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 Posted by ミリタリーブログ  at 

ASOLO FSN95 GTX



今更感MAXですが、先日、長年欲しかったASOLO FSN95をようやく手に入れたので記事にしようと思います。
今回は初期アフ以外の時期で、しかもグリーンベレー以外の方にも参考になるかもしれない内容です。
当ブログでは大変珍しいですね。まあニッチなのは変わりはありませんが(笑)

この靴がどれほど米軍特殊部隊ファンにとって大切な存在なのかは、ネットで調べていただければ偉大な先人方が沢山説明や使用例を挙げてくれていますので、ここでは詳細説明は省きます。
TMCからレプリカも出ちゃうくらい「皆欲しいよね!」な靴ですよね。



とりあえず「だいぶ前から最近まで、あらゆる米軍特殊部隊が使ってる」という認識で間違いはないと思います。
先月号のコンマガでもグリーンベレー特集で紹介されていましたね。

非常につぶしが利くマスターピースなのでずっと欲しかったのですが、靴はサイズとの巡り合わせがあり、サイズが合っても躊躇する価格だったり、あとは痛ましい加水分解の惨状報告や「ソール交換の悲劇」を何件も目の当たりにしており、調達に二の足を踏んでいました。
ところが先日ふらっと彼の地の海岸を巡回していると、サイズOK、ソール状態も写真では問題なさそうな個体が、渡航費入れても諭吉さんが出動せずに済む価格で出品されておりました。


ほぼ脊椎反射的にBUY IT NOW!!!でした。

そして先日無事に届きました。


金具が少し錆びていたり、


一部綻んでいたり、


後ろにマジックで何か書かれてしまっていますが、


ソールの劣化に関しては問題なさそうです。
落書き含め全体的なやつれ具合は私にとってはむしろ「プラス」です(笑)

試しに夜中にこんなゴツい靴を履いて近所を急にダッシュしたりストップしたり、急にしゃがんだりジャンプしたり、ターンしたりスキップしながらニヤニヤ顔で徘徊しましたが、ソール含め全く問題なしでした。
もし誰かに目撃されていたら、今後のご近所付き合いには問題ありですが(笑)

サバゲはさらに過酷な負荷が掛かるのでまだ安心はできませんが、ひとまず「箸にも棒にも掛からない」状態ではなかったです。
先日のギアレボでちょうどMUNAGEさんがFSN95を履いていたので話を聞きましたが、MUNAGEさんの個体は入手当時「インソールに指がズブッと入る」状態だったそうです(苦笑)



そしてモンベルでソール張替えを行い、つま先のASOLO刻印が消えソールの色が一部変わるという世にも恐ろしい「アゾロあるある」を体験されていました。
この恐怖体験はFAT4さんもしておられ、以前ブログに綴られております。
ASOLO FSN 95 GTX TAN vol.1
ASOLO FSN 95 GTX vol.2

ちなみに盟友Bucket Head氏もFSN95を長年愛用していますが、彼の個体はガタひとつ来ていないそうです。
入手前含めた保管状態の差が大きいと思いますが、製造時期等によって品質自体にバラつきもあるのかもしれませんね。


ここまではまあどなたも「そんなの知ってる。」「ああ、あるある。」な内容だと思います。
ここから先は「おお」と思ってくれる方も数名はいらっしゃるかな?と思います。

今回、私は2004,5年以降のODA装備用にこの靴を調達しましたが、「一体いつから発売されたんだろう。ひょっとしたら初期アフでもあり?」とふと疑問に思いました。
そこでGoogle先生のもとを訪ね調べてみると、密林のFSN95の製品ページに「2001年にFusion 95の名で発売開始。同年米雑誌「BACKPACKER」にて受賞されました。以来名称を「FSN」に変更し改良を加えながら現在もトレッキングの定番ブーツとして販売が続けられています。」とあります。
この時点で「初期アフいけるのか!」と嬉しく思いましたが、同時に「ひょっとしたら同じ製品でも年代で仕様変わってるんじゃね?」という疑問も噴出しました。
これはもう旧装備好きの職業病ですね(苦笑)
ちなみに、「FSN」は「Fusion」の略だったんですね。
これを覚えておけば、「あれ?FNSだっけ?いやそりゃフジテレビか」という不毛なセルフツッコミをしなくて済みますね(笑)

次に、Amazonの説明文で手に入れた「2001年にBACKPACKERで受賞した」というのを手がかりにGoogle先生を再訪しました。
するとなんと、まさに説明文にあった「BACKPACKERの受賞記事」そのものを見つけることができました。


BACKPACKERの2001年4月号にこの記事が載っていました。


これはもう「動かぬ証拠」ですね!
FSN95は2001年4月以前に存在していたというわけなので、9.11以降のFSN95の「オーパーツかどうか問題」に関しては何も心配無しという結論でいいと思います。

この記事の写真から見る限り、今回私の入手した個体と当時の個体でははっきりした仕様の違いは確認できませんでした。
この記事をご覧になっている方でFSN95を持っている方がいましたら、是非お手持ちの個体と写真を見比べていただければと思います。
どこか違う場合はコメント等いただけるととても嬉しいです。

正直初期アフ(個人的には、~2002年いっぱいくらい)ではオーパーツで使えないと思っていたので、まさか余裕で存在していたとはまさに「棚からぼた餅」状態です。
期せずして初期アフ靴コレクションが増えました。

履き心地も足全体が程よい締め付けで包まれる具合が相当良く、重さもサバゲ使いでも十分許容範囲で、無事に超お気に入りになりました。
彼には永く現役でいてもらう為に特別アンチエイジング部屋を用意しようと思います(後日記事にしようと思います)。
また、万が一の場合は微妙に変わってはしまいますがソール張替えができ、実用性は保てるのも保険が効いていると思えば嬉しいところです。
張替えによるロゴ消失と部分的に色が変わる問題に対しては先手を打って、ロゴ部を型取りして複製等が出来るかや塗装手法等の検討を進めておきたいと思います。

あとはゲームに投入して一発で「バリッ」と行かないことを祈るのみです。


ちなみに今回「BACKPACKER」の2001年4月号は全紙面を確認することができたので、他のページも見てみると色々ミリオタ知識として貴重な情報がありました。
GERBERの広告ページがあり、この時期のロゴが確認できたり、


CAMELBAKやORのロゴも確認できたり、


MERRELLのカメレオンの当時のモデルが分かったり、


(たしか以前morizoさんがコレ履いていたと思います。すごい!)

