スポンサーサイト
初期アフミリフォト考察⑲ 初期アフカメラ その3

最近、日本に帰任したらどの車に乗ろうかよく考える時があります。
私の車遍歴はまだまだ浅く、結婚して家を建てた後、30歳手前にして初めて自分の車を買いました。
(実家の車で運転したのは日産ブルーバード→ホンダストリーム→トヨタカローラスポーツ)
私の初めての自分の車は、91年式のフォルクスワーゲン(以下VW)のゴルフ2でした。

18万キロオーバーの大ベテランでしたが、納車してから中国に赴任するまでの約3年間、走行できなくなるような大きなトラブルは無く楽しく乗りました。
めぼしいトラブルはエアコンの送風機構の軸が曲がって異音が出たのと、クーラントがちょい漏れした、マフラーに穴が空いたくらいでした(いずれもお店からは症状が出る前に交換を勧められましたが、ケチって異常が出るまでほっといた私のせいです)。
そんな素敵なカーライフを共に過ごしたゴルフ2ですが、赴任に際して手放しました。
買った時も、乗っている途中の整備も、売った時も神奈川県にあるゴルフ2専門店「スピニングガレージ」にお世話になっていました。

とても丁寧で信頼のおける整備をしていただき、旧い車ですが安心して乗っていられました。
パーツ在庫が豊富で流通ルートも強いようで、旧い車にも係わらずパーツ交換等で何日も待たされることは皆無でした(基本持ち込み即日)。
工場で整備してもらっているところを見学して、仕組みを色々教えてもらったりしたのも楽しかったです。
最近ふとお店のホームページで在庫車両一覧を見てみたら、元愛車が売りに出されていました。


フロントグリルは4つ目に換装されていますが、説明文からも紛れもなく私が乗っていた車です。
偶然SNSで元カノの写真を見た感覚に近いようなものがありました(笑)
次はどんなオーナーが手にされるのか分かりませんが、末永く元気に走り続けて欲しいものです。
ゴルフ2は年式相応の装備の不便さはあったものの、運転自体はとても楽しく十分実用範囲でした。
よくVWの車は「剛性がある」と言われますが、確かに一本芯が入ったようなカッチリした走り心地で、いつまでも運転していたくなるような気持ちよさがありました。
が、如何せん妻からは「振動がー」「音がー」と不評でした(苦笑)
子供も2人に増えましたので、次はファミリー寄りにしなければと思いつつも、道に溢れている現役国産ザ・ファミリーカーの中の1台に溶け込むのは面白くないなと思います。
ランクル(100あたり)やハイエース等の堅牢な国産ロングセラーの車体を、自分好みにがっつりカスタムしながら一生乗り換え無し覚悟で永く乗る、というのも憧れます。
ですが我が家の用途ではオーバースペック&予算的に厳しそうなので、ちょい旧式の安くなった輸入ミニバンを鉄チンホイール換装&メッキパーツをブラックアウトしてチープアップ、あたりで子供が大きくなるまでやり過ごすが妥当かなと思っています。
ゴルフ2でVWの質実剛健さに魅力を感じたので、次はゴルフ派生ミニバンのトゥーランのバリエーションである、クロストゥーランあたりをベースにチープアップカスタムしたいなと目論んでいます。
イメージとしてはこんな感じです。

2012~2014年式なので古すぎず新し過ぎず、日本での販売台数も少なく「皆知ってるVWだけどマイナー車種」という、初期アフに通ずるニッチ加減も魅力的です(笑)
サバゲやキャンプにはよく行きますが本格的なオフロードはまず走らないので、ちょこっとSUV感を纏ったただのミニバンで今の私にはちょうど良さそうです。
そんな妄想が止まらない今日この頃ですが、本題に入ります。
初期アフミリフォト考察シリーズです。
今回も隊員の携帯しているガジェットに注目しました。
トップ画像にもしましたが、下記写真が今回の題材です。

