中華カート式トイガンレビューまとめ

中華カート式トイガンレビューまとめ

先日1年ぶりに一時帰国し、2週間ほど本社出張+休暇を取り、現在また中国に戻り21日間の隔離生活中です。
来月3年間の任期を終え帰任となるので、こんなに長い間誰にも会わず独りで1室にいる隔離生活というのも、これが人生最後かもしれません。
ちなみに隔離中に「オデッセイ」や「キャストアウェイ」を見ると感情移入度が倍増するのでおススメです(笑)
中華カート式トイガンレビューまとめ

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昨年同様、中国の空港に着陸した後は全て全身防護服の防疫官によってホテルの部屋まで連れていかれます。
昨年時点よりも幾分システム面が整備されてはいましたが、乗客の快適性よりも防疫第一の姿勢は変わらず、ひとつひとつの手続きにかなりの待ち時間が発生しました。
着陸してから近隣市内のホテルの部屋に着くまで5時間掛かりました。
私のように単独行動であれば特に問題はありませんが、おそらく2、4、5歳くらいの小さい娘三人を連れた日本人家族や、まだ1歳くらいの赤ちゃんを抱いた夫婦もおり、その方々はホテルまでの移動はもちろん、そこから始まる14日間または21日間隔離生活はまさに地獄だと思います(隔離後の滞在先のコロナ対応状況によって隔離日数が変わります)。
偶然私の部屋が娘3人一家の隣でしたが、1日に何回かはお子さんが号泣している声が響いてきました。
私も同じくらいの子を持つ親なので、同情しきりです。
部屋は昨年は郊外のリゾートホテルだったので非常に綺麗で広々していましたが、今回は市街地真っただ中のホテルですので少し狭いですが、日本のビジネスホテルとは比べ物にならないほど広いです。
中華カート式トイガンレビューまとめ

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ぱっと見の写真だと綺麗に見えますが、壁とか端々は日本のホテルではありえない雑さ汚さです(苦笑)
まあそれでも清潔さや設備は必要十分で、配給されるご飯は朝はパン&果物&牛乳&お粥、昼夜は三菜一汁の弁当で、昨年隔離時より格段に美味しく、日本で700、800円の中華弁当として売っていても普通に美味しい部類に入るレベルで満足しています。
中華カート式トイガンレビューまとめ

ホテルは選べず、今回のホテルの宿泊費は21日間隔離で食事込みで約18万円です。
私は会社の経費で落とせますが、個人で負担するとなると相当キツいですね。

現状日本への帰国時は、一部指定地域以外からの帰国で認定済ワクチン3回打っていれば待期期間ゼロなので、水際対応の緩い国へGWあたりから海外旅行する人が結構出てきそうですね。

ついコロナ話が長くなってしまいましたが、本題に入ります。
度々中華独自のトイガン事情やレビューをお伝えしてきましたが、帰任前の締めくくりとして、中華トイガンに注目し始めた直近2年間物色したトイガンを記録しておこうと思います。
中国トイガン市場は現在も非常に元気なようで、どんどん新たなアイデアの商品が出ては消えを繰り返しており見ていて飽きないです。
特にカート式トイガンの進化が著しい印象です。
以下にこの2年間で実際に購入して良かったor面白そうなトイガンを紹介しておきます。

では早速書いていきます。
AKA 870
中華カート式トイガンレビューまとめ

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エアコッキング排莢式ナーフです。
私は水弾規制前に水弾発射仕様を入手しました。
以下に紹介するトイガン達とは別次元の質感で、日本で流通している数万円台のBBエアガンと肩を並べる完成度です。
詳細は過去記事にしていますので、気になる方はどうぞ。
カート式エアコッキングショットガンAKA M870
カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART1
カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART2
カート式エアコッキングガン AKA M870 レビュー PART3

BB弾化も比較的簡単と思われ、日本で実際に改造している方もちらほら見ます。
インナーバレルを入れてBB弾化&カートキャッチャーを用意すればサバゲでも使えるレベルになると思います。
日本のトイガンメーカー並の品質で、装填&排莢アクションはマルゼンM870よりリアルでスムーズです。
日本での調達も容易な部類で、オールブラック仕様も結構入っているようですね。

AKA 870亜種
中華カート式トイガンレビューまとめ

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上記の所謂模倣品ですが、紫のものとオレンジのものはそれなりにしっかりしてそうです。
おそらくメーカー間のパーツ互換はほぼないと思いますので注意です。

