初期アフリストコンパス問題 解決編PART2



前回に引き続き、初期アフお宝コンパスについて書いていきます。

本題に入る前に、10月のギアレボでのカメラマンReiさんの写真が公開されましたね。
参加された皆様そうだと思いますが、「自分写ってるかな?」と、フォルダを開くときのドキドキワクワク感はたまらないですよね(笑)
ありがたい事に、何枚か私のピンショットも抜いていてくださいました。



毎度とてもかっこよく撮っていただいて感動しています。ありがとうございました!
嬉しかったので、本題とはほぼ関係ないですがトップ画像にさせていただきました。
一応、自作SILVAが着いている腕元が写っています。


ブログに貼るくらいの解像度なら結構ごまかし効いてますかね(笑)
本物を手に入れましたがBB弾被弾が怖いので、壊れてもいいSilva-ish君にはこれからも働いてもらおうと思っています。

それでは本題に入ります。
前回、ケース部品はまんまSUUNTOの流用の可能性がありそうだということを書きました。
初期アフリストコンパス問題 解決編

前回記事のコメントでリコさんから追加情報をいただきましたので、まずはその点を考察してみたいと思います。
リコさんのコメントより「ベルクロバンド仕様じゃない古いM9だけ「FINLAND」が入っていませんでした。(歪みはしっかり入っています)」とありました。
そこでFINLAND刻印を改めてよく観察してみました。


この刻印は凸なので、金型は凹です。
「FINLAND」を囲うようにうっすら線が見えますので、おそらく放電加工か何かで追加工して入れたのだと思います。
他の部分と違ってシボが無いのも追加工したと考えられる裏づけになります。
その他の特徴は同じようですので、同じ金型で生産途中でFINLAND刻印を入れたのだと思います。

ここから、M9の方がSILVAより先に作られていたという可能性が出てきます。
しかしそうなるとフロントの「Silva」刻印の削除の順序と辻褄があいません。。
「Silva」刻印は成形金型に凸で存在しており、SILVA生産終了に伴ってその部分を削除したはずだと考えるからです。

そこで「Silva」刻印をどアップで再度観察してみました。


写真だと分かりづらいですが、文字の周囲が盛り上がっています。
単純に離型の際に肉が引っ張られて変形しているだけかもしれませんが、熱式の刻印機やレーザ等で後からこの刻印を入れている可能性もあると考えました。

ちなみにどうでもいい事ですが、金の塗料の付き方からして色埋めの拭き取りは左から右にやっていますね。
作業者は左手で持って右手で左から右に拭き取っていたと思われるので、右利きだと思います。
左利きの作業者がやった個体は塗料の付き方が逆かもしれませんね。
気づいたので一応書きましたが、まじで死ぬほどどうでもいいですね(笑)

「Silva」刻印は成形後に後加工していると考えれば、FINLAND刻印の経緯と整合性が取れます。
となると、リコさんがおっしゃる通り同じ工場で同時に作られていたのかもしれませんね。

もしかしたら販売権利や特許関連、知名度等の問題で国によってはSILVAブランドじゃないと売れない(売ってはいけない)状況があったりしたのかもしれませんね。
いずれにせよ、FINLAND刻印無しのM9はバンドもベルクロでなく尾錠で取り付けという現行と異なる方式のようなので、私の持っているSILVAより古い個体なのは間違いなさそうですので、前回考えた推察を覆し、SILVAよりM9の方が古いか同時に発売されていた可能性が高そうだと考え直しました。
まだまだ未知の部分が多そうなので、真相の解明は先が長そうです。

もう2点ほど、外装部品で新たに気になった点を書いていきます。

ストラップを通すループですが、私の手持ちのSILVAとSUUNTO M9で形状が異なります。


そして興味深い事に、リコさんの記事に載っている写真を見てみると、リコさんの個体のループもこの2つと全く違う形をしています。

写真引用元:ナイロンが気になる年頃なんです

ネットで私が見つけた画像もリコさんの個体と同じ形です。


私のSILVAには「LHE 3/4」と刻印があります。


3/4はおそらく幅のサイズ(インチ?)だと思います。
LHEはメーカーかなと思いましたが、ヒントが無さ過ぎて特定は不可能でした。

私の個体は新品未開封でしたのでサードパーティ品等に付け替えてある可能性はゼロですし、リコさんの個体も製品画像で出回っているものと同じ形状なので、これまた純正の可能性が高いです。

