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劣化した防水コートの除去
日本はお盆休み真っただ中ですね。
こちらは通常稼働中ですが、日本から電話もメールも来ないのでマイペースで仕事ができるので、これはこれでいい感じです。
国慶節休みまであと1ヵ月半頑張ります!
今回は久々にちょっとしたDIY小ネタになります。
先日記事にしましたが、先月香港に遊びに行った際にポーチをいくつか入手しました。
今回、左3つのELCSのレプリカポーチに手を加えます。
この3つのポーチですが、生地の質感はまるで本物同様で、縫製もしっかりしており非常に好感が持てます。
裏側のタグが無い事を見なければ実物と見分けるのも結構難しいレベルだと思います。
1個500円程度でしたので良い買い物でした。
が、なんとこのレプリカ、内側の防水コートまでちゃんと加工してあり、しっかり加水分解までしていました(苦笑)
見た目ではわかりませんが、触るとベタベタで特有の甘い臭いがします。
これではマガジンや小物を入れるのは嫌なので、今回このベタベタ除去トライしました。
ウレタン樹脂で防水コートを施している製品は軍用品のみならず、現代のアウトドアギアでも非常に多くみられます。
なので防水コートの劣化で悩んでいる人は旧装備ミリオタという極少数民族だけではないので、ネットで調べると簡単に対策が見つかりました。
作業は簡単で、ぬるま湯に重曹を溶かしてそこに漬け込むとベタベタが取れるそうです。
メカニズムはちゃんと調べてないのでよく分かりませんが、劣化したウレタンコートは酸性で重曹はアルカリ性なので中和されるそうです。
重曹なら今住んでいる街でもあるだろうと思い、近所のスーパーに赴き入手しました。
別にわざわざ高価な日本製じゃなくてよかったのですが、これしかありませんでした。
中国の地方都市でくまモンに出会うとは夢にも思っていませんでした。
材料はこれだけです。
ついでにミリ以外のアイテムも一緒に投入してみました。
グレゴリーの旧ロゴのパック達です。
彼らも内側が日焼けした皮膚がむけたようなボロボロ膜といやーな臭いを醸し出しております。
ベタベタはせずボロボロ剥がれてもこないので使用上問題はないのですが、臭いと見た目があまりよろしくないので改善トライです。
グレゴリーは旧ロゴの方が圧倒的に好きなので、まだまだ快適に使えるようにしたいところです。
幸い私の宿泊しているホテルにはバスタブがありますので、そこにお湯を溜め重曹を適当に溶かし、ポーチ達を漬け込みました。
写真撮り忘れてしまいましたが、1時間程度すると水が茶色く濁ってきました。
日本の自宅だったら確実に妻に文句を言われる光景でしたので、単身赴任してきてよかったです(笑)
途中お湯と重曹を継ぎ足しながら5時間程漬け込み、最後に流水で流して取り出しました。
外観はなにも変わりませんでしたが、ポーチの内側を触ってみると見事にベタベタが無くなっておりました。
これで気兼ねなくマガジンを収納できます。
3C SPEARも少しずつ増強できてきましたので、ようやく初期アフ3rd SFG装備も自由度を出せそうです。
グレゴリー達は真っ茶色になった膜が取れ全体的に薄くなり、一番気になっていた臭いは皆無になりましたのでひとまず成功です。
これでまだまだ快適に使えそうです。
こちらにいると触れるミリタリーアイテムが皆無で写真や画像を見るくらいしかミリ活動ができませんが、久々に現物を触って遊ぶことができ細かい内容ですが満足しました。
デモが落ち着いた頃にまた香港に足を運んで何か手に入れたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
INSIDE THE GREEN BERETS考察 PART1

DVDを入手してから結構経ってしまいましたが、そろそろタイトルの動画を考察をしていこうと思います。
良質でボリュームのある資料だけに重作業が予想され、中々書き出すきっかけがありませんでした。
ようやく重い腰を上げて少しずつでも記事を書いていこうと思います。
今回の考察の題材はナショナルジオグラフィックが2007年に放映した「INSIDE THE GREENBERETS」です。



2000年代中期のグリーンベレー好きの方なら、どなたも知っているであろう有名な番組ですね。
アフガニスタン中部の前哨基地Cobraに駐在していた3rd SFGのODAに密着取材しています。
ACUにSFLCSという、一周り前のODA装備のお手本のような装備が目白押しです。
一部希少アイテムがありますが、余程拘らなければここ数年の最新装備を追いかけるよりもかなり楽に全身揃えられると思います。
特にメインのSFLCSがかなり安く手に入りやすくなってきているのが大きいですね。
超有名動画サイトでも普通に全編見る事ができますが、装備を細かく考察する為には解像度が何より大切ですので、わざわざアメリカからDVDを輸入しました。

入手自体はAmazonで見つかったので容易でしたが、視聴は少し工夫が必要でした。
アメリカ仕様なので当然リージョンが日本と異なります。
(日本は2、アメリカは1)
リージョンフリーのプレイヤーを買うしかないと思ったのですが、
調べてみるとPCで簡単にリージョンを変えられる事を知りました。
設定をちょこっといじれば簡単に変更できます。
ただしひとつ制約があり、「リージョン変更できる回数は各光学ドライブで制限がある」ということです。
PCでDVDを見る機会はほぼ無いので、何も躊躇せずリージョンを変更し無事に再生できました。
どうやってまとめようか迷ったのですが、とりあえず見ていて気になった箇所を無造作にピックアップして、流れに任せて書いていきます。
一通り書いて、まだやる気が残っていたら各隊員毎だったり、装備の種類毎にまとめをしていこうかな?くらいな感じで考えています。
構成ばかり考えていたら一歩も前に進まなそうなので、とりあえず筆を進めていきます。
見苦しいかもしれませんが、売り物でも何でもないズブの素人の書き物ですのでご容赦ください(笑)
それでは、順に気になった瞬間を見ていきます。
まずは以前の記事でも取り上げた場面です。
ROB隊長です。

