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 Posted by ミリタリーブログ  at 

ヴァルハラ




先週の土曜日に千葉のフィールド「ヴァルハラ」定例会に友人と3人で参加してきました。
人数は60人程度で、フィールドの規模的にはこれ位が快適に遊べる上限といった感じでした。
私は当フィールドは1半年振りの2回目の参加となります。

フィールド所感を書いて行こうと思います。
ヴァルハラの一番大きな特徴は、フィールド中央部に壁に囲われた「進入禁止エリア」が存在することです。
写真のような壁に囲われた大きな区画が進入禁止になります。



進入は禁止ですが、エリア越しの射撃はOKなので、思わぬ射線が通る箇所がいくつかあります。


フィールド全体としては高低差がほぼ無く、開けています。


所々バリケードが点在しています。





本格的な塹壕もあり、気分が盛り上がります


狭い範囲ですが背の低い木々が生い茂る林エリアがあります



フィールド中央に鎮座する進入禁止エリアの存在により、まずスタート時に「右回りか左回りか」を判断することになります。
あとは基本一本道を進み出会った敵と正面衝突、というシンプルな展開になりがちです。
毎度2正面で押し合いというシンプルな戦況なので、状況把握は容易です。
動線が大きく制限され、見通しも良いため50人も参加者がいれば迂回や裏取りはほぼ不可能です。
バリケードは程よくありますが、視線は遠くまで通る程度の密度なので、基本遠距離でお互いを認識して撃ち合う場面が多いです。

このようなフィールド構造により、下記のような一長一短があると私は考えています。

長所
・敵がどこにいるかすら分からない状況で討ち取られる場面は少なく、モヤモヤしながら退場しなくて済みます。
・基本正面同士の戦闘なので、援護射撃や声掛けで連携してジリジリと前線を上げるという楽しさが味わえます。
・戦況が誰でも把握しやすいので、無線機を装備した味方で右と左に分かれれば、有利な正面に増援して力押しや、ピンチの救援に行ったり等で共闘感を味わえます。
・進入禁止エリア越しの射線は意識していない方向からの奇襲になるので、良いスパイスになっています。
・純粋な射撃のテクニックや銃の性能で有利に運べる場面が多く、磨いたテクニックや手間隙かけたカスタムが戦果に直結します。


短所
・迂回や裏取りの選択肢が皆無なので、ただただ撃ち合いに終始するゲームが多く、飽きがきやすいです。
・基本正面同士の押し合いなので、ぶつかった戦力が拮抗していると膠着してそのままゲーム終了となります。
・見えているけど実は弾が届いていない状況が多く、有効射程の距離感に慣れていない人は「当たってんじゃないの?」とやきもきする事があります。
・射撃の腕と銃の性能差がはっきり出るので、腕も銃も発展途上の初心者の方にとっては辛いものがあると思います。

上記のように、フィールドの特徴からくる要素を良しと思うか悪しと思うかで、評価は分かれると思います。


次にゲーム内容です。
最初、復活無制限戦を裏表実施しウォーミングアップ&フィールド慣熟。
その後は各陣地を回しながらひたすらフラッグ戦で復活無しor制限付き復活、フルorセミ制限等のバリエーションでした。

スタート時に両陣営左と右に戦力を振り分けますが、ぶつかる相手との戦力差が無いと膠着し、ある程度戦力差があると突破しフラッグゲットというのが基本的な展開でした。
両正面とも戦力差が無く、膠着してしまうとやりようが無く、そのまま弾と時間を浪費して終わるので不完全燃焼な感は否めませんでした。

逆に彼我の左右前線戦力がアンバランスで両前線とも戦力差がある試合では、突破する側であっても押し負ける側あっても、戦況に動きがあり楽しかったです。
突破する側になったゲームで運よくフラッグゲットできました。



実は前回来た時もフラッグゲットできたので、私はこのフィールドとの相性がいいのかも知れません。


最後に運営の印象です。
まず弾速チェックはフィールドが用意した弾を銃に装填して測定しており、かなりしっかりしている印象でした。
時間は掛かりますが、不正対策としては高い効果が望めるので良い判断だと思います。
(チェック後隠れてばね交換等をされればアウトですが、、)

朝のブリーフィングは長時間に渡りましたが、丁寧で誠実な説明と適度なジョークも挟みつつ好印象でした。

「明快なヒットコールは大切な事だよ」と伝えたいフィールドの想いが随所に見て取れ、素晴らしいと思いました。
特に戦闘中にヒット者に対してスタッフが見える限り必ず「ナイスヒットコール!」と賞賛していて、清清しい気持ちになりました。
「ヒットされたら相手と周りに分かるように示して、邪魔にならないように速やかに退場する事は、一緒にプレイしている人への礼儀である」という事を改めて意識させてくれました。

私は自分を撃った人が「1キルできた」事をしっかり認識できるよう、いつも大きなヒットコールと一緒に射線の先に手を振ってアピールします(逆の立場でそうしてくれると嬉しいからです)。
バリケードに引っ込む瞬間等に被弾した際、相手が自分をキルできたかちゃんと分からせないでそのまま退場してしまう方がいますが、逆にそれをやられたら嫌ではないのかな?と思ってしまいます。
ヒットコールの所作はその人の人間性が丸出しになる瞬間だと思いますので、いつも色んな方のヒット時の対応を観察しています(笑)