もうひとつ、リコさんの個体との違いを発見しました。
リコさんの記事写真から、文字板の裏側の形状です。
透けている印刷から右側がSILVAだと分かりますね。

写真引用元:ナイロンが気になる年頃なんです

私の個体


リコさんの個体は裏側の真ん中ちょい横に出っ張りがありますが(赤丸部)、私の物にはありません。

ちなみに私の手持ちのSUUNTO M9には新旧仕様どちらも出っ張りがあります。


バンドがベルクロになる前の昔のやつはどうだったか?リコさん教えてください!(笑)

文字板はコンパス機能の心臓部のはずなので、重心位置等はかなり繊細だと思われます。
出っ張り以外にも細々違うので、色々と改修を重ねているのかもしれませんね。
最新の新型仕様で出っ張りがあるので、出っ張りのない個体の私のSILVAが最も古いのかもしれません。
金型上も製品に後から出っ張りをつけるのは楽ですが、削除するのは難しいですしね。

ループといい文字板といい同じSILVAコンパスでも形状が違うということは、SILVAコンパス内でも年代仕様があるのかもしれませんね。。
おそらくバンドは外注で作らせており、廃版や倒産、途中から内製に切り替えた等で仕様が変わったのではないかと想像しています。

とりあえず外装で新たに気になった部分は以上です。
また何かありましたら追記しようと思います。


それでは次に説明書の考察に進んでいきます。


未開封新品で入手できる機会なんて、この先何年、何十年待ってもまた出会える保証はありません。
ここで買っておかないと絶対に後悔すると思ったのは、外装確認は新品状態の方がより有益であるのに加え、この説明書が付属する点が大きかったです。

まだちゃんと読み込んでいませんが、説明書でまず気になったのはこのP/Nという番号と


販売元と思われる会社名です。


まず「P/N」の調査結果から書いていきます。
この手の略語はフルネームが何かを連想するところから始まりますよね。
私は最初「パテントナンバー」だと考えました。
パテント、つまり特許番号であればネットで各国のものが公開されているので、特許が発行された日からある程度年代が絞れると思ったからです。
しかし、この番号で米国の特許はヒットしませんでしたので、間違いでした。
もう少し調べてみると、この番号は各企業が自社製品に付けているプロダクトナンバーのようです。
ちゃんと調べてませんが、アメリカでは表記義務がある?っぽいです。
「じゃあこのP/Nのデータベースがどっかにあるだろ。それ見れば一発だ!」と思いネットを彷徨いましたが掠りもしませんでした...。
「番号」って基本何かを管理する為に付けるので、絶対すっごいヒントになりそうな予感なんですが、ひとまずここで挫折しました。


次に会社名を調べてみました。
こちらは色々周辺情報が出てきて面白かったです。

販売元はJohnson Worldwide Associatesという会社のようです(以下、JWAと記載)。
SILVAのwikipediaのページにこのJWAという会社ががっつり登場します。
アメリカでのSILVA製品の販売権を持っていたようです。
1996年にSILVAと商標で揉めたようですね。
結果としてはJWAが米国でのSILVA商標を獲得したようです。
JWAが負けていてくれれば年代特定ができたのに、惜しいです(笑)

ただ確定的ではないですが、JWAのアウトドア部門は1999年にJohnson Outdoorsという会社に引き継がれたようです。
なので、これが正しければJWAが販売している私の個体は1999年よりも前に販売されていたものだと考えられます。

ちなみにJWAですが、元々はS. C. Johnson & Sonという会社から1970年代に分社化した会社のようです。
ところで「エスシージョンソン」ってどこかで聞いた覚えがありませんか?
実は日本のTV CMで昔からばんばん流れている言葉でした。


無意識に耳に馴染んでいたんですね。CMの効果ってやっぱりすごいんですねきっと。
以前テレビで、エステーのCMの最後の「エステー」というたった4文字の音声を何百回も録り直して決めたという話を思い出しました。

どなたの家庭にも1つはあるだろう日用品のメーカーが、このお宝コンパス販売元の親だったんですね。
初期アフの事を調べていたのに、最終的に佐賀の芸人にたどり着くとは思いませんでした(笑)


