事にしたいと思います。

Bucket Head氏も同じく午後からPMCにお着替えです。




ポロシャツに5.11のパンツ、パラクレイトのCVC+カンダハルメイドチェストという組み合わせです。
頭は私と同様にシュマグ巻き、プライマリはLCTのレイル付きAKMSにナイツグリップという、絶妙な野暮さのタクティカルAKでした。
細部こそ異なりますが、全体的な雰囲気は「ハート・ロッカー」のPMC隊長そのまんまです。素晴らしいの一言に尽きます。

AKMSのワンポイントスリングの着脱機構や「指名手配トランプ」等、映画を観ている人は思わずニンマリしてしまうツボをしっかり押さえているところが流石です。



さらにMUNAGE師匠も我々がPMCをやるという噂を事前に聞きつけ、「貧乏PMC」合わせをしてくれました。


米軍払い下げのCVCにMP5ポーチのみという、「シンプル・イズ・貧乏っちい」素晴らしい装備です。
チェックシャツはユニクロに赴き、売っている中で一番ダサく見えるデザインを選りすぐったそうです(笑)
実際にイラクPMC明瞭期はこんな感じの軽装PMCが実際にいたので、ツボを押さえたリアル感があります。


シンプルですが各アイテムが絶妙なバランスで、確かなセンスを感じます。

しかも愛車である日産サニートラックをPMC社用車として供与してくれました。


私の手作り警告文看板を後部に貼り付け、記念撮影です。



想像以上に「貧乏っちさ」を醸し出せて大満足です!
こんなやつらに警護されても何にも安心できませんね(笑)
MUNAGEさんがMP5Kで超軽装というところも、ドライバーという設定で見ると非常にしっくりきてまとまりがあると思っています。

これを撮った時点が私の中でユルゲ3のクライマックスでした(笑)
あとはイベント名の通りちょこっとゲームをしたり、BBQをつまみ食いしたり、ミリブロガーで集まって「ミリブロあるある」談笑したりでユルユルと幸せな時間を過ごしました。
ぽん太一門とは安定の団欒の一時を過ごせてとても楽しかったです。


ちなみにマーキー君のMARSOCも初めてとは思えないほど良い味出てました(泥沼野郎にイジられる事必至ですね(笑))。
LV-MBAV+Tシャツのラフ装備は私の中で憧れMARSOC装備です。

過去2回と比べると人数が非常に多く、その分お一人ずつとの交流は薄くなってしまいましたので、その点は良し悪しかと思いましたが、総じて終日賑やかで笑いの絶えないとても素敵なゲーム会でした。
「テトラ」も既に企画していただいているそうなので、引き続きユルゲ皆勤賞が持続できればと思います。

モリゾーさん&MMR-Zの皆様、またまた楽しい時間をありがとうございました!

なんだかんだつらつらと書いていたら超長い記事になってしまいました(苦笑)
ここまで読んでくださった方はほんの一握りと思いますが、最後までお読みいただきありがとうございました。  


2018年07月10日 Posted by 4039  at 00:01Comments(4)サバイバルゲーム初期アフガンODAPMC(PMSC)ユルゲ

PMCのお勉強&ジョークグッズDIY



ギアフェス東北の帰りのバスでBucket Head氏とハート・ロッカー話をしてから、ふつふつとPMC熱が進行しています。
2000年代中盤あたりのPMC装備は、初期アフODAに通ずる「現場感」的なラフさがあると思います。





一口にPMCといっても玉石混交だったようで、ブルジョアな装備と特殊部隊出身者のような経験豊富な社員で構成された会社もあれば、銃を触ったことも無いような人を面接一発で即採用して、貧乏臭い装備で運営する会社もあったそうです。
いい加減なPMCの中にはきっと、デッドプール的なノリでピーターみたいな人も採用していたのではないでしょうか(笑)





当然サービス提供額もピンキリだったわけですが、顧客も政府の要人から、下請けの下請けのそれまた下請の建設業者のような所まで千差万別だったようなので、安かろう悪かろうなPMCも需要があったようです。
まだまだ勉強途中ですが、そのあたりの企業ランクも想像しながら装備を構成すると、リアルな感じを出していけるのかな?と思っています。

ちなみに「ハート・ロッカー」のPMCも装備していた中国の56式小銃は安かったようで、実際のPMCも結構使用していたようです。
AK系は製造国によって相場が大きく違ったそうですが、本体も弾も全体的に安価だったようです。

ハート・ロッカー劇中の56-1式。


56式を携える本物PMCコントラクターだそうです。


軍隊と違いPMCは利益を出す事が目的の企業なので、経費がかなり考慮されて装備が選ばれていたという視点は、私がいつも目指している軍隊、とりわけ精鋭の特殊部隊装備においてはほぼ意識しないので新鮮に感じました。
装備に「ケチってる感」を出すことで、所謂「サバゲーマー装備」に見られないPMC装備としてのリアリティに一役買いそうですね。

何にせよ、大好きなリアルソードの56式が堂々と使える装備として「貧乏PMC」は個人的にかなりストライクなカテゴリになりつつあります。

PMC装備を志してから、56-2式が欲しいものリストの上位にぐいぐい食い込んできています。


ちょっと前まで超絶かっこ悪いと思っていた「スコップの柄ストック」が今の私には輝いて見えます。
恋は盲目といったところでしょうか(笑)
世間一般的には「かっちょ悪いことこの上ない」という評価と思われ、リアルソードのモデルの中では比較的安価に取引されているのも魅力です。
手にせず廃盤になったら一生後悔すると思うので、早めに手に入れておこうと思う今日この頃です。

あとはアメリカ以外の出身という設定等を考慮すれば、G3やFALなんかも違和感なさそうですので、米軍装備では持てなかった銃が選択肢に入ってきて夢が広がりますね!

