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映画「砂の城」に出てくるグリーンベレー?装備考察

先日NETFLIXで「砂の城」を鑑賞しました。

2003年のイラクが舞台の映画です。
詳細やあらすじはネットで調べればいくらでも出てくるので割愛します。
陸軍一般モノなので、特殊部隊ファンの私にはあまり食指が伸びず今まで観ずにいました。
が、いざ蓋を開けてみるとちゃんと特殊部隊、しかもグリーンベレーと思われる隊員の出番が結構多く嬉しい誤算でした。

主人公の部隊がバグダッド郊外のバクーバという小さな村に派遣された際に、そこに駐留して治安維持、テロリストハントをしている部隊という設定ですので、任務を考えるとグリーンベレーなのかなと思います。
中でも隊長のサイバーソン大尉がかなりいい味出してます。

髭面はもちろん、Tシャツのチョイスやベルトに差したカスタムM9がいかにも特殊部隊な感じですね。
グラスを背中に掛けたり

ニーパッドを踝に巻いていたりと小技が光ります。

靴もそれらしいトレッキングシューズで抜かりないですね。
BDUぶった切りハーフパンツも履いています。
登場シーン自体はそこまで多くないですが、印象に残るシーンが多くしっかりキャラが立ってます。


クライマックスではしっかり彼らの戦闘シーンもあります。

サイバーソン大尉ではないですが、この隊員の腕時計はカシオのデータバンクだと思います。
(どの仕様かは特定できてませんが)


チープカシオをチョイスするあたりもナイスな考証ですね。
それでは最後に軽くサイバーソン大尉の装備を考察します。
Tシャツは赤いパニッシャーの物を着ていたり、Lynyrd Skynyrdの物を着ています。
アメコミ、バンドTはミリフォトでも鉄板なのでよく雰囲気が再現されていると思います。
アイウェアはオークリーのMフレームと思われます。
サイドのシルバーのマークからもオークリーと判断できますね。
ヘッドギアはリアルツリーっぽいキャップを被っているシーンが多いです。

この辺の柄のチョイスも個人的にはツボです。
戦闘シーンではMICH2000系を被っています。

アーマーはCIRASのMARITIMEだと思います。
脇腹のパネルの形状、フロントの首元に見えるワイヤからLANDではなくMARと判断しました。


グリーンベレーではMARの方が採用率が高い印象なので、ここもリアルなチョイスだと思います。
ポーチ構成はざっくり下記のような感じだと思います。

・フロントはTAC-TっぽいオープントップのM4ポーチ(多分シングル)
・胸元はアドミンポーチ?&SFLCSっぽい形状のグレネードポーチ
・左脇にSAWポーチ
・右脇にMEDポーチ
・背面はBHIっぽいハイドレーションポーチ
というオーソドックスな構成のようです。
カラビナ等の小物もしっかり盛ってあり雰囲気抜群ですね。
グローブのベルクロを使って胸部に引っ掛けるのも小技が効いてますね。
ちなみにこのグローブはオークリーのファクトリーパイロットグローブのOD色だと思います。

ホルスターは全体の形状とリリースボタンから、おそらくBHIのCQCホルスターの類だと思います。

M9はカスタムグリップ+シルバー色のバレルというかなり特徴的なカスタムです。
これは非常に真似したくなりますね!
次の休暇で帰国した際にマルイのM9を絶対改造しようと思います。
M4はRAS付き、ACOGにフォアグリップ、ライトというオーソドックスな構成です。

ストックもノーマルなエンハンスドタイプのものですね。
ライトはおそらくM951とかそのあたりのものだと思います。
塗装もしてあって、2000年代初頭の陸特M4の特徴をしっかり押さえてあると思います。
主人公達の装備も素人目ですが雰囲気ばっちりなので、おそらく装備考証は映画としてはかなりリアルな部類に入るのではないでしょうか。

映画の中身には何も触れていませんが(笑)、普通に飽きずに見れたので、陸一般のみならずグリーンベレー好きの方にも隠れた逸品だと思います。
今CIRASが着たくてたまらないので、次サバゲが出来るチャンスはサイバーソン大尉オマージュの初期イラク装備で行こうと心に決めました。
お読みいただきありがとうございました。
初期アフミリフォト考察⑪ ウッドランドBDU着用例