下記、説明書の考察で参考にしたページのリンクです。
Johnson Outdoors
シルバ・スウェーデン
S. C. Johnson & Son
Johnson Worldwide Associates, Inc. History
SCジョンソン

まだまだ深堀りしたい内容はありますが、ここ一週間ちょいのミリ活動がほぼコンパスの考察しかやってなくてさすがに飽きてきたので(笑)、ここで一旦考察は終了とします。

未だ商品名すらちゃんと分からない(WRIST SIGHTING COMPASSでいいのかな?)謎多きコンパスですが、不鮮明な数枚のミリフォトから始まったと思うと、よくぞここまで解明できてきたなと感慨深く思います。
色々調べてより私の中での「お宝度」がUPしましたので、後生大事にしていきたいと思います。

大体週1,2回のペースで結構濃い目な記事を書いている自覚はあるのですが、それでも書きたい事がどんどん渋滞してきてしまっています(苦笑)
何とか年内にキリのいいところまでは書き終えたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。  


2018年12月04日 Posted by 4039  at 00:29Comments(2)初期アフガン

初期アフリストコンパス問題 解決編



過去2回記事にした「初期アフリストコンパス問題」について、非常に大きな進展がありましたので続編を書きます。
初期アフ リストコンパス問題
初期アフリストコンパス 加工編

今回が「解決編」と言える内容になります。
まずは今までの経緯を簡単におさらいしていきます。

下記写真達は所謂「初期アフといえば」の代名詞的なミリフォトと言っても過言ではないと思います。




19th SFG ODA961の2002年時の写真という認識です。
この中で一際異彩な存在感を放つヒゲもじゃの隊員、通称「cowboy」氏の変なリストコンパスが何か?疑問を持ち調べました。




そこでGoogle先生に対し「りすとこんぱす」と問いかけて出された無数の画像をしらみつぶしに見ていくという、情報弱者の悲しいまでの肉弾真っ向勝負で挑んだ末、奇跡的に下記画像を発見しました。


しかし画像を見つけたまではいいものの、各種通販、オークションサイトを血眼になって探し回っても見つからず、すぐに痺れを切らし「自作」という暴挙に出ました。
SUUNTOのM9コンパス(新型)をバラして文字板の色を塗り替えて組みなおし、「SUUNTO M9 Silva-ish」なるものを作り上げました。


コレでひとまず溜飲を下げて、使っているうちになんだかんだ愛着も湧いてきて平穏な日々を過ごしていた、というのが今回に至るまでの経緯です。

そんな平和に暮らしていたある日、インスタで仲良くさせていただいているtom69beardさんから「あのコンパス、出てますよ!」とのご連絡をいただき早速チェックすると、そこにはなんと新品未開封のあのコンパスの姿がありました。


商品説明や他の出品物等の情報と、こんなレア物今の日本に2個とないだろうと考え、出品者はナイロンが気になっているお年頃のあの方に違いないと思い連絡を取ってみると、見事的中でした。
リコさんは過去の私の考察記事をきっかけにこのコンパスを調査され、見事2個調達されたそうです。
そして今回、その内の1個を放出されたというわけですね。

無論当時私も記事をアップする前にあらゆる場所を探しましたが、私の調査能力では見つけられませんでしたので、
もし私がブログで考察記事を書いていなければリコさんも入手されることはなく、そうなると今私の手元にあることは叶っていなかったということになります。
コツコツとニッチなブログをやっていて本当に良かったと思いました(笑)

このように思うところもあり、「絶対に負けられない戦い」と自分と財布を奮い立たせ決戦に臨みました。
大激戦を予想していましたが、蓋を開けてみると入札したのは私の他に1名のみでした。
しかもその方は私のブログにコメントしてくださっているTEGUさんでした。
世の中狭いですね(笑)
まあこの界隈では結構あるあるだったりしますよね。

競らずに私にチャンスを下さったtomさん、そしてなにより今回貴重な品物をお譲りくださったリコさん、ありがとうございました!
おかげさまで思いの外早く私の「初期アフドリーム」のひとつが叶いました。