シンプルな構造故に、良くも悪くも分かりやすい展開&正面きっての銃撃戦が多くなるフィールドだと思います。
親切で丁寧なスタッフによる安定感のある運営で、セーフティエリアの居心地や水周りの設備、駐車場の規模等は快適で全くストレスを感じない水準だと思います。
500円割引券も毎度いただけるので、また折りあらば遊びに行きたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。  


2017年06月30日 Posted by 4039  at 00:32Comments(0)サバイバルゲーム

シュマグ染色



今回はどのご家庭にも1枚は必ずある「シュマグ」に施した加工について書きます。

私は銃や装備品の「使用感」を演出するために敢えて汚したり、エイジング加工を施すことが多いです。
模型用塗料や「との粉」を使って土や砂の表現をしたり、ペーパーを掛けて色を落としたり傷を付けたりします。

使用している模型用塗料はラッカースプレーやウェザリング用のペン、ウォッシング用のエナメル塗料、パステル等模型工作では一般的なものばかりです。
中でもタミヤの「ウェザリングスティック」は非常に手軽に土、砂汚れが再現できるので重宝しています。


適当に塗って指で延ばしたり、手に少量付けて塗りつけるだけでいい感じに仕上がります。



また「との粉」はナイロン装具等に振り掛けるだけで完璧な砂埃表現ができます。
しかし定着せず舞い落ちるのが困りモノです。


しかし、シュマグに関しては肌に直接、しかも口元に来るものなので塗料やとの粉は使えません。
洗濯もしますしね。

そこで私が考えついたのが「コーヒー染め」です。
食品であるコーヒーであれば、体に悪影響無くシュマグの雰囲気を増せると思いました。
用意したものは下記です。
・粉末コーヒー(100均)
・食塩
・水
・鍋

シュマグは白黒のものを持っていますが、白がキレイすぎて他の装備から浮いてしまうのが悩みでした。
色比較のため&首に巻くボリューム感を落ち着かせるために半分に切りました。


鍋に水を張り火をかけ、コーヒーを適当に入れます。
飲むわけではないので世の最低限のコーヒーでOKです。
私は100均で売っている中で、さらに一番内容量の多いものを選びました。


コーヒーが溶けたらシュマグを漬け込み、10分ほど煮込みます。


次に火を止め、食塩を入れかきまぜます。


食塩を入れることで色止めの効果があるそうです。
食塩が全て溶けたくらいでシュマグを取り出し、水で数回すすぎます。
後は乾燥させれば完成です。


写真では分かりづらいですが、白の部分がうすら茶色くなり、ほのかなコーヒーの香りをまといました。
茶ばんだおかげで、他のばっちい装備たちとの親和性がグッと増しました。
洗濯を繰り返すとまた眩しい白さを取り戻してしまうかも知れませんが、お金も手間も掛からないのでまた染め直せばOKですね。

大きい鍋さえあれば、BDU等も染められると思います。
染色料によってはナイロンも簡単に染められるようなので、染色は装備加飾の展開を大きく拡げる可能性を秘めているかもしれません。

お読みいただきありがとうございました。
  


2017年06月22日 Posted by 4039  at 21:24Comments(0)鉄砲小技紹介

「ホロサイト」 レプリカ



「ホロサイト」に関して前回の続きです。
前回は実物の原理等をまとめました。
前回の記事「「ホロサイト」」

今回は私の所有するレプリカについて書いていこうと思います。

「ホロサイト」のレプリカは軒並み形状のみの再現で、作動原理は「ドットサイト」と同じです。
(ホログラフィーを用いたレプリカは私は見たことがありません)

この記事では米軍での採用実績の多いEOTech社のモデルについて書いていきます。
EOTech社のモデルは多岐に渡りますが、グリーンベレーで使用されているのを多く見かけるモデルは下記と認識しています。

モデル551



下の552を短くしたようなずんぐりむっくりの形状です。
2000年代前半から使われているイメージです。
同じく米陸軍特殊部隊のデルタフォースでも使用例をよく見かけますね。


電源は単5電池×2本ですが、レプリカではLR44のボタン電池対応のものが多いようです。
LR44は安価なので助かりますね。


モデル552



私の中ではEOTech社のホロサイトといえばこの552がイメージされます。
こちらも551と同じく、2000年代前半からすでに使われているイメージです。

電源は単三電池、レプリカも同じく単三電池のモデルが多く、
エネループ等を使えばランニングコストに関しては非常に安価なので、サバゲ事情的にも都合がいいですね。


モデル553



551と552の中間の長さで、他の2モデルより背が高いです。(視界をM4のフロントサイトの干渉から避けるため、とどこかで聞いた記憶があります)
また、ピカティニーレールへはクイックスルーレバーマウントでワンタッチ着脱できます。
SOPMOD BLOCK2 KITにある装備なので、支給が始まった2000年代中盤以降あたりから今でも余裕の現役の認識です。
グリーンベレーで使われている色はタンカラーが圧倒的に多いです。

