初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2

初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2

現在妻の出産&本社出張の為に日本に帰国中です。
第二子は先日無事に産まれ、俗にいう「一姫二太郎」体制となりました。
産まれてくる子供の性別は選べませんので、こうして両方持てたことは天に感謝するしかありません。
今まで以上にこの趣味に費やせる時間は減ってしまいますが、健康な子らを持てた事を有難く思い、家族と楽しい時間を過ごし、責任を持って我が子らを育て、日本の将来を支えさせたいと思います。

ちなみに今私の住んでいる中国では、産まれて来る前に子供の性別を調べることは違法です。
産まれる前、こちらで知人と話していて「性別は分かったの?」「男だよ」という会話になると、次はほぼ100%の確率で「中国では調べるの禁止なんだよ」という流れになるのでもう耳タコです(笑)
中国では男子を求める傾向が強い為、産まれてくる前に女子だと分かると中絶してしまう人が後を絶たない為だそうです。
一人っ子政策こそ終わりましたが、今も原則2人迄と制限されていたり、経済的に何人も子を持てない家庭が多い事が原因だと思います。
お金のある家庭は外国に行って性別判定をしたり、採血した血を運び屋が違法ではない香港に運んで、その血で性別判定するというビジネスも生じているようです。
こちらにいると「世の中金が全て」という言葉を強く感じる事がままあります。

ちょうど先日、町山智浩さんがラジオで中国の一人っ子政策に関するドキュメンタリー映画「一人っ子の国」の話をされていたので、この機会に見てみようと思います。
初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2

今ならアマプラで配信中です。
一見して朗らかな中国人家族の絵ですが、よく見るとおぞましいポスターですね。


前置きが長くなりましたがそろそろ本題に入ります。
「初期アフミリフォト考察」シリーズも気づけば13を数えるまで来ました。
見切り発車のシリーズだったので3日坊主で終わるかもと思っていましたが、中々筆が進みやすく立ち上げてよかったです。
すでに後続2記事を着々と執筆中です。

今回はまた初期アフグリーンベレー隊員が着用しているG-SHOCKの考察です。
以前、このシリーズの⑤として下記写真のG-SHOCKを考察しました。
初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2

過去記事「初期アフミリフォト考察⑤ 5thSFG隊員の腕時計

今回、その方の別アングルの写真と、同じく写り込んでいる時計を考察したので記事にします。
題材の写真はトップにもしましたが下写真です。
初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2

真ん中の隊員は上記考察⑤で考察したG-SHOCKをしている隊員と同一人物です。
以前の記事でこの隊員の時計の表から見える形状でDW-8700をしていると考察しました。
初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2
初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2

今回の写真で横からのアングルが確認できたので、追記しておこうと思った次第です。
早速アップで見ていきます。
初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2

赤いボタンが見えますね。
手の向きからして、ボタンの付いている箇所は時計の4時側になりますね。
そこでDW-8700を見てみます。
初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2

4時側に赤いボタンが付いていますね!
これは決定的と言ってもいいのではないでしょうか。
ダメ押しで所有しているDW-8700を同じアングルで撮影してみました。
初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2

バンドのウネウネ加減はもちろんのこと、ベゼル上面のシルエットも全く同じです。
この写真のおかげで私の中でDW-8700だという確信がより深まりました。
ここまで確実性の高い製品特定ができると気持ちがいいですね。

ちなみにですが、この方がDCUの下に着こんでいるのはコールドウェザーアンダーシャツだと思われます。
初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2
初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2

下写真のようにジッパーを上まで上げて折り返して着ているのだと思います。
初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2

たまに激安で見かけますが、サイズ表記がアテにならないという話を聞いたので通販では怖くて未だに買えていません。
こういう重ね着とかを見てしまうと欲しくなってきますね。

次に右側の隊員の腕時計に注目しました。
バンドの形状からしてG-SHOCKなのは間違いないでしょう。
根本のウネウネ、両端の穴、ツク棒穴周辺の段落ち、遊環の形状が特徴として捉えられますね。
初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2

また、光の反射から美錠は銀色(=プラではなくSUS美錠)だということも分かります。
しかし残念ながらG-SHOCKはバンドを流用している機種がかなり多い為、バンドだけだとある程度は絞れますがモデル特定は不可能です。

そこでベゼルの形状に注目です。
ベゼル天面ですが、12時部にでっぱりがあるのと、外周部の斜面形状が特徴として捉えられます。
初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2

ここから、DW-5000/5600系ではないかと推測しました。
初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2