ダブルバレルショットガンS686
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珍しい中折れ式のカート式2連ショットガンで、バレルを折ってコッキング&排莢します。
排莢した時のカートの舞い方は素晴らしいです。
ナーフとしては弾の飛びもそこそこで、トリガー2段引きで1発ずつ発射できるので面白いです。
質感はプラスチッキーですがサイズは大人用のフルサイズ、木スト風の仕様はそこそこ見栄えします。
ストックにだけ錘が入っていて重量バランスは劣悪ですが、ハンドガード部にも錘を仕込むと改善できそうです。
ほぼ全部品プラスチックで結構負荷の掛かるアクションをするので、耐久性は微妙かもしれません。
現状日本でも結構入手しやすいと思われ、5000~7000円程度だったら個人的には十分アリだと思います。
プラスチックなのでストックとバレルをのこぎりで切ってソウドオフも簡単ですし、カスタムの遊び甲斐もあると思います。
日本でBB弾化している方もチラホラいるようですね。

ベルトカート式電動ガトリング
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ベルト給弾式のマシンガンは沢山出ているのですが、この製品だけはベルトにカートをセットし、発射後排莢時にベルトからカートが舞い飛びます。
中華カート式トイガンレビューまとめ


下記動画が作動時の様子がよく分かります。


早送りはされておらず、実際にこれくらいの連射速度を誇ります。
サイズも大人が持っても違和感ない大きさで、バレルもちゃんと回転しそこそこの連射速度で、一気に撃ちまくるとかなり爽快感があります。
装填準備と片付けが超めんどくさいですが(苦笑)
ベルトは理論上無限に連結可能なので、100連射くらい繋げてナーフごっこで使ったらかなり盛り上がると思います。
実射性能はまあ普通のナーフ並の飛距離で、排莢不良や抜弾できず不発もそれなりにありますが、おもちゃとしての完成度はまずまずだと思います。

カート式モシンナガン
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モシンナガンのBBエアガンは10年以上前から存在していますが、カート式はまだ無いと思います。
ナーフなので弾道はショボいですが、金属カートや水弾仕様に換装できるキットも売っていますし、構造的にBB弾仕様に改造するのも比較的容易だとは思います。
ストックはプラ、レシーバーは大部分金属パーツではありますが質感はそこまで良くないです。
日本にも入っているようですが、相場をみると個人的には非カート式のBBエアガンのモシンナガンに軍配が上がりますが、どうしてもカート式モシンナガンが欲しいという方には救世主的なアイテムだと思います。
ちなみにカート式のSVDもあるのですが、SVDは実銃がセミオートなので個人的には刺さりませんでした。
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カート式ウィンチェスター M1873?
中華カート式トイガンレビューまとめ

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実銃同様、側面のゲートからカートを装填し、レピーターハンドルを回すと上面から排莢します。
見た目はそこそこいいですが、レピーターハンドルがガタガタだったり、排莢操作にクセがあります。
ただ現状カート式のウィンチェスターは大昔に発売されたポイント製のものかUMAREXのCO2しかないと思いますので、気軽さで言えば本機が選択肢に入ると思います。
概して価格相応には纏まっている印象で、モデルガン的な見方ではなく気軽に排莢アクションを愉しむおもちゃとして見れば一考の価値はある
のではと思います。
実射性能はまあオマケ程度です。

XM1014
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ここ2、3年の中華カート式ナーフの先駆け的な存在だと思っています。
私もこれがきっかけで中華カート式トイガンの魅力に気づきました。
元々は水弾式で発売されていましたが、中国の水弾ガン規制によりナーフ化されて今でも売り続けられています。
UDLというメーカーが最初に発売した認識ですが、現在は模倣品が多数出ています。
他社の物もいくつか触りましたが、UDL製の方が品質良かったです。
XM1014の詳細は過去記事にしています。
カート式水弾ショットガン レビュー

カート式Hk416
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以前記事にした電動ブローバック排莢グロックのライフル版と言った感じの商品です。
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カート式電動ブローバックGLOCK

TOPのカート式M4のようにトリガーを引いてシアでピストン解放→モーターの力でコッキングする仕様です。
バッテリー無しでエアコッキング式としても運用可能です。
正確に測った訳ではないですがフルサイズのARの形をしていて、カート式電動コッキングガンというのは中々いい所を突いているのではと思います。
オプションでドラムマガジンもあって撃ちまくって楽しめます。
ナーフとしては実射性能もかなり良い部類だと思います。
カートが異様にデカすぎるのが玉に瑕ですね(苦笑)
ここはグロックに採用されている小型軟弾を使って細いカートにして欲しかったですね。
カート式Hk416は他にも似ているものが出ていますが、色々なレビューを見る限りこのモデルが一番完成度が高そうです。
ドラムマガジンがラインナップされているのもこのメーカーのものだけのようです。

