ザクⅡみたいなグフカスタム

ザクⅡみたいなグフカスタム

最近日本から香港用SIMカードを輸入代行業者を介して入手してワールドオブタンクスに復帰したり、サイバーパンク2077を買ってしまったのでゲームが忙しくてガンプラのペースが激落ち中です。
ザクⅡみたいなグフカスタム

ザクⅡみたいなグフカスタム

サイバーパンクは今10時間程プレイしてます(ハードはPS4スリム版)。
全体的にかなり好みなんですが、好みな出来なだけにPS4だとグラフィックと動作が数世代前レベルなのが惜し過ぎます。。
諸々のバグ問題が完治し、PS5版のハイスペックな状態で最初から出逢いたかったです。
この世界を高画質&高フレームレート&ロード時間ゼロで楽しめるならPS5買う価値あるなと思えました。
PS5版が出て、PS5入手できるまで凍結しようかちょっと真剣に悩んでます(PS5版へのアップグレードは無料のようですし)。
こんなに「プレイするのが勿体ない」と思いながら遊ぶゲームは久々です。

あと、前の記事で書いた一人用サウナに入っている間もガンプラいじれないので、ここでもガンプラ負荷を持ってかれています。
3ヵ月くらい前のドハマりしていた時期は休日8時間、平日3時間くらいガンプラ触っていましたが、今は休日1.5時間、平日0.5時間くらいになっています。
趣味がいくつもあると自然と入れ込み具合の波が出来るので、まあ気にせず思うがままに時間を使おうと思います。

SNSやブログの投稿ペースとかであるあるだと思いますが、変にノルマみたいなのを掲げると、日々の仕事で疲れた心身を休める為にやってるはずなのに、なんだか仕事みたいになっちゃって本末転倒ですからね(苦笑)
とはいえ何にも目標を設けないと完全放置してしまいがちな性分なので、当ブログは「絶対に月1記事以上は書く」という超ユルめのノルマは一応設定しています(笑)
当ブログは現在開設3年半になりますが、今のところ月2記事以上は全月で達成できています。
逆にひと月でも更新しない月が発生したら、途端にやる気が無くなってパタッと止まりそうですが(苦笑)
既に30数年付き合っているこの心と体ですが、いまだに己のモチベーション管理がうまくできない今日この頃です。

では本題です。
HGUCのグフカスタムをザクカラーで作ってみました。
ザクⅡみたいなグフカスタム

ザクⅡみたいなグフカスタム

ザクⅡみたいなグフカスタム

以前製作した熱帯戦用ドムにシンボルのガトリングシールドをあげてしまったので、悩んだ末今回の形になりました。
下はガトシーを貰ってはしゃぐドム君の図です。
ザクⅡみたいなグフカスタム

今回製作にあたって考えた設定は下記です。
「純粋なザクⅡの上位互換機として運用されたグフカスタム」というイメージです。
グフカスタムが運用開始されたのは一年戦争後半で、地球に降り立ったジオン軍は疲弊しきっていた頃だと思います。
開戦前からずっとザクⅡに搭乗していたパイロットにグフカスが支給されたはいい物の、機種転換訓練を受ける余裕もなく実戦に出撃しなくてはいけなくなったら...という想像をしました。

ザクと同じジオニック製MSで、OSやコックピットのUI等含め、基本的な体格や操縦感覚は同じですが、専用の武装類がザクのそれとは全く違うので使いこなすにはそれなりの習熟訓練が必要だと考えました。
しかし戦場は万全な準備を待ってはくれません。
使いこなせない武装で実戦に出るのは自殺行為だと判断し、急遽現場の前線基地で使い慣れたザクⅡの武装にセッティングしたのが本機です。
グフカスタム特有のトリッキーな戦術は展開できませんが、ザクⅡの純粋な上位互換機として活躍できたと想像します。
・両肩アーマーをザクの物に変更
・射撃兵装もザクと同様の物を使用
・近接兵装も使い慣れたヒートホークを使用(ただしグフカスの出力に合わせて発熱効率は向上)
・ヒートロッド射出機構は左腕に移設し、グレネードランチャーに改造
・カラーリングは一般的なザクの色とし、欺瞞性向上

米軍の一部部隊なんかはAKやRPG等の所謂「敵性武器」での訓練をやっていたりもしますよね。
MSも兵器、しかも銃器なんかよりよっぽど制御の難しい代物のはずなので、いくら未来でも誰でも訓練無しでいきなり実戦というのは非リアルだよなと思います(勿論今より高性能なシミュレータとかはあるとは思いますが)。