この写真が初期アフグリーンベレーであると考えた根拠は下記になります
・家、子供の感じがアフガンっぽい
アフガンの文化や風習、人種に精通しているわけではないので、あくまで他のミリフォトで見た感じや一般的なイメージのレベルです。
・右の背中が写っている隊員がOTV+TLBVにベースボールキャップ+シュマグ

2002年~2003年頃の初期アフグリーンベレーでよく見るセットアップです。
背中のポケットのフラップでOTVだと判別できますね。

TLBVは単体写真と見比べて判断しました。

・右奥の隊員もおそらくキャップ+OTV着用
肩に見えるドットボタンらしきものがOTVのFLC固定用のループのドットボタン(が外れた状態)と思われます。


・左の隊員のお腹の出具合
完全に偏見ですが、この腹の形はまあまあなおっさんだと思われます(笑)
3CのSPEARの類が見えないので、おそらく19thか20thの予備役SFGだと思っています。

というわけで初期アフグリーンベレーかどうかの確固たる確証はありませんが、少なくともDCUにOTV+TLBVという装備から2000年代初頭の米軍であることは濃厚だと思います。
そんな写真ですが、左の隊員が手にしている機器に注目しました。

カメラですね。
過去2回初期アフミリフォトのカメラ考察をしましたが、これも特徴的なカタチをしているのでいけそうです。
過去記事
「初期アフミリフォト考察⑭ 初期アフカメラ」
「初期アフミリフォト考察⑱ 初期アフカメラ その2」
大きな特徴は左手で持っているレンズ部分が回転できる構造です。

これはかなり探しやすいというか、初見で心当たりがありました。
コンデジ時代幕開けのきっかけとなったと言われるCASIOのQV-10です。

1995年発売です。
今のコンデジでは当たり前ですが、世界初の液晶画面が付いたデジカメです。
液晶画面が付いたおかげで、撮ってその場で確認できるという機能がエポックメイキングとなり、爆発的にヒットしたそうです。
また、Windows95の登場による一般家庭へのパソコン普及期にマッチし、撮った写真を簡単にPCに取り込めるという機能も人気を後押ししたようです。
画素数は超絶低く、SDカードや無線接続こそ無いものの、基本的な使い方は今のデジカメと同じであり、25年前に既に基本は確立されていたんですね。
しかしそのコンデジも平成の終わりと共にすっかり衰退し、時代を感じます。
もう数年もしたら、映画やドラマ等でコンデジを使っているシーンが出ると、今でいうガラケーやポケベルのように「うわ、コンデジとか懐かしー!」と言われる時代が来るんでしょうね。
QV-10は未来技術遺産に制定される程の名機なので、ネット上に資料はたっぷりあります。
以前の記事でも書きましたが、カメラ周りのネット情報はミリタリーの比にならないくらい量が豊富で質も高いです。
これらの画像とミリフォトと見比べてみます。
回転するレンズ部はもちろん、右手で掴んでいる部分の形状等からもQV-10である可能性が高いです。
ただ、以前のOLYMPUS μであったように、この種の製品は同じような形の機種がいくつも発売されている可能性があります。
そこで、2002年頃までのCASIOのQVシリーズを片っ端から調べてみました。



同じようにレンズ部回転機構のカメラは複数ありましたが、ミリフォトのレンズ周りの黒い部分の面積から、下記に絞り込みました。

QV-10

QV-10A

QV-11

QV-10AはQV-10の中身をマイナーチェンジした程度、QV-11はQV-10Aのコストダウンバージョンのようです。
比較レビュー記事等いくつか見ましたが、外装は色が若干違う程度で全く同じ形状でした。
この解像度のミリフォトから判別は不可能ですね。
なので次は販売時期から考察します。
発売時期はQV-10が1995年、QV-10Aが1996年、QV-11が1997年です。
性能はどれもほぼ同じでQV-11が他の2機種より数万円安いコストダウンバージョンなので、QV-11と考えるのが自然ですね。
写真を見つけただけですが英語版パッケージは存在するので、きっと北米でも売っていたと考えられますね。