電源は実物はCR123A×2本ですが、レプリカは単四電池のものが多いです。
CR123Aではランニングコストが高いので、これもありがたい変更ですね。


モデルEXPS3



551を更にずんぐりむっくりにしたような形状です。
電源はCR123A×1本です。レプリカも同じ仕様が多いようです。
私にはCRYEやPATAGONIAのコンシャツ&コンパン、ナイロン装具も基本マルチカムの隊員の銃器に付いている、ここ数年に使われ始めた程度の曖昧なイメージしかありません
(2010年~最新装備の知識はかなり不足気味です。。)


上記4モデルが、グリーンベレーで多く使用されているホロサイトという認識です。

レプリカは上記どのモデルも数千円~で市場に溢れております。
格好だけであれば入手には全く困らない状況ですが、光学サイトはサバゲでも重要な実用品のため、性能が伴っていないといけません。

私は552、553に関しては複数社のレプリカを試しましたが、ハリケーン社製以外のものはサバゲでは使い物になりませんでした。
ネットで調べる限り、551やEXPSも同様の傾向のようです。

ハリケーン社製以外のものは、
・レンズの反射がキツすぎる
・視界が暗すぎる
・レティクルの光量が低すぎる
・調整幅が足りずゼロインできない
等でサバゲでまともに使えません。
(光量に関しては高輝度LEDに換装したり電池の電圧を上げたりして頑張ったりしましたが、徒労に終わりました。。)
しかも製品個体差の当たり外れが大きいというのもよく耳にします。
安価なレプリカに手を出すと「安物買いの銭失い」言葉通り体験できますよ(笑)

ハリケーン製のレプリカは高額ですが(中古でも1万円切らない)、高品質で安心してサバゲで使えます。
性能面では文句ありませんが、外観は
・タンカラーが変
・マーキングやシールが一切付いていない
と、最低価格レプリカと比較しても再現度が低いです。
ここは別途塗装やシール、デカールの調達が必要になります。


私が所有しているハリケーン製レプリカは下記になります。

552タイプ



ヤフオクで中古で購入しました。
購入時から各種マーキングがシールで再現されていました。
晴天の屋外でもレティクルはくっきりしており、薄暗くなっても必要十分な視界明度は確保できます。
単三電池でランニングコストも安く、私の主力光学サイトの1つです。

553タイプ



メーカー純正のタンカラーの「コレジャナイ感」が凄まじかったので、
色は塗装前提で探し、ブラックが中古で安く手に入りました。

タミヤのタン色スプレーで塗装し、水転写デカール貼り付け後クリア塗装、ウォッシングし、
ラベルは中野WARRIORS特製シールを貼り付けました。

バンバン使っているのでカバーの塗装が特に剥がれてきています。
この部分は本物はアルマイト染色だと思うので、色落ちの具合は全く違く「リアル」ではないかもしれませんが、これはこれで使い込まれた雰囲気があるのでよしとしています。
使い勝手は552と同様問題なく、長い間愛用しています。

ハリケーン製が高性能なのは有名なので、ヤフオク等を見るとハリケーン製でないのに「ハリケーン製」や「ハリケーン製だと思います」等の記載をしている出品をたまに見かけます。
前回の記事でも書きましたが、ハリケーン製は裏面にメーカー名の刻印がありますので一目瞭然です。


ハリケーン製とあるのに不自然に安い場合は、裏面を確認してみてください。

この記事がホロサイトレプリカ選びの参考になれば幸いです。
次回はレンズ防弾対策のちょっとした加工を紹介しようと思います。

お読みいただきありがとうございました。  


2017年06月18日 Posted by 4039  at 00:30Comments(0)鉄砲

「ホロサイト」



私が所有しているガンアクセサリーを少しずつ紹介していこうと思います。
私は2001年以降のグリーンベレー装備ファンなので、自ずとグリーンベレーで使用実績のあるアクセサリーが中心になります。

今回は「ホロサイト」です。
各国軍特殊部隊、法執行機関等で広く使われている有名な照準器ですね。





レプリカも大量に市場に出回っており、メーカーを選ばなければ数千円のものもあり、入手自体は非常に容易といえます。

まずは「ホロサイト」の原理等について少し書こうと思います。
「ホロサイト」と言えば下写真のイメージが浮かぶ方が多いと思われます。


しかし写真のEOTech社のサイトの正式名称は「Holo-graphic Weapon Sight」というらしいです。
ちなみに「Holo Sight」はBushnell社の商標のようです。
(よく装備話題に出てくる「ベルクロ」や「マジックテープ」も商標ですよね)

この記事では以後、「Holo-graphic Weapon Sight」や「Holo Sight」等の、ホログラフィーを用いた照準器全般を「ホロサイト」と呼称します。

それでは次に「ホロサイト」とは何ぞや?という話です。
私なりに理解している内容なので、事実とは異なる点があるかもしれません。
なので詳しい方も詳しくない方も、話半分程度に読んでいただければと思います。

「ホロサイト」は、同じような光点レティクルを投影する「ドットサイト」とは原理が異なります。
「ホロサイト」と「ドットサイト」の概略図が下図になります。
左が「ホロサイト」、右が「ドットサイト」です。