DANNER等の当時のモデルを確認できたり、


同じく米軍御用達のPetzlのTikkaも受賞していて特集されていたりします。


思いの外当時のアウトドア雑誌から得られた情報が有用で、1ページ1ページ捲るのがとてつもなく興奮しました。
中学生の頃、友達から「ふたりエッチ」の10巻を貸してもらって読んだ時と同レベルです(笑)

もっと興奮したいので、昔のアウトドア雑誌をかき集めてみようかなと思いはじめました。
各メーカーのロゴの変遷とかも分かってくるかもしれないので、研究しがいがありそうです。
先日の記事でも書きましたが、実はネットでは簡単に入手できないような情報が書籍には沢山眠っている良例だと思いました。
今後また何か判明しましたら都度記事で紹介していこうと思います。

お読みいただきありがとうございました。  


2018年10月27日 Posted by 4039  at 21:29Comments(2)装備フットウェア

ギアレボ 参加装備



先日のギアレボに参加した際の装備をまとめておきます。

今回も例に漏れず初期アフ装備です。
何のレボリューションもありませんね(笑)





先日記事にもした7th SFGのJames Michael Mauldwin氏の2002年頃と思われる写真をメインのイメージにしました。


上下ツートンと両足の黒装備、キャップをオマージュしました。




下記主なレシピです。
・BALCS with BHIコマンドチェストハーネス with CAMELBAK MULE
・SAFARILAND 6004(M92F)
・BHI M4レッグマガジンポーチ
・ALTA ニーパッド
・PRC148 with RACAL アーバンヘッドセット
・DCUジャケット
・BDUパンツ
・BUDWEISER RACINGキャップ
・OAKLEY STRAIGHT JACKET
・NIKE ACG
・PROTREK PRG-40
・M4
・M9
・ヒゲとカツラ

いくつか詳細を書いていきます。

BALCS
レプリカBALCS(おそらくSPECWARCOM製)に実物BHI旧型チェストハーネスと旧型CAMELBAK MULEを合体させた、ボリューム満点のメインコンポーネントです。

まずチェストハーネスですが、肩紐と本体はファステックスで簡単に外せるので、後ろ側を外してBALCSの背面MOLLEに通しています。


隊員放出カスタムでもELCSの背面パネルを同じようにBALCSの背中MOLLEに通して「前掛け」にしている例がありますので、それなりに説得力はあるのかな?と思っています。



このBALCSカスタムは過去記事にしています。
激シブ!カスタムBALCS

ただ、これだけでは肩のところがズレて着心地と取り回しが悪いので、何箇所か結束バンドで括りました。



こうすることでBALCSとチェストハーネスが一体として運用することができ、着脱や運搬が楽で着心地も向上しました。

背面もCAMELBAK MULEを一体化させました。


MULEの4隅のループに結束バンドを通し、BALCSのMOLLEに結んでいます。


これで肩ストラップの煩わしさから解放されます。
これも元ネタらしきものは一応あり、ドキュメンタリー番組「Profiles From The Front Line」で、19th SFGのMIKE大尉が肩ストラップを使わず背負っているように見えるシーンから想像しました。


こうして3アイテムを一体化させ、サバゲ運用上はゲームし易くて便利でしたが、実際のグリーンベレー隊員の仕事を想定するとどうなのかな?とちょっと思います。
ドキュメンタリー番組等を見ていると、1日の中で車両で移動する際や現場先、役割によって、フル装備だったり何も着ていなかったりアーマーのみ着用したりしている場面があります。
アーマーとチェストリグ等を一体化させてしまうとこのような柔軟な装備の足し引きが出来なくなるので、逆に不便かも?と思います。
まあ実際の現場でも色々な考えの人がいたでしょうし一概には言えませんし、なにより「俺工夫したんだぜ!」という自己満足に浸れたのでよしとします(笑)

チェストハーネスのユーティリティポーチはLC-2のメディカルキットがあつらえたようにすっぽり入ったので、とりあえず入れておきました。


外観でも角ばった見た目になり、地味ですがディテールアップしました。
こういう細かいところの積み重ねは大事だと個人的には思います。

あとはIC-F3Sも目立つ位置に掛けてみましたが、存在感が良い感じです。


サイズ的に特小を仕込んだりは難しく、ましてそのまま使うには免許がいるのでただのオブジェになってしまいますが、初期アフ装備レベルは確実に上がると思います。
ミリフォト等でよく見るようにBALCSの縦MOLLEに引っ掛けていただけですが、走っても銃を構えても脱落することなく、かつ抜くのは容易だったので非常に理にかなった装着法だというのを身をもって体感できました。


BHIレッグマガジンポーチ


念願のアイテムが先日手に入りましたので、早速実戦投入しました。
コーディネートとしては足周りのアクセントになって非常に気に入りました。
2本ずつ計4本持てる大容量です。
ゲームのみ考えたら、これとダンプポーチがあれば事足りてしまいますね。
マガジンを締め付けるエラスティックバンドの力が強く、マガジンの出し入れが非常にキツくゲーム中の差し戻しは非常に手間取ります。
ただ、そのおかげでフラップをいちいち閉めなくてもマガジンが脱落することはないです。

差し戻しが実質出来ないので、別途ダンプポーチや空マガジンを処理できるポーチが必要となり、装備構成には少し気を使う必要があると思いました。

ちなみにTJ1さんはこのポーチのレッグストラップを外してCIRASに取り付けていました。


こういう工夫は大好物です。参考にさせていただきます。


DCUジャケット&BDUパンツ
初期アフ装備では珍しいツートンにしてみました。
元ネタはもちろんMauldwin氏です。


ツートンはお手軽に「なんか玄人感」が出せて中々いいですね(笑)
DCUはノンリップのポケット移動カスタムです。
以前記事にしましたが、縫製ほぼ無しのお手軽100均カスタムです。



ただ、度重なる洗濯で遂に糊がヘタってきました。
そろそろ補強しようと思います。

DCUのリップストップ、ノンリップ問題ですが、私の解釈は下記です。
DCUは最初期(90年代前半?)がリップストップで登場しましたが、格子状に日焼けしたり色落ちが激しいという問題等ですぐにノンリップに変更。
その後、90年代末にまたリップストップに変更された認識です。
なので、初期アフの時期はどちらも既に存在しており、どちらを着てもOKという考えです。
もしかしたら入隊時期や部隊によってノンリップかリップストップか分かれていたのかも知れませんが、まだ私はそこまで調べきれていません。
今後も調査は続けていこうと思います。

BDUも生地は悩んだ末、リップストップにしました。
BDUはノンリップとリップストップは平行して支給されており、熱帯地域用がリップストップ、温帯地域用がノンリップのようです。
じゃあアフガンやイラク等の乾燥地帯はどっちなの?と思い調べてみましたが残念ながら見つけられませんで、未だに謎です。
今回BDUを買ったWhite Rookの店長にも聞いてみましたが、「結構自由な感じだったみたい」と背中を押していただいたのもあり、ここは「特殊部隊だから自由」という便利な言い訳伝家の宝刀を振りかざして深く考えないことにしました(笑)
フィリピンODAはリップストップだったはずなので、流用も考えてリップストップを選んだ次第です。

また、今回の小技としては襟元にINOVAマイクロライトを引っ掛けたのと、


腕にシャーピーで血液型を書いたダクトテープを貼りました。


どちらもミリフォト等でよく出てきますよね。





お金を掛けずに完成度を上げられるのでお勧めです。
ちなみに米軍支給品と同じ仕様のダクトテープは「は!?テープのクセにこんなするのかよ!」と、100人中100人が思う相場ですよね(笑)
当日会場でも、くそ豚野郎さんとちゃっかりノリスさんとこの話題で盛り上がりました。

