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 Posted by ミリタリーブログ  at 

初期アフ映像考察 Discoveryチャンネル編 PART2



少し間が空いてしまいましたが、Discoveryチャンネル製作の初期アフガングリーンベレー密着ドキュメント番組「Special Operations Force: America's Secret Soldiers」の考察記事を書いていきます。


前回の記事はこちら。
初期アフ映像考察 Discoveryチャンネル編 PART1

この番組では登場人物は英文字1文字で表されます(イニシャル?)


階級等の表示もありません。
今回は隊員「J.」について考察します。

ざっと見る限り、J氏の装備は下記のようです。
・BALCS(横)
・チェストリグwith謎のポーチ
・DCU
・無線
・レッグホルスター
・MP5
・M4
・腕時計
・グローブ
・サングラス

順に詳細を考察していきます。

・BALCS



3CのBALCSのようです。
肩部の形状や、脇腹の前後合わせ部がBALCSだと判別しやすい特徴だと思います。

同時期に海兵隊が着ていたAAVがよく似た形状ですが、肩部で一発で区別できますね。


フロントのPALSがODAでは珍しく横向きです。
ODA隊員が横向きを着けている場合は下記2パターンが多いようです。
・フロントパネルをRANGER仕様に交換
・縦PALSを解き、横向きに縫い直し

話では有名ですが、初期アフガン時の画像では初めて実際に横PALS隊員を見ることができました。
J氏のBALCSもたしかにバックパネルはSF仕様のようです。


RANGERとSFのバックパネルの見分け方としては、下記2点が分かり易いです。
・ドラッグハンドルの有無
・下部のALICEスロットの有無

我が家のBALCSを並べてみました。


左がRANGER、右がSFです。
赤丸で示したところが上記のポイントです。

ひっくり返してフロントです。


PALSが縦横逆なので一発でわかりますが、もう1点特徴的なのは下部のALICEスロットです。
SF仕様はフロントにあり、RANGER仕様はバックにあるんですね。

ということは、J氏がフロント交換かPALS縫い直ししたかは、このフロントALICEスロットの有無を確認すれば判明するはずです。
つまり
フロントにALICEスロットがある=SF仕様のPALSを横に縫い直し
フロントにALICEスロットがない=フロントをRANGERに換装 or 縫い直しの際にALICEスロットも除去
いう2択の判断が可能です。

PALSを縫い直してもALICEスロットまでわざわざ解くことは無さそうなので、「縫い直しの際にALICEスロットも除去」の可能性はかなり低いと推測できます。
我ながら完璧な方程式です。あとは実際にJ氏のBALCSフロント下部を確認すれば選択肢を絞り切れるはずです!
・・・目を皿にして見ましたが、チェストリグのせいで一度もフロント下部が露出しませんでした。無念!
まあ何にせよ、初期アフODA隊員が横PALSのBALCSを使用していた貴重な資料である事に間違いはありませんね。

BALCSをSF、RANGER両方持ってないと出来ないお財布に痛い装備ですが、地味過ぎて殆ど気づかれないので超コスパ悪いです(笑)
また、縦PALSを横に縫い直すなんて所業はもったいなくて私には絶っ対にできません。
いずれにせよ完全に自己満足の域ですね。

ヤフオク等ではウッドランドでたまにフロントRANGER、バックSFの放出品が出ていたりもしますね。
つい最近ではウッドランドSFのフロントのみも出品されていました。フロントをRANGERに交換後の余剰品だったのでしょうか。
フロントが3C RANGER、バックがウッドランドSFなんて妄想変態装備もいつかやってみたいところです。


・チェストリグ



折角BALCSを横PALSで使いやすくしているのに、ポーチを何も付けずチェストリグを着ています(笑)
肩紐の形状、フラップの形状、サイドのハンドガンマガジンポーチ等からBHIのチェストリグではないかと思われます。


ブラックホークダウン効果か、一時はレプリカが溢れかえっていましたが、最近は殆ど見かけなくなりましたね。
シンプルで軽量で必要十分な容量、そして安価と、サバゲ装備としては現在でも十分通用するポテンシャルだと思います。
下手にMOLLE式のチェストリグより、サバゲではよっぽど実戦的だと思います。
これも実物を探す際は、年代によって裏面のパッド有無やタグが違うので注意が必要ですね。