「ドットサイト」はLED等の光源をハーフミラー状のレンズに反射させて、射手の目にレティクルを投影させています。
原理としてはガラスに当てたライトの光が反射して見える、という身近な現象と同じなので、直感的に分かりやすいですね。

一方「ホロサイト」はというと「ホログラフィー」という技術を用いているそうです。
光は波動としての性質も持ちますが、光の位相の情報も盛り込んだ投影方法が「ホログラフィー」ということらしいです。
ホロサイトではレーザ光を出力し、3次元的な像を投影しています。
概略は下記のようになります。


図の「再生像」がレティクルということになりますね。
私は本物のホロサイトを覗いたことが無いので体感はわかりませんが、理屈としてはレティクルが「浮かんで見える」といったところでしょうか。

身近なところではいわゆる「キラカード」にホログラフィーが使われていますね。



原理をざっとまとめたところで、「ドットサイト」と比較した場合の「ホロサイト」の長所をまとめておこうと思います。
・「ドットサイト」はハーフミラーレンズを通した視界となるため、一部の光は反射して透過しない=肉眼より暗くなってしまいますが、
「ホロサイト」のレンズは故意に光を反射させる必要が無いので、「ドットサイト」より肉眼に近い視界になるようです。

・「ドットサイト」はハーフミラーレンズ故、相手側から見てもレンズに光が反射して見えるので、被発見リスクが高まります。
「ホロサイト」はドットサイトに比べて反射が少ないのでそのリスクは低くなります。

・「ドットサイト」はレンズが破損したり歪んでしまった場合、照準がずれてしまいますが、
「ホロサイト」はレンズの反射を利用していないので、レンズが破損したり歪んだりしても問題無く使用する事が出来るそうです。

「ドットサイト」に対する「ホロサイト」のデメリットは高額な点が挙げられます。


実物の「ホロサイト」を強引にまとめたところで、私の所有しているレプリカについて書きます(実物は高すぎて購入検討したことすらありません)。

私は今まで数社のEOTech社タイプのレプリカを購入しましたが、サバゲで実用に耐えるものはハリケーン社製のものだけでした。


ハリケーン社製のものは裏側に社名刻印があるので一目瞭然です。
信頼の「MADE IN TAIWAN」ですね。



少し長くなってしまいましたので、次回レプリカの詳細を書いていこうと思います。
お読みいただきありがとうございました。  


2017年06月15日 Posted by 4039  at 22:47Comments(0)鉄砲

壁面収納のすすめ



今回は私の収納術をご紹介したいと思います。
私はお気に入りのエアガンや雑貨を壁面収納しています。
部屋のスペースを有効利用できる上にコレクションをインテリアとして飾り付けられるので、まさに一石二鳥です。

私が使用した材料は下記になります。
・有孔ボード×2(黒塗装、90cm×180cm、孔ピッチ35mm、厚さ5mm)
・2×4材×3(設置する壁面の高さ-50mm以上の長さ)
・「PILLAR BRACKET」×3
・木ネジ複数
・各種有孔ボード用フック複数
・パイル&フックシート「マジクロスシート」

材料費は全部で1万円程度でした。
簡単に作り方を解説したいと思います。

1.支柱作成
2×4材を設置したい壁面の天井までの高さ-50mmの長さに切り出します。
片方の先端に「PILLAR BRACKET」を装着します。


有孔ボードの面積によりますが、最低2本必要です。
「PILLAR BRACKET」の商品ページにイラスト付きで説明があります(http://www.pinkflag.me/pillarbracket/)。


2.支柱設置
支柱を有孔ボードの幅に合わせて天井に突っ張らせます。



3.有孔ボード取り付け
支柱に木ネジで有孔ボードを固定します。


あっけないですが、これで完成です。
あとは自由にフックを掛けて飾り付けるだけです。


4.飾りつけ
専用のフックが多数販売されていますので、用途に合ったフックを用意します。


私はエアガンやバックパック等、重いアイテムに関しては耐荷重のしっかり表記されているフックを使っています。
銃も一見不安定で落下しないか心配でしたが、置いてみると想像以上にしっかり固定され、ちょっとやそっとの干渉ではビクともしません。


歴史に残る程の大地震がきたら落下してしまう恐れがありますが、その時はその時です。
取り外しが少し面倒になりますが、100均等のワイヤー錠等で固定すれば更に安心ですね。

専用フックは意外に高額なので、小物や重くない物に関しては100均のフックを改造して使っています。


基本そのままでは有孔ボードに入らないので、いい塩梅にペンチで曲げています。

置いておくと中々に邪魔なヘルメットも、壁面に掛ければご覧のように「魅せながら収納」できてしまいます。


サバゲ後の汗で湿った状態でもここに掛けて部屋を換気しておけば、しっかり乾きカビたりせず衛生的でもあります。

せっかく集めたパッチも「魅せたい」と思いましたので、パイル&フックのシートを貼り付けました。


探してみると大面積のモノが意外と無く、ようやく見つかったのが「マジクロスシート」という商品でした。


30cm×25cmでamazonで1000円ちょっとでした。
1枚だと少し物足りないので、近々もう1枚追加しようか思案中です。
(50cm×50cmの大判もあったのですが、価格が5000円と高額なので辞めました。。)
継ぎ目を気にしないのであれば、100均の面ファスナーを複数購入して繋ぐ方が安価だと思います。