ただ、ここはケチらず高くても米軍仕様を調達されることを強くお勧めします。
似たようなOD色のテープはホームセンターや100均等で沢山ありますが、ツヤ感がぱっと見で全然違うレベルのものしか私は見た事がありません。
たかがテープ、されどテープ。意外と目立つので見てる人は見てると思われる部分だと思います。
少なくとも私とBucket Head氏は人の装備に貼ってあるダクトテープはいつもチェックしています(笑)


BUDWEISER RACINGキャップ


これもMauldwin氏オマージュです。


先日記事にしましたが、早速実戦投入しました。
購入状態ではきれい過ぎたので「との粉」で適度に汚して使いました。
いいアクセントになり大満足です。


M4


いつものように、マルイの次世代ウエイト抜きLIPO化したものです。
今回、マガジンを「MAG CINCH」を使ってダブルマガジン化してみました。


実物かレプリカか分かりませんが、我が家のアクセサリーBOXで眠っていたものを掘り出しました。
先日ご紹介した「エリートフォーセスPART1」でフィリピンODAのダブルマガジン運用を何人も目にしたので、オマージュしました。



ただ、初期アフミリフォトではダブルマガジン運用は皆無なので、砂塵が入る等でダブルマガジンはNGだったのかもしれませんね。
それとも単にダブルマガジンが有用になる戦闘を想定していなかっただけかもしれませんが。
フィリピンODAはストックマガジンポーチも運用していたりして、素早い弾倉交換を意識したセットアップが多いように見受けられます。
作戦地域に合わせたアレンジなのか?部隊の担当分野や文化なのかは分かりませんが、この辺の違いを深堀りすると面白いかもしれませんね。


今回、おそらく私の初期アフ装備至上MAXの盛り具合で臨みました。
ゲーム数が少ないギアレボだから問題ありませんでしたが、定例会で10何ゲームこなすのは到底持たないと思いました(笑)
これに実物のプレートとソフトアーマーを仕込んで実包を100発以上持って、「アンコ」でない荷物を背負って1日中荒野で活動していたと思うと、やはり本職の方は半端じゃないなと改めて尊敬しました。

当日、開会式や抽選会時や休憩時間に散歩しながらギアレボ以外の参加者の方も観察させていただきましたが、明確に初期アフ米軍装備の方は1名しか見当たりませんでした(苦笑)
写真を取り損ねてしまいましたが、DCU上下にBALCS+56式弾帯、PEQ2の載ったM4という「ベーシック初期アフ」装備の方でした。
他にも湾岸米軍装備と思われる方もいたりして、ギアレボ以外にもこだわりの実物系装備の方がいて良い目の保養になりました。

今年もあっという間にあと2ヶ月となってしまいましたが、過ごしやすい気候の内にあと1、2回はゲームに行きたいなと思います。
お読みいただきありがとうございました。  


ギアレボ


トップ写真は「捻くれオールド装備's in ギアレボ」です。

先日、サバゲ祭に参加していました。
サバゲ祭はアームズマガジン主催で、隣接する4フィールド(ユニオンベース、METユニオン、デザートユニオン、ヘッドショット)をぶち抜きで開催されるイベントです。
各フィールドはそれぞれのタイムテーブルに則ってゲームが開催されており、所謂フジロックやサマソニのような「フェス」形式でした。


参加者数は正確には知りませんが600人近くはいたと思います。



ユニフェスもそうですが、この規模のイベントをインフラ的にほぼ不便なく開けるのは地理的にも設備的にも、現状では日本でここだけではないでしょうか?
増え過ぎず減り過ぎず、この業界は今くらいの熱量でイイ意味で「日陰感」を維持したまま、変に注目されたりしないで細く長く継続して欲しいと個人的には思います。

臨時駐車場からピストン輸送で軽トラやピックアップトラックで会場まで輸送が行われていましたが、駐車場で着替えた参加者満載で次々運ばれる様子は中々圧巻でした。
私が第2駐車場で着替えていると、第1駐車場から会場に向かうトラックにぽん太一門が乗っており、「おーい」と手を振り合ったのがなんか戦争映画のワンシーンみたいで朝一からアガりました(笑)

会場は各協賛のショップが出ていたり屋台が出ていたり、抽選会が開催されたりして終日盛り上がっておりました。




そんなサバゲ祭の1コンテンツとして、ヘッドショットにて「ギアレボ」が開催されました。



なんとスパルタのレオニダス王がお出迎えです!
盾があと一回り大きければ、300の合戦シーンで映っていても違和感ゼロの完成度だと思いました。

参加者は感覚ですが70名程度だったと思います。
同じくMMR-Z主催の「ユルゲ」と「ギアフェス」の間のような雰囲気でした。
「ユルゲ」よりはスケジュールやゲーム内容がしっかりしていますが、「ギアフェス」程の規模や祭り感は無く、手ごろな感じでした。
「ギア〇〇」イベントへの初参加の方もかなり多かったのが印象的でした。

個人的に今回の目玉はMCBK勢の軍団感と、装備勢vsアーマー勢の交流戦だったと思います。
MCBKで身を固めたスタイリッシュな装備の皆さんが一同に会している様は非常に画になり、かっこよかったです。


アーマー勢との交流戦は非常に盛り上がりました。
アーマー勢の皆さんは体に風船を付け、風船が破裂すると機能停止し、拠点にある複数のエネルギータンク(風船)を全て割られても敗北です。


装備勢はセミ限定で被弾するとその場で負傷扱い、メディックのタッチで復活というルールでした。
風船が遠距離だとBB弾が当たってもなかなか割れず、これが非常に良い塩梅でした。
中々割れず苦戦する分、風船が割れてフィールド内に「バンッ」という音が鳴り響く度に歓声が上がり、チームの一体感が心地よかったです。
割られたアーマーの方も単なるヒットコールでは無く、機械のようにその場にへたり込んだりという演出をされていて最高でした。
ゲーム終了後はお互いの健闘を称え合って皆が握手を交わしており、ちょっと感動すら覚えました。


アーマー勢の中には上半身裸のような軽装の方もいて、風船が割れない限りヒットでは無いのでかなり痛い思いをしたと思います。
それでも怯まず最後まで撃ち返し続けて楽しいゲームを成立させてくれたわけで、惜しみない称賛をせずにはいられない素晴らしいプレーでした。
サバゲ祭でしか実現しえなかったゲームだと思いますし、とても貴重で楽しい体験をさせていただきました。


そんなギアレボですが、私は今回は盟友Bucket Head氏は参戦できなかったので「ぼっち参加」と相成りました。
装備はもちろん初期アフです。





先日記事にしたJames Michael Mauldwin氏の下記写真の装いを参考ベースに盛り付けしました。


装備の詳細は次回に書きます。

ぼっち参加で朝会場に入るまでは少し不安でしたが、行ってみるとお互い見知った顔の方に何人も会え、とても楽しく過ごせました。



ユルゲ同様、東北や愛知等から参戦されている方も沢山おり、MMR-Zの輪の拡がりを感じました。

相席させていただいた海の方(名前聞きそびれてしまいました)とも一枚撮らせていただきました。


ギアフェス、ユルゲ系のイベントには初参戦ということでしたが、またどこかでお会いできるのを楽しみにしています。

他にも、フィリピン バリカタン02か03時のODA装備を再現されている方もいらっしゃいました。


ますます2000年代初頭フィリピンODAをやりたくなりました。
BALCSはレンジャータイプのレプリカをカスタムされておりましたが、素晴らしい工夫がしてありました。


