ジムD型

ジムD型

先日、老舗戦車ゲームのワールドオブタンクス(WoT)のコンソール版(PS4、Xbox one)が、大型アップデートされました。
起動してみると、ロード画面でいきなり憧れの漢三人衆が登場しました。
ジムD型

どうやら新シーズンは「アクションヒーローズ」というテーマらしく、アクション映画スターとのコラボイベントですが、これ以上ない人選ですよね!
見た瞬間めちゃくちゃテンション上がりました。
対戦を繰り返しタスクを完了しポイントを稼ぐと、車長としてランボーやブラドック大佐やスネーク・プリスキンが手に入ります。
顔だけではなく、最初からスキルスロットが3つ解放されていて経験値1.3倍ボーナスというオイシイ能力を持っています。

と、シーズンイベントは大変素敵だったのですが、今回のアップデートは「もう別のゲーム」と呼べる程システム面に変更が加わりました。
グラフィックと効果音が根こそぎ変わったのは好みの問題ですしゲームプレイには直接関係ないのでまあいいのですが、UI周りや一部スキル、装備品も一新され立ち回りを根底から覆すシステム変更も多く入りました。
私はまだ9000戦くらいしかしていない青二才(総プレイ時間800時間くらい)なので、流されるまま新システムになんとか体を慣らしていますが、何万戦もしているベテランからすると耐え難い変更だったと思います。

今は数度改修が入ってまともになってきましたが、実装初日は明白に改悪と呼べる出来でした。
起動時にノリスとスタローンとラッセルを見て超アガッた直後、プレイして絶望しました。
今年一番の感情の乱高下だったかもしれません(笑)
プレイヤーアンケートでも確か90%近くが「アップデートに不満」と答え、公式フォーラムも大荒れだったようです。
普通にプレイしていたら「超やりづらい」と思う改悪を平気でしてくるので、プレイヤーからは「エアプ運営」と揶揄されています。
ただ、確かに良くなっている部分もあるにはありますので、最終的には皆が納得する構成になってきそうな期待はしています。

ここまで一気に変わると、もう在りし日のWoTは二度と遊べないという感情が生まれ一抹の寂しさを感じます。
ゲームのオンライン化が当たり前になって久しいですが、便利で幅が拡がった反面、今回のように好きだったゲームを二度と遊べなくなるというのは懐古趣味者にとっては弊害と言えるかもしれないですね。

では、そろそろ本題に入ります。
今回もガンプラです。
一時に比べて製作スピードは落ち着いてきていますが、基本毎日コツコツ手を動かしてます。
年末年始は良い意味でくだらないテレビ特番が沢山やるので、ながら見しながらガンプラ製作が捗りそうです。

今回はHGUCのジム寒冷地仕様を塗り替えました。
ジムD型

以前製作したジムスナイパーカスタム用の盾が欲しいが為だけに買ったキットです(笑)
供養の為、とりあえず組みました。
製作にあたりジム寒冷地仕様について調べ直すと、寒ジムはジムD型のマイナーチェンジ(寒冷地向け装備を追加した仕様)という事を知りました。
ジムD型はジムコマンドの前身という位置づけの機体です。
外観上は寒ジムとジムD型は変わらないという設定のようなので、ノー改造です。

ジムコマンドの前身さを出す為に、武装はコマンドシールドと90mmマシンガンにしてみました。
ジムD型

ジムD型は量産型ジムよりも後に登場したはずなので、戦争の舞台は既に宇宙になっていると思い、ウェザリングは黒色でウォッシング&ドライブラシしたのみで地上汚れは無しにしました(最近地上MSばっかり作って飽きてただけです)。
設定を結構調べましたが、ジムD型は宇宙で稼働できるのかイマイチ分かりませんでしたが(苦笑)
まあジムコマンドの前身であれば宇宙仕様も作られたはずだと脳内設定しています。
カラーもジムコマンド宇宙用を眺めながらざっくり塗りました。

キットは結構古いので、相応に構造も古く、最近のキットに比べると厄介な後ハメや合わせ目が多かったです。
(スネやアンクルアーマーや前腕は見事に左右真っ二つ、頭部も前後真っ二つだけどバイザー挟み込み式、胴体のダクトも先ハメ式)
ネットで先人方の後ハメ技術を参考にしながらやっつけました。
「そうきたか」的な後ハメアイデアばかりで、自力では思いつかないレベルのものばかりでした。
ネットが無かったら後ハメ考えるのに苦悶した挙句投げ出してたと思います(苦笑)