いきなり機種を乗り換えて獅子奮迅の活躍が出来るのはごく一部のエースパイロットや、アムロのような特異な人間くらいだろうと想像しました。
グフカスタムを支給されるレベルのパイロットも相当腕が立つ部類だと思いますが、歴史に名を残すパイロットに比べれば平凡の域を出なかった者も多くいたと思います。
そんな「今までザクに乗っていた普通のパイロット」を想像した時、たとえグフカスタムの専用武装が強力だと分かっていても、使いこなせない状態で実戦に出るのは自殺行為になると思います。

通常、新機体を受領する際は、休暇も兼ねて後方拠点に移動し受領、そのまま転換訓練を経て復帰すると考えました。
(「シン・マツナガが新機種受領の為に本国に戻っている間にソロモン戦が起こり、ドズルと共に闘えず男泣きした」という話から想像しました。)
しかしグフカスタムが登場した頃のジオン地球軍には、現場の優秀なパイロットを暫く後方に置いておける余裕は無かったと思いました。
そんなジオンの逼迫した戦況を想像しながら、今回のセッティングを組んでみました。

両肩アーマーはザクの物に換装しています。
ザクⅡみたいなグフカスタム

ジョイント規格は同じものだったと想像に難くないので、ヘソ曲がった妄想設定は考えてありません。
ここをザクの物にするだけで一気にイメージが変わりますね。
実際遠距離だったらザクと見間違える可能性が各段に上がりそうですね。

どちらも家に余っていた部品で、シールドはHGUCザク、スパイクアーマーはHGUC F2ザクから持ってきました。
肩部品はグフカスだとジョイントの軸が下にあり過ぎて窮屈な感じになってしまったので、これまた余らせていたHGUC 高機動型ザクの肩に換えています。
肩部品は無改造で交換できました。
やはり発売時期が近いキット同士は相性がいいですね。

この2つの肩装備は基地在庫品をそのまま使用した設定なので、新しく塗ったグフカス本体とは微妙に色が異なるとよりリアルかなと思いました。
日焼け等による退色はあるでしょうし、使用する塗料も大元の色見本は同じだとしても、生産拠点や時期等によって色味は微妙に変わってくると思ったからです。
実際同じ規格のモノを複数の場所で大量に生産する仕事に関わっていますが、素材や設備等の都合(所謂4M)で同じ塗料が使えない物同士で「互換色」を開発するのは思いの外苦労します。
さらに同じ塗料であっても、ロットによる色味バラつきは大なり小なり発生します。
その「同じ色なんだけど違う色」という、量産品ならではの感じを再現する為に同じスプレーで塗った後、肩装備に関しては白に少し青を混ぜた塗料でフィルタリングしてみましたが、ちょっと遠慮し過ぎでほぼ変わらない見た目になってしまいました。
でもあまりやり過ぎると嘘くさくなりそうですし、この辺りの塩梅は中々難しいです。
まだまだ修業が足りません。

射撃兵装はザク同様、任務によってフレキシブルに持ち替え可能です。
120mmマシンガンを携行する場合は予備弾倉を腰部に2個装着し、継戦能力を高めています。
ザクⅡみたいなグフカスタム

後述しますが、ヒートロッド射出機構は射撃兵装と干渉しやすいので、前腕を左右入れ替えています。
写真の120mmはオリジンHGの高機動試験型ザクのみに付属しているマシンガンです。
MGザク Ver1.0等に付属していたものに近い形状です。
私はこのデザインがザクマシンガンの中で一番好きです。
マガジンは天面の窪みのデザインがそれぞれ異なります。
M4のマガジンも運用時期やメーカーによって形状や色、素材が違ったりしますので、些細ですがこういう部分でも「現地感」を演出してみました。

ジャイバズ担いだ姿も中々サマになりますね。
ザクⅡみたいなグフカスタム

前作ったグフA型の時も書いたと思いますが、私の中の「オラ設定」では、地球の重力下でザクはジャイバズ持てないけどグフは持てます。
根拠としては、地球でザクがジャイバズ持った描写はメジャーな作品では皆無で、逆にグフは正史の劇場版でジャイバズ担いでいるからです。
マニピュレータの規格はザクグフで同じだと思うので、腕部アクチュエータの出力差が運用可否を決定づけたと妄想しています。
なので、ジャイバズ運用できるという点はザクに対してグフの大きな利点だったと妄想しています。

近接兵装も使い慣れたヒートホークを腰に装備しています。
ザクⅡみたいなグフカスタム

ただし、ヒートサーベルの方があらゆる面でヒートホークより優秀でしたので、パイロットは一刻も早く慣熟訓練を完了しグフシールド+ヒートサーベルに換装したい思いだったでしょう。
ヒートホークは機体のジェネレータ出力によって発熱温度も変わったと想像し、グフカスが持つとザクよりは溶断性能は高かったと妄想しています。
オリジンHGから収納状態のヒートホークを持ってきました。
オリジンHGのヒートホークはHGUC系の物よりも大型で格好良く、かつ「収納状態」というコンパクトに出来る設定があるので腰等に下げやすくて気に入っています。