上半分がSFのように縦MOLLEにしてあり、下半分は横MOLLEのままです。
チェストリグ等を重ね着すると下半分は隠れるので普通のSFのように見え、単品使いだと部分的に横MOLLEに縫い直した隊員カスタム風として使えます。
下半分は基本マガジンポーチを付けるので横向きが良い場合が圧倒的に多いと思いますが、胸元は縦の方が使い易い場合も結構ありそうなので、説得力のあるカスタムだと私は思います。
まさに「一粒で二度おいしい」カスタムBALCSですね!素晴らしい!!
当ブログも知っていてくださり、とても嬉しかったです。

個人的に今回一番ツボだったのはTJ1さんの装備です。


まず6Cというところがシブ過ぎです。
そしてCIRASの「間に合わせ感」MAXなセットアップが最強で最高でした。



BHIのレッグポーチのストラップを外して付けていたり、サファリのホルスターをアダプターを使わずタイラップで固定していたり、パラクとELCSのポーチが混じっていたりと、私が今憧れている2004年前後くらいの「SFLCS使ってないCIRAS」そのものでした。
実は私も先日念願のCIRAS MARを手に入れたのですが、ポーチをどうしようか悩んでいる真っ最中だったので、TJ1さんの現場感丸出しの激シブセットアップは非常に刺激になりました。
「盛り過ぎないバランス感覚」がCIRASの盛り付けで重要なのだと再認識しました。
年内にCIRAS ODAで一回は出撃するのが目下の目標です。

MUNAGE先生は相変わらず一枚二枚上手な装備を魅せてくれます。


ギアフェス東北に引き続き「淘汰されたシステムシリーズ」として、EAGLEの「サイレントフック」が搭載されたチェストリグを身にまとっていました。
メカニクスの旧型グローブ等、今回も貴重な旧装備情報を色々聞かせていただきました。
その他会話の8割を占めていたY談&社会勉強も含め、非常に為になりました(笑)

お尻に不具合があろうとぽん太さんは終始元気いっぱいでした。


ユルゲ2の時に「どんな大病でもプレキャリ着て一晩寝れば治る」と豪語していましたが、有言実行されたのでしょうきっと。
さすがは「ヴァイブスの権化」です。
挨拶するや否や「ちょっとさ、その時計の裏蓋見せて」とオーパーツチェックされたので、DW-6900を着けて行かなくて良かったです(笑)
こんなニッチなブログをいつも読んでいただき光栄です。
クールなMBAVを当日玄関先に放置してしまったそうで、拝めなかったのが残念です。
ちなみにMBAVを着ていると無条件にぽん太さんに絡まれるので、皆様ご注意ください(笑)

残念ながら次の予定の都合で閉会式までいられず、後ろ髪引かれる思いで途中退出しましたが、大満足な一日でした。
毎度の事ながら、morizoさんはじめMMR-Zの皆様、楽しい時間をありがとうございました!

ヘッドショットは久々に遊びましたが、登れる建物いっぱいでやっぱり楽しいですね。
また定例会等で遊びにいきたいと思いました。

お読みいただきありがとうございました。  


2018年10月23日 Posted by 4039  at 20:23Comments(4)サバイバルゲームギアログ・ギアフェス

初期アフミリフォト考察② James Michael Mauldwin氏



長期シリーズ化を目論んでいる考察シリーズの第2弾を書きます。
新たにカテゴリを作りましたので、前回記事をご覧になりたい方はカテゴリ「初期アフミリフォト考察」からお願いします。

前回同様、ある特定人物の考察を軸に書いていきます。
今回はトップの写真の方です。

James Michael Mauldwinという方です。
BALCSへのVELKET装着例や、DCUとWL BDUのセットアップ等見所が多く有名な写真ですよね。
私もこの写真を参考にして先日Budweiser Racingのキャップを手に入れました。



過去記事:「あの初期アフおじさんの帽子とか

2002年当時は7th SFGに所属しアフガニスタンへ派遣されていたようです。
Mauldwin氏と思われる写真は他にも何枚か出てきます。



ボリュームのある口ひげが特徴的ですね。
カウボーイハットが印象的です。
出身等は調べがついていませんが、7th SFGは本拠地がフォートブラッグのようなので、北カリフォルニアの牧場の若旦那あたりだったのかもしれませんね。

一枚ずつ写真を考察していこうと思います。
まずはトップ画像にした、氏の一番有名と思われる写真です。


上がDCU、下がウッドランドのBDUを着用しています。
前回の記事で書きましたが、上下BDUの着用の理由のひとつとして「現地軍がウッドランドなので、紛れ込む為にBDUを着用した」とありました。
しかしこの理由だと「下だけ」の理由としては説得力に欠けます。
上はウッドランドのBALCS着てるからいいやと思ったのか?DCUパンツの洗濯が間に合わなかっただけなのか?ご飯こぼして汚しちゃったから着替えたのか?真相は謎です。

グローブも非常に特徴的です。
手の甲の部分で絞りをアジャストする構造のようです。
何か専門的な用途に特化したものだと思われますが、思いつく節がありません。
帽子の趣味から、モータースポーツ系のグローブなのでしょうか?


次です。


顔付きに加え、前の写真と同じBudweiser Racingの帽子を被っている所でMaudwin氏と判断しました。
MP5を携えていますね。
残念ながらロアの仕様もハンドガードも、SDなのかどうかも分かりません。
左胸のポケットからなにやら線が伸びています。
おそらくポケットの中に無線機が入っており、そのマイクか何かだと思われます。
アイウェアはMフレームですね。
真正面で近いので、レンズの形状がよく分かり参考になります。


次です。


めちゃめちゃシブイお顔です。

絵に描いたような見事なカウボーイハットを被っています。
わざわざアメリカから持ってきたのでしょうか。
何かを主張するために被っているのでしょうか。
それとも意外とアフガンの気候に合っていて実用的だったりするんでしょうかね?
広いツバで砂漠や山岳等の日陰のない地域での日差しもしっかりガードし、通気性抜群で高い気温でも快適、高い耐久性と、実際にカウボーイハットが生まれた(?)西部開拓時代のアメリカとアフガンは共通する要素が多いのかもしれませんね。
我々で言ったら陸自迷彩の戦闘服に手ぬぐい巻いて麦藁帽子を被るみたいな感じでしょうか。
全くもって画になりませんね(笑)

BALCSにはやたら蛍光色の強いサイリュームが差さっています。
支給品でこんな色があったのでしょうか?残念ながら知識が足りず分かりません。
サイリュームも生産時期やメーカーによって仕様が多岐に渡り、使い方も色によって色々ありそうなので、MOLLEコマが寂しいからと言って安易に適当なモノを差すのは危険かもしれません。
特に旧い装備では要注意ですね。
まあそんな細かいところまで人の装備を見ている人はまずいないでしょうから、完全なる自己満の境地ですね(笑)
百均のオタ芸用のケミカルライトを差していても、まずバレないんじゃないでしょうか。