ただ、お宝過ぎてゲームで着けるのがはばかります。
直近ヴァイブス師匠のM9コンパスが被弾して割れたという事故もあったようで、それがこのSILVA君に起こったらと思うととてもじゃありません。
なので、ここぞという時以外は自作の方を着けようと思います。
着ける為に買ったくせに、破損が怖くて着けられないという大いなるジレンマに頭を抱えています(苦笑)


前置きが長くなりましたが、そろそろ物を見ていきましょう。
泣く子も黙る新品未開封品です。


私は涙を流しながらも、しかし躊躇無く開封しました。


パッケージの型紙を貼り合わせている糊が完全に風化していたおかげで、無理に破ったりせずに開けられました。
このパッケージも超大事な資料なので、宝箱に保管です。

全体的なレビューは既にリコさんがしてくれていますので、私は細かーい所を書いていきます。
気になったのはやはりSUUNTO M9との関係性です。


そっくりですよね。
そっくりを通り越してもしや全く同じなんじゃないかと思い、色々観察してみました。

まず一番最初に目についたのは、側面に縦に入った傷です。
SILVA


SUUNTO M9


赤丸の部分に全く同じ形状で入っています。
成形金型から離型する際についたものだと思います。
パッと見でこの面は抜き勾配も全然取ってなさそうですし。
おそらく意図したもの(加飾や機能上のデザインで、図面に描くような形状)ではないはずなので、金型が別なら全く同じにはならないはずです。
ちなみにパーティングラインの上にあるので、この傷が入っている部分はキャビティ側の金型だと思われます。

次です。
足の裏にある「FINLAND」刻印部を見てみました。
SILVA


SUUNTO M9


歪んでいて汚いですね。
この歪みの形状も全く一緒です。赤丸した部分が分かり易いと思います。
こちらは先ほどとは逆にパーティングラインの下にあるので、コア側の金型になります。

以上より、金型は上下どちらもSILVAコンパスとSUUNTO M9で全く同じ物が使われている可能性がかなり高そうです。

ちなみにフロントにある「Silva」刻印については金型を追加工したと推測します。


この部分は「Silva」の文字部が凹んでいて、そこにゴールドの塗料が色埋めされています。
製品が凹ということは、金型はその逆で凸になっています。
金型は肉を盛るのは難しいですが削るのは比較的容易ですので、SUUNTO M9に転用する際に金型の刻印部を削り落とし、シボを打ち直したのだと思われます。

ちなみに上記の金型由来と思われる特徴は新型M9(大体2015年~)でも確認できました。


つまり現在まで金型は更新せず、ずーっと同じものが使われている可能性が高いです。

材質は何かは分かりませんが、金型消耗が激しそうな材料(グラスファイバー入り等)ではなさそうですし、公差もかなり甘いと思うので、一部スライドが必要そうな形状ではありますがそこまで複雑でもなさそうなので、平気で数十万ショットは持つのではないでしょうか。
仮に30万ショット以上持つと仮定して、このコンパスの発売が20年前だと仮定すると、MAXで年間約1.5万本以上は生産されている計算になりますね。
リストコンパスは需要が限定されると思われる商品ですし、デジタルガジェットの台頭で年々売り上げ本数も下がっていると思うのでいい線かな?と思います。
wikipediaによると設立から約60年で累計2500万個のコンパスを作ったようなので、そのあたりの桁数を考えても、1機種、しかも需要の少なそうな機種の生産数としては見当外れな数字ではないとは思います。
そう考えるとSILVAの時代から今まで金型を更新せず、今日までずーっと使っていると考えても自然かなと思いました。


次に注目したのは風防が嵌まる箇所のバリです。
SILVA



M9



大きさは若干違いますが(SUUNTOは中古だから使用で削れた可能性もあり)、全く同じ場所、傾向のバリの出方をしています。
バリは金型同士の隙間に樹脂が入り込んで、「たい焼きの羽」のようにハミ出ている現象です。


たい焼きだと嬉しいですが、プラモやトイガンだと目の敵にされる部分ですね。

バリは金型要因もありますが、成形条件(射出圧や射出速度、樹脂温度、保圧力や時間、型閉め力やペレットの水分量等の管理)も大きく影響するはずです。
そこまで詳しくないので断言はできませんが、バリの出方が全く同じということは、両者は金型のみならず成形条件も同じなのではないかな?と推測しました。
あまり自信ないですが、たとえ成形条件を全く同じにしても、違う場所、違う成形機、違う作業者でやったらここまで同じバリの吹き方はしないのではないかな?と個人的には考えています。