先週は束の間の帰国で妻子に会い、鋭気を養ってきました。
今年の初めあたりから見始めた海外ドラマ「ゲームオブスローンズ」の鑑賞がこっちにきてから加速し、ついにリアルタイム放送に追いついてしまいました。

今までいくつか海外ドラマを見てきましたが、ずば抜けて面白いです。
一言でいうと、NHK戦国大河ドラマとロードオブザリングを足して二乗した感じです(笑)
登場人物がやたら多く固有名詞も創作の物ばかりなのですが、不思議と話を見失うことなく楽しめます。
おそらく基本時系列が入れ替わらないで話が進行するのと、クセの強いキャラクターが多く覚えやすい&ばんばん死にまくるから忘れても大丈夫だからだと思います(笑)
複雑な時系列入れ替えや、忘れた頃の伏線回収はほぼ無いので、死んじゃっだキャラは基本忘れても問題なしです。
現在最終シーズンが毎週放映中なので、見始めるなら今が一番ホットな時だと思います。
テイスト的に好き嫌い分かれると思いますが、この手のジャンルとしては完成度MAXレベルだと思いますのでお勧めです。
それではそろそろ本題に入ります。
今回もすっかりシリーズ化してきた感のあるミリフォト考察です。
というかこれくらいしかブログのネタがありません(苦笑)
ちょこちょこ本ブログで書いていますが、今回は初期アフグリーンベレーにおけるウッドランドBDU着用例をまとめてみました。
まずは過去記事に登場した写真のおさらいです。


英BBCの「CORRESPONDENT Special Forces: Taleban Patrol」というドキュメンタリー番組の一幕です。
部隊は20th SFG、時期は2002年か2003年の秋~冬頃と思われます。
上下ウッドランドに縦BALCS、耳にCOMTAC1と思われる機器を着けています。
初期アフでは中々レアな井出達ですね。
関連記事:初期アフ映像考察 BBC「Taleban Patrol」編 PART1
次です。

おそらく7th SFGに所属されていたと思われるJames Michael Mauldwin氏です。
上3C、下WLのツートンです。これまた珍しい構成ですね。
なんでツートンにしているかは不明ですが、単純にカッコいいです。
遠目でも誰なのかすぐに識別できるようにしたのかもしれませんね。
私も昨年のギアレボでこのツートンをオマージュしました。
関連記事:初期アフミリフォト考察② James Michael Mauldwin氏
次です。

19thに所属されていたRobert Richmond氏です。
本人が書いたと思われるwebサイトにWLを着ている理由が下記のように記されています。
「Although US forces normally wore dessert Camy\'s I wore Standard BDUS since we issued those to the Afghanis and I was only one of two American\'s there. I didn\'t want to be sniper bait.」
なるほどですね!
この情報をウンチクとして持っておけば、初期アフ装備で堂々とウッドランドが着用できますね。
関連記事:初期アフミリフォト考察① Robert Richmond氏
次です。

トップ画像にもしましたが、本ブログでは初の写真です。
上下WLでWLのブーニーハットまで被っています。
左に座っているおじさんは19th所属のReglo Zapata Jr.氏ですので、WLを着用している方も同じく19thの可能性が高いですね。
他の写真でも一緒に写ってますし。

こうして見るとそれなりに初期アフWLの使用例は出てきますが、3rdや5thと思われる隊員の使用例はまだ発見できていません。
7thや19thや20thが派遣されたのは3rdや5thよりも遅いので、先行して派遣されていた3rdや5thの教訓を得て編み出した運用なのかもしれませんね。
初期アフ以降はウッドランド着用例はわんさか出てきますしね。
数年前まではカーキのナイロン装具にウッドランドと言えばグリーンベレー装備のイメージだったのですが、今ではすっかりMASOCにお株を奪われてしまいましたね。
ちなみに先週日本に帰った際に、家から下写真の本をハンドキャリーしてきました。

上記でも書いたReglo Zapata Jr.氏のアフガン派遣時の自伝です。
まだほとんど読めていませんが、もしかしたらウッドランドに関しても何か書いてあるかもしれませんね。
ある程度読み進めたら記事にしていこうと思います。
書籍は引っ越し荷物で発送して検閲されると色々と面倒そうなので、全部日本の家に置いてきました。
帰った際にちょこちょこハンドキャリーで持ってこようと思います。
お読みいただきありがとうございました。