後ろにいる隊員も負けず劣らずの濃ゆいお顔立ちです。
ヘッドセットはRACALのアーバンでしょう。
よく似たTASC1とは、マイクとPTTへ伸びる線の位置で判別できますね。

アイウェアはWILEY XのSG-1に見えますが、この頃から存在したのか?あったとして現行と仕様が異なるのか?勉強不足で分かりません。
SG-1は過去持っていましたが、密閉性が高すぎ曇りまくるため手放してしまいました。

襟元をよく見るとDCUのボタン穴におそらくINOVAのマイクロライトを着けていますね。


この装着方法は結構メジャーらしく、有名なODA961の写真でも見られます。



このライトは現行仕様と旧仕様の存在を確認しています。
上が旧仕様、下が現行仕様です。



写真は裏側が見えているようで、スライドスイッチが見えるので旧仕様と思われます(現行仕様はスライドスイッチはありません)。
詳細は過去2回に渡って記事にしていますので、参照いただければと思います。
過去記事:「初期アフガン小物 INOVA MICROLIGHT」「INOVA MICROLIGHT 旧モデル入手

現行モデルは現状どこでも手に入りますが、旧仕様は当たり前ですがもう生産されていないので、見つかり次第確保しておいた方がよいかと思います。
性能は圧倒的に現行仕様の方が上ですが、旧仕様の方がプレミアついて高い場合が多いです(苦笑)
わざわざ高い金を出してボロくて低性能のモノを買うのは旧装備好きの宿命ですね(笑)


次です。


ホルスターと拳銃の詳細がよく分かるありがたい写真です。
ホルスターはサファリランドの6004でしょう。
当たり前ですが穴周りがモッコリしていない旧型ですね。
初期アフグリーンベレーのマストアイテムですね。
相場が安定していない印象で、高い安い両方で「嘘だろ!?」と思うような価格でたまに取引されていたりします。
レッグパネル部にナイフを差しています。
レッグホルスター周りにナイフやツール、マガジンポーチ等を付けるのはいいアクセントになりますよね。

拳銃はM9でしょう。
いつになったら初期アフグリーンベレーでのグロックや1911の使用例を確認できるのでしょうか。
旅路は長そうです。。

左後ろにいる隊員の靴ですが、もしかしたらL.L.BEANのビーン・ブーツかもしれません。



足の甲までカバーする特徴的なラバー部のように見えます。
これまた特徴的なラバー部の縦筋も入っているように見えます。
確か「ホース・ソルジャー」でもL.L.BEANの靴を買っていったという記述があったと思いますし、もしかしたらもしかするかもしれませんね。
100年以上前から基本デザインは変わっていないようなので、現行品でも20年前の仕様とほぼ変わらない可能性もありますし、そうなると劣化知らずで新品で手に入る貴重な初期アフ靴ということになりますね!
個人的にどうしても「お風呂スリッパ」が頭を掠めてしまいイマイチ好きになれないんですが(苦笑)


ちょっと年代やモデル詳細等を調べてみようと思います。
そして調べているといつの間にか好きになって買っちゃうパターンのやつですね(笑)


次です。


小休止中に葉巻を吸っている場面でしょうか?シブイです。
葉巻を小道具として持てばシブさ超UPできそうですね。

ニーパッドを横にずらしています。
おそらくALTAのものだと思われ、ロック方式はALTAロックのもののようです。
ALTAニーパッドは同時期に3パターンのロック方式が存在していたようです。
以前中野のWhite Rookさんでパッケージ入りの旧型ALTAニーパッドを見せていただいた際に、パッケージに記載がありました。



先日ブログ更新されていましたが、ALTA刻印無しの仕様で09年製が存在するようです。
かなり長い間同じ仕様で造られていたようですね。

腕ポケットのベルクロに小さな四角いものが見えます。
おそらくIRパッチと思われます。
氏はベルクロでスマートに装着しているようですが、安全ピンで荒々しく取り付けている隊員も見受けられます。



個人的にはこういう感じは大好物なので、過去100均材料で真似しました。



過去記事:「IRリフレクターモドキ初期アフ風 安全ピンを添えて

300円もあれば誰でも簡単に作れますのでお勧めです。


あとは画像が荒くて確信はありませんが、この写真のカウボーイハットを被っている隊員も氏と推測します。


ハットの色形、ピストルマガジンポーチの特徴的な配置、ホルスターのやや前寄りの着け方、レッグポーチ、ニーパッド等の装備品から氏と推測しました。
集合写真は結構部隊名や時期の情報が出てきやすいので、この写真あたりを取っ掛かりにもっと詳細を深堀りできればいいなと思います。

ちなみに氏はテキサスで2015年にSYNERUSというIT系のコンサル会社?を立ち上げたようです。
グリーンベレーにはなんと27年も在籍されていたそうです。


グリーンベレー入隊前も軍歴があるはずなので、大ベテランの職業軍人だったのですね。
今でも精力的に働かれているようで、バイタリティあふれるお方ですね。ステキです。

こうして記事を書いていると、今までパッと見ていた写真を改めて凝視するきっかけになり、新たな発見がいくつもありました。
そういう意味でも中々有意義なシリーズになりそうなので、細く長く続けていきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。  


2000年代初頭フィリピンODA特集本!



先日、ひょんなきっかけで15年前の雑誌に手を出してみました。
「エリートフォーセス」というホビージャパンが発行したものです。
この本が第一弾でこの後シリーズ化して、本屋の雑誌コーナーに行くと大抵シリーズのどれかが背表紙だけ見える状態で棚に並んでいた記憶があります。

中学生の頃から週一回以上は本屋の「ホビー」コーナーに欠かさず足を運んでいた私ですが、高校生だった当時は特に興味も湧かなかった代物でした。
しかし今の私にとってはまさに宝に見えます。
なんと2002、3年当時フィリピンに展開していた1st SFGのODA隊員に密着取材している記事が、何ページにも渡ってここでしか見れない写真盛り盛りで綴られているのです。



本物の隊員にマルイのM4A1 RISやMP5を渡して遊んでもらっている記事など、かなり興味深いです。



また、スタイリングテキストもかなりレベルが高い印象で大変参考になります。


装備品カタログも充実しており、この本が発行されたのが2003年10月ですので、ここに載っている品はすべて2003年10月時点には存在していたという証明になります。
そういう意味で初期アフ研究にも大いに役立ちます。



他にもグリーンベレーの組織体系の説明ががっつり書いてあったりして勉強になります。


グリーンベレー以外でも同じくフィリピンに展開していた海兵隊も特集されており、海兵隊ファンも一見の価値アリと思います。



また、イラクの情勢にも触れていたり



巻末にはSEALsのプチ特集もありお得感が素晴らしいです。



隅から隅まで、この頃のオールド装備好きにはたまらないコンテンツ目白押しです。
数々の写真は隊員のBDUがリップストップかどうかまで分かる程度に鮮明ですので、ネットで見つかる写真よりも数段情報量が多いです。