そして更なる考察材料として、足裏の「FINLAND」刻印です。
この辺の表記の法律はあまり詳しく無いですが、きっとフィンランド国内で部品製造、組立されて出荷されているのだと思います。
そしてSILVAはスウェーデンのメーカーで、SUUNTOがフィンランドの会社です。
両社の工場が何処にあるかは不明なので不明瞭ではありますが、上記現物の形状踏まえた私の推論としては、
「SILVAがSUUNTOにOEM or ODM生産させていたリストコンパスの商品権利を、何らかの事情でSUUNTOに譲渡し、SUUNTOは刻印を削り落し製品名を変えたのみで同じ場所で同じように作って売り続けている」あたりの考え方が自然なのかなと導き出しました。

いずれにせよ、ケース部品は全く同じ金型が用いられている可能性は高いと思います。
そしてSILVAとSUUNTO M9はフロントのロゴ刻印の有無が異なりますので、どこかのタイミングで金型に不可逆な加工をした(刻印を削り落とした)と考えられます。
つまり、SILVAとSUUNTO M9は同時期に生産されていた可能性は低く、SILVAが廃版になりSUUNTO M9にスライドした可能性が濃厚だと思います。

そしてその「変わったタイミング」ですが、下記ミリフォトのように2001年時点で既にSUUNTO M9が米軍特殊部隊の腕に巻かれている認識です。


なので、SILVAとSUUNTO M9が切り替わった時期は2001年よりも前ではありそうだという所までとりあえず突き詰めました。


今回はここまでとします。
一回で書き上げるつもりでしたが、手に入れたのが嬉しすぎて死ぬほど細かい話で長くなってしまいました(苦笑)
かなり貴重なアイテムだと思うので、せっかく手にさせてもらったからには詳しく考察して記事にまとめて、同志の皆様に広めなくてはという義勇感もあります。
リコさんはじめ、今回このコンパスを見送ってくれた方が「ああ、この変態に譲っといて正解だったな」と少しでも思ってもらえるよう頑張って深く掘り下げてみました。

まだまだパッケージや説明書から分かった事とかも色々書きたいので、「解決編PART2」に続きます(笑)
まだ記事構想段階ですが、コンパスの話なのに我々に身近なある台所用品の話も出てきたりして、またまたディープめな話になりそうな予感です。

次回も今回に引き続き「初期アフを深堀りし過ぎて初期アフ要素ほぼゼロになっちゃった記事」という、ニッチ・オブ・ニッチな誰得な記事になりそうですが、よろしければお付き合いください。

お読みいただきありがとうございました。  


2018年11月28日 Posted by 4039  at 21:38Comments(4)初期アフガン

ギアレボ 参加装備



先日のギアレボに参加した際の装備をまとめておきます。

今回も例に漏れず初期アフ装備です。
何のレボリューションもありませんね(笑)





先日記事にもした7th SFGのJames Michael Mauldwin氏の2002年頃と思われる写真をメインのイメージにしました。


上下ツートンと両足の黒装備、キャップをオマージュしました。




下記主なレシピです。
・BALCS with BHIコマンドチェストハーネス with CAMELBAK MULE
・SAFARILAND 6004(M92F)
・BHI M4レッグマガジンポーチ
・ALTA ニーパッド
・PRC148 with RACAL アーバンヘッドセット
・DCUジャケット
・BDUパンツ
・BUDWEISER RACINGキャップ
・OAKLEY STRAIGHT JACKET
・NIKE ACG
・PROTREK PRG-40
・M4
・M9
・ヒゲとカツラ

いくつか詳細を書いていきます。

BALCS
レプリカBALCS(おそらくSPECWARCOM製)に実物BHI旧型チェストハーネスと旧型CAMELBAK MULEを合体させた、ボリューム満点のメインコンポーネントです。