ちなみにこの方はG3を持っていますが米国人だそうです。

前回の記事で少し書いた「シャドウ・カンパニー」のDVDも無事に入手し一度見ましたが、お金のないPMCは社用車は普通のSUV等に自作の装甲版を付けていたそうです。
DIYで鉄板を張り合せて工面すると、コストが10分の1で済むという話が出ていて面白かったです。




内容は非常に興味深い話ばかりでしたが、如何せんひたすらインタビューでしかもみんな早口なので、一回見ただけでは字幕を追うのが精一杯で全然咀嚼しきれませんでした。
劇中の装備映像分析も含め、時間を掛けてゆっくり楽しもうと思います。

そんなPMC研究を進めている傍らで、ユルゲ3向けにジョークグッズを1個作ってみました。
前回の記事にも書きましたが、PMC社用車の後部にはよく警告看板が貼ってあります。



今回、100均の材料でこれを作ってみました。
モデルにしたのは映画「ルート・アイリッシュ」で出てきたこの看板です。


材料は下記を調達しました。324円也。


・家具デコレーションステッカーシート
・水性マーカー(赤&白)

なぜステッカーなのか謎だと思われるかもしれませんが、要は「白くて折り目が無く、マーカーで書ける」物ならなんでも良かったのです。
当然裏返して使います(笑)


45×35cmという丁度良いサイズで、裏面は画用紙より少しツルッとした紙で、素晴らしい質感です。
このステッカーを作った人も、まさか裏面にでかでかと「DANGER」なんて落書きされるとは夢にも思わなかったことでしょう。

画像を参考に、全体のバランスを見ながら鉛筆でアウトラインを描いていきます。
その後、マーカーでなぞって色を塗っていきます。



英語の下にあるアラビア語?なんてどっちから読むかも知りませんので、完全に「絵」という認識で描いていきます。
今回の作業のお供はラジオ番組「伊集院光 深夜の馬鹿力」です。


私は通勤時間や入浴時間等に芸人のラジオ番組(ジャンクやANN)を聴いているのですが、今回の塗り絵のような「頭は使わないけど目と手は集中しなければいけない」作業とラジオの相性は抜群ですね。
伊集院光さんに笑わせてもらいながら、1時間弱で出来上がりました。


シートだけではコシが足りないので、裏面にダンボールを貼り合わせて完成です。
少し文字バランスが悪いですが、まあジョークグッズですし自分の中では及第点とします。
最後にタミヤのスプレーで砂汚れを再現し完成です。


車の後部にナンバープレートが隠れるように配置すれば、私の車がオンボロということもありいい味が出そうです。

(以前記事で少し書きましたが、91年式のゴルフ2です)

ちなみにネットで画像を調べていたら、この看板を模したアクセサリーを見つけました。



誰が買うのか知りませんが、とりあえず何でも商品にしたもん勝ちですね(笑)

ユルゲはゲーム面がゆるい分、色々な方とお話ししたりこういう物で遊ぶ時間がしっかり取れるので、個人的には非常に楽しいです。


今回はフリマ的な催し等もあるようなので、どのような進化を遂げるのか楽しみです。
暑い時期は体力的にゲームばかりやっていられませんので、夏×ユルゲは相性がいい気がします。
早々に梅雨明けはしましたが、当日は天気に恵まれるのを祈るばかりです。

お読みいただきありがとうございました。  


2018年06月30日 Posted by 4039  at 22:22Comments(4)自作,DIY100均PMC(PMSC)

PMCのお勉強「ルート・アイリッシュ(映画)」



次回ユルゲ3に向けPMC装備を考えているのですが、如何せんPMCに関する知識が乏しすぎてろくな考察ができません。
そこで、PMCについての勉強を始めました。

今まで私の中でPMCと言ったら「シャツにタクティカルパンツ姿の柄の悪い兵隊崩れ」的なイメージしか持っていませんでした。





「PMCの写真」と言われている写真を見る限り、まあ当たらずも遠からずなのかもしれませんが、そんな表層的なイメージだけでは底の浅い装備になってしまうし、何よりそんな表面だけなぞるのは面白くありません。
なので今更ですがPMCについて勉強を始めた次第です。

やはり興味が湧くのは、PMCという言葉が一気に知名度を増した認識のある2004年~2007,8年頃です。
この頃を背景にした書籍や映画作品が多くあるのも興味を持ったきっかけになりました。

とにもかくにもまずはwikipediaでお勉強です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E9%96%93%E8%BB%8D%E4%BA%8B%E4%BC%9A%E7%A4%BE