また、豆知識としてありがたい小コラム等もふんだんにあり、知的好奇心をバシバシ満たしてくれます。


タブやパラコードも挟まずにただダクトテープが巻いてあるマガジンの意味が分からなかったのですが、ポーチ内でマガジン同士のぶつかる音防止だったんですね。
LC2のM16ポーチ内のクソ邪魔な丁寧なこだわりを感じさせる仕切りテープも、マガジン同士の当りを緩和する為のものなのかもしれませんね。
私は速攻でぶった切りますが(笑)
また2003年時点でマグプルがあった事も驚きました。こんな前からあったんですね。

ちなみに写真に写っている隊員のIC-F3S着用率がやたら高いです。





初期アフのみならず、フィリピンODA装備でも重宝しそうです。
あまり持っている人も見かけませんし、いいアクセントになりますし、わざわざアメリカから取り寄せた甲斐があったというものです。
もう生産されていない代物であり、海外では現状特にプレミアもついていないので、この頃のグリーンベレー装備を集めているのであれば今の内に入手しておくが吉と思います。

2000年代初頭フィリピンODAはユルゲ3でTJ1さんがやられており、非常にかっこよかった&初期アフODA共通アイテムが多いので是非私もやりたいと思っていました。


そんな私にとって本書はまさに渡りに船でした。

ちなみにBucket Head氏はミリタリーショップで古本のミリタリー雑誌があると、その場で座り込む勢いでがっつり中身をチェックしていますが、彼は絶版書籍の大切さをいつも唱えています。
ネットに流れていない、入手し辛い情報も書籍に多く存在するんですね。
最近で言うと、BHIとEAGLEのロゴの変遷が書いてある装備特集雑誌を手に入れていました。
私も読ませてもらいましたが、非常に参考になりました。

おまけですが、昔の雑誌はお店の広告ページを眺めるのも面白いです。


この頃はスピアー関連のレプリカが各社からわんさか出ていたんですね。
こうしてみると、スピアーって当時は特殊部隊の花形ギアでみんなの憧れの的だったんだろうなあと感じられます。
今で言うCRYE製品的な立ち位置だったんですかね。

たまにヤフオク等で見かける、どこの馬の骨とも分からないようなBALCSやELCSのレプリカはこの頃乱発していた内のひとつなのかもしれませんね。

本書ですが、密林にもまだ数冊落ちているようですので、気になる方はお早めに!
数百円でこの情報が得られるなら相当コスパ高いと思います。

もし手に入らなかったら、国会図書館に行って恥ずかしい思いをして司書のお姉さんに持ってきてもらってでも閲覧した方がいいと思えるほど、当時のグリーンベレーファンにとっては必見の一冊だと思いました。

お読みいただきありがとうございました。  


2018年10月13日 Posted by 4039  at 17:00Comments(2)ODA

初期アフ装備遍歴 PART2



前回のPART1で、2017年いっぱいまでまとめました。
今回は2018年頭から現在までの遍歴をまとめようと思います。

まずは1月に開催された「ユルゲ」時の装備です。
瞬く間に今や100人以上集まる1大イベントになったユルゲですが、第1回は30人程度の小規模でタイトルに負けないくらいユルさ全開の集まりでした(笑)




パーカ+BALCS+BHIチェスト+CAMELBAK MULEという大盛り欲張りコーデでした。
迷彩を4パターン(WL、3C、ナイトカモ。リアルツリー)を一度に身に着けるという暴挙に出ました。
コンセプトは「カレーハンバーグラーメン」です。タクミ君に「バガが食うやづだなそれは!」と引っ叩かれるやつですね。

CAMELBAK MULEは初期アフドキュメンタリー番組「Profiles From The Front Line」でRANDY少佐他が背負っていた仕様を手に入れました。



下部のナイロンテープが縦仕様のやつですね。
これをこれまた同番組中のMIKE大尉の背中をオマージュして、MULEのストラップで背負わずBALCSに結束バンドで留めました。




M4も下記ミリフォトで見た「上ノーマルハンドガード、下レイル(たぶんナイツのRASかRIS)」が大変興味深かったので、真似しました。




強引に結束バンドで巻いていますが、ガタツキなく使えました。
フルのレイルよりも重量バランスが改善されかなり使い勝手が良かったので、すっかり気に入ってしまいました。

この日はMMR-Zの皆様も初期アフ装備で集合されておりました。


マカロさんは私が欲しすぎて発狂した末に、自作という暴挙に出たSILVAコンパスを当たり前のように持っており、MMR-Zのチカラに震えました(笑)


マカロさんの初期アフODA装備は定番スタイルですが、スキが無くまさにお手本のようでした。


サイズ感というか全体のバランスも完璧で、細部まで誤魔化しが無く本当にあこがれます。

あとは申請さえすれば「世界一大きな荷物を背負ってサバゲした」でギネス登録できるであろうチヒロック先生や


幻の初期アフマンが現れたりと


バラエティ豊かでハイセンス&ハイエンドな装備姿の数々に眼福至極、そしてとてもかっこいい集合写真が撮れて嬉しさ爆発でした。


次です。




スピアーフリース+ELCSのみという構成はシンプルですが、ELCSが嵩張るので複雑そうに見える装備です。


ELCSの使いづらさを改めて痛感しました。
同時にかっこよさも改めて痛感しました。

アイウェアもMフレームの旧モデルを調達しました。


Mフレームに関しては下記記事に歴史がまとまっており、非常に勉強になりました。
URL:https://www.revantoptics.com/blog/oakley-m-frames-through-the-ages/

ただこの記事も当時のMフレームを網羅はできていないようですので、Mフレーム知識はまだまだ仕入れる必要がありそうです。
レンズの形状や仕様も多岐に渡るので、なかなかの「沼」ですね。


次です。




Vショーで格安で手に入れた謎カメラマンベスト(たぶん何かのレプリカ)をBALCSの上から羽織りました。


これも「Profiles From The Front Line」のDREW二等軍曹の着こなしをオマージュしています。



この日チヒロック先生から当時のODAは5.11かバナナリパブリックの物を多く着ていたという情報をいただきました。
それ以来、いいモノに出会えないかと時たまネットオークションをパトロールしています。

ミリフォトを見ていると結構BALCS+ベストの組み合わせを見かけますが、収納力がありつつも着脱が容易で、サバゲでもセーフティゾーン含めて非常に快適な運用ができましたので「なるほど理にかなったコーディネートなんだな」と納得しました。

また、この日は簡単なお色直しもしました。


ベストとBALCSを脱ぎ、56式弾帯カスタムを着ました。


軽量で動きやすく、サバゲ向きの装備でした。


次です。




せっかく買ったのに半年くらいしまっていた実物RANGER BALCSを着てみました。


誰にも気づかれない拘りとして、バックパネルはSF仕様の物に換装しています。
最近目に見えて流通数が減ったBijan'sのウッドランド柄ニーパッドや、これまた国内流通数が少ないICOMのIC-F3Sを装備しています。
どちらも劇レアでもなければ何万円もするような高額アイテムではないのですが、いざ欲しくて探してみると中々見つからないシリーズですね。
特にIC-F3Sは当時のミリフォトで結構着けているのを見る割に日本の愛好家で持っている人は多くない印象なので、いい具合に「通な」アイテムだと思います。