QV-11(10も10Aも)は外部メモリーはなく、内部メモリーでモードによりますが約100枚保存が可能なようです。
一回のパトロール任務であれば十分事足りそうですね。
ちなみに、内蔵記憶容量は2MBだったようです。
今のデジカメじゃ1枚すら保存できませんね(笑)
プレステ2は8MBのメモリーカードが3500円したのは今でも覚えています。
今3500円出せばその3万倍以上の容量の記憶媒体が買えると思うと、この20年の劇的な進化を感じますね。
駆動方式は単三アルカリ電池4本でカタログ上は2時間連続再生、100枚撮影できたようです。
汎用的な単三電池を使っているので、おそらく現地でも容易に調達できたと思われます。
少し時代と電池は違いますが、Foretrex101も単四電池を使用しており簡単に調達&切れても現場で即座に電池交換して連続使用できたので、その兄弟機種で充電式のForetrex201よりも圧倒的に使用例が多いのだと思います。


充電式って一見便利に思えますが、充電中は使えなかったり、劣化しても交換できない事が多く意外と不便だと個人的には思います。
写真としての質はフィルムカメラの方が上だと思いますが、単三電池さえあれば無限に撮影できるというのは有用だったと想像できますね。
また、撮影したその場でどのような写真が撮れているか確認できたのもかなり重宝したのではないかと思います。
加えてフィルムの交換や現像も不要で、PCに繋げれば即座にデータとして取り込めたのもかなり便利だったと思います。
そう考えると実用性のあるチョイスだったのかもしれませんね。
ただ、2002年前後でQV-11となると結構な旧式だったと思います。
画素数は25万画素ですが、2000年頃のデジカメは200万、300万画素が当たり前になっていたようです。
それに上述したデジカメの利点はQV-11に限った話ではなく、他の後発のデジカメでも言える事です。
なので、当時でも既に性能が一周り低かったQV-11をわざわざ持っていたという所が妄想が捗りますね。
デジタルガジェットやカメラに興味があるなら、もうちょっと新しいカメラを持ち込んでいると思います。
そこで、アフガン派遣前に近所のモールの電器屋かホームセンターあたりでワゴンセールになっていたQV-11をとりあえず買って持ってきた、と妄想しました。
もしくは親戚か近所の友達から出征に際し「これで写真いっぱい撮ってきて」的な感じで渡された、という妄想も映画みたいでいいですね。
こんな感じで自分の装備もアイテム1つ1つにストーリーを持たせることで、より深みが増せると思っています。
最後に、例によって市場調査をして皆様の物欲を刺激して終わろうと思います(笑)
国内オークションを物色してみると、中途半端な古さが幸いしてか、かなりお安く手に入る状況です。
QV-10、10A、11共にちゃんと動く品で2000円も出せば買えそうです。
レンズキットなど、オプションパーツの類も安価に流通しています。

ちゃんと可動して役に立つアクセサリとして、装備のポーチを埋めるにはもってこいなおもちゃになりそうですね。
私は以前、同じく初期アフカメラであるOLYMPUSのμをタダ同然で購入しましたが、フィルム代、現像代がバカにならないので沢山撮るのは気が引けます。

QV-11ならエネループ4本さえ用意すれば、ランニングコストほぼゼロ円で当時っぽい写真がばんばん撮れそうなので、こっちもかなり欲しくなってきました。
ただ、今のPCのハードとOSがQV-11(とドライバ)に対応しているか?確認する必要はありそうです。
ちょっと調べた感じ、ソフトはまさかのフロッピーディスクに入っているようです(苦笑)

誰か中身をネット上にアップしてくれている事を祈りたいですね(笑)
帰国できる目途がたったら購入検討したいと思います。
お読みいただきありがとうございました。