DW-5000/5600の一部のモデルのみ天面は平坦ですが、ほぼ全ての機種は12時と6時側にでっぱりが付いています。
(これがあると無いとで、正面から落下した時の耐衝撃性能がかなり違うそうです。)
初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2

あとは2、4、8、10時部側面に特徴的な溝があるのですが、写真の解像度ではあるのか無いのかはっきりしません。
これが見えればかなり確実性が上がるのですが。

これも手持ちのDW-5600Eで同じアングルで撮ってみました。
初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2

酷似していますので、天面でっぱりありの5000/5600系なのは確定的だと思います。
ただ、DW-5000/5600系はかなりの色仕様が発売されていますので、液晶が見えないと特定は難しいです。
なのでここからは周辺情報からの考察をします。
DW-5000C(初代G-SHOCK)は1983年に発売され、直系の後継機であるDW-5600Cは1986年発売、そして1996年にDW-5600CをELバックライト化したDW-5600Eが発売になります。

DW-5000C
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DW-5600C
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DW-5600E
初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2

写真は2001年末頃のはずなので、時期的に考えるとDW-5600Eがちょうど良さそうですね。
次に下記条件に一致するDW-5000/5600系を調査してみました
・2001年までに海外で発売されていた
・ベゼル&バンドが黒
・バンドはウレタンバンド(=クロスバンドは除外)
・ベゼル天面12時、6時側が凸形状

上記で絞り込んだところ、なんと下記2機種まで絞り込めました。
私の調査が本当に全モデル網羅出来ているかは保証ありませんが。
(ちなみにG-SHOCKの歴代モデルを調べるにあたりカシオの公式サイトは便利なのですが、残念ながら日本国内で発売されたモデルのみしか網羅されていません。
なので、今回は別の手も使って調査しました。)

DW-5600E-1
初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2

DW-5600EG-9
初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2


ガラスの印刷とベゼル刻印の色埋め、金属部品の色が違いますね。
両者の側面見の違いとしては、DW-5600EG-9はボタンに金色めっきが施してあります。
写真の隊員のG-SHOCKは銀色に見えますので、DW-5600EG-9ではなさそうです。
初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2

以上の考察結果から、現在も生産が続けられており今も超入手しやすいという個人的な願いもこめて、この隊員のG-SHOCKはDW-5600E-1という結論としました。
もちろん私のリサーチが全機種を網羅出来ていたという保証はありませんし、この隊員が北米以外で展開していた他の仕様を何らかの方法で入手して着けていた可能性もありますので、100%合っているかは不明です。
ただこの隊員は違ったとしても、時代的には適合しているのは間違いないですし、DW-5600E-1は北米でも発売されていたはずなので、初期アフ装備で着けていてもなんら不自然さは無いと思います。
今も生産が続けられており、Amazon等で新品で数千円で買えますので、初期アフ装備の腕元を気軽におしゃれに飾りたい方にお勧めです。
勿論普段使いの実用性も十分ですので、一粒で二度おいしいですね。
ちなみにどうせ買うなら海外仕様(防水表記が200Mのモノ)が米軍装備的にはリアルでいいと思います。
初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2

普通に着けている分には防水表記なんて絶対誰も気づかない箇所ですが、こういう所に拘って独り善がりして悦に入るのがこの趣味の健全な楽しみ方だと私は思います(笑)
私は裏蓋のモジュール番号に拘った結果、同じG-SHOCKが2個家にあります(笑)
初期アフミリフォト考察⑬ 5thSFG隊員の腕時計PART2

過去記事「初期アフOKなG-SHOCK達
おんなじ色形なのに、着けた時の満足感は段違いです。
こういう「特別な想いの籠ったモノ」は大切にしたくなるし、素敵ですよね。

こうしてG-SHOCKの事をちまちま書いていると、また新しいG-SHOCKが欲しくなってきますね(笑)
お読みいただきありがとうございました。




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2019年11月27日 Posted by 4039  at 21:59 │Comments(2)ウォッチ初期アフガンODAミリフォト初期アフミリフォト考察

この記事へのコメント
おもしろい!
この趣味はこういうのがたのしいですよね

コールドウェザーアンダーシャツはめっちゃ小さいので、いつも着てるサイズを買うとぴったりめ、ゆったり着たい場合は、ワンサイズかツーサイズ大きいのを買うと良いと思います^^
Posted by ハシモ― at 2019年11月28日 18:46
ありがとうございます!

コールドウェザーの情報もありがとうございます。
サイズ感は装備集めでもかなり大事な要素だと思ってるので、大変ありがたいです!
いただいたアドバイスでサイズ探してみます。
Posted by 40394039 at 2019年11月29日 01:12
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