GARMINのForetrex101、グローブはメカニクスオリジナル、ヘッドセットはSORDINと思われます。
Foretrex101はROB氏の他にも装着している隊員がいました。

なにやらゴムバンドのような物を本体に巻いています。
補強なのか?バンドが壊れて応急処置をしたのか?不明ですが、着こなしのヒントになりそうですね。
メカニクスのオリジナルは過去何回かに渡って考察していますが、放送年と画像から2仕様のいずれかまで絞れると思います。
画面左に写っているのがROB氏の右手ですが、グローブの裏側のベロが確認できるので決定的ですね。

文字が全て黄色というのがポイントです。
1990年代末~2007年時点までで裏側が全部黄色い文字なのは、下記2仕様のみの認識です。
この仕様と


この仕様です。


裏側は黄色い3本線が黄色かどうかしか違わず、画像からは判別不可でした。
表面はラベルに赤い文字が入っているか、白い四角の中に斜めに「mechanix」という文字が並んでいるかで判別できるのですが、画像から読み取るのは不可能でした。
過去記事
「Mechanixグローブ年代考察」
「初期アフミリフォト考察⑦ メカニクスとタイメックス」
「旧型Mechanixグローブ入手」
SORDINは複数の画像から分かりますが、デュアル仕様です。

左右両方から線が伸びている(右側は結束バンドでまとめてある)ことからDUAL、マイクが右側にあることからレフティであることがわかります。
私はSORDINはレプリカを持っていますが(レプは左にマイク)、左手でM4を構えるとマイクががっつり干渉して非常に構えづらいです。
胸のホルスターの付け方からして右利きだと思うのですが、なぜレフティをしているかは謎です。
どちら利きにしても状況によって銃を持ち替えるシーンは多々あると思うので、SORDINはこの点は現場では不評だったのではないかな?と考えています。
実際ミリフォトで見る分ではCOMTACに比べると使用例が少ないですし短命のようですしね。
ROB隊長のアーマーですが、CIRAS MARにポーチ類はSFLCSと思しきものがメインです。

右脇腹に配置されているポーチはパラクレイトのIFAKポーチと思われます。
色、MOLLEのコマ数、上側の留めベルト、ジッパーの取っ手の形状で判断しました。


胸のホルスターはG-CODEのものと思われます。

ROB隊長はどうやってMOLLEに固定しているか不明ですが、G-CODEも専用のプラットフォームが色々あるようです。


プラットフォームはBHIやSAFARILANDからも出ており、相互のメーカーのホルスターが付けられたりしますので、判断が難しいところです。
本番組に出てくる隊員は非常に胸ホルスター率が高いです。



ちなみに1枚目の隊員のM4ポーチはおそらくTAC-Tの黒だと思われます。
カーキに黒のポーチというのも特徴があっていいですね。
2枚目の隊員のM4は旧型ストックにデルタパッドですね。
息の長い定番セットアップだと思います。サバゲでの実用性も非常に高いです。
3枚目の写真ではランヤードを付けているのがわかります。
ちなみに他の隊員もランヤードを付けていましたので、これは新たなコーディネートアイデアを発見できました。

あとHOUGEのグリップ換装率も結構高い印象です。

国内でも実物が安定安価で入手できるので、胸ホルスターする場合は目立っていいかもしれませんね。
私も所有しているマルイガスM9はHOUGEグリップにしています。
さらにちなみに、上の3枚の隊員のホルスターは全て左手で抜く配置になっていますね。
偶然左利き揃いだったのでしょうか?それとも右利きで左抜きの方が都合が良かったのでしょうか?
上記のROB氏も、もしかしたら左利きの右抜きなのかもしれませんね。謎が深まります。
ペンとかお箸とか使ってくれたら一発で分かるんですが、人の仕草から利き腕を判断する方法を考えながらまた見返してみようと思います。
ホルスターで一番多いのはBHIのCQCホルスター+旧型プラットフォームの組み合わせです。

残念ながら激安レプリカがわんさかある現行の樹脂製プラットフォームは、まだこの頃は登場していないようです。

私の中では、現行プラットフォームは2007年末~2008年初頭頃から登場したと認識しています。
旧型プラットフォームはコンパクトで使い勝手が良さそうですよね。
私も1つ欲しいところです。
ちなみに少し気になったのでCQCホルスターはいつ頃から登場したのか?例の如くGoogle先生に教えてもらいました。
(ご存知の方も多いと思いますが、Google検索は検索期間を指定できます)
するとなんと1999年末には既に存在しているようでした。

対応銃や「CQCホルスター」という名前かどうかは不明ですが、全体的な形は現行の物とほぼ同じに見えます。
こんなに昔から存在していたんですね!意外な発見でした。
2006年時点でネットにあった画像は下記です。

SIG用のようですが、私には現行と同じ形に見えます。
細部が変わっている可能性はありますが、ぱっと見は現行品でもよさそうに思います。
これは調達する上では助かりますね。
他にもBHIホルスター+他社プラットフォームと思われる例もありました。

アップになる画像が少なく確証が持てませんが、黒い板のような物がホルスターの土台になっているように見えます。
これはおそらくSAFARILANDのものでしょうか。

私も1つ持っていますが、穴がたくさん空いており、MOLLEに括り付けるテープが2本あるだけのシンプルな板です。
実際試してないので何とも言えませんが、おそらくBHIのホルスターとも穴が合うと想像しています。
とりとめもなく思うままに書いていたら長くなってきましたので、今回はここまでにします。
お読みいただきありがとうございました。