GARMIN Foretrex101

GARMIN Foretrex101

先日、一度閉鎖していたあるミリブロがいつの間にか復活している事に気づきました。
そのブログは私の装備趣味のバイブルとも言えるもので、時には一日何回も訪問して勉強させていただいていました。
数年振りに当時何度も読んでいた記事を読み返させていただき、懐かしいやら嬉しいやらで少し涙が出ました(笑)
私もミリブロガーの端くれとして、その御方のブログのように同じ趣味の同志のお役に少しでも立てるブログを書いていければと改めて発奮した次第です。

そんな奮起をしたそばから、今回も誰の役に立つのか分からないニッチな話をしていきます(笑)

今回も今私の中で怒涛の如く温度急上昇中の「ナショジオODA」に纏わる話です。
GARMIN Foretrex101

先日うっかり恋焦がれていたCIRASを手にしてしまったばっかりに、たがが外れてしまったようです(笑)

ナショジオODA、すなわち「Inside The Greenberets」のDVDが海を渡って来ている最中ですが、我慢できずついYoutube版の荒い画像に目を凝らしてしまいます。
GARMIN Foretrex101

ちゃんとした考察はDVDが届いてからにしようと思っていますが、今回、荒い画像でもはっきり分かるあるアイテムについて書きたいと思います。
トップ画像にしましたが、チームコマンダーのROB隊長の右腕に着いている機器です。
GARMIN Foretrex101

この趣味をやっている方々には抜群の知名度だと思いますが、GARMINのForetrex101ですね。
GARMIN Foretrex101

米軍はじめ各国の兵隊さんがForetrexシリーズをこぞって使用しています。
GARMIN Foretrex101
GARMIN Foretrex101
GARMIN Foretrex101
GARMIN Foretrex101

ハリボテも発売されていますよね。
GARMIN Foretrex101

このダミーは数年前から市場にある認識ですが結構品薄な時期があったりして、たまにオークションで中古が新品より高く取引されていたりして常時それなりの需要があるアイテムなのかなと思います。

実物もちょくちょく出品されていますが、諭吉さん出動は基本免れない相場です。
ミリタリー需要を知らない方が「こんなガラクタ誰が買うんだか」という感じで、たまに信じられない低価格で即決で出たりしますよね。
出品者は思わぬ食いつきにびっくりしたのではないでしょうか(笑)

現在、シリーズは既に701まで出ているようです。
GARMIN Foretrex101

私は現在101のダミーにお世話になっています。
GARMIN Foretrex101

真っ白の「紙感丸出し液晶」は流石にナシなので、盟友Bucket Head氏に教えてもらった、映画館でもらった3Dメガネのレンズを切って貼って液晶部をリアル化する手法を試しています。

ただ、私の作業がやっつけ過ぎてベコベコです(苦笑)
本体色も実物に比べて妙に明るすぎるのでごまかしで汚し塗装したりしましたが、どうにも好きになれません。

そこでメリケン湾を何気なく見渡してみると、船代入れても相当お安い価格でプカプカ浮いている出物を発見しました。
GARMIN Foretrex101

無論速攻で掬い上げ、現在入国待ちの状態です。
101君の来日を今か今かと待ちながら、彼について少しお勉強してみました。

今まで、Foretrex101は2003年末~2004年に発売されたというのが私の認識でした。
ただ、このソースは12、3年近く前に個人の方のブログに書かれていた内容を基にしていますので、私自身もイマイチ自信がないというか、確固たる証拠がなく気持ち悪いです。

そこで、先日のASOLO FSN95の調査の際にハマッた「昔のアウトドア雑誌しらみつぶし作戦」を実行しました。
対象はFSN95の時と同じ「BACKPACKER」です。
GARMIN Foretrex101

2003年末あたりから2004年に掛けてのバックナンバーを注意深く見ていると、2004年5月号で初めて下記広告が出てきました。
GARMIN Foretrex101

GARMIN Foretrex101

やりました!
FSN95に引き続き、またもやBACKPACKER誌のおかげで「動かぬ証拠」を手に入れました。

しかし喜ぶのも束の間、この広告で解せない事がひとつ浮上しました。
広告の本体の色が明らかに緑色で、Foretrex201にしかみえません。
GARMIN Foretrex101

「201ってことは101の後継なんでしょ?モデル更新なんて最低でも1年はしないだろうから、この広告が201だとしたら101はこの更に1年以上前に発売されてるってこと??」と、頭を抱えてしまいました。

困った時のGoogle先生です。
今までノーマークだったForetrex201について調べました。
すると、どうやら101と201は兄弟機種ということが判明しました。
101は乾電池給電で、201は充電式バッテリー内蔵とのことでした。
予備の電池さえあれば電池切れで使えなくなる心配がない101を現地の兵隊が好んで使ったのは想像に難くないので、兄弟でも201のミリフォト露出が少ないのは納得ですね。