ちなみにこの日はピースコンバットのスナップ撮影があり、ちゃっかり載せていただきました。


私の字が汚いばっかりに面白申し訳ない文になってしまったのもいい想い出です(笑)




次です。


ユルゲ2に参加した時のものです。
この日はGW中で、浅草ではVショーが開催されていたという事もあってか、参加人数は前回同様30名程度でした。

GARDERのレプリカOTV+56式です。
OTVレプリカは実物MOLLE2ポーチ付きで激安で手に入れましたが高品質で高級感があり、大変お得な買い物をしました。


当時のグリーンベレー(おそらく19thと20thあたり)では、BALCSと並ぶくらい着用例が出てきます。





BALCSはトイソルレプリカが安定供給されており、ここ数ヶ月でレア感が一気に無くなりましたので、被りを避ける意味でOTVはこれからも重宝しそうです。
皆揃いもそろってBALCSなのはそれはそれでカッコいいですが、個人的にはてんでんバラバラの方が「ああ、初期アフ!」と思います(笑)


次です。
ギアフェス東北になります。




個人的にはかなりレアな認識のTAC-T MAVをメインに据えました。
ファステックスは2001年製で、ユーティリティポーチの前面のウェビングがよく見るMOLLE規格では無く、ALICE規格というところがポイントです。



この仕様のポーチが2002年12月のODA995の写真でばっちり映っていますね。


6月の宮城なのでさすがに半袖1枚は肌寒いかなと思って官給薄チョコTの下にロンTを着込みましたが、死ぬほど暑かったです(笑)
他にもミリフォトに倣って100均材料のみでフェイクIRパッチを自作して安全ピンで留めてみたり




会場MAPをダブルクリップで挟んでDCUの足ポケットに突っ込んだり、



トカレフをお腹に差したりと、



小さくて貧乏くさいネタをふんだんに盛り込みました。

M4はユルゲに引き続き上ノーマル下RASハンドガード仕様でした。


あとこの日は泥沼野郎さんが馬を3頭も連れてきており、流行りのホースソルジャーごっこを堪能させていただきました(笑)



ダンガンバスツアーの道中含めて非常に楽しい思い出になりました。


次です。
ユルゲ3になります。
過去2回と打って変わって100人近い人数が集まり大盛況でした。





夏だったこともあり、Tシャツ+ハーフパンツにBALCSというラフな装備です。
これまたドキュメンタリー番組からのインスパイアです。



デザートブーツからちら見せしている黒ソックスが拘りポイントです(笑)
BALCSはELCSのバックパネルを「前掛け」にして、横MOLLE方向でポーチが使えるようにしてある本物の隊員カスタムです。


ネットオークションで奇跡的に手に入り、我が家の家宝となりました。

この日はMUNAGEさんやTJ1さん、Bucket Head氏も2000年代初頭ODA装備でした。


4人でポーズをつけて写真を撮ったらタミヤの歩兵セットの箱絵みたいになったので、加工してみました(笑)



次です。





念願のABAのアーマーを手に入れたので、メインに据えました。
このABAですが、中々手に入らず苦肉の策でタンカラーを黒に染めました。



苦し紛れでしたが、思いの外うまくいったので大満足です。
BBCのドキュメンタリー番組「Taleban Patrol」では、20th SFGと思われる隊員がABA製と思われるアーマーを着用している隊員が次々登場します。


中にはLC-2サスペンダーと合わせている隊員もおり、非常にシブいです。


あとはタトゥー柄のアームスリーブを装着してみる等、実験的な試みも実施しました。



次です。
先述のカスタムBALCSに色々盛り付けてみました。





THALESのラジオポーチにペットボトルを入れてみましたが、かなりしっくりきて気に入りました。


また、MAVポーチをレッグポーチ化してダンプポーチ運用しました。



官給品ラッシングストラップはとりあえず何本か持っておくと何かと使えるので、お勧めです。
これらも特に元ネタ等は無く、私の妄想活用術です(笑)

以上で今日までの振り返り完了です。
2回に渡って振り返ってみましたが、随分成長したというか、どっぷり沼に沈んできてるなと思います(笑)
たまにもう少し新しめのODA装備をやったりしますが(といっても5年以上前の装備が最新)、よくもまあ飽きずに延々と初期アフ初期アフ言ってるなと自分であきれます(笑)

アイテムの選択肢、着こなしの幅広さ、当時を再現する為の民生品含めたアイテム探しのやりがい、DIYや加工のアイデア投入の自由度等が高いところが私にとっての初期アフジャンルの魅力なのかなと思います。
資料も実物もレプリカも、他の年代に比べて少ないからこそ自らのアイデアで補う余地が多いところが楽しいです。
不鮮明な写真が多いので、似てる仕様のモノで「これでいいや」と妥協できるのも貧乏人の身としてはありがたいところです(笑)
ちゃんと見えてしまうと微小な差まで分かってしまい「コレジャナイ」となってしまいますよね。

まだまだ初期アフ関連アイテムで欲しい物が山とあり、知らない情報は海よりも広く深いので、つくづく奥が深い趣味だなと思います。
しかも私の「初期アフ」研究対象は現在グリーンベレー周りだけなので、他の部隊や軍までカバーしようとすると本当に途方も無い知識ですね。

基本私は一度気に入ると永ーく狭ーく深堀りする性格なので、まだまだ掘り甲斐のある初期アフというジャンル研究は、下手をするとウン十年スパンのライフワークになるかもしれません。
幸い初期アフグリーンベレー装備であれば、年齢的にあと20年以上は違和感ないというか味に深みが出続けますしね(笑)


次回はギアレボに参加予定ですが、無論初期アフ装備での参加ですので、同志の方いらっしゃったらよろしくお願いします!
お読みいただきありがとうございました。  


2018年10月09日 Posted by 4039  at 22:06Comments(0)装備初期アフガン

初期アフ装備遍歴 PART1



サバゲに行く頻度はせいぜい月一回程度なのですが、ここ数年は毎回のように初期アフ装備でしかも途中でお色直し等もしているので、結構な数をこなしてきました。
コーディネートを練る上ですぐに振り返れると便利なので、当記事で振り返りをまとめようと思います。

まず最初は初期アフ装備デビュー時のものです。




もう何年も前になりますが、我ながら中々の雑さです。
銃を除けば1万円ちょっとのお手軽初期アフ装備です。
メインは謎の激安OTVレプ+実物TLBVです。
このOTVレプですが、4000円程度でポーチや各種ガードが付属する得々セットでした。


初期型ではないのもありますが、それ以前に生地が非常に残念な出来でした。
初期型に似せる為にPALSを切除したり、ごまかしの塗装をしましたがどうにもならず、この1回着た後灰にしました。