胸紐に謎のポーチが付いています。



表面のドットボタンから、パッと見でBHIのラジオポーチかMOLLEの40mmポーチかなと思いました。



ただどうも違う気がしてなりません。
底部のドレンホールもヒントになりそうですね。
しかし残念ながら私の知識では現時点迷宮入りです。


・DCU


カスタムDCUです。
おそらく腰ポケットを腕に移動しているようです。
ベルクロが特徴的ですね。
右腕のベルクロに文字が書いたテープ(ダクトテープ?)が貼ってあります。


「O POS」と読めます。血液型でしょう。
これはほぼタダで真似できるので良いですね。
早速導入しようと思います。


・無線


むき出しで携帯しているシーンがあります。
チェストリグの胸紐に背面のクリップで引っ掛けているのだと思います。

小さい液晶が確認できます。
以前の記事で紹介しましたが、ソルジャーインターコムで採用されたアイコムのIC-F3Sでしょうか。


白いペンで何か書いてありますね。「B-3R」でしょうか?


このあたりは是非真似したいところです。

IC-F3Sは不動品でよい(じゃなきゃダメ?)のでかなり欲しいのですが、未だに手に入れられてません。
国内流通はほぼ無さそうなので、輸入するしか無さそうですが、無線機の輸入は何かと注意が必要そうです。
まずは軽く法律を勉強してからですね。


・レッグホルスター


パネルの形状からおそらくサファリランド製、銃はM9と思われます。
ちなみにサファリランドの旧型はレッグパネルの裏側がスウェード張りになっているのは以前から知っていましたが、最近友人にもうひとつ見分ける特徴を教えてもらいました。
レッグパネルに見える「穴」の周りが膨らんでいるものが現行型、フラットなものが旧型だそうです。

現行型


旧型


外観でパッと見で判別しやすい箇所ですので、ありがたい情報を教えてもらいました。


・MP5


初期アフガンでは非常にレアケースなMP5を所持しています。
これで初期アフガン装備で堂々とMP5が使えますね!旧型フレーム&ハンドガードですが。。
ロアフレームはCLASSIC ARMY等からマルイ電動互換仕様が発売されていたと思います。


ただ旧型ハンドガードは(バッテリー収納的に)絶望的な細さです...。
ガスブロ用にカスタムパーツは出ているので、パーツ入手自体は簡単ですが、バッテリーを仕込むのは至難の業ですね。

なので全快娘さんのようにマルイエアコッキングを調達するのが最もコスパに優れていると思います。


何年も前にどこかのブログで、バッテリー一体型のハンドガードを自作されている猛者を見た記憶があります。

ちなみに私はVFCのガスブロに旧型ロア&ハンドガードを換装したものを所有しています。


一発の精度と威力は電動ガン並みなので、夏場でセミ戦であれば電動と渡り合えなくもないサバゲ実用性です。
スリングは思わず二度見してしまうほど高額で取引されているので、潔く諦めましょう(笑)
私は最初見た時、ゼロを一個間違えているんじゃないかと思いました。

・M4


M203がまぶしいですね!しかもショートバレルです。
「サバゲではただの錘にしかならないよ!」と自分を言い聞かせ続けて幾年か経ちますが、そろそろ辛抱たまらなくなってきました(笑)
夏ごろに導入を検討しようと思います。

・腕時計


まん丸のデジタル時計のようです。
デザイン的にGARMINあたりでしょうか。
私はCASIO以外はさっぱりなので、CASIOでないと取っ掛かりすら得られません(苦笑)


・グローブ
変哲の無いノーメックスのタンだと思います。
自分に合ったサイズを適正価格で見かける機会は意外と少ないので、見つけ次第確保ですね。
グローブは装備としては消耗が早いので、予備を持っておいて損はないですね。


・サングラス
おそらくオークリーのM FRAMEだと思います。
初期アフガンODA装備は当時の型のM FRAMEを掛けとけば鉄板ではないでしょうか。
ただレンズの形状は多岐に渡るので、拘るのであればレンズは慎重に選ぶ必要があるかもしれません。


J氏の装備は横PALSの3C BALCSやMP5、ショートバレルのM203等、珍しいアイテムが目白押しで非常に刺激的でした。
無線機をチェストリグに直付けしたり血液型を書いたテープを貼るのは、お金が掛からない着こなしテクニックとして重宝しそうです。
装備構成自体もサバゲ実用性が高そうですし、真似したくなりますね。
とりあえずBHIのチェストリグが私の欲しいものリストの上位に追加されました。

お読みいただきありがとうございました。

この記事の続編は下記リンクになります。

初期アフ映像考察 Discoveryチャンネル編 PART3

初期アフ映像考察 Discoveryチャンネル編 PART4

初期アフミリフォト大量発掘!