公式な名称は「PMSC」なんですね。
しかし日本のミリタリー界隈では「PMC」の方が一般的だと思いますので、当ブログはこのままPMCでいきます。
MARSOCとレイダース、センター街とバスケットボールストリート的な感じですね。
PMCがどういう立ち位置で、どうしてこんなに規模が拡大したかが数分でざざっとでわかりました。
困った時のwikipediaですね。wikipediaが無かった頃がもう思い出せませんね。

概要をさらったところで、次に書籍や映画等のメディア作品を探しました。
色々調べてみて、ミリタリー趣味での教科書的なPMC資料として、とりあえず下記が入門かな?と思いました。

ノンフィクション書籍「戦場の掟」


ドキュメンタリー映画「シャドウ・カンパニー」


「戦場の掟」はまだ半分程度しか読めていませんが、実在の人物の経歴が綿密な取材の元に綴られており、各登場人物がどうしてPMC社員になったのか?現地でどういう思いで仕事をしたのか?不正や隠蔽がどうして起こるのか?がよく分かる良書だと思います。
一気にPMCに興味が深まりました。
今後長きに渡って私のPMC知識のベースとなる教科書になりそうです。
企業名や人物は実名ですので、ネットで調べれば派生情報をすぐに深堀り出来るところも勉強し甲斐があってありがたいです。
装備が確認できる写真も入っているのでオイシイです。
全て読んだら考察を深めていこうと思います。

もうひとつの「シャドウ・カンパニー」は2006年のドキュメンタリー映画です。
一時期は秋葉原のエチゴヤに行くといつもモニターで上映していた気がします。
その頃はPMCに全く興味が無かったので完全スルーでしたが、今になって観たくてたまらなくなりました。
ニッチなDVD故、いざ探すと中々ありませんでしたが、エチゴヤ通販サイトで格安で販売しているのを発見し確保しました。
まだ未見ですので、観たら記事にしようと思います。

上記2つの調達と並行して、近所のツタヤですぐに借りる事ができたPMC映画を1本観ました。
「ルート・アイリッシュ」という2010年のイギリス映画です。


パッケージから、よくある残念B級映画の類かな?と思ったのですが、調べてみると「麦の穂をゆらす風」でパルムドールを受賞した巨匠ケン・ローチ監督作品で、本作もカンヌ国際映画祭で上映された由緒ある作品でした。


余談ですが、当時映画館でこの映画を観てから、しばらくリー・エンフィールドが欲しくてたまらなかったのを覚えています。
当時はKTWの超高級品しか無かったので諦められましたが、今だったら確実に中華のガス等に手を出していたと思います。
映画の内容はとんと忘れているクセに、銃の思い出だけはしっかり覚えています。病気ですね(笑)

話を戻しますが、本作は物語ですが、上記「戦場の掟」にまんま出てきそうなリアルなストーリーで、109分というコンパクトな上映時間にエッセンスが凝縮されており、見応えは十分でした。
ストーリー等詳細は下記公式サイトをご覧になるのが手っ取り早いと思います。
http://www.route-irish.jp/

都合の悪い事は強引にもみ消して無かった事にしてしまう、コンプライアンスもへったくれもない経営をするPMC役員が印象的です。
そんな西部劇の荒野のような出来事が、自分が学生の頃に実際に地球の裏側で茶飯事だったと思うと、「世界はひとつ」なんて言葉は所詮夢物語でしかないのかなという気持ちになります。

肝心の戦闘シーンは短めではありますが、youtubeで見る本物のイラクでの映像のようなリアルな描写で迫力があります。




銃もノーマルハンドガード&キャリングハンドルのプレーンなM4やA2カービンというところがリアルな感じです。


アーマーはじめ装備も軍隊とは違い、必要最低限な感じでシブいですね。



車も後部に警告文がでかでかと入っており、芸が細かいです。


実際のミリフォトでも警告文が掲げられている例は多くみられます。



この他にも、地味におぞましい拷問シーンなどもあり、ストーリーも緊張感があって戦闘シーン以外にも見応え十分な作品でした。
ただ、全く救いのない展開なので、心が元気な時に観るのをおすすめします(笑)

最後に、題名にもなっている「ルート・アイリッシュ」ですが、これはバグダッド空港とグリーンゾーンを結ぶハイウェイの呼称で、テロ攻撃が頻発し「世界一危険な道路」と呼ばれているそうです。
youtubeに本物のルート・アイリッシュを走っている映像が多数ありますが、その中の1本を貼っておきます。


グリーンゾーンからCamp Victoryという所までの道のりを4倍速で回しています。
7分間ひたすらドライブする映像ですが、当時の現場の雰囲気が良くわかりますし、スピーディーな映像で結構あっというまに見れてしまいますので、お時間ありましたら是非。

まだまだPMCについては知らないことばかりですが、その分新しい発見ばかりで非常に研究しがいがあります。
また勉強が進んだら記事にまとめようと思います。

お読みいただきありがとうございました。  


2018年06月25日 Posted by 4039  at 23:09Comments(0)映画PMC(PMSC)