「安物買いの銭失い」の好例ですね。

後はDCUが新しめのTRU SPECの物だったりブーツがビブラムソールだったりと、今の目で見ると非常に恥ずかしい仕上がりです。


次です。


初期アフ冬の陣デビュー戦です。
今は無き山梨のAGITOで遊んだときのものです。

高品質BALCSレプリカ一本勝負のシンプルコーデです。
メインがしっかりしたので随分様になりましたが、フリースはECWCSでブーツは相変わらずビブラムで詰めが甘いですね。
シンプル故に目立ちます。
アイウェアもMフレーム2.0なのでオーパーツですね。


次です。
幼馴染3人でROCK254で初期アフ合わせをしました。




TシャツにBALCS+56式弾帯という、ど定番スタイルですね。
この頃からサブアイテムも増強され始め、RACALのアーバンは初おろしでした。


靴はレプリカですがパナマソール仕様に更新しています。
定番スタイルの時こそ、一見地味ですが細かい所の気配りが効いてくると思います。

銃もある意味でトイガンの頂点であるリアルソード製56式小銃を手に入れ、コーディネートの幅が拡がりました。



次です。



私の家の近所にできたTENKOOで遊んできた時の恰好です。
ROCK254の装備と基本は変わりませんが、56式弾帯をカスタムしました。

グレネードポーチを切除し、ポーチ等を取り付けました。

また、BALCSとの取り付け方も工夫してみました。


先日手に入れた隊員カスタムBALCSが同様の発想でBALCSとELCSパネルを固定していたので、なんか感動しました(笑)


このBALCSに関しては過去記事にしています。
激シブ!カスタムBALCS

このあたりから初期アフ熱が加速度的に過熱していきます。


次です。
EAGLEのTAC-V1-NUベストをメインに組みました。




V1ベストは新品同様状態でしたが、入手するや否や容赦なくスプレーで塗装しました。



黒ナイロンをサンドカラーで塗装すると、まず失敗せず手軽に「現場感」が出せるのでお勧めです。
塗料はホームセンターで売っているアサヒペンスプレーが一番コスパ良いですし、クライロン等と遜色ありません。

ODA961の隊員を参考にELCSポーチをレッグポーチ化等しましたが、まだまだ詰めが甘い状態です。



この時の写真を見ていつも反省するのは「サイズ感」と「装具のアジャストの大事さ」です。
BDUは袖周りを絞り忘れていたり、パンツがオーバーサイズ気味でブカブカでカッコ悪く、V1ベストも丈の調整方法を知らなかったのでダランと腰まで下がっていてだらしないです。
通常のファッションでもそうですが、どんなに高価でかっこいい服でも、サイズや着方が合ってないと台無しですもんね。
高いプレキャリ等を買う前に、自分の体型にぴったりの戦闘服を調達したり仕立て屋でこしらえるのが一番「かっこいい装備に見える」近道だと個人的には思います。

まあミリフォトを見ているとサイズ感もへったくれも無い感じの着こなしも見かけますが(苦笑)


普通にサバゲ装備を考えていたら、こんなオーバーサイズは絶対に選ばないと思います。
でも実際の現場の写真に写っているので、この方がリアルではあるわけですよね。
このような「一週回って」、「ウラのウラはオモテ」的な着こなしをかっこよく再現するテクニックはまだ私にはありません。

このV1セットアップを半年間で更にブラッシュアップさせて、後のギアフェス2017の参加装備となります。


次です。
インドアフィールド「アストレア」に参加した時の装備です。



インドアなのでMP5で参戦しました。
VFCのGBBなので電動ガンではバッテリースペース的に再現が難しい「旧型ハンドガード+伸縮ストック」仕様です。


2002年の19th SFGの面々が着用している謎のチェストリグを参考にチェストリグを自作カスタムしました。





TMCの安いチェストリグをベースに、肩パット切除等を行いミリフォトの感じに近づけました。


ポーチを着けるとほぼ見えないので「謎チェスト」としてはまあ何とかなったかな?と思います。
また、雰囲気のあるICOM特小用のヘッドセットを海外から取り寄せたりと、それなりに苦労した記憶があります。
あとは今や大のお気に入りとなった96年製のNIKE ACGと出会ったのもこのあたりです。



次です。
昨年のギアフェスになります。




上記のV1ベストODA961風装備を、より実際のODA961に近づけました。



EAGLEのピストルマガジンポーチ等、細かいですがツボをおさえたアイテムを追加しています。


SUUNTOのM9をDIYで改造したSILVA風コンパスは個人的にはナイスアイデアでした(笑)


オリジナルは下画像です。
ODA961のcowboy氏が着用しています。



100均の材料のみでナイフシースを自作したりもしました。


レプリカですが激安でQRPマウントも手に入れられ、M4もいい感じに仕上がりました。


今や私のトレードマークとなった付けヒゲも、カツラを追加し全方位からの外観に対応&笑顔への追従性を強化した「付け髭360(サンロクマル)」を開発しました。



当時は私の中での初期アフODA装備の集大成でしたが、今見るとまだまだ足りないところが多いです。
あれから色々私の初期アフコレクションも進化しましたので、今度Cowboy氏を完コピしようと画策中です。



次です。




冬だったのでスピアーフリースとパコールを被りました。
足周りの装備は無しで、BHIのコマンドチェスト1丁です。


空マガジン処理用にMOLLEⅡのサステインメントポーチを使ってみましたが、使い勝手は上々でした。


過去記事:「初期アフ ダンプポーチ問題

ミリフォト等でこんな使い方は見たことも聞いたこともありませんが、諸々の考察から「こんな使い方をしていた隊員がいてもおかしくないよな」と自分で納得できるような妄想に基づいた装備を私は目指しています。
まあ所詮どこまで行っても独り善がりですし、こういう思想を受け入れてくれたり、共感いただける方との輪を拡げていければいいかなくらいに思っています。
無下に「こうじゃなきゃいけない」「これはおかしい」と他を受け入れず自分の価値観を押し付けるのは、この趣味ではあまり意味のない事だと思います。
(「〇〇合わせ」のイベント等であれば、その会のガチ度によって共通認識が必要とは思いますが。)

同じ会社に属して仕事としてやるのなら認識合わせは必須ですが、皆が貴重な余暇をそれぞれ楽しむ為の趣味なので、よほど公序良俗に反していたりしなければ口出し無用ですよね。

あんまり雑な装備なのにドヤ顔でSNSにアップしている写真を見かけると、「おいおいおい」と中尾彬ばりにアゴを擦ってしまう時もありますが、そう言ってる私もこのブログを見た方にそう思われている事必至なわけです。
まさにブーメラン、人の振り見て我が振り直せですね(笑)
そうやって自分とその周りの環境を客観的に見ると、世の中の大体の事は「人間だもの」で許せてしまいますね。

余計な事を書いていたら随分長くなってしまいました。
とりあえずここまでで2017年いっぱいまで振り返りとなりキリがいいので、2018年の装備まとめは次回にしようと思います。

お読みいただきありがとうございました。  


2018年10月04日 Posted by 4039  at 00:43Comments(2)装備サバイバルゲーム初期アフガン