まずチェストハーネスですが、肩紐と本体はファステックスで簡単に外せるので、後ろ側を外してBALCSの背面MOLLEに通しています。


隊員放出カスタムでもELCSの背面パネルを同じようにBALCSの背中MOLLEに通して「前掛け」にしている例がありますので、それなりに説得力はあるのかな?と思っています。



このBALCSカスタムは過去記事にしています。
激シブ!カスタムBALCS

ただ、これだけでは肩のところがズレて着心地と取り回しが悪いので、何箇所か結束バンドで括りました。



こうすることでBALCSとチェストハーネスが一体として運用することができ、着脱や運搬が楽で着心地も向上しました。

背面もCAMELBAK MULEを一体化させました。


MULEの4隅のループに結束バンドを通し、BALCSのMOLLEに結んでいます。


これで肩ストラップの煩わしさから解放されます。
これも元ネタらしきものは一応あり、ドキュメンタリー番組「Profiles From The Front Line」で、19th SFGのMIKE大尉が肩ストラップを使わず背負っているように見えるシーンから想像しました。


こうして3アイテムを一体化させ、サバゲ運用上はゲームし易くて便利でしたが、実際のグリーンベレー隊員の仕事を想定するとどうなのかな?とちょっと思います。
ドキュメンタリー番組等を見ていると、1日の中で車両で移動する際や現場先、役割によって、フル装備だったり何も着ていなかったりアーマーのみ着用したりしている場面があります。
アーマーとチェストリグ等を一体化させてしまうとこのような柔軟な装備の足し引きが出来なくなるので、逆に不便かも?と思います。
まあ実際の現場でも色々な考えの人がいたでしょうし一概には言えませんし、なにより「俺工夫したんだぜ!」という自己満足に浸れたのでよしとします(笑)

チェストハーネスのユーティリティポーチはLC-2のメディカルキットがあつらえたようにすっぽり入ったので、とりあえず入れておきました。


外観でも角ばった見た目になり、地味ですがディテールアップしました。
こういう細かいところの積み重ねは大事だと個人的には思います。

あとはIC-F3Sも目立つ位置に掛けてみましたが、存在感が良い感じです。


サイズ的に特小を仕込んだりは難しく、ましてそのまま使うには免許がいるのでただのオブジェになってしまいますが、初期アフ装備レベルは確実に上がると思います。
ミリフォト等でよく見るようにBALCSの縦MOLLEに引っ掛けていただけですが、走っても銃を構えても脱落することなく、かつ抜くのは容易だったので非常に理にかなった装着法だというのを身をもって体感できました。


BHIレッグマガジンポーチ


念願のアイテムが先日手に入りましたので、早速実戦投入しました。
コーディネートとしては足周りのアクセントになって非常に気に入りました。
2本ずつ計4本持てる大容量です。
ゲームのみ考えたら、これとダンプポーチがあれば事足りてしまいますね。
マガジンを締め付けるエラスティックバンドの力が強く、マガジンの出し入れが非常にキツくゲーム中の差し戻しは非常に手間取ります。
ただ、そのおかげでフラップをいちいち閉めなくてもマガジンが脱落することはないです。

差し戻しが実質出来ないので、別途ダンプポーチや空マガジンを処理できるポーチが必要となり、装備構成には少し気を使う必要があると思いました。

ちなみにTJ1さんはこのポーチのレッグストラップを外してCIRASに取り付けていました。


こういう工夫は大好物です。参考にさせていただきます。


DCUジャケット&BDUパンツ
初期アフ装備では珍しいツートンにしてみました。
元ネタはもちろんMauldwin氏です。


ツートンはお手軽に「なんか玄人感」が出せて中々いいですね(笑)
DCUはノンリップのポケット移動カスタムです。
以前記事にしましたが、縫製ほぼ無しのお手軽100均カスタムです。



ただ、度重なる洗濯で遂に糊がヘタってきました。
そろそろ補強しようと思います。

DCUのリップストップ、ノンリップ問題ですが、私の解釈は下記です。
DCUは最初期(90年代前半?)がリップストップで登場しましたが、格子状に日焼けしたり色落ちが激しいという問題等ですぐにノンリップに変更。
その後、90年代末にまたリップストップに変更された認識です。
なので、初期アフの時期はどちらも既に存在しており、どちらを着てもOKという考えです。
もしかしたら入隊時期や部隊によってノンリップかリップストップか分かれていたのかも知れませんが、まだ私はそこまで調べきれていません。
今後も調査は続けていこうと思います。