有孔ボードを活用した壁面収納自体はDIY業界で普及しているアイデアです。
そのため世の意識高い系DIYサイト等に色んなテクニックが山とありますので、興味を持たれた方は是非検索してみてください。
(RS 56式のストックに「ワトコオイル」を塗った時と違い、今回は私も意識高めに作業しました(笑))

ものの30分もあればフルレイアウトチェンジも簡単にできますので、装備拡張や気分転換に対応した模様替えも楽勝です。
しかも壁に直接穴を空けたりしないので、賃貸物件でも設置可能です。
ボードの撤去自体も10分かかりません。

・ニトリ等の「日常生活感満載」の収納グッズに軍装品を仕舞っている時にふと興ざめしてしまった経験のある方、
・お気に入りの銃や装備を常時飾っておきたい方
・省スペース化したい方
是非オススメです!
サバゲ前の準備&帰還後の後片付けが楽しくなること請け合いです。

ただ、ミリタリーに興味の無い知人、友人に見られると、爆笑されるか引かれるかのどちらかですので要注意です(笑)

何かの参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。  


2017年06月12日 Posted by 4039  at 22:36Comments(0)小技紹介自作,DIY

プレートキャリア遍歴 PART2

450

前回のPART1に引き続き、私のプレートキャリア遍歴をまとめていこうと思います。
PART1はこちら
プレートキャリア遍歴 PART1

前回最後に書いた「CIRAS」の重厚さにあてられた反動か、軽いプレートキャリアが欲しくなりました。
軽量キャリアはDBTの「FAPC」を所有していましたが、軍装備では使用例があまり無いこともありタンスの肥やしになっておりました。
そこで陸海空軍採用の大メジャー機種であるCrye Precisionの「JPC(Jumpable Plate Carrier)」の導入を目論みました。






できれば実物が良かったのですが、当時は今より更に高額だったのでレプリカを当たりました。
レプリカも複数社から出ていますが、一番完成度が高そうなのはMODI社のものでした。


購入当時、MODI社のものは下記が他社レプリカより優れていました。
・特徴的な肩のゴム部分の色、質感が実物に近い
・実物マルチカムの500D生地を使っている
・側面ウェビングがちゃんとマルチカム柄になっている
完成度が高い割りに価格は1万円を切っていましたので、かなりコストパフォーマンスに優れている製品だと思います。

小型軽量、洗練されたデザインによりかなり快適なプレートキャリアです。
軽快に動き回りたい時や夏場に重宝しています。



JPC導入にてFAPCはお役御免、立派にドナドナしてもらいました(購入時より高く売却できました)。

色々試してきましたが、現用米軍特殊部隊の王道とも言えるEAGLE社の「MBAV(Modular Body Armor Vest)」を手にしていないことは常に気がかりであり、丁度良いモノを入手できるチャンスは常に探っていました。
運よくL/XLサイズ、カーキ、民生品がオークションで安く出品されていたところで無事入手できました。
サイズに関しては迷いましたが、実際に着てみても大きいという感覚は無く、丁度良いくらいです(私は170cm/70kgです)。

調べてみるとミリフォトでもL/XLの着用率は高いようです。
MBAVのS/MサイズとL/XLサイズは胸部のMOLLE列数が違うので容易に見分けられます。

S/Mサイズ(左の隊員)
カマーバンドより上のMOLLE列数は3列です。


L/XLサイズ(右の隊員)
カマーバンドより上のMOLLE列数は4列です。


海外製品は日本製品よりも、サイズが表記に対して大きめな感覚がありますが、MBAVに関してはL/XLサイズでも違和感なく着用可能だと思います。
余談ですが、頭周りに関しては上記とサイズ感覚が真逆ですので注意が必要です!(日本人は超頭でっかちなのです 笑)

MBAVは米軍特殊部隊で息の長いアイテムということもあり、使い勝手は上々です。
・必要十分な拡張性
・体の動きを阻害しない形状、重量
・着脱しやすいデザイン

一言でいうと「色んな意味でクセが無い」という言葉が似合うと思います。
胸部、背中部のカット形状、前部に垂れ下がった肩ストラップが特徴的で、パッと見でMBAVと分かるのもいいですね。

現在私の主力プレートキャリアとして活躍してもらっています。





MBAVは官給、民生、同じカラーでも年代によって生地の色が違ったり、
1000Dと500Dのものがあったり、ソフトアーマー内蔵品があったりと、極めるには相当な知識、運、財力が必要です。
逆に、パッと見「MBAV」であればレプリカもピンキリで多数あり流通量も多いので、間口自体は広いと思います。
ミリフォトでの登場数もぶっちぎりで多いですし、もし米軍特殊部隊、とりわけMARSOCやグリーンベレーを再現したい方がいらっしゃったらMBAVがまずオススメだと思います。