上記の情報が正しければ、広告が201の写真だったとしても101も同時期に発売されたと考えていいと思いました。

さらに以上の情報を踏まえ、ダメ押しでGARMINの公式ページを見てみました。
101の製品説明ページには「The Foretrex 101 and its counterpart, Foretrex 201...」とあり、201のページには「The Foretrex 201 and its counterpart, Foretrex 101...」とあります。
兄弟機種ということが公式ページからもわかりました。
これも確固たる証拠と言っていいでしょう。
101ページ:https://buy.garmin.com/en-US/US/p/260
201ページ:https://buy.garmin.com/en-US/US/p/257

さらに公式ページ上で公開されている101と201のマニュアルを見てみると、どちらも末尾に「copyright 2004-2006」とあります。
GARMIN Foretrex101

これでダメ押しですね。
101も201も2004年に発売されていたことが確信できました。
ちなみに説明書は2006年に改訂されたので「2004-2006」と書いてあるようです。

更にちなみにこの説明書copyright作戦で、301と401は2009年に発売されているらしいということが判明しました。
301/401も同じ年の発売っぽいんですね。
どういう関係なのかまでは面倒になったので調べませんでした。

まだまだ市場には各モデル流通しているので、装備の年代等に合わせて拘って揃えたいところですね。


せっかく雑誌を漁ったので、BACKPACKERに載っていたGARMINの広告をご紹介しておこうと思います。

まず2002年5月号に載っていた広告です。
GARMIN Foretrex101

etrexですね。
etrexは細かく色々モデルがありますが、外装はほぼ同じです。
ちなみに下記ページに一昔前のGARMIN ハンディGPSの色々な機種の機能紹介がされていて非常に勉強になります。
http://www.soaring.co.jp/gps/garmin.htm

初期アフドキュメンタリー番組「Profiles From The Front Line」でもetrexと思われる機器を操作しているシーンが出てきます。
GARMIN Foretrex101

親指は画面左上のスティックを操作しているはずなので、スティック付きの「VENTURE」か「LEGEND」か「VISTA」のどれかだとは思います。
解像度が高ければ画面上にあるモデル名の印刷が読めるのですが。歯がゆいですね。
これらのモデルは時代で進化してモデル更新したのではなく、機能別のグレード分けで同時期に展開していたものだと推測しています。

この番組が撮影されたのはおそらく2002年夏頃と思われるので、この頃はetrexが現役だったのかもしれませんね。
etrexはミリフォトでもちょいちょい出てきますので、小道具としておすすめです。
ただ、MOLLEに引っ掛けたりクリップ等は無いので、魅せる装備にするには一工夫必要ですね。

2002年8月号にはこんな広告が出ていました。
GARMIN Foretrex101
GARMIN Foretrex101

GPSVという機種のようです。
無骨なデザインでかっこいいですね。
使用例は見たことがありませんが、特殊部隊の隊員等が使っていたとしても何ら不思議ではなさそうです。


次は2002年9月号の広告です。
GARMIN Foretrex101

Rinoというモデルのようです。
特徴的なアンテナの形状が由来でしょうか。
ちなみにRinoは2003年12月号にも広告が出ていました。
GARMIN Foretrex101

1年近く経っても1ページ丸々の広告が出ているなんて、人気機種だったのかもしれませんね。


2003年9月にも違うモデルの広告が出ていました。
GARMIN Foretrex101

Geko301というモデルです。
Gekoは広くバリエーション展開していてポピュラーな印象があります。


次は2004年8月号です。
GARMIN Foretrex101
GARMIN Foretrex101

液晶がカラーになってますね。
GPSMAP60Cというモデルのようです。


最後に2004年9月号です。
GARMIN Foretrex101

ガワはetrexそのままに見えますが、カラー液晶になっています。


ちょっと調べただけでも大量にGARMIN製ハンディGPSの広告が出てきました。
それぞれの機種に得手不得手があると思いますので、選択肢の自由が利く特殊部隊員は自分の好みや用途によって選んでいた可能性はありますよね。
そんな妄想をしながら昔の機種情報を調べ、オークションサイトを探すのも一興かもしれませんね。
高性能GPS内蔵のスマホが一人一台の今日び、昔のハンディGPSなぞ基本的にはガラクタ扱いで二束三文の場合が多いので、ちょっとした小道具として調達しても面白いと思います。

他にも今回の雑誌漁りで色々興味深い情報が掘り出されたので、折を見て都度紹介していこうと思います。

お読みいただきありがとうございました。




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2018年11月07日 Posted by 4039  at 00:32 │Comments(2)装備INSIDE THE GREENBERETS

この記事へのコメント
ん~っ!!
拝見させて頂き納得する度に。
欲しい物リストに1品1品追加されますね~
宝くじ買おう✨
Posted by tom69beard at 2018年11月07日 17:47
コメントありがとうございます。

tomさんの物欲を刺激できたようで何よりです(笑)
私も欲しい物リストは増える一方なので、共に一攫千金狙いましょう!笑
Posted by 40394039 at 2018年11月07日 20:57
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