マガジンやヒートホークを装着する為に、腰部にラックを新設しました。
ザクⅡみたいなグフカスタム

ドリルで穴を空け、そこに社外品の3mm軸ジョイントを突っ込んだだけのお手軽改造です。
穴径が小さすぎて圧入がキツ過ぎ応力が掛かってしまい、スミ入れで割ってしまいました...。
こんな凡ミスしてしまうとは情けないです。

ヒートロッド射出機構は左腕に移動しています。
ザクⅡみたいなグフカスタム

ヒートロッドもかなり癖のある兵装なので、未訓練での実戦投入で活用は期待できず、グレネードランチャーに改造してあります。
これも以前製作したグフで同じオラ設定をしましたが、お気に入りの設定です(笑)
ザクマシンガン(MMP-78)のアンダーバレルグレネード弾を使用する設定です。
ランナーの先端を丸く成形し、エナメル塗料で塗装後接着しました。
改造するようになってからランナーはただのゴミでは無く、キットと同素材で同成形色の超ありがたい工作素材に見えるようになりました。

全体のカラーリングは一般的なザク量産カラーに準拠しており、両肩のアーマーも相まって欺瞞性は高かったと思われます。
敵対する連邦軍部隊がザクⅡとグフカスタムを見誤ったら結構な過小評価をしたことになり、その分有利に戦闘を展開できる可能性が高くなります。
真っ赤で派手派手なパーソナルカラーは戦う前から相手の士気を下げる事ができると思いますが、こうやって地味に欺瞞する事でも戦う前から有利に出来ると思います。

キット自体は巷でもかなり高評価だけあり、組みやすく合わせ目も少なく、スタイルも良く、余計なストレスなく楽しく作れました。
モノアイは定番工作としてクリアパーツ+ホイルシール裏貼りでディテールアップしています。
ザクⅡみたいなグフカスタム

最後に以前製作したグフA型と並べます。
ザクⅡみたいなグフカスタム

汎用性向上改修したという設定のグフは私のMS性癖に突き刺さります(笑)
というか、元々グフが指バルカンにムチというびっくりメカ過ぎですよね。
汎用性がウリのMSのはずなのに、運用形態が限定し過ぎな感が否めません。
ただ、グフは連邦のMSの投入を見越した対MS戦特化の開発方針だった、という見方をすれば中々リアルな設定だと個人的には思います。

二次大戦の戦車も最初は歩兵の支援が主でしたが、途中から敵戦車と対峙するという仕事が重要になり、対戦車能力が進化していったという認識なので、グフを見ているとその辺りの実際の歴史的背景に重なるものがあります。
私の中ではザクがドイツ軍の3号戦車や4号戦車で、グフは4号突撃砲やヤークトパンターといった駆逐戦車の感覚です。
こういう「リアルな背景」が想像できるMSは大好物です。

1/144キットの中で、すごく作りたかったキットはあらかた作ったので、そろそろMGにも手を出していこうかなと思います。
お読みいただきありがとうございました。




同じカテゴリー(ガンプラ)の記事
 モルモット隊鹵獲ザク (2022-06-29 18:09)
 最近作ったガンプラまとめ PART2 (2022-02-28 18:31)
 ハイザック 火力支援型 (2021-08-20 18:33)
 最近作ったガンプラまとめ (2021-07-22 18:33)
 PGザクⅡ改造 旧ザク (2021-05-08 18:32)
 1/144 61式戦車 (2021-04-23 20:53)

2020年12月21日 Posted by 4039  at 18:40 │Comments(2)ガンプラ

この記事へのコメント
いつも楽しく拝見させて頂いています。
もう40年位模型作り倒してますが、ザクカラーのグフって思い付きもしなかったのですが、とてもカッコイイ、設定込みでアリだと思います!
ジオンMSの系譜は旧ドイツ軍戦車をモチーフにしたのでは?と常々思ってました。戦車を知れば知るほど三号戦車は、旧ザク、四号戦車はザクⅡ、グフはソ連のT34に対抗する為に作られた五号戦車バンター戦車、ドムはタイガー戦車、ゲルググはキングタイガーと歴史的な背景がイメージが重なります。
Posted by 瀕死のたぬき at 2020年12月22日 03:26
コメントありがとうございます。
お褒めのお言葉恐縮です!
仰る通り、ジオンのMS達と独軍戦車の系譜は重なるモノがありますよね。
開戦時にセンセーショナルでエポックメイキングなデビューを果たし、その後敵の新鋭機に苦しみながらも大戦通して戦い抜いたという点からは、ザクは零戦とも被る要素があると思っています。
Posted by 40394039 at 2020年12月22日 08:50
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。