ホース・ソルジャー 装備考察 PART2

巷と己の熱が冷めない内に、どんどん記事にしていこうと思います。
なんかここ数日、ひたすらPCとにらめっこして文字を打ち続けている気がします(笑)
前回に引き続き、映画「ホース・ソルジャー」の登場キャラクターの装備を考察していきます。
前回はこちら
ホース・ソルジャー 装備考察
※今回も劇中のシーンに触れていますので、ネタバレに敏感な方はお読みにならない方が懸命かと思います。
前回のペースで書いていると全然終わらない気がしてきたので、ペースアップして気になったことだけササッと考察していきます。
まずはネルソン大尉の副官のハル・スペンサー准尉です。

演じられたマイケル・シャノンはとてもいい味を醸し出す俳優さんですよね。
彼のデビュー作である「恋はデジャ・ブ」は名作中の名作だと思います。

とても有名な映画なので殆どの方が観ていると思いますが、もし未見の方がいらっしゃったら猛烈におすすめです。
私は幼少期にTVで吹き替え映画を見過ぎたせいで、ビル・マーレイは吹き替えで見ないとしっくり来ないのですが、江原正士派です。
この映画の唯一残念なところは、吹き替えが安原義人だということです。まあ安原マーレイもゴーストバスターズで見まくっているので違和感は全くありませんが。
私の脳内では、ビル・マーレイは日本語しかしゃべりません。あとバック・トゥ・ザ・フューチャーのマーティとドクも日本語しかしゃべりません。シュワスタローンブルースウィリスは日本語の方が上手なバイリンガルです。
頭のおかしな事を言ってないでそろそろ装備に話を戻しましょう(笑)
個人的にはこのスペンサー准尉が一番謎装備です。

プレキャリは詳細は分かりませんでしたが、デザイン、カラー共に明らかに最近の物のように思えます。
生地とファステックスの色からFirst SpearやLBTかな?とあたりをつけて探してみましたが、特定できませんでした。
まあオーパーツと判断した時点でほぼ興味がなくなり、ろくに調査していませんが。
頭もボーマンのヘッドセットと、初期アフODAのイメージに無いものです。
初期アフODAであればRACALのURBANが鉄板かと思います(TASC1も?)。

もしくは前回も書きましたが、皆大好き受話器H-250ですね。

安くて存在感があって、ポーチやポケットに引っ掛けるだけで「野暮ったさ」3割増し確定のステキアイテムです(笑)
羽織っているジャケットもOD色のミリフォトでは見たことが無い物です。
どうせなら似ている形のナイトカモパーカーにすればよかったんじゃね?と思いました。

M4のアクセサリはしっかりしてそうですね。

たしかM4で狙撃しているシーンがありましたが、どうせ狙撃させるならMk12あたりを持たせて欲しかったですね。


こういう細かな心遣いというか発想というか、「マニア心くすぐりサービス精神」は全体的にあまり感じられない映画でした。
多分監督はミリタリーには興味が無いんじゃないかと思います。
なんというか、ミリタリー描写に対する「熱」とか「愛」をあまり感じられませんでした。
賛否ありますが、このあたりマイケル・ベイなら非常に「アツく」撮っていたんじゃないかと思います(笑)
ACOGのレティクル覗き込み視点も確か単なる十字だったと思いますし(記憶違いでしたらすみません)。
きょうびTVゲームでも光学機器毎のレティクルは再現されているというのに、邦画並みのディテールの甘さには閉口しました。
次はマイケル・ペーニャ演じるサム・ディラーです。

マイケル・ペーニャはすっかりハリウッドLE、ミリタリー映画の常連ですね。
個人的には役柄的に「ポスト トム・サイズモア」と思っています。

ちなみに女性のこの位置は満場一致でミシェル・ロドリゲス姉御でしょう(笑)

マイケル・ペーニャの起用について、私はひそかに初期アフドキュメンタリー番組「Profiles From The Front Line」で登場したDREW二等軍曹がモチーフになっていると思っています。

この番組もジェリー・ブラッカイマーが製作しているところが発想の根拠です。
アーマーはこの方もネルソン大尉と同じく、ODAらしからぬAAV着用です。

チェストリグはポーチのフラップの特徴から、EAGLEのユニバーサルチェストリグのODだと思います。

写真はコヨーテだと思いますが、ポーチの配置は映画と同じ構成に見えますね。
このチェストリグに関しては恥ずかしながら無知ですが、少し調べた限りだと04年製のバックルが使われている個体があるようなので、年代的にはアリなのかなと思います。
ただ、初期アフODAが使っている認識は私はありません。
まあEAGLEですし色もODというところで、使用されていたとしても自然に思えます。
TAC-TのMAVあたりにしておけば無難だったのにとは思いますが。