BDUも生地は悩んだ末、リップストップにしました。
BDUはノンリップとリップストップは平行して支給されており、熱帯地域用がリップストップ、温帯地域用がノンリップのようです。
じゃあアフガンやイラク等の乾燥地帯はどっちなの?と思い調べてみましたが残念ながら見つけられませんで、未だに謎です。
今回BDUを買ったWhite Rookの店長にも聞いてみましたが、「結構自由な感じだったみたい」と背中を押していただいたのもあり、ここは「特殊部隊だから自由」という便利な言い訳伝家の宝刀を振りかざして深く考えないことにしました(笑)
フィリピンODAはリップストップだったはずなので、流用も考えてリップストップを選んだ次第です。

また、今回の小技としては襟元にINOVAマイクロライトを引っ掛けたのと、


腕にシャーピーで血液型を書いたダクトテープを貼りました。


どちらもミリフォト等でよく出てきますよね。





お金を掛けずに完成度を上げられるのでお勧めです。
ちなみに米軍支給品と同じ仕様のダクトテープは「は!?テープのクセにこんなするのかよ!」と、100人中100人が思う相場ですよね(笑)
当日会場でも、くそ豚野郎さんとちゃっかりノリスさんとこの話題で盛り上がりました。

ただ、ここはケチらず高くても米軍仕様を調達されることを強くお勧めします。
似たようなOD色のテープはホームセンターや100均等で沢山ありますが、ツヤ感がぱっと見で全然違うレベルのものしか私は見た事がありません。
たかがテープ、されどテープ。意外と目立つので見てる人は見てると思われる部分だと思います。
少なくとも私とBucket Head氏は人の装備に貼ってあるダクトテープはいつもチェックしています(笑)


BUDWEISER RACINGキャップ


これもMauldwin氏オマージュです。


先日記事にしましたが、早速実戦投入しました。
購入状態ではきれい過ぎたので「との粉」で適度に汚して使いました。
いいアクセントになり大満足です。


M4


いつものように、マルイの次世代ウエイト抜きLIPO化したものです。
今回、マガジンを「MAG CINCH」を使ってダブルマガジン化してみました。


実物かレプリカか分かりませんが、我が家のアクセサリーBOXで眠っていたものを掘り出しました。
先日ご紹介した「エリートフォーセスPART1」でフィリピンODAのダブルマガジン運用を何人も目にしたので、オマージュしました。



ただ、初期アフミリフォトではダブルマガジン運用は皆無なので、砂塵が入る等でダブルマガジンはNGだったのかもしれませんね。
それとも単にダブルマガジンが有用になる戦闘を想定していなかっただけかもしれませんが。
フィリピンODAはストックマガジンポーチも運用していたりして、素早い弾倉交換を意識したセットアップが多いように見受けられます。
作戦地域に合わせたアレンジなのか?部隊の担当分野や文化なのかは分かりませんが、この辺の違いを深堀りすると面白いかもしれませんね。


今回、おそらく私の初期アフ装備至上MAXの盛り具合で臨みました。
ゲーム数が少ないギアレボだから問題ありませんでしたが、定例会で10何ゲームこなすのは到底持たないと思いました(笑)
これに実物のプレートとソフトアーマーを仕込んで実包を100発以上持って、「アンコ」でない荷物を背負って1日中荒野で活動していたと思うと、やはり本職の方は半端じゃないなと改めて尊敬しました。

当日、開会式や抽選会時や休憩時間に散歩しながらギアレボ以外の参加者の方も観察させていただきましたが、明確に初期アフ米軍装備の方は1名しか見当たりませんでした(苦笑)
写真を取り損ねてしまいましたが、DCU上下にBALCS+56式弾帯、PEQ2の載ったM4という「ベーシック初期アフ」装備の方でした。
他にも湾岸米軍装備と思われる方もいたりして、ギアレボ以外にもこだわりの実物系装備の方がいて良い目の保養になりました。

今年もあっという間にあと2ヶ月となってしまいましたが、過ごしやすい気候の内にあと1、2回はゲームに行きたいなと思います。
お読みいただきありがとうございました。