初期アフミリフォト大量発掘!PART2

初期アフミリフォト考察⑱ 初期アフカメラ その2

  


2018年03月06日 Posted by 4039  at 21:53Comments(4)初期アフガンAmericas Secret Soldiers

初期アフ映像考察 Discoveryチャンネル編 PART1



全10回に渡って綴った初期アフガン番組「Profiles From The Front Line」考察記事の舌の根も乾かぬ内に、次の番組考察に入ろうと思います。
現在私の中で「ガッサガサな画質に目を凝らすモチベーション」が高めなので、「鉄は熱いうちに叩け」とばかりに邁進中です。

今回から考察する番組は2002年7月に米ディスカバリーチャンネルで放映された「Special Operations Force: America's Secret Soldiers」という番組です。


これも先の「Profiles From The Front Line」と同様、当時アフガニスタンに派遣されていたグリーンベレー隊員に密着取材している内容です。

ナレーション等でも説明が入っているのかもしれませんが、映像中に「CAMP HARRIMAN」の看板が登場しますので、本番組はこの基地に駐在するODAに密着したものと思われます。


看板にもありますが、「HARRIMAN」の由来は本紛争で戦死された故Stanley Harriman准尉から取ったそうです。
車両乗車中に友軍のAC-130の誤射によって亡くなったようです。
参考URL:http://www.arlingtoncemetery.net/slharriman.htm

戦死された日付は2002年3月2日とあります。
従ってこの取材は、3月~放映された7月の間であったということがわかりますね。

CAMP HARRIMANはPaktika州の東北部に位置するようです。
参考URL:https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_ISAF_installations_in_Afghanistan

「Profiles From The Front Line」の第3特殊部隊グループも同じ地域での取材でしたね。

更に部隊推察のヒントになる発見がもうひとつありました。


番組内に登場する「G」という名の隊員です。(本番組の登場人物は全て英語1文字(イニシャル?)で表記されています)
見た瞬間「あれ!?」と思いました。
この方ですが、以前考察した「Profiles From The Front Line」のDREW二等軍曹と同一人物だと思います。


以前の記事(初期アフガンお宝映像考察 PART2)で言及しましたが、このDREW二等軍曹はODA361、つまり第3特殊部隊グループ 第2大隊 チャーリー中隊のODAに所属していた可能性が高いです。
そうなるとこの番組の密着対象ももしかしたら同じODA361、少なくとも中隊までは同じODA36Xだという見方が濃厚だと推察しました。
少なくとも第2大隊の隊員である可能性は高そうですね。

まだザッと見ただけなので浅い部分でしか話ができませんが、早速感動したのがこのシーンです。


「あれ?どこかで見覚えある雰囲気の場所だな。しかも手前に見えるのはもしかして...。」


「あっ!やっぱり!!」

全世界の装備ゲーマーに「初期アフガンODA装備でMP5はOK!」という免罪符を与えてくれたであろう、この写真そのものですね!


まさにこの番組撮影時に撮られた写真だと思います。
「出っ歯色眼鏡の胡散臭い現地民」もどちらにも映り込んでいるところからも決定的でしょう(笑)



というかよく見ると写真にはカメラマンも映り込んでいますしね。

他にもこんなシーンやあんなシーンが目白押しで、とりあえず3CのBALCSが欲しくなること請け合いです。




前回の「Profiles From The Front Line」に比べて1本の番組の1パート、20数分の内容で絶対量は少ないですが、密度は高そうです。
心して観察していこうと思います。

お読みいただきありがとうございました。

この記事の続編は下記リンクになります。
初期アフ映像考察 Discoveryチャンネル編 PART2

初期アフ映像考察 Discoveryチャンネル編 PART3

初期アフ映像考察 Discoveryチャンネル編 PART4

初期アフミリフォト大量発掘!

初期アフミリフォト大量発掘!PART2

初期アフミリフォト考察⑱ 初期アフカメラ その2
  


2018年01月26日 Posted by 4039  at 20:01Comments(0)初期アフガンODAAmericas Secret Soldiers