ちなみに無線のマイクはH-250を使っていますね。ナイス野暮!(すごく誉めています)

グローブはノーメックスのフライトグローブのタンだと思われます。
このグローブはタンもセージグリーンもどちらも実際のミリフォトで使用例がごまんとありますので、大正義ですね。


サム・ディラーが出演しているシーンで、敵陣を迂回する作戦時にお腹が空いて、たまたま通った羊飼いから足元を見られて高額で羊を買うシーンがあったと思います。

全10話のドラマであれば「息抜きシーン」として良いですが、極限まで圧縮しなければならない映画の尺で入れるにはあまりにも無駄に感じました。
また、21世紀の最強軍隊の中の更に粒選りの特殊部隊が、現地調達しないと糧食が間に合わない作戦立案、装備で出撃するのか?甚だ疑問に思いました。
まあ「必要最低限の糧食はあるが、士気高揚の為に嗜好品として羊を調達した」と解釈すれば何とか納得はいきますが。
旧日本軍のインパール攻略時に牟田口中将が実施した無謀極まる「ジンギスカン作戦」ではあるまいし、もし「食料すら無いほど物資が困窮していた」という表現としてこのシーンを入れたのであれば、非常に幼稚な描写ではないかなと思いました。

昨年の夏にNHKで放映していたインパール作戦の特集は非常に分かり易かったです。
毎年8月は良質な戦記番組がたくさん放映されますので、NHKを要チェックです!
そもそも、もし食料が現地調達必要なほど補給が切迫しているなら、ボディアーマーは真っ先に装備から除外されるはずですが、劇中ではしっかり着込んでいたと記憶しています。
「腹が減っては戦はできぬ」は人類史始まって以来の普遍的な教訓だと思います。
どんなに甲冑や鎧、プレキャリを着込んで鉄壁の防御にしても、お腹が空いて動けないのでは元も子もない事は子供でも分かりますよね。
こんな重箱の隅を突くような歪んだ見方をして映画が楽しめないのは、不幸以外のなにものでもないですよね(苦笑)
純粋無垢だった高校生ぐらいでこの映画を見ていたら、きっと今頃「神映画」として学校で友達と目を輝かせながらトークに花を咲かせていたと思います。
下手したら「乗馬教室通いたい!」と親に泣きついていたかもしれません(笑)
物を知って大人になるってツラい事ですね。
なりゆきで色々文句を書いてしまい、読む方によっては不快な思いをさせてしまったかもしれません。申し訳ありません。
しかしこれも私の溢れかえる「初期アフ愛」故の発言ということで、どうかご容赦いただければと思います(笑)
「初期アフ映画」は、思いつくのが「オブジェクティブ」というカルト映画だけという、戦争映画の中でも「超」が付くほど不遇なジャンルです。

そこにハリウッド大作という巨石を投じていただけた時点で「5億点!」というのが大前提の上での些細な苦言です。
ドキュメンタリーやメイキング映像付きのDX版ブルーレイなんかが出た日には間違いなく即予約すると思うので、ツンデレもいいとこですね(笑)
お読みいただきありがとうございました。
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原作では徹頭徹尾準備不足であったことが事細かに描写されており羊のエピソードもその一端なのですがこのポストに限らず原作を読んでいないと思われますが
装備の考証以外です批判されている点については基本的には原作にもあったエピソードを踏襲しておりつまりはほぼ実際にあった事象が描写されたものとなっています
初期アフ装備に対する愛は良く分かりますし映画が原作の要素を表現し切れていない凡作なのは事実ですが
原作を読めばわかることつまり歴史をはじめとする知っていればわかることについて的外れな批判をされるのは浅慮が過ぎるのではないかと思います
原作を読んでいるのは事実ですが、記事を書く際に読み返して確認はしておらず、うろ覚えでした。
ちゃんと覚えてもいないのに一丁前に批判しているのは、おっしゃる通り浅はかでしかないですね。
映画の内容もこの記事を書いた当時は国内でソフト化されておらず、
一度見ただけの記憶で言及しておりますので、その点もうやむやさが多く含まれており、いささか精彩を欠いていると自覚しております。
批判するなら原作も映画も一行一行、1秒1秒確認した上でするべきですよね。
堪らずコメントさせてしまう程お気を悪くさせてしまい、申し訳ありませんでした。
ただ、当時映画をみた直後の気持ちの熱量や、当時の考察の浅さを自戒と共に記録に残す為にも、この記事もいただいたコメントも改変や削除はするつもりはありませんので、ご了承ください。
他の記事もご覧いただいているようなのでお分かりだと思いますが、
全記事非常に稚拙な内容しか書いておりません。
これからも原作ファンとしての意見様のお目汚しにしかならない駄文を書き続けることになると思いますが、
もしまた気が向いたら訪問していただければ幸いです。