現用装備に関してはMBAVとJPCを手に入れ、しばらくはこの2本柱でやっていく心づもりができました。

JPCやMBAVと平行して、ふとしたきっかけで「初期アフガン熱」が急上昇してしまい、初期アフガン主要プレートキャリアである「BALCS」探しの旅も始まりました。



こちらは別途記事にまとめてありますので、もしよければご覧ください。
SPEAR BALCSの旅

結果としては完成度の高いレプリカを入手し一件落着となりました。


オールドスクール装備は良い意味で「野暮ったさ」があり、見るのも着るのも面白いです。
ここ最近は初期アフガンODA装備にハマっており、ともすれば今年は初期アフガン一本で突っ走る勢いです。




以上が現在までの私のプレートキャリア遍歴です。
最近少しずつここ2,3年の最新グリーンベレー装備が気になり始めていますので、新し目のプレートキャリア模索が始まりそうです。

プレートキャリアは装備の中心となるアイテムですので、これからも様々な出会いと別れがあると思いますが、都度記録を残していければと思っています。

お読みいただきありがとうございました。  


2017年06月11日 Posted by 4039  at 13:24Comments(2)装備

初期アフガン靴 修繕記録



先日、初期アフ靴として調達した「ナイキ ACG AIR TARN」を紹介しましたが、
慣らし履きで見事にソールが剥がれましたので、今回はその修繕日記になります。

前回の記事はこちら
初期アフガン靴問題

95年製のモノを中古で格安で手に入れ、慣らし履き中に右足がご覧のようにバックリいってしまいました。


不幸中の幸いと言いますか、ソールと本体の境目でキレイに剥がれたのみで、両者単品で見れば劣化、破壊は皆無でした。
なのでこの両者を強力に接着し直せれば修復可能と判断しました。

ソール剥がれは一般的な靴でも「あるある」な不具合ですので、ネットで少し調べただけで山のように情報が手に入りました。
色々調べた結果、長い歴史と定評のある「SHOE GOO」という靴用接着剤を選びました。


アマゾンで1000円程でした。
内容量は100gで、今回片足のソール全面に塗って3分の1程度の消費量でした。

実際の作業を順に記載していきます。
ソールにSHOE GOOを適量塗り、貼り合せます


私は塗りすぎではみ出してしまい、はみ出しの除去に難儀しましたので、
はみ出さない程度に気持ち少なめが良いかもしれません。

浮きが出ないようにテープで巻いて放置


24時間~完全硬化らしいのですが、ここは安全を見て100時間ほど放置しました。
つま先部分が上手く接着できず、みすぼらしくなってしまいました。無念!


恐る恐る近所のコンビニまで小走り交じりで行ってみましたが、問題なく接着はできているようです。
今月末にサバゲの予定があるので、そこで実戦投入してみようと思います。

全身砂臭いカッコでサバゲする分にはOKですが、街履きにはちょっと耐えられないみっともなさになってしまいました。
なのでこのAIR TARN君はサバゲ専用靴として、第二の靴生をスタートしてもらいます。
靴の補修自体生まれて初めての経験だったので、いい勉強になりました。
また壊れたら、頑張って直してあげようと思います。
(この趣味をやっていると「モノを大切にする気持ち」が醸成されていきますね(笑))

初期アフガン装備は既に15年以上前故、資料やアイテムの市場流通量が少ないのが難しいところですが、
オールドスクールかつ、正規軍とは思えないような装備は私的に非常に魅力的です。
深みを極めるのは修羅の道だと思いますが、今後も知識を蓄えつつ独自解釈を交えながら、浅瀬でのびのびと装備集めをしていきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。

追記:
この記事の続きは下記になります。
初期アフガン靴 リベンジ」  


2017年06月10日 Posted by 4039  at 20:16Comments(0)装備初期アフガンフットウェア

プレートキャリア遍歴 PART1



現代装備の多くの装備構成で核となるプレートキャリアですが、今回は備忘録を兼ねて私のプレートキャリア遍歴をまとめておこうと思います。
プレートキャリアの類はかさばるため、私は用途が被るものは極力2つとも持たず、新調したら基本古い方は手放してしまいます。
(なので今回備忘録をつけておこうと思いました。)

私が初めて入手したプレートキャリアはDBT社の「FAPC(Fast Attack Plate Carrier) GEN2」でした。


10年以上前、ヤフオクで1万円で入手しました(Sサイズ、コヨーテ、カマーバンド無し)。
非常に軽量で快適だったのですが、
・MOLLEコマ数が少なすぎ、サバゲで最低限必要なポーチ装着ですら不足する
・拡張したくてもカマーバンド単品が全くもって見つからない
・米軍特殊部隊での使用例がほぼ無い
数年後、後述するMODI社のJPCレプリカ入手を機に手放しました(買ったときより倍近く高い値で売れました!)

