リアルソード 56式自動歩槍 PART4

RS 56式の記事も第4回となりました。今回で最終回です。
正直、56式だけで4回も記事が書けるとは思いもしませんでした。
前回までの記事はこちらから
リアルソード 56式自動歩槍 PART1
リアルソード 56式自動歩槍 PART2
リアルソード 56式自動歩槍 PART3
最後は外装カスタマイズ詳細説明です。
外装に関しては下記加工を施しました。
・バヨネットを基部から取り外し
・木製ストックを一皮剥き、オイルで再仕上げ
・メタル部分をペーパー掛けしエイジング
・防錆剤を塗布し防錆処理
順に詳細を書いていきます。
・バヨネットを基部から取り外し
PART2でも述べましたが、バヨネットが重いし個人的にカッコよいとは思えない上、定例会では模造刀は大抵禁止です。
RS 56式をお持ちの方は、定例会等では刀身のみ外して対応している方が多いようです。
私はフロントサイトごと交換したかったのですが見事に惨敗しましたので、バヨネットだけでも取り外そうと試みました。
ミリフォトでも外れている個体が多いですしね。

そこで私は
バヨネットの基部は写真の赤丸部の円柱パーツでフロントサイトと嵌合しています。
この円柱パーツはカシメられ、いわゆるハメ殺しの状態なので、外す=破壊となり元に戻せない作業になります。

私も実物装備再現愛好家の端くれとして、これを再現することに決意しました。
必要なのは勇気と鈍器だけです。
円柱パーツにポンチをあてがい、かなづちで力いっぱい叩きつけると
見事外せました!
外した後の円柱パーツ側面からの写真です。写真下側から突き外したため下側は変形しています。本来は両側とも上側のように曲がっており、フロントサイトにカシメられています。
見る人が見たら「なんてことを!」と目も当てられない事をしでかしたのでしょうが、私は大満足です。
こういう価値観の違いもこの趣味の面白いところですよね。
こうしてフロントヘビーは改善し、ミリフォトのような「現場感」もUPし、私にとってまさに一石二鳥なカスタムでした。
・木製ストックを一皮剥き、オイルで再仕上げ
購入当初は下のカタログ写真のように、木製パーツはニスでテッカテカの仕上げでした。
PART2の記事で掲載した実銃比較を見ると「リアル」でいえばこのままが最もリアルだと思います。

ただ私の大好物である、現場で使い古された感じ(前後しますがこれを私は「現場感」と言っています)とはイメージが違いました。
現場、つまり軍事施設や戦場で使用と整備を繰り返せば深い「味」が出てくるのだと思いますが、月イチのサバゲ程度では、きっと私が死ぬまで使い続けても綺麗な姿のままでしょう。
なので加工です。まず#80~#240のペーパーでニスを剥がしました。
このとき、ついでにレシーバーとストックの段差も修正しました
RS 56式はレシーバーとストック下側に段差があります(どの写真でもそうなので個体差ではなく仕様だと思います)

この出っ張った角がグリップする手の親指と人差し指の付け根に当たり痛いので、面取りしました。
写真ではちょっとわかりづらいですが、効果はてきめんです。
一皮剥いたところでオイルの登場です。
オイルは多数ありますが、私は「ワトコオイル」という有名なオイルステインの「ダークウォルナット」色と「チェリー」色を適当にブレンドしながら使いました。
ワトコオイルの色味や使い方は、多くの意識高い系DIYサイトでおしゃれに紹介されていますのでそちらをご覧ください。
私の56式はおしゃれ家具のように綺麗に仕上げる必要は皆無なので、おしゃれ解説を斜め読みしながら意識低い系の作業をしました。
斜め読みの成果か、見事なムラが残りました。またもや人にはご理解いただけないと思いますが、私には大満足です。
あとはゲーム中等にいろんな物にぶつけたり擦り付けたりして、凹みや傷を付けつつ、オイルで手入れを繰り返して更に深みあるストックに仕上げていこうと思います。
・メタル部分をペーパー掛けしエイジング
RS 56式は箱出しの状態でも荒々しい仕上げなのですが、やはり「新品」であり、私のイメージする「現場感」とは少し違います。

なのでスチール製AKの定番加工である、ペーパー掛けでエイジング加工をしました。
手でよく触ったり、服や装備と擦れそうな部分を想像しながら#2000以上のペーパーで適当に擦るだけの簡単な作業ですが「現場感」は見る見る内に増していきます。
エイジング加工後の56式のレシーバーは陽光の下で見るとごらんの通りムラムラとなり、これまた満足です。
・防錆剤を塗布し防錆処理
これが最後のカスタム項目になりますね。
RS 56式は非常に錆び易い事で有名です。
最近まで秋葉原にあったショップで、自由に展示品を触れるお店があったのですが、そこに展示してあった56式が見るも無残にサビサビでショックを受けたのを覚えています。
これも購入に二の足を踏んでいた大きな理由でした。
しかし、しっかり防錆処理さえしておけば何ら問題ないはずです。
私の行っている錆対策をご紹介します。
※以下の手法は外装部品にほぼプラスチックやゴムが使われていないRS 56式だから出来る手法ですので、ご注意ください。
「防錆処理」なんてかっこつけて言っていますが、要は写真のKURE666を塗布しているだけです。
KURE666ですが、海用品向けの防錆・潤滑剤です。
有名な556のさしずめ「マリタイム」といったところでしょうか(笑)
556より塩分と水分、つまり汗に強そうなので666にしてみました。
エアソフトガンの防錆対策、表面保護と言えば樹脂部品を侵さないシリコンオイル塗布が一般的だと認識していますが、どうも効果が切れるのが早い気がしていました。
ネットで調べていると、各種ケミカルの防錆効果を検証していらっしゃる素晴らしい記事に出会いました。
やはりシリコン類は防錆効果はあまり期待できないようです。。
RS 56式はトリガー後ろのメカボックスに被せるギアカバーと、マガジン上部、下部くらいにしか樹脂部品は露出していないので、そのあたりに少し気をつけるだけで有機溶剤たっぷりのKURE666が使えます。
塗布面はベタつきも無くスベスベした触感で、鈍い光沢を放ちます。
さらにオマケとして「いかにも私は工業製品!」と主張せんばかりの芳醇な香りまで身にまといますので、言うことなしです(笑)。
(機械部品商社に勤めるある友人が、KURE666が塗布された私の56式を持つなり開口一番「ベアリングの臭いがする!」と言っていました。)
まだ購入して2ヶ月程度なので何とも言えませんが、毎日のように素手で触りまくっていますが錆は皆無です。
手荒れ等も私の手には起きていません。
しばらくは月1のゲーム終了後を目安に塗布する程度のメンテナンスで様子を見てみます。
ダメだったらまた改善策を試行錯誤するのも、この趣味の楽しいところですよね。
以上でひとまずRS 56式についての記事は終了です。
LCTやE&L製が2丁買えてしまう程の価格ですが、その価値は十分にあると思わせてくれる逸品なのは間違いないと思います。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。
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