ちなみに同じメーカーから最近同じシステムを搭載した95式も登場しています。
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95式のトイガン自体が少ないのでHk416よりも存在価値がありますね。
需要の絶対数は少ないでしょうが、欲しい人はかなり欲しいのではないでしょうか。

上記は全て実際に入手して触って来た物です。
以下は未入手で良さそうな物をピックアップしてみました。

UZI?
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これだけカート式ではないですが、電動式のコンパクトサブマシンガンです。
商品ではUZIと謳っていますが、形はまるで違います(笑)
特筆すべきは連射速度で、マガジン内の弾を一瞬で撃ち尽くします。


スケルトンボディの中を弾がどんどん進んでいく様は見ていて愉快ですね。
スペアマガジンを沢山用意すればナーフサバゲでチート並みの戦力になるのではないでしょうか。
価格もかなり良心的な部類だと思います(こっちでは1000円ちょっとです)。

M1887
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エアコッキング式シレバーアクションョットガンです。
実銃同様のアクションで面白いですが、何年も前からマルシンがガスガンで出していますので食指は動きませんでした。
ナーフに拘りが無いのであれば、マルシン製の方が断然コスパ高いと思います。

カート式電動M1ガーランド
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電動でブローバックし排莢、8発撃ったらちゃんとピキーンしています。


半年くらい前に上記の試作品の動画を入手したのですが、残念ながら未だに続報が見つかりません。
一応通販ページで購入は可能な状態で「45日以内発送」とあるのですが、詳細不明過ぎて注文出来ていません(苦笑)

LDT SE(TOP模倣カート式AR)
中華カート式トイガンレビューまとめ

公式ページが存在せず動画等もまだ少ないので不明な内容が多いですが、TOP方式を模倣したカート式ARです。
弾は飛ばないようですが(飛ぶ仕様もあるのかもしれません)、動画を見るとかなり良く出来ているように見えます。



しかも少しですがリコイル風の振動も実装されているようです。
メーカーはLDTという名前で完成品状態では無くメカBOXキットの販売のみで、同社の電動ARのガワを使って組み立てる必要があるようです。
こちらの通販サイトでは組み立て済の物を販売するショップがいくつかヒットしました。
中華カート式トイガンレビューまとめ

中華カート式トイガンレビューまとめ

おそらく大陸で普通の売ると規制に引っかかると思われ、どんなものか知っている人でないと分からないようカモフラージュされています。
こちらでは中華トイガンあるあるです。
値段はメタルレシーバーのHk416で組むと約6万円で、TOP M4を買ってフルカスタムするよりは安いですがかなりの高級品です。
TOP M4シリーズは市場で枯渇して久しいので、ちゃんとした完成度であれば日本でも一定の需要は潤してくれそうですね。

以上、ここ2年程現地で市場観察していて面白いなと思った中華ナーフガン達でした。
売り物としてどうなの?と思う低品質なものも中にはありますが、独創的なギミックを備える銃達が次々に世に出てくる様は、今のエアガン業界と比べると信じられない勢いです。
最近はyoutubeやtwitter等で日本語でも様々に紹介され、流通も充実してきましたので嬉しい限りですね。
日本や台湾、一部高級中華のエアガンメーカー品と比べるとAKA M870以外はおもちゃおもちゃしていますが、そういう趣の物だと思って見れば楽しいアイテムが沢山あります。
まだまだコロナが猛威を振るっていますので、部屋で気軽にナーフガンで遊ぶのも一興だと思います。
今は円安で中華トイガンの日本国内調達は割高になってしまうと思いますが、少しでも皆さまの物欲を刺激できたならば幸いです(笑)

お読みいただきありがとうございました。




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2022年04月10日 Posted by 4039  at 21:04 │Comments(2)中国現地トイガン

この記事へのコメント
こんにちわ
ガーランドとm4楽しみですね
特にm4の方はメカボさえ合えば色々出来るみたいなのでm4マグを使うやつはなんでもいいみたいですね(scarlに入れてる人がyoutube にいました)
日本にも早く来てほしい限りです
Posted by 排莢好き at 2022年04月23日 13:21
コメントありがとうございます。
ガーランドはタオバオのある商品ページには「第一ロットは4/15前後に出荷」と書いてありました。
そろそろネットにレビュー動画が上がってくるかもしれないですね。
こちらで日本円換算で4万円(多分樹脂ストック)なので、仮に日本に入って来て木製ストックを組んだら10万円コースですかね...。

TOPのM4も、マルイのver2メカボ用のARのガワであれば小加工でビルトインできるので、これもver2のガワが使える可能性は高そうですよね。
いずれにしてもまともに動かすのは結構難しそうですが。。
Posted by 40394039 at 2022年04月23日 17:27
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