FAPCでプレートキャリアのカッコよさにすっかり魅入られた私は、次にTAC-T社の「APC(Armor Plate Carrier)」を格安で入手しました。



中々使いやすくサバゲ使用回数は多かったですが、当時OD色があまり好みでなかったことや、米軍での使用例が確認できなかったことが不満でそのうち出番が少なくなり、タンス整理の際に売却と相成りました。(元が安かったので、売却価格もそれなりだったと思います)


やはり実際に米軍特殊部隊で使用されているものがいいと思い、新たに「安くて特殊部隊が使用しているプレートキャリア」を探しました。
当時はまだ貧乏な学生な上、知識も今より更に乏しい中出会ったのがCONDOR社の「MOPC(Modular Operator Plate Carrier)」でした。
Amazonで1万円強だったと思います(Mサイズ、タン)。


一応、グリーンベレーでも使用は確認されているようでした。


新品で安くて実物&現場使用装備ということで、飛びつきました。
安いですが作り自体はしっかりしており、安心して使えました。



愛用していましたが、やはりミリフォト等で見る「現場の装備」ではCONDOR社の製品はマイナーと言わざるを得ず、煮え切らない気持ちが沸々と湧いてきました。
社会人になり軍資金が増え、更ににわか知識をつけた私は「MOPCってなんか剣道の胴みたいでダサいし」と掌返しで一蹴し、MOPCと決別しました
(不要なポーチ類と抱き合わせで売却し、購入価格程度は回収できました)
過去の自分の否定=成長の証ですね!笑



どうです、似ていませんか?笑


MOPCと入れ替わりで入手したプレートキャリアが、BAE ECLIPSE社の「RBAV(Releasable Body Armor Vest)」のSF仕様、Mサイズ、カーキでした。


米軍の各特殊部隊御用達、バリバリ現役アイテムということもあり、ようやく「主役級」を手に入れた気分でした。


ミリフォトの使用例も枚挙に暇がありません。




私はヤフオクにて放出品を当時相場ではかなり安く、3万円で手に入れられました。
内側のお腹に巻くバンドが切り取られ、肩パッドはEAGLEの物に換装という隊員カスタムものでしたが、実用には全く支障がありませんでした。




最前線でたっぷりとバトルプルーフされたEAGLE社の「CIRAS(Combat Integrated Releasable Armor System)」の設計者が造ったプレートキャリアなので、非常に使いやすかったです。
素材が500Dナイロンのため非常にしなやかで軽量、肩の荷重負荷部がボリューミーで重さをしっかり分散しつつ、かつ腕の稼動やライフルの肩付けを邪魔しない絶妙な造形により、
着用している時の体との一体感は特筆すべき点だと思います。

とても気に入って愛用していましたが、グリーンベレー装備では王道中の王道であるEAGLE社の「MBAV(Modular Body Armor Vest)」への想いが断ち切れず、
手ごろなMBAVと出会ったタイミングを機に、後ろ髪を引かれる思いで手放しました。
(ショルダーパッドはMBAVで使うので外して売却しましたが、2万円以上で売れました)
今思えば、これは取っておいても良かったかなと少し後悔する程良い品でした。


次に入手したのが上記にも少し書いた、EAGLE社の重装プレートキャリア「CIRAS(Combat Integrated Releasable Armor System)」のLAND仕様、Mサイズ、カーキです。
CIRASにはLANDとMARがありますが、私は首元のグリーンのパイル&フックの有無で見分けています。

LAND


MAR


2000年代のグリーンベレーやMASOC等の代表的なプレートキャリアの1つだと認識しています。
(仕様はLANDではなく主にMARの方だと思いますが)



当時既に少し時代遅れ感はありましたが、米陸軍特殊部隊ファンとしては一度は通っておきたいと思い、入手しました。
1万5千円と、全盛期では考えられない程安く入手できました。



念願とも言えるCIRASでしたが、先に後継機種と言えるRBAVに慣れてしまっていたため、CIRASの重さと「着させられている」感に順応できず、
数回のゲーム使用であえなく手放しました。
カマーバンドが硬く着心地が良くなかったこと、MOLLEがこれでもかというほど付いており、
サバゲ程度の使用ではオーバースペックな拡張性だったことが個人的にはマイナス要因でした。
(相場は今や底値で安定しており、購入時と同じ価格程度で売却できました。)

意外と長くなってしまいましたので、次回に続けようと思います。

お読みいただきありがとうございました。
  


2017年06月08日 Posted by 4039  at 23:47Comments(0)装備

小技紹介「サイリュームホルダー」



今回は私がやっている「小技」を紹介したいと思います。

ラジオポーチ等に付いているサイリュームホルダー。


メーカーや状態によってはユルユルで、夢中でゲームをしていると差しているサイリュームやシャーピーがいつの間にか無くなっています。


IRサイリュームだと1本数百円するので、無くすと地味にその日のテンションに響きます。。
(マガジンなんかと違い、落し物で拾ってもらえる可能性も低いですし。)

なので私は脱落防止対策をしています。
ほぼ無料で、2分でできます。

必要なものは輪ゴムのみです。
外観には出ないので、高ーいUS輪ゴムにする必要は無しです。
安定のオーバンドがオススメです。


輪ゴムを1,2本サイリュームやシャーピーに巻きつけます。


その状態でサイリュームホルダーに差し、バンドに隠れるように輪ゴムの位置を調整すれば完成です。


輪ゴムのグリップ力により摩擦力がUPし、抜けなくなります。
手軽に出来る割に効果はてきめんです。
輪ゴムを外せば全て元通りになりますしね。

ちなみに写真で使っていたポーチはPARACLETEの実物ラジオポーチです。
状態とタグを見る限りPRE-MSAですが新しく、結構美品なので劣化等は少ないはずですが、バンドは最初からユルユルで差したモノがスポスポ抜け落ちます。。
実際の現場の方は脱落に困っていないのか?どうやって抜け落ち防止をしているのか?気になるところです。