股関節は単純なボールジョイント、肩関節はスイング無しの一本軸、肘膝関節は非二重など、完全に前世代的な構造で可動の自由度は低いですが、スタイルやディテールは今の目でも十分カッコいいと思います。
ジムD型

しいて気になった所と言えば銃の握り手の指の造形がゴツ過ぎというか、なんか体に対して太すぎじゃね?ってくらいです。
さらにビームサーベルは手と柄と刀身が白色の一体成型なので、塗り分け的にもディテール的にもキビシイですね。
ジムD型

この時代のキットとしては遅れた仕様だと思います。

ただ、マニピュレータ周りはバンダイ含めサードパーティからもお手頃価格でハイディテールなパーツが出ており簡単に交換できるので、そこまでマイナス点とは思いません。
ビームサーベルも適当な連邦軍キットを他にも持っていれば大抵数本余ってますしね。
なので寒ジムのビームサーベルの省略化は良い判断だったと私は評価しています。
刀身を切断してクリアパーツに差し替えして、柄と手をちゃんと塗り分ければ、単に握りこぶしに柄を差し込んだだけの手首とはまた違った表情を演出できますしね。

ガンプラは完成した後の構造は勿論すごいですが、ランナーを眺めていると金型も長年培った相当なノウハウが込められているんだろうなと思います。
ランナーの枚数を可能な限り抑えつつ、設定上の色分けを出来る限り再現し、成形不良が起こらないよう樹脂の流れ方も考えているはずです。
可能な限り少ないランナー数で目立たないゲート位置、ヒケもウェルドも最小限に抑えて、しかも部品はどんどん繊細で複雑な形になっていってます。
今はパソコンで流動解析ソフトがあり金型内の樹脂の流れをシミュレートできるようになっていますが、もちろん40数年前は無かったでしょうからとてつもない苦労があったと思います。
子供の頃から、プラモは箱を開けてランナーの束を見た瞬間がある意味テンションの最高潮なのは今でも変わりません。
「こんな平面の物がどうやって組みあがって、あんなカッコイイMSや戦車や戦闘機になるんだろう」とワクワクします。
ランナーが多過ぎると冷静になって作り始めた頃にゲンナリしますが(笑)

今年一気に工場を拡張して新型成形機も入ったはずなので、これからもガンプラがどんな進化を遂げていくか非常に楽しみです。
増えた生産キャパを活用して再販キットの生産にも沢山手を回してもらえるとありがたいですね。


アクションベースに取り付ける為の肛門股間の穴も無いので、取り付けが不安定です。
ジムD型

この写真とった直後に前のめりに転倒し、見事に頭部アンテナが折れました。
アンテナ付けて通信強化したのは通信環境の悪い寒冷地仕様の装備という妄想をし、D型には無かったと信じ込み自分を慰めました。

今回は肩に力を入れたオラ設定も改造もせず、気軽に作れました。
合わせ目消しはやる前は「やすり掛け嫌だな~めんどくさい!」と思うのですが、いざ手を動かし始めると止め時が分からず没頭してしまう不思議な作業で、上手に合わせ目が消せた時は自分が魔法使いにでもなった気分に浸れます。
そんな合わせ目消しの喜びをしっかり感じさせてくれる良キットだと思います。

余談ですが、クリスマスになると0080関連のワードがツイッターでトレンドになりますが、皆0080好きですよね。
ジムD型

私は子供の頃見た時はアル生意気だしバーニィヘタレだし、何よりケンプファーのやられ方が納得いかなくてあまり好きではありませんでした。
ある程度大人になって見返すと見え方が全然違って、しみじみといい作品だなあと思えるようになりました。
スパロボ等でバーニィとクリスが微笑ましくいちゃいちゃしている様子を見ると、物語的にはOVA版より陳腐になってしまっていると分かっていても小説版のラストを正史としたい気持ちになります。

これが今年最後の記事になると思います。
今年もお読みいただきありがとうございました。
来年も引き続きよろしくお願いします。
それではよいお年を。




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2020年12月30日 Posted by 4039  at 21:48 │Comments(0)ガンプラ

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