お読みいただきありがとうございました。  


2017年06月07日 Posted by 4039  at 23:10Comments(0)装備小技紹介

初期アフガン靴問題



数年前から少しずつ初期アフガン装備を集めているのですが、一番悩まされているのは「靴」です。
・初期アフガンのミリフォトの絶対数が少ない
・その中で靴まで映っているものは更に少ない
・その中で靴のディテールまで分かるものは更に更に少ない
・ディテールまで見えても、20年~15年前の靴の情報が乏しい
・幸運にもモデルが分かったとしても、中々見つけられない
・該当モデルが見つかったとしても、条件が合わない(サイズ、色、劣化具合、価格)

と、非常にハードルが高いです。
私にはささっとネットで調べれば出てくる、
・パナマソールの官給デザートブーツが鉄板?
・OAKLEYのSIブーツとDANNERのコンバットハイカーは時期的にグレー?
程度の知識しかありません。

なので、現在はとりあえずそれっぽいデザートブーツのレプリカを履いて凌いでいます。


新品を買ったその日にタミヤの塗料で超適当に汚しました。
夜な夜な新品の靴を模型用塗料で汚すなんて趣味は、胸を張って変態と言えますね(笑)

このレプリカブーツ、非常に安価でしたが出来は悪くなく、軽量なこともあって十分実用範囲です。
しかしここはやはり「個性のある語れる靴にしたい」という思いがふつふつと湧きあがり、初期アフガン靴探しの旅が始まりました。

まずはとにもかくにもミリフォト漁りです。
私が確認した数少ない「靴までよく映っている」初期アフガン写真の一部です。




それなりにディテールまで分かりますが、私の知識不足、情報収集能力不足もあってモデル特定ができませんでした。

そこでアプローチを変え、90年代後半のトレッキングシューズについて調べてみました。
今やサバゲーマー御用達の「MERRELL」も1981年創業なので、年代的にはアリということで調べましたが、日本で流行ったのは遅かったためか国内での当時のモデルの流通は皆無でした。

そうこうしながら私が行き着いた先は、誰もが知るメーカー「NIKE」でした。


NIKEは91年に「ACG(All Conditions Gear)」というアウトドアブランドを立ち上げており、当時日本にも相当数入ってきていたらしく、現在でも当時のモデルが中古で手に入る状況です。
しかも人気が無いのか非常に安いです。

ロゴは大まかに2種類あるようです。

旧ロゴ


新ロゴ


90年代中~後半に新ロゴになりましたが、数年後には旧ロゴに戻ったようです。
しかし最近のACG製品は新ロゴ旧ロゴ入り乱れているので、ロゴの偏移は複雑で一口に「旧ロゴだから〇〇年以前のモノ」とは断定できなさそうなので注意が必要です。

米兵の中にアフガニスタンやイラクに派遣される際にNIKEのACGを履いて行った方がいたかどうかは定かではありませんが、
ミリフォトで見かける靴の種類は十人十色ですし、初期アフガン戦記「ホース・ソルジャー」には、靴は市販品を購入したというような記載があったと思います。(記憶違いでいたらすみません)
なので「ナイキ好きな隊員がACGを買って使っていたかも」という妄想を働かせ自分を納得させました(笑)

「ホース・ソルジャー」は9.11直後のグリーンベレー隊員のアフガニスタン派遣~タリバンとの戦いを描いた戦記です。
ジェリー・ブラッカイマー製作で映画化もされますので、未読の方は是非おすすめです。
(ジェリー・ブラッカイマーはかなり前からこの作品の映画化権を買っていたそうです)




そんなACGの中で私が出会ったのが、下の写真の95年製の「AIR TARN」というモデルです。
ACGの中でも最上位モデルだったようです。
ヤフオクにて、クロックスに毛が生えた程度の価格で買えました。


一見シンプルなトレッキングシューズですが、所々ナイキ感が出ています。
スウォッシュマークもさりげなく側面にあります。


ソール裏に旧ロゴが確認できます。


字が擦れていますが、95年製ということがかろうじて確認できます。


最新トレッキングシューズに比べれば少し重く、硬い印象を受けますが、履き心地は良いです。
デザインも今の目で見ても中々なので、ヴィンテージスニーカー感覚で普段履きもいけそうです。
ゴアテックス張りで完全防水なのも素晴らしいです。
しかし残念なことに(予想通り?)慣らし履きをしている最中に「バリバリッ!」とソールが剥がれてしまいました...。


せっかく手に入れた初期アフガン靴なので、何とか修繕したいと思います!
次回はこの靴の修繕記をしたためたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。

追記:
続きの記事はこちらです。
初期アフガン靴 修繕記録」  


2017年06月05日 Posted by 4039  at 22:56Comments(0)装備初期アフガンフットウェア